JP6525700B2 - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents
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Description
図1は、本実施例に係る、画像処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。画像処理装置100は、例えばPC等であり、CPU101、RAM102、HDD103、汎用インターフェース(I/F)104、モニタ108、及びメインバス109を備える。そして、汎用I/F104によって、カメラなどの撮像装置105や、マウス、キーボードなどの入力装置106、及びメモリカードなどの外部メモリ107をメインバス109に接続される。
続いて、画像処理装置100におけるノイズ低減処理に係る論理構成を説明する。
続いて、色ノイズ低減処理部202について詳しく説明する。図2(b)は、色ノイズ低減処理部202の内部構成を示すブロック図である。図2(b)に示すように、色ノイズ低減処理部202は、縮小処理部210、色差補正部220、合成比率導出部230、色差評価値導出部240、及び拡大合成処理部250で構成される。そして、図3は、図2(b)で示す論理構成によって実現される処理全体の流れを示したシーケンス図である。以下、図2(b)及び図3を参照しつつ、色ノイズ低減処理部202の各部について説明する。
縮小処理部210は、入力された画像データに対し解像度を低減する処理(図3における縮小処理302a〜302c)を行なって、縮小画像データを生成する。図3に示す例では、入力画像の解像度をそれぞれ、1/2倍にする縮小処理302a、1/4倍にする縮小処理302b、1/8倍にする縮小処理302cを行なって、解像度の異なる3種類の縮小画像データを生成する。一般に画像データを縮小する際、ローパスフィルタ処理を行わないと折り返し雑音が発生してしまい、その折り返し雑音のパターンが、最終的に出力される画像データに現れてしまう。したがって、縮小処理を行う際には、例えば平均画素法やその他のローパスフィルタ処理を含んだアルゴリズムを用いるか、事前にローパスフィルタ処理を行った上でバイリニア法などを適用する。ローパスフィルタ処理に用いるフィルタは、縮小倍率に基づいて決定され、例えば、縮小倍率が1/2のときには、図4に示すようなフィルタが用いられる。なお、フィルタの大きさや係数は図4に示すフィルタに限られるものではない。以下では、入力画像データと当該入力画像データから生成された複数の縮小画像データとをまとめて「多重解像度画像データ」と呼ぶこととする。縮小処理によって生成された縮小画像データは、後述の色差補正処理で用いるためにRAM102に記憶される。
色差補正部230は、上述の多重解像度画像データに対し、予め設定された補正パラメータに基づいて、色ノイズが低減するように注目画素の色差を示す値(色差信号)を補正する処理(図3における色差補正処理303a〜303d)を行なう。ここで、補正パラメータとは、注目画素について所定の参照領域と平均化するか否かを判定するための各閾値を意味する。これらは、ノイズ量に応じて適切な値に変更することが望ましい。したがって、例えば撮影感度に応じて予め決めておいたり、注目画素とその周辺画素の情報に基づいて適応的に決定する。色差補正処理では、入力カラー画像データの注目画素の色差信号Cr、Cbの値が、例えば以下の式(1)及び式(2)を用いて補正される。
合成比率導出部240は、色差補正処理によって色ノイズが低減された多重解像度画像データに含まれる各画像データに対し、下位階層画像データとの合成比率を導出する処理(図3における合成比率導出処理304a〜304c)を行なう。ただし、図3のシーケンス図から明らかなように、最下位階層の画像データ(本実施例では1/8倍に縮小処理された縮小画像データ)は、自己よりも下位の画像データが存在しないため本処理の対象外である。ここで、合成比率は色差信号の急峻な変化の度合いに応じて決定され、例えば注目画素の色差信号Cr、Cbを入力としてエッジ検出することで導出可能である。具体的には、フィルタ係数[−1,2,−1]を有する空間フィルタを用い、水平方向と垂直方向にフィルタを適用した結果のうち、色エッジの度合いが高いと考えられる方を、予め定めた関数によって0〜1の間の係数Kにマッピングする。色エッジの度合いが高いと考えられるフィルタ適用結果ほど1に近い値の係数Kが、色エッジの度合いが低いと考えられるフィルタ適用結果ほど0に近い値の係数Kが出力される。そして、この係数Kが合成比率となる。なお、エッジ検出には輝度信号を用いてもよい。また、フィルタ係数や判定方法は上述したものに限らない。色エッジの度合いが高いと考えられるときに大きな値の合成比率、色エッジの度合いが低いと考えられるときに小さな値の合成比率が得られれば、どのように導出してもよい。導出された合成比率のデータは、後述の拡大合成処理で用いるため、RAM102に記憶される。
色差評価値導出部250は、色差補正部220で処理された多重解像度画像データに含まれる各画像データに対し、色差に基づく評価値を導出する処理(図3における色差評価値導出処理305a〜305d)を行なう。具体的には、注目画素を中心とした二次元的な領域と一次元的な領域に対し、それぞれ以下の式(7)〜式(9)を用いて色差評価値として、Yavg、Cravg、Cbavgがそれぞれ導出される。
拡大合成処理部250は、色差補正部220で処理された多重解像度画像データのうち解像度が異なる2種類の画像データを、合成比率導出部230で導出された合成比率と色差評価値導出部240で導出された色差評価値とに基づいて、合成する処理を行う。拡大合成処理部250は、さらに、拡大処理部251、優先使用判定部252及び画素値合成部253とで構成される。以下、拡大合成処理部250を構成する各部について説明する。
拡大処理部251は、多重解像度画像データにおける最上位階層の画像データ(入力画像データそのもの。図3における入力画像301)を除いた各階層の画像データを例えばバイリニア法によって2倍に拡大する処理(図3における拡大処理306a〜306c)を行なう。このとき拡大処理の対象となるのは、最下位階層の画像データは色差補正部220で処理された画像データであり、その他の下位階層の画像データは、後述の画素値合成処理による合成後の画像データである。図3のシーケンス図の例では、拡大処理306aの対象は色差補正処理303dが施された最下位階層の画像データとなっている。また、拡大処理306bの対象は後述の画素値合成処理308aが施された合成後の画像データとなっている。そして、拡大処理306cの対象は後述の画素値合成処理308bが施された合成後の画像データとなっている。なお、拡大処理の方法は、バイリニア法に限らず、例えばニアレストネイバー法、バイキュービック法、Lanczos法などを用いてもよい。
優先使用判定部252は、着目する画像データとその一つ下の階層の画像データとを合成する際に、優先的に下の階層の画像データを使用するかどうかを判定する処理(図3における優先使用判定処理307a〜307c)を行なう。この判定は、色差評価値導出部240で導出された色差評価値に基づいてなされる。ここで、「一つ下の階層の画像データ」とは、着目画像データよりも1段階解像度が低い画像データであって、当該着目する画像データと同じ解像度に上記拡大処理部251によって拡大処理された画像データを指す。図3のシーケンス図の例で説明する。まず、優先使用判定処理307aでは、入力画像データの1/4の解像度に縮小処理された画像データと、入力画像データの1/8の解像度に縮小処理されていた(拡大処理によって同じ解像度になった)画像データとの合成を行う際の判定がなされる。そして、優先使用判定処理307bでは、入力画像データの1/2の解像度に縮小処理された画像データと、入力画像データの1/4の解像度に縮小処理されていた(拡大処理によって同じ解像度になった)画像データとの合成を行う際の判定がなされる。そして、優先使用判定処理307cでは、入力画像データそのものと、入力画像データの1/2の解像度に縮小処理されていた(拡大処理によって同じ解像度になった)画像データとの合成を行う際の判定がなされる。
画素値合成部253は、着目する画像データの画素値と、その一つ下の階層の画像データを拡大処理した後の画像データ(着目する画像データと同じ解像度)の画素値を、各段階の合成比率導出処理によって導出された合成比率に基づいて合成する処理を行なう。図3においては、画素値合成処理308a〜308cがこれに対応する。具体的には、下位階層側の画素値をIdown、上位階層側の画素値をIup、合成比率をuとしたときの合成後の画素値Ipostが、以下の式(12)を用いて求められる。
次に、色ノイズ低減処理部202における各処理の大まかな流れについて説明する。図10は、色ノイズ低減処理における各処理の流れを示すフローチャートである。この一連の処理は、CPU101が、HDD130に格納されているプログラムをRAM102にロードし、実行することで実現される。
続いて、上述した図10のフローにおける縮小処理(ステップ1001)の詳細について説明する。図11は、縮小処理の流れを示すフローチャートである。
次に、上述した図10のフローにおける拡大合成処理(ステップ1005)の詳細について説明する。図12は、拡大合成処理の流れを示すフローチャートである。
実施例1では、画像処理アプリケーションで処理を行う例を説明したが、これらは撮像装置で撮影した画像データに対して撮像装置内の画像処理ハードウェア上で処理する方法であってもかまわない。また、クライアント装置からサーバ装置上の画像処理アプリケーションに画像データを送信し、サーバ装置上で画像データが処理されてもよい。
Claims (19)
- 入力画像データに対し縮小処理を行なって、解像度を低くした複数の階層の縮小画像データを生成する縮小処理手段と、
前記入力画像データ及び前記複数の階層の縮小画像データにおける注目画素の画素値を、ノイズが低減された値に補正する補正手段と、
前記入力画像データ及び前記複数の階層の縮小画像データのうち、着目する画像データと前記着目する画像データよりも解像度が低い下の階層の画像データとを合成するための合成比率を導出する導出手段と、
前記補正手段により補正された各画像データにおける前記注目画素を含む局所領域の画素値に基づいて、前記注目画素に対応する評価値を導出する評価値導出手段と、
導出された前記合成比率及び前記評価値に基づいて、前記補正が施された画像データのうち、前記着目する画像データと、前記下の階層の画像データとを合成する合成手段と、
を有し、
前記合成手段は、
前記評価値が所定の条件を満たす場合は、前記下の階層の画像データに対する比率が大きい所定の合成比率を用いて合成し、
前記評価値が前記所定の条件を満たさない場合は、前記着目する画像データと前記下の階層の画像データの少なくとも何れか一方に応じて導出された合成比率を用いて合成する
ことを特徴とする画像処理装置。 - 前記下の階層の画像データは、前記着目する画像データの一つ下の階層の画像データであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記合成手段は、
前記一つ下の階層の画像データを拡大する拡大処理手段と、
着目する画像データと前記一つ下の階層の画像データとを合成する際に、優先的に前記一つ下の階層の画像データを使用することが可能かどうかを、前記評価値に基づいて判定する優先使用判定手段と、
前記着目する画像データの画素値と、前記一つ下の階層の画像データであって前記拡大する処理により当該着目する画像データと同じ解像度に拡大された画像データの画素値とを、前記合成比率に基づいて合成する画素値合成手段と
を有することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記画素値合成手段は、以下の式を用いて合成後の画素値を求め、
上記式において、Ipostは合成後の画素値を、Idownは下位階層側の画像データの画素値を、Iupは上位階層側の画素値をそれぞれ表し、uは上位階層側の画像データをどれだけ使用するかを表す前記合成比率としての係数を表す、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。 - 前記評価値導出手段は、前記注目画素を中心とした二次元的な領域と、前記注目画素を中心とした複数の異なる方向の一次元的な領域とについて、前記評価値を導出することを特徴とする前記請求項3又は4の何れか一項に記載の画像処理装置。
- 前記優先使用判定手段は、前記二次元的な領域についての評価値によって前記注目画素とその周囲の画素が無彩色に近いかどうかを判定し、さらに前記一次元的な領域についての評価値によって色エッジがないことを判定することにより、優先的に前記一つ下の階層の画像データを使用することが可能かどうかを判定する
ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。 - 前記評価値導出手段は、前記入力画像データの輝度成分(Y)を表す輝度信号、色差成分(Cr、Cb)を表す色差信号に基づいて前記評価値を算出することを特徴とする請求項5又は6の何れか一項に記載の画像処理装置。
- 前記評価値導出手段は、前記輝度信号および前記色差信号のそれぞれについて以下の式を用いて前記評価値を算出し、
上記各式において、Yi、Cri、Cbiはそれぞれ前記二次元的な領域又は前記一次元的な領域内の画素を表し、Nは各領域を構成する画素数を表す、ことを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。 - 前記補正手段は、以下の式に従って、前記注目画素の色差成分(Cr、Cb)を表す色差信号の値を補正し、
上記式におけるCr[i]及びCb[i]はそれぞれ前記注目画素を含む所定の領域内の画素を表し、Mは当該所定の領域内の画素数を表す、
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記所定の領域内の画素は、前記注目画素に対して以下の式を満たす画素であり、
上記式において、Ydiff、Crdiff、Cbdiffは前記所定の領域内の各画素の値と所定の比較する画素値との差を表し、ThY、ThCr、ThCbはそれぞれ、輝度成分(Y)に対する閾値、色差成分(Cr、Cb)に対する閾値を表す、
ことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。 - 前記所定の比較する画素値は、前記注目画素の値又は前記注目画素の値にローパスフィルタを掛けた値であることを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
- 前記評価値が所定の条件を満たす場合は、前記所定の合成比率として、前記下の階層の画像データに対して100%を用いることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記導出手段は、前記着目する画像データと前記下の階層の画像データの少なくとも何れか一方に基づいて、画素毎にエッジの度合いに応じた合成比率を導出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記エッジの度合いに応じた合成比率は、
前記評価値が所定の条件を満たす場合は、前記所定の合成比率に上書きされ、
前記評価値が前記所定の条件を満たさない場合には、前記所定の合成比率に上書きされない、
ことを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。 - 前記合成手段は、前記着目する画像データと、前記下の階層の画像データとを画素毎に合成することを特徴とする請求項1乃至14の何れか一項に記載の画像処理装置。
- 前記優先使用判定手段は、前記評価値が前記所定の条件を満たすか否かによって、優先的に前記一つ下の階層の画像データを使用することが可能かどうかを判定することを特徴とする請求項3、5または6に記載の画像処理装置。
- 前記優先使用判定手段は、前記所定の条件として以下の式を用いて前記判定を行い、
上記式において、a及びbは階層と撮影感度に応じて設定する係数であり、階層が下又は撮影感度が小さいほど小さな値に設定する、
ことを特徴とする請求項16に記載の画像処理装置。 - 入力画像データに対し縮小処理を行なって、解像度を低くした複数の階層の縮小画像データを生成するステップと、
前記入力画像データ及び前記複数の階層の縮小画像データにおける注目画素の画素値を、ノイズが低減された値に補正するステップと、
前記入力画像データ及び前記複数の階層の縮小画像データのうち、着目する画像データと前記着目する画像データよりも解像度が低い下の階層の画像データとを合成するための合成比率を導出するステップと、
前記補正するステップで補正された各画像データにおける前記注目画素を含む局所領域の画素値に基づいて、前記注目画素に対応する評価値を導出するステップと、
導出された前記合成比率及び前記評価値に基づいて、前記補正が施された画像データのうち、前記着目する画像データと、前記下の階層の画像データとを合成するステップと、
を含み、
前記合成するステップでは、
前記評価値が所定の条件を満たす場合は、前記下の階層の画像データに対する比率が大きい所定の合成比率を用いて合成し、
前記評価値が前記所定の条件を満たさない場合は、前記着目する画像データと前記下の階層の画像データの少なくとも何れか一方に応じて導出された合成比率を用いて合成する、
ことを特徴とする画像処理方法。 - コンピュータを、請求項1乃至17のいずれか1項に記載の画像処理装置として機能させるためのプログラム。
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| JP2015082609A JP6525700B2 (ja) | 2015-04-14 | 2015-04-14 | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム |
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