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JP6525809B2 - 焦点検出装置及びその制御方法 - Google Patents
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Description

本発明は、被写体追尾処理と焦点検出が可能な撮像装置及びその制御方法に関する。
従来、デジタルスチルカメラ等の撮像装置において、連続して撮像される画像から任意の被写体像を抽出し、画像間で被写体を追尾し続ける機能がある。各画像における検出された被写体像の位置に基づいて、自動焦点調節や自動露出演算が行われる。このような被写体の追尾方法としては、画像内における被写体像の領域をテンプレートとしてテンプレートマッチングを行って被写体を探索する方法が知られている。しかしながら、例えば無地のシャツを着た人物の被写体のように、コントラストの低い領域が追尾対象に設定されると、コントラストの低い領域が検出され続けるため、焦点検出が困難になるおそれがある。
また、ユーザが液晶等の表示画面をタッチすることにより追尾対象が設定されると、追尾対象の領域に基づいて焦点検出するエリアが設定されることが知られている。ここで、タッチした位置が被写体の境界であった場合や、タッチする指で被写体が隠れてしまった場合等に、ユーザの意図しない被写体が追尾対象として設定されてしまう可能性がある。このような場合に、追尾対象として設定された被写体のコントラストが低いと、焦点検出が困難になるおそれがある。
このような問題に対して、特許文献1では、追尾枠に基づいて焦点検出領域を設定し、初回の合焦位置の検出が不能である場合に、被写体の追尾動作を禁止することが開示されている。
特開2009−186914号公報
ユーザにより選択された被写体のコントラストが低いなどの理由により焦点検出が正確に行われない場合、特許文献1に開示された方法では、追尾動作もAF制御も行われなくなる。
上記の課題に鑑みて、本発明は、指定された位置に基づいて被写体追尾処理および焦点検出を行う場合に、焦点検出に適していない被写体が指定されても、より精度の高い焦点検出を可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、撮影光学系を通過した光を光電変換する撮像手段から出力された画像信号により生成される画像の領域に対する位置の指定を受け付ける受け付け手段と、前記画像信号に基づいて、焦点状態の検出に関する所定の指標を算出する算出手段と、前記受け付け手段を介して指定された位置に対応する第2の領域における前記所定の指標が第1の状態を示すとき、前記第2の領域に基づいて前記画像に第1の領域を設定し、前記第2の領域における前記所定の指標が前記第1の状態よりも前記焦点状態の検出に適さない第2の状態を示し、かつ、前記第2の領域の近傍の第3の領域における前記所定の指標が前記第1の状態を示すとき、前記第3の領域に基づいて前記画像に前記第1の領域を設定する設定手段と、前記第1の領域に対応する被写体の領域を、連続的に生成される前記画像から検出する被写体検出手段と、前記被写体検出手段によって検出された被写体の領域に対応する前記画像信号に基づいて、焦点状態を検出する焦点検出手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、指定された位置に基づいて被写体追尾処理および焦点検出を行う場合に、焦点検出に適していない被写体が指定されても、より精度の高い焦点検出が可能になる。
デジタルカメラの構成を示すブロック図である。 撮像面位相検出方式の焦点検出が可能な撮像素子の画素配列の概略を示す図である。 撮像面位相差検出方式の焦点検出処理を示すフローチャートである。 撮像面位相差検出方式の焦点検出領域から取得された焦点検出信号の一例を示す図である。 焦点検出信号の相関量と相関変化量を説明する図である。 本実施形態のAF処理を示すフローチャートである。 実施例1の追尾開始領域設定処理を示すフローチャートである。 追尾開始領域の補正方法を説明する図である。 実施例2の追尾開始領域設定処理を示すフローチャートである。
〔実施例1〕
以下、実施例1では、本発明に係る撮像装置の一例として、レンズ交換可能な一眼レフタイプのデジタルカメラを例に説明する。
図1は、本実施例におけるデジタルカメラの構成を示すブロック図である。本実施例のデジタルカメラは、レンズ交換式の一眼レフカメラであり、レンズユニット100を装着可能なカメラ本体120を備える。レンズユニット100は、図中央の点線で示されるマウントMを介してカメラ本体120に着脱可能に装着され、マウントMに設けられた電気接点を介して電源の供給やデータの通信が行われる。なお、レンズ交換式以外のデジタルカメラ等の撮像装置においても、本発明を適用することができる。
レンズユニット100は、第1レンズ群101、絞り兼用シャッタ102、第2レンズ群103、フォーカスレンズ群(以下、単に「フォーカスレンズ」という)104を有する。このようにレンズユニット100は、フォーカスレンズ104を含むと共に被写体の像を形成する撮影光学系を有する。
第1レンズ群101は、レンズユニット100の先端に配置され、光軸方向OAに進退可能に保持される。絞り兼用シャッタ102は、その開口径を調節することで撮影時の光量調節を行う他、静止画撮影時には露光秒時調節用シャッタとして機能する。絞り兼用シャッタ102及び第2レンズ群103は一体として光軸方向OAに進退し、第1レンズ群101の進退動作との連動によりズーム機能を実現する。フォーカスレンズ104は、光軸方向OAに進退することで焦点調節を行う。
ズームアクチュエータ111は、第1レンズ群101や第3レンズ群103を光軸方向OAに進退駆動し、ズーム動作を行なう。絞りシャッタアクチュエータ112は、絞り兼用シャッタ102の開口径を制御して撮影光量を調節すると共に、静止画撮影時の露光時間制御を行なう。
フォーカスアクチュエータ113は、フォーカスレンズ104を光軸方向OAに進退駆動する。フォーカスアクチュエータ113は、フォーカスレンズ104の現在位置を検出する位置検出部としての機能が備わっている。
ズーム駆動回路114は、撮影者のズーム操作に応じてズームアクチュエータ111を駆動する。シャッタ駆動回路115は、絞りシャッタアクチュエータ112を駆動制御して絞り兼用シャッタ102の開口を制御する。フォーカス駆動回路116は、焦点検出結果に基づいてフォーカスアクチュエータ113を駆動制御し、フォーカスレンズ104を光軸方向OAに進退駆動して焦点調節を行う。
レンズMPU117は、撮像素子122上に被写体像を結像させる撮影光学系に係る演算および制御を行い、ズーム駆動回路114、シャッタ駆動回路115、フォーカス駆動回路116、レンズメモリ118を制御する。また、レンズMPU117は、現在のレンズ位置を検出し、カメラMPU125からの要求に対してレンズ位置情報を通知する。レンズメモリ118には自動焦点調節(AF)に必要な光学情報が記憶される。
カメラ本体120は、光学的ローパスフィルタ121、撮像素子122を有する。光学的ローパスフィルタ121は、撮影画像の偽色やモアレを軽減する。撮像素子122は、CMOSセンサまたはCCDセンサとその周辺回路で構成されている。横方向m画素、縦方向n画素の各受光ピクセルにおいて、それぞれ光電変換部が配置され、撮影光学系を通過した光束を光電変換して画像信号を生成する。撮像素子122は、全画素の独立な出力が可能なように構成されている。
また、本実施例の撮像素子122は、撮像面位相差検出方式の焦点調節(以下、撮像面位相差AF)に用いる焦点検出信号を取得可能に構成されている。図2は、本実施例における撮像素子122の画素配列の概略を示す図であり、撮像素子122の一例としての2次元CMOSセンサの画素配列を、撮像画素の4列×4行の範囲で示したものである。
本実施例において、画素群200は2列×2行の画素からなり、ベイヤー配列のカラーフィルタにより覆われているものとする。そして、各画素群200において、R(赤)の分光感度を有する画素200Rが左上の位置に、G(緑)の分光感度を有する画素200Gが右上と左下の位置に、B(青)の分光感度を有する画素200Bが右下の位置に配置されている。
さらに、本実施形態の撮像素子122は、撮像面位相差AFを行うために、各画素において、1つのマイクロレンズ215に対し、複数のフォトダイオード(光電変換部)を保持している。本実施例では、各画素、2列×1行に配列された2つのフォトダイオード211、212により構成されているものとする。なお、本実施例では各画素において、1つのマイクロレンズ215に対して2つのフォトダイオード211、212を有する構成としているが、フォトダイオードの数は2つに限定されず、それ以上であってもよい。
撮像素子122は、図2に示す4列×4行の画素(8列×4行のフォトダイオード)からなる画素群200を撮像面上に多数配置することで、撮像信号及び焦点検出信号の取得を可能としている。このような構成を有する各画素では、光束をマイクロレンズ215で分離し、フォトダイオード211、212に結像する。そして、2つのフォトダイオード211、212からの信号を加算した信号(A+B信号)を撮像信号、個々のフォトダイオード211、212からそれぞれ読み出した2つの信号(A、B像信号)を焦点検出信号として用いる。
また、撮像面位相差AFが可能な撮像素子122の別の構成として、マイクロレンズに対して受光部の開口位置が異なる画素を焦点検出用画素として複数備えてもよい。この場合、撮像素子122は、撮影光学系の射出瞳の全域を通る光束を各々が受光する複数の撮影用画素とともに、各々が撮影光学系の異なる射出瞳の領域を通る光束を受光する複数の焦点検出用画素を更に有する。複数の焦点検出用画素は、全体として撮影光学系の射出瞳の全域を通る光束を受光することができる。例えば、撮像素子122における2行×2列の画素のうち、対角に配置される一対のG画素は撮影用画素として残し、R画素とB画素を焦点検出用画素に置き換える構成でもよい。
撮像素子駆動回路123は、撮像素子122の動作を制御するとともに、取得した画像信号をA/D変換してカメラMPU125に送信する。画像処理回路124は、撮像素子122が取得した画像のγ変換、カラー補間、JPEG圧縮などの各種処理を行う。
カメラMPU(プロセッサ)125は、カメラ本体120に係る演算、制御を行い、撮像素子駆動回路123、画像処理回路124、表示部126、操作SW127、メモリ128、撮像面位相差焦点検出部129、TVAF焦点検出部130を制御する。
カメラMPU125は、マウントMの電気接点を介してレンズMPU117と接続され、レンズMPU117に対してレンズ位置などのレンズ情報の取得要求やレンズ駆動指示を送信する。レンズMPU117から取得するレンズ情報としては、レンズユニット100に固有の光学情報や識別情報などがある。
カメラMPU125には、カメラ動作を制御するプログラムを格納したROM125a、変数を記憶するRAM125b、諸パラメータを記憶するEEPROM125cが内蔵されている。カメラMPU125は、ROM125aに格納したプログラムにより焦点調節処理を実行する。本実施例では、後述する撮像面位相差検出方式とコントラスト検出方式の焦点検出結果の一方または両方に基づいて、カメラMPU125がフォーカスレンズ104の駆動をレンズMPU117に指示することで、焦点調節が実現される。
表示部126は、LCDなどを用いて構成され、カメラの撮影モードに関する情報、プレビュー画像と撮影後の確認用画像、焦点検出時の合焦状態表示画像などを表示する。操作SW127は、電源スイッチ、レリーズ(撮影トリガ)スイッチ、ズーム操作スイッチ、撮影モード選択スイッチ等で構成される。本実施例のメモリ128は、着脱可能なフラッシュメモリで、撮影された画像を記録する。
撮像面位相差焦点検出部129は、撮像素子122から出力された焦点検出信号(一対の像信号)を用いて位相差検出方式での焦点検出処理を行う。ここで、撮像面位相差検出方式の焦点検出処理について、図3〜図5を用いて説明する。
図3は、撮像面位相差検出方式の焦点検出処理を示すフローチャートであり、撮像面位相差焦点検出部129により行われる。まず、S301において、撮像面位相差焦点検出部129は、設定された焦点検出領域に対応する撮像素子122の画素領域から一対の像信号(焦点検出信号)を取得する。ここでの焦点検出領域は、後述する追尾処理を行う場合には、追尾処理を行う被写体領域に基づいて設定される領域である。
次に、S302において、撮像面位相差焦点検出部129は、S301で取得した一対の像信号から相関量を算出する。続いて、S303では、撮像面位相差焦点検出部129は、S302で算出した相関量から相関変化量を算出する。そして、S304において、撮像面位相差焦点検出部129は、S303で算出した相関変化量からピントずれ量を算出する。
また、S305では、撮像面位相差焦点検出部129は、S301で取得した像信号の信頼度を算出する。この信頼度は、S304で算出したピントずれ量がどれだけ信頼できるのかを表す信頼度に相当する。そして、S306では、撮像面位相差焦点検出部129は、ピントずれ量をデフォーカス量に変換する。
図4及び図5を用いて、図3で説明した焦点検出処理を詳細に説明する。図4は、焦点検出領域から取得された焦点検出信号の一例を示す図である。sからtが焦点検出範囲を示し、pからqがシフト量を踏まえた焦点検出演算に必要な演算領域を示している。またxからyは、分割した1つ分の焦点検出領域を示している。一対の焦点検出信号のうち、実線がA像信号401、破線がB像信号402を示すとする。
図4(a)は、シフト前のA像信号401、B像信号402を波形で表した図である。図4(b)は、図4(a)に示すシフト前のA像信号401、B像信号402の波形に対しプラス方向にシフトした図である。図4(c)は、図4(a)に示すシフト前のA像信号401、B像信号402の波形に対しマイナス方向にシフトした図である。相関量を算出する際には、それぞれ矢印の方向にA像信号401、B像信号402を1ビットずつシフトする。
続いて、S302における相関量CORの算出法について説明する。まず、図4(b)と(c)で説明したように、A像信号401とB像信号402を1ビットずつシフトしていき、各シフト状態におけるA像信号401とB像信号402との差の絶対値の和を、焦点検出領域405〜409それぞれについて算出する。ここで、最小シフト数はp−s、最大シフト数はq−tである。また、シフト量をiで表し、xを焦点検出領域の開始座標、yを焦点検出領域の終了座標とすると、以下の式(1)によって相関量CORを算出することができる。
Figure 0006525809
図5(a)は、相関量の変化の一例を示した図であり、グラフの横軸はシフト量、縦軸は相関量を示す。相関量波形501において、極値周辺の領域502、503が示されている。この中でも相関量が小さい方ほど、A像信号401とB像信号402の一致度が高いと言える。
続いて、S303における相関変化量ΔCORの算出法について説明する。まず、図5(a)に示す相関量波形より、1シフト飛ばしの相関量の差から相関変化量を算出する。この時、最小シフト数は図4中のp−s、最大シフト数は図4中のq−tである。シフト量をiで表すと、以下の式(2)によって相関変化量ΔCORを算出することができる。
ΔCOR[i]=ΔCOR[i−1]−ΔCOR[i+1]
(p−s+1)<i<(q−t−1) (2)
図5(b)は、相関変化量ΔCORの一例を示した図であり、グラフの横軸はシフト量、縦軸は相関変化量を示す。相関変化量波形504において、領域505や506で相関変化量がプラスからマイナスになる。このように相関変化量が0となった状態をゼロクロスと呼び、A像信号401とB像信号402の一致度が最も高く、その時のシフト量に基づいてピントずれ量が得られる。
図5(c)は、図5(b)の領域505を拡大したもので、507は相関変化量波形504の一部分である。図5(c)を用いて、S304におけるピントずれ量PRDの算出法について説明する。まず、ピントずれ量PRDは整数部分βと小数部分αに分けられる。小数部分αは、図5(c)中の三角形ABCと三角形ADEの相似の関係から、以下の式(3)によって算出することができる。
Figure 0006525809
一方、整数部分βは、図5(c)より、以下の式(4)によって算出することができる。
β=k−1 (4)
以上のようにして得られたαとβの和から、ピントずれ量PRDを算出することができる。
また、図5(b)のように複数のゼロクロスが存在する場合は、ゼロクロスでの相関量変化の急峻性maxder(以下、「急峻性」と呼ぶ。)が大きいところを第1のゼロクロスとする。この急峻性は合焦位置の特定のし易さを示す指標で、値が大きいほど合焦位置を特定し易い点であることを示す。急峻性は以下の式(5)によって算出することができる。
maxder=|ΔCOR[k−1]|+|ΔCOR[k]| (5)
以上のように、ゼロクロスが複数存在する場合は、ゼロクロスでの急峻性によって第1のゼロクロスを決定する。
続いて、S305における像信号の信頼度の算出法について説明する。信頼度は、前述した急峻性や、A像信号とB像信号との一致度fnclvl(以下、「2像一致度」と呼ぶ)によって定義することができる。2像一致度はピントずれ量の精度を表す指標で、値が小さいほど精度が良い。
図5(d)は、図5(a)の極値付近の領域502を拡大したもので、相関量波形501の一部分508である。2像一致度は以下の式(6)によって算出することができる。
(i) ΔCOR[k−1]×2≦maxderのとき
fnclvl=COR[k−1]+ΔCOR[k−1]/4
(ii) ΔCOR[K−1]×2>maxderのとき
fnclvl=COR[k]−ΔCOR[k]/4 (6)
図1の説明に戻る。TVAF焦点検出部130は、画像処理回路124にて得られた画像信号のコントラスト成分によりコントラスト方式(TVAF方式)の焦点検出(焦点状態の検出)処理を行う。コントラスト方式の焦点検出処理では、フォーカスレンズ104を移動させながらコントラスト評価値(TVAF評価値、焦点信号)を取得し、TVAF評価値がピークとなるフォーカスレンズの位置を検出することで合焦位置を検出する。TVAF評価値は、焦点検出領域に対応する撮像素子122の画素領域から得られる画像信号の高周波数成分に基づいて算出される。
表示部126に設けられるタッチパネル131は、ユーザによるタッチ操作を受け付ける。カメラMPUは、タッチパネル131を介してタッチされた位置に基づいて、追尾処理を開始するための追尾開始領域を設定する。追尾処理を開始すると、画像に重畳して、追尾対象の被写体に対応する焦点検出領域を示す枠などが表示部126に表示される。撮像面位相差焦点検出部129およびTVAF焦点検出部130による焦点検出に用いられる信号が当該領域から取得される。なお、追尾処理の開始は、操作SW127によって行うこともできる。
次に、図6を参照して、カメラMPU125が実行する自動焦点調節(AF)処理について説明する。図は、本実施形態におけるAF処理の流れを示すフローチャートであり、「S」はステップの略である。
図6のフローチャートは、表示部126にプレビュー画像を表示する所謂ライブビュー撮影中または動画記録中に、ユーザにより位置指定操作がされたときに実行される処理である。位置指定操作は、上述したタッチパネル131以外を介したタッチ操作の他に、上下左右方向への指示が可能な方向釦などを介した操作がある。ここでの位置指定操作は、焦点検出領域の位置を指定する操作に相当する。なお、後述する追尾モードの場合には、ここでの位置指定操作は、追尾処理を開始する領域(追尾開始領域)の位置を指定する操作とも言える。
S601において、カメラMPU125は、ユーザにより指定された位置を検出する。
次に、S602において、カメラMPU125はAFモードが追尾モードになっているかどうかを判断する。追尾モードとは、追尾処理を行う被写体領域にAF枠(焦点検出領域)を設定してAFを行うモードである。AFモードの設定はメニュー画面等から行うことができる。AFモードが追尾ではない場合(例えば焦点検出領域を任意で選択するモード)は追尾開始領域の設定を行う必要はないため、追尾開始領域の設定を行わずにS605へ進む。追尾以外のAFモードでは、ユーザにより指定された位置にAF枠を設定してAFを行う。この場合、後述するような追尾開始領域の補正処理は行われない。AFモードが追尾の場合はS603へ進む。
S603では、カメラMPU125は、追尾開始領域の設定を行う。追尾開始領域の設定処理の詳細については、図7を用いて後述する。
S604では、カメラMPU125は、S603で設定された追尾開始領域に含まれる被写体に基づいて、画像処理回路124を介して追尾処理を開始する。追尾処理の方法としては、例えば、画像の色情報を用いる方法や、被写体が人物の顔の場合は顔検出情報を用いる方法があり、特に限定されない。
S605では、カメラMPU125は、焦点検出領域を設定し、表示部126にAF枠を表示する。ここで、AFモードが追尾モードの場合には、S604で開始された追尾処理の追尾対象となる被写体の領域に焦点検出領域を設定し、追尾モードでない場合には、S601で検出された位置に対応する領域に焦点検出領域を設定する。
S606では、カメラMPU125は、動画サーボAFがONになっているかどうかを判定する。動画サーボAFとは、ユーザによりAFを指示する操作が行われていなくてもAFを継続的に行うモードである。動画サーボAFのON/OFF設定はメニュー画面等から行うことができる。動画サーボAFがONの場合はS608に進む。動画サーボAFがOFFの場合はS607に進み、カメラMPU125は、操作SW127を介して焦点検出を指示する操作が行われたかどうかを判定する。焦点検出を指示する操作が行われたらS608へ進む。
S608では、カメラMPU125は、焦点検出領域で取得された信号に基づいて、TVAF焦点検出部130により焦点検出を行う。なお、撮像面位相差焦点検出部129の検出結果を併用しても良い。S609では、カメラMPU125は、S608の焦点検出結果に基づいて、レンズMPUを介してフォーカスレンズ104を駆動する。動画サーボAFがONの場合は、S608の焦点検出処理およびS609のレンズ駆動が繰り返し行われる。
次に、S603における追尾開始領域設定処理について、図7を用いて説明する。図7は、本実施例の追尾開始領域設定処理を示すフローチャートである。
S701において、カメラMPU125は、ユーザによる位置指定操作がタッチパネル131を介したタッチ操作であったかどうかを判断する。タッチ操作以外の操作により位置指定された場合はS710に進み、カメラMPU125は、指定された位置に基づく領域をそのまま追尾開始領域として設定する。これは、例えば方向釦などを介してAF枠を移動させる操作が行われた場合、タッチ操作のように指が邪魔になってユーザの意図しない被写体で追尾処理やAFが開始されてしまう可能性が低いためである。タッチ操作により位置指定された場合はS702へ進む。
S702では、カメラMPUは、前述した動画サーボAFがONになっているかどうかを判断する。動画サーボAFがOFFになっている場合はS710に進み、タッチ操作により指定された位置に基づく領域をそのまま追尾開始領域として設定する。動画サーボAFがOFFの場合は、S607でAFが指示される前の追尾処理においてAFが行われない。そのため、焦点検出を苦手とする被写体が選択されて追尾処理が開始されたとしても、そもそもAFを行わないため問題ない。動画サーボAFがONの場合はS703に進む。
S703では、カメラMPU125は、画面全体を複数の領域に分割し、分割して形成された領域(分割領域)ごとにTVAF評価値を取得する。これは、指定された位置の被写体がAFに適しているかどうかを判断するための処理である。
S704では、カメラMPU125は、S703で取得した分割領域のTVAF評価値を用いて、指定された位置を含む所定の領域において低コントラスト点数を算出する。この処理は、分割領域ごとに被写体が低コントラストであるかどうかを判定するための処理である。ここで、所定の領域は、指定された位置に対応する分割領域を含む、複数の分割領域から構成される。本実施例では、指定された位置に対応する分割領域とその周囲の分割領域の合計3×3の分割領域を所定の領域として説明するが、所定の領域の設定方法はこれに限定されない。
S704の処理について、図8を用いて説明する。図8では、画面全体を複数の領域に分割した状態を示している。図8では画面全体を7×7に分割した場合を示しているが、分割の仕方はこれに限定されない。
図8(a)において、ユーザにより指定された位置に対応する分割領域801が示されている。図8(b)では、分割領域ごとに取得されたTVAF評価値が予め決められた第1の閾値を超えているかどうかを示している。TVAF評価値が第1の閾値を超えている(高コントラスト)場合には「高」、AF評価値が第1の閾値以下(低コントラスト)の場合は「低」が示されている。図8(b)において、ユーザにより指定された分割領域801はコントラスト「低」と判定されている。
図8(c)では、所定の領域内の分割領域ごとに、算出された低コントラスト点数が示されている。低コントラスト点数は、対象となる分割領域および周囲の分割領域(合計9個)のうち、図8(b)においてコントラストが「低」と判定された分割領域の数に対応する値である。例えば分割領域801および周囲の分割領域のうち、コントラスト「低」と判定されているのは6個であるため、点数は6となる。同様の方法で、分割領域802については点数が9、分割領域803については点数が3、分割領域804については点数が3となる。
次に、S705では、カメラMPU125は、指定された位置に対応する分割領域の低コントラスト点数が予め決められた第2の閾値より大きいかどうかを判定する。ここで、低コントラスト点数が高いほど指定された位置付近の被写体が低コントラストであることを意味する。そのため、低コントラスト点数が第2の閾値よりも大きい場合には、低コントラストであるためAFに適した被写体ではないと判断する。
本実施例では、画像信号に基づいて焦点検出に関する指標を算出し、この指標を用いて、指定された位置の被写体がAFに適した被写体であるかどうかを判断する。そして、指定された位置の被写体がAFに適した被写体でないと判断された場合、近傍の領域における指標に基づいて、AFに適した被写体であると判断される領域に被写体開始領域を補正する。これにより、焦点検出により適した被写体が追尾対象となり、結果的に焦点検出により適した領域に焦点検出領域が補正されると言える。本実施例においては、この指標として、上述の低コントラスト点数を用いるものとして説明する。
S705において、指定された位置に対応する分割領域の低コントラスト点数が第2の閾値を超えていないと判断された場合は、S710に進む。この場合、指定された位置の被写体はAFに適した被写体であるため、指定された位置に基づく領域をそのまま追尾開始領域として設定する。つまり、焦点検出領域の補正は行わない。一方、指定された位置に対応する分割領域の低コントラスト点数が第2の閾値を超えると判断された場合は、S706に進む。
S706では、カメラMPU125は、所定の領域内で低コントラスト点数が第2の閾値よりも小さい分割領域が存在するかどうかを判定する。第2の閾値よりも小さい分割領域がない場合、S710に進み、指定された位置に基づく領域をそのまま追尾開始領域として設定する。この場合、周囲に高コントラストの分割領域がないため、指定された位置の周囲にAFに適した被写体が存在していないと判断される。このような場合、ユーザにより指定された領域の周囲に追尾開始領域を変更しても、変更された追尾対象の被写体が低コントラストのため、焦点検出の精度が高くならない。そのため、ユーザにより指定された位置を優先して、追尾開始領域の補正は行わない。つまり、焦点検出領域の補正は行わない。所定の領域内に第2の閾値よりも小さい分割領域がある場合、S707に進む。
S707では、カメラMPU125は、所定の領域内で、低コントラスト点数が最小となる分割領域が1つのみかどうかを判断する。低コントラスト点数が最小となる分割領域が1つの場合はS708に進み、複数の場合はS709に進む。
S708では、カメラMPU125は、低コントラスト点数が最小となる分割領域に基づいて追尾領域を設定するする。つまり、最もコントラストが高い分割領域に基づいて追尾開始領域の位置を補正することで、AFに適した被写体でAFが行われるように焦点検出領域を補正する。
一方、S709では、カメラMPU125は、低コントラスト点数が最小となる複数の分割領域の中で、TVAF評価値が最大の分割領域に基づいて追尾開始領域を設定する。この場合も、S708と同様に、AFに適した被写体でAFが行われるように、追尾開始領域を補正することで焦点検出領域を補正する。
図8(c)では、上述した第2の閾値を「4」とした場合に、指定された位置に対応する分割領域の低コントラスト点数は「6」のため、第2の閾値を超えている。そこで、周囲の分割領域の中で低コントラスト点数が最小である分割領域803と804のうち、TVAF評価値が最大となる分割領域が選択される。図8(c)の例では、分割領域803のTVAF評価値が10000、分割領域804のTVAF評価値が8000であるので、分割領域803が追尾開始領域805に選択される。その結果、図8(d)のように、指定された位置に対応する分割領域に対して、追尾開始領域が下側に補正された状態になる。なお、第2の閾値は「4」に限定されない。
なお、分割領域に基づいて追尾開始領域を設定する際に、分割領域と追尾開始領域とが完全に同一の領域でなくてもよい。また、AFに適していない分割領域を判定する方法は、上述したように低コントラスト点数を用いて判定する方法に限定されず、画像信号のコントラストを示す何らかの指標を用いて判定すればよい。
図7の処理により追尾開始領域が設定されると、S604で追尾処理が開始され、S605で追尾開始領域に基づいて設定された焦点検出領域の位置を示すAF枠が表示される。
また、タッチ操作が行われた際には、タッチされた位置の下側が指で隠れてしまうことで、タッチされた位置よりも下側に意図した被写体がある場合が多い。そのため、指定された位置よりも下側に位置する領域に優先して追尾開始領域が設定されやすいように補正してもよい。例えば、低コントラスト点数が最小となる分割領域を決める際に、指定された位置に対応する分割領域よりも下側の分割領域の重みづけを大きくしてもよい。また、低コントラスト点数が最小となる分割領域が複数ある場合に、下側に位置する分割領域を優先的に選択するようにしてもよい。
以上のように、本実施例では、ユーザにより指定された位置に基づいて追尾処理と焦点検出を行う際に、指定された位置近傍のコントラスト状態を判定する。指定された位置における被写体のコントラストが低く、焦点検出に適していない被写体であると判定された場合には、近傍のコントラストが高い領域に追尾開始領域を補正して、より焦点検出に適した被写体を追尾対象とする。これにより、ユーザが意図する被写体において、追尾対象のコントラストが低い場合であっても、より精度の高い焦点検出を行うことができる。
〔実施例2〕
以下、実施例2について図面を参照して説明する。なお、実施例1と同じ構成については説明を省略し、以下では異なる部分を中心に説明する。実施例1ではTVAF評価値を用いて焦点検出に適していない被写体を判定したが、実施例2では撮像面位相差AFの信頼性を用いて判定するところが異なる。実施例2では撮像面位相差AFによりS608の焦点検出を行うが、TVAF方式を併用してもよい。
図9を用いて、実施例2における追尾開始領域設定処理について説明する。図9は、図6のS603で実行される追尾開始領域処理を説明するためのフローチャートである。
S901およびS902の判定は、図7のS701およびS702の判定と同様である。タッチ操作以外の操作により位置指定された場合、あるいは動画サーボAFがOFFの場合、S910に進む。S910では、図7のS710と同様に、タッチ操作により指定された位置に基づく領域をそのまま追尾開始領域として設定する。タッチ操作により位置指定され、かつ動画サーボAFがONの場合、S903に進む。
S903では、カメラMPU125は、画面全体を複数の領域に分割して、分割した領域(分割領域)ごとに、撮像面位相差焦点検出部129を用いて撮像面位相差検出方式による焦点検出を行う。これは、指定された位置の被写体がAFに適しているかどうかを判断するための処理である。
S904では、カメラMPU125は、S903で得られた分割領域の焦点検出結果を用いて、指定された位置を含む所定の領域において焦点検出結果の信頼性を算出する。この処理は、分割領域ごとに焦点検出に適した被写体であるかどうかを判定するための処理である。ここで、所定の領域は、指定された位置に対応する分割領域を含む、複数の分割領域から構成される。本実施例では、指定された位置に対応する分割領域とその周囲の分割領域の合計3×3の分割領域を所定の領域として説明するが、所定の領域の設定方法はこれに限定されない。なお、ここでの信頼性は、図3のS305で説明した像信号の信頼性であり、一対の像信号の一致度やコントラスト情報に基づく値である。信頼性の算出にコントラスト情報を用いるのは、位相差検出方式の特性上、コントラストが高い像信号のほうがより焦点検出精度が高いためである。
S905では、カメラMPU125は、指定された位置に対応する分割領域の信頼性が所定の基準よりも高いかどうかを判断する。所定の基準としては、例えば、デフォーカス量が信頼できるような閾値を設定する。指定された位置に対応する分割領域の信頼性が所定の基準よりも高い場合、S910に進む。この場合、指定された位置の被写体はAFに適した被写体であるため、指定された位置に基づく領域をそのまま追尾開始領域として設定する。一方、指定された位置に対応する分割領域の信頼性が所定の基準に満たない場合、S906に進む。
S906では、カメラMPU125は、所定の領域内で信頼性が所定の基準よりも高い分割領域が存在するかどうかを判定する。信頼性が所定の基準よりも高い分割領域が存在しない場合は、S910に進み、指定された位置に基づく領域をそのまま追尾開始領域として設定する。この場合、周囲に信頼性が高い分割領域がないため、指定された位置の周囲にAFに適した被写体が存在していないと判断される。このような場合、ユーザにより指定された領域の周囲に追尾開始領域を変更しても、変更された追尾対象の被写体の焦点検出の信頼性が低いため、焦点検出の精度が高くならない。そのため、ユーザにより指定された位置を優先して、追尾開始領域の補正は行わない。つまり、焦点検出領域の補正は行わない。信頼性が所定の基準よりも高い分割領域がある場合、S907に進む。
S907では、カメラMPU125は、信頼性が所定の基準よりも高い分割領域の中で、デフォーカス方向が至近側の分割領域が存在するかどうかを判断する。デフォーカス方向が至近側の分割領域が存在する場合、S909に進み、信頼性が所定の基準よりも高い分割領域の中で、最も至近側のデフォーカス量が取得された分割領域に基づいて追尾開始領域を設定する。このように、最も至近側の分割領域を選択することで、背景側の被写体に焦点検出領域が設定されるのを防ぐことができる。つまり、信頼性が高い分割領域の中で、最も至近側の被写体を含む分割領域に基づいて追尾開始領域の位置を補正することで、AFに適した被写体でAFが行われるように焦点検出領域を補正する。
一方、S908に進む場合は、信頼性が所定の基準よりも高い分割領域のデフォーカス方向が全て無限遠方向の場合である。この場合、カメラMPU125は、信頼性が所定の基準よりも高い分割領域の中で、デフォーカス量が第3の閾値よりも小さい分割領域が存在するかどうかを判断する。デフォーカス量が第3の閾値よりも小さい分割領域が存在する場合はS909に進み、信頼性が所定の基準よりも高い分割領域の中で、最も至近側のデフォーカス量が取得された分割領域に基づいて追尾開始領域を設定する。デフォーカス量が第3の閾値よりも小さい分割領域が存在しない(全ての分割領域のデフォーカス量が第3の閾値以上)場合はS910に進み、指定された位置に基づく領域をそのまま追尾開始領域として設定する。デフォーカス方向が無限遠側でデフォーカス量が大きい場合、背景の被写体である可能性が高い。そのため、このような分割領域に焦点検出領域を設定すると、ユーザが意図しない被写体でAFが行われるおそれがあるため、追尾開始領域の補正は行わない。つまり、焦点検出領域の補正は行わない。
なお、分割領域に基づいて追尾開始領域を設定する際に、分割領域と追尾開始領域とが完全に同一の領域でなくてもよい。また、本実施例においても、指定された位置よりも下側に位置する領域に優先して追尾開始領域が設定されやすいように補正してもよい。例えば、指定された位置に対応する分割領域よりも下側の分割領域の重みづけを大きくしてもよい。
以上のように、本実施例では、ユーザにより指定された位置に基づいて追尾処理と焦点検出を行う際に、指定された位置近傍の像信号の信頼性を判定する。指定された位置における像信号の信頼性が低く、焦点検出に適していない被写体であると判定された場合に、近傍において像信号の信頼性が高く至近側の被写体を含む領域に追尾開始領域を補正して、より焦点検出に適した被写体を追尾対象とする。これにより、ユーザが意図する被写体において、追尾対象のコントラストが低い場合であっても、より精度の高い焦点検出を行うことができる。また、本実施例では、指定された位置近傍のデフォーカス方向およびデフォーカス量に基づいて追尾開始領域の補正を行うので、背景の被写体に焦点検出領域が設定されるのを防ぐことができる。
<他の実施形態>
本発明の目的は以下のようにしても達成できる。すなわち、前述した実施形態の機能を実現するための手順が記述されたソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムまたは装置に供給する。そしてそのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPU、MPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体およびプログラムは本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどが挙げられる。また、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等も用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行可能とすることにより、前述した各実施形態の機能が実現される。さらに、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、以下の場合も含まれる。まず記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う。
また、本発明はデジタルカメラのような撮影を主目的とした機器に限定されず、携帯電話、パーソナルコンピュータ(ラップトップ型、デスクトップ型、タブレット型など)、ゲーム機など、撮像装置を内蔵もしくは外部接続する任意の機器に適用可能である。従って、本明細書における「撮像装置」は、撮像機能を備えた任意の電子機器を包含することが意図されている。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
122 撮像素子
124 画像処理回路
125 カメラMPU
129 撮像面位相差焦点検出部
130 TVAF焦点検出部
131 タッチパネル

Claims (16)

  1. 撮影光学系を通過した光を光電変換する撮像手段から出力された画像信号により生成される画像の領域に対する位置の指定を受け付ける受け付け手段と、
    前記画像信号に基づいて、焦点状態の検出に関する所定の指標を算出する算出手段と、
    前記受け付け手段を介して指定された位置に対応する第2の領域における前記所定の指標が第1の状態を示すとき、前記第2の領域に基づいて前記画像に第1の領域を設定し、前記第2の領域における前記所定の指標が前記第1の状態よりも前記焦点状態の検出に適さない第2の状態を示し、かつ、前記第2の領域の近傍の第3の領域における前記所定の指標が前記第1の状態を示すとき、前記第3の領域に基づいて前記画像に前記第1の領域を設定する設定手段と、
    前記第1の領域に対応する被写体の領域を、連続的に生成される前記画像から検出する被写体検出手段と、
    前記被写体検出手段によって検出された被写体の領域に対応する前記画像信号に基づいて、焦点状態を検出する焦点検出手段と、を有することを特徴とする焦点検出装置。
  2. 前記焦点状態に基づいて焦点調節を行う焦点調節手段とを有し、
    前記被写体検出手段によって被写体の領域を連続的に検出する際に前記焦点調節を継続的に行う第1のモードにおいて、前記設定手段は、前記第2の領域における前記所定の指標が前記第1の状態を示すとき、前記第2の領域に基づいて前記第1の領域を設定し、前記第2の領域における前記所定の指標が前記第2の状態を示し、かつ、前記第2の領域の近傍の前記第3の領域における前記所定の指標が前記第1の状態を示すとき、前記第3の領域に基づいて前記第1の領域を設定することを特徴とする請求項1に記載の焦点検出装置。
  3. 前記被写体検出手段によって被写体の領域を連続的に検出する際に前記焦点調節を行わない第2のモードにおいて、前記設定手段は、前記所定の指標を用いずに、前記第2の領域に基づいて前記第1の領域を設定することを特徴とする請求項に記載の焦点検出装置。
  4. 前記被写体の領域を示す表示を行う表示手段を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
  5. 前記被写体検出手段によって被写体の領域を連続的に検出する処理を行わない場合、前記焦点検出手段は、前記受け付け手段を介して指定された位置に基づいて焦点検出領域を設定し焦点状態を検出することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
  6. 前記焦点検出手段は、前記画像信号の高周波数成分から生成される焦点信号に基づいて前記焦点状態を検出し、
    前記所定の指標は、前記焦点信号に基づく前記画像信号のコントラストを示す指標であって、前記第2の状態は、前記第1の状態よりも前記画像信号のコントラストが低い状態を示すことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
  7. 前記算出手段は、前記第2の領域および複数の前記第3の領域における前記所定の指標を算出し、
    前記第2の領域における前記所定の指標が前記第2の状態を示すとき、前記設定手段は、複数の前記第3の領域それぞれの前記所定の指標に基づいて、前記第3の領域を選択し当該第3の領域に基づいて前記第1の領域を設定することを特徴とする請求項に記載の焦点検出装置。
  8. 前記焦点信号は、コントラスト評価値であって、前記第2の領域における前記所定の指標が前記第2の状態を示すとき、前記設定手段は、複数の前記第3の領域それぞれの前記所定の指標に基づいて、前記第1の状態を示す前記第3の領域が複数ある場合に、前記コントラスト評価値が最も高い前記第3の領域に基づいて前記第1の領域を設定することを特徴とする請求項に記載の焦点検出装置。
  9. 前記第2の領域および前記第3の領域は、それぞれ前記画像を複数の領域に分割して形成された複数の分割領域に対応し、
    前記所定の指標は、前記画像信号のコントラストが低い状態を示す前記分割領域の数に基づいて算出されることを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
  10. 前記焦点検出手段は、前記撮像手段から生成される一対の像信号に基づいて、位相差検出方式によりデフォーカス量およびデフォーカス方向を検出し、
    前記所定の指標は、前記像信号の信頼性を示す指標であって、前記第2の状態は、前記第1の状態よりも前記像信号の信頼性が低い状態を示すことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
  11. 前記算出手段は、前記第2の領域および複数の前記第3の領域における前記所定の指標を算出し、
    前記第2の領域における前記所定の指標が前記第2の状態を示すとき、前記設定手段は、複数の前記第3の領域それぞれの前記所定の指標に基づいて、前記像信号の信頼性が高い状態を示す前記第3の領域を選択し、当該第3の領域のうち、より至近側の被写体が含まれる前記第3の領域に基づいて前記第1の領域を設定することを特徴とする請求項10に記載の焦点検出装置。
  12. 前記第2の領域における前記所定の指標が前記第2の状態を示すとき、前記設定手段は、複数の前記第3の領域それぞれの前記所定の指標に基づいて、前記像信号の信頼性が高い状態を示す前記第3の領域を選択し、当該第3の領域の全てにおいて、検出されたデフォーカス方向が無限遠側であって、かつデフォーカス量が閾値以上の場合、前記第2の領域に基づいて前記第1の領域を設定することを特徴とする請求項11に記載の焦点検出装置。
  13. 前記受け付け手段を介してタッチ操作により位置が指定された場合、前記設定手段は、前記第2の領域における前記所定の指標が前記第1の状態を示すとき、前記第2の領域に基づいて前記第1の領域を設定し、前記第2の領域における前記所定の指標が前記第2の状態を示し、かつ、前記第2の領域の近傍の前記第3の領域における前記所定の指標が前記第1の状態を示すとき、前記第3の領域に基づいて前記第1の領域を設定することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の焦点検出装置。
  14. 前記受け付け手段を介してタッチ操作と異なる操作により位置が指定された場合、前記設定手段は、前記所定の指標を用いずに、前記第2の領域に基づいて前記第1の領域を設定することを特徴とする請求項13に記載の焦点検出装置。
  15. 前記受け付け手段を介してタッチ操作により位置が指定された場合、前記設定手段は、前記第2の領域よりも下側に位置する前記第3の領域を優先して前記第1の領域の設定に用いることを特徴とする請求項13に記載の焦点検出装置。
  16. 撮影光学系を通過した光を光電変換する撮像手段から出力された画像信号により生成される画像の領域に対する位置の指定の情報を取得する取得ステップと、
    前記画像信号に基づいて、焦点状態の検出に関する所定の指標を算出する算出ステップと、
    前記指定された位置に対応する第2の領域における前記所定の指標が第1の状態を示すとき、前記第2の領域に基づいて前記画像に第1の領域を設定し、前記第2の領域における前記所定の指標が前記第1の状態よりも前記焦点状態の検出に適さない第2の状態を示し、かつ、前記第2の領域の近傍の第3の領域における前記所定の指標が前記第1の状態を示すとき、前記第3の領域に基づいて前記画像に前記第1の領域を設定する設定ステップと、
    前記第1の領域に対応する被写体の領域を、連続的に生成される前記画像から検出する被写体検出ステップと、
    前記被写体検出ステップによって検出された被写体の領域に対応する前記画像信号に基づいて、焦点状態を検出する焦点検出ステップと、を有することを特徴とする焦点検出装置の制御方法。
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