JP6528403B2 - エチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子およびそれを含有する分散液と樹脂組成物並びにその微粒子の製造方法 - Google Patents
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Description
即ち、本発明は、
「[1]乾燥粉体状態での粒子径分布指数が2以下であることを特徴とするエチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子、
[2]乾燥粉体状態での数平均粒子径Dndryが0.1〜1000μmであることを特徴とする[1]に記載のエチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子、
[3]乾燥粉体状態での体積平均粒子径Dvdryと水系分散液状態での体積平均粒子径Dvwetの比で表される粒子の再分散度が、1/9以上9以下であることを特徴とする[1]または[2]に記載のエチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子、
[4]乾燥粉体状態での真球度が80以上であることを特徴とする[1]〜[3]のいずれか1項に記載のエチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子、
[5][1]〜[4]のいずれか1項に記載のエチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子を含有する分散液、
[6][1]〜[4]のいずれか1項に記載のエチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子を含有する樹脂組成物、
[7]エチレン−ビニルアルコール系共重合体(A)と、エチレン−ビニルアルコール系共重合体(A)とは異なるポリマー(B)と、SP値が20(J/cm3)1/2以上30(J/cm3)1/2以下の有機溶媒(C)とを溶解混合したときに、エチレン−ビニルアルコール系共重合体(A)を主成分とする溶液相と、エチレン−ビニルアルコール系共重合体(A)とは異なるポリマー(B)を主成分とする溶液相の2相に相分離する系において、エマルションを形成させた後、エチレン−ビニルアルコール系共重合体(A)の貧溶媒(D)を接触させることにより、エチレン−ビニルアルコール系共重合体(A)を微粒子として析出させることを特徴とする、エチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子の製造方法、
[8]2相に相分離したときの各相の有機溶媒が実質的に同じであることを特徴とする、[7]に記載のエチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子の製造方法、
[9]エチレン−ビニルアルコール系共重合体(A)とは異なるポリマー(B)が、ポリビニルアルコールおよびポリエチレンオキサイドから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする、[7]または[8]に記載のエチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子の製造方法、
[10]上記有機溶媒(C)が、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシドおよびN,N−ジメチルホルムアミドから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする、[7]〜[9]いずれか1項に記載のエチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子の製造方法、
[11]上記貧溶媒(D)を接触させるときの温度が30℃以上であることを特徴とする、[7]〜[10]いずれか1項に記載のエチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子の製造方法。」である。
本発明におけるエチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子は、通常、エチレンと酢酸ビニルを共重合し、次いでけん化することで得られるエチレン−ビニルアルコール共重合体からなる。
エチレン−ビニルアルコール系共重合体(A)の微粒子を得るためには、貧溶媒(D)を前記工程で製造したエマルションに接触させることで、エマルション径に応じた径で微粒子を析出させる。
微粒子の個々の粒子径は、走査型電子顕微鏡(日本電子株式会社製走査型電子顕微鏡JSM−6301NF)にて、微粒子を100倍で観察し、測長した。尚、粒子が真円状でない場合は、長径をその粒子径として測定した。粒子の粒子径は、複数の画像から無作為に100個の粒子直径を測長し、その算術平均を求めることにより算出し、得られた値を数平均乾燥粒子径Dndryとした。粒子径分布を示す粒子径分布指数PDIは、上記で得られたDndry値を用いて、下記数値変換式(数4)に基づき算出した。
微粒子の液中における粒子径分布は、分散溶媒を水とし、分散溶媒中に粒子を0.1質量%の濃度で混合した後に25kHzで1分間超音波処理し、レーザー回折式粒度分布計(株式会社島津製作所製SALD−2100)にて測定した。得られた体積基準の累積分布について、その平均値を体積平均液中粒子径Dvwetとした。
上記のとおり走査型電子顕微鏡にて算出した体積平均乾燥粒子径Dvdryと、レーザー回折式粒度分布計を用いて測定した水中の体積平均液中粒子径Dvwetを用い、下記式(数5)に従って粒子の再分散度を算出した。
平均真球度は、走査型電子顕微鏡にて、無作為に選択した粒子30個の真球度の平均であり、下記式(数6)に従い算出する。真球度は、個々の粒子の短径と長径の比であり、下記式(数6)に従い算出する。
エチレン−ビニルアルコール共重合体(株式会社クラレ製、“エバール”(登録商標)F101A、エチレン含有量32モル%、けん化度98%以上、メルトフローレート(温度190℃、荷重2.16kgの条件下にASTM規格D1238に記載の方法により測定)1.6g/10分)5重量部、ポリマー(B)としてポリエチレングリコール(PEG、重量平均分子量18,000)10重量部、有機溶媒(C)としてN−メチル−2−ピロリドン(NMP)85重量部を200mLセパラブルフラスコに入れ、80℃に加熱し、2時間攪拌を行った。系の温度を30℃にし、450rpmで攪拌しながら、貧溶媒(D)として100重量部のイオン交換水を、送液ポンプを経由して、0.42g/minのスピードで滴下した。得られた懸濁液を濾過し、イオン交換水100重量部で洗浄し、濾別したものを、80℃で真空乾燥することでエチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子の白色粉体を得た。得られた乾燥粉体の走査型電子顕微鏡画像より、数平均乾燥粒子径Dndry、体積平均乾燥粒子径Dvdry、粒子径分布指数PDI、および真球度を計算式より算出した。続いて、得られた乾燥粉体を水中に0.1質量%の濃度で混合した後に25kHz超音波処理し、レーザー回折式粒度分布計より体積平均液中粒子径Dvwetを測定した。得られた値より、粒子の再分散度Dvwet/Dvdryを算出した。その結果を表1に示す。粒子の乾燥粉体状態での粒子径分布は狭く、また高い真球度を示しており、さらには水中への高い再分散性を示した。
エチレン−ビニルアルコール共重合体(株式会社クラレ製、“エバール”(登録商標)F101A、エチレン含有量32モル%、けん化度98%以上、メルトフローレート(温度190℃、荷重2.16kgの条件下にASTM規格D1238に記載の方法により測定)1.6g/10分)5重量部、ポリマー(B)としてポリエチレングリコール(PEG、重量平均分子量18,000)10重量部、有機溶媒(C)としてN−メチル−2−ピロリドン(NMP)85重量部を200mLセパラブルフラスコに入れ、80℃に加熱し、2時間攪拌を行った。系の温度を80℃に維持したまま、450rpmで攪拌しながら、貧溶媒(D)として100重量部のイオン交換水を、送液ポンプを経由して、0.42g/minのスピードで滴下した。得られた懸濁液を濾過し、イオン交換水100重量部で洗浄し、濾別したものを、80℃で真空乾燥することでエチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子の白色粉体を得た。得られた乾燥粉体の走査型電子顕微鏡画像より、数平均乾燥粒子径Dndry、体積平均乾燥粒子径Dvdry、粒子径分布指数PDI、および真球度を計算式より算出した。続いて、得られた乾燥粉体を水中に0.1質量%の濃度で混合した後に25kHz超音波処理し、レーザー回折式粒度分布計より体積平均液中粒子径Dvwetを測定した。得られた値より、粒子の再分散度Dvwet/Dvdryを算出した。その結果を表1に示す。粒子の乾燥粉体状態での粒子径分布は狭く、また高い真球度を示しており、さらには水中への高い再分散性を示した。
エチレン−ビニルアルコール共重合体(株式会社クラレ製、“エバール”(登録商標)F101A、エチレン含有量32モル%、けん化度98%以上、メルトフローレート(温度190℃、荷重2.16kgの条件下にASTM規格D1238に記載の方法により測定)1.6g/10分)5重量部、ポリマー(B)としてポリエチレンオキサイド(PEO、明成化学工業株式会社製、“アルコックス”(登録商標)E−30、重量平均分子量400,000)5重量部、有機溶媒(C)としてN−メチル−2−ピロリドン(NMP)90重量部を200mLセパラブルフラスコに入れ、80℃に加熱し、2時間攪拌を行った。系の温度を80℃に維持したまま、450rpmで攪拌しながら、貧溶媒(D)として100重量部のイオン交換水を、送液ポンプを経由して、0.42g/minのスピードで滴下した。得られた懸濁液を濾過し、イオン交換水100重量部で洗浄し、濾別したものを、80℃で真空乾燥することでエチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子の白色粉体を得た。得られた乾燥粉体の走査型電子顕微鏡画像より、数平均乾燥粒子径Dndry、体積平均乾燥粒子径Dvdry、粒子径分布指数PDI、および真球度を計算式より算出した。続いて、得られた乾燥粉体を水中に0.1質量%の濃度で混合した後に25kHz超音波処理し、レーザー回折式粒度分布計より体積平均液中粒子径Dvwetを測定した。得られた値より、粒子の再分散度Dvwet/Dvdryを算出した。その結果を表1に示す。また、得られた粒子の走査型電子顕微鏡画像を図1に示す。粒子の乾燥粉体状態での粒子径分布は狭く、また高い真球度を示しており、さらには水中への高い再分散性を示した。
エチレン−ビニルアルコール共重合体(株式会社クラレ製、“エバール”(登録商標)F101A、エチレン含有量32モル%、けん化度98%以上、メルトフローレート(温度190℃、荷重2.16kgの条件下にASTM規格D1238に記載の方法により測定)1.6g/10分)5重量部、ポリマー(B)としてポリエチレンオキサイド(PEO、明成化学工業株式会社製、“アルコックス”(登録商標)L−8、重量平均分子量90,000)5重量部、有機溶媒(C)としてジメチルスルホキシド(DMSO)90重量部を200mLセパラブルフラスコに入れ、90℃に加熱し、2時間攪拌を行った。系の温度を90℃に維持したまま、450rpmで攪拌しながら、貧溶媒(D)として100重量部のイオン交換水を、送液ポンプを経由して、0.42g/minのスピードで滴下した。得られた懸濁液を濾過し、イオン交換水100重量部で洗浄し、濾別したものを、80℃で真空乾燥することでエチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子の白色粉体を得た。得られた乾燥粉体の走査型電子顕微鏡画像より、数平均乾燥粒子径Dndry、体積平均乾燥粒子径Dvdry、粒子径分布指数PDI、および真球度を計算式より算出した。続いて、得られた乾燥粉体を水中に0.1質量%の濃度で混合した後に25kHz超音波処理し、レーザー回折式粒度分布計より体積平均液中粒子径Dvwetを測定した。得られた値より、粒子の再分散度Dvwet/Dvdryを算出した。その結果を表1に示す。粒子の乾燥粉体状態での粒子径分布は狭く、また高い真球度を示しており、さらには水中への高い再分散性を示した。
エチレン−ビニルアルコール共重合体(株式会社クラレ製、“エバール”(登録商標)F101A、エチレン含有量32モル%、けん化度98%以上、メルトフローレート(温度190℃、荷重2.16kgの条件下にASTM規格D1238に記載の方法により測定)1.6g/10分)5重量部、ポリマー(B)としてポリエチレンオキサイド(PEO、明成化学工業株式会社製、“アルコックス”(登録商標)L−11、重量平均分子量130,000)10重量部、有機溶媒(C)としてジメチルスルホキシド(DMSO)85重量部を200mLセパラブルフラスコに入れ、80℃に加熱し、2時間攪拌を行った。系の温度を80℃に維持したまま、450rpmで攪拌しながら、貧溶媒(D)として100重量部のイオン交換水を、送液ポンプを経由して、0.42g/minのスピードで滴下した。得られた懸濁液を濾過し、イオン交換水100重量部で洗浄し、濾別したものを、80℃で真空乾燥することでエチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子の白色粉体を得た。得られた乾燥粉体の走査型電子顕微鏡画像より、数平均乾燥粒子径Dndry、体積平均乾燥粒子径Dvdry、粒子径分布指数PDI、および真球度を計算式より算出した。続いて、得られた乾燥粉体を水中に0.1質量%の濃度で混合した後に25KHz超音波処理し、レーザー回折式粒度分布計より体積平均液中粒子径Dvwetを測定した。得られた値より、粒子の再分散度Dvwet/Dvdryを算出した。その結果を表1に示す。粒子の乾燥粉体状態での粒子径分布は狭く、また高い真球度を示しており、さらには水中への高い再分散性を示した。
エチレン−ビニルアルコール共重合体(株式会社クラレ製、“エバール”(登録商標)F101A、エチレン含有量32モル%、けん化度98%以上、メルトフローレート(温度190℃、荷重2.16kgの条件下にASTM規格D1238に記載の方法により測定)1.6g/10分)3重量部、ポリマー(B)としてポリエチレンオキサイド(PEO、明成化学工業株式会社製、“アルコックス”(登録商標)E−30、重量平均分子量400,000)3重量部、有機溶媒(C)としてジメチルスルホキシド(DMSO)94重量部を200mLセパラブルフラスコに入れ、80℃に加熱し、2時間攪拌を行った。系の温度を80℃に維持したまま、450rpmで攪拌しながら、貧溶媒(D)として100重量部のイオン交換水を、送液ポンプを経由して、0.42g/minのスピードで滴下した。得られた懸濁液を濾過し、イオン交換水100重量部で洗浄し、濾別したものを、80℃で真空乾燥することでエチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子の白色粉体を得た。得られた乾燥粉体の走査型電子顕微鏡画像より、数平均乾燥粒子径Dndry、体積平均乾燥粒子径Dvdry、粒子径分布指数PDI、および真球度を計算式より算出した。続いて、得られた乾燥粉体を水中に0.1質量%の濃度で混合した後に25KHz超音波処理し、レーザー回折式粒度分布計より体積平均液中粒子径Dvwetを測定した。得られた値より、粒子の再分散度Dvwet/Dvdryを算出した。その結果を表1に示す。また、得られた粒子の走査型電子顕微鏡画像を図2に示す。粒子の乾燥粉体状態での粒子径分布は狭く、また高い真球度を示しており、さらには水中への高い再分散性を示した。
エチレン−ビニルアルコール共重合体(株式会社クラレ製、“エバール”(登録商標)F101A、エチレン含有量32モル%、けん化度98%以上、メルトフローレート(温度190℃、荷重2.16kgの条件下にASTM規格D1238に記載の方法により測定)1.6g/10分)5重量部、ポリマー(B)としてポリビニルアルコール(PVA、日本合成化学工業株式会社製、G型“ゴーセノール”(登録商標)GL−05、重量平均分子量12,000)5重量部、有機溶媒(C)としてN−メチル−2−ピロリドン(NMP)90重量部を200mLセパラブルフラスコに入れ、80℃に加熱し、2時間攪拌を行った。系の温度を30℃にし、450rpmで攪拌しながら、貧溶媒(D)として100重量部のイオン交換水を、送液ポンプを経由して、0.42g/minのスピードで滴下した。得られた懸濁液を濾過し、イオン交換水100重量部で洗浄し、濾別したものを、80℃で真空乾燥することでエチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子の白色粉体を得た。得られた乾燥粉体の走査型電子顕微鏡画像より、数平均乾燥粒子径Dndry、体積平均乾燥粒子径Dvdry、粒子径分布指数PDI、および真球度を計算式より算出した。続いて、得られた乾燥粉体を水中に0.1質量%の濃度で混合した後に25KHz超音波処理し、レーザー回折式粒度分布計より体積平均液中粒子径Dvwetを測定した。得られた値より、粒子の再分散度Dvwet/Dvdryを算出した。その結果を表1に示す。粒子の乾燥粉体状態での粒子径分布は狭く、また高い真球度を示しており、さらには水中への高い再分散性を示した。
エチレン−ビニルアルコール共重合体(株式会社クラレ製、“エバール”(登録商標)F101A、エチレン含有量32モル%、けん化度98%以上、メルトフローレート(温度190℃、荷重2.16kgの条件下にASTM規格D1238に記載の方法により測定)1.6g/10分)5重量部、ポリマー(B)としてポリエチレングリコール(PEG、重量平均分子量18,000)10重量部、有機溶媒(C)としてテトラヒドロフラン(THF)85重量部を200mLセパラブルフラスコに入れ、80℃に加熱し、2時間攪拌を行った。しかし、エチレン−ビニルアルコール共重合体が溶媒に溶解せず、相分離系が得られなかったため、粒子化を行えなかった。
エチレン−ビニルアルコール共重合体(株式会社クラレ製、“エバール”(登録商標)F101A、エチレン含有量32モル%、けん化度98%以上、メルトフローレート(温度190℃、荷重2.16kgの条件下にASTM規格D1238に記載の方法により測定)1.6g/10分)5重量部、ポリマー(B)としてポリエチレングリコール(PEG、重量平均分子量18,000)10重量部、有機溶媒(C)としてジエチレングリコールジメチルエーテル(MDM)85重量部を200mLセパラブルフラスコに入れ、140℃に加熱し、2時間攪拌を行った。しかし、エチレン−ビニルアルコール共重合体が溶媒に溶解せず、相分離系が得られなかったため、粒子化を行えなかった。
エチレン−ビニルアルコール共重合体(株式会社クラレ製、“エバール”(登録商標)F101A、エチレン含有量32モル%、けん化度98%以上、メルトフローレート(温度190℃、荷重2.16kgの条件下にASTM規格D1238に記載の方法により測定)1.6g/10分)5重量部、ポリマー(B)としてポリエチレンオキサイド(PEO、明成化学工業株式会社製、“アルコックス”(登録商標)L−8、重量平均分子量90,000)10重量部、有機溶媒(C)としてN−メチル−2−ピロリドン(NMP)85重量部を200mLセパラブルフラスコに入れ、80℃に加熱し、2時間攪拌を行った。系の温度を5℃にし、450rpmで攪拌しながら、貧溶媒(D)として100重量部のイオン交換水を、送液ポンプを経由して、0.42g/minのスピードで滴下した。得られた懸濁液を濾過し、イオン交換水100重量部で洗浄し、濾別したものを、80℃で真空乾燥することでエチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子の乾燥体を得た。しかし、得られた乾燥体は、強固な粗大塊状物を形成しており、走査型電子顕微鏡による観察および粒子径の測定は不可であった。粗大塊状物を水中に投入しても沈殿してしまい、再分散しなかった。
前述の特許文献2(特開2001−234019号公報)、実施例1記載の方法で得られたエチレン−ビニルアルコール共重合体の水性分散液について、エチレン−ビニルアルコール共重合体微粒子を濾別した後、イオン交換水で洗浄し、80℃で真空乾燥することでエチレン−ビニルアルコール共重合体微粒子の乾燥体を得た。得られた乾燥体は、強固な粗大塊状物を形成しており、走査型電子顕微鏡による観察および粒子径の測定は不可であった。粗大塊状物の一部を粉砕によって取り出し、走査型電子顕微鏡で観察したところ、図3の形態をとっており、粒子は相互に接着し、凝集体を形成していた。さらには、粗大塊状物を水中に投入しても沈殿してしまい、再分散しなかった。
Claims (11)
- エチレン−ビニルアルコール系共重合体(A)と、エチレン−ビニルアルコール系共重合体(A)とは異なるポリマー(B)と、SP値が20(J/cm 3 ) 1/2 以上30(J/cm 3 ) 1/2 以下の有機溶媒(C)とを溶解混合したときに、エチレン−ビニルアルコール系共重合体(A)を主成分とする溶液相と、前記ポリマー(B)を主成分とする溶液相の2相に相分離する系において、エマルションを形成させた後、エチレン−ビニルアルコール系共重合体(A)の貧溶媒(D)を接触させることにより、エチレン−ビニルアルコール系共重合体(A)を微粒子として析出させることで得られるエチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子であって、
乾燥粉体状態での粒子径分布指数が2以下であることを特徴とするエチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子。 - 乾燥粉体状態での数平均粒子径Dndryが0.1〜1000μmであることを特徴とする請求項1に記載のエチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子。
- 乾燥粉体状態での体積平均粒子径Dvdryと水系分散液状態での体積平均粒子径Dvwetの比で表される粒子の再分散度が、1/9以上9以下であることを特徴とする請求項1または2に記載のエチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子。
- 乾燥粉体状態での真球度が80以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のエチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のエチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子を含有する分散液。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載のエチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子を含有する樹脂組成物。
- エチレン−ビニルアルコール系共重合体(A)と、エチレン−ビニルアルコール系共重合体(A)とは異なるポリマー(B)と、SP値が20(J/cm3)1/2以上30(J/cm3)1/2以下の有機溶媒(C)とを溶解混合したときに、エチレン−ビニルアルコール系共重合体(A)を主成分とする溶液相と、前記ポリマー(B)を主成分とする溶液相の2相に相分離する系において、エマルションを形成させた後、エチレン−ビニルアルコール系共重合体(A)の貧溶媒(D)を接触させることにより、エチレン−ビニルアルコール系共重合体(A)を微粒子として析出させることを特徴とする、エチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子の製造方法。
- 2相に相分離したときの各相の有機溶媒が実質的に同じであることを特徴とする、請求項7に記載のエチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子の製造方法。
- エチレン−ビニルアルコール系共重合体(A)とは異なるポリマー(B)が、ポリビニルアルコールおよびポリエチレンオキサイドから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする、請求項7または8に記載のエチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子の製造方法。
- 前記有機溶媒(C)が、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシドおよびN,N−ジメチルホルムアミドから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする、請求項7〜9いずれか1項に記載のエチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子の製造方法。
- 前記貧溶媒(D)を接触させるときの温度が30℃以上であることを特徴とする、請求項7〜10いずれか1項に記載のエチレン−ビニルアルコール系共重合体微粒子の製造方法。
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