JP6528519B2 - 二環式アミン化合物の製造方法 - Google Patents
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Description
で示される化合物を固体触媒存在下、気相中で分子内脱水させ、下記式
で示される化合物を製造する方法において、上記固体触媒として下記式
AaMbPcOd
[式中、AはSi、Al、Mg、Ti及びZrからなる群より選ばれる1種又は2種以上の元素を表し、Mはアルカリ金属を表し、Pはリンを表し、Oは酸素を表す。添字a〜dは各元素のモル数を表し、b/a=0.001〜0.3(モル比)、c/a=0.001〜0.3(モル比)であって、dは各原子の結合状態によって任意に取り得る値を表す。ただし、Aが2種以上の元素を表す場合には、添字aはそのモル数が最も大きい元素のモル数を表す。]
で示される無機酸化物を用いる、二環式アミン化合物の製造方法を既に特許出願している(特許文献2参照)。
で示される化合物から下記式(2)
で示される化合物を製造する方法において、下記式(3)
AaMbNcPdOe (3)
[式中、Aは金属を表し、Mはアルカリ金属を表し、Nはアルカリ土類金属を表し、Pはリンを表し、Oは酸素を表す。添字a〜eは各元素のモル数を表し、b/a=0.001〜0.3(モル比)、c/a=0.001〜0.1(モル比)、d/a=0.001〜0.3(モル比)であって、eは各原子の結合状態によって任意に取り得る値を表す。]
で示される無機酸化物を触媒として用いることを特徴とする二環式アミン化合物の製造方法。
触媒担体として市販の酸化アルミニウム(住友化学製)60.0gと硝酸カルシウム0.70gを水100mlと混合し、エバポレーターを用いて蒸発乾固させた後、空気雰囲気下、マッフル炉で600℃、5時間焼成した。これを炭酸セシウム19.1g、リン酸水溶液4.75gと混合し、水100mlを加えた後、エバポレーターを用いて蒸発乾固させた。この固体を空気雰囲気下、マッフル炉で200℃、4時間乾燥し、3.5メッシュに破砕して気相反応用触媒(A=Al、M=Cs、N=Ca、a=1、b=0.1、c=0.0025、d=0.07。以下、触媒Aと称する。)を得た。
参考例1において、硝酸カルシウムを1.39g用いる以外は、参考例1に記載の方法に従い触媒調製し、気相反応用触媒(A=Al、M=Cs、N=Ca、a=1、b=0.1、c=0.005、d=0.07。以下、触媒Bと称する。)を得た。当該触媒はP−NMRを測定した。
参考例1において、硝酸カルシウムを2.80g用いる以外は、参考例1に記載の方法に従い触媒調製し、気相反応用触媒(A=Al、M=Cs、N=Ca、a=1、b=0.1、c=0.01、d=0.07。以下、触媒Cと称する。)を得た。
参考例1において、硝酸カルシウムの代わりに硝酸バリウムを0.77g用いる以外は、参考例1に記載の方法に従い触媒調製し、気相反応用触媒(A=Al、M=Cs、N=Ba、a=1、b=0.1、c=0.0025、d=0.07。以下、触媒Dと称する。)を得た。
参考例1において、硝酸カルシウムの代わりに硝酸バリウムを1.54g用いる以外は、参考例1に記載の方法に従い触媒調製し、気相反応用触媒(A=Al、M=Cs、N=Ba、a=1、b=0.1、c=0.005、d=0.07。以下、触媒Eと称する。)を得た。当該触媒はP−NMRを測定した。
参考例1において、硝酸カルシウムの代わりに硝酸バリウムを3.09g用いる以外は、参考例1に記載の方法に従い触媒調製し、気相反応用触媒(A=Al、M=Cs、N=Ba、a=1、b=0.1、c=0.01、d=0.07。以下、触媒Fと称する。)を得た。
参考例1において、硝酸カルシウムの代わりに硝酸ストロンチウムを1.24g用いる以外は、参考例1に記載の方法に従い触媒調製し、気相反応用触媒(A=Al、M=Cs、N=Sr、a=1、b=0.1、c=0.005、d=0.07。以下、触媒Gと称する。)を得た。
触媒担体として市販の酸化アルミニウム(住友化学製)30.0gと炭酸セシウム9.5g、リン酸水溶液2.38gを混合し、水100mlを加えた後、エバポレーターを用いて蒸発乾固させた。この固体を空気雰囲気下、マッフル炉で200℃、4時間乾燥し、3.5メッシュに破砕して気相反応用触媒(A=Al、M=Cs、a=1、b=0.1、d=0.07。以下、触媒Hと称する。)を得た。当該触媒はP−NMRを測定した。
参考例1において、硝酸カルシウムを42.1g用いる以外は、参考例1に記載の方法に従い触媒調製し、気相反応用触媒(A=Al、M=Cs、N=Ca、a=1、b=0.1、c=0.15、d=0.07。以下、触媒Iと称する。)を得た。
参考例1において、硝酸カルシウムの代わりに硝酸鉄九水和物を4.76g用いる以外は、参考例1に記載の方法に従い触媒調製し、気相反応用触媒(A=Al、M=Cs、N=Fe、a=1、b=0.1、c=0.01、d=0.07。以下、触媒Jと称する。)を得た。
参考例1において、硝酸カルシウムの代わりに酸化バナジウムを1.07g用いる以外は、参考例1に記載の方法に従い触媒調製し、気相反応用触媒(A=Al、M=Cs、N=V、a=1、b=0.1、c=0.01、d=0.07。以下、触媒Kと称する。)を得た。
参考例1において、硝酸カルシウムの代わりに硝酸クロム九水和物を4.71g用いる以外は、参考例1に記載の方法に従い触媒調製し、気相反応用触媒(A=Al、M=Cs、N=Cr、a=1、b=0.1、c=0.01、d=0.07。以下、触媒Lと称する。)を得た。
参考例1において、硝酸カルシウムの代わりに硝酸マンガン六水和物を3.38g用いる以外は、参考例1に記載の方法に従い触媒調製し、気相反応用触媒(A=Al、M=Cs、N=Mn、a=1、b=0.1、c=0.01、d=0.07。以下、触媒Mと称する。)を得た。
例示化合物6[N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)ピペラジン]を水に溶解させ、11.25重量%水溶液の原料体を調製した。直径15mmの石英反応管に、触媒Aを20ml、その上下部にそれぞれ長さ23cmになるように、セラミックス製ラシヒリング(直径3mm×長さ3mm×厚み1mm)を詰めた。触媒層の温度は380℃に保ち、上部より、上記調製した例示化合物6を含む原料体を0.3g/分の速度で24時間滴下した。得られた反応混合ガスをコンデンサーで冷却し、反応体をガスクロマトグラフィーで分析した結果、例示化合物6の転化率は97%で、例示化合物10への選択率は54%で、トータルの収率は52%であった。反応結果を表1に示す。
実施例1において、触媒Aの代わりに参考例2で調製した触媒Bを用いる以外は、実施例1に記載した方法に従った。反応液をガスクロマトグラフィーで分析した結果、例示化合物6の転化率は97%で、例示化合物10への選択率は56%で、トータルの収率は54%であった。反応結果を表1に示す。
実施例1において、触媒Aの代わりに参考例3で調製した触媒Cを用いる以外は、実施例1に記載した方法に従った。反応液をガスクロマトグラフィーで分析した結果、例示化合物6の転化率は99%で、例示化合物10への選択率は39%で、トータルの収率は39%であった。反応結果を表1に示す。
実施例1において、触媒Aの代わりに参考例4で調製した触媒Dを用いる以外は、実施例1に記載した方法に従った。反応液をガスクロマトグラフィーで分析した結果、例示化合物6の転化率は95%で、例示化合物10への選択率は53%で、トータルの収率は51%であった。反応結果を表1に示す。
実施例1において、触媒Aの代わりに参考例5で調製した触媒Eを用いる以外は、実施例1に記載した方法に従った。反応液をガスクロマトグラフィーで分析した結果、例示化合物6の転化率は95%で、例示化合物10への選択率は55%で、トータルの収率は52%であった。反応結果を表1に示す。
実施例1において、触媒Aの代わりに参考例6で調製した触媒Fを用いる以外は、実施例1に記載した方法に従った。反応液をガスクロマトグラフィーで分析した結果、例示化合物6の転化率は98%で、例示化合物10への選択率は41%で、トータルの収率は40%であった。反応結果を表1に示す。
実施例1において、触媒Aの代わりに参考例7で調製した触媒Gを用いる以外は、実施例1に記載した方法に従った。反応液をガスクロマトグラフィーで分析した結果、例示化合物6の転化率は99%で、例示化合物10への選択率は54%で、トータルの収率は53%であった。反応結果を表1に示す。
実施例1において、触媒Aの代わりに参考例2で調製した触媒Bを用い、例示化合物6の代わりに例示化合物3を用いる以外は、実施例1に記載した方法に従った。反応液をガスクロマトグラフィーで分析した結果、例示化合物3の転化率は99%で、例示化合物7への選択率は38%で、トータルの収率は38%であった。反応結果を表1に示す。
実施例1において、触媒Aの代わりに参考例2で調製した触媒Bを用い、例示化合物6の代わりに例示化合物4を用いる以外は、実施例1に記載した方法に従った。反応液をガスクロマトグラフィーで分析した結果、例示化合物4の転化率は99%で、例示化合物8への選択率は45%で、トータルの収率は45%であった。反応結果を表1に示す。
実施例1において、触媒Aの代わりに参考例2で調製した触媒Bを用い、反応を継続して360時間行い、高転化率を維持するため反応温度を初期の380℃から406℃まで上昇させた以外は、実施例1に記載した方法に従った。反応液をガスクロマトグラフィーで分析した結果、例示化合物6の転化率は95%で、例示化合物10への選択率は50%で、トータルの収率は48%であった。反応結果を表1に示す。
実施例1において、触媒Aの代わりに参考例5で調製した触媒Eを用い、反応を継続して360時間行い、高転化率を維持するため反応温度を初期の380℃から406℃まで上昇させた以外は、実施例1に記載した方法に従った。反応液をガスクロマトグラフィーで分析した結果、例示化合物6の転化率は95%で、例示化合物10への選択率は53%で、トータルの収率は50%であった。反応結果を表1に示す。
実施例1において、触媒Aの代わりに参考例8で調製した触媒Hを用いる以外は、実施例1に記載した方法に従った。反応液をガスクロマトグラフィーで分析した結果、例示化合物6の転化率は97%で、例示化合物10への選択率は56%で、トータルの収率は54%であった。反応結果を表2に示す。
実施例1において、触媒Aの代わりに参考例8で調製した触媒Hを用い、反応を継続して360時間行い、高転化率を維持するため反応温度を初期の380℃から424℃まで上昇させた以外は、実施例1に記載した方法に従った。反応液をガスクロマトグラフィーで分析した結果、例示化合物6の転化率は94%で、例示化合物10への選択率は44%で、トータルの収率は41%であった。反応結果を表2に示す。
実施例1において、触媒Aの代わりに参考例9で調製した触媒Iを用いる以外は、実施例1に記載した方法に従った。反応液をガスクロマトグラフィーで分析した結果、例示化合物6の転化率は97%で、例示化合物10への選択率は27%で、トータルの収率は26%であった。反応結果を表2に示す。
実施例1において、触媒Aの代わりに参考例10で調製した触媒Jを用いる以外は、実施例1に記載した方法に従った。反応液をガスクロマトグラフィーで分析した結果、例示化合物6の転化率は95%で、例示化合物10への選択率は46%で、トータルの収率は44%であった。反応結果を表2に示す。
実施例1において、触媒Aの代わりに参考例11で調製した触媒Kを用いる以外は、実施例1に記載した方法に従った。反応液をガスクロマトグラフィーで分析した結果、例示化合物6の転化率は71%で、例示化合物10への選択率は33%で、トータルの収率は23%であった。反応結果を表2に示す。
実施例1において、触媒Aの代わりに参考例12で調製した触媒Lを用いる以外は、実施例1に記載した方法に従った。反応液をガスクロマトグラフィーで分析した結果、例示化合物6の転化率は76%で、例示化合物10への選択率は44%で、トータルの収率は33%であった。反応結果を表2に示す。
実施例1において、触媒Aの代わりに参考例13で調製した触媒Mを用いる以外は、実施例1に記載した方法に従った。反応液をガスクロマトグラフィーで分析した結果、例示化合物6の転化率は71%で、例示化合物10への選択率は47%で、トータルの収率は33%であった。反応結果を表2に示す。
Claims (4)
- 下記式(1)
[式中、R1〜R8は各々独立して、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、水酸基、ヒドロキシメチル基、又は炭素数1〜4のアルコキシ基を表す。また、Xは炭素原子又は窒素原子を表し、Yは水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、水酸基、又は炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基を表す。]
で示される化合物から下記式(2)
[式中、R1〜R8、X、Yは前記と同じ定義である。]
で示される化合物を製造する方法において、下記式(3)
AaMbNcPdOe (3)
[式中、AはAlを表し、MはCsを表し、NはCa、及びBaの群から選ばれる少なくとも1種を表し、Pはリンを表し、Oは酸素を表す。添字a〜eは各元素のモル数を表し、b/a=0.001〜0.3(モル比)、c/a=0.001〜0.1(モル比)、d/a=0.001〜0.3(モル比)であって、eは各原子の結合状態によって任意に取り得る値を表す。]
で示される無機酸化物を触媒として用いることを特徴とする二環式アミン化合物の製造方法。 - 式(1)及び(2)において、Yが水素原子又はヒドロキシメチル基であることを特徴とする請求項1に記載の二環式アミン化合物の製造方法。
- 式(1)及び(2)において、Xが窒素原子であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の二環式アミン化合物の製造方法。
- 式(1)及び(2)において、R1〜R8が各々独立して、水素原子、メチル基、エチル基、イソプロピル基、又はヒドロキシメチル基を表す(ただし、R1〜R8が全て同じ置換基になることはない。)ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の二環式アミン化合物の製造方法。
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