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JP6530497B2 - 自動二輪車および自動二輪車のライト点灯装置 - Google Patents
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自動二輪車および自動二輪車のライト点灯装置 Download PDF

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Description

本発明は、自動二輪車および自動二輪車のライト点灯装置に閲し、例えば、周囲を走行する者に自動二輪車の存在を容易に認識させることにより自動二輪車を運転する者(以下、「運転者」という。)の安全を確保することのできる自動二輪車および自動二輪車のライト点灯装置に関するものである。
走行中の自動二輪車に関する交通事故は、死亡事故等の重大な事故につながることが多い。これは、事故が車両の転倒事故となる可能性が高く、運転者が道路上や道路脇などに投げ出されることも多く、被害が大きくなる例があるからである。
ここで、従来、自動二輪車のライト点灯装置に関するものとして、ヘッドライトの周囲に複数の補助灯を設置している自動二輪車が提案されていた(特許文献1)。
また、ヘッドライトの上部に配置されるスクリーン23と一体に補助灯を配置した自動二輪車が提案されている(特許文献2)。
特開2013−178904号公報 特開2011−152892号公報
しかしながら、特許文献1の補助灯は、あくまでヘッドライトの補助的な役割しかなかった。
また特許文献2の補助灯は、スクリーンと一体に構成して最小の部品で補助灯を設けたことを特徴としており、やはりヘッドライトの補助としての役割しかないものであった。
このため、昼間であれば視界も広く、後方より走行してくる自動二輪車を視認することも容易であるが、夜間ともなると街灯や自動車のヘッドライトの明かりなど多数のあかりが視界に入るため、多くのライトの中から自動二輪車のライトであると認識することは困難であった。
自動2輪車が路肩からどの程度離れたところを走行しているかもわかり辛く、また、自動二輪車と気づかずに直前で車線変更したり、急発進したり、車のドアを開けてしまうなどして、自動二輪車を巻き込む事故の発生する可能性が高かった。
しかしながら、従来の自動二輪車には、ヘッドライトと2つのウインカーランプ、あるいはヘッドランプの補助灯しか存在しないことから、これらのライト等を適切に使用したとしても、自動二輪車の存在を、前方を走行する車両や歩行者等に、積極的に知らせることができず、運転者の安全を十分に確保することができない。
このように、従来の自動二輪車のライト点灯装置(ヘッドライト、補助灯、及びウインカーランプ)では、走行中の自動二輪車の存在を、周囲、例えば前方を走行する車両や歩行者等に知らせる機能はほとんど発揮することが出来なかった。
上述したように、たとえ補助灯を点灯させていてもなかなか自動二輪の走行であるとは認識してもらえなかった。
本発明は、自動二輪車の事故を未然に防ぐためには、走行中の自動二輸車の運転者の安全を確保することができる自動二輪車のライト点灯装置及び自動二輪車を提供することを目的とする。
運転者の安全を確保する一例として、例えば自動二輪車の存在を、他の車両、例えば前方にいる車両の運転者等に積極的に知らせ、これらの車の運転者の注意を促すことが重要であると考え、走行中の自動二輸車の存在を、他の車両、例えば前方にいる他の車両などに積極的に知らせることが可能な自動二輪車および自動二輪車のライト点灯装置とする、あるいは他の例として、自動二輪車の走行状態を周囲あるいは運転者に認識させる事により、自動二輪車の安全性の向上に寄与するライト点灯装置を提供することを目的とする。
係る課題を解決して上記目的を達成するため、本発明に係る一発明の形態例は、例えば以下の構成を備える。
即ち、自動二輪車の前方を照射するヘッドライト及びウインカーライトとは異なる態様で発光する車種認識ライトを備えることを特徴とするライト点灯装置とする。
そして例えば、前記車種認識ライトは前記ヘッドライト及びウインカーライトと異なる色の光を照射することを特徴とする。また例えば、前記車種認識ライトは、走行時に前方を照射するほかに、後方にも照射可能な位置に配設され、前方への照射とともに後方にも照射することを特徴とする。
さらに例えば、前記車種認識ライトは複数あることを特徴とする。また例えば、前記複数の車種認識ライトが互いに異なる色の光を照射することを特徴とする。
さらに例えば、前記認識ライトの発光形態を制御する表示制御手段を備え、該表示制御手段は、前記車種識別ライトを所定間隔で点滅表示することを特徴とする。
また例えば、前記認識ライトの発光形態を制御する表示制御手段を備え、該表示制御手段は、前記複数の車種認識ライトを、交互に点滅表示することを特徴とする。
さらに例えば、予め自動二輪車の走行速度値を設定可能な速度設定手段と、自動2輪車の走行速度が前記速度設定手段の設定速度を超えた走行であるか否かを検知する速度検知手段とを備え、前記表示制御手段は、前記速度検知手段の検知速度が前記速度設定手段の設定速度以下の時には前記複数の識別ライトを交互に点滅するように制御し、設定速度を超えた走行であると検知した場合に前記複数の車種認識ライトを同じタイミングで点滅表示し、設定速度を超えた走行であることを認識可能とすることを特徴とする。
また例えば、前記表示制御手段は、前記速度検知手段が第1の設定速度を超えた走行であると検知した場合に前記複数の車種認識ライトを同じタイミングで点滅表示し、より高速の第二の設定速度を超えた走行であると検知した場合に前記車種認識ライトをより短い間隔で点滅表示することを特徴とする。
さらに例えば、自動二輪車の前輪及び/又は後輪の回転がロックしたことを検知するタイヤロック検知手段を備え、前記タイヤロック検知手段が、前輪及び/又は後輪の回転がロックしたことを検知すると、前記表示制御手段は前記車種認識ライトを非ロック時とは異なる態様で点滅表示させることを特徴とする。
また例えば、前記車種認識ライトの非ロック時とは異なる態様は、前記車種認識ライトを早い間隔で点滅させるものであることを特徴とする。
また、以上に記載したいずれかの自動二輪車用ライト点灯装置を備えることを特徴とする自動二輪車とする。
本発明によれば、自動二輪車の存在を、周囲を走行する車両や歩行者等に、積極的に認識させることができ、自動二輪車の運転者の安全を十分に確保することができる。
本発明に係る一発明の実施の形態例の自動二輪車のライト点灯装置が装備された自動二輪車の全体を表す斜視図である。 本実施の形態例に係る自動二輪車のライト点灯装置のヘッドライト、ウインカーランプ及び車種認識ライトの構成を模式的に示す図である。 本実施の形態例に係る自動二輪車のライト点灯装置の制御装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態例のライト点灯装置の制御を説明するためのフローチャートである。 本発明に係る第二の実施の形態例に係る自動二輪車のライト点灯装置の正面図である。 本発明にかかる第十一の実施の形態例のランプ点灯装置の制御装置の構成を示すブロック図である。 第十一の実施の形態例のライト点灯装置の制御を説明するためのフローチャートである。 本発明にかかる第十二の実施の形態例の自動二輪車のライト点灯装置が装備された自動二輪車の全体を表す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明に係る一発明の実施の形態例を説明する。
〔第一の実施の形態例〕
まず、図1乃至図3を用いて、本発明に係る一発明の実施の形態例に係る自動二輪車のライト点灯装置100の構成について説明する。
図1は本実施の形態例に係る自動二輪車のライト点灯装置が装備された自動二輪車の全体を表す斜視図であり、図2は本実施の形態例に係る自動二輪車のライト点灯装置のヘッドライト、ウインカーランプ及び車種認識ライトの構成を模式的に示す図である。図3は本実施の形態例ライト点灯装置の制御装置の構成を示すブロック図である。図4は本実施の形態例のライト点灯装置の制御を説明するためのフローチャートである。
図3に示すように、自動二輪車のライト点灯装置100のライト点灯装置の制御装置部の構成は、自動二輪装置の例えばハンドルの操作しやすい部位に配置された図1に不図示の電源スイッチ60の操作によって電源が投入され動作を開始する。そして、ヘッドライト10、ウインカーランプ20、車種認識ライト30、タイヤロック検知手段40及び制御部50を備える。
[ヘッドライト10]
図1及び図2に示すように、ヘッドライト10は、全体が平面視円形状にて形成される。ヘッドライト10の内部には、LED基盤(図示略)に装着された例えば昼白色のLED(図示略)が設けられるとともに、前面(表面)には、例えば発光部の発光色をそのまま透過する透明レンズ11が取り付けられている。
図2の例ではヘッドライト10は、平面視台形状からなる板状部材12の長手方向中央より下側の領域に取り付けられており、板状部材12は、ヘッドライト10の照射方向が自動二輪車200の前方となるよう、メーター13の下側に取り付けられる(ヘッドライト10は、自動二輪車200の前方を照射するため)。なお、ヘッドライト10には、以上の例に限定されるものではなく、LED以外の公知のヘッドライトを用いることができる。
[ウインカーランプ20]
図1及び図2に示すように、ウインカーランプ20、20は、全体が平面視円形状にて形成される。ウインカーランプ20、20の内部には、LED基盤(図示略)に装着された橙色のLED(図示略)が設けられるとともに、表面には、透明又は橙色からなるレンズ21が取り付けられている。ウインカーランプ20、20は、照射方向が自動二輪車200の前方となるよう、板状部材12の両側辺から横方向に延びる取付部材22、22に取り付けられる(ウインカーランプ20、20は、自動二輪車200の進行方向(右折又は左折)を、前方に示すため)。なお、ウインカーランプ20、20は以上の例に限定されるものではなく、公知のウインカーランプを用いることができることは勿論である。
[車種認識ライト30]
図1及び図2に示すように、車種認識ライト30は、自動車及び自動二輪車等に通常備えられているライトの色と異なる色のライトとすることにより、容易に前方にいる者に自動二輪車の走行と認識させることが可能となる。
具体的には、本実施の形態例では、2つの車種認識ライト(30、30)から構成されており(車種認識ライト30が複数ある)、全体が平面視円形状にて形成される。車種認識ライト30、30の内部には、LED基盤(図示略)に装着された青色のLED(図示略)が設けられるとともに(すなわち、ヘッドライト10と車種認識ライト30、30の色は異なる)、表面には、透明又は発光色を透過するレンズ31が取り付けられている。
車種認識ライト30、30は、照射方向が、自動二輪車200の前方かつヘッドライト10の照射域とは異なる照射域となるよう(又はヘッドライト10及びウインカーランプ20、20の照射域とは異なる照射域となるよう)、板状部材12の長手方向中央より上側の領域に取り付けられる(すなわち、車種認識ライト30、30は、ヘッドライト10の近傍に設けられる)。
このとき、車種認識ライト30、30を、ヘッドライト10から5cm程度離して取り付けるようにするとよい。なお、車種認識ライト30、30のレンズ31、31の外径は、ヘッドライト10のレンズ11の外径の1/3程度に形成される。また、板状部材12の寸法は、ヘッドライト10、ウインカーランプ20、20及び車種認識ライト30、30が取付可能な程度に形成するとよい。
なお、以上の説明は、車種認識ライト30、30の照射方向が、ヘッドライト10の照射域とは異なる照射域となるように設ける例を説明した。しかし、本発明は以上の例に限定されるものではなく、照射域を他のライトと重なり合うものであっても、車種認識が容易になることは明らかである。すなわち、通常一般の自動車が常時点灯するライトの色とは異なる色の点灯することにより、自動車でない車両、すなわち自動2輪車の走行であると周囲に容易に認識させることが可能となる。
[タイヤロック検知手段40〕
タイヤロック検知手段40は、自動二輪車200内の任意に位置に設けられ(図1及び図2において図示略)、自動二輪車200の前輪及び/又は後輪の回転がロックしたことを検知する検知センサーである。タイヤロック検知手段40は、自動二輪車200の前輪及び/又は後輪の回転がロックしたことを検知すると、制御部50に、タイヤロック検出信号を出力する(図3)。
なお、自動二輪車200の前輪及び/又は後輪の回転がロックした状態とは、アクセルの操作により、自動二輪車200の前輪及び/又は後輪が回転している状態で(走行中に)、急ブレーキをかけること等により、自動二輪車200の前輪及び/又は後輪の回転が、急停止する状態のことをいう(これら前輪及び/又は後輪の回転数が、一定の回転数から突如「0」となる状態)。すなわち、タイヤロック検知手段40は、自動二輪車200が走行中に、これら前輪及び/又は後輪が、一定数以上の回転数から突如「0」となった場合に(これら前輪及び/又は後輪の回転数が徐々に減少するのではなく、一気にこの回転数が「0」になった場合)、これら前輪及び/又は後輪の回転がロックしたと判定し、タイヤロック検出信号を制御部50に出力するのである。
[制御部50]
図3に示すように、制御部50は、本実施の形態例のライトの点灯制御を行うもので、電源スイッチ60がONにされることによって起動し、ヘッドライト10及び車種認識ライト30、30の点灯を制御する。さらに、タイヤロック検知手段40、及びウインカーランプスイッチ70からの出力信号を受信し、ウインカーランプ20、20の点灯制御、及び詳細を後述する車種認識ライト30、30のタイヤロック検出時特有の点灯制御を行う。
なお、制御部50には、中央処理装置(例えばマイクロプロセッサ等のワンチップコンピュータ)を用いることができる。また、制御部50は、自動二輪車200内の任意の位置に設けられる(図示略)。ただし走行により温度上昇が大きい部位は避けた位置とする。
次に、図4も参照して、制御部50による本実施の形態例に係る自動二輪車のライト点灯装置100の制御方法について説明する。
[ライト点灯装置100の制御〕
(ヘッドライト10の制御)電源スイッチ60がONの状態にされると、電気系統がONになり、制御部50が起動され、図4に示す制御に移行する。電源スイッチ60が「ON」となると図4のステップS1の処理に進み、ライト点灯装置100に電源が供給され、制御部50が起動される。
すると、制御部50はステップS2でヘッドライト10に電源を供給し、ヘッドライト10を点灯する。また、電源スイッチ60がOFFの状態にされると、電気系統はOFFになり、ヘッドライト10は消灯する。
なお、自動二輪車200のエンジン(図示略)がかかっていない状態の場合には制御部50には電源供給は行われず、例えば、電源スイッチ60がONの状態のときに、スタータースイッチ(図示略)等をONにすることで起動されるようにすることが望ましい。
(車種識別ライト30の制御)
制御部50は、ステップS2のヘッドライトを点灯させると、続くステップS3の処理に移行し、タイヤロック検出手段40が、タイヤロックを検出したか否かを調べる。自動二輪車200の走行中(車種認識ライト30、30が点灯中)に、制御部50が、タイヤロック検知手段40が自動二輪車200の前輪及び/又は後輪の回転がロックしたことを検知すると、制御部50の制御はステップS3からステップS4に進み、車種認識ライト30、30の点灯状態をタイヤロック状態での表示形態を示す点灯(非常時点灯)を行う。
すなわち、タイヤロック検知手段40が、自動二輪車200の前輪及び/又は後輪の回転がロックしたことを検知すると、タイヤロック検知手段40は、制御部50に、これら前輪及び/又は後輪の回転がロックしたことを示す電気信号を出力し、これを受けた制御部50は、車種認識ライト30、30を、早い時間間隔での点滅状態へと切り替える(この場合、車種認識ライト30、30は、交互に点灯期間と消灯期間を設ける点滅状態に制御する。)。以下、この状態「異常状態での点灯」という。
このように、急ブレーキをかけた時には車種認識ライト30、30が早い時間間隔で点滅し、周囲に異常事態であるとの注意を促すことができる。この点滅制御は、緊張感を与えるためにも、周辺にいる者に注意を喚起するためにもかなり早い間隔で点滅させることが望ましい(例えば、1分間に150回〜200回程度、点滅するよう構成する)。そしてステップS6に進む。
一方、ステップS3でタイヤロック状態を検出しない場合、制御部50はステップS5に進み、車種認識ライト30、30を点灯させる(すなわち、車種認識ライト30、30は、電源スイッチ60がONの状態にされることで点灯する)。なお、このとき、2つの車種認識ライト30、30は、同時に点灯(常に点灯)された状態としてもよい(自動二輪車200が異常事態に陥ることなく走行している状態では、車種認識ライト30、30は、このように点灯する。以下、この点灯を「通常状態での点灯」という)。
(ウインカーランプ20、20の制御)
制御部50はステップS3でタイヤロックを検出していない場合にはステップS6に進み、ウインカーランプスイッチ70が操作されたか否かを調べる。自動二輪車が左折ある以下右折しようとすると運転者は曲がる方向のウインカーランプスイッチ70を操作する。ステップS6でウインカーランプスイッチ70が操作されるとステップS7に進み、指示されたスイッチ方向に対応するウインカーランプ20に電源を供給し、ウインカーランプ20を点灯する。
すなわち、ウインカーランプスイッチ70の操作が自動二輪車200の左側のウインカーランプ20の点灯指示である場合には、制御部50はこの左側のウインカーランプ20を点灯する。一方、ウインカーランプスイッチ70の操作が自動二輪車200の右側のウインカーランプ20の点灯指示である場合には、制御部50は、この右側のウインカーランプ20を点灯する。そしてステップ10に進む。
一方、ステップS6において、ウインカーランプスイッチ70がオンでない場合にはステップS8に進み、もしウインカーランプ20への電源が供給されていればウインカーランプ20への電源供給を停止する(ウインカーランプ20、20への点灯をやめ、消灯する。)。そしてステップS10に進む。
ステップS10では電源スイッチ60がオン状態のままであるか否かを調べ、オン状態のままであればステップS2に進む。電源スイッチ60がオフであればステップS11で電源をオフし、ヘッドライト10及び車種認識ライト30、30も消灯する。
本実施の形態例に係る自動二輪車のライト点灯装置100の制御を以上に説明したが、実際どのように動作するかを説明する。
まず、運転者は、電源スイッチ60をオンにした後、スタータースイッチ等をオンにして、自動二輪車200のエンジンを起動させる。なお、電源スイッチ60をオンにしないで走行して、ヘッドライトの点灯が必要となった時に電源スイッチ60をオンにしてヘッドライト10、車種認識ライト30を点灯させてもよい。
上記のようにして電源スイッチ60がオンされると、制御部50はヘッドライト10及び車種認識ライト30、30を点灯する(通常状態での点灯)。なお、このとき、本実施の形態例ではヘッドライト10からは白色の光が、車種認識ライト30、30からは例えば青色の光が照射される(ヘッドライト10の色は白色、ウインカーライト20、20の色は橙色であるため)。
そして、運転者は、自動二輪車200のアクセルを操作して、自動二輪車200を走行させる。このとき、車種認識ライト30、30は、自動二輪車200の前方を照射、例えば、ヘッドライト10の照射域とは異なる照射域を照射していることから、車種認識ライト30、30とヘッドライト10から照射される複数の光(3つの光の筋が前方に延びている状態)は、走行中の自動二輪車200の対向車や歩行者等に対して、立体的に映し出されている状態となる。
また、運転者が右折又は左折をするときには、運転者は、ウインカーランプスイッチ70をONの状態にして、ウインカーランプ20、20を点灯させる(上述のとおり、ウインカーランプ20、20の点灯は、制御部50を介して行われる)。このとき、車種認識ライト30、30の照射域を、さらに、ウインカーランプ20、20の照射域とは異なる照射域としておけば、車種認識ライト30、30とヘッドライト10から照射される複数の光(3つの光の筋が前方に延びている状態)は、ウインカーランプ20、20から照射される光と相まって、さらに、走行中の自動二輪車200の対向車や歩行者等に対して、立体的に映し出されることになる。
なお、自動二輪車200の走行中に、運転者が、急ブレーキをかけること等で、自動二輪車200の前輪及び/又は後輪の回転がロックされた場合には、制御部50はタイヤロック検知手段40を介してこのことを検知し、車種認識ライト30、30の点灯が、通常状態の点灯(常に点灯された状態)から異常状態での点灯(点滅状態)へと切り替える。
このように、本実施の形態例では、ヘッドライト10及びウインカーランプ20、20以外の車種認識ライト30、30が、自動二輪車200の前方かつヘッドライト10の照射域とは異なる照射域を照射するものとなっていることから、この車種認識ライト30、30とヘッドライト10から照射される複数の光(3つの光の筋が前方に延びている状態)によって、走行中の自動二輪車200の対向車や歩行者等に対して、これらの光を立体的に映し出すことができる(車種認識ライト30、30の照射域が、ウインカーランプ20、20の照射域とは異なる照射域である場合には、さらに、これらの光を立体的に映し出すことができる)。
よって、単一の光源(1つのヘッドライト)のみから光が照射される場合に比べて、走行中の自動二輪車200の対向車や歩行者等は、これらの光によって、自動二輪車200の走行であることを容易に認識できるとともに、自動二輪車200との距離感を、立体的かつ具体的に把握することができる。
このため、本実施の形態例では、自動二輪車200が走行しているという強いインパクトを、これら周囲の者に認識させることができ、これらの者の注意(自動二輪車200が存在するという注意)を促すことができる(その結果、自動二輪車200の事故を効果的に防止することができ、運転者の安全は十分に確保されることになる)。
特に、車種認識ライト30、30の発光色を他のライトと異なる色で発光する構成を備えているため、車種認識ライト30、30が全く備えられていない従来に比べて、これら自動二輪車の周囲の者の注意(自動二輪車200が存在するという注意)を促すことができる(自動二輪車200の存在を、より積極的に知らせることができる)ことから、自動二輪車200の事故を効果的に防止することができる(その結果、運転者の安全は十分に確保される)。
さらに、本実施の形態例においては、たとえば走行中などに電源スイッチ60をオンすることで、車種認識ライト30、30が点灯する。また、電源スイッチ60がオン状態のときに、スタータースイッチ等をオンし、自動二輪車200のエンジンが起動していない場合には点灯せず、エンジンが起動して初めてランプがオンする様に制御している。このように、電源スイッチ60がオンすると自動的に車種認識ライト30、30が点灯するため、車種認識ライト30、30のみが無灯火の状態で自動二輪車200が走行することを防止することができる(運転者が車種認識ライト30、30を点灯し忘れることを防止することができる)。これにより、本実施の形態では、自動二輪車200の走行時に、常に車種認識ライト30、30を点灯した状態にすることができることから、自動二輪車200の走行を周囲、特に前方の者に容易に認識させることができる。
加えて、ヘッドライト10と車種認識ライト30、30の色(照射される光の色)が異なるものとなっていることから(上記のとおり、ヘッドライト10は白色、車種認識ライト30、30は青色となっている)、自動二輪車200の対向車両や前方を走行する車両、歩行者等に対し、より、「自動二輪車200が存在するという注意」を促すことができる。これらライトの色が異なることで、さらに、これらの者の注意が促される。
以上説明したように、本実施の形態例によれば、周囲を走行などする者に、自動二輪車200の存在を、より積極的に知らせることができることから、自動二輪車200の事故を効果的に防止することができると共に、運転者の安全が十分に確保される。
また、本実施の形態例では、複数の(2つの)車種認識ライト30、30が設けられていることから自動二輪車200の前方を走行する車両や歩行者等に対し、より、「自動二輪車200が存在するという注意」を促すことができ、より多くの光を見せることで、さらに、これらの者の注意が促される。よって、本実施の形態例を用いれば、これらの者に、自動二輪車200の存在を、より積極的に知らせることができることから、本実施の形態では、自動二輪車20の事故を効果的に防止することができる(結果、運転者の安全は十分に確保される)。
最後に、本実施の形態例においては、タイヤロック検知手段40が、自動二輪車200の前輪及び/又は後輪の回転がロックしたことを検知すると、車種認識ライト30、30を、通常とは異なる態様で点灯させるものとなっていることから(「通常状態での点灯」から「異常状態での点灯」に切り替わる)、自動二輪車200の前輪及び/又は後輪の回転がロックされたという異常事態を、明確かつ的確に、周囲に知らせることができる。
このため、本実施の形態例を用いれば、自動二輪車200が、このような異常事態に陥った場合でも、運転者の二次被害(対向車との衝突を避けたことによって、他の車両と衝突してしまう事態等)を効果的に防止することができることから、さらに運転者の安全を確保することができる。
なお、本実施の形態例では、ヘッドライト10、ウインカーランプ20、20及び車種認識ライト30、30の全体の形状を、平面視円形状にて形成するものとしているが、これらを適宜、他の形状にて形成することもできる、例えば、又は楕円形状にて形成することもできる。
また、本実施の形態例では、ヘッドライト10、ウインカーランプ20、20及び車種認識ライト30、30の内部に、LEDを設けるものとしているが、例えば、これを、LEDに代えて、ハロゲンランプ又はHIDランプ(High Intensity Discharge Lamps)を設けるようにしてもよい。
さらに、本実施の形態例では、ヘッドライト10を板状部材12の長手方向中央より下側の領域に、車種認識ライト30、30を板状部材12の長手方向中央より上側の領域に取り付けるものとしているが、車種認識ライト30、30とヘッドライト10から照射される光が、走行中の自動二輪車200の対向車や歩行者等に対して、立体的に映し出されるのであれば、ヘッドライト10を板状部材12の長手方向中央より上側の頼域に、車種認識ライト30、30を板状部材12の長手方向中央より下側の領域に取り付けるようにしてもよい。また、車種認識ライト30、30を、それぞれ、ヘッドライト10の両隣に取り付けることも可能である。
また、本実施の形態例では、車種認識ライト30、30を、ヘッドライト10と5cm程度離して取り付けるようにしているが、上記同様、車種認識ライト30、30とヘッドライト10から照射される光が、走行中の自動二輪車200の対向車や歩行者等に対して、立体的に映し出されるのであれば、これと異なる距離感にて、車種認識ライト30、30を取り付けることもできる。例えば、車種認識ライト30、30を、ヘッドライト10と3cm〜7cm程度離して取り付けるようにする等が可能である。なお、このとき、車種認識ライト30、30を、板状部材12に直接取り付けるのではなく、例えば、板状部材12の上辺から上方向に延びる取付部材(取付部材22、22と同様のもの。図示略)に取り付けるようにしてもよい。
また、本実施の形態例では、板状部材12を平面視台形状にて形成するものとしているが、ヘッドライト10、ウインカーランプ20、20及び車種認識ライト30、30を取り付けることができるのであれば、これを他の形状、例えば、矩形状や円形状等にて形成することもできる。
本実施の形態例では、車種認識ライト30、30のレンズ31、31の外径を、ヘッドライト10のレンズ11の外径の1/3程度に形成する例を説明したが、車種認識ライト30、30から照射される光により、自動二輪車200の前方を走行する車両や歩行者等に対して、自動二輪車200の存在を、より明確に認識・把握させることができるのであれば、レンズ31、31の外径を他の寸法、例えば、レンズ31、31の外径を、レンズ11の外径と同様又は1/2程度に形成することもできる。なお、ランプの大きさに制限はない。
〔第二の実施の形態例〕
上記した第一の実施の形態例では、車種認識ライト30を、2つの車種認識ライトから構成するものとしているが、本発明は以上の構成に限定されるものではなく、車種認識ライト30を、単一の車種認識ライトにて構成するようにしてもよい。車種認識ライト30を一つとした本発明に係る第二の実施の形態例を図5を参照して説明する。図5は本発明に係る第二の発明の実施の形態例を説明するための図である。なお、制御部50の構成は上記した第一の実施の形態例と同様であるため、詳細説明を省略する。以下の実施の形態例も同様である。
第二の実施の形態例では、ヘッドライト10の上部に1個の車種認識ライト30を配置する。第二の実施の形態例でも、車種認識ライト30とヘッドライト10とは異なる照射域を照射することから、第一の実施の形態例と同様に自動二輪車の走行であることを周囲に認識させることが可能となる。
なお、第一の実施の形態例と同様に、タイヤロック検知手段40が、自動二輪車200の前輪及び/又は後輪の回転がロックしたことを検知した際の1つの車種認識ライト30の点灯を、通常状態での点灯形態と異なり、第1の実施の形態例と同じく早い間隔で点滅させて周囲の注意を喚起をようにするとよい。このように、1つの車種認識ライト30が、「通常状態での点灯」から、短い間隔で点滅する。
また、本実施の形態例では、単一の光源(1つのヘッドライト)のみから光が照射される場合(ウインカーランプが点灯している場合には、2つの光源)に比べて、車種認識ライト30による光の照射分、多くの光が照射されることから、自動二輪車200の前方を走行する車両や歩行者等に対して、自動二輪車200の存在を、より明確に認識・把握させることができる。
図5に示すように、ヘッドライト10の上部に配置されている車種認識ライト30は、ヘッドライト10やウインカーランプ20とは異なる色で照射されるため、第一の実施の形態例のように、自動二輪車の走行であることを周囲に容易に認識させることが可能となる。
〔第三の実施の形態例〕
第一および第二の実施の形態例では、車種認識ライト30を通常走行時には常時点灯させていた。しかながら、本発明は以上の例に限定されるものではなく、例えば、通常時の車種の識別ライトの点灯制御を、常時点灯から点滅点灯するように制御してもよい。
認識ライト30の通常状態での点灯を、点滅するように構成した場合には、上記した第一の実施の形態例の点灯制御のうち、図4のステップS5の点灯制御を、点滅点灯するように変更制御する。なお、この時の車種認識ライト30の点滅は、通常状態での点灯であることから、周囲に過度な緊張感を与えることのないよう、ゆっくりとした間隔で点滅することが望ましい。例えば、1分間に50回〜100回程度、点滅するよう構成するとよい)。
そしてステップS4の非常点灯制御では、通常状態での点滅点灯間隔よりも短い間隔、例えば、1分間に150回〜200回程度、あるいはさらに点滅回数を多くし点滅させるようにするとよい。このように、1つの車種認識ライト30であても、注意を喚起しやすい点滅制御を行うことで「通常状態での点灯」から、より短い間隔で点滅することで(異常状態での点灯)、周囲に、自動二輪車200が異常事態に陥っていることを明確かつ的確に知らせることができる。
〔第四の実施の形態例〕
以上の実施の形態例では、車種認識ライト30が1つあるいは2つの例を説明した。しかし本実施の形態は以上の例に限定されるものではなく、3つ、または4つあるいはそれ以上の車種認識ライト30を備えてもよい。
多数の車種認識ライト30を備えることにより、自動二輪車の前方を走行する車両や歩行者等に対し、より自動二輪車の存在を、明確に認識・把握させることが可能となる。この場合、複数の車種認識ライト30は、板状部材12のヘッドライト10が取り付けられていない箇所又は上述した取付部材等に、適宜、取り付けるようにすればよい。
〔第五の実施の形態例〕
以上の説明は車種認識ライト30が青色灯である場合を例に説明した。しかしながら本実施の形態は以上の例に限定されるものではない。特に一般の車両に使用されている可能性が低い色のライト、たとえは黄色を車種認識ライトの発光色とすることにより、周囲のものに自動二輪車が走行中であることを容易に認識させることが出来る。
本発明に係る第5の発明の実施の形態例では車種認識ライト30の発光色を黄色灯とする。これにより、より確実に自動車の走行と異なる車の走行と認識しやすくなり、これが自動二輪車の識別灯であることが広く認識されればされるほど自動二輪の識別灯であると認識されやすくなるため、より効果的に周囲に自動二輪の走行中であることを認識させることが出来、自動二輪運転者の身の安全がより確実に守れるようになる。
なお、第5の実施の形態例においても、車種認識ライト30の照射色以外の構成は、上記した第一乃至第四の実施の形態例のいずれの構成であってもよい。
〔第六の実施の形態例〕
第一の実施の形態例などでは、タイヤロック検知手段40を設けることで、自動二輪車200の前輪及び/又は後輪の回転がロックしたことを検知するものとしているが、第一の実施の形態の構成を、よりシンプルにするとともに、自動二輪車の通常走行時(自動二輪車200の前輪及び/又は後輪の回転がロックされていない状態)における運転者の安全のみを確保したいということであれば、第一の実施の形態の構成からタイヤロック検知手段40を設けない構成に簡略化することもできる。
この場合には、図4の制御において、ステップS3の処理およびステップS4の処理を省略可能である。通常走行時には上記同様に周囲の者に自動二輪の走行中であることをヘッドライト10及びウインカーランプ20、20と異なる点灯状態の車種認識ライト30、30が点灯するため、例えば、自動二輪車200の前方の車両や歩行者等に対して第六の実施の形態例の構成でも、十分に自動二輪車200の走行を周囲の者に認識させることが出来、事故を効果的に防止することが可能である。その結果、運転者の安全は十分に確保される。
〔第七の実施の形態例〕
以上の実施の形態の例では、車種認識ライト30、30の色を青色、あるいは黄色である例について述べているが、例えば、この色を紫色、緑色、桃色等の他の車種の例えば自動車のライトが通常備えていないような色で構成することも可能である。この場合車種認識ライト30、30の内部に、青色、黄色、紫色、緑色、桃色等のLED等を設けてもよい。
この場合でも、通常走行時には上記同様に周囲の者に自動二輪の走行中であることをヘッドライト10及びウインカーランプ20、20と異なる点灯状態の車種認識ライト30、30が点灯するため、例えば、自動二輪車200の前方の車両や歩行者等に対して、十分に自動二輪車200の走行を認識させることが出来、事故を効果的に防止することが可能である(その結果、運転者の安全は十分に確保される)。
〔第八の実施の形態例〕
以上の各実施の形態例での車種認識ライト30、30の色は、ライト自体の発光色を、所望の色を発光する発光素子で構成する例を説明した。しかし、本願発明は以上の例に限定されるものではなく、車種認識ライト30、30の発光色を変えるのではなく、ライトの出射前面に配置されているレンズ31を、透過する光を制限するレンズとし、レンズ31を透過した時に出射される光が所望の色の光となるように構成してもよい。このように構成した第八の実施の形態の例を説明する。
第八の実施の形態例では、車種認識ランプの構成を発光素子と該発光素子の前面に配されている透過する光が上記した特定の各色の光となる色レンズを備える構成としている。このように透過する光を制限して特定の色の光が照射される構成としてもよい。
この場合でも、通常走行時には上記同様に周囲の者に自動二輪の走行中であることをヘッドライト10及びウインカーランプ20、20の出射する光と異なる点灯状態の車種認識ライト30、30の照射光となるので、例えば、自動二輪車200の前方の車両や歩行者等に対して、十分に自動二輪車200の走行を認識させることが出来、事故を効果的に防止することが可能である(その結果、運転者の安全は十分に確保される)。
〔第九の実施の形態例〕
以上の実施の形態例における2つの車種認識ライト30、30を備える実施の形態の例では、ライトの発光色は、同じ色である前提で説明した。しかし、本願発明は以上の例に限定されるものではなく、車種認識ライト30、30の発光色をそれぞれで異なる色としてもよい。このように、構成した第九の実施の形態の例を説明する。
第九の実施の形態例では、2つの車種認識ライト30、30を互いに異なる色で構成する。例えば、一方の車種認識ライト30を青色に、他方の車種認識ライト30を黄色にて構成する等である。
なお、車種認識ライト30を、3つ以上設ける場合には、例えば、1つ目を青色に、2つ目を黄色に、3つ目を緑色にする等、それぞれの車種認識ライト30の色を異なるように構成してもよい。
このように、複数の車種認識ライト30の発光色を互いに異なる色で構成することで、自動二輪車200の前方を走行する車両や歩行者等に対し、より、「自動二輪車200が存在するという注意」を促すことが可能になることから
、さらに、これらの者の注意が促される。
本実施の形態を上記のように構成すれば、周囲の者に、自動二輪車200の存在を、より積極的に知らせることができ、自動二輪車200の事故を効果的に防止することができ、その結果、運転者の安全は十分に確保される。
〔第十の実施の形態例〕
以上の実施の形態の例では、通常点灯時2つ、あるいはそれ以上の車種認識ライト30、30が、同時に点灯制御される例を説明した。しかし本発明は以上の例に限定されるものではなく、車種識別ライト30が複数配置されている場合には、各ランプを同一タイミングで点灯制御する必要はなく、それぞれが異なったタイミングで点灯される状態であってもよい。例えば、各車種認識ライト30を、すべて同時に点灯させるのではなく、一方が点灯時には他方は消灯しているなど異なるタイミングで点滅させ、1分間に50回〜100回程度、点滅するよう構成する通常状態での点灯としてもよい。
第十の実施の形態をこのように構成すれば、自動二輪車の周囲の者に、自動二輪車200の走行であることをより積極的に知らせることができ、自動二輪車200の事故を効果的に防止することができ、その結果、運転者の安全は十分に確保される。
なお、この構成に、タイヤロック検知手段40を加えるのであれば、タイヤロック検知手段40が、自動二輪車200の前輪及び/又は後輪の回転がロックしたことを検知した際の車種認識ライト30、30の点灯を、通常状態での点灯よりも(同時に点滅している間隔よりも)、早い間隔(短い間隔)で個別に点滅させるようにするとよい。このように、車種認識ライト30、30が、「通常状態での点灯」から、より早い間隔で個別に点滅することで(異常状態での点灯)、周囲に、自動二輪車200が異常事態に陥っていることを明確かつ的確に知らせることができる(異なる光が照射されるため)。なお、このときの車種認識ライト30、30の点滅は、異常事態であるとの注意を周囲に促し、緊張感を与えるためにも、素早い間隔、例えば、1分間に150回〜200回程度の間隔で点滅するよう構成することが望ましい。
また、このときの車種認識ライト30、30の点灯を同時に行うのではなく交互に点滅させるようにすることもできる。このときも、各車種認識ライト30を、例えば、1分間に150回〜200回程度、点滅するよう構成する。この構成でも、車種認識ライト30、30による「異常状態での点灯」は、「通常状態での点灯」と区別可能であることから、周囲に、自動二輪車200が異常事態に陥っていることを明確かつ的確に知らせることができる。
このように本実施の形態を構成することで、自動二輪車200の前輪及び/又は後輪の回転がロックされたという異常事態を、明確かつ的確に、周囲に知らせることができることから、自動二輪車200が、このような異常事態に陥った場合でも、運転者の二次被害(対向車との衝突を避けたことによって、他の車両と衝突してしまう事態等)を効果的に防止することができる。さらに運転者の安全は確保されることになる。
また、2つの(複数の)車種認識ライト30、30が、同時に点灯されるとともに、常に点灯された状態(通常状態での点灯)ではなく、これら複数の車種認識ライト30、30を交互に点滅するように構成してもよい(2つ以上の複数の車種認識ライト30を設ける場合も同様である)。なお、このときの車種認識ライト30の点滅は、通常状態での点灯であることから、周囲に過度な緊張感を与えることのないよう、ゆっくりとした間隔で交互に点滅することが望ましい。
このように、複数の車種認識ライト30を、交互に点滅するよう構成することで、自動二輪車200の前方を走行する車両や歩行者等に対し、より、「自動二輪車200が存在するという注意」を促すことが可能になる。本実施の形態をこのように構成すれば、これらの者に、自動二輪車200の存在を、より積極的に知らせることができ、自動二輪車200の事故を効果的に防止することができ、運転者の安全は十分に確保される。
なお、この構成に、タイヤロック検知手段40を加えるのであれば、タイヤロック検知手段40が、自動二輪車200の前輪及び/又は後輪の回転がロックしたことを検知した際の車種認識ライト30、30の点灯から、同時に点滅させるように点灯制御するとよい。このように、車種認識ライト30、30が、交互に点滅している状態(通常状態での点灯)から、同時に点滅する異常状態での点灯に変更することで、周囲の者に自動二輪車200が異常事態に陥っていることを明確かつ的確に知らせることができる。なお、このときの車種認識ライト30、30の点滅は、異常事態であるとの注意を周囲に促し、緊張感を与えるためにも、素早い間隔で交互に点滅することが望ましい。例えば、1分間に150回〜200回程度、点滅するよう構成する。
このように本実施の形態を構成することで、自動二輪車200の前輪及び/又は後輪の回転がロックされたという異常事態を、明確かつ的確に、周囲に知らせることができることから、本実施の形態をこのように構成すれば、自動二輪車200が、このような異常事態に陥った場合でも、運転者の二次被害、例えば、対向車との衝突を避けたことによって、他の車両と衝突してしまう事態等を効果的に防止することができ、さらに運転者の安全は確保されることになる。
[第十一の実施の形態例]
以上の説明は、通常走行と非常走行(異常走行)の2つの走行状態における車種識別ランプの点灯制御を説明した。しかし、本発明は以上の例に限定されるものではなく、以上の走行状態に加え、速度超過の可能性が高まる走行状態か、あるいは通常速度での走行状態かを周囲に識別可能に車種認識ライト30を点灯させて、周囲のみならず運転者にも走行状態を認識させることができる用に制御しても良い。
このようにどの程度の速度で走行しているかを運転者および周囲に知らせることができる本発明にかかる第十一の実施の形態例を図6および図7を参照して説明する。図6は第十一の実施の形態例のランプ点灯装置の制御装置の構成を示すブロック図、図7は第十一の実施の形態例の制御フローチャートである
図6に示すように第十一の実施の形態例では上記した実施の形態例の図3に示す構成に加え、自動二輪車の速度情報を検出して制御部50に出力する速度検出センサ80、および識別ライト30の表示形態を変える任意の速度を設定可能な速度設定部90を備える。
速度設定部90は、例えば具体的な速度をデジタル値で予め設定する場合のほか、ダイヤルを回して所定の速度を指示するようにするなど、任意の方法で所望の速度を設定できればよい。例えば、一般道の走行であるか、高速道の走行であるかを切り替え設定するものなど、あらかじめ設定可能とされているいくつかの走行形態から所望の走行態様を選択指示できるものであってもよい。上記のほかに学童通学路の走行、住宅地の走行など、より詳細な区分ごとの指示を可能とする構成であってもよい。
そして、速度検出センサ80の検出速度が速度設定部90に設定された速度に達したことを検知すると、制御部50は、車種識別ライトの表示形態を通常点灯制御から変更して運転者に注意を喚起して運転者の安全を確保するための速度注意表示形態に変更する制御を行っている。
以上の構成を備える第十一の実施の形態例の制御を図7を参照して説明する。第十一の実施の形態例においても基本的な制御は上記した図4に示す第一の実施の形態例の制御と同様である。第十一の実施の形態例では、ステップS10の電源スイッチ60の確認に先立ってステップS15とステップS16の制御を行う。
即ち、ステップS7またはステップS8の処理に続き、ステップS15の処理に移行し、表示形態を変更したい速度に達したか否か判断する。あらかじめ設定された速度に達していない場合にはステップS10に移行する。
一方、ステップS15において設定速度に達したか、あるいは近い走行速度に達した場合にはステップS16に進み、速度注意モードでの識別ランプ点灯制御を行う。例えば一般道の走行モードであれば例えば時速60kmが安全走行の目安となりえるため、速度検出センサ80が60km(あるいは速度検出センサ80での検出速度が誤差を見込んでの70kmでの走行を検知するとステップS15よりステップS16に進み、速度注意喚起モードでの点灯制御を行う。そしてステップS10に進む。
ステップS16の速度注意喚起モードでは、識別ライトの点灯形態を、通常状態の点灯制御と、タイヤロック時の緊急時表示形態のちょうど中間程度の表示とすることが望ましい。そして、検出速度が設定速度をある程度超過した場合にはさらに表示形態を変え、緊急時の表示形態を採用してもよい。このように速度超過が大きくなると運転者により注意を促す形態の表示とする。これにより、走行中に不注意に速度が早くなることを直接運転者に知らせることができる。
高速走行モードでは、例えば設定速度を110kmとし、110kmを超えた場合には注意喚起モードでの表示(ややゆっくりした点滅制御)とし、130kmを超えた場合には非常モードでの点灯制御(またはさらに点滅間隔を短く制御)をすることが望ましい。なお、以上の例では、速度超過となる速度を切り替えたが、以上の例に限定されるものではなく、70km以上では注意喚起モードでの点滅制御、110km以上では警告モードでのより短い間隔での点滅制御、130kmを超えた場合には非常モードでの点灯制御(さらに点滅間隔を短く点灯制御)をする様にしても良い。このようにすると運転者が面倒な走行モード変更などすることなく走行速度を把握出来る。
このように、走行速度が予定速度以上となったような場合に、運転者が速度メータを見ていなくとも前方に照射されている識別ライトの点灯状態が変化したことが容易に認識できる。のみならず、識別ライトの表示形態により自動二輪の運転者以外の周囲の人にも、自動二輪車の速度が速くなっていることを報知することにもなっており、運転者の速度超過抑制効果が期待でき、この面でも運転者の安全が保たれることになる。
[第十二の実施の形態例]
以上の各実施の形態例では、車種識別ライトを自動二輪の前面に照射する例を説明した。自動二輪の前方に位置しているものに自動二輪の走行を認識させる効果は大きなものがある。これは、例えば、自動二輪車の後方から走行している者は、ヘッドライトが自動二輪車を照らすため、容易に認識することができることから、認識しにくいと思われる自動二輪車より前方に位置する者に自動二輪の走行を認識させることを図ったものである。
しかしながら、自動二輪車の後方を走行する車であっても、距離が離れている場合には判別しづらい。そこで第十二の実施の形態例では、車種識別ライト30を前方のみならず後方にも照射できるように構成し、後方のものにも自動二輪走行を認識させることができる第十二の実施の形態例を図8を参照して説明する。図8は本発明に係る第十二の実施の形態例の自動二輪車のライト点灯装置が装備された自動二輪車の全体を表す斜視図である。
図8に示すように第12の実施の形態例では、車種識別ライト30、30が自動二輪車の走行中に前方および後方に照射できる位置の例として、ハンドルのグリップ部に筒状のライトとして配置している。そして、ライトよりの光は、自動二輪車の前方と後方の両方に照射される構造となっている。
例えば、第十二の実施の形態例では、識別ライトを前方照射用のLEDと、後方照射用のLEDとを背中合わせに配置した構成とすることで、前方と後方を同じように照射する構成とすることが考えられる。
あるいは中央部に1つの発光部を備え、発光部に近接してプリズムを備え、それぞれ左右45度に偏向して(前方と後方に出射するように構成し)前方と後方に分けて照射する構成でもよい。
しかし、構成が複雑化するとともに重量もかさむため、背中合わせに2つのLEDを配置することが望ましい。具体的な識別ライトの発光仕様、発光形態は上述した実施の形態例と同様でよい。
なお、識別ライトの配設位置はハンドル部先端に限定されるものではなく、ハンドル部のいずれかの長さがある場合にはグリップ部の根元に近接して配置してもよい。さらに、自動二輪車の背面のテールランプから一定距離離れた位置に後方照射用の識別ランプを配置し、後方専用の識別ライトとして前方のものと同じように発光制御してもよい。
さらに、後方への照射ができずらい位置であってもハンドルの先端部から中央部の間であれば任意の位置に取り付けても良い。後方への照射が出来ない場合には後方への照射をしないように制御する様に構成することが望ましい。ハンドル部の先端より外側に突出されると、走行可能幅が制限されることになるため、先端部より突出しないように構成することが望ましい。
例えば、この場合、後部側車種認識ライトを、自動二輪車200の後部に設けられるテールランプの近傍に設け、該テールランプの照射域とは異なる照射域を照射するように構成しておいてもよい。なお、このときの、後部側車種認識ライトとテールランプの取付方法、取付位置、これらライト等から照射される光の関係性並びに自動二輸車20bの後部に設けられるウインカーランプと後部側車種認識ライトとの関係性等は、上述した実施の形態例におけるヘッドライト10、ウインカーランプ20及び車種認識ライト30の内容と同様であることから、これらの点に関する具体的な説明は省略する。
以上に説明した第12の実施の形態例によれば、距離が離れている後方を走行する車であっても、自動二輪車の走行であること、自動二輪車の道路上の走行位置を容易に認識することができ、運転者の安全を図ることができる。
[他の実施の形態例]
また、以上に説明した実施の形態例では、通常状態での点灯時と異常状態での点灯時における車種認識ライト30の色について、特段、区別を付けていないが、より、自動二輪車200の前輪及び/又は後輪の回転がロックされたという異常事態を、明確かつ的確に、周囲に知らせたいのであれば、異常状態での点灯時における車種認識ライト30の色を、通常状態での点灯時における車種認識ライト30の色と異なるようにすることもできる。
例えば、この場合、車種認識ライト30の内部にあるLED基盤1に、青色のLED(第1のLED群)と赤色のLED−(第二のLED群)を装着し、制御部50は、通常状態での点灯時には、車種認識ライト30を第1のLED群を通じて青色に発光させ、異常状態での点灯時には、車種認識ライト30を第二のLED群を通じて赤色に発光させるようにするとよい。
これにより、異常状態での点灯時における車種認識ライト30の色は、通常状態での点灯時における車種認識ライト30の色と異なるものとなることから、周囲には、この照射される光の色の違いによって、より、明確かつ的確に、自動二輪車200が異常事態に陥っていることを知らせることができる。
10 ヘッドライト
11 レンズ
12 板状部材
13 メーター
20 ウインカーランプ
21 レンズ
22 取付部材
30 車種認識ライト
31 レンズ
40 タイヤロック検知手段
50 制御部
60 電源スイッチ
70 ウインカーランプスイッチ
80 速度検出センサ
90 速度設定部
100 自動二輪車のライト点灯装置
200 自動二輪車
80 速度検出センサ
90 速度設定部

Claims (8)

  1. 自動二輪車の前方を照射するヘッドライト及びウインカーライトとは異なる態様で視認可能に発光する少なくとも二つの車種認識ライトと、
    前記車種認識ライトの発光形態を制御する表示制御手段と、
    自動二輪車の走行速度値を設定可能な速度設定手段と、
    自動二輪車の走行速度が前記速度設定手段の設定速度を超えた走行であるか否かを検知する速度検知手段とを備え、
    前記表示制御手段は、前記車種認識ライトを前記速度検知手段が前記速度設定手段の設定速度以下か設定速度を超えた走行であるかで異なる発光形態で発光制御することを特徴とする自動二輪車のライト点灯装置。
  2. 前記車種認識ライトは前記ヘッドライト及びウインカーライトと異なる色の光を照射することを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車のライト点灯装置。
  3. 前記車種認識ライトは、走行時に前方を照射するほかに、後方にも照射可能な位置に配設され、前方の照射とともに後方にも照射されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動二輪車のライト点灯装置。
  4. 前記複数の車種認識ライトが互いに異なる色であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の自動二輪車のライト点灯装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記速度検知手段が第1の設定速度を超えた走行であると検知した場合に前記複数の車種認識ライトを同じタイミングで点滅表示し、より高速の第2の設定速度を超えた走行であると検知した場合に前記車種認識ライトをより短い間隔で点滅表示することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の自動二輪車のライト点灯装置。
  6. さらに自動二輪車の前輪及び/又は後輪の回転がロックしたことを検知するタイヤロック検知手段を備え、
    前記タイヤロック検知手段が、前輪及び/又は後輪の回転がロックしたことを検知すると、前記表示制御手段は前記車種認識ライトを非ロック時とは異なる態様で点滅表示させることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の自動二輪車のライト点灯装置。
  7. 前記車種認識ライトの非ロック時とは異なる態様は、前記車種認識ライトを早い間隔で点滅させるものであることを特徴とする請求項6に記載の自動二輪車のライト点灯装置。
  8. 前記請求項1乃至請求項7のいずれかの自動二輪車のライト点灯装置を備えることを特徴とする自動二輪車。
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