JP6531570B2 - Twin-roll vertical casting apparatus and twin-roll vertical casting method - Google Patents
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Description
本発明は、双ロール式縦型鋳造装置及び双ロール式縦型鋳造方法に関するものである。 The present invention relates to a twin roll vertical casting apparatus and a twin roll vertical casting method .
鋼板を鋳造する双ドラム連鋳において、軸が平行で互いに逆方向に回転する一対の冷却ドラムとサイド堰で形成される湯溜部に溶鋼を注入し、この冷却ドラムの周面で溶鋼を冷却・凝固し、凝固シェルを生成しつつ薄肉鋳片を連続鋳造するものが知られている(特許文献1)。この種の連続鋳造においては、一対の冷却ドラムの両端面に、サイド堰を押し付け、冷却ドラムの回転によりサイド堰耐火物(AlNなどアルミニウムを含有する窒化物又はSiAlONなどアルミニウムを含有する酸窒化物)を摩耗せしめて、冷却ドラムとサイド堰のシール状態を維持し、溶鋼の湯漏れを防止している。以下、本発明の構成部材に対応させるために、双ドラム連鋳を双ロール鋳造、冷却ドラムを鋳造ロール、サイド堰を側堰板、湯溜部を溶湯ノズル、溶鋼を溶湯と称する。 In twin-drum continuous casting for casting steel plates, molten steel is injected into a reservoir formed by a pair of cooling drums with parallel axes and rotating in opposite directions and a side weir, and the molten steel is cooled by the circumferential surface of this cooling drum * What solidifies and thins a cast slab continuously while producing | generating a solidified shell is known (patent document 1). In this type of continuous casting, side wedges are pressed against both end surfaces of a pair of cooling drums, and by rotating the cooling drums, side crucible refractories (nitrides containing aluminum such as AlN or oxynitrides containing aluminum such as SiAlON) ) To maintain the seal between the cooling drum and the side weir to prevent the molten steel from leaking. Hereinafter, in order to correspond to the constituent members of the present invention, twin-drum continuous casting is referred to as twin-roll casting, cooling drums as casting rolls, side weirs as weir plates, weir parts as melt nozzles and molten steel as melt.
双ロール鋳造において、側堰板は金属溶湯と直接触れることから耐熱性や保温性が求められ、かつ、側堰板と鋳造ロールとの接触部から溶湯が漏れないようにするために、側堰板は鋳造ロールとの摺動面に押し付けられる。このため、金属溶湯による熱負荷と浸食と摩耗とが同時に起きることから、側堰板の表層を構成するコーティング材料が剥がれ、異物となって鋳造シートに混入するといった問題がある。 In twin roll casting, the side plate is in direct contact with the molten metal, so heat resistance and heat retention are required, and in order to prevent the molten metal from leaking from the contact portion between the side plate and the casting roll, the side plate is The plate is pressed against the sliding surface with the casting roll. For this reason, since the heat load, erosion and wear by the molten metal occur simultaneously, there is a problem that the coating material constituting the surface layer of the side covering plate peels off and becomes foreign matter and mixes in the cast sheet.
本発明が解決しようとする課題は、側堰板から生じる異物が鋳造品に混入するのを抑制できる双ロール式縦型鋳造装置及び双ロール式縦型鋳造方法を提供することである。 The problem to be solved by the present invention is to provide a twin-roll vertical casting apparatus and a twin-roll vertical casting method capable of suppressing foreign matter generated from a side plate from being mixed into a cast product.
本発明は、一対の側堰板の少なくとも一方を、一対の主堰板の端面と鋳造ロールの端面とに押圧された状態で回転可能に設けるとともに、この側堰板に、一対の主堰板の端面と鋳造ロールの端面とにより画成される溶湯ノズルの側壁面を被覆する被覆面を回転中心に対する円周方向に連続するように設け、この側堰板の回転を鋳造開始から鋳造を終了するまでは停止し、鋳造を終了してから次の鋳造が開始されるまでの間に回転制御することにより、上記課題を解決する。 In the present invention, at least one of the pair of side weir plates is rotatably provided in a state of being pressed by the end face of the pair of main weir plates and the end face of the casting roll. It provided a coating surface that covers the side wall surface of the molten metal nozzle defined by the end face and the end face of the casting rolls so as to be continuous in the circumferential direction with respect to the rotational center, end the casting from the start of casting the rotation of the side weir plate The above problem is solved by stopping until stopping and controlling the rotation between the end of casting and the start of the next casting.
本発明では、側堰板は、溶湯ノズルに注湯された溶湯が液相から固液共存を経て固相となるロールギャップの近傍及び鋳造ロールに押圧されて摺動するロールギャップの近傍が最もダメージを受ける部分であることに鑑み、被覆面を有する側堰板を回転可能に設けられているので、このダメージを受ける部分が側堰板の表面を相対的に移動する。すなわち、ダメージを受ける部分が一箇所に集中することなく側堰板の表面に分散する。その結果、溶湯による熱負荷と浸食と摩耗によって側堰板から異物が生じるのを抑制でき、これが鋳造品に混入するのを抑制することができる。 In the present invention, in the side plate, the vicinity of the roll gap where the molten metal poured into the molten metal nozzle becomes solid phase through solid-liquid coexistence, and the vicinity of the roll gap where it slides by being pressed by the casting roll In view of the fact that it is a part that receives damage, the side covering plate having the covering surface is rotatably provided, so that the part that receives the damage relatively moves on the surface of the side covering plate. That is, the damaged parts are dispersed on the surface of the side plate without concentrating on one place. As a result, it is possible to suppress the generation of foreign matter from the side siding plate due to the heat load, the erosion, and the wear by the molten metal, and it is possible to suppress the mixing thereof into the cast product.
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る双ロール式縦型鋳造装置の第1実施形態を示す側面図、図2は、図1の平面図である。本実施形態の双ロール式縦型鋳造装置1は、溶解されたアルミニウム系材料を、特に限定はされないが例えば1000℃/秒以上の冷却速度で冷間圧延し、所定厚さt、所定幅W及び所定長Lのシート2に製造するための鋳造装置である。冷却速度を大きくすることで不純物が含まれていても大きく成長せず、また生産性も高いという利点がある。鋳造原料となるアルミニウム系材料としては、特に限定されないが例えば、アルミニウムのほか、アルミニウム・シリコン合金、アルミニウム・シリコン・マグネシウム合金その他のアルミニウム合金が含まれる。これらアルミニウム系材料の融点又は液相温度は、概ね580〜670℃である。
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described based on the drawings. FIG. 1 is a side view showing a first embodiment of a twin roll vertical casting apparatus according to the present invention, and FIG. 2 is a plan view of FIG. The twin-roll type
本実施形態の双ロール式縦型鋳造装置1は、所定のロールギャップ13をもって対向配置された一対の鋳造ロール11,12と、当該一対の鋳造ロール11,12のロールギャップ13の上方に配置され、アルミニウム系材料の溶湯5を受容する溶湯ノズル14と、アルミニウム系材料の溶湯5を収容し当該溶湯5を溶湯ノズル14に注湯するレードル15と、を備える。なお、図1には図示を省略するが、溶湯ノズル14からロールギャップ13を通過する溶湯5が、弾性付勢に反して当該ロールギャップ13を押し広げようとする反力を推定する反力推定器と、この反力推定器により推定された反力に応じて一対の鋳造ロール11,12がロールギャップ13を通過する溶湯5から受ける単位時間当たりの受熱量を制御する制御ユニットとを設けてもよい。図2に示すように、一対の鋳造ロール11,12と、溶湯ノズル14と、レードル15とは、それぞれの幅方向の中心軸CLが一致するように配置されている。
The twin-roll
一対の鋳造ロール11,12は、架台4に搭載され、一方の鋳造ロール11は、回転軸111を中心にして回転するように設けられ、他方の鋳造ロール12は、回転軸111に平行な回転軸121を中心にして回転するように設けられている。本実施形態における一方の鋳造ロール11は、架台4に対して位置が固定され、他方の鋳造ロール12は、スライドレール41を介して一方の鋳造ロール11に対して水平方向に接近及び離反移動が可能とされている。当該他方の鋳造ロール12は、一方の鋳造ロール11に向かう方向にばね又は流体圧シリンダなどの弾性体122により弾性付勢されているが、最も接近した際のロールギャップ13は、目的とするシート2の板厚tに応じたゼロを超える所定値、特に限定されないが例えば、0.5〜3mmに設定されている。なお、一対の鋳造ロール11,12の両者を、架台4に対して互いに接近及び離反移動が可能に構成してもよい。
The pair of
一対の鋳造ロール11,12は、互いに等しい周速度で回転するように、プーリ及びベルトなどの伝達機構を介して第1回転駆動モータ112に接続されている。本実施形態の鋳造ロール11,12は、外径が等しくされているので、一つの第1回転駆動モータ112により互いに逆方向、すなわちロールギャップ13において溶湯5を鉛直下方向へ押し下げる力が作用するように等しい周速度で回転する。図1に示す例においては、一方の鋳造ロール11は反時計方向に回転し、他方の鋳造ロール12は時計方向に回転する。なお図示は省略するが、第1回転駆動モータ112は、出力軸の回転速度を可変とするインバータ装置により回転速度が制御され、当該インバータ装置は制御ユニットからの制御指令により制御される。
The pair of
ちなみに、一対の鋳造ロール11,12の外径を等しくすれば、変速機構を設けることなく一つの第1回転駆動モータ112により等しい周速度で回転させることができる。また、一対の鋳造ロール11,12の外径を等しくし、後述する溶湯ノズル14の主堰板141,142の中心をロールギャップ13の中心に一致させれば、溶湯ノズル14の下端の溶湯5と鋳造ロール11,12との接触面113,123の面積が等しくなるので、鋳造されるシートの表裏における冷却速度が均等になる。ただし、本発明の一対の鋳造ロール11,12は、周速度が等しければ異なる外径であってもよい。この場合に、溶湯ノズル14の下端の溶湯5と鋳造ロール11,12との接触面113,123の面積を等しくするためには、溶湯ノズル14の主堰板141,142の中心の位置をロールギャップ13の中心に対してどちらかにずらせばよい。
Incidentally, if the outer diameters of the pair of
一対の鋳造ロール11,12は、回転軸111,121の両端部にそれぞれ固定されたハブ114,124に熱伝導性が良好な銅などの金属板115,125を固定することにより構成されている。金属板115,125の内部の一部又は全部には、冷媒が循環する循環系統が設けられ、少なくとも溶湯5との接触面113,123(以下、これらの接触面113,123を成形面116,126ともいい、その回転軸111,121方向の長さをWRという。)の裏面の金属板115,125に冷媒が接触するように、スプレーノズルが設けられたり、あるいは金属板115,125の内部の一部又は全体が冷媒の流路とされている。本実施形態の一対の鋳造ロール11,12のそれぞれは、少なくとも溶湯5が接触する鋳造ロールの接触面113,123の温度を調節する温度調節器を含んでもよい。
The pair of
本実施形態の溶湯ノズル14は、一対の鋳造ロール11,12の回転軸111,121と平行に対向配置された一対の主堰板141,142と、回転軸111,121と直交して対向配置されるとともに一対の主堰板141,142の両端面に密接された一対の側堰板143,144とを含んで構成されている。すなわち、本実施形態の溶湯ノズル14は、4つの側面を有し、上面と下面がそれぞれ開口した矩形筒体とされている。
The
一対の主堰板141,142は、アルミニウム系材料の融点又は液相温度に耐え得る耐熱性を有するセラミックス製板材を基材とし、その表面(少なくとも主堰板と側堰板とで囲まれる内面)に、同等の耐熱性を有する断熱材層が形成されてなる。そして、一対の主堰板141,142の下端が、上述した一対の鋳造ロール11,12の表面に接触又は僅かな隙間をあけて設けられている。なお、他方の鋳造ロール12の接触面123に接触又は僅かな隙間をあけて設けられる主堰板141には、当該他方の鋳造ロール12が架台4に対して水平方向に移動する際においても、他方の鋳造ロール12の接触面123との接触又は僅かな隙間を維持するように引張り弾性体147が設けられている。これに対して、一方の鋳造ロール11の接触面113に接触又は僅かな隙間をあけて設けられる主堰板142は、図示はしないが架台4に対して位置が固定されている。
The pair of
これに対し、一対の側堰板143,144は、図1に示すように、一方の鋳造ロール11の回転軸111に支持され、その外形が円形状に形成された円盤板とされている。そしてこの円形状の外周端は、同図に示すように溶湯ノズル14の主堰板141の上端(溶湯5の液面以上)にまで達する長さとされている。なお、本実施形態の側堰板143,144は、図1に示すような円形状のほか、楕円形状や多角形形状などに形成してもよい。要するに、一対の主堰板141,142の端面と、一対の鋳造ロール11,12の端面とにより画成される溶湯ノズル14の側壁面を、円周方向に連続して被覆する被覆面144F(143F)が形成された形状であればよい。図1に示す円形状の側堰板144でいえば、同図に符号Rで示すドーナツ状の範囲が被覆面144F(143F)を構成する。
On the other hand, as shown in FIG. 1, the pair of
一対の側堰板143,144が、図2の平面図及び図4の断面図に示すように、一対の主堰板141,142の側面と、一対の鋳造ロール11,12の端面に当接することで、上面と下面がそれぞれ開口した矩形筒体の溶湯ノズル14が構成される。これにより、一対の主堰板141,142、一対の側堰板143,144及び一対の鋳造ロール11,12のロールギャップ13の近傍(接触面113,123)とで囲まれた空間に溶湯5が受容されることになる。
As shown in the plan view of FIG. 2 and the sectional view of FIG. 4, the pair of
本実施形態の側堰板143,144は、アルミニウム系材料の融点又は液相温度に耐え得る耐熱性を有するセラミックス製板材を基材とし、少なくとも被覆面143F,144Fの表面に、同等の耐熱性を有し、一対の主堰板141,142及び一対の鋳造ロール11,12の端面に後述する押圧機145,146で押圧された際にこれらの間のシール性を確保し得る柔軟性を有する、たとえばセラミックス製の軟質材料からなる断熱材層が形成されている。
The
本実施形態の側堰板143,144は、図1に示すように円盤形状とされ、その中心孔が一方の鋳造ロール11の両端面の回転軸111に挿入されている。なお、図1においては、側堰板143,144と一対の鋳造ロール11,12及び主堰板141,142の位置関係を理解し易いように、紙面手前の側堰板144が透視されるように図示している。図3は、図2のIII部を拡大して示す断面図であり、一方の鋳造ロール11の他端に設けられた側堰板143の構造も同じであるので、図示する一端の説明をし、他端の説明は符号のみを括弧書きで示しその図示を省略する。
The
図3に示すとおり、本実施形態の側堰板144は、一方の鋳造ロール11の回転軸111に軸受144A(143A)を介して挿入され、側堰板144の中心孔の外側に、プーリ及びベルトなどの伝達機構144B(143B)が固定され、この伝達機構は第2回転駆動モータ144E(143E)に接続されている。これにより、側堰板144(143)は、一方の鋳造ロール11の回転とは独立した周速度で回転可能に支持されている。第2回転駆動モータ144E(143E)は、回転速度が可変とされたモータであり、図示しない駆動モータ制御装置からの制御信号によって、その回転速度が制御される。側堰板143,144の回転制御の実施形態については、その回転方向も含め、図5A〜図6Bを参照して後述する。
As shown in FIG. 3, the
側堰板144の中心孔の周囲には、連続的又は離散的なパッド144C(143C)が出没可能に設けられ、弾性体144D(143D)により突出方向に弾性付勢されている。側堰板143,144のそれぞれは、後述する流体圧シリンダ145A,146A及びバックアップパッド145B,146Bを有する押圧機145,146によって、側堰板143,144が主堰板141,142の端面及び鋳造ロール11,12の端面に押し付けられる。図1に、押圧機145,146のバックアップパッド145B,146Bの外形を点線で示す。側堰板143,144が押圧機145,156により押圧されると、このパッド144C(143C)は、弾性体144D(143D)が弾性力に抗して縮み、パッド144C(143C)のみならず、側堰板144(143)の中心孔の周囲も鋳造ロール11,12の端面に接触する。
A continuous or
これに対して、流体圧シリンダ145A,146A及びバックアップパッド145B,146Bによる押し付けが解除されると、弾性体144D(143D)の弾性力により側堰板144(143)が鋳造ロール11,12の端面から離れ、パッド144C(143C)のみが鋳造ロール11,12の端面に接触する。これにより、流体圧シリンダ145A,146A及びバックアップパッド145B,146Bによる押し付けが解除されると、側堰板144(143)は、鋳造ロール11,12に対してパッド144C(143C)の摩擦力のみが作用する軽負荷にて回転することができる。
On the other hand, when the pressing by the
本実施形態の押圧機145,146は、図2に示すように、架台4などに固定され、側堰板143,144への押圧力を発生させる流体圧シリンダ145A,146Aと、これら流体圧シリンダ145A,146Aのロッドの先端に設けられ側堰板143,144の裏面に接触・離反するバックアップパッド145B,146Bとを備える。そして、図2に示すように、第2回転駆動モータ143E,144Eによって、溶湯ノズル14を構成する第1位置、すなわち、図4に示すロールギャップ13、溶湯との接触面113,123及び一対の主堰板141,142とで囲まれる断面を含むような位置の側堰板143,144の裏面に対し、流体圧シリンダ145A,146Aを作動させてバックアップパッド145B,146Bを押し付ける。これにより、図2に示すように、この第1位置にある側堰板143,144の被覆面143F,144Fは、一対の主堰板141,142及び一対の鋳造ロール11,12の両端面に押し付けられ、その結果、溶湯ノズル14のシール性が確保される。また、鋳造を終了して側堰板143,144を回転させる場合は、流体圧シリンダ145A,146Aを作動させてバックアップパッド145B,146Bを後退させることで押圧機145,146による押圧を解除する。これにより、側堰板143,144を高速で回転させることができる。
As shown in FIG. 2, the
溶湯ノズル14の上方には、レードル(取鍋)15が設けられ、当該レードル15に収容された溶湯5を溶湯ノズル14に注入するための、ホイストクレーンなどのレードル移動機構(不図示)が設けられている。アルミニウム系材料の固形原材料は、レードル15に投入された状態で別途の溶解炉にて溶解され、このレードル15をレードル移動機構により溶湯ノズル14の近傍に移動し、当該レードル15を傾けることで溶湯5を溶湯ノズル14に注入する。図1及び図2に示すレードル15は、いわゆるバッチ方式による鋳造を行う場合のものを示すが、本発明に適用できるレードルは、溶解炉により溶解したアルミニウム材の溶湯5を連続してレードル15に給湯し、当該レードル15の注湯口から溶湯ノズル14へ連続して溶湯5を注湯するタイプの連続方式のものも含まれる。
A ladle (ladle) 15 is provided above the
一対の鋳造ロール11,12の下方には、ロールギャップ13を通過して固相状態となったアルミニウムシート2を略水平方向に案内するガイド板6が設けられ、その下流にガイドローラ7と巻取機3が設けられている。ロールギャップ13を通過して固相状態となったアルミニウムシート2は、ガイド板6により水平方向に案内されたのちガイドローラ7の上面を滑りつつ巻取機3によってロール状に巻き取られる。
Below the pair of casting rolls 11 and 12, a guide plate 6 for guiding the
図4は、本実施形態の双ロール式縦型鋳造装置1の溶湯ノズル14及び一対の鋳造ロール11,12で囲まれた鋳造の主要部分を示す断面図である。本実施形態の双ロール式縦型鋳造装置1においては、一対の鋳造ロール11,12の回転を開始すると同時又は若干のタイムラグをもって、レードル15から溶湯ノズル14へ溶湯5を注入する。この溶湯注入初期段階において、溶湯ノズル14への溶湯5の注入速度(単位時間当たりの注入容積)は、ロールギャップ13を通過して固相状態となるアルミニウムシート2の鋳造速度(単位時間当たりの鋳造容積)よりも大きい速度に設定する。
FIG. 4 is a cross-sectional view showing the main part of the casting surrounded by the
溶湯ノズル14に注入された溶湯5は、ロールギャップ13の中心水平線と交わる点P1から主堰板141,142に接触又は僅かな隙間をあけて設けられる点P2までの、一対の鋳造ロール11,12の接触面113,123と接触することで、溶湯5は冷却され、凝固し始める。図4において溶湯5のうち液相状態の溶湯を符号51、固液共存の溶湯を符号52、固相の溶湯(すなわちアルミニウムシート2)を符号53で示す。
The
本実施形態の双ロール式縦型鋳造装置1は、溶湯5の冷却速度が例えば1000℃/秒以上となる冷間圧延鋳造法であり、この溶湯5の冷却速度に応じて一対の鋳造ロール11,12の周速度が設定される。ここで、液相の溶湯51が接触面113,123と接触する際の温度が高いと、凝固速度が遅くなり、図4に示す液相の溶湯51及び固液共存の溶湯52の存在領域が、同図において下方にずれることになる。このため、ロールギャップ13を通過する溶湯のうち液相の溶湯51が全体に占める割合が増加し、固相の溶湯53が全体に占める割合が減少するので、弾性体122の弾性付勢に反して当該ロールギャップ13を押し広げようとする反力が減少する。これにより、ロールギャップ13は小さくなる。逆に、液相の溶湯51が接触面113,123と接触する際の温度が低いと、凝固速度が早くなり、図4に示す液相の溶湯51及び固液共存の溶湯52の存在領域が、同図において上方にずれることになる。このため、ロールギャップ13を通過する溶湯のうち固相の溶湯53が全体に占める割合が増加し、液相の溶湯51が全体に占める割合が減少するので、弾性体122の弾性付勢に反して当該ロールギャップ13を押し広げようとする反力が増加する。これにより、ロールギャップ13は大きくなる。このように、溶湯ノズル14に注入された溶湯5の温度が変動すると、ロールギャップ13の寸法が変動し、その結果、得られるアルミニウムシート2の板厚tが不均一となる。
The twin roll
また、本実施形態の双ロール式縦型鋳造装置1においては、いわゆるバッチ方式により所定量の溶湯5を溶湯ノズル14に注入し、所定厚さt、所定幅W及び所定長さLのアルミニウムシート2を得るが、溶湯ノズル14に注入された溶湯5の重量が、鋳造中にロールギャップ13に重力として作用する。すなわち、溶湯ノズル14に注入された溶湯5の液面が高いと(溶湯重量が大きいと)、弾性体122の弾性付勢に反して当該ロールギャップ13を押し広げようとする反力が増加する。これにより、ロールギャップ13は大きくなる。また、溶湯ノズル14に注入された溶湯5の液面が高いと(溶湯重量が大きいと)、溶湯5と接触面113,123との密着度が大きくなり、溶湯5の凝固効率が高くなる。このため、図4に示す液相の溶湯51及び固液共存の溶湯52の存在領域が、同図において上方にずれることになり、ロールギャップ13を通過する溶湯のうち固相の溶湯53が全体に占める割合が増加し、液相の溶湯51が全体に示す割合が減少する。このため、弾性体122の弾性付勢に反して当該ロールギャップ13を押し広げようとする反力が増加する。これによっても、ロールギャップ13は大きくなるといえる。
Further, in the twin roll type
逆に、溶湯ノズル14に注入された溶湯5の液面が低いと(溶湯重量が小さいと)、弾性体122の弾性付勢に反して当該ロールギャップ13を押し広げようとする反力が減少する。これにより、ロールギャップ13は小さくなる。また、溶湯ノズル14に注入された溶湯5の液面が低いと(溶湯重量が小さいと)、溶湯5と接触面113,123との密着度が小さくなり、溶湯5の凝固効率が低くなる。このため、図4に示す液相の溶湯51及び固液共存の溶湯52の存在領域が、同図において下方にずれることになり、ロールギャップ13を通過する溶湯のうち液相の溶湯51が全体に占める割合が増加し、固相の溶湯53が全体に占める割合が減少する。このため、弾性体122の弾性付勢に反して当該ロールギャップ13を押し広げようとする反力が減少する。これによっても、ロールギャップ13は小さくなるといえる。このように、溶湯ノズル14に注入された溶湯5の液面の位置が変動すると、ロールギャップ13の寸法が変動し、その結果、得られるアルミニウムシート2の板厚tが不均一となる。
On the contrary, if the liquid level of the
このため、本実施形態の双ロール式縦型鋳造装置1では、ロールギャップ13を通過する溶湯5が、弾性体122の弾性付勢に反して当該ロールギャップ13を押し広げようとする反力を推定する反力推定器、たとえば溶湯ノズル14の液面位置検出器や溶湯ノズル14の溶湯温度検出器を設け、この反力推定器により推定された反力に応じて一対の鋳造ロール11,12がロールギャップ13を通過する溶湯5から受ける単位時間当たりの受熱量を制御する制御ユニットを設け、推定された反力が大きいほど単位時間当たりの受熱量を小さく制御し、推定された反力が小さいほど単位時間当たりの受熱量を大きく制御してもよい。
For this reason, in the twin-roll type
次に作用を説明する。
本実施形態の双ロール式縦型鋳造装置1を用いてアルミニウムシート2を鋳造する場合においては、まず一対の鋳造ロール11,12の回転を開始すると同時又は若干のタイムラグをもって、レードル15から溶湯ノズル14へ溶湯5を注入する。溶湯ノズル14に注入された溶湯5は、図4に示すように、ロールギャップ13の中心水平線と交わる点P1から主堰板141,142に接触又は僅かな隙間をあけて設けられる点P2までの、一対の鋳造ロール11,12の接触面113,123と接触することで、溶湯5は冷却され、凝固し始める。本実施形態の双ロール式縦型鋳造装置1は、溶湯5の冷却速度が例えば1000℃/秒以上となる冷間圧延鋳造法であり、この溶湯5の冷却速度に応じて一対の鋳造ロール11,12の周速度が設定される。ロールギャップ13を通過したアルミニウムシート2は、鋳造ロール11,12の回転によって順次押し出され、ガイド板6及びガイドローラ7に案内されて巻取機3に巻き取られる。
Next, the operation will be described.
In the case of casting the
ここで、側堰板143,144の表層面は、上述したとおり、シール性を確保するためにある程度の柔軟性を有する軟質材料から形成されている。このため、溶湯ノズル14に注湯された溶湯5が、図4に示す固液共存の溶湯52及び固相の溶湯53となるロールギャップ13の近傍及び一対の鋳造ロール11,12に押圧されて摺動するロールギャップ13の近傍に、溶湯5による熱負荷に加え、浸食と摩耗も生じることから、被覆面143F,144Fの表層面が最もダメージを受ける。図5Aの左図にこの最もダメージを受ける範囲をS1にて示す。また、側堰板143,144の表層面は、図4に示す液相の溶湯51に接している部分も溶湯5による熱負荷を受ける。図5Aの左図にこの次にダメージを受ける範囲をS2にて示す。そのため、仮に側堰板143,144が主堰板141,142及び一対の鋳造ロール11,12に対して固定されていると、図5Aの左図に示す範囲S1,S2の表層面にダメージが集中し、当該表層面を構成する軟質材料が剥がれ、異物となって鋳造シートに混入するおそれがある。
Here, as described above, the surface layer surfaces of the
しかしながら本実施形態では、鋳造を開始してから鋳造を終了するまでの間、又は鋳造を終了してから次の鋳造が開始される間に、側堰板143,144を回転させるので、このダメージを受ける範囲S1,S2が、図5Aの右図〜図5Bの右図又は図6Aの左図〜図6Bに示すように、側堰板143,144の表面を相対的に移動することになる。すなわち、ダメージを受ける範囲S1,S2は、一箇所に集中することなく側堰板143,144の表面に分散する。その結果、溶湯5による熱負荷と浸食と摩耗によって側堰板143,144から異物が生じるのを抑制でき、これがアルミニウムシート2に混入するのを抑制することができる。
However, in this embodiment, the
次に回転可能に設けられた一対の側堰板143,144の回転駆動の実施形態を説明する。図5A及び図5Bに示す実施形態は、鋳造中において一対の鋳造ロール11,12の回転と共に側堰板143,144も回転制御する実施形態、図6A及び図6Bは、鋳造中においては回転を停止し、鋳造を終了してから次の鋳造が開始されるまでの間に側堰板143,144を回転制御する実施形態である。
Next, an embodiment of rotational drive of the pair of
まず、図5A及び図5Bに示す側堰板143,144の回転制御の実施形態では、鋳造を開始する前に、押圧機145,146によって側堰板143,144を主堰板141,142の端面と鋳造ロール11,12の端面とに押し付け、溶湯ノズル14のシール性を確保する。そして、図5Aの左図に示すように、鋳造が開始されて一対の鋳造ロール11,12を回転させレードル15から溶湯ノズル14へ溶湯5を注湯する。これと同時又はその前に側堰板143,144も回転させる。この際の側堰板143,144の周速度は、一対の鋳造ロール11,12の周速度より低速度に設定することが望ましい。側堰板143,144を高速で回転させても上述した被覆面143F,144Fのダメージを軽減できることは勿論であるが、溶湯ノズル14のシール性が低下することと、側堰板143,144の交換頻度が高くなるといった相対的欠点がある。したがって、アルミニウムシート2に異物が混入しない程度の低速度で回転制御することが望ましい。
First, in the embodiment of the rotation control of the
また、図5A及び図5Bに示す実施形態では、同図に示す側面図において側堰板143,144を時計方向(換言すれば、装着される側の鋳造ロール11の回転方向に対して反対方向)に回転させているが、反時計方向(換言すれば、装着される側の鋳造ロール11の回転方向と同じ方向)に回転させてもよい。ただし、側堰板143,144を時計方向に回転させると、ダメージが大きい範囲S1には、側堰板143,144の回転にともない、常に全くダメージを受けていない表層面が当該範囲S1に移動する。これに対して、側堰板143,144を反時計方向に回転させた場合は、ダメージが大きい範囲S1には、その前に範囲S2にてダメージを受けた表層面が移動することになるから、側堰板143,144を時計方向に回転させる方が、反時計方向に回転させることに比べて、総合的なダメージが小さくなる。その結果、より一層、溶湯5による熱負荷と浸食と摩耗によって側堰板143,144から異物が生じるのを抑制でき、異物がアルミニウムシート2に混入するのを抑制することができる。
Further, in the embodiment shown in FIGS. 5A and 5B, in the side view shown in FIG. 5A, the
鋳造中においては、図5Aの右図に示すように、被覆面143F,144Fの表層面のうち最もダメージを受けた範囲S1と次にダメージを受けた範囲S2が徐々に移動し、溶湯ノズル14の側堰板の部分にはダメージを受けていない表層面が移動する。そして、同図に示すように溶湯ノズル14に注湯された溶湯5がなくなると鋳造が終了するので、鋳造ロール11,12の回転を停止させるとともに、側堰板143,144の回転も停止させる。次いで、押圧機145,146による側堰板143,144の押圧を解除し、側堰板143,144を主堰板141,142の端面及び鋳造ロール11,12の端面から離したのち、再び第2回転駆動モータ143E,144Eを制御し、今度は高速で側堰板143,144を回転させる。このときの回転量は、図5Bの左図に示すように、被覆面143F,144Fの表層面のダメージを受けた範囲S1,S2が溶湯ノズル14の側堰板の部分に含まれない回転量とする。すなわち、次の鋳造が開始される際には、溶湯ノズル14の側堰板の部分にダメージを受けていない表層面が位置することになる。
During casting, as shown in the right drawing of FIG. 5A, the most damaged area S1 and the next damaged area S2 of the surface layer surfaces of the
次に、図5Bの左図に示すように、溶湯ノズル14の側堰板の部分にダメージを受けていない表層面が位置するまで側堰板143,144を高速回転させたら、回転を停止させ、押圧機145,146により再び側堰板143,144を主堰板141,142の端面と鋳造ロール11,12の端面に押し付け、溶湯ノズル14のシール性を確保する。そして、図5Bの右図に示すように、次の鋳造を開始し、以下この操作を繰り返す。
Next, as shown in the left view of FIG. 5B, when the
図6A及び図6Bに示す側堰板143,144の回転制御の実施形態では、鋳造を開始する前に、押圧機145,146によって側堰板143,144を主堰板141,142の端面と鋳造ロール11,12の端面とに押し付け、溶湯ノズル14のシール性を確保する。そして、図6Aの左図に示すように、鋳造が開始されて一対の鋳造ロール11,12を回転させレードル15から溶湯ノズル14へ溶湯5を注湯する。この鋳造開始から鋳造を終了するまで、側堰板143,144の回転は停止したままとする。溶湯ノズル14に注湯された溶湯5がなくなって鋳造が終了すると、鋳造ロール11,12の回転を停止させるとともに、押圧機145,146による側堰板143,144の押圧を解除し、側堰板143,144を主堰板141,142の端面及び鋳造ロール11,12の端面から離す。
In the embodiment of the rotation control of the
次いで、次の鋳造が開始されるまでの間に、高速で側堰板143,144を回転させる。このときの回転量は、図6Aの左図に示すように、被覆面143F,144Fの表層面のダメージを受けた範囲S1,S2が溶湯ノズル14の側堰板の部分に含まれない回転量とする。すなわち、次の鋳造が開始される際には、溶湯ノズル14の側堰板の部分にダメージを受けていない表層面が位置することになる。そして図6Aの右図及び図6Bに示すように、溶湯ノズル14の側堰板の部分にダメージを受けていない表層面が位置するまで側堰板143,144を高速回転させたら、回転を停止させ、押圧機145,146により再び側堰板143,144を主堰板141,142の端面と鋳造ロール11,12の端面に押し付け、溶湯ノズル14のシール性を確保する。そして、図6Bに示すように、次の鋳造を開始し、以下この操作を繰り返す。
Then, the
次に、本発明に係る双ロール式縦型鋳造装置の第2実施形態を説明する。図7は、本発明に係る双ロール式縦型鋳造装置の第2実施形態を示す側面図、図8は、図7の平面図である。以下、上述した第1実施形態に係る双ロール式縦型鋳造装置1と共通する構成部材には明細書及び図面において同一の符号を付し、その説明の全部または一部を援用して省略する。図7及び図8に示す第2実施形態に係る双ロール式縦型鋳造装置1は、上記第1実施形態に係る双ロール式縦型鋳造装置1に対し、側堰板143,144の鋳造ロール11,12への装着位置が相違する。
Next, a second embodiment of the twin roll vertical casting apparatus according to the present invention will be described. FIG. 7 is a side view showing a second embodiment of the twin roll vertical casting apparatus according to the present invention, and FIG. 8 is a plan view of FIG. Hereinafter, the same reference numerals as in the specification and the drawings are attached to the same constituent members as those of the twin roll
ずなわち、図1及び図2に示す第1実施形態に係る双ロール式縦型鋳造装置1においては、一対の鋳造ロール11,12の一方11の両端面に側堰板143,144を回転下降に支持したが、本実施形態では、一方の鋳造ロール11の一方の端面(図8において下側)に側堰板144が回転可能に支持され、他方の鋳造ロール12の他方(図8において上側)に側堰板143が回転可能に支持されている。なお、他方の鋳造ロール12は鋳造中に水平方向に移動するため、側堰板143の第2回転駆動モータ143E及び伝達機構も鋳造ロール12を支持する基台に設置することが好ましい。
That is, in the twin roll type
次に、本発明に係る双ロール式縦型鋳造装置の第3実施形態を説明する。図9は、本発明に係る双ロール式縦型鋳造装置の第2実施形態の主要部を示す側面図、図10は、図9の平面図、図11は、図9のXI部を拡大して示す断面図である。上述した第1実施形態及び第2実施形態においては、側堰板143,144の回転駆動手段として、第2回転駆動モータ143E,144Eと伝達機構143B,144Bを用いたが、側堰板143,144の回転駆動手段はこれにのみ限定されず、たとえば図9〜図11に示すラック&ピニオン機構143G,144G,143H,144Hと、これを駆動する第3駆動モータ143Iを用いてもよい。
Next, a third embodiment of the twin roll vertical casting apparatus according to the present invention will be described. FIG. 9 is a side view showing the main part of a second embodiment of the twin roll vertical casting apparatus according to the present invention, FIG. 10 is a plan view of FIG. 9, and FIG. And FIG. In the first and second embodiments described above, the second
すなわち、図9及び図11に示すように、円形状の側堰板143,144の外周面にはピニオンギヤ143H,144Hがそれぞれ形成されている。また、架台4には第3駆動モータ143Iが設置され、その回転軸にギヤ143Kが設けられている。さらに、図10の平面図に示すように、架台4に対して矢印方向に進退移動可能に、ラックギヤ143G,144Gと、ギヤ143Kと噛み合うギヤ143Jとを含む枠体が設けられている。そして、第3駆動モータ143Iを駆動させると、ギヤ143Kとギヤ143Jとの噛み合いにより枠体が矢印方向に移動し、これによりラックギヤ143G,144Gも同じ方向に同じ距離だけ移動し、これに噛み合う側堰板143,144のピニオンギヤ143H,144Hによって側堰板143,144が回転する。
That is, as shown in FIGS. 9 and 11, pinion gears 143H and 144H are respectively formed on the outer peripheral surfaces of the circular
以上のように構成した本実施形態の双ロール式縦型鋳造装置1によれば、鋳造を開始してから鋳造を終了するまでの間、又は鋳造を終了してから次の鋳造が開始される間に、側堰板143,144を回転させるので、被覆面143F,144Fの表層面のうちダメージを受ける範囲S1,S2が、図5Aの右図〜図5Bの右図又は図6Aの左図〜図6Bに示すように、側堰板143,144の表面を相対的に移動することになる。すなわち、ダメージを受ける範囲S1,S2が、一箇所に集中することなく側堰板143,144の表面に分散する。その結果、溶湯5による熱負荷と浸食と摩耗によって側堰板143,144から異物が生じるのを抑制でき、これがアルミニウムシート2に混入するのを抑制することができる。
According to the twin roll
また本実施形態の双ロール式縦型鋳造装置1によれば、図9〜図11に示すように、一対の側堰板143,144を回転させる回転駆動手段を、ラックギヤ143G,144G、ピニオンギヤ143H,144H及び第3駆動モータ143Iにて構成しているので、駆動モータが1つで足りる。また、側堰板143,144を停止させる場合には、ラックギヤ143G,144Gとピニオンギヤ143H,144Hとの噛み合いによって、上述した第1及び第2実施形態のプーリ&ベルトに比較し、確実に停止するので、溶湯ノズル14のシール性をさらに高めることができる。
Further, according to the twin roll
また本実施形態の双ロール式縦型鋳造装置1によれば、側堰板143,144を鋳造ロール11の回転方向とは反対方向に回転させるので、ダメージが大きい範囲S1には、その前に範囲S2にてダメージを受けた表層面が移動することになる。すなわち、側堰板143,144を、これを支持する鋳造ロール11の回転方向とは反対方向に回転させる方が、同一方向に回転させることに比べて、総合的なダメージが小さくなる。その結果、より一層、溶湯5による熱負荷と浸食と摩耗によって側堰板143,144から異物が生じるのを抑制でき、異物がアルミニウムシート2に混入するのを抑制することができる。
Further, according to the twin roll type
ちなみに、上述した第1〜第3実施形態においては、一対の側堰板143,144を回転可能に設けたが、少なくとも一方の側堰板を回転可能に設けてもよい。また、上述した第1〜第3実施形態においては、一対の側堰板143,144を一対の鋳造ロール11,12の回転軸111,121に回転可能に設けたが、側堰板143,144の回転軸と鋳造ロール11,12の回転軸を同軸にすることは必ずしも必要な構成ではなく、側堰板143,144の回転軸を鋳造ロール11,12の回転軸111,121とは別に設けてもよい。
Incidentally, in the first to third embodiments described above, the pair of
上述した第2回転駆動モータ143E,144E及び伝達機構143B,144B並びにラックギヤ143G,144G、ピニオンギヤ143H,144H及び第3駆動モータ143Iが本発明に係る回転駆動手段に相当する。
The second
1…双ロール式縦型鋳造装置
11…鋳造ロール
111…回転軸
112…第1回転駆動モータ
113…溶湯との接触面
114…ハブ
115…金属板
116…成形面
117…環状凹部
118…シール部材
119…押圧部材
12…鋳造ロール
121…回転軸
122…弾性体
123…溶湯との接触面
124…ハブ
125…金属板
126…成形面
127…環状凹部
128…シール部材
WR…成形面の回転軸方向の長さ
13…ロールギャップ
14…溶湯ノズル
141,142…主堰板
143,144…側堰板
143A,144A…軸受
143B,144B…伝達機構
143C,144C…パッド
143D,144D…弾性体
143E,144E…第2回転駆動モータ
143F,144F…被覆面
143G,144G…ラックギヤ
143H,144H…ピニオンギヤ
143I…第3駆動モータ
145,146…押圧機
145A,146A…流体圧シリンダ
145B,146B…バックアップパッド
147…引張り弾性体
15…レードル(取鍋)
2…アルミニウムシート
t…アルミニウムシートの厚さ
W…アルミニウムシートの幅
L…アルミニウムシートの長さ
3…巻取機
4…架台
41…スライドレール
5…溶湯
51…液相の溶湯
52…固液共存の溶湯
53…固相の溶湯(シート)
6…ガイド板
7…ガイドローラ
DESCRIPTION OF
2. Aluminum sheet t Thickness of aluminum sheet W Width of aluminum sheet L Length of aluminum sheet 3
6 Guide plate 7 Guide roller
Claims (8)
所定のロールギャップをもって対向配置され、互いに平行な回転軸を中心にして等しい周速度で回転するとともに、相対的に接近する方向へ弾性付勢された一対の鋳造ロールと、
前記回転軸と平行に対向配置された一対の主堰板と、前記回転軸と直交して対向配置されるとともに前記一対の主堰板の両端面に密接された一対の側堰板とを含み、前記一対の鋳造ロールの前記ロールギャップの上方に配置されて、アルミニウム系材料の溶湯が注湯される溶湯ノズルと、を備え、
前記一対の側堰板の少なくとも一方は、
前記一対の主堰板の端面と前記鋳造ロールの端面とに押圧された状態で回転可能に設けられ、
前記一対の主堰板の端面と前記鋳造ロールの端面とにより画成される溶湯ノズルの側壁面を被覆する被覆面が、前記側堰板の回転中心に対する円周方向に連続するように設けられており、
前記回転可能に設けられた側堰板は、鋳造開始から鋳造を終了するまで回転を停止し、鋳造を終了してから次の鋳造が開始されるまでの間に回転制御される双ロール式縦型鋳造装置。 A twin roll vertical casting apparatus for producing an aluminum-based material into a sheet, comprising:
A pair of casting rolls disposed opposite to each other with a predetermined roll gap, rotating at equal circumferential speeds about mutually parallel rotation axes, and elastically urged in a direction toward relatively close each other;
It includes a pair of main weir plates disposed opposite to each other in parallel with the rotation axis, and a pair of side weir plates oppositely disposed orthogonal to the rotation axis and in close contact with both end faces of the pair of main weir plates. And a melt nozzle disposed above the roll gap of the pair of casting rolls and into which a melt of an aluminum-based material is poured;
At least one of the pair of side boards is
It is rotatably provided in a state of being pressed by the end face of the pair of main anchor plates and the end face of the casting roll,
A covering surface for covering the side wall surface of the molten metal nozzle defined by the end faces of the pair of main weir plates and the end face of the casting roll is provided continuously in the circumferential direction with respect to the rotation center of the side weir plates. Yes,
The rotatably provided side plate stops rotating from the start of casting to the end of casting, and is twin-roll type whose rotation is controlled between the end of casting and the start of the next casting. Mold casting equipment.
前記一対の主堰板の端面と前記鋳造ロールの端面とに押圧された状態で回転可能に設けられ、
前記一対の主堰板の端面と前記鋳造ロールの端面とにより画成される溶湯ノズルの側壁面を被覆する被覆面が、前記側堰板の回転中心に対する円周方向に連続するように設けられている請求項1に記載の双ロール式縦型鋳造装置。 Each of the pair of side panels is
It is rotatably provided in a state of being pressed by the end face of the pair of main anchor plates and the end face of the casting roll,
A covering surface for covering the side wall surface of the molten metal nozzle defined by the end faces of the pair of main weir plates and the end face of the casting roll is provided continuously in the circumferential direction with respect to the rotation center of the side weir plates. The twin roll vertical casting apparatus according to claim 1.
前記回転駆動手段は、前記一方の側堰板に設けられたピニオンと、前記一対の鋳造ロールを支持する架台に前記一方の側堰板の回転軸に対して直角方向にスライド可能に設けられたラックと、前記ラックをスライドさせる駆動モータと、を含む請求項1〜3のいずれか一項に記載の双ロール式縦型鋳造装置。 A rotational drive unit configured to rotationally drive the rotatably provided side weir plate,
The rotation drive means is provided slidably on the pinion provided on the one side scissor plate and on the gantry supporting the pair of casting rolls in a direction perpendicular to the rotation axis of the one side scissor plate. The twin roll vertical casting apparatus according to any one of claims 1 to 3, further comprising: a rack; and a drive motor that slides the rack.
前記回転軸と平行に対向配置された一対の主堰板と、前記回転軸と直交して対向配置されるとともに前記一対の主堰板の両端面に密接された一対の側堰板とを含み、前記一対の鋳造ロールの前記ロールギャップの上方に配置されて、アルミニウム系材料の溶湯を受容する溶湯ノズルから前記溶湯を注湯し、前記アルミニウム系材料をシートに製造する双ロール式縦型鋳造方法であって、
前記一対の側堰板の少なくとも一方は、
前記一対の主堰板の端面と前記鋳造ロールの端面とに押圧された状態で回転可能に設けられ、
前記一対の主堰板の端面と前記鋳造ロールの端面とにより画成される溶湯ノズルの側壁面を被覆する被覆面が、前記側堰板の回転中心に対する円周方向に連続するように設けられており、
前記回転可能に設けられた側堰板は、鋳造開始から鋳造を終了するまで回転を停止し、鋳造を終了してから次の鋳造が開始されるまでの間に回転制御される双ロール式縦型鋳造方法。 The roll gaps of a pair of casting rolls opposite to each other with a predetermined roll gap, rotating at equal circumferential speeds about mutually parallel rotation axes, and elastically biased in a relatively close direction,
It includes a pair of main weir plates disposed opposite to each other in parallel with the rotation axis, and a pair of side weir plates oppositely disposed orthogonal to the rotation axis and in close contact with both end faces of the pair of main weir plates. Twin roll type vertical casting, wherein the molten metal is poured from a molten metal nozzle disposed above the roll gap of the pair of casting rolls to receive the molten metal of the aluminum-based material to manufacture the aluminum-based material into a sheet Method,
At least one of the pair of side boards is
It is rotatably provided in a state of being pressed by the end face of the pair of main anchor plates and the end face of the casting roll,
A covering surface for covering the side wall surface of the molten metal nozzle defined by the end faces of the pair of main weir plates and the end face of the casting roll is provided continuously in the circumferential direction with respect to the rotation center of the side weir plates. Yes,
The rotatably provided side plate stops rotating from the start of casting to the end of casting, and is twin-roll type whose rotation is controlled between the end of casting and the start of the next casting. Die casting method.
前記一対の主堰板の端面と前記鋳造ロールの端面とに押圧された状態で回転可能に設けられ、
前記一対の主堰板の端面と前記鋳造ロールの端面とにより画成される溶湯ノズルの側壁面を被覆する被覆面が、前記側堰板の回転中心に対する円周方向に連続するように設けられている請求項7に記載の双ロール式縦型鋳造方法。 Each of the pair of side panels is
It is rotatably provided in a state of being pressed by the end face of the pair of main anchor plates and the end face of the casting roll,
A covering surface for covering the side wall surface of the molten metal nozzle defined by the end faces of the pair of main weir plates and the end face of the casting roll is provided continuously in the circumferential direction with respect to the rotation center of the side weir plates. The twin roll vertical casting method according to claim 7.
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