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JP6532719B2 - 経路案内システム、方法およびプログラム - Google Patents
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Description

本発明は、経路案内システム、方法およびプログラムに関する。
経路探索サーバが経路を再探索する時間間隔を、経路探索サーバの処理負荷に応じて端末装置ごとに設定するナビゲーションシステムが知られている(特許文献1、参照)。これにより、経路探索サーバの処理負荷が限界に達することを防止できる。
特開2010−32543号公報
早期に再探索をする必要性は経路によって異なることがある。例えば、もともと急いで通行しなければならない経路については、早期に経路を再探索する必要性が大きい。従って、経路探索サーバの処理負荷に応じて端末装置ごとに経路の再探索の時間間隔を設定したとしても、もとの経路に適した時間間隔で再探索した経路が提供できないという問題があった。
本発明は、前記課題にかんがみてなされたもので、移動予定経路に適した優先度で移動予定経路における移動端末の移動状況の監視処理を実行できる技術を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明の経路案内システムは、移動端末にて指定された探索条件に基づいて出発地から目的地まで移動するための移動予定経路を探索する探索手段と、移動予定経路を移動端末にて案内するための案内情報を移動端末に送信する送信手段と、移動予定経路の監視処理を行う監視手段と、複数の移動予定経路について監視処理を行う場合に、当該監視処理の対象とする移動予定経路の優先度を探索条件に基づいて設定する優先度設定手段と、を備える。
また、前記の目的を達成するため、本発明の経路案内方法は、移動端末にて指定された探索条件に基づいて出発地から目的地まで移動するための移動予定経路を探索する探索工程と、移動予定経路を移動端末にて案内するための案内情報を移動端末に送信する送信工程と、移動予定経路の監視処理を行う監視工程と、複数の移動予定経路について監視処理を行う場合に、当該監視処理の対象とする移動予定経路の優先度を探索条件に基づいて設定する優先度設定工程と、を含む。
さらに、前記の目的を達成するため、本発明の経路案内プログラムは、移動端末にて指定された探索条件に基づいて出発地から目的地まで移動するための移動予定経路を探索する探索機能と、移動予定経路を移動端末にて案内するための案内情報を移動端末に送信する送信機能と、移動予定経路の監視処理を行う監視機能と、複数の移動予定経路について監視処理を行う場合に、当該監視処理の対象とする移動予定経路の優先度を探索条件に基づいて設定する優先度設定機能と、をコンピュータに実現させる。
以上の経路案内システム、方法、プログラムにおいて、移動予定経路の探索条件に基づいて監視処理の優先度を設定できるため、移動予定経路に適した優先度で監視処理を実行できる。すなわち、どのようなユーザの要求で移動予定経路が探索されたかに応じて監視処理の優先度を設定するため、ユーザの要求に応じた優先度で監視処理を実行できる。
経路案内システムのブロック図である。 (2A)は経路DBを示す表、(2B)(2C)は重みの設定例を示す表である。 監視制御処理のフローチャートである。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)経路案内システムの構成:
(1−1)サーバの構成:
(1−2)車載器の構成:
(2)監視制御処理:
(3)他の実施形態:
(1)経路案内システムの構成:
本発明の経路案内システムはサーバ10によって実現されている。サーバ10は、車両に搭載された入力端末としての車載器110と通信可能となっている。
(1−1)サーバの構成:
サーバ10は、CPU,RAM,ROM等を備える制御部20と記録媒体30と通信部45とを備える。制御部20は、記録媒体30やROMに記憶されたプログラムを実行する。本実施形態において制御部20は、経路案内プログラムとしてサーバプログラム21を実行する。通信部45は、サーバ10が車載器110やインターネット200上のコンピュータと通信するための回路である。
記録媒体30には、地図情報30aが記録されている。地図情報30aには各種移動手段が移動可能な路線上に設定されたノードの位置(水平位置、標高)等を示すノードデータ、ノード間を接続する路線区間の形状を特定するための形状補間点の位置等を示す形状補間データ、路線区間についての各種情報(区間長、等)を示すリンクデータ等が含まれている。地図情報30aには移動手段としての徒歩と各種乗り物(自家用車,電車,飛行機,フェリー)のそれぞれが移動可能な路線区間が規定されている。また、ノードには、同一種類の移動種段が移動可能な路線区間が接続しているノードと、移動可能な移動手段の種類の異なる路線区間が接続しているノードとが含まれる。例えば、徒歩で移動可能な路線区間同士が接続しているノードや、自家用車で移動可能な路線区間同士が接続しているノードが交差点に対応する。例えば、駅は、徒歩で移動可能な路線区間と電車で移動可能な路線区間が接続しているノードであるとともに、電車で移動可能な路線区間同士が接続しているノードでもある。なお、バスやタクシーや自転車が移動手段に含まれてもよく、これらが移動可能な路線区間が地図情報30aに記録されていてもよい。
記録媒体30には、経路DB(Database)30bが記録されている。経路DB30bは、予め制御部20が探索した移動予定経路の概略情報を蓄積したデータベースである。移動予定経路は、出発地から目的地まで移動可能な経路であり、出発地から目的地までを接続する一連の路線区間によって構成される。移動予定経路は、単一の移動手段によって移動可能な路線区間のみによって構成される場合もあるし、複数の移動手段によって移動可能な路線区間によって構成される場合もある。
図2Aは、経路DB30bを示す表である。同図において、移動予定経路(経路ID)ごとに概略情報として、車載器110(車載器ID)と探索条件と移動手段とイベント残期間Tとが規定されている。経路IDは移動予定経路ごとに固有の識別符号である。車載器IDは、移動予定経路を案内している車載器110ごとに固有の識別符号である。移動予定経路を案内している車載器110とは、移動予定経路の探索要求を行った車載器110である。探索条件は、到着時刻指定の有無と座席指定の有無とによって構成されている。到着時刻指定がありの移動予定経路は、当該指定された到着時刻よりも前に目的地に到着できるように探索された移動予定経路である。一方、到着時刻ではなく出発時刻が指定された移動予定経路は、到着時刻指定がなしの移動予定経路となる。移動手段とは、移動予定経路を構成する路線区間を移動可能な移動手段である。移動手段として座席指定を受ける必要がある公共交通機関の乗り物を利用することを許可する場合に、座席指定がありに設定される。一方、座席指定を受ける必要がある公共交通機関の乗り物を利用することを許可しない場合に、座席指定がなしに設定される。
イベント残期間Tとは、現在時刻からイベント発生時刻までの残りの期間である。イベント発生時刻とは、移動予定経路上を移動するためにユーザが特定の行動をすべき時刻を意味する。特に、本実施形態において、イベント発生時刻とは、ノードの出発時刻が定められている公共交通機関の乗り物に乗るべき時刻を意味する。すなわち、イベント発生時刻とは、移動予定経路において、徒歩または乗り物から次の乗り物に乗る場合における、次の乗り物の出発時刻や搭乗時刻や乗船時刻等を意味する。例えば、ある駅において徒歩から電車に乗る場合における当該電車の出発時刻がイベント発生時刻となる。また、ある駅や空港において電車から飛行機に乗り換える場合における飛行機の出発時刻や搭乗時刻がイベント発生時刻となる。
サーバプログラム21は、探索部21aと送信部21bと監視部21cと優先度設定部21dとを含む。
探索部21aは、移動端末としての車載器110にて指定された探索条件に基づいて出発地から目的地まで移動するための移動予定経路を探索する機能を制御部20に実現させるモジュールである。すなわち、探索部21aの機能により制御部20は、車載器110が送信した探索要求を取得し、当該探索要求に応答して移動予定経路を探索する。探索要求は、車載器110にて指定された出発地と目的地と探索条件(時刻指定,座席指定)とを示す。
探索部21aの機能により制御部20は、出発地と目的地とを接続する一連の路線区間で構成される移動予定経路を、公知のマルチモーダル経路探索手法によって探索する。移動予定経路を構成する各路線区間には当該路線区間を移動可能な移動手段が対応するため、探索部21aの機能により制御部20は、移動予定経路上の移動に利用する移動手段を設定することとなる。具体的に、制御部20は、移動予定経路を構成する路線区間のコストの総和が小さくなるように移動予定経路を探索する。路線区間のコストは、地図情報30aやインターネット200から取得した情報から導出される。例えば、コストは、旅行時間や距離や運賃等が大きいほど大きい値に設定されており、インターネット200から取得した渋滞情報や事故情報や規制情報や運行情報や時刻表情報が反映される。また、制御部20は、各路線区間の移動に利用する公共交通機関の乗り物(電車、飛行機、フェリー)の便を時刻表情報に基づいて設定する。
さらに、制御部20は、探索条件としての到着時刻指定がありの場合、目的地側から遡ってノードの出発時刻を予測し、当該出発時刻よりも早い時刻に当該ノードに到達可能な公共交通機関の乗り物の便を順に設定していく。一方、制御部20は、探索条件としての到着時刻指定がなしの場合(出発時刻指定がある場合)、出発地側から順にノードの到達時刻を予測し、当該到達時刻よりも遅い時刻に当該ノードを出発可能な公共交通機関の乗り物の便を順に設定していく。また、制御部20は、探索条件として座席指定がありと設定された場合、すべての公共交通機関の乗り物を利用可能として移動予定経路を探索する。
一方、制御部20は、探索条件として座席指定がなしと設定された場合、座席指定が不要な公共交通機関の乗り物のみを利用可能として移動予定経路を探索する。飛行機とフェリーはすべての便において座席指定が必要となり、電車は一部の便において座席指定が必要となる。
送信部21bは、移動予定経路を移動端末としての車載器110にて案内するための案内情報を車載器110に送信する機能を制御部20に実現させるモジュールである。すなわち、送信部21bの機能により制御部20は、移動予定経路をユーザが移動するために必要な案内を行うための情報を車載器110に送信する。例えば、徒歩や自家用車で移動する移動予定経路の部分についての案内情報として、制御部20は、徒歩や自家用車で通過する交差点における進行方向を案内する情報を送信する。また、公共交通機関の乗り物で移動する移動予定経路の部分についての案内情報として、制御部20は、公共交通機関の乗り物の便に関する情報(便名、発着時刻、運賃等)を送信する。送信部21bの機能により制御部20は、案内情報を送信した移動予定経路の概略情報を生成し、当該概略情報を記録媒体30の経路DB30b(図2A)に蓄積しておく。なお、概略情報のうち、イベント残期間Tについては現在時刻に応じて逐次更新される。
監視部21cは、移動予定経路の監視処理を行う機能を制御部20に実現させるモジュールである。すなわち、監視部21cの機能により制御部20は、経路DB30bに概略情報が記録されている移動予定経路のそれぞれを監視する。本実施形態において、制御部20は、移動予定経路を構成する路線区間について、最新の渋滞情報や事故情報や規制情報や運行情報をインターネットから取得し、移動予定経路の見直しをする必要があるか否かを判定する。制御部20は、移動予定経路上にて新たに渋滞や事故や運休や遅延等が生じた場合に、移動予定経路の見直しをする必要があると判定する。これを受けて、探索部21aの機能により制御部20は、最初に指定された探索条件の下、車載器110の現在位置から目的地まで移動可能な新たな移動予定経路を探索する。なお、制御部20は、車載器110の現在位置を取得し、移動予定経路上を車載器110が予定どおり移動しているか否かを監視してもよい。
優先度設定部21dは、複数の移動予定経路について監視処理を行う場合に、当該監視処理の対象とする移動予定経路の優先度を探索条件に基づいて設定する機能を制御部20に実現させるモジュールである。優先度設定部21dの機能により制御部20は、経路DB30bを参照して移動予定経路の探索条件とイベント残期間Tを取得し、当該探索条件に対応する重みw1,w2とイベント残期間Tを用いて移動予定経路の優先度Pを算出する。具体的に、制御部20は、P=(w1×w2)/Tによって優先度Pを算出する。この式が示すように、イベント残期間Tが小さいほど優先度Pが大きくなるとともに、重みw1,w2が大きいほど優先度Pが大きくなる。
以下、探索条件と重みw1,w2について説明する。優先度設定部21dの機能により制御部20は、探索条件として目的地の到着時刻が指定された移動予定経路の優先度Pを、探索条件として目的地の到着時刻が指定されていない移動予定経路の優先度Pよりも大きく設定する。図2Bは、探索条件と重みw1,w2との関係を示す表である。図2Bに示すように、到着時刻指定がありの場合の重みw1aは、到着時刻指定がなしの場合(出発時刻が指定された場合)の重みw1bよりも大きい値に設定される。
具体的に、優先度設定部21dの機能により制御部20は、探索条件として移動予定経路上の移動に利用する乗り物の座席指定を受けることが指定された移動予定経路の優先度Pを、探索条件として移動予定経路上の移動に利用する乗り物の座席指定を受けることが指定されていない移動予定経路の優先度Pよりも大きく設定する。図2Bに示すように、座席指定がありの場合の重みw2aは、探索条件として座席指定がなしの場合の重みw2bよりも大きい値に設定される。
そして、監視部21cの機能により制御部20は、以上のようにして算出された優先度Pが大きい順に移動予定経路の監視処理を行う。すなわち、制御部20は、優先度Pが大きい移動予定経路ほど早期に監視処理を行う。
以上説明した本実施形態において、移動予定経路の探索条件に基づいて監視処理の優先度Pを設定できるため、移動予定経路に適した優先度Pで監視処理を実行できる。すなわち、どのようなユーザの要求で移動予定経路が探索されたかに応じて監視処理の優先度Pを設定するため、ユーザの要求に応じた優先度Pで監視処理を実行できる。
また、到着時刻が指定された移動予定経路の優先度Pを、到着時刻が指定されていない移動予定経路の優先度Pよりも大きく設定することにより、到着時刻に間に合いたいというユーザの要求に応じた探索された移動予定経路について、優先して監視処理を行うことができる。さらに、座席指定を受けることが指定された移動予定経路の優先度Pを、座席指定を受けることが指定されていない移動予定経路の優先度Pよりも大きく設定することにより、移動手段として座席指定を受ける乗り物が設定された移動予定経路について、優先して監視処理を行うことができる。すなわち、座席指定された乗り物への乗り遅れが生じ得る移動予定経路について、優先して監視処理を行うことができる。
(1−2)車載器の構成:
車載器110は、車両に搭載されている。車載器110は、CPU,RAM,ROM等を備える制御部120と記録媒体130とを備える。制御部120は、記録媒体130やROMに記憶されたプログラムを実行する。本実施形態において制御部120は、このプログラムの一つとして車載器プログラム121を実行する。記録媒体130には、サーバ10の地図情報30aと同様の地図情報130aが記録されている。記録媒体130には、案内情報130bが記録されている。案内情報130bは、移動予定経路を車載器110にて案内するための情報であり、サーバ10によって送信された情報である。
車両は、GPS受信部141と車速センサ142とジャイロセンサ143とタッチパネルディスプレイ144と通信部145とを備えている。GPS受信部141は、GPS衛星からの電波を受信し、図示しないインタフェースを介して車両の現在位置を算出するための信号を制御部120に出力する。車速センサ142は、車両が備える車輪の回転速度に対応した信号を出力する。制御部120は、図示しないインタフェースを介してこの信号を取得し、車速を取得する。ジャイロセンサ143は、車両の水平面内における角加速度を検出し、車両の向きに対応した信号を出力する。制御部120は、この信号を取得して車両の進行方向を取得する。タッチパネルディスプレイ144は、ユーザの操作を受け付ける入力部と、各種の情報を表示するための表示部とを兼ねる。通信部145は、車載器110がサーバ10と通信するための回路である。
車載器プログラム121の機能により制御部120は、タッチパネルディスプレイ144にて移動予定経路の出発地と目的地と探索条件の指定を受け付ける。そして、制御部120は、移動予定経路の出発地と目的地と探索条件とを示す探索要求をサーバ10に送信する。車載器プログラム121の機能により制御部120は、探索要求に対する応答として案内情報130bを受信し、当該案内情報130bに基づいてタッチパネルディスプレイ144に各種案内画面を表示させる。
(2)監視制御処理:
監視制御処理は、サーバ10が実行する処理であり、移動予定経路の案内情報を車載器110に送信した状態で実行される処理である。すなわち、監視制御処理は、経路DB30bに移動予定経路が蓄積された状態で実行される処理である。まず、監視部21cの機能により制御部20は、経路DB30bに蓄積された移動予定経路のうち、イベント残期間Tが最も小さいN個(例えば5個)の移動予定経路の概略情報を取得する(ステップS100)。Nは、2以上の自然数であり、例えば経路DB30bに概略情報が蓄積されている移動予定経路の個数やサーバ10の処理能力が大きいほど大きい数に設定されてもよい。
次に、監視部21cの機能により制御部20は、カウンタMを1にリセットする(ステップS110)。次に、監視部21cの機能により制御部20は、イベント残期間TがM番目に小さい移動予定経路を処理対象として設定する(ステップS115)。
次に、優先度設定部21dの機能により制御部20は、処理対象の移動予定経路について探索条件に対応する重みw1,w2を設定する(ステップS120)。すなわち、図2Bの表を参照することにより、探索条件としての到着時刻指定の有無と座席制定の有無とに対応する重みw1,w2を設定する。すなわち、制御部20は、到着時刻が指定された移動予定経路の優先度Pを、到着時刻が指定されていない移動予定経路の優先度Pよりも大きく設定するとともに、座席指定を受けることが指定された移動予定経路の優先度Pを、座席指定を受けることが指定されていない移動予定経路の優先度Pよりも大きく設定する。なお、図2Bのデータは記録媒体30に予め記録されている。
そして、優先度設定部21dの機能により制御部20は、処理対象の移動予定経路について優先度Pを算出する(ステップS140)。すなわち、制御部20は、P=(w1×w2)/Tによって優先度Pを算出する。
次に、監視部21cの機能により制御部20は、M=Nであるか否かを判定する(ステップS150)。すなわち、制御部20は、ステップS100にて概略情報を取得したすべての移動予定経路について優先度Pを算出したか否かを判定する。M=Nであると判定しなかった場合、監視部21cの機能により制御部20は、カウンタMに1を加算して(ステップS160)、ステップS115に戻る。すなわち、制御部20は、イベント残期間が次に小さい移動予定経路について優先度Pを算出する処理を実行する。
一方、M=Nであると判定した場合、監視部21cの機能により制御部20は、優先度Pの大きい順に監視処理を実行する(ステップS170)。すなわち、制御部20は、優先度Pが最も大きい移動予定経路から監視処理を行う。そして、制御部20は、監視処理が終了すると次に優先度Pが大きい移動予定経路についての監視処理を行うループ処理を、最も優先度Pが小さい移動予定経路についての監視処理が終了するまで繰り返す。これにより、イベント残期間Tが最も小さいN個の移動予定経路のそれぞれについての監視処理を完了することができる。
(3)他の実施形態:
優先度設定部21dの機能により制御部20は、探索条件および移動予定経路上の移動に利用する移動手段の種類に応じて、監視処理の対象とする移動予定経路の優先度を設定してもよい。例えば、優先度設定部21dの機能により制御部20は、図3のステップS120とステップS140との間において、移動予定経路上の移動に利用する移動手段の種類に対応する重みw3を設定してもよい(ステップS130(破線))。例えば、図2Cに示すように、移動手段の種類のそれぞれに対応する重みw3を規定したデータが予め記録媒体30に記録されてもよいし、インターネット200等から取得した時刻表情報に基づいて動的に重みw3を設定してもよい。そして、制御部20は、P=(w1×w3)/Tによって優先度Pを算出してもよい。
具体的に、優先度設定部21dの機能により制御部20は、移動予定経路上の移動に利用する移動手段として、座席指定が必要な乗り物が設定された移動予定経路の優先度Pを、座席指定が必要な乗り物が設定されなかった移動予定経路の優先度Pよりも大きく設定してもよい。図2Cに示すように、座席指定が必要な電車(指定)と飛行機とフェリーの重みw3d,w3e,w3fのいずれもが、座席指定が不要な電車(自由)についての重みw3cよりも大きく設定されている。本実施形態においては、現実に設定された移動手段の座席指定の有無に応じて重みw3が設定されるため、探索条件における座席指定の有無に応じた重みw2を優先度P(=(w1×w3)/T)の算出に使用しないこととしている。なお、図2Aに示すように、単一の移動予定経路について複数種類の移動手段が設定され得る。制御部20は、単一の移動予定経路について設定された複数の移動手段に対応する重みw3の最大値や平均値や最小値や最頻値を当該移動予定経路についての重みw3として設定してもよい。
さらに、優先度設定部21dの機能により制御部20は、移動予定経路上の移動に利用する移動手段として、公共交通機関の乗り物である移動手段が設定された移動予定経路の優先度Pを、公共交通機関の乗り物である移動手段が設定されない移動予定経路の優先度Pよりも大きく設定してもよい。図2Cに示すように、公共交通機関の乗り物である電車(自由)と電車(指定)と飛行機とフェリーの重みw3c,w3d,w3e,w3fのいずれもが、公共交通機関の乗り物でない徒歩と自家用車についての重みw3a,w3bよりも大きく設定されている。
また、優先度設定部21dの機能により制御部20は、移動予定経路上の移動に利用する移動手段として、運行頻度が第1頻度の乗り物が設定された移動予定経路の優先度Pを、運行頻度が第1頻度よりも大きい第2頻度の乗り物が設定された移動予定経路の優先度Pよりも大きく設定してもよい。例えば、飛行機の運行頻度(例えば5便/1日)がフェリーの運行頻度(例えば1便/1日)よりも大きいこととすると、図2Cに示すように、フェリーの重みw3fが飛行機の重みw3eよりも大きく設定される。制御部20は、インターネット200から取得した時刻表情報から運行頻度を導出してもよい。また、制御部20は、現在の曜日や時間帯に応じた運行頻度を、時刻表情報から導出してもよい。
以上のようにして、制御部20は、移動手段の種類に対応する重みw3を設定すると、P=(w1×w3)/Tによって優先度Pを算出する。これにより、移動予定経路の移動に利用する移動手段の種類に応じた優先度Pで監視処理を実行できる。具体的に、座席指定が必要な乗り物が設定された移動予定経路の優先度Pが、座席指定が必要な乗り物が設定されなかった移動予定経路の優先度Pよりも大きくなるように重みw3を設定することにより、座席指定が必要な乗り物が設定された移動予定経路について、優先して監視処理を行うことができる。すなわち、座席指定された乗り物への乗り遅れが生じ得る移動予定経路について、優先して監視処理を行うことができる。
ここで、公共交通機関ではない移動手段(例えば、自家用車、自転車、徒歩)を利用する移動予定経路よりも、公共交通機関の乗り物である移動手段を利用する移動予定経路の方が時間通りに移動する必要性が大きい。そこで、公共交通機関の乗り物である移動手段が設定された移動予定経路の優先度Pを、公共交通機関の乗り物である移動手段が設定されない移動予定経路の優先度Pよりも大きくなるように重みw3を設定することにより、時間通りに移動する必要性が大きい移動予定経路について、優先して監視処理を行うことができる。
ここで、乗り遅れた場合の待ち時間を考慮すると、運行頻度が小さい乗り物を利用する移動予定経路ほど時間通りに移動する必要性が大きい。そこで、運行頻度が第1頻度の乗り物が設定された移動予定経路の優先度Pを、運行頻度が第1頻度よりも大きい第2頻度の乗り物が設定された移動予定経路の優先度Pよりも大きくなるように重みw3を設定することにより、時間通りに移動する必要性が大きい移動予定経路について、優先して監視処理を行うことができる。
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、他にも種々の実施形態を採用可能である。ここで、入力端末は、ユーザとともに移動する端末であればよく、車両に乗車するユーザとともに移動する車載器であってもよいし、ユーザが携帯する携帯電話やスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。移動予定経路とは、出発地から目的地まで移動するための移動経路と移動手段を少なくとも示し、複数種類の移動手段を利用して出発地から目的地まで移動する経路であってもよい。また、移動予定経路において、出発時刻や到着時刻や移動手段の乗車時刻等の時刻が特定されていてもよい。探索条件とは、移動予定経路を探索するにあたり、出発地と目的地以外に設定される条件である。例えば、探索条件とは、時間的な条件であってもよいし、料金の条件であってもよいし、移動手段の条件であってもよいし、移動距離の条件であってもよい。また、出発地はユーザによって指定されてもよいし、移動端末の現在位置であってもよい。
案内情報は、移動予定経路を移動端末にて案内するための情報であり、ユーザが移動経路上を移動するために必要な情報である。例えば、案内情報は、交差点における進行方向や、駅等において乗り継ぐ移動手段を案内する情報であってもよい。監視手段は、移動予定経路を監視すればよく、移動予定経路上に関する各種事象を示す情報(渋滞情報、事故情報、規制情報、運行情報、天候情報)を監視してもよいし、移動予定経路上を移動する移動端末の状態(位置等)を監視してもよい。優先度設定手段は、監視処理の対象とする移動予定経路の優先度を探索条件に基づいて設定すればよく、優先度が大きい移動予定経路ほど監視処理の実行順を早くしたり、優先度が大きい移動予定経路ほど監視処理の実行に割り当てるハードウェアリソースを大きくしたりしてもよい。
また、優先度設定手段は、探索条件として目的地の到着時刻が指定された移動予定経路の優先度を、探索条件として目的地の到着時刻が指定されていない移動予定経路の優先度よりも大きく設定してもよい。これにより、到着時刻に間に合いたいというユーザの要求に応じた探索された移動予定経路について、優先して監視処理を行うことができる。また、優先度設定手段は、到着時刻が指定されている移動予定経路についての優先度よりも、乗り物の最終便を利用して目的地に移動することが探索条件として指定されている移動予定経路についての優先度を大きく設定してもよい。これにより、最終便を逃して翌日の朝にしか目的地に到着できなくなる可能性がある移動予定経路の監視処理を優先して行うことができる。
さらに、探索手段は、移動予定経路上の移動に利用する移動手段を設定するとともに、優先度設定手段は、探索条件として移動予定経路上の移動に利用する乗り物の座席指定を受けることが指定された移動予定経路の優先度を、探索条件として移動予定経路上の移動に利用する乗り物の座席指定を受けることが指定されていない移動予定経路の優先度よりも大きく設定してもよい。これにより、移動手段として座席指定を受ける乗り物が設定された移動予定経路について、優先して監視処理を行うことができる。すなわち、座席指定された乗り物への乗り遅れが生じ得る移動予定経路について、優先して監視処理を行うことができる。
さらに、探索手段は、移動予定経路上の移動に利用する移動手段を設定するとともに、優先度設定手段は、探索条件および移動予定経路上の移動に利用する移動手段の種類に応じて、監視処理の対象とする移動予定経路の優先度を設定してもよい。これにより、移動予定経路の移動に利用する移動手段の種類に応じた優先度で監視処理を実行できる。
また、優先度設定手段は、移動予定経路上の移動に利用する移動手段として、座席指定が必要な乗り物が設定された移動予定経路の優先度を、座席指定が必要な乗り物が設定されなかった移動予定経路の優先度よりも大きく設定してもよい。これにより、移動手段として座席指定が必要な乗り物が設定された移動予定経路について、優先して監視処理を行うことができる。すなわち、座席指定された乗り物への乗り遅れが生じ得る移動予定経路について、優先して監視処理を行うことができる。
さらに、優先度設定手段は、移動予定経路上の移動に利用する移動手段として、公共交通機関の乗り物である移動手段が設定された移動予定経路の優先度を、公共交通機関の乗り物である移動手段が設定されない移動予定経路の優先度よりも大きく設定してもよい。
ここで、公共交通機関ではない移動手段(例えば、自家用車、自転車、徒歩)を利用する移動予定経路よりも、公共交通機関の乗り物である移動手段を利用する移動予定経路の方が時間通りに移動する必要性が大きい。このように、時間通りに移動する必要性が大きい移動予定経路について、優先して監視処理を行うことができる。本明細書において公共交通機関とは、運行時刻が定められている移動手段(乗り物)を意味し、タクシーは公共交通機関に該当しない。
また、優先度設定手段は、移動予定経路上の移動に利用する移動手段として、運行頻度が第1頻度の乗り物が設定された移動予定経路の優先度を、運行頻度が第1頻度よりも大きい第2頻度の乗り物が設定された移動予定経路の優先度よりも大きく設定してもよい。
ここで、乗り遅れた場合の待ち時間を考慮すると、運行頻度が小さい乗り物を利用する移動予定経路ほど時間通りに移動する必要性が大きい。このように、時間通りに移動する必要性が大きい移動予定経路について、優先して監視処理を行うことができる。
さらに、本発明のように、移動予定経路の監視処理の優先度を設定する手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、車両に備えられる各部と共有の部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。例えば、以上のような装置を備えた経路案内システムや方法、プログラムを提供することが可能である。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、経路案内システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
10…サーバ、20…制御部、21…サーバプログラム、21a…探索部、21b…送信部、21c…監視部、21d…優先度設定部、30…記録媒体、30a…地図情報、45…通信部、110…車載器、120…制御部、121…車載器プログラム、130…記録媒体、130a…地図情報、130b…案内情報、141…GPS受信部、142…車速センサ、143…ジャイロセンサ、144…タッチパネルディスプレイ、145…通信部、200…インターネット、30b…経路DB、P…優先度、T…イベント残期間

Claims (8)

  1. 移動端末にて指定された探索条件に基づいて出発地から目的地まで移動するための移動予定経路を探索する探索手段と、
    前記移動予定経路を前記移動端末にて案内するための案内情報を前記移動端末に送信する送信手段と、
    前記移動予定経路の監視処理を行う監視手段と、
    複数の前記移動予定経路について前記監視処理を行う場合に、当該監視処理の対象とする前記移動予定経路の優先度を前記探索条件に基づいて設定する優先度設定手段と、
    を備え、
    前記探索手段は、前記移動予定経路上の移動に利用する移動手段を設定するとともに、
    前記優先度設定手段は、前記探索条件および前記移動手段の種類に応じて、前記監視処理の対象とする前記移動予定経路の前記優先度を設定する、
    経路案内システム。
  2. 前記優先度設定手段は、前記探索条件として前記移動手段の乗り物について座席指定を受けることが指定された前記移動予定経路の前記優先度を、前記探索条件として前記移動手段の乗り物について座席指定を受けることが指定されていない前記移動予定経路の前記優先度よりも大きく設定する、
    請求項1に記載の経路案内システム。
  3. 前記優先度設定手段は、前記探索条件として前記目的地の到着時刻が指定された前記移動予定経路の前記優先度を、前記探索条件として前記目的地の到着時刻が指定されていない前記移動予定経路の前記優先度よりも大きく設定する、
    請求項1または請求項2のいずれかに記載の経路案内システム。
  4. 前記優先度設定手段は、前記移動手段として、座席指定が必要な乗り物が設定された前記移動予定経路の前記優先度を、座席指定が必要な乗り物が設定されなかった前記移動予定経路の前記優先度よりも大きく設定する、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の経路案内システム。
  5. 前記優先度設定手段は、前記移動手段として、公共交通機関の乗り物が設定された前記移動予定経路の前記優先度を、公共交通機関の乗り物が設定されない前記移動予定経路の前記優先度よりも大きく設定する、
    請求項1から請求項4のいずれかに一項記載の経路案内システム。
  6. 前記優先度設定手段は、前記移動手段として、運行頻度が第1頻度の乗り物が設定された前記移動予定経路の前記優先度を、運行頻度が第1頻度よりも大きい第2頻度の乗り物が設定された前記移動予定経路の前記優先度よりも大きく設定する、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の経路案内システム。
  7. 移動端末にて指定された探索条件に基づいて出発地から目的地まで移動するための移動予定経路を探索する探索工程と、
    前記移動予定経路を前記移動端末にて案内するための案内情報を前記移動端末に送信する送信工程と、
    前記移動予定経路の監視処理を行う監視工程と、
    複数の前記移動予定経路について前記監視処理を行う場合に、当該監視処理の対象とする前記移動予定経路の優先度を前記探索条件に基づいて設定する優先度設定工程と、
    を含み、
    前記探索工程では、前記移動予定経路上の移動に利用する移動手段を設定するとともに、
    前記優先度設定工程では、前記探索条件および前記移動手段の種類に応じて、前記監視処理の対象とする前記移動予定経路の前記優先度を設定する、
    経路案内方法。
  8. 移動端末にて指定された探索条件に基づいて出発地から目的地まで移動するための移動予定経路を探索する探索機能と、
    前記移動予定経路を前記移動端末にて案内するための案内情報を前記移動端末に送信する送信機能と、
    前記移動予定経路の監視処理を行う監視機能と、
    複数の前記移動予定経路について前記監視処理を行う場合に、当該監視処理の対象とする前記移動予定経路の優先度を前記探索条件に基づいて設定する優先度設定機能と、
    をコンピュータに実現させ、
    前記探索機能により前記コンピュータは、前記移動予定経路上の移動に利用する移動手段を設定するとともに、
    前記優先度設定機能により前記コンピュータは、前記探索条件および前記移動手段の種類に応じて、前記監視処理の対象とする前記移動予定経路の前記優先度を設定する、
    経路案内プログラム。
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