JP6532749B2 - 作業機械の上部旋回体 - Google Patents
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Description
(クレーンの構成)
本発明の第1実施形態による作業機械の旋回フレーム1は、作業機械であるクレーン20に設けられている。クレーン20は、側面図である図1に示すように、後述するブーム26(アタッチメント)等により、吊荷Lを吊り上げる作業(荷役作業)等を行う。クレーン20は、移動式クレーンであり、クローラクレーンであり、例えばラチスブームクローラクレーンである。
旋回フレーム1は、図2に示すように、旋回ベアリング22の上面に水平に取り付けられた底板2を有している。なお、図1の要部Aの側面図である図3、および、図1の要部Aの上面図である図4に示すように、旋回ベアリング22の上面には、環状の座面板35が取り付けられている。よって、旋回フレーム1の底板2は、座面板35の上面に取り付けられている。
次に、補強部材5であるリブの有無やリブを設ける方向を変えて、従来例と本発明との座屈評価を行った。拘束条件を示すモデル図である図8に示すように、サンプルとして、縦の長さが100mm、横の長さが100mm、厚みが1mm、体積が10000mm3の板41を用いた。そして、拘束条件として、板41の左辺41aを拘束した。また、荷重条件を示すモデル図である図9に示すように、圧縮荷重と曲げ荷重とを合成した荷重を板41の右辺41b(図8参照)に負荷した。
次に、変形例について説明する。第1変形例においては、図1の要部Aの斜視図である図11に示すように、一対の補強部材45の断面形状は、断面三角形である。図11のH−H断面図である図12に示すように、一対の補強部材45は、中空の断面三角形の角材である。なお、三角形をなす3つの板材のうち、側板3に密着している板材はなくてもよい。即ち、水平方向の断面視において、補強部材45と側板3との間に閉空間が形成されている構成であってもよい。
以上に述べたように、本実施形態に係る旋回フレーム1によると、図2に示すように、一対の側板3の側面にそれぞれ取り付けた一対の補強部材5を、クレーン20の前方から後方に向かって下から上に傾斜させるとともに、旋回ベアリング22の旋回中心Oよりも後方に配置する。これにより、補強部材5の取り付け方向が、せん断圧縮力が作用する方向にほぼ一致するので、せん断圧縮力に対する座屈強度を効率的に向上させることができる。また、一対の補強部材5を、旋回ベアリング22の旋回中心Oよりも後方に配置することで、せん断圧縮力に対する座屈強度を効率的に向上させることができる。これにより、重量の増加を抑えながら座屈しにくくすることができる。また、補強部材5の取り付け方向を、せん断圧縮力が作用する方向にほぼ一致させることで、側板3のせん断変形に対する剛性を向上させることができる。その結果、旋回フレーム1のねじり変形に対する剛性を向上させることができる。
(旋回フレームの構成)
次に、本発明の第2実施形態に係る旋回フレーム201について説明する。なお、上述した構成要素と同じ構成要素については、同じ参照番号を付してその説明を省略する。本実施形態の旋回フレーム201が第1実施形態の旋回フレーム1と異なる点は、図1の要部Aの斜視図である図17に示すように、一対の側板3の内側の側面にそれぞれ取り付けられている一対の補強部材51が、一対の側板3の面に直交する方向に沿ってそれぞれ配置された一対の板材51aを有するものである点である。即ち、図17のI−I断面図である図18に示すように、補強部材51の水平断面は中空ではなく、補強部材51と側板3との間に閉空間も形成されていない。
次に、変形例について説明する。第6変形例においては、図18に相当する図である図19に示すように、補強部材51は板材51aのみである。
以上に述べたように、本実施形態に係る旋回フレーム201によると、図17に示すように、側板3の面に直交する方向に沿って板材51aを配置し、クレーン20の左右方向Bにおいて、その幅を調整することで、補強部材51による重量の増加を抑えながら、補強部材5の強度を向上させることができる。これにより、せん断圧縮力に対する座屈強度、および、せん断変形に対する剛性を好適に向上させることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
2 底板
3 側板
4 水平フランジ
5 補強部材
5a 板材
5b 接続板
20 クレーン
21 下部走行体
22 旋回ベアリング
22a アウターレース
22b インナーレース
23 上部旋回体
24 上部本体
25 カウンタウエイト
26 ブーム
27 キャブ
28 マスト
31 シーブ
32 ロープ
33 ガイライン
34 ブーム起伏ロープ
35 座面板
36 圧縮力
37 曲げ
41 板
42 水平リブ
43 垂直リブ
44 傾斜リブ
45,46,47 補強部材
46a 板材
51 補強部材
51a 板材
51b フランジ
51c 板材
51d フランジ
51e フランジ
51f フランジ
Claims (8)
- 下部走行体の上部に旋回ベアリングを介して旋回可能に設けられた作業機械の上部旋回体であって、
前記旋回ベアリングにより旋回可能に支持された旋回フレームと、
前記旋回フレームの前端部に起伏可能に取り付けられ、吊荷を吊り上げるブームと、
前記ブームの後ろ側において前記旋回フレームに起伏可能に取り付けられたマストと、
前記ブームの先端部と前記マストの先端部とを連結するガイラインと、
前記マストの先端部と、前記旋回フレームの後部に設けられた下部スプレッダとを連結するブーム起伏ロープと、
を有し、
前記旋回フレームは、
前記旋回ベアリングの上に水平に設けられた底板と、
前記作業機械の左右方向に所定の間隔をあけて、前記底板の上にそれぞれ立てて設けられ、それぞれが前記作業機械の前後方向に平行に配置された一対の側板と、
前記一対の側板の側面にそれぞれ取り付けられた一対の補強部材と、
を有し、
前記作業機械の左右方向から視たときに、前記一対の補強部材は、前記旋回ベアリングの旋回中心を始端として、前記作業機械の前方から後方に向かって下から上に真っ直ぐに傾斜していることを特徴とする作業機械の上部旋回体。 - 前記補強部材は、前記作業機械の上下方向において、前記側板の前記上下方向の幅の全長にわたって設けられていることを特徴とする請求項1に記載の作業機械の上部旋回体。
- 前記補強部材の水平方向に対する傾斜角度は、45°以上60°以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の作業機械の上部旋回体。
- 前記補強部材は、前記側板の前記側面に直交する方向に沿って配置された板材を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の作業機械の上部旋回体。
- 水平方向の断面視において、前記補強部材と前記側板との間には、閉空間が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の作業機械の上部旋回体。
- 前記補強部材の水平断面が中空であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の作業機械の上部旋回体。
- 前記補強部材の下端は、前記底板に固着されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の作業機械の上部旋回体。
- 前記旋回ベアリングの上面には、環状の座面板が取り付けられており、
前記底板は、前記座面板の周囲に設けられており、
前記補強部材の下端は、前記座面板に固着されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の作業機械の上部旋回体。
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