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JP6532761B2 - プレノッチ成形装置及びプレノッチ成形方法 - Google Patents
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JP6532761B2 - プレノッチ成形装置及びプレノッチ成形方法 - Google Patents

プレノッチ成形装置及びプレノッチ成形方法 Download PDF

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Description

本発明は、ロール成形により、例えば平坦なウェブの両側部にフランジ部を有する溝形鋼やそのフランジ部の端部にリップ部を有するリップ付き溝形鋼を成形するため、ロール成形ラインの前工程であるプレノッチ成形ラインで孔明け等のプレノッチ成形を行うためのプレノッチ成形装置及びプレノッチ成形方法に関する。
一般にロール成形に先立って行われるプレノッチ成形においては、帯状の金属板に対してプレス、切断、切欠き、孔明け等の加工が施される。このプレノッチ成形では、前記各加工が1つの成形ライン上で順に行われる。この場合、長い金属板や孔数の多い金属板では加工時間が長く、短い金属板や孔数の少ない金属板では加工時間が短いことから、前者の加工が終了するまで後者の加工を始めることができない事態が生ずる。従って、プレノッチ成形の成形時間が全体として長くなるという欠点がある。
この種のロール成形に関連して、例えば成形ライン移動式冷間ロール成形装置が特許文献1に開示されている。このロール成形装置では、ロール成形ラインが第1成形ラインとそれに平行する第2成形ラインとを備え、1つの台車上に設置されている。第1成形ラインと第2成形ラインとの間には、ロール駆動力分配用ギヤ装置が設けられている。このロール駆動力分配用ギヤ装置には切替ギヤが設置され、該切替ギヤに回転力を伝動する減速装置と、該減速装置に駆動力を供給する電動機とが台車上に搭載されている。
そして、第1成形ライン又は第2成形ラインにおけるロールのサイズ替えをするとき、台車をロール成形ラインの延びる方向と直交する方向へ移動させることができる走行輪が台車に装備されている。
特開平6−126335号公報
前記特許文献1に記載されている従来構成のロール成形装置においては、第1成形ライン又は第2成形ラインのロールのサイズ替えを行うに当たり、その準備作業に要する時間を省略でき、実質的に交換に要する時間や手間の低減を図ることができる。
しかしながら、ロール成形自体は第1成形ライン又は第2成形ラインのいずれか1ラインで行われる。このため、例えばロール成形に先立って孔明け加工されるプレノッチ成形において、長い金属板や孔数の多い金属板のプレノッチ成形の後に、短い金属板や孔数の少ない金属板のプレノッチ成形を行う場合には、前者の成形時間が長く、後者の成形時間が短いことから、前者の成形が終了するまで後者の成形を停止しなければならない。
従って、プレノッチ成形全体の成形時間が長くなり、生産性が低下するという問題があった。
そこで、本発明の目的とするところは、成形ラインの停止を抑制し、生産性を向上させることができるプレノッチ成形装置及びプレノッチ成形方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明のプレノッチ成形装置は、ロール成形により帯状の金属板を折曲げ成形する前に、前記金属板の切断及び孔明け加工を含み、長さや孔数の異なる中間成形品を成形するプレノッチ成形をプレノッチ成形ライン上で順次行うためのプレノッチ成形装置であって、前記プレノッチ成形ラインを、並行して延びる上流側プレノッチ成形ライン及び下流側プレノッチ成形ラインで構成し、第1孔明け装置が設置されている上流側プレノッチ成形ラインと第2孔明け装置が設置されている下流側プレノッチ成形ラインとが対向するストック領域を設け、プレノッチ成形を上流側プレノッチ成形ラインと下流側プレノッチ成形ラインに振り分けて実施するとともに、上流側プレノッチ成形ラインで成形及び前進走行されてストック領域に到った中間成形品を上流側プレノッチ成形ラインから下流側プレノッチ成形ラインへ移行させるトラバーサ機構をストック領域に備え、上流側プレノッチ成形ラインで金属板をプレノッチ成形して中間成形品を得た後に、その中間成形品をトラバーサ機構で下流側プレノッチ成形ラインに移行し、下流側プレノッチ成形ラインでプレノッチ成形を継続するように構成し、前記ストック領域の長さは、最も長い中間成形品がストック領域にストックされるように設定されており、前記トラバーサ機構は、ストック領域に到った長さや孔数の異なる各種の中間成形品を上流側プレノッチ成形ラインから下流側プレノッチ成形ラインへ移行させることを特徴とする。
前記トラバーサ機構は、中間成形品をストック領域内の途中で停止させることなくストック領域の前端部に達するまで走行させ、ストック領域の前端部に到った中間成形品を上流側プレノッチ成形ラインから下流側プレノッチ成形ラインへ移行させることが好ましい。
前記ストック領域は複数の区画領域に区画され、中間成形品が各区画領域を順に走行するように構成されることが好ましい。
た、プレノッチ成形方法は、前記プレノッチ成形装置を用いたプレノッチ成形方法であって、上流側プレノッチ成形ラインで金属板をプレノッチ成形して得られた中間成形品がストック領域に到ったとき、その中間成形品は位置検出センサにより検出され、この検出によりトラバーサ機構が作動して中間成形品を上流側プレノッチ成形ラインから下流側プレノッチ成形ラインに移行し、下流側プレノッチ成形ラインで中間成形品のプレノッチ成形を継続するとともに、上流側プレノッチ成形ラインで後続の金属板をプレノッチ成形することを特徴とする。
本発明のプレノッチ成形装置によれば、成形ラインの停止を抑制し、生産性を向上させることができるという効果を奏する。
(a)〜(h)は、実施形態におけるプレノッチ成形装置の要部におけるプレノッチ成形工程を模式的に示す説明図。 (a)〜(g)は、従来のプレノッチ成形装置の要部におけるプレノッチ成形工程を模式的に示す説明図。 (a)は帯状の金属板が上流側プレノッチ成形ラインにおいて位置規制突起間に位置する状態を示す正面図、(b)は(a)の平面図。 (a)は上流側プレノッチ成形ライン及び下流側プレノッチ成形ラインのそれぞれ内側の位置規制突起が没入した状態で、帯状の金属板が上流側プレノッチ成形ラインから下流側プレノッチ成形ラインに移行する状態を示す正面図、(b)は(a)の平面図。 (a)は帯状の金属板が上流側プレノッチ成形ラインから下流側プレノッチ成形ラインへ移行が完了した状態を示す正面図、(b)は(a)の平面図。 (a)は図5(a)の状態から、上流側プレノッチ成形ライン及び下流側プレノッチ成形ラインのそれぞれ内側の位置規制突起が突出し、金属板が下流側プレノッチ成形ラインを移動できる状態を示す正面図、(b)は(a)の平面図。 ロール成形の全体システムを示す概略説明図。 (a)は上流側プレノッチ成形ラインにおいて金属板に孔明け加工を施した状態を示す平面図、(b)は下流側プレノッチ成形ラインにおいて金属板に孔明け加工を施した状態の平面図。 リップ部を有する溝型鋼を示す正面図。 (a)は帯状の金属板をロール成形してリップ部を成形する状態を示す正面図、(b)は(a)の状態からフランジ部を成形する状態を示す正面図。
以下、本発明の実施形態を図1〜図10に基づいて詳細に説明する。
図7に示すように、本実施形態におけるロール成形の全体システムは、大きく分けるとロール成形に先立ってプレノッチ成形を行うためのプレノッチ成形装置11と、プレノッチ成形後にロール成形を行うためのロール成形装置12とにより構成されている。前記プレノッチ成形装置11は、プレノッチ成形ライン24上において、コイル状に巻かれた帯状の金属板(鋼板)13を平板状にするアンコイラー装置14、その金属板13を平坦にするレベラー装置15、金属板13を切断する走行切断装置16、金属板13の所定箇所に孔明け加工する第1孔明け装置17、トラバーサ機構18、第2孔明け装置19等により構成されている。
一方、ロール成形装置12は、プレノッチ成形装置11で成形された中間成形品20を折曲げしてロール成形を行うロール成形機21、ロール成形された最終成形品22を巻き取るパイラー23等により構成されている。前記ロール成形機21は左右に対向して配置され、それらのロール成形機21がロール成形ライン25に沿って多数段に配列され、中間成形品20を折曲げ成形する。
図1及び図7に示すように、前記プレノッチ成形ライン24は、並行して延びる上流側プレノッチ成形ライン24aと、下流側プレノッチ成形ライン24bに振り分けられている。上流側プレノッチ成形ライン24a及び下流側プレノッチ成形ライン24bでは、それぞれ図示しない駆動ローラが配置され、金属板13や中間成形品20が前進走行できるように構成されている。
そして、図8(a)に示すように、上流側プレノッチ成形ライン24aでは、金属板13が例えば孔明け加工によってプレノッチ成形され、大径孔26を有する第1中間成形品20aが成形される。また、図8(b)に示すように、下流側プレノッチ成形ライン24bでは、前記第1中間成形品20aが孔明け加工によってプレノッチ成形され、大径孔26及び小径孔27を有する第2中間成形品が成形される。
図10(a)の二点鎖線に示すように、ロール成形機21により金属板13の両側端部が折曲げられ、リップ部28が成形される。続いて、図10(b)に示すように、ロール成形機21により金属板13のリップ部28を有する両側端部が折曲げられ、フランジ部29が成形される。図9に示すように、前記ロール成形装置12により、リップ部28を有する溝型鋼30が成形される。
図3(a)、(b)に示すように、前記上流側プレノッチ成形ライン24a及び下流側プレノッチ成形ライン24bにおいては、金属板13又は中間成形品20の両側に位置規制部材としての複数の位置規制突起31が一定間隔をおいて突設され、位置規制部材31間を金属板13又は中間成形品20が走行するようになっている。
図1に示すように、前記上流側プレノッチ成形ライン24aと下流側プレノッチ成形ライン24bとが対向する領域には、上流側プレノッチ成形ライン24aでプレノッチ成形された第1中間成形品20aがストックされるストック領域32が設けられている。すなわち、このストック領域32は、上流側プレノッチ成形ライン24aにおけるプレノッチ成形装置11としての第1孔明け装置33と、下流側プレノッチ成形ライン24bにおけるプレノッチ成形装置11としての第2孔明け装置34との間に設けられている。
図3(a)、(b)の二点鎖線に示すように、このストック領域32においては、上流側プレノッチ成形ライン24aで成形されてストック領域32に到った第1中間成形品20aを上流側プレノッチ成形ライン24aから下流側プレノッチ成形ライン24bへ移行させるトラバーサ機構18が設けられている。このトラバーサ機構18はベルトコンベヤ等で構成され、第1中間成形品20aを上流側プレノッチ成形ライン24aから下流側プレノッチ成形ライン24bへ移行させるようになっている。
すなわち、図4(a)、(b)に示すように、トラバーサ機構18を作動させる場合には、上流側プレノッチ成形ライン24aにおいては下流側プレノッチ成形ライン24b側の位置規制突起31が没入するとともに、下流側プレノッチ成形ライン24bにおいては上流側プレノッチ成形ライン24a側の位置規制突起31が没入するようになっている。
また、上流側プレノッチ成形ライン24aの前端部には、光電センサ等の位置検出センサ35が配置され、ストック領域32の前端部に到った第1中間成形品20aを検出し、トラバーサ機構18を作動させるように構成されている。このトラバーサ機構18を作動させることにより、第1中間成形品20aが上流側プレノッチ成形ライン24aから下流側プレノッチ成形ライン24b側へと移行する。
次いで、図5(a)、(b)に示すように、トラバーサ機構18を作動し続けることにより、上流側プレノッチ成形ライン24a上の第1中間成形品20aが下流側プレノッチ成形ライン24b上へ完全に移行される。
その後、図6(a)、(b)に示すように、上流側プレノッチ成形ライン24aにおける下流側プレノッチ成形ライン24b側の位置規制突起31が突出すると同時に、下流側プレノッチ成形ライン24bにおける上流側プレノッチ成形ライン24a側の位置規制突起31が突出する。このため、下流側プレノッチ成形ライン24b上の第1中間成形品20aは下流側プレノッチ成形ライン24b上を走行し、第2孔明け装置34でプレノッチ成形される。
このように、金属板13が上流側プレノッチ成形ライン24aでプレノッチ成形されて第1中間成形品20aが成形され、その第1中間成形品20aはストック領域32において待機することなく、トラバーサ機構18で下流側プレノッチ成形ライン24bへ移行され、そこでさらにプレノッチ成形が施され、第2中間成形品20bが成形される。
図1に示すように、前記ストック領域32は複数(この実施形態では3つ)の区画領域36(第1区画領域361、第2区画領域362及び第3区画領域363)に区画され、各区画領域36にそれぞれ第1中間成形品20aがストックされるように構成されている。
前記プレノッチ成形は連続的に行われることから、上流側プレノッチ成形ライン24aでプレノッチ成形された第1中間成形品20aは、ストック領域32で順にストックされる。そして、前記トラバーサ機構18は、ストック領域32に到った第1中間成形品20aのうち、例えば先頭の第1中間成形品20aを下流側プレノッチ成形ライン24bへ移行させる。なお、前記ストック領域32の長さは、最も長い第1中間成形品20aがストック領域32にストックされるように設定される。
次に、上記のように構成されたプレノッチ成形装置11を用いたプレノッチ成形方法について作用とともに説明する。
図1(a)〜(h)に示すように、長さや孔数の異なる6種類の金属板13〔(I)〜(VI)〕を順にプレノッチ成形する場合について説明する。上流側プレノッチ成形ライン24aには第1孔明け装置33が設置されてプレノッチ成形が行われるとともに、下流側プレノッチ成形ライン24bには第2孔明け装置34が設置されてプレノッチ成形が行われる。そして、上流側プレノッチ成形ライン24aと下流側プレノッチ成形ライン24bとが対向する位置には第1孔明け装置33でプレノッチ成形された第1中間成形品20aがストックされるストック領域32が設けられ、該ストック領域32は上流側から第1区画領域361、第2区画領域362及び第3区画領域363に区画されている。先頭の第1中間成形品20a及び第2中間成形品20bは長く形成され、後続の金属板13は短く形成されている。
図1(a)に示すように、上流側プレノッチ成形ライン24aにおいては、第1中間成形品20a(II)がストック領域32の第1区画領域361から第2区画領域362に跨る位置に達しており、後続の金属板13(III)は第1孔明け装置33でプレノッチ成形が行われる。一方、下流側プレノッチ成形ライン24bにおいては、第1中間成形品20aがストック領域32の第3区画領域363から出て第2孔明け装置34でプレノッチ成形が行われ、第2中間成形品20b(I)が形成される。
図1(b)に示すように、上流側プレノッチ成形ライン24aにおいては、第1中間成形品20a(II)がストック領域32の第2区画領域362から第3区画領域363に跨る位置に達し、後続の金属板13は第1孔明け装置33でプレノッチ成形される。一方、下流側プレノッチ成形ライン24bにおいては、プレノッチ成形終了後の第2中間成形品20b(I)が前方へ移動し、図1(b)には示されていない。
図1(c)に示すように、上流側プレノッチ成形ライン24aにおいては、第1中間成形品20a(II)がストック領域32の第2区画領域362から第3区画領域363に跨る位置に前進し、後続の第1中間成形品20a(III)は第1区画領域361に入るとともに、その後の金属板13(IV)が第1孔明け装置33でプレノッチ成形される。
図1(d)に示すように、上流側プレノッチ成形ライン24aにおいては、第1中間成形品20a(II)の前端部が第3区画領域363の前端部に達してそこで停止し、後続の2つの第1中間成形品20a(III)及び第1中間成形品20a(IV)は第1区画領域361に到る。
図1(e)に示すように、第3区画領域363の前端部で停止した第1中間成形品20a(II)は位置検出センサ35によって検出され、トラバーサ機構18が作動して第1中間成形品20a(II)が上流側プレノッチ成形ライン24aから下流側プレノッチ成形ライン24bへ移行する。このため、後続の第1中間成形品20a(III)は停止することなく第2区画領域362に入るとともに、さらに後続の第1中間成形品20a(IV)は第1区画領域361に入り、その後の金属板13(V)は第1孔明け装置33でプレノッチ成形される。
図1(f)に示すように、上流側プレノッチ成形ライン24aにおいては、第1中間成形品20a(III)が第3区画領域363に入り、後続の第1中間成形品20a(IV)は第2区画領域362に入るとともに、その後の第1中間成形品20a(V)が第1区画領域361に入る。さらに、後続の金属板13(VI)が第1孔明け装置33でプレノッチ成形される。一方、下流側プレノッチ成形ライン24bにおいては、第1中間成形品20a(III)が前進し、第2孔明け装置34でプレノッチ成形される。
図1(g)に示すように、上流側プレノッチ成形ライン24aにおいては、第1中間成形品20a(III)の前端部が第3区画領域363の前端部に達して停止する。後続の第1中間成形品20a(IV)は第2区画領域362内を前進するとともに、続く第1中間成形品20a(V)が第1区画領域内を前進し、その後の第1中間成形品20a(VI)が第1区画領域361内に到る。一方、下流側プレノッチ成形ライン24bにおいては、第1中間成形品20a(II)がさらに前進し、第2孔明け装置34でプレノッチ成形されて第2中間成形品20b(II)が形成される。
図1(h)に示すように、第3区画領域363の前端部に達した第1中間成形品20a(III)は位置検出センサ35により検出され、トラバーサ機構18が作動して、上流側プレノッチ成形ライン24aから下流側プレノッチ成形ライン24bへ移行する。この場合、第1中間成形品20a(II)の第2孔明け装置34によるプレノッチ成形は終了し、第2中間成形品20b(II)が形成される。
このため、上流側プレノッチ成形ライン24aにおいては、後続の第1中間成形品20a(IV)が停止することなく第3区画領域363に入り、続く第1中間成形品20a(V)が第2区画領域362に入るとともに、その後の第1中間成形品20a(VI)が第1区画領域361に入る。
このように、本実施形態では、上流側プレノッチ成形ライン24aにおいて第1孔明け装置33によりプレノッチ成形された第1中間成形品20aがストック領域32の前端部に到ったとき、その第1中間成形品20aをトラバーサ機構18により下流側プレノッチ成形ライン24bへ移行させるように構成した。
このため、下流側プレノッチ成形ライン24bに移行した第1中間成形品20aを第2孔明け装置34によりプレノッチ成形できるとともに、上流側プレノッチ成形ライン24aにおいて、後続する金属板13を停止させることなく、第1孔明け装置33によるプレノッチ成形も継続することができる。従って、金属板13の長さや孔数にかかわらず、プレノッチ成形を滞りなく、円滑に進行させることができる。
次に、本実施形態のプレノッチ成形方法を従来のプレノッチ成形方法と対比するために、従来のプレノッチ成形方法について説明する。
図2(a)〜(g)に示すように、従来のプレノッチ成形ライン41は1ラインである。図2(a)に示すように、第1中間成形品20aは第2孔明け装置34によりプレノッチ成形されて第2中間成形品20b(I)が形成される。第1孔明け装置33でプレノッチ成形された第1中間成形品20a(II)は、第1孔明け装置33と第2孔明け装置34との間に位置する。後続の金属板13(III)は第1孔明け装置33に達してプレノッチ成形される。
図2(b)に示すように、第1中間成形品20a(II)はそのまま前進するとともに、金属板13(III)は第1孔明け装置33によりプレノッチ成形される。
図2(c)に示すように、第1中間成形品20a(II)はさらに前進するとともに、金属板13(III)は第1孔明け装置33でプレノッチ成形され、第1中間成形品20a(III)が形成される。
図2(d)に示すように、第1中間成形品20a(II)はさらに前進するとともに、第1孔明け装置33でプレノッチ成形が終了した第1中間成形品20a(III)も前進する。
図2(e)に示すように、第1中間成形品20a(II)は第2孔明け装置34に到ってプレノッチ成形される。このため、第1孔明け装置33によりプレノッチ成形された第1中間成形品20a(III)は第2中間成形品20bのプレノッチ成形が完了するまで前進することができず、図2(d)で示した位置に留まる。
図2(f)に示すように、第1中間成形品20a(II)は第2孔明け装置34によりプレノッチ成形が継続され、第2中間成形品20b(II)が形成される。このため、第1中間成形品20a(III)は進行できず、依然として図2(d)で示した位置に留まる。
図2(g)に示すように、第2中間成形品20b(II)は第2孔明け装置34によるプレノッチ成形が終了した状態にある。従って、第1孔明け装置33によりプレノッチ成形された第1中間成形品20a(III)は前進することができるとともに、金属板13(IV)が第1孔明け装置33に到ってプレノッチ成形される。
このように、従来のプレノッチ成形方法では、プレノッチ成形ライン41が1ラインであることから、金属板13の長さや孔数によって後続の金属板13が停止する事態を回避できない。従って、プレノッチ成形に滞りが生じ、ロール成形システム全体における生産性が低下する。
以上の実施形態によって発揮される効果を以下にまとめて記載する。
(1)本実施形態のプレノッチ成形装置11においては、プレノッチ成形を上流側プレノッチ成形ライン24aと下流側プレノッチ成形ライン24bに振り分けて実施する。そして、上流側プレノッチ成形ライン24aで成形されてストック領域32に到った第1中間成形品20aを上流側プレノッチ成形ライン24aから下流側プレノッチ成形ライン24bへ移行させるトラバーサ機構18を設けた。このトラバーサ機構18により、上流側プレノッチ成形ライン24aでプレノッチ成形された第1中間成形品20aを下流側プレノッチ成形ライン24bに移行させ、下流側プレノッチ成形ライン24bでプレノッチ成形を継続するように構成した。
このため、例えば長い金属板13や孔数の多い金属板13をプレノッチ成形する場合に後続の金属板13を停止させることなく、プレノッチ成形を連続的に行うことができる。従って、プレノッチ成形全体が滞ることなく、円滑に進行させることができる。
よって、本実施形態のプレノッチ成形装置11によれば、成形ラインの停止を抑制し、生産性を向上させることができる。
(2)前記トラバーサ機構18は、第1中間成形品20aをストック領域32で待機させることなく、上流側プレノッチ成形ライン24aから下流側プレノッチ成形ライン24bへ移行させる。そのため、第1中間成形品20aを途中で停止させることが回避され、プレノッチ成形の円滑な進行を図ることができる。
(3)前記ストック領域32は複数の区画領域36に区画され、各区画領域36に第1中間成形品20aをストック可能に構成した。従って、複数の第1中間成形品20aをストック領域32に保持することができ、プレノッチ成形を効率良く進めることができる。
(4)前記トラバーサ機構18は、下流側プレノッチ成形ライン24bでの直前の第1中間成形品20aのプレノッチ成形が終了したとき、ストック領域32に存在する直後の第1中間成形品20aを上流側プレノッチ成形ライン24aから下流側プレノッチ成形ライン24bへ移行させる。このため、2つのプレノッチ成形ライン24a、24bにおけるプレノッチ成形を円滑に進行させ、プレノッチ成形を効率的に実施することができる。
(5)前記トラバーサ機構18は、ストック領域32に到った第1中間成形品20aのうち、先頭に位置する第1中間成形品20aを上流側プレノッチ成形ライン24aから下流側プレノッチ成形ライン24bへ移行させる。そのため、トラバーサ機構18の構成を簡単にできるとともに、ストック領域32において上流側プレノッチ成形ライン24aから下流側プレノッチ成形ライン24bへ移行させる第1中間成形品20aを容易に検出でき、トラバーサ機構18を速やかに作動させることができる。
(6)前記ストック領域32の長さは、最も長い第1中間成形品20aがストック領域32にストックされるように設定されている。従って、ストック領域32には、全ての種類の第1中間成形品20aをストックすることができ、ストック領域32の機能を全うすることができる。
(7)プレノッチ成形方法は、上流側プレノッチ成形ライン24aで金属板13をプレノッチ成形して得られた第1中間成形品20aがストック領域32に到ったとき、その第1中間成形品20aをトラバーサ機構18により下流側プレノッチ成形ライン24bに移行する。そして、下流側プレノッチ成形ライン24bで第1中間成形品20aのプレノッチ成形を継続し、第2中間成形品20bを形成するものである。
このため、第1中間成形品20aを停止させることなくプレノッチ成形を継続することができ、プレノッチ成形全体を円滑に実施することができる。従って、プレノッチ成形方法によれば、成形ラインの停止を抑え、生産性を向上させることができる。
なお、前記実施形態を次のように変更して具体化することも可能である。
・前記複数の区画領域36に到った複数の第1中間成形品20aを、トラバーサ機構18により上流側プレノッチ成形ライン24aから下流側プレノッチ成形ライン24bへ同時に、或いは適宜選択して移行させるように構成してもよい。
・前記区画領域36の長さや数を、目的とする最終成形品22に応じて任意に設定してもよい。
・前記上流側プレノッチ成形ライン24a及び下流側プレノッチ成形ライン24bにおけるプレノッチ成形として、切欠き加工や切断加工を行うようにしてもよい。また、上流側プレノッチ成形ライン24a及び下流側プレノッチ成形ライン24bにおけるプレノッチ成形の振り分けを適宜変更してもよい。
11…プレノッチ成形装置、13…金属板、18…トラバーサ機構、20a…第1中間成形品、20b…第2中間成形品、24a…上流側プレノッチ成形ライン、24b…下流側プレノッチ成形ライン、32…ストック領域、36…区画領域、361…第1区画領域、362…第2区画領域、363…第3区画領域。

Claims (4)

  1. ロール成形により帯状の金属板を折曲げ成形する前に、前記金属板の切断及び孔明け加工を含み長さや孔数の異なる中間成形品を成形するプレノッチ成形をプレノッチ成形ライン上で順次行うためのプレノッチ成形装置であって、
    前記プレノッチ成形ラインを、並行して延びる上流側プレノッチ成形ライン及び下流側プレノッチ成形ラインで構成し、第1孔明け装置が設置されている上流側プレノッチ成形ラインと第2孔明け装置が設置されている下流側プレノッチ成形ラインとが対向するストック領域を設け、プレノッチ成形を上流側プレノッチ成形ラインと下流側プレノッチ成形ラインに振り分けて実施するとともに、上流側プレノッチ成形ラインで成形及び前進走行されてストック領域に到った中間成形品を上流側プレノッチ成形ラインから下流側プレノッチ成形ラインへ移行させるトラバーサ機構をストック領域に備え、上流側プレノッチ成形ラインで金属板をプレノッチ成形して中間成形品を得た後に、その中間成形品をトラバーサ機構で下流側プレノッチ成形ラインに移行し、下流側プレノッチ成形ラインでプレノッチ成形を継続するように構成し、
    前記ストック領域の長さは、最も長い中間成形品がストック領域にストックされるように設定されており、前記トラバーサ機構は、ストック領域に到った長さや孔数の異なる各種の中間成形品を上流側プレノッチ成形ラインから下流側プレノッチ成形ラインへ移行させることを特徴とするプレノッチ成形装置。
  2. 前記トラバーサ機構は、中間成形品をストック領域内の途中で停止させることなくストック領域の前端部に達するまで走行させ、ストック領域の前端部に到った中間成形品を上流側プレノッチ成形ラインから下流側プレノッチ成形ラインへ移行させる請求項1に記載のプレノッチ成形装置。
  3. 前記ストック領域は複数の区画領域に区画され、中間成形品が各区画領域を順に走行するように構成される請求項1又は請求項2に記載のプレノッチ成形装置。
  4. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載のプレノッチ成形装置を用いたプレノッチ成形方法であって、
    上流側プレノッチ成形ラインで金属板をプレノッチ成形して得られた中間成形品がストック領域に到ったとき、その中間成形品は位置検出センサにより検出され、この検出によりトラバーサ機構が作動して中間成形品を上流側プレノッチ成形ラインから下流側プレノッチ成形ラインに移行し、下流側プレノッチ成形ラインで中間成形品のプレノッチ成形を継続するとともに、上流側プレノッチ成形ラインで後続の金属板をプレノッチ成形することを特徴とするプレノッチ成形方法。
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