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JP6533442B2 - 商品販売システム、発注方法、及び販売処理装置 - Google Patents
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JP6533442B2 - 商品販売システム、発注方法、及び販売処理装置 - Google Patents

商品販売システム、発注方法、及び販売処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、商品販売システム、発注方法、及び販売処理装置に関する。
通信端末を用いて商品を発注する方法が知られている。特許文献1においては、通信端末を持ち手購入できる商品の画像を通信端末に表示し、ユーザが商品の画像を選択することにより商品を発注できる方法が開示されている。
特開2001−283113号公報
従来の商品受発注システムを用いる場合、通信端末のユーザは、所望の商品を発注するために、購入可能な商品を画面に表示させた後に、購入する商品の画像を選択する操作をしなければならなかった。したがって、商品の発注が完了するまでに長い時間を要するとともに、ユーザにとって操作が煩雑であるという問題が生じていた。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、ユーザが商品を発注しやすくすることができる商品販売システム、商品販売方法及び通信端末を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある態様は、ユーザから商品の発注操作を受け付ける発注受付デバイスと、互いに関連付けられた複数の通信端末であって各通信端末はそれぞれ前記発注受付デバイスと通信可能な通信端末と、前記商品の販売処理を実行する販売処理装置とを有する商品販売システムである。この商品販売システムにおいて、前記発注受付デバイスは、前記ユーザによる商品の発注操作を受け付ける操作受付部と、前記操作受付部が発注操作を受け付けた場合、前記複数の通信端末のうちいずれかの通信端末に前記商品の発注要求信号を送信するデバイス送信部とを備える。前記複数の通信端末のそれぞれは、前記デバイス送信部から前記発注要求信号を受信した場合、前記商品を発注するための発注情報を、前記販売処理装置に送信する端末送信部を備える。前記販売処理装置は、前記端末送信部から前記発注情報を受信する装置受信部と、前記装置受信部が受信した前記発注情報に基づいて前記商品の販売処理を実行する販売処理部とを備える。
前記複数の通信端末それぞれは、前記複数の通信端末を介して発注された商品それぞれの発注履歴と発注の進捗状況との少なくともいずれか一方を表示する表示部をさらに備えてもよい。
前記発注受付デバイスは、前記通信端末を選択するための条件を定める条件リストを記憶するデバイス記憶部と、通信の確立が可能な通信端末のうち選択順序が上位の通信端末を選択する端末選択部とをさらに備えてもよい。
前記複数の通信端末のそれぞれは、前記販売処理装置から発注受領情報を受信する端末受信部を備えてもよく、前記複数の通信端末のうち、前記条件リストに定められた特定の条件を満たす優先通信端末の端末受信部が、前記発注受領情報を受信してもよい。
前記優先通信端末の端末送信部は、前記販売処理装置に販売処理を許可する承認情報を送信してもよい。
前記優先通信端末は、前記複数の通信端末のそれぞれの発注操作にかかる料金を合算して請求されるユーザを識別するためのユーザ識別情報を記憶する端末記憶部をさらに備えてもよい。
前記販売処理部は、前記互いに関連付けられた複数の通信端末のうちいずれの通信端末から前記発注情報を受信しても、前記優先通信端末の端末記憶部が記憶するユーザ識別情報に対応するユーザに、前記商品の代金を請求する処理を実行してもよい。
本発明の別の態様は、ユーザから商品の発注操作を受け付ける発注受付デバイスと、互いに関連付けられた複数の通信端末であって各通信端末はそれぞれ前記発注受付デバイスと通信可能な通信端末と、前記商品の販売処理を実行する販売処理装置とを有する商品販売システムにおいて実行される発注方法である。この発注方法においては、前記発注受付デバイスのプロセッサが、前記ユーザによる商品の発注操作を受け付けるステップと、前記発注操作を受け付けた場合、前記複数の通信端末のうちいずれかの通信端末に、前記商品の発注要求信号を送信するステップとを実行する。前記複数の通信端末のそれぞれのプロセッサが、前記発注要求信号を受信した場合、前記商品を発注するための発注情報を、前記販売処理装置に送信するステップを実行する。前記販売処理装置のプロセッサが、前記発注情報を受信する装置受信部と、受信した前記発注情報に基づいて前記商品の販売を処理するステップとを実行する。
本発明のさらに別の態様は、ユーザから商品の発注操作を受け付ける発注受付デバイスと、前記発注受付デバイスと通信可能な複数の通信端末とを有する商品販売システムにおいて前記商品の販売処理を実行する販売処理装置である。この販売処理装置は、前記複数の通信端末それぞれのユーザを特定するユーザ識別情報を互いに関連付けて記憶する装置記憶部と、前記通信端末から前記商品の発注情報を受信する装置受信部と、前記装置受信部が受信した発注情報に基づいて、前記商品の販売処理を実行する販売処理部と、前記販売処理部が実行した販売処理にかかる請求を、前記互いに関連付けて記憶されたユーザ識別情報で特定されるユーザ群を単位として集計する決済部とを備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の少なくとも一部の表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、データ構造、記録媒体などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。コンピュータプログラムは、発注受付デバイス、通信端末、および販売処理装置のファームウェアの一部として提供されてもよい。このファームウェアは、たとえば、機器内のROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリなどの半導体メモリに格納される。このファームウェアを提供するため、あるいはファームウェアの一部をアップデートするために、このプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供されてもよく、また、このプログラムが通信回線で伝送されてもよい。
本発明によれば、ユーザが商品を発注しやすくすることができるという効果を奏する。
第1の実施形態に係る商品販売システムの概要を説明するための図である。 発注受付デバイスの構成を示す図である。 優先選択リストのデータ構造を表形式で示す図である。 通信端末及び販売処理装置の構成を示す図である。 販売条件テーブルの一例を示す図である。 商品管理テーブルの一例を示す図である。 第1の実施形態の商品販売システムにおける販売処理のシーケンスを示す図である。 第1の実施形態の商品販売システムにおける販売処理のシーケンスを示す図で 初期設定処理のシーケンスを示す図である。 第2の実施形態における商品管理テーブルの一例を示す図である。 第2の実施形態の商品販売システムにおける販売処理のシーケンスを示す図である。
<第1の実施形態>
[商品販売システムSの概要]
図1は、第1の実施形態に係る商品販売システムSの概要を説明するための図である。第1の実施の形態に係る商品販売システムSは、ユーザから商品の発注操作を受け付ける発注受付デバイス1と商品の発注処理を実行する販売処理装置3との間に、両者を仲介する通信端末2が複数存在することを前提とするシステムである。複数の通信端末2はそれぞれ、発注受付デバイス1と販売処理装置3とは異なる装置である。
図1は、商品販売システムSに含まれる第1通信端末2a、第2通信端末2b及び販売処理装置3とともに、発注受付デバイス1、販売店4、基地局N1及びネットワークN2を示している。以下、特に区別する場合を除き、第1通信端末2aと第2通信端末2bとを単に「通信端末2」と総称する。基地局N1は、携帯電話網の基地局であり、ネットワークN2は、例えばインターネットである。図1に示す例では、商品販売システムSは2台の通信端末2を備えるが、通信端末2の数は2台に限られず、3台以上あってもよい。
発注受付デバイス1は、ユーザによる商品の発注の指示を受け付けるデバイスである。発注受付デバイス1には、ユーザが押下可能なボタンが設けられており、ユーザは、ボタンを押すことにより商品を発注することができる。ユーザは、例えば、商品を使用する場所の近くに発注受付デバイス1を設置しておくことにより、商品の在庫がなくなった時点でボタンを押して、容易に商品を発注することができる。
発注受付デバイス1は、発注受付デバイス1毎に一意に定められたデバイスID(IDentification)を記憶している。デバイスIDは、各発注受付デバイス1を特定するために用いられるデバイス識別情報として機能する。ユーザがボタンを押下することにより(図1における(1))、デバイスIDに関連付けられた商品を発注する操作が受け付けられる。発注受付デバイス1は、ボタンが押下されたことに応じて、第1通信端末2aと第2通信端末2bとのうちいずれか一つの通信端末2に対して発注要求信号を送信する(図1における(2))。なお、発注受付デバイス1がいずれの通信端末2に発注要求信号を送信するかについて、その選択方法の詳細は後述する。
なお、例えば発注受付デバイス1と各通信端末2とのペアリングの際に、発注受付デバイス1の無線部14は、複数の通信端末2それぞれにデバイスIDを送信する。これにより、各通信端末2は一つの発注受付デバイス1と関連づけられ、いずれの通信端末2も、同一のデバイスIDを販売処理装置3に送信することができるようになる。
通信端末2は、発注受付デバイス1及び基地局N1と通信可能な端末であり、例えばスマートフォン、タブレット、ファブレット、ノートPC(Personal Computer)、又はデスクトップPC等である。通信端末2は、発注受付デバイス1から発注要求信号を受信すると、発注受付デバイス1のデバイスIDを少なくとも含む発注情報を販売処理装置3に送信する(図1における(3))。通信端末2が送信した発注情報は、基地局N1及びネットワークN2を経由して、販売処理装置3に送信される(図1における(4))。なお、以下説明する第1の実施の形態に係る商品販売システムSにおいては、通信端末2は発注受付デバイス1のデバイスIDと通信端末2のユーザIDとを含む発注情報を販売処理装置3に送信することを前提とする。このユーザIDは、第1の実施の形態に係る商品販売システムSにおいて、通信端末2のユーザを識別するためのユーザ識別情報として用いられる。通信端末2が発注情報にユーザIDを含めない態様については後述する。
販売処理装置3は、ネットワークN2に接続されたサーバである。販売処理装置3は、例えば、通信端末2のユーザが契約をしている通信キャリアによって管理されている。販売処理装置3は、通信端末2が送信した発注情報を受信すると、発注情報に対応する商品の在庫がある販売店4に対して注文情報を送信する(図1における(5)〜(6))。注文情報には、商品を特定するための情報とともに、通信端末2のユーザの住所を示す情報が含まれている。販売店4は、注文情報を受信すると、注文情報に含まれている住所に、注文情報に基づいて特定される商品を配達するための処理をする(図1における(7))。
また、販売処理装置3は、通信端末2のユーザにより予め設定された方法により決済処理をする。ユーザが、例えば、通信端末2の通信料と合算して商品の購入代金の請求を受けるキャリア決済を決済方法として選択している場合、販売処理装置3は、通信端末2に対して決済情報を送信したり、通信端末2のユーザに対して請求書を郵送する処理を実行したりする(図1における(8))。
商品販売システムSが上記のように動作することにより、通信端末2のユーザは、発注受付デバイス1のボタンを押すだけで、所望の商品を発注し、商品の配達を受けることができる。したがって、通信端末2を操作して商品を発注する場合に比べて、ユーザが商品を発注しやすくなる。
以下、発注受付デバイス1、通信端末2及び販売処理装置3の構成及び動作について詳細に説明する。
[発注受付デバイス1の構成]
図2は、発注受付デバイス1の構成を示す図である。発注受付デバイス1は、制御部11と、記憶部12と、操作受付部13と、無線部14と、通知部15と、バッテリー16と、端末選択部17とを有する。
制御部11は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサによって実現される。制御部11は、記憶部12に記憶されているプログラムを実行することにより、発注受付デバイス1の各部を制御する。
記憶部12は、例えばROM及びRAM(Random Access Memory)である。記憶部12は、制御部11が実行するプログラム、及び発注受付デバイス1のデバイスIDを記憶している。デバイスIDは、発注受付デバイス1に固有の情報であり、文字、数字又は記号を含んでいる。デバイスIDは、発注受付デバイス1が製造された時点で記憶部12に書き込まれてもよく、発注受付デバイス1が製造された後に、制御部11によって記憶部12に書き込まれてもよい。
操作受付部13は、ユーザによる商品の発注操作を受け付けるデバイスである。操作受付部13は、ユーザが操作可能な操作部を備えている。より具体的には、操作受付部13は、ユーザが押下可能なボタン18を備えている。操作部は、ユーザの操作を検出できるデバイスであれば任意のデバイスでよく、例えばプッシュボタン、タッチパネル及びスライドスイッチで実現できるが、以下では操作部がボタン18で実現されることを前提に説明する。
無線部14は、通信端末2と通信するための無線インターフェイス部である。無線部14は、例えばBLE(Bluetooth Low Energy)(Bluetoothは登録商標)の無線モジュールであり、制御部11の制御に基づいて、発注要求信号を通信端末2に送信する。
端末選択部17は、複数の通信端末2の中からいずれかの通信端末2を選択する。図1に示す商品販売システムSの例では、端末選択部17は、第1通信端末2aと第2通信端末2bとから、一つの通信端末2を選択する。以下、端末選択部17による通信端末2の選択について説明する。
記憶部12は、端末選択部17による通信端末2の選択条件が記載された条件リストも記憶している。条件リストが記憶する条件は、端末選択部17が通信端末2を選択することが可能となればどのような条件でもよい。以下本明細書においては、選択条件の一例として、通信端末2の選択順序が定められている場合について説明する。またその選択順序を「優先選択リスト」と記載する。
図3は、優先選択リストのデータ構造を表形式で示す図である。図3に示すように、優先選択リストには、各通信端末2の端末IDと選択順位とが紐づけられて格納されている。ここで端末IDとは、通信端末2を特定するために各通信端末2に割り当てられた端末識別子である。記憶部12は、発注受付デバイス1のデバイスIDを記憶するデバイス記憶部として機能する。
端末選択部17は、無線部14が通信の確立が可能な通信端末2のうち条件リストが定める条件を満たす通信端末を選択する。より具体的には、端末選択部17は、無線部14が通信の確立が可能な通信端末2のうち選択順序が上位の通信端末2を選択する。図1に示す例において、無線部14が第1通信端末2aと第2通信端末2bとの両者と通信可能である場合、端末選択部17は優先選択リストの選択優先順位にしたがって端末IDT00001で識別される通信端末2を選択する。
無線部14は、操作受付部13が発注操作を受け付けた場合、発注受付デバイス1のデバイスIDを、複数の通信端末2のうちいずれかの通信端末2を介して販売処理装置3に送信するデバイス送信部として機能する。
優先選択リストの生成の仕方は任意である。例えば、発注受付デバイス1の制御部11は、ユーザが発注受付デバイス1を複数の通信端末2とペアリングする際に、そのペアリングの順番を端末IDとともに記憶部12に格納する。制御部11が端末IDを格納した順序を、そのまま優先選択リストの選択優先順位とすることで実現できる。
通知部15は、ユーザに情報を通知するデバイスであり、例えば発光ダイオードや液晶パネル、有機EL(Electro-Luminescence)パネル等で実現される。通知部15は、制御部11の制御に基づいて、操作受付部13が押下されてから所定の時間が経過するまでの間点灯することにより、ユーザの操作が受け付けられたことをユーザに通知する。
バッテリー16は、発注受付デバイス1の各部を動作させるための電力を供給する。バッテリー16の出力電圧は、制御部11により監視されており、バッテリー16の出力電圧が所定の電圧よりも低くなると、制御部11は通知部15を点滅させることにより、ユーザに通知する。
[通信端末2及び販売処理装置3の構成]
図4は、通信端末2及び販売処理装置3の構成を示す図である。通信端末2は、制御部21と、記憶部22と、第1無線部23と、第2無線部24と、操作部25と、表示部26とを有する。
制御部21は、例えばCPU等のプロセッサによって実現できる。制御部21は、記憶部22に記憶されているプログラムを実行することにより、通信端末2の各部を制御する。制御部21は、第1無線部23が受信した発注受付デバイス1のデバイスID、及び記憶部22に記憶されているユーザIDを含む発注情報を生成し、生成した発注情報を、第2無線部24を介して販売処理装置3に送信する。
記憶部22は、例えばROM及びRAMを含む端末記憶部である。記憶部22は、制御部21が実行するプログラム、及び通信端末2のユーザIDを記憶している。ユーザIDは、ユーザに固有の情報であり、例えば、通信端末2のユーザが契約している通信キャリアによって付与される文字、数字又は記号を含んでいる。ユーザIDは、例えば、通信端末2が製造された時点で記憶部22に書き込まれている。ユーザIDは、通信端末2が販売された後に、ユーザによって設定された文字、数字又は記号であってもよい。
第1無線部23は、発注受付デバイス1と通信するための無線インターフェイス部であり、端末受信部として機能する。第1無線部23は、例えばBLEの無線モジュールであり、発注受付デバイス1が送信したデバイスIDを受信する。
第2無線部24は、基地局N1と通信するための無線インターフェイス部であり、端末送信部として機能する。第2無線部24は、例えばLTE(Long Term Evolution)規格に対応する通信方式を用いて、基地局N1との間でデータを送受信する。第2無線部24は、無線部14から商品の発注要求信号を受信した場合、デバイスIDに関連付けられた商品を発注するための発注情報を、販売処理装置3に送信する。第2無線部24は、発注情報を販売処理装置3に送信する端末送信部として機能する。第2無線部24はまた、例えばデバイスID及びユーザIDを暗号化した情報を含む発注情報を基地局N1に送信する。
操作部25は、例えばタッチパネルである。操作部25は、表示部26に重ねて設けられており、ユーザがタッチした位置を示す座標情報を制御部21に通知する。
表示部26は、例えば液晶ディスプレイである。表示部26は、制御部21の制御に基づいて、各種の情報を表示する。
販売処理装置3は、通信部31と、記憶部32と、販売処理部33と、決済部34とを有する。
通信部31は、例えばLAN(Local Area Network)コントローラを含む。通信部31はネットワークN2と接続するための通信インターフェイス部であり、装置受信部として機能する。通信部31は、ネットワークN2を介して通信端末2の第2無線部24からデバイスIDを受信する。
記憶部32は、ROM、RAM及びハードディスク等の記憶媒体を含む装置記憶部である。記憶部32は、通信部31が実行するプログラムを記憶している。また、記憶部32は、通信端末2が送信した発注情報に基づいて販売処理部33が商品を販売する処理を実行するために用いる各種のデータを記憶している。記憶部32は、例えば、通信端末2のユーザのユーザIDに関連付けられた販売条件を記憶している。販売条件は、例えば、ユーザに販売した商品を配達する場所の住所、及びユーザに販売した商品の代金を決済する方法に関する決済情報である。
図5は、記憶部32が記憶している販売条件テーブルの一例を示す図である。図5に示す販売条件テーブルにおいては、ユーザIDと、契約IDと、契約者氏名と、契約者住所と、決済方法とが関連付けられている。契約IDは、ユーザが通信キャリアと締結している契約を識別するための情報であり、契約IDごとに通信料金の決済が行われる。ユーザIDがU000002のユーザと、ユーザIDがU000003のユーザとが家族である場合、この二人のユーザには、同一の契約IDが付与され、二人の通信料金は合算して決済処理される。
このため、ユーザIDがU000002のユーザが使用する通信端末2とユーザIDがU000003のユーザが使用する通信端末2とは、契約IDによって互いに関連づけられることになる。このように、第1の実施の形態に係る商品販売システムSにおいて、複数の通信端末2は、契約IDによって互いに関連づけられる。図5において、ユーザIDU000002には「*」がついている。これは、契約IDK000002で紐付けられたユーザIDU000002とU000003との通信料金は、ユーザIDU000002に対応するユーザに請求されることを示している。以下、通信料金が合算されて請求されるユーザを「優先請求ユーザ」と記載することがある。
決済方法欄には、商品代金の決済をするために用いられる決済情報が含まれている。決済方法欄における「キャリア決済」は、商品代金を通信料金と合算して決済する方法である。決済方法欄における「クレジットカード」は、ユーザのクレジットカードを使って決済する方法である。決済方法欄における「プリペイドカード」は、ユーザのプリペイドカードを使って決済する方法である。なお、記憶部32は、決済方法として「クレジットカード」が選択されているユーザIDに関連付けて、クレジットカード番号も記憶している。また、記憶部32は、決済方法として「プリペイドカード」が選択されているユーザIDに関連付けて、プリペイドカード番号も記憶している。
また、記憶部32は、デバイスIDと商品IDとが関連付けられた商品管理テーブルを記憶している。図6は、記憶部32が記憶している商品管理テーブルの一例を示す図である。図6に示す商品管理テーブルにおいては、デバイスIDと、商品IDと、商品名と、販売数と、単価と、販売価格と、販売店名とが関連付けられている。図6に示すように、一つのデバイスIDは、一つの商品IDに関連付けられている。例えば、ユーザが、デバイスID000001の発注受付デバイス1のボタンを押すと、商品ID213021の米(ブランドA)が販売店Aに発注される。
デバイスIDには、商品の販売数も関連付けられている。したがって、商品を複数個ずつ購入したいユーザは、複数の販売数に対応するデバイスIDの発注受付デバイス1を使用することにより、発注受付デバイス1のボタンを複数回押すことなく、1回のボタン操作により複数個の商品を発注することができる。
また、一つの商品IDは、複数のデバイスIDに関連付けられていてもよい。図6の例においては、商品ID310105の洗剤Eが、デバイスID000005及びデバイスID000008に関連付けられている。このように、一つの商品IDが複数のデバイスIDに関連付けられるので、商品販売システムSは、例えば洗剤Eのメーカーが、ユーザが洗剤Eを購入しやすくするために、洗剤Eに関連付けられたデバイスIDの発注受付デバイス1を大量に配布するような用途に好適である。
商品管理テーブルを作成する方法は任意である。例えば、発注受付デバイス1を配布した販売店の端末が、配布したデバイスIDと、商品ID、商品名、販売数、単価、及び販売価格とを関連付けたデータを販売処理装置3に送信し、販売処理部33が、記憶部32が記憶している商品管理テーブルに、受信したデータを追加する方法が考えられる。
続いて、販売処理部33について詳細に説明する。販売処理部33は、例えばCPU等のプロセッサを用いて実現される。CPUが記憶部32に記憶されたプログラムを実行することにより、販売処理部33は、通信部31が受信した発注情報に含まれるユーザIDに対応する販売条件に基づいて、発注情報に対応する商品の販売処理を実行する。
販売処理部33は、例えば、図5に示した販売条件テーブルを参照することにより、発注情報に含まれるユーザIDに対応する住所を特定する。また、販売処理部33は、図6に示した商品管理テーブルを参照することにより、発注情報に含まれるデバイスIDに対応する商品IDを特定する。そして、販売処理部33は、発注情報に含まれるユーザIDに対応する住所に商品を発送する処理を実行する。具体的には、販売処理部33は、特定した住所及び商品IDを含む注文情報を、商品IDに対応する販売店4に送信することにより、発注情報に含まれるデバイスIDに関連付けられた商品IDに対応する商品の販売処理を実行する。販売処理部33は、商品管理テーブルにおける、デバイスIDに対応する商品の販売個数を示す情報を含む注文情報を送信することにより、当該販売個数の商品の販売処理を実行する。
販売処理部33は、発注情報を受信してから所定の時間が経過した後に、販売処理を実行することとしてもよい。例えば、販売処理部33は、発注情報を受信してからユーザID、デバイスID及び商品IDの少なくともいずれかに関連付けて記憶部32に記憶された待機時間(例えば、1時間)が経過するまでは、販売店4に注文情報を送信する処理を実行しない。そして、販売処理部33は、待機時間内に、発注を取り消すキャンセル要求を通信端末2から受信した場合、発注情報を削除する。このようにすることで、ユーザが誤って発注受付デバイス1の操作受付部13を操作した場合に、不要な商品が配達されることを防止できる。
また、販売処理部33は、商品管理テーブルにおいてデバイスIDに関連付けられた商品の販売価格に基づいて、商品の販売処理を実行する。ここで、販売処理部33は、通信部31が、記憶部32に価格が記憶されてから所定の期間内に発注情報を受信したことを条件として、デバイスIDに関連付けられた販売価格に基づいて、商品の販売処理を実行してもよい。
販売処理部33は、ネットワークN2を介して商品の市場価格を取得し、取得した市場価格に基づいて販売価格を決定してもよい。販売処理部33は、例えば、取得した市場価格の中に、デバイスIDに関連付けられている販売価格よりも安い価格がある場合、最も安い市場価格に対応する価格を販売価格とする。このようにすることで、ユーザが安心して商品を購入することができる。
また、販売処理部33は、記憶部32に価格が記憶されてから所定の期間が経過する前であっても、インターネットを介して取得した市場価格が、記憶部32が記憶している販売価格よりも所定の値以上高い場合、記憶部32に記憶されている販売価格よりも高い価格で商品の販売処理を実行してもよい。この場合、販売処理部33は、価格の変更を通知するメッセージを通信端末2に送信し、通信端末2からユーザの承認メッセージを受信したことを条件として、記憶部32に記憶されている販売価格よりも高い価格で商品の販売処理を実行する。このようにすることで、販売処理装置3を運営する会社及び販売店4が採算割れになることを防止できる。なお、販売処理部33は、承認メッセージを受信したことに応じて、商品管理テーブル内の販売価格を、新たな価格に更新してもよい。
また、販売処理部33は、図5に示す販売条件テーブルを参照することにより、発注情報に含まれるユーザIDに対応する決済情報に基づいて、商品の決済処理を実行する。販売処理部33は、ユーザIDに対応する決済情報が「キャリア決済」を示している場合、ユーザIDに対応するユーザの通信料金に、商品の購入代金を加算する。販売処理部33は、ユーザの通信料金の管理を行うキャリア決済サーバ(不図示)に、商品の購入代金を示す情報を送信し、キャリア決済サーバが、商品の購入代金を通信料金に加算してもよい。
販売処理部33は、決済情報が「クレジットカード」を示している場合、クレジットカードの使用履歴を管理するクレジットカード管理サーバ(不図示)に、ユーザIDに関連付けられたクレジットカード番号、及び商品の購入代金を示す決済情報を送信する。このようにすることで、商品の購入代金が、ユーザのクレジットカードを用いて決済される。
同様に、販売処理部33は、決済情報が「プリペイドカード」を示している場合、プリペイドカードの残高を管理するプリペイドカード管理サーバ(不図示)に、ユーザIDに関連付けられたプリペイドカード番号、及び商品の購入代金を示す決済情報を送信する。プリペイド管理サーバは、プリペイドカード番号に関連付けて、プリペイドカードの残高を管理している。プリペイド管理サーバは、決済情報を受信すると、プリペイドカードの残高から商品の購入代金を減算することにより、商品の購入代金が支払われる。
なお、販売処理部33は、決済処理を実行する際に、ユーザIDに関連付けてポイントを管理するポイント管理サーバ(不図示)にアクセスして、ユーザが保有するポイントを利用して決済処理を実行してもよい。また、販売処理部33は、決済履歴(利用ログ)を記憶部32に蓄積し、蓄積した決済履歴に基づいて消費動向を分析した情報及びマーケティングに関する情報等を生成し、生成した情報を販売店及び関連会社等に提供してもよい。
また、販売処理部33は、注文情報を送信した販売店4に対する支払額を算出する。販売処理部33は、定期的(例えば、1ヶ月ごと)に、各販売店4に注文した額の合計値を算出し、各販売店4に対する支払処理を実行する。
販売処理部33は、発注情報を受信してから所定の時間が経過するまでの間に、他の発注情報を受信した場合、所定の時間が経過するまでの間に受信した複数の発注情報に対応する複数の商品の販売処理をまとめて実行してもよい。販売処理部33は、例えば、発注情報を受信してからユーザID、デバイスID及び商品IDの少なくともいずれかに関連付けて記憶部32に記憶された待機時間内に他の発注情報を受信した場合、最後に受信した発注情報に対する待機時間が経過した時点で、最初の発注情報に対応する商品、及び他の発注情報に対応する商品に対する注文情報を販売店4に送信する。
販売処理部33は、最後に受信した発注情報に対する待機時間が経過した時点で、全ての商品の代金を合算して決済処理を実行する。なお、販売処理部33は、最初の発注情報を受信してから商品の販売処理を実行するまでの時間が長くなり過ぎないように、最初の発注情報を受信してから所定の時間が経過すると、それ以降新たに受信した他の発注情報に対応する商品の販売処理は、まとめて実行しないようにしてもよい。
販売処理部33は、通信端末2から発注情報を受信した場合、発注情報の受領確認として、発注受領情報を通信部31に送信させる。ここで販売処理部33は、複数のユーザが契約IDによって関連づけられている場合には、優先請求ユーザの使用する通信端末2に発注受領情報を送信する。
第1の実施の形態に係る商品販売システムSにおいて、上述の選択条件において特定の条件を満たす通信端末2が、「優先通信端末」として定められる。より具体的には、優先選択リストの選択優先順序が最上位である通信端末2が、優先通信端末となる。優先請求ユーザの使用する通信端末2は、優先選択リストの選択優先順位が最上位である通信端末2である。このため、以下優先選択リストの選択優先順位が最上である通信端末2が優先通信端末となる。優先通信端末の第2無線部24が、発注受領情報を受信する。この意味で、優先通信端末の第2無線部24は、販売処理装置3から発注受領情報を受信する端末受信部としても機能する。優先通信端末の記憶部22は、優先請求ユーザのユーザIDを記憶する。すなわち、優先通信端末の記憶部22は、契約IDによって関連づけられた複数のユーザが使用する通信端末2それぞれの発注操作にかかる料金を合算して請求されるユーザのユーザIDを記憶する。
決済部34は、販売処理部33が実行した販売処理にかかる請求を、契約IDによって互いに関連付けられたユーザIDで特定されるユーザ群を単位として集計する。決済部34は、契約IDによって互いに関連付けられた複数の通信端末2のうちいずれの通信端末2から発注情報を受信しても、優先請求ユーザに、商品の代金を請求する処理を実行する。
優先請求ユーザは、優先請求ユーザが使用する通信端末2以外の通信端末2を介して商品の発注があった場合であっても、その商品の代金を支払うことになるユーザである。このため、優先通信端末の制御部21は、販売処理装置3に販売処理を許可する承認情報を第2無線部24に送信させるようにしてもよい。販売処理装置3の販売処理部33は、通信部31が優先端末から承認情報を受信するまでは、販売処理を中断してもよい。これにより、優先請求ユーザは、発注受付デバイス1による発注を管理できる。
なお、優先通信端末以外の他の通信端末2であっても、発注受付デバイスによる商品の発注履歴や進捗状況を確認できると便利である。そのため、各通信端末2はそれぞれ、各通信端末2のいずれかを介して発注された商品の発注履歴と発注の進捗状況との少なくともいずれか一方を共有しており、各表示部26はこれらの情報を表示する。これは例えば販売処理部33が、優先通信端末であるか否かに関わらず、商品の発注履歴や発注の進捗状況を通信端末2に送信することで実現できる。
[商品販売時のシーケンス]
図7及び図8は、第1の実施形態の商品販売システムSにおける販売処理のシーケンスを示す図である。図7は、発注受付デバイス1及び通信端末2における処理の流れを示しており、図8は、販売処理装置3における処理の流れを示している。
まず、制御部11は、操作受付部13のボタンが押下されたことを検出すると(S101)、無線部14を介して、発注要求信号を通信端末2に送信する(S102)。制御部21は、発注要求信号を受信すると(S201)、発注要求信号に含まれているデバイスID、及び記憶部22に記憶されているユーザIDを含む発注情報を販売処理装置3に送信する(S202)。販売処理装置3において販売処理が完了すると、優先通信端末の制御部21は、販売処理が完了したことを示す処理完了通知を販売処理装置3から受信する(S203)。優先通信端末の制御部21は、処理完了通知を受信すると、販売処理が完了したことを優先通信端末の表示部26に表示する(S204)。なお、図7は、優先通信端末から発注があった場合の例を示している。このため、ステップS202において発注情報を送信する通信端末2と、ステップS204において販売処理が完了したことを表示する通信端末2とは、同一の通信端末2である。
続いて、図8を参照して、販売処理装置3における処理の流れについて説明する。販売処理部33は、通信端末2から発注情報を受信すると(S301)、所定時間が経過したかどうかを監視する(S302)。所定時間が経過するまでの間(S302においてNO)、販売処理部33は、通信端末2からキャンセル要求を受信するかどうかを監視する(S303)。販売処理部33は、キャンセル要求を受信した場合(S303においてYES)、販売処理を終了する。販売処理部33は、キャンセル要求を受信していない場合(S303においてNO)、S302に戻り、所定の時間が経過するまで、S302とS303を繰り返す。
販売処理部33は、S302において所定の時間が経過し(S302においてYES)、優先通信端末から商品の承認情報を受信した場合(S304においてYES)、受信した発注情報に基づいて商品IDを特定する(S305)。続いて、販売処理部33は、図6に示した商品管理テーブルを参照して、商品IDに対応する商品の販売価格を特定する(S306)。優先通信端末から商品の承認情報を受信しない間は(S304においてNO)、販売処理部33は、商品の販売処理を中断する。
続いて、販売処理部33は、図5に示した販売条件テーブルを参照して、発注情報に含まれているユーザIDに対応する発送先の住所を特定し(S307)、注文情報を販売店4に送信することにより、発送処理を実行する(S308)。販売処理部33は、発送処理が完了すると、図5に示した販売条件テーブルを参照して、発注情報に含まれているユーザIDに対応する決済方法を特定し(S309)、決済部34は、特定した決済方法で決済処理を実行する(S310)。販売処理部33は、発送処理及び決済処理が完了すると、処理が終了したことを示す処理完了通知を優先通信端末に送信する(S311)。
なお、図8に示す処理において、販売処理部33がS305、S306、S307及びS309を実行する順序は任意である。また、販売処理部33がS308及びS310を実行する順序も任意である。さらに、販売処理部33は、決済処理が完了する前であっても、発送処理が完了した時点で、S311を実行してもよい。
[第1の実施形態における効果]
以上説明したように、第1の実施形態に係る商品販売システムSにおいては、通信端末2のユーザが発注受付デバイス1の操作受付部13を押すことにより、発注受付デバイス1のデバイスID及び通信端末2のユーザIDを含む発注情報が通信端末2から販売処理装置3に送信される。そして、販売処理装置3は、受信したデバイスIDに基づいて、ユーザが所望の商品を特定し、ユーザIDに基づいて特定した住所に商品を発送する処理を実行する。また、販売処理装置3は、ユーザIDに基づいて特定した決済方法で、商品の代金の決済処理を実行する。このようにすることで、通信端末2のユーザは、購入したい商品名及び個数等を設定することなく、また代金を振り込む作業を行うことなく、操作受付部13を押すだけで商品を購入することが可能になる。
また、複数の通信端末2が一つの発注受付デバイス1と関連づけられているため、商品発注の際に何らかの理由である通信端末2が利用できない場合であっても他の通信端末2を利用して発注でき、利便性が向上する。
また、端末選択部17は優先選択リストを参照して自動で通信端末2を選択する。このため、複数の通信端末2が一つの発注受付デバイス1と関連づけられていても、ユーザが実際に通信に用いる通信端末2を選択する手間を省くことができ、利便性が向上する。また、複数の通信端末2から同時に発注することを抑制できる。
また、端末選択部17は優先選択リストを参照して通信端末2を選択するため、通信端末2の選択ルールが固定される。結果として、ユーザが意図しない通信端末2が通信に用いられることを抑制できる。
また、販売処理部33は発注受領情報を優先通信端末に送信するため、優先請求ユーザは発注受付デバイス1による商品の発注を一元管理することができる。
また、販売処理部33は優先通信端末から発注処理の許可が出るまで販売処理を中断する。このため、優先請求ユーザによって発注受付デバイス1からの商品の発注を管理することができる。
また、販売処理部33は、いずれの通信端末2から商品の発注があった場合であっても、優先請求ユーザに対して代金請求の処理を実行する。これにより、優先請求ユーザは商品の精算を一括処理することができる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態においては、通信端末2が、発注受付デバイス1のデバイスID、及び通信端末2のユーザのユーザIDを含む発注情報を販売処理装置3に送信した。これに対して、第2の実施形態においては、通信端末2が、発注受付デバイス1から受信したデバイスIDに基づいて商品IDを特定し、特定した商品IDを含む発注情報を販売処理装置3に送信する点で、第1の実施形態と異なる。
第2の実施形態における記憶部22は、デバイスIDと商品IDとを関連付けるテーブルを記憶している。例えば、発注受付デバイス1を設置する際に、通信端末2にインストールされたアプリケーションソフトにおいて初期設定処理を実行することにより、制御部21は、デバイスIDと商品IDとを関連付けるテーブルを生成して、記憶部22に記憶させる。
図9は、初期設定処理のシーケンスを示す図である。
発注受付デバイス1の初期設定処理が終了していない状態で、ユーザが発注受付デバイス1のボタンを押すと、発注受付デバイス1から通信端末2にデバイスIDが送信される。通信端末2の制御部21は、デバイスIDを受信すると、販売処理装置3に対して、発注受付デバイス1を用いて購入可能な商品の一覧を要求する。販売処理装置3は、商品名及び商品IDを含む商品一覧を通信端末2に送信する。
制御部21は、受信した商品一覧画面を表示部26に表示させて、ユーザによる商品名の入力又は選択を受け付ける。制御部21は、ユーザが商品名を入力又は選択すると、デバイスIDに関連付けて、ユーザにより入力又は選択された商品に対応する商品IDを記憶部22に記憶させる。このような初期設定をした後、制御部21は、発注受付デバイス1から受信したデバイスIDに対応する商品IDを特定する商品特定部として機能する。
なお、第2の実施の形態に係る商品販売システムSも、第1の実施の形態に係る商品販売システムSと同様に、複数の通信端末2を含む。販売処理装置3は、優先通信端末から送信された商品一覧の要求に応じて、上述した商品一覧をその優先通信端末に送信する。これにより、優先請求ユーザが、商品販売システムSを利用していずれの商品を購入可能とすることができるのかを決定することができる。
優先通信端末の制御部21は、表示部26に表示させた商品一覧の中からユーザが選択した商品の商品IDを、他の通信端末2に送信する。優先通信端末から送信された商品IDを受信した他の通信端末2の制御部21は、受信した商品IDを発注受付デバイス1のデバイスIDと関連づけて記憶部12に記憶させる。これにより、各通信端末2は同一の商品IDを販売処理装置3に送信することができる。なお、販売処理装置3は、優先通信端末以外の他の通信端末2から商品一覧の要求が送信された場合であっても、商品一覧を優先通信端末に送信してもよい。
図10は、第2の実施形態における販売処理装置3の記憶部32が記憶している商品管理テーブルの一例を示す図である。図10に示す商品管理テーブルには、デバイスIDが含まれておらず、商品IDと、商品名と、販売数と、単価と、販売価格と、販売店名とが関連付けられている。販売処理部33は、通信端末2から受信した発注情報に含まれる商品IDに対応する商品を特定し、販売処理を実行する。
図11は、第2の実施形態の商品販売システムSにおける販売処理のシーケンスを示す図である。図11においては、制御部21が発注要求信号を発注受付デバイス1から受信すると(S201)、制御部21は、予めデバイスIDに関連付けて記憶部22に記憶した商品IDを読み出すことにより、ユーザが発注した商品の商品IDを特定する(S211)。続いて、制御部21は、読み出した商品IDを含む発注情報を生成し、生成した発注情報を販売処理装置3に送信する(S212)。販売処理部33は、受信した発注情報に含まれる商品IDに対応する商品の販売処理を実行する。
[第2の実施形態における効果]
以上説明したように、第2の実施形態における制御部21は、デバイスIDと商品IDとを関連付けて記憶部22に記憶させ、発注受付デバイス1から受信した発注要求信号に含まれるデバイスIDに対応する商品IDを特定する。そして、制御部21は、商品IDを含む発注情報を販売処理装置3に送信する。このようにすることで、販売処理装置3は、大量の発注受付デバイス1のデバイスIDと商品IDとを関連付けて管理する必要がないので、販売処理装置3を運営する会社の管理負荷が軽減する。また、通信端末2のユーザは、発注受付デバイス1を用いて発注する商品を変更したい場合に、通信端末2を用いて、容易に商品を変更することができる。したがって、通信端末2のユーザのニーズに変化が生じた際に、ユーザは、新規の発注受付デバイス1を設置することなく、設置済みの発注受付デバイス1を流用することができる。
<第3の実施形態>
第1の実施形態においては、発注受付デバイス1が通信端末2に対してデバイスIDを送信し、通信端末2が、発注受付デバイス1のデバイスID、及び通信端末2のユーザのユーザIDを含む発注情報を販売処理装置3に送信した。これに対して、第3の実施形態においては、通信端末2が、発注情報にユーザIDを含めず、デバイスIDを含める点で、第1の実施形態と異なる。
第3の実施形態に係る販売処理装置3は、記憶部32に記憶された販売条件テーブルにおいて、デバイスIDとユーザIDとが関連付けられている。販売処理部33は、通信端末2から受信した発注情報に含まれているデバイスIDを抽出すると、販売条件テーブルを参照して、デバイスIDに対応するユーザIDを特定する。また、販売処理部33は、第1の実施形態と同様に、デバイスIDに対応する商品IDを特定する。このようにすることで、販売処理部33は、発注情報に基づいて、ユーザが所望する商品を販売する処理を実行することができる。
なお、第3の実施形態においては、発注情報を送信する通信端末2は、通信キャリアと契約しているスマートフォン等の携帯端末に限られず、コンピュータ、家電機器等のように、通信機能を有する任意の端末とすることが可能である。
[第3の実施形態における効果]
以上説明したように、第3の実施形態に係る商品販売システムSにおいては、通信端末2が、ユーザIDを含まず、デバイスIDを含む発注情報を販売処理装置3に送信する。このようにすることで、通信端末2がユーザIDを記憶しておく必要がないので、ユーザは、通信キャリアと契約していない通信端末2を用いることが可能になる。
以上、本発明をいくつかの実施の形態をもとに説明した。これらの任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
また、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。特に、装置の分散・統合の具体的な実施形態は以上に図示するものに限られず、その全部又は一部について、種々の付加等に応じて、又は、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、上記の実施形態においては、商品販売システムSを運営する主体が通信キャリアである場合について説明したが、運営主体はこれに限らず、通信販売会社を始めとする任意の法人又は個人であってもよい。
また、上記の説明において、通信端末2が、ユーザ識別情報としてユーザIDを使用する例について説明したが、ユーザ識別情報は、通信端末2を識別するための端末ID(例えば、SIMカードの番号)であってもよい。
また、上記の説明においては、通信端末2が基地局N1を経由して、販売処理装置3に発注情報を送信する例について説明したが、発注情報を送信する経路はこれに限らない。例えば、通信端末2がWiFi(登録商標)等の無線通信回線に対応しており、通信端末2は、無線アクセスポイント(不図示)を経由して、販売処理装置3に発注情報を送信してもよい。
上記の説明においては、発注受付デバイス1と各通信端末2とがペアリングした順番を優先選択リストとする場合について説明したが、優先選択リストの定め方はこの方法に限られない。この他に、例えば優先通信端末の制御部21が、優先選択リストを作成及び編集するためのソフトウェアアプリケーションを実行し、ユーザが表示部26に提示されたGUI(Graphical User Interface)を操作することで優先選択リストを作成したり編集したりしてもよい。優先選択リストを更新するために各通信端末2を発注受付デバイス1とペアリングし直す必要がないため、ユーザの利便性が向上する。
上記では、発注受付デバイス1の端末選択部17が選択した通信端末2に、発注要求信号を送信する場合について主に説明した。しかしながら、発注要求信号を送信する通信端末2は、必ずしも端末選択部17が選ぶ態様には限られない。端末選択部17が通信端末2を選択せずに、発注受付デバイス1から発注要求信号を受信した通信端末2が、商品の発注処理を実行してもよい。
1 発注受付デバイス
2 通信端末
3 販売処理装置
4 販売店
11 制御部
12 記憶部
13 操作受付部
14 無線部
15 通知部
16 バッテリー
17 端末選択部
21 制御部
22 記憶部
23 第1無線部
24 第2無線部
25 操作部
26 表示部
31 通信部
32 記憶部
33 販売処理部
34 決済部
S 商品販売システム

Claims (10)

  1. ユーザから商品の発注操作を受け付ける発注受付デバイスと、互いに関連付けられた複数の通信端末であって各通信端末はそれぞれ前記発注受付デバイスと通信可能な通信端末と、前記商品の販売処理を実行する販売処理装置とを有する商品販売システムであって、
    前記発注受付デバイスは、
    前記ユーザによる商品の発注操作を受け付ける操作受付部と、
    前記操作受付部が発注操作を受け付けた場合、前記複数の通信端末のうちいずれかの通信端末に前記商品の発注要求信号を送信するデバイス送信部とを備え、
    前記複数の通信端末のそれぞれは、
    前記デバイス送信部から前記発注要求信号を受信した場合、前記商品を発注するための発注情報を、前記販売処理装置に送信する端末送信部を備え、
    前記販売処理装置は、
    前記端末送信部から前記発注情報を受信する装置受信部と、
    前記装置受信部が受信した前記発注情報に基づいて前記商品の販売処理を実行する販売処理部と、
    前記販売処理部が実行した販売処理にかかる商品の代金を、前記複数の通信端末の通信料金が合算されて請求される優先請求ユーザに請求する処理を実行する決済部とを備える商品販売システム。
  2. 前記互いに関連付けられた複数の通信端末は、それぞれの通信端末のユーザが通信キャリアと締結している契約を識別するための契約IDが同一である通信端末である、
    請求項1に記載の商品販売システム。
  3. 前記複数の通信端末それぞれは、前記複数の通信端末を介して発注された商品それぞれの発注履歴と発注の進捗状況との少なくともいずれか一方を表示する表示部をさらに備える請求項1又は2に記載の商品販売システム。
  4. 前記発注受付デバイスは、
    前記通信端末を選択するための条件を定める条件リストを記憶するデバイス記憶部と、
    通信の確立が可能な通信端末のうち前記条件リストに定められた条件を満たす通信端末を選択する端末選択部とをさらに備える請求項1から3のいずれか1項に記載の商品販売システム。
  5. 前記複数の通信端末のそれぞれは、前記販売処理装置から発注受領情報を受信する端末受信部を備え、
    前記複数の通信端末のうち、前記条件リストに定められた特定の条件を満たす優先通信端末の端末受信部が、前記発注受領情報を受信する請求項4に記載の商品販売システム。
  6. 前記優先通信端末の端末送信部は、前記販売処理装置に販売処理を許可する承認情報を送信する請求項5に記載の商品販売システム。
  7. 前記優先通信端末は、前記複数の通信端末のそれぞれの発注操作にかかる料金を合算して請求されるユーザを識別するためのユーザ識別情報を記憶する端末記憶部をさらに備える請求項5又は6に記載の商品販売システム。
  8. 前記決済部は、前記互いに関連付けられた複数の通信端末のうちいずれの通信端末から前記発注情報を受信しても、前記優先通信端末の端末記憶部が記憶するユーザ識別情報に対応するユーザに、前記商品の代金を請求する処理を実行する請求項5から7のいずれか一項に記載の商品販売システム。
  9. ユーザから商品の発注操作を受け付ける発注受付デバイスと、互いに関連付けられた複数の通信端末であって各通信端末はそれぞれ前記発注受付デバイスと通信可能な通信端末と、前記商品の販売処理を実行する販売処理装置とを有する商品販売システムにおいて実行される発注方法であって、
    前記発注受付デバイスのプロセッサが、
    前記ユーザによる商品の発注操作を受け付けるステップと、
    前記発注操作を受け付けた場合、前記複数の通信端末のうちいずれかの通信端末に、前記商品の発注要求信号を送信するステップとを実行し、
    前記複数の通信端末のそれぞれのプロセッサが、
    前記発注要求信号を受信した場合、前記商品を発注するための発注情報を、前記販売処理装置に送信するステップを実行し、
    前記販売処理装置のプロセッサが、
    前記発注情報を受信する装置受信部と、
    受信した前記発注情報に基づいて前記商品の販売を処理するステップと、
    実行した前記販売処理にかかる商品の代金を、前記複数の通信端末の通信料金が合算されて請求される優先請求ユーザに請求する処理を実行するステップとを実行する発注方法。
  10. ユーザから商品の発注操作を受け付ける発注受付デバイスと、前記発注受付デバイスと通信可能な複数の通信端末とを有する商品販売システムにおいて前記商品の販売処理を実行する販売処理装置であって、
    前記複数の通信端末それぞれのユーザを特定するユーザ識別情報を互いに関連付けて記憶する装置記憶部と、
    前記通信端末から前記商品の発注情報を受信する装置受信部と、
    前記装置受信部が受信した発注情報に基づいて、前記商品の販売処理を実行する販売処理部と、
    前記販売処理部が実行した販売処理にかかる請求を、前記互いに関連付けて記憶されたユーザ識別情報で特定されるユーザ群を単位として集計し、前記複数の通信端末の通信料金が合算されて請求される優先請求ユーザに請求する処理を実行する決済部とを備える販売処理装置。
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