JP6534866B2 - 流体貯留装置 - Google Patents
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Description
燃料タンクと、
前記燃料タンクに挿通されたフィラーパイプと、
給油時において前記燃料タンク内の空気を排出するブリーザラインと、
前記燃料タンクから対象機器に対して燃料を送出するフィードラインと
を備えるものであって、
前記流体貯留装置は、
前記フィラーパイプから前記燃料タンク内部への前記燃料の流れを制御する給油用バルブと、
前記ブリーザラインに設けられた第1ロールオーバーバルブと
をさらに備え、
前記第1ロールオーバーバルブは、
軸線が車両の上下方向に沿って配置された筒状部と、
前記筒状部の下側において前記燃料タンク内の空気が通過する少なくとも1つの下側開口部が形成された下側開口形成部と、
前記筒状部の上側において前記燃料タンク内の空気が通過する少なくとも1つの上側開口部が形成された上側開口形成部と、
前記車両のロールオーバー時に前記燃料の流れにより前記上側開口部を閉塞する少なくとも1つの弁体と
を備えることを特徴とする。
[A1.構成]
(A1−1.全体的な構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る流体貯留装置12を備える車両10の簡略的な構成を示す図である。図2は、給油中における流体貯留装置12の概略的な構成を示す図である。流体貯留装置12は、車両10の燃料(例えば、ガソリン)である液体を貯留する。流体貯留装置12は、燃料タンク20(流体容器)と、燃料充填機構22と、燃料供給機構24と、気体排出機構26とを備える。
(A1−2−1.概要)
燃料充填機構22(以下「充填機構22」ともいう。)は、外部から燃料タンク20(以下「タンク20」ともいう。)に対して燃料300を充填するための機構である。充填機構22は、フィラーパイプ30(流体案内部)と、燃料充填用弁機構32(以下「弁機構32」ともいう。)と、ブリーザライン34と、燃料キャップ36とを有する。
フィラーパイプ30(以下「パイプ30」ともいう。)は、燃料タンク20に挿通されるパイプ(給油パイプ)である。パイプ30の一端(以下「外端40」又は「給油口40」という。)(図2)は、燃料キャップ36により閉塞される。図2に示すように、給油時には燃料キャップ36が外された状態で、パイプ30は、給油ノズル42(給油ガン)からの給油を受ける。パイプ30の他端(以下「内端44」という。)は、タンク20の側面46(側壁)内を貫通する弁機構32を介してタンク20内に挿通されている。図2に示すように、外端40は、内端44よりも高い位置に配置される。
弁機構32(給油用バルブ)は、燃料300の供給時(給油時)に開状態となって、パイプ30からの燃料300をタンク20内に通過させ、給油が終了すると閉状態となる。また、車両10のロールオーバー(転倒)時には、弁機構32は、タンク20内の燃料300がパイプ30を逆流することを防止する。本実施形態の弁機構32は、逆止弁が用いられる。
ブリーザライン34は、給油時にタンク20内部の空気をタンク20の外部に排出する。図1及び図2に示すように、ブリーザライン34は、ブリーザパイプ50と、ブリーザバルブ52(第1ロールオーバーバルブ)とを有する。ブリーザパイプ50は、その一端がパイプ30の外端40周辺に連通している。通常時において、ブリーザバルブ52は開状態であり、タンク20内の空気(気化した燃料300を含む。)を自由に通過させる。また、車両10のロールオーバー時において、ブリーザバルブ52は閉状態となり、燃料300が給油口40側に移動することを規制する。ブリーザバルブ52のタンク20側の先端は、満充填時の液面302と一致するように配置される。
燃料キャップ36は、流体貯留装置12の給油口40を閉塞する。本実施形態では、燃料キャップ36の周囲に、特許文献1と同様の弁機構(以下「給油口側弁機構」ともいう。)は存在しない。しかしながら、前記給油口側弁機構を設けてもよい。前記給油口側弁機構を設ける場合、フィラーパイプ30及びブリーザパイプ50の合流点と燃料キャップ36の間において、特許文献1の閉塞部材26(フラップ)並びに弁部材44と押圧部材46の組合せを選択的に設けることが可能である。
燃料供給機構24は、タンク20からエンジン110(対象機器、図1)に対して燃料300を供給する機構である。燃料供給機構24は、ポンプ120と、配管122(フィードライン)とを有する。ポンプ120は、図示しない電子制御装置(ECU)の指令に基づいて配管122を介して燃料300をエンジン110に送出する。
気体排出機構26(以下「ベントライン26」ともいう。)は、タンク20の内部で気化(又は蒸発)した燃料300(気体燃料)をタンク20から排出してエンジン110に送り出す機構である。図1に示すように、気体排出機構26は、配管130と、ロールオーバーバルブ132(第2ロールオーバーバルブ)と、2ウェイバルブ134と、キャニスタ136とを有する。
図4は、車両10のロールオーバー時における比較例に係る流体貯留装置512の状態の一例を示す図である。比較例では、本実施形態と同様、フィラーパイプ30に弁機構32を設けているが、ブリーザライン534にブリーザバルブ52を設けていない。このため、ロールオーバー時には、タンク20内の燃料300は、ブリーザパイプ50を介して燃料キャップ36側に流れ込み、さらにフィラーパイプ30にも流れ込む。
以上説明したように、本実施形態によれば、車両10のロールオーバー時には、燃料300の流れによりボール74(弁体)が上側開口部102を閉塞する(図3の二点鎖線のボール74及び図5)。このため、ロールオーバー時において、燃料タンク20内の燃料300がブリーザバルブ52(第1ロールオーバーバルブ)を介して給油口40側に流れることを防止することが可能となる。従って、ロールオーバー時に、弁機構32(給油用バルブ)も閉じる又は閉じている構成であれば、燃料300からの圧力Pexに対して給油口40側の部材(例えば、燃料キャップ36)に必要となる耐圧性を下げることが可能となる。よって、燃料300からの圧力Pexに対する給油口40側の部材の耐圧性を下げて設計すること又は流体貯留装置12全体での耐圧性を向上することが可能となる。
なお、本発明は、上記実施形態に限らず、本明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下の構成を採用することができる。
上記実施形態では、流体貯留装置12を車両10に適用した構成について説明した(図1)。しかしながら、例えば、流体を貯留する装置(流体貯留装置)の観点からすれば、本発明の適用はこれに限らない。例えば、船舶、航空機等の移動物体に本発明を適用してもよい。或いは、製造装置、家電製品等に本発明を適用することも可能である。この場合、流体貯留装置12に貯留される流体は、燃料300以外の液体(例えば、水)又は気体であってもよい。なお、本発明を適用する用途によっては、ブリーザライン34、気体排出機構26等を省略することも可能である。
上記実施形態では、燃料タンク20は、直方体状を基調とすることを想定していた(図1、図2)。しかしながら、例えば、燃料300を貯留する容器としての観点からすれば、これに限らない。例えば、タンク20の形状を有底円筒状とすることも可能である。
(B3−1.弁機構32)
上記実施形態では、弁機構32は、逆止弁を備えた(図1、図2、図5)。しかしながら、例えば、通常時における燃料300の供給と、車両10のロールオーバー時におけるフィラーパイプ30への燃料300の逆流防止とを可能とする観点からすれば、これに限らない。例えば、弁機構32は、フラップ弁を備えてもよい。但し、燃料300からの圧力を受け易くする観点から、フラップ弁がフィラーパイプ30の内部ではなく、外部(タンク20側)にあることが好ましい。
上記実施形態では、上側開口部102を閉塞するための弁体としてボール74を用いた(図3)。しかしながら、例えば、給油時にはタンク20内の空気を排出し、ロールオーバー時には、フィラーパイプ30に対する燃料300の逆流を防止する観点からすれば、これに限らない。
上記実施形態では、燃料タンク20内で気化した燃料300を排出するために気体排出機構26を設けた(図1、図2)。しかしながら、例えば、ブリーザライン34の機能に着目すれば、気体排出機構26を省略することも可能である。
26…ベントライン 30…フィラーパイプ
32…燃料充填用弁機構(給油用バルブ) 34…ブリーザライン
52…ブリーザバルブ(第1ロールオーバーバルブ)
70…筒状部 74…ボール(弁体)
82…小径部(上側開口形成部) 84…傾斜部
92…底部材(下側開口形成部) 94…着座部(下側凹部)
100…下側開口部 102…上側開口部
110…エンジン(対象機器) 122…配管(フィードライン)
132…第2ロールオーバーバルブ 136…キャニスタ
300…燃料 302…液面
Ax…筒状部の中心軸(軸線)
Claims (6)
- 燃料タンクと、
前記燃料タンクに挿通されたフィラーパイプと、
給油時において前記燃料タンク内の空気を排出するブリーザラインと、
前記燃料タンクから対象機器に対して燃料を送出するフィードラインと
を備える流体貯留装置であって、
前記流体貯留装置は、
前記フィラーパイプから前記燃料タンク内部への前記燃料の流れを制御する給油用バルブと、
前記ブリーザラインに設けられた第1ロールオーバーバルブと
をさらに備え、
前記第1ロールオーバーバルブは、
軸線が車両の上下方向に沿って配置された筒状部と、
前記筒状部の下側において前記燃料タンク内の空気が通過する複数の下側開口部が形成された下側開口形成部と、
前記筒状部の上側において前記燃料タンク内の空気が通過する少なくとも1つの上側開口部が形成された上側開口形成部と、
前記車両のロールオーバー時に前記燃料の流れにより前記上側開口部を閉塞する球体の弁体と
を備え、
前記下側開口形成部には、前記弁体が入り込む円環状の下側凹部が前記下側開口部の1つの周囲に形成される
ことを特徴とする流体貯留装置。 - 請求項1に記載の流体貯留装置において、
前記弁体は、前記燃料よりも密度が大きく、
前記少なくとも1つの前記下側開口部は、前記弁体が閉塞可能な領域よりも広い領域に亘って形成される
ことを特徴とする流体貯留装置。 - 請求項1又は2に記載の流体貯留装置において、
前記給油用バルブは逆止弁又はフラップ弁である
ことを特徴とする流体貯留装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の流体貯留装置において、
前記上側開口部は円形状である
ことを特徴とする流体貯留装置。 - 請求項4に記載の流体貯留装置において、
球体である前記弁体及び円形状である前記上側開口部がそれぞれ1つ設けられ、
前記筒状部は、前記下側開口形成部に対応する位置での断面積よりも前記上側開口形成部に対応する位置での断面積が小さく、
前記筒状部には、前記下側開口形成部に対応する位置から前記上側開口部に対応する位置に向かって傾斜して、前記ロールオーバー時に前記弁体を前記上側開口部に案内する傾斜部が形成される
ことを特徴とする流体貯留装置。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の流体貯留装置において、
前記流体貯留装置は、
前記燃料タンク内で気化した前記燃料を吸着するキャニスタが配置されたベントラインと、
前記ベントラインに設けられた第2ロールオーバーバルブと
を備えることを特徴とする流体貯留装置。
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