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JP6535559B2 - ナースコールシステム - Google Patents
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JP6535559B2 - ナースコールシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ナースコールシステムに関するものである。
従来、入院患者が、その患者自身が利用するベッドに設置されたナースコール子機を用いて、ナースステーションに設置されたナースコール親機や担当の医療従事者(医師や看護師等)が携帯する携帯端末を呼び出すことが可能なナースコールシステムがある。
また、従来のナースコールシステムとしては、医療従事者が、ベッドに設置されたナースコール子機を用いて、ナースコール親機や他の医療従事者が携帯する携帯端末を同時に呼び出すことが可能なスタッフコールと称される機能も有したものがある。この機能を利用することで、医療従事者は、状況に応じて他の医療従事者にサポートを要求することが可能である(特許文献1参照)。
特開2007−202712号公報
ところで、近年、社会の高齢化が進むにつれて、病院では患者数が増加する一方であり、ベッド不足や医療従事者の人数不足の問題は深刻である。また、医療サービスが高度化するに伴い、各医療従事者の専門性は細分化される傾向にある。そこで、医療サービスの品質維持や業務負担の分散の観点から、各医療従事者間におけるスムーズな業務連携を支援することが可能なシステムに対するニーズが更に高まっている。
そこで、本発明は、各医療従事者間におけるスムーズな業務連携を支援することが可能なナースコールシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のナースコールシステムは、
ベッド毎に設置されて呼出操作が行われるナースコール子機と、
前記ナースコール子機からの呼出に応答するためのナースコール親機と、
医療従事者が携帯するための携帯端末と、
前記医療従事者の頭部に装着可能な携帯通話機器と、
を備え、
前記ナースコール子機は、所定の操作に応じて、前記ナースコール親機を呼び出す親機呼出信号を前記ナースコール親機に向けて送信する子機送信部を有し、
前記ナースコール親機は、前記親機呼出信号を受信した場合、所定の操作に応じて、前記携帯端末を呼び出す端末呼出信号を前記携帯端末に向けて送信する親機送信部を有し、
前記携帯端末は、前記端末呼出信号を受信した場合に、当該携帯端末を介して前記携帯通話機器と前記ナースコール親機との間の無線通信環境を成立させる通信成立機能を有する。
従来のシステムにおいて、例えば、入院患者の病室にいる医療従事者が、ナースステーションにいる医療従事者に当該入院患者への対処方法について相談したい場合、当該入院患者のベッドに設置されるナースコール子機のハンドセットを用いて通話したり、自身が携帯する携帯端末を用いて通話することが考えられる。しかし、この方法では、例えば、医療従事者は、ハンドセットや携帯端末を片手で把持しつつ当該入院患者への対処を行わなければならず、不便である。また、ナースコール子機や携帯端末のハンズフリー機能を利用することも考えられるが、通話内容が入院患者や他の患者にも聞こえてしまう可能性があるため好ましくない。
しかし、本発明の上記構成によれば、所定の操作に応じて、入院患者の病室にいる医療従事者の携帯端末を介して、当該医療従事者の頭部に装着された携帯通話機器と、例えばナースステーションに設置されるナースコール親機との間で無線通信環境が成立する。このため、入院患者の病室にいる医療従事者は、その頭部に携帯通話機器を装着した状態で、ナースステーションにいる医療従事者と通話することができる。このとき、携帯通話機器を装着した医療従事者は、当該入院患者や他の患者に会話の内容を聞かれること無く、かつ、自分自身の両手が空いた状態で、入院患者の対処方法について詳しく相談することができ、必要な措置をスムーズに行動に移すことができる。このように、上記構成によれば、各医療従事者間におけるスムーズな業務連携を支援することが可能なナースコールシステムを提供することができる。
また、本発明のナースコールシステムにおいて、
前記携帯端末が前記端末呼出信号を受信した場合、前記無線通信環境が自動的に成立するようにしても良い。
この構成によれば、携帯通話機器を装着した医療従事者は、ナースステーションにいる医療従事者とスムーズに通話状態に移行することができる。
また、本発明のナースコールシステムは、
ベッドを撮像するカメラを備え、
前記ナースコール親機は、親機表示部を有し、
前記親機呼出信号が前記ナースコール親機に向けて送信される際、前記親機呼出信号を送信する前記ナースコール子機が設置された前記ベッドの前記カメラの映像情報が、前記ナースコール親機に向けて送信され、前記親機表示部に表示されるようにしても良い。
この構成によれば、例えばナースステーションで待機していた医療従事者は、患者の様子を映像で確認しながら、病室にいる医療従事者に対して適切な指示を出すことができる。
また、本発明のナースコールシステムにおいて、
前記ナースコール親機は、親機表示部を有し、
前記ナースコール親機は、前記親機呼出信号を受信した場合、前記親機表示部に、前記親機呼出信号を送信する前記ナースコール子機が設置された前記ベッドに入院している患者の患者詳細情報を表示するようにしても良い。
この構成によれば、例えばナースステーションで待機していた医療従事者は、患者の詳細情報を確認しながら、病室にいる医療従事者に対して適切な指示を出すことができる。
また、本発明のナースコールシステムにおいて、
前記ナースコール親機は、親機表示部を有し、
前記ナースコール親機は、前記親機呼出信号を受信した場合、前記親機表示部に、前記ナースコール親機と通信可能な携帯端末を携帯する医療従事者のリストを表示するようにしても良い。
この構成によれば、例えばナースステーションで待機していた医療従事者は、医療従事者リストの中から所定の医療従事者を特定可能であり、医療従事者の特定にミスが生じにくくなる。
本発明のナースコールシステムによれば、各医療従事者間におけるスムーズな業務連携を支援することができる。
本発明の実施形態に係るナースコールシステムの構成図である。 ナースコールシステムにおける制御機の機能ブロック図である。 ナースコールシステムにおけるナースコール子機の機能ブロック図である。 ナースコールシステムにおけるナースコール親機の機能ブロック図である。 ナースコールシステムにおける携帯端末の機能ブロック図である。 ナースコールシステムにおけるカメラの機能ブロック図である。 ナースコール親機に表示される情報を説明する図である。
以下、本発明に係るナースコールシステムの実施形態の一例について、図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、ナースコールシステム1は、ナースコール子機2と、廊下灯3と、カメラ4と、ナースコール親機5と、携帯端末6と、ヘッドセット(携帯通話機器の一例)7と、制御機8と、交換機9と、基地局10と、管理PC(オーダリングシステム)11を備えている。これらの各部は、ハブ(HUB)15を介して通信可能にLAN(Local Area Network)接続されている。また、ナースコール子機2は通信ケーブルL1を介して、カメラ4は通信ケーブルL2を介して、病室毎に廊下灯3に接続されている。また、基地局10は、通信ケーブルL3を介して交換機9に接続されている。ナースコールシステム1は、例えば患者を収容する病院等の医療,介護施設内に設置されている。
ナースコール子機2は、病室内の病床(ベッド)毎に設置されており、プレート子機21と、プレート子機21に着脱可能な握り子機22とを備えている。
プレート子機21は、例えば各患者のベッドの上方の壁面に設置されており、マイク21a、スピーカ21b、呼出ボタン21c、スタッフコールボタン21d等を有している。マイク21a及びスピーカ21bは、操作者(患者、医療従事者等)が通話を行う際に用いられる。呼出ボタン21cは、ベッド毎の患者が医療従事者を呼び出す際に用いられる。スタッフコールボタン21dは、医療従事者(医師、看護師等)が他の医療従事者を呼び出す際に用いられる。
本例のスタッフコールボタン21dは、2通りの用途に用いることができるように構成されている。一つ目の用途として、スタッフコールボタン21dは、従来の用途と同様に、医療従事者が不特定の他の医療従事者の応援を求める際に操作するボタンとして用いられる。二つ目の用途として、スタッフコールボタン21dは、医療従事者が特定のスーパーバイザ(ベテラン看護師、専門看護師等)にアドバイスや指導等を求める際に操作するボタンとして用いられる。例えば、スタッフコールボタン21dは、所定時間内に一回押された場合(一度押し)には応援要求用(上記一つ目の用途用)のボタンとして機能し、所定時間内に二回連続して押された場合(二度押し)には指導要求用(上記二つ目の用途用)のボタンとして機能するように設定されている。
なお、医療従事者が特定のスーパーバイザにアドバイスや指導等を求める際に操作するボタンは、例えば「指導要求ボタン」と称して、従来の用途に用いるスタッフコールボタンとは別に設けるようにしても良い。
握り子機22には、呼出ボタン22aが設けられている。呼出ボタン22aは、上記呼出ボタン21cと同様に、ベッド毎の患者が医療従事者を呼び出す際に用いられるボタンであり、握り子機22がプレート子機21に接続された状態において機能する。
廊下灯3は、各病室の出入口付近に設置されており、液晶表示部31と、表示ランプ32とを備えている。液晶表示部31は、ナースコール子機2が操作されたベッドにいる患者の氏名、ベッド番号等の患者情報を表示する。表示ランプ32は、ナースコール子機2から呼び出しが発せられたことを例えば点灯により報知する。患者の氏名、病室番号、ベッド番号等の情報は、ナースコール子機2のナースコール子機IDと対応付けて廊下灯3の記憶部(図示省略)に記憶されている。
カメラ4は、各ベッドにいる患者の状態(様子)を撮像するためのものであり、病室内のベッド毎に設置されている。カメラ4には、例えばIPカメラ(Internet Protocolカメラ)を適用することができる。
ナースコール親機5は、ナースコール子機2からの呼び出しに対する応答、携帯端末6に対しての呼び出し、各種情報の表示等を行うものであり、ナースステーション等の施設内共用部に設置されている。ナースコール親機5は、大型モニタ(親機表示部の一例)51と、小型モニタ52と、通話部53とを備えている。
大型モニタ51には、各患者の情報が一覧表示された患者一覧情報、患者の看護及び病状に関連する患者詳細情報、患者の映像情報、医療従事者が携帯する端末の携帯情報等が表示される。大型モニタ51は、例えば24型のタッチパネル画面で構成されており、操作部としても機能するように構成されている。小型モニタ52には、患者の看護に関連する患者基本情報、その他の各種情報が表示される。小型モニタ52は、例えば7型のタッチパネル画面で構成されており、操作部としても機能する。通話部53は、呼出元(例えばナースコール子機2)との通話あるいは呼出先(例えば携帯端末6)との通話を行うためのハンドセット、呼出音を出力する報知部等を有している。
携帯端末6は、医療従事者が業務に使用するために携帯する端末であり、映像を撮像可能なカメラやタッチパネルからなるディスプレイを有する例えばスマート端末等が用いられる。また、携帯端末6は、通話機能、無線通信(例えばブルートゥース)機能等を有している。携帯端末6は、LAN上で用いられる個別の携帯番号(携帯ID)を有し、ナースコール親機5と通信可能な端末として登録されている。
ヘッドセット7は、頭部に装着可能な通話機器であり、例えば携帯端末6が配布されている医療従事者により携帯される。ヘッドセット7を装着した医療従事者は、携帯端末6が有する無線通信機能により通信相手(例えばスーパーバイザ)との間でハンズフリー通話が可能となる。
制御機8は、中継器として設置されており、ナースコール子機2、カメラ4、ナースコール親機5、携帯端末6等の間の通信を制御する。
交換機(例えば、Internet Protocol Private Branch eXchange等)9は、ナースコール親機5と携帯端末6の接続、ナースコール子機2と携帯端末6との接続等を管理するための機器であり、ナースステーション内または施設内の共用部に設置されている。基地局10は、携帯端末6との間で無線通信を行うためのアンテナであり、ナースステーションの近辺、および施設内でナースステーションから離れた場所に所定の間隔で設置されている。
管理PC11は、患者の情報、携帯端末の情報、医療従事者の情報等を含む病院に関する最新の情報が一括して管理される機器であり、例えば施設の管理室等の所定の場所に設置されている。
次に、制御機8の機能について説明する。
図2に示すように、制御機8は、制御機CPU81と、制御機CPU81に接続された記憶部82、廊下灯インターフェース回路(以下、インターフェース回路を「I/F」と称す)83、カメラI/F84、交換機I/F85、親機I/F86、及び管理I/F87とを備えている。
記憶部82には、患者情報テーブル82aと、映像情報テーブル82bと、患者一覧情報テーブル82cと、携帯情報テーブル82dと、医療従事者情報テーブル82eとが設けられている。
患者情報テーブル82aには、患者の氏名、病室番号、ベッド番号、診療科目、救護区分、感染症、転倒転落危険度、担当看護師名、担当医師名、飲物情報、食事制限、住所、電話番号等の情報がナースコール子機IDと対応付けて記憶されている。これらの情報のうち患者の氏名、病室番号、ベッド番号等を含む患者の看護に関連する情報を患者基本情報と称する。また、これら全ての情報を含む患者の病状及び看護に関連する情報を患者詳細情報と称する。映像情報テーブル82bには、各カメラ4で撮像される患者の映像情報がカメラ4が設置されている各病室のベッド番号(ナースコール子機ID)と対応付けて記憶されている。
患者一覧情報テーブル82cには、例えば各病室のベッド番号と患者との対応関係等を示す患者一覧情報が記憶されている。携帯情報テーブル82dには、携帯端末6の携帯IDとその端末を携帯する医療従事者の医療従事者IDとが対応付けられた携帯情報が記憶されている。医療従事者情報テーブル82eには、医療従事者とその医療従事者が担当する患者とが対応付けられた医療従事者情報が記憶されている。なお、記憶部82の各情報は、管理PC11から例えば定期的に送信されてきて更新されるように構成されている。
制御機CPU81は、例えば記憶部82に記憶される情報の送受信等の管理、ナースコール子機2の呼び出しに対するナースコール親機5及び所定の携帯端末6への接続処理、ナースコール親機5の呼び出しに対する携帯端末6への接続処理等を行う。
廊下灯I/F83は、廊下灯3との信号伝送路を形成するための通信部を構成している。また、カメラI/F84はカメラ4との信号伝送路を形成するための通信部を構成し、交換機I/F85は交換機9との信号伝送路を形成するための通信部を構成し、親機I/F86はナースコール親機5との信号伝送路を形成するための通信部を構成し、管理I/F87は管理PC11との信号伝送路を形成するための通信部を構成している。
次に、ナースコール子機2の機能について説明する。
図3に示すように、ナースコール子機2は、廊下灯I/F24と、廊下灯I/F24に接続されたマイク21a、スピーカ21b、呼出ボタン21c、スタッフコールボタン21dとを備えている。
廊下灯I/F(子機送信部の一例)24は、廊下灯3と信号伝送路を形成するための通信部を構成している。呼出ボタン21c又はスタッフコールボタン21dが操作されると、操作されたボタンの呼出信号が廊下灯I/F24から廊下灯3及び制御機8を介してナースコール親機5へ送信される。例えば、スタッフコールボタン21dが一度押しされた場合には応援を要求する旨の呼出信号として送信され、二度押しされた場合には指導を要求する旨の呼出信号として送信される。音声処理部23は、マイク21a及びスピーカ21bから入出力される音声信号を処理する。
次に、ナースコール親機5の機能について説明する。
図4に示すように、ナースコール親機5は、ナースコール親機CPU54と、ナースコール親機CPU54に接続された大型モニタ51、小型モニタ52、通話部53、制御機I/F55とを備えている。
ナースコール親機CPU54は、大型モニタ51及び小型モニタ52に表示させる各種情報の表示処理、大型モニタ51の操作部51aに対して行われる操作の検出処理、通話部53に対する通話処理等を行う。制御機I/F(親機送信部の一例)55は、制御機8と信号伝送路を形成するための通信部を構成している。例えば、ナースコール親機CPU54は、大型モニタ51に表示された携帯情報がタッチ操作されると、操作された情報の携帯端末6を呼び出す端末呼出信号を制御部I/F55から制御機8を介して携帯端末6へ送信する。
次に、携帯端末6の機能について説明する。
図5に示すように、携帯端末6は、携帯CPU61と、携帯CPU61に接続された携帯アプリケーション62、ディスプレイ63、カメラ64、交換機I/F65とを備えている。
携帯アプリケーション62には、携帯端末6の各処理を行うための複数種のアプリケーションがインストールされている。例えば、ナースコール親機5からの端末呼出信号を受信した場合、無線通信(例えばブルートゥース)によりヘッドセット7を無線通信可能な状態とする(無線化)アプリケーションがインストールされている。ヘッドセット7の無線化は、例えば携帯端末6が端末呼出信号を受信すると同時に端末呼出信号をトリガとしてアプリケーションが起動し自動的に無線化されても良い。また、予めアプリケーションを起動させておいて、端末呼出信号の受信に伴って自動的に無線化されるようにしても良い。さらに、携帯端末6のディスプレイ上に表示されるボタン(例えば、“ヘッドセットボタン”と称する)を医療従事者が押した後にアプリケーションが起動して無線化されるものであっても良い。
携帯CPU61は、携帯アプリケーション62にインストールされているアプリケーションに基づいて、携帯端末6の各部の動作を制御する。交換機I/F65は、交換機9と信号伝送路を形成するための通信部を構成している。
次に、カメラ4の機能について説明する。
図6に示すように、カメラ4は、カメラCPU41と、カメラCPU41に接続された撮像部42、映像記憶部43、廊下灯I/F44とを備えている。
カメラCPU41は、例えば、患者の映像が常時撮像されるように撮像部42を制御している。映像記憶部43には、例えば、撮像部42で撮像された映像のうちの一定時間遡った時点から現在までの映像が順次書き換えられながら記憶されている。廊下灯I/F44は、廊下灯3と信号伝送路を形成するための通信部を構成している。撮像された患者の映像は、廊下灯I/F44から廊下灯3を介して制御機8へ送信される。なお、撮像部42による患者の撮像は、ナースコール子機2の呼出ボタン21c又はスタッフコールボタン21dが押下された時点から開始されるように設定することもできる。
次に、ナースコールシステム1の動作を説明する。
本例では医療従事者A(新人看護師)が、入院患者Xへの対処方法について、ナースステーションにいる医療従事者B(スーパーバイザ)の指導等を求める際にナースコールシステム1を使用した場合について説明する。
病室の患者Xのところにいる医療従事者Aによって、ナースコール子機2のスタッフコールボタン21dが二度押しされる。医療従事者Aは、頭部にヘッドセット7を装着している。スタッフコールボタン21dの二度押しにより、スーパーバイザの指導を要求する旨の指導要求呼出信号(親機呼出信号の一例)がナースコール子機2から廊下灯3へ送信される。また、廊下灯3は、指導要求呼出信号に、患者Xの氏名、病室番号、ベッド番号(ナースコール子機ID)等を含む呼出元の情報(呼出元情報)を添付して制御機8へ送信する。
指導要求呼出信号を受信した制御機8は、制御機CPU81によって、指導要求呼出信号に添付された呼出元情報を読み取り、ナースコール子機IDに対応付けられている患者Xの患者詳細情報を患者情報テーブル82aから入手する。また、制御機CPU81は、同様にしてナースコール子機IDに対応付けられているカメラ4を特定して患者Xの映像情報を映像情報テーブル82bから入手する。さらに、制御機CPU81は、ナースコール親機5と通信可能な端末として登録されている携帯端末6の携帯情報を携帯情報テーブル82dから入手する。制御機CPU81は、入手した患者詳細情報、映像情報、及び携帯情報を指導要求呼出信号に添付して、ナースコール親機5へ送信する。
指導要求呼出信号を受信したナースコール親機5は、ナースコール親機CPU54により、報知部から呼出音を出力する。指導要求呼出信号を受信した際の呼出音は、応援を要求する旨の呼出信号を受信した際の呼出音と異なる音色で出力される。また、ナースコール親機CPU54は、指導を要求する呼び出しであることを報知する例えば「指導要求コール」という文字を小型モニタ52に表示しても良い。また、ナースコール親機CPU54は、図7に示すように、指導要求呼出信号に添付されてきた患者詳細情報56、映像情報57、及び携帯情報58を大型モニタ51に例えばポップアップ表示する。携帯情報58は、各医療従事者名と携帯IDとを対応させたリスト(医療従事者リスト)として表示される。
ナースコール親機5のハンドセットを取り上げると、制御機8がナースコール親機5とナースコール子機2の間の通話路を形成して通話が可能となる。医療従事者Bは、ナースコール子機2のスタッフコールボタン21dを操作した医療従事者Aと通話し、医療従事者Aの個人を確認する。医療従事者Bは、確認した医療従事者Aを大型モニタ51に表示された医療従事者リストの中から特定し、特定した医療従事者Aの欄(例えば図7の「0002:古谷」)をタッチする。医療従事者リストの医療従事者Aの欄がタッチされると、医療従事者Aの携帯情報がナースコール親機CPU54から制御機8へ送信される。
制御機CPU81は、送信されてきた医療従事者Aの携帯情報に基づいて、医療従事者Aが携帯する携帯端末6を呼び出す端末呼出信号を、交換機9を介して医療従事者Aの携帯端末6へ送信する。
端末呼出信号を受信した医療従事者Aの携帯端末6は、携帯CPU61により、呼出音を出力する。医療従事者Aによって、携帯端末6の受信ボタンが押されると、制御機8が携帯端末6とナースコール親機5の間の通話路を形成して通話が可能となる。このとき、携帯CPU61は、端末呼出信号の受信に基づいて、アプリケーション(通信成立機能)を起動させ、無線通信によりヘッドセット7を自動的に無線化する。これにより、携帯端末6を介して、ヘッドセット7とナースコール親機5との間に無線通信環境が成立する。
医療従事者Aは、頭部に装着したヘッドセット7を用いて通話することができ、医療従事者Bのアドバイスを受けることが可能になる。なお、医療従事者Aと医療従事者Bとの会話内容は、制御機8の記憶部82に例えば会話情報テーブルを設けて医療従事者IDとともに記録するようにしても良い。
ところで、近年、病院では患者数が増加しており、医療従事者の人数不足の問題は深刻となっている。若手の医療従事者を育成させるためには、熟練したベテランの医療従事者が一対一対応でフォローする体制を取ることも大切であるが、その場合には医療従事者のシフトを組むのが大変になり実際には困難である。
そこで、例えば、入院患者の病室にいる若手の医療従事者が、ナースステーションにいるベテランの医療従事者に入院患者への対処方法について相談できるようにすることで、医療従事者をフォローする体制を取ることもできる。この場合、従来のシステムでは、若手の医療従事者は、入院患者のベッドに設置されるナースコール子機のハンドセットを用いて通話したり、自身が携帯する携帯端末を用いて通話することが考えられる。しかし、この方法では、例えば、医療従事者は、ハンドセットや携帯端末を片手で把持しつつ入院患者への対処を行わなければならず、不便である。また、ナースコール子機や携帯端末のハンズフリー機能を利用することも考えられるが、通話内容が入院患者や他の患者にも聞こえてしまう可能性があり、患者に対して不要な不安を与えてしまうことから好ましくない。
これに対して、本実施形態のナースコールシステム1によれば、ナースコール子機2とナースコール親機5とにおける所定の操作に応じて、入院患者Xの病室にいる医療従事者Aの携帯端末6を介して、医療従事者Aの頭部に装着されたヘッドセット7と、ナースステーションに設置されたナースコール親機5との間で無線通信環境を成立させることができる。このため、入院患者Xの病室にいる医療従事者Aは、その頭部にヘッドセット7を装着した状態で、ナースステーションにいる医療従事者Bと通話することができる。このとき、通話相手である医療従事者Bが話す内容はヘッドセット7から周囲に漏れないため、ヘッドセット7を装着した医療従事者Aは、入院患者Xや他の患者に会話の内容を知られること無く、かつ、自分自身の両手が空いた状態で、入院患者Xの対処方法について詳しく医療従事者Bに相談することができる。このため、医療従事者Aは、患者に不安を与えることなく、必要な措置をスムーズに行動に移すことができる。また、ヘッドセット7は、相互の通話内容も明瞭に聞き取りやすく、正確に情報を伝達するためにも好ましい。
また、ヘッドセット7とナースコール親機5間の無線通信環境は自動的に成立するように設定されているので、ナースコール親機5からの呼び出しを受信した際に、ヘッドセット7を装着した医療従事者Aは、ナースステーションにいる医療従事者Bとの通話状態にスムーズに移行することができる。
また、ナースコール親機5の大型モニタ51には、医療従事者Aが対処しようとしている患者Xの患者詳細情報や映像情報が表示されるように構成されているので、例えばナースステーションで待機していた医療従事者Bは、患者Xのそれらの情報を確認しながら、病室にいる医療従事者Aに対して適切な指示を出すことができる。
また、ヘッドセット7とナースコール親機5間の無線通信環境を成立させるに際し、最初の操作として医療従事者Aがナースコール子機2を用いて医療従事者Bを呼び出している。この場合、ナースコール親機5側で医療従事者Aの携帯端末6を特定することが必要となるが、医療従事者Bは、ナースコール親機5の大型モニタ51に表示された各医療従事者名と携帯IDとを対応させた医療従事者リストの中から医療従事者Aを特定するという簡単な操作を行えばよい。このように、医療従事者名と対応付けられた携帯IDによって、医療従事者Aが携帯する端末を特定することが可能であるため、携帯端末の特定にミスが生じにくく、医療従事者Aは、ナースステーションにいる医療従事者Bとの通話状態にスムーズに移行することができる。
また、医療従事者Bを呼び出す際に、医療従事者Aが携帯する携帯端末6を用いることも考えられるが、この場合は、ナースコール親機5側で医療従事者Bが全患者のリストの中から患者Xを探し出して口頭で特定しなければならず、同姓同名の患者もいることを考えると特定ミスが発生しやすく好ましくない。これに対して、本形態では、上記のように医療従事者Bを呼び出す際にナースコール子機2を用いているので、ナースコール子機IDに基づいてシステム側が患者Xを特定可能であり、患者特定にミスが生じにくい。
さらに、医療従事者B(スーパーバイザであるベテラン看護師)をナースステーションに待機させて、経験5年未満の若手看護師に対して必要なサポートをする体制をとることができるので、少ない人数の医療従事者でも勤務シフトが組みやすくなる。
このように、本形態の構成によれば、各医療従事者間におけるスムーズな業務連携を支援することが可能なナースコールシステム1を提供することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、適宜、変形、改良等が自在である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所等は、本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記形態ではスタッフコールボタン21dが二度押しされて指導を要求する呼び出しがされた場合、ナースステーションに設置されたナースコール親機5に対して指導要求呼出信号が送信されたが、ナースコール親機5とは別にスーパーバイザ専用の親機(例えばパーソナルコンピュータ)を設けて、この専用の親機へ指導要求呼出信号を送信するようにしても良い。この場合、専用の親機は、上記ナースコール親機5と同等の機能を有するように構成される。また、専用の親機は、図1に示すLANと接続されていればよく、必ずしもナースステーションに設置しなくても良い。なお、この専用の親機では、指導要求呼出信号以外による呼び出しに対しては呼出音が出力されないように設定しても良い。この構成によれば、スーパーバイザへの呼び出しに対して、スーパーバイザが専用の親機で迅速に対応することができ、医療従事者全体の業務効率を向上させることができる。
また、例えば、カメラ4が患者のベッドに設置されていない場合には、医療従事者が携帯端末のカメラで患者の様子を撮像し、その撮像された映像を制御機8を介してナースコール親機5へ送信するようにしても良い。この場合にもナースコール親機5のところにいる医療従事者は、患者の様子を映像で確認しながら、病室にいる医療従事者に対して適切なアドバイスを出すことができる。
1:ナースコールシステム、2:ナースコール子機、3:廊下灯、4:カメラ、5:ナースコール親機、6:携帯端末、7:ヘッドセット(携帯通話機器の一例)、8:制御機、9:交換機、21c,22a:呼出ボタン、21d:スタッフコールボタン、24:廊下灯I/F(子機送信部の一例)、51:大型モニタ(親機表示部の一例)、55:制御機I/F(親機送信部の一例)、56:患者詳細情報、57:映像情報、58:携帯情報

Claims (4)

  1. ベッド毎に設置されて呼出操作が行われるナースコール子機と、
    前記ナースコール子機からの呼出に応答するためのナースコール親機と、
    医療従事者が携帯するための携帯端末と、
    前記医療従事者の頭部に装着可能な携帯通話機器と、
    を備え、
    前記ナースコール子機は、所定の操作に応じて、他の医療従事者の指導を要求する旨の指導要求呼出信号を前記ナースコール親機に向けて送信する子機送信部を有し、
    前記ナースコール親機は、
    前記ナースコール子機から前記指導要求呼出信号を受信した場合、通話するための呼出信号を受信した際に報知する呼出音とは異なる音色の呼出音を報知する報知部と、
    前記ナースコール子機から前記指導要求呼出信号を受信した場合、所定の操作に応じて、前記携帯端末を呼び出す端末呼出信号を前記携帯端末に向けて送信する親機送信部と、を有し、
    前記携帯端末は、前記ナースコール親機から前記端末呼出信号を受信した場合に、当該携帯端末を介して前記携帯通話機器と前記ナースコール親機との間の無線通信環境を成立させる通信成立機能を有し、
    前記ナースコール子機の前記子機送信部が前記指導要求呼出信号を前記ナースコール親機に向けて送信したことに起因して前記携帯端末が前記端末呼出信号を受信した場合、前記無線通信環境が自動的に成立する、
    ナースコールシステム。
  2. ベッドを撮像するカメラを備え、
    前記ナースコール親機は、親機表示部を有し、
    前記指導要求呼出信号が前記ナースコール親機に向けて送信される際、前記指導要求呼出信号を送信する前記ナースコール子機が設置された前記ベッドの前記カメラの映像情報が、前記ナースコール親機に向けて送信され、前記親機表示部に表示される、
    請求項1に記載のナースコールシステム。
  3. 前記ナースコール親機は、親機表示部を有し、
    前記ナースコール親機は、前記指導要求呼出信号を受信した場合、前記親機表示部に、前記指導要求呼出信号を送信する前記ナースコール子機が設置された前記ベッドに入院している患者の患者詳細情報を表示する、
    請求項1または請求項2に記載のナースコールシステム。
  4. 前記ナースコール親機は、親機表示部を有し、
    前記ナースコール親機は、前記指導要求呼出信号を受信した場合、前記親機表示部に、前記ナースコール親機と通信可能な携帯端末を携帯する医療従事者のリストを表示する、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のナースコールシステム。
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