JP6536966B2 - 昇降式駐車装置 - Google Patents
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Description
一般的には、昇降式駐車装置は、ピット内に配置した固定柱の上部に吊上用駆動体を設け、下段パレットにパレット用駆動体を設けている。吊上用駆動体とパレット用駆動体とには昇降用伝達体が配置され、吊上用駆動体を駆動して昇降用伝達体を巻き上げることで、下段パレットを上昇させる。
しかし、この従来の構成では、パレット用駆動体は吊上用駆動体よりも高い位置に上昇させることができない。特に、上段パレットが横行可能な昇降式駐車装置では、吊上用駆動体を地表面以下に収めなければならない。
従って、下段パレットの上昇時において、パレット用駆動体から地表面までに所定の高さ寸法が必要となる。
すなわち、パレット用駆動体から下段パレットの載置面までに所定の高さ寸法が必要となり、この高さ寸法は、下段パレットの着床時において、ピット内底面から下段パレットの載置面までの寸法に影響し、その結果、下段パレットに載置可能な車両高さが低くなってしまう。
ところで、特許文献1には、下段パレットに設けたパレット用駆動体を、吊上用駆動体よりも高い位置に上昇させる構成が開示されている(図1(B)参照)。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の昇降式駐車装置において、前記前側第1駆動体の直径を、前記前側吊上用駆動体の直径より小さくし、前記後側第1駆動体の直径を、前記後側吊上用駆動体の直径より小さくしたことを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の昇降式駐車装置において、前記前側第1駆動体及び前記前側第2駆動体を、一方の前記前側固定柱に設け、前記後側第1駆動体及び前記後側第2駆動体を、一方の前記後側固定柱に設けたことを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の昇降式駐車装置において、前記下段パレットには、一対の前側パレット支柱と一対の後側パレット支柱を配置し、前記前側第1駆動体及び前記前側第2駆動体を、一対の前記前側パレット支柱に設け、前記後側第1駆動体及び前記後側第2駆動体を、一対の前記後側パレット支柱に設けたことを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の昇降式駐車装置において、前記下段パレットの両側方に配置する一対のバランス用伝達駆動体と、一方の前記バランス用伝達駆動体の外方に配置する補助駆動体と、一方の前記前側固定柱又は一方の前記後側固定柱の下方に取り付けられる吊りボルト及び位置規制ピンと、他方の前記前側固定柱又は他方の前記後側固定柱の上方に取り付けられるバランス用伝達体端末金具とによりバランス機構を構成し、バランス用伝達体は、一端を前記吊りボルトに取り付け、他端を前記バランス用伝達体端末金具に取り付け、前記位置規制ピンの下部、前記補助駆動体の上部、及び一対の前記バランス用伝達駆動体の下部に当接することを特徴とする。
図1は本実施例による昇降式駐車装置の主要構成を示す側面図である。
本実施例による昇降式駐車装置は、地表面Tから掘削したピットP内に、一対の前側固定柱1Fと一対の後側固定柱1Bとを配置している。
下段パレット10は、一対の前側固定柱1Fと一対の後側固定柱1Bとで囲まれる空間に配置され、一対の前側固定柱1F及び一対の後側固定柱1Bに対して昇降動作する。
ピットPの上方には、上段パレット20が配置される。上段パレット20は、横行ローラ21を備え、前柱及び後柱にそれぞれ設けたレールに沿って横行動作を行える。
前側昇降機構30Fは下段パレット10の前側位置(入出庫側)に、後側昇降機構30Bは、下段パレット10の後側位置(反入出庫側)に設けている。
前側昇降機構30F及び後側昇降機構30Bは、昇降用モータ31と駆動軸32とを有している。駆動軸32は、一方の前側固定柱1Fの上部と一方の後側固定柱1Bの上部とに回動自在に設けている。
ピットP内は、一方のピットPRと、他方のピットPLとに区分されている。一方のピットPRは、一対の前側固定柱1FR、1FCと一対の後側固定柱1Bとで空間が形成され、他方のピットPLは、一対の前側固定柱1FL、1FCと一対の後側固定柱1Bとで空間が形成される。なお、図示はしないが、一方のピットPRと他方のピットPLとには、それぞれ前柱及び後柱を設け、一方のピットPR及び他方のピットPLの前柱及び後柱には、一方のピットPRと他方のピットPLとに跨ってレールがそれぞれ設けてあり、上段パレット20は、一方のピットPRと他方のピットPLとを横行できる。
前側固定柱1FCには、一方のピットPR内の下段パレット10Rを昇降動作させる前側昇降機構30FRを設けている。前側固定柱1FLには、他方のピットPL内の下段パレット10Lを昇降動作させる前側昇降機構30FLを設けている。なお、図2では示していないが、前側固定柱1FCの後方に位置する後側固定柱1B(図1参照)には後側昇降機構30Bを、前側固定柱1FLの後方に位置する後側固定柱1B(図1参照)には後側昇降機構30Bを設けている。
図2では、上段パレット20は、他方のピットPLの上部に位置しているが、図2(a)に示すように下段パレット10Rが着床時の状態では、一方のピットPRの上部に移動させることができる。また、上段パレット20を一方のピットPRの上部に移動させた後には、前側昇降機構30FLによって他方のピットPL内の下段パレット10Rを上昇終了時の状態とすることができる。
前側吊上用駆動体33Fは、一方の前側固定柱1FCの上部で駆動軸32に設けている。
前側パレット用駆動体34Fは、下段パレット10Rの前側位置に配置されて下段パレット10Rに回動自在に支持されている。
前側第1駆動体35Fは、前側吊上用駆動体33Fと前側パレット用駆動体34Fとの間に配置されている。
前側第2駆動体36Fは、前側吊上用駆動体33Fと前側第1駆動体35Fとの間に配置されている。
前側昇降用伝達体37Fは、前側吊上用駆動体33Fの上部、前側第2駆動体36Fの下部、前側第1駆動体35Fの上部、及び前側パレット用駆動体34Fの下部に位置させ、前側吊上用駆動体33F、前側第2駆動体36F、前側第1駆動体35F、及び前側パレット用駆動体34Fの順で繋いでいる。従って、図1に示す昇降用モータ31によって前側吊上用駆動体33Fが回転し、前側吊上用駆動体33Fの回転によって前側昇降用伝達体(昇降チェーン)37Fが移動することで、前側第2駆動体36F、前側第1駆動体35F、及び前側パレット用駆動体34Fが回転する。
前側第2駆動体36Fは、前側吊上用駆動体33Fよりも低い位置に設けている。
このような配置により、前側パレット用駆動体34Fは、下段パレット10Rが上昇した状態では前側吊上用駆動体33Fよりも高くすることで、前側パレット用駆動体34Fから下段パレット10Rの載置面までの寸法を小さくできる。従って、下段パレット10Rが着床した状態では、一方のピットPRの底面から下段パレット10Rの載置面までの寸法を小さくできるため、下段パレット10Rに載置可能な車両高さを高くできる。
前側第1駆動体35Fの直径を、前側吊上用駆動体33Fの直径より小さくすることで、前側パレット用駆動体34Fを高い位置に上昇させることができるため、前側パレット用駆動体34Fから下段パレット10Rの載置面までの寸法を更に小さくできる。
駆動軸32には、昇降用モータ31の駆動を伝達する駆動用スプロケット38を設けている。
下段パレット10の入出庫側に配置する前側昇降機構30Fは、一方の前側固定柱1Fの上部に、前側吊上用駆動体33F、前側第1駆動体35F、及び前側第2駆動体36Fを、他方の前側固定柱1Fの上部に、昇降用伝達体端末クロス金具39F、下段パレット10に、一対の前側パレット用駆動体34Fを設けている。
前側昇降用伝達体37Fは、一端を昇降用伝達体端末クロス金具39Fに取り付け、他端側を前側吊上用駆動体33Fに取り付け、一対の前側パレット用駆動体34Fの下部、前側第1駆動体35Fの上部、前側第2駆動体36Fの下部、及び前側吊上用駆動体33Fの上部に当接させている。
後側昇降用伝達体37Bは、一端を昇降用伝達体端末クロス金具39Bに取り付け、他端側を後側吊上用駆動体33Bに取り付け、一対の後側パレット用駆動体34Bの下部、後側第1駆動体35Bの上部、後側第2駆動体36Bの下部、及び後側吊上用駆動体33Bの上部に当接させている。
前側吊上用駆動体33Fが正回転することで、前側昇降用伝達体37Fの他端側は前側吊上用駆動体33Fによって巻き上げられ、昇降用伝達体端末クロス金具39Fから前側吊上用駆動体33Fまでの前側昇降用伝達体37Fが短くなるため、前側昇降用伝達体37Fによって一対の前側パレット用駆動体34Fは上方に押し上げられ、下段パレット10が上昇する。
前側吊上用駆動体33Fが逆回転すると、前側昇降用伝達体37Fの他端側が前側吊上用駆動体33Fによって巻き下げられ、昇降用伝達体端末クロス金具39Fから前側吊上用駆動体33Fまでの前側昇降用伝達体37Fが長くなるため、前側昇降用伝達体37Fによって一対の前側パレット用駆動体34Fは下方に押し下げられ、下段パレット10が降下する。
後側吊上用駆動体33Bが逆回転すると、後側昇降用伝達体37Bの他端側が後側吊上用駆動体33Bによって巻き下げられ、昇降用伝達体端末クロス金具39Bから後側吊上用駆動体33Bまでの後側昇降用伝達体37Bが長くなるため、後側昇降用伝達体37Bによって一対の後側パレット用駆動体34Bは下方に押し下げられ、下段パレット10が降下する。
一方のバランス機構70Xは、バランスチェーン(バランス用伝達体)71Xと、下段パレット10の両側方に配置する一対のバランスチェーンローラ(バランス用伝達駆動体)72XL、72XRと、一方のバランスチェーンローラ72XRの外方に配置する補助ローラ(補助駆動体)73Xと、一方の固定柱(図示せず)の下方に取り付けられる吊りボルト74X及び位置規制ピン75Xと、他方の固定柱(図示せず)の上方に取り付けられるバランス用伝達体端末金具76Xとにより構成している。
すなわち、他方のバランス機構70Yは、バランスチェーン(バランス用伝達体)71Yと、下段パレット10の両側方に配置する一対のバランスチェーンローラ72YL、72YRと、一方のバランスチェーンローラ72YLの外方に配置する補助ローラ73Yと、一方の固定柱(図示せず)の下方に取り付けられる吊りボルト74Y及び位置規制ピン75Yと、他方の固定柱(図示せず)の上方に取り付けられるバランス用伝達体端末金具76Yとにより構成している。
本実施例のように、下段パレット10に左右対称に一対のバランス機構70X、70Yを設けることで、下段パレット10の捻れをなくすことができる。
また図5(a)及び図6(a)は一方のバランス機構70Xを、図5(b)及び図6(b)は他方のバランス機構70Yを示している。
なお、図5及び図6では、ピットP内の一方に配設される後側固定柱1Bと他方に配設される後側固定柱1Bとを図示している。
他方のバランス機構70Yでは、バランスチェーン71Yは、一端を吊りボルト74Yに取り付け、他端をバランス用伝達体端末金具76Yに取り付け、位置規制ピン75Yの下部、補助ローラ73Yの上部、一対のバランスチェーンローラ72YR、72YLの下部に当接させている。
下段パレット10は、吊りボルト74X、74Yでバランスチェーン71X、71Yの長さを調整することで、水平を保つように調整される。
また、本実施例では、後側固定柱1Bの上方にバランス用伝達体端末金具76X、76Yを取り付けているため、図6に示すように、下段パレット10を上昇させた場合に、バランスチェーンローラ72XR、72XLをバランス用伝達体端末金具76X、76Yに近い位置まで上昇させることができ、ピットP深さを有効に利用できる。
本実施例によれば、従来一般の構成に対して、前側固定柱1Fの上方に前側第1駆動体35F及び前側第2駆動体36Fを設け、後側固定柱1Bに後側第1駆動体35B及び後側第2駆動体36Bを設けることで、下段パレット10に載置可能な車両高さを高くできる。
図7は他の実施例による昇降式駐車装置の主要構成を示す側面図である。
本実施例による昇降式駐車装置は、地表面Tから掘削したピットP内に、一対の前側固定柱1Fと一対の後側固定柱1Bとを配置している。
下段パレット10は、一対の前側固定柱1Fと一対の後側固定柱1Bとで囲まれる空間に配置され、一対の前側固定柱1F及び一対の後側固定柱1Bに対して昇降動作する。
下段パレット10には、一対の前側パレット支柱40Fと一対の後側パレット支柱40Bを配置している。下段パレット10は、一対の前側パレット支柱40F及び一対の後側パレット支柱40Bの下端に位置し、一対の前側パレット支柱40F及び一対の後側パレット支柱40Bの上端には、上段パレット20を載置できる。
ピットPの上方には、上段パレット20が配置される。上段パレット20は、横行ローラ21を備え、前柱及び後柱にそれぞれ設けたレールに沿って横行動作を行える。
前側昇降機構50Fは下段パレット10の前側位置(入出庫側)に、後側昇降機構50Bは、下段パレット10の後側位置(反入出庫側)に設けている。
前側昇降機構50F、後側昇降機構50Bは、昇降用モータ51と駆動軸52とを有している。駆動軸52は、一方の前側固定柱1Fの上部と一方の後側固定柱1Bの上部とに回動自在に設けている。
ピットP内は、一方のピットPRと、他方のピットPLとに区分されている。一方のピットPRは、一対の前側固定柱1FR、1FCと一対の後側固定柱1Bとで空間が形成され、他方のピットPLは、一対の前側固定柱1FL、1FCと一対の後側固定柱1Bとで空間が形成される。なお、図示はしないが、一方のピットPRと他方のピットPLとには、それぞれ前柱及び後柱を設け、一方のピットPR及び他方のピットPLの前柱及び後柱には、一方のピットPRと他方のピットPLとに跨ってレールがそれぞれ設けてあり、上段パレット20は、一方のピットPRと他方のピットPLとを横行できる。
一対の前側パレット支柱40FRの下部には、一方のピットPR内の下段パレット10Rを昇降動作させる前側昇降機構50FRを設けている。一対の前側パレット支柱40FLの下部には、他方のピットPL内の下段パレット10Lを昇降動作させる前側昇降機構50FLを設けている。なお、図8では示していないが、前側パレット支柱40FRの後方に位置する後側パレット支柱40Bの下部(図7参照)には後側昇降機構50Bを、前側パレット支柱40FLの後方に位置する後側パレット支柱40B(図7参照)の下部には後側昇降機構50Bを設けている。
図8では、上段パレット20は、他方のピットPLの上部に位置しているが、図8(a)に示すように下段パレット10Rが着床時の状態では、一方のピットPRの上部に移動させることができる。また、上段パレット20を一方のピットPRの上部に移動させた後には、前側昇降機構50FL及びその後方に位置する後側昇降機構50Bによって他方のピットPL内の下段パレット10Rを上昇終了時の状態とすることができる。
前側吊上用駆動体53Fは、一方の前側パレット支柱40FRの側方で駆動軸52に設けている。
前側パレット用駆動体54Fは、下段パレット10Rの前側位置に配置されて下段パレット10Rに回動自在に支持されている。
前側第1駆動体55F及び前側第2駆動体56Fは、前側パレット支柱40FRの下部に設けている。
前側第1駆動体55Fは、前側吊上用駆動体53Fと前側パレット用駆動体54Fとの間に配置されている。
前側第2駆動体56Fは、前側吊上用駆動体53Fと前側第1駆動体55Fとの間に配置されている。
前側昇降用伝達体57Fは、前側吊上用駆動体53Fの上部、前側第2駆動体56Fの下部、前側第1駆動体55Fの上部、及び前側パレット用駆動体54Fの下部に位置させ、前側吊上用駆動体53F、前側第2駆動体56F、前側第1駆動体55F、及び前側パレット用駆動体54Fの順で繋いでいる。従って、図7に示す昇降用モータ51によって前側吊上用駆動体53Fが回転し、前側吊上用駆動体53Fの回転によって前側昇降用伝達体(昇降チェーン)57Fが移動することで、前側第2駆動体56F、前側第1駆動体55F、及び前側パレット用駆動体54Fが回転する。
図9(a)に示すように、着床時の状態から上昇初期の状態までは、前側吊上用駆動体53Fの回転によって、前側パレット用駆動体54Fが上昇する。前側パレット用駆動体54Fが前側第1駆動体55Fに近接して、上昇初期の状態が終了すると、前側パレット用駆動体54Fは、前側第1駆動体55F及び前側第2駆動体56Fとともに上昇し、図9(b)に示すように、上昇終了時の状態となる。
前側第2駆動体56Fは、前側吊上用駆動体53Fよりも低い位置に設けている。
前側パレット用駆動体54Fは、下段パレット10Rが上昇終了時の状態では前側吊上用駆動体53Fよりも高くすることで、前側パレット用駆動体54Fから下段パレット10Rの載置面までの寸法を小さくできる。従って、下段パレット10Rが着床した状態では、一方のピットPRの底面から下段パレット10Rの載置面までの寸法を小さくできるため、下段パレット10Rに載置可能な車両高さを高くできる。
前側第1駆動体55Fの直径を、前側吊上用駆動体53Fの直径より小さくすることで、前側パレット用駆動体54Fを高い位置に上昇させることができるため、前側パレット用駆動体54Fから下段パレット10Rの載置面までの寸法を更に小さくできる。
駆動軸52には、昇降用モータ51の駆動を伝達する駆動用スプロケット58を設けている。
下段パレット10の入出庫側に配置する前側昇降機構50Fは、駆動軸52に前側吊上用駆動体53Fを、一対の前側パレット支柱40Fの下部に前側第1駆動体55F及び前側第2駆動体56Fを、他方の前側固定柱1Fの上部に昇降用伝達体端末クロス金具59Fを、下段パレット10に、一対の前側パレット用駆動体54Fを設けている。
前側昇降用伝達体57Fは、一端を昇降用伝達体端末クロス金具59Fに取り付け、他端側を前側吊上用駆動体53Fに取り付け、一対の前側パレット用駆動体54Fの下部、前側第1駆動体55Fの上部、前側第2駆動体56Fの下部、及び前側吊上用駆動体53Fの上部に当接させている。
後側昇降用伝達体57Bは、一端を昇降用伝達体端末クロス金具59Bに取り付け、他端側を後側吊上用駆動体53Bに取り付け、一対の後側パレット用駆動体54Bの下部、後側第1駆動体55Bの上部、後側第2駆動体56Bの下部、及び後側吊上用駆動体53Bの上部に当接させている。
前側吊上用駆動体53Fが正回転することで、前側昇降用伝達体57Fの他端側は前側吊上用駆動体53Fによって巻き上げられ、昇降用伝達体端末クロス金具59Fから前側吊上用駆動体53Fまでの前側昇降用伝達体57Fが短くなるため、前側昇降用伝達体57Fによって一対の前側パレット用駆動体54Fは上方に押し上げられ、下段パレット10が上昇する。
前側吊上用駆動体53Fが逆回転すると、前側昇降用伝達体57Fの他端側が前側吊上用駆動体53Fによって巻き下げられ、昇降用伝達体端末クロス金具59Fから前側吊上用駆動体53Fまでの前側昇降用伝達体57Fが長くなるため、前側昇降用伝達体57Fによって一対の前側パレット用駆動体54Fは下方に押し下げられ、下段パレット10が降下する。
後側吊上用駆動体53Bが逆回転すると、後側昇降用伝達体57Bの他端側が後側吊上用駆動体53Bによって巻き下げられ、昇降用伝達体端末クロス金具59Bから後側吊上用駆動体53Bまでの後側昇降用伝達体57Bが長くなるため、後側昇降用伝達体57Bによって一対の後側パレット用駆動体54Bは下方に押し下げられ、下段パレット10が降下する。
本実施例によれば、従来一般の構成に対して、前側パレット支柱40Fに前側第1駆動体55F及び前側第2駆動体56Fを設け、後側パレット支柱40Bに後側第1駆動体55B及び後側第2駆動体56Bを設けことで、下段パレット10に載置可能な車両高さを高くできる。
図11は本実施例による昇降式駐車装置の主要構成を示す側面図である。
本実施例による昇降式駐車装置は、地表面Tから掘削したピットP内に、一対の前側固定柱1Fと一対の後側固定柱1Bとを配置している。
下段パレット10は、一対の前側固定柱1Fと一対の後側固定柱1Bとで囲まれる空間に配置され、一対の前側固定柱1F及び一対の後側固定柱1Bに対して昇降動作する。
ピットPの上方には、上段パレット20が配置される。上段パレット20は、横行ローラ21を備え、前柱及び後柱にそれぞれ設けたレールに沿って横行動作を行える。
下段パレット10と上段パレット20との間には、中段パレット15が配置される。中段パレット15は、一対の前側固定柱1Fと一対の後側固定柱1Bとで囲まれる空間に配置され、4本のパレット支柱16に固定されている。4本のパレット支柱16の下部は下段パレット10に固定されている。従って、中段パレット15は、下段パレット10とともに昇降動作する。
前側昇降機構30Fは下段パレット10の前側位置(入出庫側)に、後側昇降機構30Bは、下段パレット10の後側位置(反入出庫側)に設けている。
前側昇降機構30F及び後側昇降機構30Bは、昇降用モータ31と駆動軸32とを有している。駆動軸32は、一方の前側固定柱1Fの上部と一方の後側固定柱1Bの上部とに回動自在に設けている。
ピットP内は、一方のピットPRと、他方のピットPLとに区分されている。一方のピットPRは、一対の前側固定柱1FR、1FCと一対の後側固定柱1Bとで空間が形成され、他方のピットPLは、一対の前側固定柱1FL、1FCと一対の後側固定柱1Bとで空間が形成される。なお、図示はしないが、一方のピットPRと他方のピットPLとには、それぞれ前柱及び後柱を設け、一方のピットPR及び他方のピットPLの前柱及び後柱には、一方のピットPRと他方のピットPLとに跨ってレールがそれぞれ設けてあり、上段パレット20は、一方のピットPRと他方のピットPLとを横行できる。
前側固定柱1FCには、一方のピットPR内の下段パレット10Rを昇降動作させる前側昇降機構30FRを設けている。前側固定柱1FLには、他方のピットPL内の下段パレット10Lを昇降動作させる前側昇降機構30FLを設けている。なお、図12では示していないが、前側固定柱1FCの後方に位置する後側固定柱1B(図1参照)には後側昇降機構30Bを、前側固定柱1FLの後方に位置する後側固定柱1B(図1参照)には後側昇降機構30Bを設けている。
図12(b)に示すように下段パレット10Lが着床時の状態では、他方のピットPLの上部に移動させることができる。
前側吊上用駆動体33Fは、一方の前側固定柱1FCの上部で駆動軸32に設けている。
前側パレット用駆動体34Fは、下段パレット10Rの前側位置に配置されて下段パレット10Rに回動自在に支持されている。
前側第1駆動体35Fは、前側吊上用駆動体33Fと前側パレット用駆動体34Fとの間に配置されている。
前側第2駆動体36Fは、前側吊上用駆動体33Fと前側第1駆動体35Fとの間に配置されている。
前側昇降用伝達体37Fは、前側吊上用駆動体33Fの上部、前側第2駆動体36Fの下部、前側第1駆動体35Fの上部、及び前側パレット用駆動体34Fの下部に位置させ、前側吊上用駆動体33F、前側第2駆動体36F、前側第1駆動体35F、及び前側パレット用駆動体34Fの順で繋いでいる。従って、図1に示す昇降用モータ31によって前側吊上用駆動体33Fが回転し、前側吊上用駆動体33Fの回転によって前側昇降用伝達体(昇降チェーン)37Fが移動することで、前側第2駆動体36F、前側第1駆動体35F、及び前側パレット用駆動体34Fが回転する。
前側第2駆動体36Fは、前側吊上用駆動体33Fよりも低い位置に設けている。
このような配置により、前側パレット用駆動体34Fは、下段パレット10Rが上昇した状態では前側吊上用駆動体33Fよりも高くすることで、前側パレット用駆動体34Fから下段パレット10Rの載置面までの寸法を小さくできる。従って、下段パレット10Rが着床した状態では、一方のピットPRの底面から下段パレット10Rの載置面までの寸法を小さくできるため、下段パレット10Rに載置可能な車両高さを高くできる。
前側第1駆動体35Fの直径を、前側吊上用駆動体33Fの直径より小さくすることで、前側パレット用駆動体34Fを高い位置に上昇させることができるため、前側パレット用駆動体34Fから下段パレット10Rの載置面までの寸法を更に小さくできる。
駆動軸32には、昇降用モータ31の駆動を伝達する駆動用スプロケット38を設けている。
下段パレット10の入出庫側に配置する前側昇降機構30Fは、一方の前側固定柱1Fの上部に、前側吊上用駆動体33F、前側第1駆動体35F、及び前側第2駆動体36Fを、他方の前側固定柱1Fの上部に、昇降用伝達体端末クロス金具39F、下段パレット10に、一対の前側パレット用駆動体34Fを設けている。
前側昇降用伝達体37Fは、一端を昇降用伝達体端末クロス金具39Fに取り付け、他端側を前側吊上用駆動体33Fに取り付け、一対の前側パレット用駆動体34Fの下部、前側第1駆動体35Fの上部、前側第2駆動体36Fの下部、及び前側吊上用駆動体33Fの上部に当接させている。
後側昇降用伝達体37Bは、一端を昇降用伝達体端末クロス金具39Bに取り付け、他端側を後側吊上用駆動体33Bに取り付け、一対の後側パレット用駆動体34Bの下部、後側第1駆動体35Bの上部、後側第2駆動体36Bの下部、及び後側吊上用駆動体33Bの上部に当接させている。
前側吊上用駆動体33Fが正回転することで、前側昇降用伝達体37Fの他端側は前側吊上用駆動体33Fによって巻き上げられ、昇降用伝達体端末クロス金具39Fから前側吊上用駆動体33Fまでの前側昇降用伝達体37Fが短くなるため、前側昇降用伝達体37Fによって一対の前側パレット用駆動体34Fは上方に押し上げられ、下段パレット10が上昇する。中段パレット15は、パレット支柱16によって下段パレット10とともに上昇する。
前側吊上用駆動体33Fが逆回転すると、前側昇降用伝達体37Fの他端側が前側吊上用駆動体33Fによって巻き下げられ、昇降用伝達体端末クロス金具39Fから前側吊上用駆動体33Fまでの前側昇降用伝達体37Fが長くなるため、前側昇降用伝達体37Fによって一対の前側パレット用駆動体34Fは下方に押し下げられ、下段パレット10が降下する。中段パレット15は、パレット支柱16によって下段パレット10とともに降下する。
後側吊上用駆動体33Bが逆回転すると、後側昇降用伝達体37Bの他端側が後側吊上用駆動体33Bによって巻き下げられ、昇降用伝達体端末クロス金具39Bから後側吊上用駆動体33Bまでの後側昇降用伝達体37Bが長くなるため、後側昇降用伝達体37Bによって一対の後側パレット用駆動体34Bは下方に押し下げられ、下段パレット10が降下する。中段パレット15は、パレット支柱16によって下段パレット10とともに降下する。
また、バランス用伝達体71X、71Yは、チェーンを用いることが好ましいが、ワイヤーを用いてもよい。
また、前側パレット用駆動体34F、前側第1駆動体35F、前側第2駆動体36Fは、ガイドローラを用いることが好ましいが、スプロケットを用いてもよい。
また、図1から図6を用いた実施例、図7から図10を用いた実施例、及び図11から図14を用いた実施例では、いずれも地上1階の昇降式駐車装置を用いて説明したが、地上2階以上の昇降式駐車装置に適用できる。例えば地上3階の昇降式駐車装置では、地上2階のパレットは、地上1階と地上2階との間を昇降動作するとともに地上2階で横行動作し、地上3階のパレットは、地上1階、地上2階、及び地上3階の間を昇降動作する。また、例えば地上4階の昇降式駐車装置では、地上2階のパレットは、地上1階と地上2階との間を昇降動作するとともに地上2階で横行動作し、地上3階のパレットは、地上1階、地上2階、及び地上3階の間を昇降動作するとともに地上3階で横行動作し、地上4階のパレットは、地上1階、地上2階、地上3階、及び地上4階の間を昇降動作する。
また、図11から図14を用いた実施例において、図11から図14を用いた実施例のように下段パレット10が4本のパレット支柱を備えて中段パレットを有していてもよい。
また、これらの実施例で説明した昇降式駐車装置は、横方向に2つのピットを備えたもので説明したが、横方向に3つ以上のピットを備えてもよい。
また、これらの実施例で説明した昇降式駐車装置を、縦列方向(入出庫方向)に複数配置して用いることができる。この場合には、縦列方向には各パレットは移動せず、地表面に位置するパレット間を車両が自走する。
1B 後側固定柱
10 下段パレット
15 中段パレット
16 パレット支柱
20 上段パレット
30F、30FR、30FL 前側昇降機構
30B 後側昇降機構
31 昇降用モータ
32 駆動軸
33F 前側吊上用駆動体(スプロケット)
33B 後側吊上用駆動体(スプロケット)
34F 前側パレット用駆動体(ガイドローラ)
34B 後側パレット用駆動体(ガイドローラ)
35F 前側第1駆動体(ガイドローラ)
35B 後側第1駆動体(ガイドローラ)
36F 前側第2駆動体(ガイドローラ)
36B 後側第2駆動体(ガイドローラ)
37F 前側昇降用伝達体(昇降チェーン)
37B 後側昇降用伝達体(昇降チェーン)
40F 40FR、40FL 前側パレット支柱
40B 後側パレット支柱
50F、50FR、50FL 前側昇降機構
50B 後側昇降機構
51 昇降用モータ
52 駆動軸
53F 前側吊上用駆動体(スプロケット)
53B 後側吊上用駆動体(スプロケット)
54F 前側パレット用駆動体(ガイドローラ)
54B 後側パレット用駆動体(ガイドローラ)
55F 前側第1駆動体(ガイドローラ)
55B 後側第1駆動体(ガイドローラ)
56F 前側第2駆動体(ガイドローラ)
56B 後側第2駆動体(ガイドローラ)
57F 前側昇降用伝達体(昇降チェーン)
57B 後側昇降用伝達体(昇降チェーン)
70X、70Y バランス機構
71X、71Y バランスチェーン(バランス用伝達体)
72X、72Y バランスチェーンローラ(バランス用伝達駆動体)
73X、73Y 補助ローラ(補助駆動体)
74X、74Y 吊りボルト
75X、75Y 位置規制ピン
76X、76Y バランス用伝達体端末金具
Claims (5)
- 地表面Tから掘削したピット内は、一方のピットと、他方のピットとに区分され、
一方の前記ピットは、一方の一対の前側固定柱と一方の一対の後側固定柱とで一方の空間が形成され、
他方の前記ピットは、他方の一対の前側固定柱と他方の一対の後側固定柱とで他方の空間が形成され、
一方の前記ピットと他方の前記ピットとには、それぞれ前柱及び後柱を設け、
一方の前記ピット及び他方の前記ピットの前記前柱及び前記後柱には、一方の前記ピットと他方の前記ピットとに跨ってレールがそれぞれ設けてあり、
一方の前記空間及び他方の前記空間にはそれぞれ下段パレットを配置し、
前記ピットの上方には上段パレットが配置され、
一対の前記前側固定柱及び一対の前記後側固定柱に対して、前記下段パレットが昇降動作し、
前記上段パレットは、横行ローラを備えて、前記レールに沿って横行動作を行え、
一方の前記前側固定柱の上部と一方の前記後側固定柱の上部とに回動自在に設けた駆動軸と、
前記駆動軸に設けた前側吊上用駆動体と、
前記駆動軸に設けた後側吊上用駆動体と、
前記下段パレットの前側位置に配置されて前記下段パレットに回動自在に支持される一対の前側パレット用駆動体と、
前記下段パレットの後側位置に配置されて前記下段パレットに回動自在に支持される一対の後側パレット用駆動体と、
前記前側吊上用駆動体と前記前側パレット用駆動体との間に配置される前側第1駆動体と、
前記前側吊上用駆動体と前記前側第1駆動体との間に配置される前側第2駆動体と、
前記後側吊上用駆動体と前記後側パレット用駆動体との間に配置される後側第1駆動体と、
前記後側吊上用駆動体と前記後側第1駆動体との間に配置される後側第2駆動体と
を備え、
前記前側吊上用駆動体、前記後側吊上用駆動体、前記前側パレット用駆動体、及び前記後側パレット用駆動体を、いずれの昇降動作状態でも前記地表面T以下の位置とし、
前記下段パレットの上昇終了時の状態では、
前記前側第1駆動体を、前記前側吊上用駆動体及び前記前側パレット用駆動体よりも高い位置とし、
前記後側第1駆動体を、前記後側吊上用駆動体及び前記後側パレット用駆動体よりも高い位置とし、
前記前側第2駆動体を、前記前側吊上用駆動体よりも低い位置とし、
前記後側第2駆動体を、前記後側吊上用駆動体よりも低い位置とした
昇降式駐車装置であって、
少なくとも前記下段パレットの着床時の状態では、
前記前側第1駆動体及び前記後側第1駆動体を、前記地表面T以下の位置とし、
前記下段パレットの上昇終了時の状態では、
前記前側パレット用駆動体を、前記前側吊上用駆動体よりも高い位置とし、
前記後側パレット用駆動体を、前記後側吊上用駆動体よりも高い位置とした
ことを特徴とする昇降式駐車装置。 - 前記前側第1駆動体の直径を、前記前側吊上用駆動体の直径より小さくし、
前記後側第1駆動体の直径を、前記後側吊上用駆動体の直径より小さくした
ことを特徴とする請求項1に記載の昇降式駐車装置。 - 前記前側第1駆動体及び前記前側第2駆動体を、一方の前記前側固定柱に設け、
前記後側第1駆動体及び前記後側第2駆動体を、一方の前記後側固定柱に設けた
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の昇降式駐車装置。 - 前記下段パレットには、一対の前側パレット支柱と一対の後側パレット支柱を配置し、
前記前側第1駆動体及び前記前側第2駆動体を、一対の前記前側パレット支柱に設け、
前記後側第1駆動体及び前記後側第2駆動体を、一対の前記後側パレット支柱に設けた
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の昇降式駐車装置。 - 前記下段パレットの両側方に配置する一対のバランス用伝達駆動体と、
一方の前記バランス用伝達駆動体の外方に配置する補助駆動体と、
一方の前記前側固定柱又は一方の前記後側固定柱の下方に取り付けられる吊りボルト及び位置規制ピンと、
他方の前記前側固定柱又は他方の前記後側固定柱の上方に取り付けられるバランス用伝達体端末金具と
によりバランス機構を構成し、
バランス用伝達体は、一端を前記吊りボルトに取り付け、他端を前記バランス用伝達体端末金具に取り付け、前記位置規制ピンの下部、前記補助駆動体の上部、及び一対の前記バランス用伝達駆動体の下部に当接することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の昇降式駐車装置。
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