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JP6537709B2 - 送風装置 - Google Patents
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Description

本発明は、本体が天井面又は壁面に埋め込まれ、化粧グリル部分が室内に配置される送風装置に関する。
近年、建物内の空気を清浄化された状態に維持するために空気清浄装置が広く使用されている。空気清浄装置の形態の一つである電気式空気清浄装置は、一般的には、空気中の浮遊粒子である塵埃をコロナ放電によって帯電させる帯電部であるイオン化部と、電された塵埃をクーロン力で集塵板に付着させる集塵部であるコレクタ部とを備えている。特許文献1には、本体を天井裏に埋め込み、化粧グリル部分のみを室内に配置する空気清浄装置が開示されている。
特許第4842042号公報
しかしながら、天井裏空間は建屋によっては狭い場合があるため、上記特許文献1に開示される発明は、多くの建屋に設置可能とするためには、本体をできるだけ小さくする必要がある。本体をできるだけ小さくするには、放電部と風路開口部との距離を小さくする必要があるが、高電圧が印加されている放電部付近まで外部から異物が挿入されると、故障の原因となりうる。このため、風路開口部を狭くし、外部から異物を挿入できないようにすることが必要であるが、風路開口部を狭くすると圧力損失が大きくなる。したがって、高出力の送風装置を用いない限り、本体の小型化を実現することは困難である。また、風路開口部を狭くすると、騒音が大きくなる問題が生じる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、空気清浄装置を備えつつ本体の大型化を抑え、かつ低騒音を実現できる送風装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、内部に送風機及び空気清浄装置を有し、室内の天井又は壁面に埋め込まれる本体と、本体の室内側に設置される前面フラット形状の化粧グリルとを備え、天井又は壁と化粧グリルとの隙間から送風機により室内の空気を吸い込み、空気清浄装置を通した空気を室内へ吹き出す送風装置であって、本体は、空気清浄装置の周囲に設けられたリブ状の第1の突起を有し、化粧グリルは、第1の突起と間隔を空けて対向するリブ状の第2の突起を有する。第1の突起と第2の突起との間の隙間は、蛇行形状である。
本発明に係る送風装置は、空気清浄装置を備えつつ本体の大型化を抑え、かつ低騒音を実現できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る送風装置の斜視図 実施の形態1に係る送風装置の取付状態を示す断面図 実施の形態1に係る送風装置の背面図 実施の形態1に係る送風装置の化粧グリルを外した状態での正面図 実施の形態1に係る送風装置の側面図 実施の形態1に係る送風装置の化粧グリルを外した状態での斜視図 実施の形態1に係る送風装置の吹き出し側の側面図 実施の形態1に係る送風装置のファンケーシングの斜視図 実施の形態1に係る送風装置の埃取りフィルタの斜視図 実施の形態1に係る送風装置の化粧グリルの斜視図 実施の形態1に係る送風装置の化粧グリルを開いた状態での斜視図 実施の形態1に係る送風装置の吹き出し部分の突起の模式図 実施の形態1に係る送風装置の吹き出し部分の突起の模式図 実施の形態1に係る送風装置の高電圧ユニットの斜視図 実施の形態1に係る送風装置の高電圧ユニットの内部構成を示す斜視図 実施の形態1に係る高電圧ユニットの回路図 実施の形態1に係る送風装置の変形例を示す図
以下に、本発明の実施の形態に係る送風装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る送風装置の斜視図である。図2は、実施の形態1に係る送風装置の取付状態を示す断面図である。図3は、実施の形態1に係る送風装置の背面図である。図4は、実施の形態1に係る送風装置の化粧グリルを外した状態での正面図である。図5は、実施の形態1に係る送風装置の側面図である。図6は、実施の形態1に係る送風装置の化粧グリルを外した状態での斜視図である。図7は、実施の形態1に係る送風装置の吹き出し側の側面図である。実施の形態1に係る送風装置は、天井又は壁面に埋め込まれる樹脂製の本体1と、遠心式の多翼式送風機2と、多翼式送風機2を収納するファンケーシング4と、多翼式送風機2の後流側に配置された空気清浄装置である高電圧ユニット5と、化粧グリル6とを備えている。
多翼式送風機2は、モータ7と、モータ7の駆動軸に差し込み結合されたファン3とを備えている。なお、多翼式送風機2の代わりに軸流式の送風機を用いることも可能である。本体1の背面には、本体1の外に引き出し可能な端子台8と、制御回路10を収納する回路収納ケース9とが設置されている。端子台8は、本体1の外に引き出すことにより、容易に外部電源電線と接続可能である。
化粧グリル6を通りファンケーシング4の吸込口4dからファンケーシング4内に吸い込まれた空気は、多翼式送風機2によって本体1の内壁に沿って後流の高電圧ユニット5を通過し、化粧グリル6から室内へ吹き出される。
図1から図4に示すように、本体1は、一面が開口した箱形であり、開口している面とは逆の面にモータ7が設置されている。なお、モータ7が設置された面は、天井への据付状態では天面となる。本体1は、取付面16と平行方向に張り出す正方形状のフランジ1aを前面に有する。送風装置は、フランジ1aの8箇所に設けられた固定ねじ取付部1bを利用し、4箇所以上において固定ねじで取付面16へ固定される。なお、固定ねじには木ねじを適用できるが、これに限定されない。
ファンケーシング4は、主に多翼式送風機2を収納するとともに、下面が開放されて吸込口4dが形成されている。図4及び図6に示すように、吸込口4dの上流側には埃取りフィルタ13が設置される。図8は、実施の形態1に係る送風装置のファンケーシングの斜視図である。図9は、実施の形態1に係る送風装置の埃取りフィルタの斜視図である。ファンケーシング4は、埃取りフィルタ13を固定するための固定部4a及び爪引っ掛け部4bを備えている。固定部4aに埃取りフィルタ13の固定部13aを固定するとともに、爪引っ掛け部4bに、埃取りフィルタ13の爪部13bを係合させることにより、埃取りフィルタ13がファンケーシング4に固定される。
図10は、実施の形態1に係る送風装置の化粧グリルの斜視図である。化粧グリル6は、送風装置の意匠性の向上及びファン3への異物混入の防止を主な目的とする部材である。化粧グリル6は、樹脂製の一体成形物である。実施の形態1では、意匠性を考慮して、化粧グリル6は前面フラット形状となっている。化粧グリル6の前面をフラットにすることで、図5に示すように、天井又は壁面といった取付面16と平行な方向で空気の吸い込み及び吹き出しを行える。
化粧グリル6は、軸受6aと爪6bとが本体1の軸1d及び爪1eとそれぞれ係合することで固定される。図11は、実施の形態1に係る送風装置の化粧グリルを開いた状態での斜視図である。化粧グリル6の爪6bを本体1の爪1eから外すことで、図11に示すように、化粧グリル6は、軸受6a及び軸1dを中心に回転方向に開閉する。
図10に示すように、化粧グリル6の吹き出し部分には、第2の突起であるリブ状の突起6eが設けられている。突起6eは、長手方向において凸部と凹部とが連なった形状である。また、図6に示すように、本体1にも吹き出し部分に第1の突起であるリブ状の突起1gが設けられている。突起1gは、長手方向において凸部と凹部とが連なった形状である。突起1gは、高電圧ユニット5の周囲に設けられている。突起6eと突起1gとは、同じ形状及び同じ大きさであり、凸部と凹部とのピッチも同じである。図7に示すように、突起1gの凸部と突起6eの凹部とが突起1g及び突起6eの突出方向に沿って対向し、突起1gの凹部と突起6eの凸部とが突起1g及び突起6eの突出方向に沿って対向する。したがって、突起1gと突起6eとの間の隙間17は、蛇行形状となっている。ここで、蛇行形状の隙間とは、長手方向に沿って見た場合に、隙間を挟んで対峙する二つの部材の一方が凸で他方が凹の部分と、一方が凹で他方が凸の部分とが交互に出現することを意味する。すなわち、実施の形態1において隙間17が蛇行形状であることは、隙間17を長手方向に沿って見た場合に、突起1gの凸部と突起6eの凹部とが対峙する部分と突起1gの凹部と突起6eの凸部が対峙する部分とが交互に出現することを意味する。蛇行形状の例には、正弦波形状、三角波形状、パルス波形状及びミアンダ形状を挙げることができるが、これらの形状に限定されない。
隙間17の幅は概ね一定に保たれている。吹き出し部分の隙間17は、異物を挿入できない幅となっている。隙間17は、電気用品安全法に定められた充電部からの保護の試験に用いる試験指の直径よりも小さい12mm未満とすることで、隙間17に指が挿入されることを防止できる。なお、隙間17を12mm未満とした場合には、IEC(International Electrotechnical Commission)とも称される国際電機標準会議の規格であるIEC60529の保護等級2級に相当する。隙間17の幅は12mm未満に限定されない。
図12は、実施の形態1に係る送風装置の吹き出し部分の突起の模式図である。突起1g及び突起6eは、図12に示すような正弦波形である。図13は、実施の形態1に係る送風装置の吹き出し部分の突起の模式図である。図13に示すように、突起1g及び突起6eは、三角波形であってもよい。
実施の形態1に係る送風装置は、化粧グリル6の一方の半面から吸い込み、他方の半面から吹き出す構造のため、吸い込み側14と吹き出し側15とを区切る必要がある。図10に示すように、化粧グリル6は、背面に吸い込み吹き出し区切りリブ6cを備えている。また、図6に示すように、本体1は、吸い込み吹き出し区切りリブ1fが2箇所に設けられている。図8に示すように、ファンケーシング4には、吸い込み側14と吹き出し側15とを区切る吸い込み吹き出し区切りリブ4cが設けられている。送風装置の吸い込み及び吹き出し方向は、図6に矢印で示すようにそれぞれ3方向である。
図14は、実施の形態1に係る送風装置の高電圧ユニットの斜視図である。図15は、実施の形態1に係る送風装置の高電圧ユニットの内部構成を示す斜視図である。図16は、実施の形態1に係る高電圧ユニットの回路図である。高電圧ユニット5は、放電電極11、対向電極12及び外郭18を有する。外郭18は樹脂製である。放電電極11は、ワイヤ状で強度を有する電気伝導体である。対向電極12は、電気伝導体である。放電電極11の材料には、タングステンを例示できるが、これに限定されない。対向電極12の材料には、ステンレスを例示できるが、これに限定されない。放電電極11及び対向電極12は、埃付着時に水洗いできるように、水で錆びることのない材料で構成されている。高電圧ユニット5は、図16に示すように、放電電極11を両側から挟む形で対向電極12を配置した構造である。電圧側の放電電極11とグラウンド側の対向電極12との間に高電圧を印加し、放電及び電界空間を発生させる。
図17は、実施の形態1に係る送風装置の変形例を示す図である。実施の形態1に係る送風装置は、多翼式送風機2の後流側に高電圧ユニット5を配置し、本体1の吹き出し部分に波状の突起1gを設け、化粧グリル6の吹き出し部分に波状の突起6eを設けているが、図17に示すように、モータ7の駆動軸が取付面16と平行になるように多翼式送風機2を設置する場合には、多翼式送風機2の前流側に高電圧ユニット5を配置した方が空間効率的に有利である。高電圧ユニット5を多翼式送風機2の前流側に配置する場合には、本体1の吸い込み側に突起1gを設け、化粧グリル6の吸い込み側に突起6eを設けてもよい。
実施の形態1に係る送風装置は、隙間17が蛇行形状であるため、隙間が直線状である場合と比較して、単位面積当たりの隙間17の面積を大きくすることができる。したがって、本体1の大きさが同じであるならば、隙間17が占める面積は、隙間が直線状である場合よりも大きくなる。したがって、実施の形態1に係る送風装置は、空気清浄装置である高電圧ユニット5を備えつつ本体1の大型化を抑え、かつ低騒音を実現することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 本体、1a フランジ、1b 固定ねじ取付部、1d 軸、1e,6b 爪、1f,4c,6c 吸い込み吹き出し区切りリブ、1g,6e 突起、2 多翼式送風機、3 ファン、4 ファンケーシング、4a,13a 固定部、4b 爪引っ掛け部、4d 吸込口、5 高電圧ユニット、6 化粧グリル、6a 軸受、7 モータ、8 端子台、9 回路収納ケース、10 制御回路、11 放電電極、12 対向電極、13 埃取りフィルタ、13b 爪部、14 吸い込み側、15 吹き出し側、16 取付面、17 隙間、18 外郭。

Claims (2)

  1. 内部に送風機及び空気清浄装置を有し、室内の天井又は壁面に埋め込まれる本体と、該本体の室内側に設置される化粧グリルとを備え、前記本体と前記化粧グリルとの隙間から前記送風機により室内の空気を吸い込み、前記空気清浄装置を通した空気を室内へ吹き出す送風装置であって、
    前記本体は、前記空気清浄装置の周囲に設けられたリブ状の第1の突起を有し、
    前記化粧グリルは、前記第1の突起と間隔を空けて対向するリブ状の第2の突起を有し、
    前記第1の突起と前記第2の突起との間の隙間は、蛇行形状であることを特徴とする送風装置。
  2. 前記第1の突起と前記第2の突起との間の隙間は、国際電機標準会議の規格IEC60529の保護等級2級に準拠していることを特徴とする請求項1に記載の送風装置。
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