JP6540404B2 - 積層体及び積層体の製造方法 - Google Patents
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Description
また、本発明の目的は、工程が簡便で、界面の接着性に優れ、外観や透明性に優れた積層体の製造方法を提供することにある。
1に準拠して測定した第1の樹脂層の全光線透過率T1が、80%〜95%であり、第1
の樹脂層の波長355nmにおける吸光度A1が、0.001≦A1≦0.5であり、I
SO13468−1に準拠して測定した第2の樹脂層の全光線透過率T2が、80%〜9
5%であり、第2の樹脂層の波長355nmにおける吸光度A2が、第2の樹脂層の厚さ
をD2としたとき、5≧A2≧0.03×D2であり、第1の樹脂層の吸光度A 1 が第2
の樹脂層の吸光度A 2 よりも低い積層体に関する。
また、本発明の積層体の製造方法は、工程が簡便で、積層体の界面の接着性に優れ、積層体の外観や透明性に優れる。
本発明の積層体は、第1の樹脂層と第2の樹脂層とを溶着させたものである。
第1の樹脂層の全光線透過率T1は、80%〜95%であり、82%〜94%が好ましく、84%〜93%がより好ましい。第1の樹脂層の全光線透過率T1が80%以上であると、積層体の透明性に優れる。また、第1の樹脂層の全光線透過率T1が95%以下であると、第1の樹脂層の設計の自由度に優れる。
尚、本明細書において、全光線透過率は、ISO13468−1に準拠して測定した値とする。
尚、本明細書において、波長355nmにおける吸光度は、分光光度計で測定した値とする。
尚、本明細書において、厚さは、一方の面から他方の面までの最短の距離の平均値とする。
第2の樹脂層の全光線透過率T2は、80%〜95%であり、82%〜94%が好ましく、84%〜93%がより好ましい。第2の樹脂層の全光線透過率T2が80%以上であると、積層体の透明性に優れる。また、第2の樹脂層の全光線透過率T2が95%であると、第2の樹脂層の設計の自由度に優れる。
尚、本明細書において、全光線透過率は、ISO13468−1に準拠して測定した値とする。
第1の樹脂層の形状と第2の樹脂層の形状は、溶着させる部分が相互に合っていれば、特に限定されない。
本発明の積層体の製造方法は、波長250nm〜380nmのレーザーを照射して第1の樹脂層と第2の樹脂層とを溶着させる方法である。
尚、レーザーパワーは、繰返周波数やパルス幅を調整することで設定することができる。
照射するレーザーの走査速度は、適宜設定すればよい。
紫外線感光剤としては、例えば、ロイコ染料;臭化銀、ヨウ化銀等のハロゲン化銀等が挙げられる。これらの紫外線感光剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。これらの紫外線感光剤の中でも、化合物の安定性に優れることから、ロイコ染料、ハロゲン化銀が好ましく、インキビヒクルを含むロイコ染料がより好ましい。
本発明の積層体は、界面の接着性に優れると共に、微細な接着が可能であることから外観や透明性に優れる。そのため、本発明の積層体は、外観や透明性に優れる用途、例えば、自動車部品、電気・電子部品、機能性部品、家電製品、食品包装材、医療用器具等の用途に好適に用いることができる。
第1の樹脂層の全光線透過率T1(%)、第2の樹脂層の全光線透過率T2(%)、積層体の全光線透過率(%)について、ISO13468−1に準拠し、ヘイズメーター(機種名「HM−150」、(株)村上色彩技術研究所製)を用いて測定した。
第1の樹脂層の波長355nmにおける吸光度A1、第2の樹脂層の波長355nmにおける吸光度A2について、分光光度計(機種名「U−4100」、(株)日立製作所製)を用いて測定した。
第2の樹脂層の表面と地面に固定したアクリル樹脂板とを両面テープで固定し、第1の樹脂層の表面とフックを有するアクリル樹脂製の治具とを溶着して固定し、上部からぶら下げたフォースゲージ(機種名「FGC−5」、日本電産シンポ(株)製)をフックにかけ、2N、30Nで上部から引っ張り、積層体の剥がれ(第1の樹脂層と第2の樹脂層との剥がれ)の有無を確認し、以下のように評価した。
A:30Nの力で引っ張っても剥がれなかった。
B:2Nの力で引っ張っても剥がれなかったが、30Nの力で引っ張ったら剥がれた。
C:2Nの力で引っ張ったら剥がれた。
第1の樹脂層として、厚さ3mmのアクリル樹脂板(紫外線吸収剤を含まない)を、第2の樹脂層として、厚さ3mmのアクリル樹脂板(アクリル樹脂100質量部に対してベンゾトリアゾール系化合物0.006質量部含む)を準備した。
準備した第1の樹脂層と第2の樹脂層とを重ね合わせ、紫外線レーザー装置(機種名「PLU−5」、フィジカルフォトン(株)製、最大出力5W)を用い、波長355nm、レーザーパワー4.5W、走査速度10mm/秒、重ね打ち回数1回、焦点位置(第1の樹脂層と第2の樹脂層との界面から第2の樹脂層内部までの距離)1.5mmの条件で、第1の樹脂層側からレーザーを照射し、レーザー溶着させた積層体を得た。溶着部分は、30mm角の直線状の正方形と40mm角の直線状の正方形とした。
得られた積層体の評価結果を、表1に示す。得られた積層体は、透明で十分に接着していた。
レーザーパワーを変更した以外は、実施例1と同様に操作し、レーザー溶着させた積層体を得た。
得られた積層体の評価結果を、表1に示す。得られた積層体は、透明で十分に接着していた。
第2の樹脂層として、厚さ3mmのアクリル樹脂板(アクリル樹脂100質量部に対してベンゾトリアゾール系化合物0.04質量部含む)を用いた以外は、実施例1と同様に操作し、レーザー溶着させた積層体を得た。
得られた積層体の評価結果を、表1に示す。得られた積層体は、透明で十分に接着していた。
レーザーパワーを変更した以外は、実施例3と同様に操作し、レーザー溶着させた積層体を得た。
得られた積層体の評価結果を、表1に示す。得られた積層体は、透明で接着していた。
第2の樹脂層として、厚さ3.5mmのアクリル樹脂板(韓国デラグラス(株)製、吸光度0.149)を用いた以外は、実施例1と同様に操作し、レーザー溶着させた積層体を得た。
得られた積層体の評価結果を、表1に示す。得られた積層体は、透明で十分に接着していた。
レーザーパワーを変更した以外は、実施例5と同様に操作し、レーザー溶着させた積層体を得た。
得られた積層体の評価結果を、表1に示す。得られた積層体は、透明で十分に接着していた。
第2の樹脂層として、厚さ2.5mmのアクリル樹脂板(豊盛社製、吸光度0.145)を用いた以外は、実施例1と同様に操作し、レーザー溶着させた積層体を得た。
得られた積層体の評価結果を、表1に示す。得られた積層体は、透明で十分に接着していた。
レーザーパワーを変更した以外は、実施例7と同様に操作し、レーザー溶着させた積層体を得た。
得られた積層体の評価結果を、表1に示す。得られた積層体は、透明で十分に接着していた。
第2の樹脂層として、厚さ3mmのアクリル樹脂板(紫外線吸収剤を含まない)を用いた以外は、実施例1と同様に操作し、積層体を得た。
得られた積層体の評価結果を、表1に示す。得られた積層体は、接着していなかった。
一方、波長355nmにおける吸光度が本発明の範囲とは異なる樹脂を用いた比較例1で得られた積層体は、接着していなかった。
Claims (12)
- 第1の樹脂層と第2の樹脂層との溶着積層体であって、
ISO13468−1に準拠して測定した第1の樹脂層の全光線透過率T1が、80%
〜95%であり、
第1の樹脂層の波長355nmにおける吸光度A1が、下式(1)であり、
0.001≦A1≦0.5 (1)
ISO13468−1に準拠して測定した第2の樹脂層の全光線透過率T2が、80%
〜95%であり、
第2の樹脂層の波長355nmにおける吸光度A2が、第2の樹脂層の厚さをD2(m
m)としたとき、下式(2)であり、
5≧A2≧0.03×D2 (2)
第1の樹脂層の吸光度A 1 が第2の樹脂層の吸光度A 2 よりも低い、積層体。 - ISO13468−1に準拠して測定した積層体の全光線透過率が、70%〜94%で
ある、請求項1に記載の積層体。 - 第1の樹脂層の厚さD1が、0.01mm〜200mmである、請求項1又は2に記載
の積層体。 - 第1の樹脂層を構成する樹脂が、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、スチレン樹脂
、ポリエステル樹脂及びポリオレフィン樹脂から選ばれる少なくとも1種である、請求項
1〜3のいずれかに記載の積層体。 - 第1の樹脂層を構成する樹脂が、アクリル樹脂である、請求項4に記載の積層体。
- 第2の樹脂層を構成する樹脂が、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、スチレン樹脂
、ポリエステル樹脂及びポリオレフィン樹脂から選ばれる少なくとも1種である、請求項
1〜5のいずれかに記載の積層体。 - 第2の樹脂層に、紫外線吸収剤を含む、請求項1〜6のいずれかに記載の積層体。
- 波長355nmにおける吸光度A1が下式(1)であり、ISO13468−1に準拠
して測定した全光線透過率T1が80%〜95%である第1の樹脂層と、
0.001≦A1≦0.5 (1)
波長355nmにおける吸光度A2が下式(2)(第2の樹脂層の厚さをD2(mm)
とする)であり、ISO13468−1に準拠して測定した全光線透過率T2が80%〜
95%である第2の樹脂層とを重ね、
5≧A2≧0.03×D2 (2)
波長250nm〜380nmのレーザーを照射して第1の樹脂層と第2の樹脂層とを溶
着させる、
積層体の製造方法。 - 照射するレーザーパワーが、0.01W〜50Wである、請求項8に記載の積層体の製
造方法。 - 第1の樹脂層の表面から第2の樹脂層へレーザーを照射する、請求項8又は9に記載の
積層体の製造方法。 - 照射するレーザーの焦点位置が、第2の樹脂層の内部である、請求項8〜10のいずれ
かに記載の積層体の製造方法。 - 第1の樹脂層と第2の樹脂層との間に紫外線感光材を塗布し、レーザーを照射する、請
求項8〜11のいずれかに記載の積層体の製造方法。
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