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JP6540763B2 - 車室内音場評価装置、車室内音場評価方法、車室内音場制御装置、及び室内音場評価装置 - Google Patents
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JP6540763B2 - 車室内音場評価装置、車室内音場評価方法、車室内音場制御装置、及び室内音場評価装置 - Google Patents

車室内音場評価装置、車室内音場評価方法、車室内音場制御装置、及び室内音場評価装置 Download PDF

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Description

本発明は、車室内の音場を評価する車室内音場評価装置及び車室内音場評価方法、車室内の音場を制御する車室内音場制御装置、並びに移動体の室内の音場を評価する室内音場評価装置に関する。
自動車等の車両では、エンジン音やロードノイズなどの車室外から車室内に伝達される音などによって車室内に種々の音が発生して車室内の乗員の快適性が損なわれることから、乗員の快適性を向上させるために車室の静粛性を向上させることが求められている。
車室の静粛性を向上させるためには、車室内の音場を評価してその評価結果に応じて車室内の音場を制御することが有効であると考えられるが、車室の静粛性は人間の聴覚特性に基づく人間の感覚によって評価されるものであることから、車室の静粛性について車室内の音場を適切に評価することは困難である。車室内の音場を評価するものではないが、例えば特許文献1には、人間の聴覚特性を考慮して音響信号からリズムやテンポ等の事象を検出する事象検出装置が開示されている。
特開2005−257708号公報
従来から、音場を評価する場合、人間の聴覚特性を考慮して音の周波数特徴などに基づいて評価することが行われている。また、近年では、スペクトログラムから音の周波数特徴や時間特徴に基づいて視覚顕著性マップを作成して評価することも知られている。しかしながら、前述したように、車室の静粛性は人間の聴覚特性に基づく人間の感覚によって評価されることから、車室の静粛性について車室内の音場を適切に評価することは難しく、車室内の音場を精度良く評価することが望まれる。
本願発明者等は、種々の試験研究などを重ねた結果、人間の聴覚特性に基づく人間の感覚による車室の静粛性についての官能評価と車室内の音場の空間分布特徴とが高い相関を有し、この空間分布の均一性が高いものほど車室の静粛性についての官能評価が高いことを見出した。かかる知見によれば、車室の音場の空間分布特徴に基づいて車室の静粛性について車室内の音場を精度良く評価することができると考えられる。
また、車室内の音場の空間分布特徴に基づいて車室の静粛性について車室内の音場を適切に評価することができれば、車室の静粛性についての車室内の音場の評価結果に基づいて車室内の音場を制御することで、車室の静粛性を向上させることができると考えられる。
このことは、移動体としての車両に限定されるものでなく、他の移動体における室内についても同様に、移動体の室内の音場の空間分布特徴に基づいて移動体の室内の静粛性について移動体の室内の音場を精度良く評価することができると考えられる。
そこで、本発明は、車室の静粛性について車室内の音場を精度良く評価すること、及び車室の静粛性を有効に向上させることを基本的な目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、車室内の音場を評価する車室内音場評価装置であって、車室内の音を検出する音検出部と、前記音検出部によって検出された車室内の音に基づいて仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴を抽出して車室内の音場の空間分布特徴を抽出する空間分布特徴抽出部と、前記空間分布特徴抽出部によって抽出された車室内の音場の空間分布特徴に基づいて車室の静粛性について車室内の音場を評価する音場評価部と、を備えていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記空間分布特徴抽出部は、前記音検出部によって検出された車室内の音に基づいて仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴を抽出して車室内の音場の空間分布特徴の特徴マップを作成し、前記音場評価部は、前記空間分布特徴抽出部によって作成された前記空間分布特徴の特徴マップに基づいて車室内の音場の空間分布特徴の顕著性マップを作成し、前記空間分布特徴の顕著性マップに基づいて車室の静粛性について車室内の音場を評価することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記空間分布特徴抽出部は、前記音検出部によって検出された車室内の音及び人間の聴覚における空間感度特性に基づいて仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴を抽出して車室内の音場の空間分布特徴を抽出することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項1から請求項3の何れか1項に記載の発明において、前記音検出部によって検出された車室内の音に基づいて車室内の音場の周波数特徴を抽出する周波数特徴抽出部と、前記音検出部によって検出された車室内の音に基づいて車室内の音場の時間特徴を抽出する時間特徴抽出部と、を備え、前記音場評価部は、前記空間分布特徴抽出部によって抽出された車室内の音場の空間分布特徴、前記周波数特徴抽出部によって抽出された車室内の音場の周波数特徴、及び前記時間特徴抽出部によって抽出された車室内の音場の時間特徴に基づいて車室の静粛性について車室内の音場を評価することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、車室内の音場を評価する車室内音場評価方法であって、車室内の音を検出する音検出ステップと、前記音検出ステップによって検出された車室内の音に基づいて仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴を抽出して車室内の音場の空間分布特徴を抽出する空間分布特徴抽出ステップと、前記空間分布特徴抽出ステップによって抽出された車室内の音場の空間分布特徴に基づいて車室の静粛性について車室内の音場を評価する音場評価ステップと、を備えていることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、車室内の音場を制御する車室内音場制御装置であって、車室内の音を検出する音検出部と、前記音検出部によって検出された車室内の音に基づいて仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴を抽出して車室内の音場の空間分布特徴を抽出する空間分布特徴抽出部と、前記空間分布特徴抽出部によって抽出された車室内の音場の空間分布特徴に基づいて車室の静粛性について車室内の音場を評価する音場評価部と、前記音場評価部によって評価された車室の静粛性についての車室内の音場の評価結果に基づいて車室内の音場を制御する音場制御部と、を備えていることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、移動体の室内の音場を評価する室内音場評価装置であって、移動体の室内の音を検出する音検出部と、前記音検出部によって検出された移動体の室内の音に基づいて仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴を抽出して移動体の室内の音場の空間分布特徴を抽出する空間分布特徴抽出部と、前記空間分布特徴抽出部によって抽出された移動体の室内の音場の空間分布特徴に基づいて移動体の室の静粛性について移動体の室内の音場を評価する音場評価部と、を備えていることを特徴とする。
本願の請求項1に記載の発明によれば、車室内の音を検出し、車室内の音に基づいて仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴を抽出して車室内の音場の空間分布特徴を抽出し、車室内の音場の空間分布特徴に基づいて車室の静粛性について車室内の音場を評価する。
これにより、人間の聴覚特性に基づく人間の感覚による車室の静粛性についての官能評価と相関性を有する車室内の音場の空間分布特徴、具体的には仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴に基づいて車室の静粛性について車室内の音場が評価されるので、車室の静粛性について精度良く評価することができる。仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布の均一性が高いほど車室の静粛性が高いと評価することで、人間の聴覚特性を考慮して車室の静粛性について精度良く評価することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、車室内の音に基づいて仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴を抽出して車室内の音場の空間分布特徴の特徴マップを作成し、特徴マップに基づいて顕著性マップを作成し、顕著性マップに基づいて車室の静粛性について車室内の音場を評価することにより、顕著性マップを用いて車室の静粛性について定量的に評価することができ、前記効果を有効に得ることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、車室内の音及び人間の聴覚における空間感度特性に基づいて仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴を抽出して車室内の音場の空間分布特徴を抽出することにより、人間の聴覚における空間感度を考慮して車室の静粛性についてさらに精度良く評価することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、車室内の音に基づいて車室内の音場の周波数特徴及び時間特徴を抽出し、車室内の音場の空間分布特徴、周波数特徴、及び時間特徴に基づいて車室の静粛性について車室内の音場を評価することにより、車室内の音場の空間分布特徴に加えて周波数特徴及び時間特徴を考慮して車室の静粛性について車室内の音場を評価することができ、前記効果をより有効に得ることができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、車室内の音を検出し、車室内の音に基づいて仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴を抽出して車室内の音場の空間分布特徴を抽出し、空間分布特徴に基づいて車室の静粛性について車室内の音場を評価する。
これにより、人間の聴覚特性に基づく人間の感覚による車室の静粛性についての官能評価と相関性を有する車室内の音場の空間分布特徴、具体的には仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴に基づいて車室の静粛性について車室内の音場が評価されるので、車室の静粛性について精度良く評価することができる。仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布の均一性が高いほど車室の静粛性が高いと評価することで、人間の聴覚特性を考慮して車室の静粛性について精度良く評価することができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、車室内の音を検出し、車室内の音に基づいて仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴を抽出して車室内の音場の空間分布特徴を抽出し、車室内の音場の空間分布特徴に基づいて車室の静粛性について車室内の音場を評価し、車室の静粛性についての車室内の音場の評価結果に基づいて車室内の音場を制御する。
これにより、人間の聴覚特性に基づく人間の感覚による車室の静粛性についての官能評価と相関性を有する車室内の音場の空間分布特徴、具体的には仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴に基づいて車室の静粛性について車室内の音場が評価されるので、車室の静粛性について精度良く評価することができる。そして、精度良く評価された車室の静粛性についての車室内の音場の評価結果に基づいて車室内の音場が制御されるので、車室の静粛性を有効に向上させることができる。車室の静粛性についての車室内の音場の評価結果に基づいて車室内の音を打ち消すように車室内の音場を制御することで、車室の静粛性を有効に向上させることができる。
また、請求項7に記載の発明によれば、移動体の室内の音を検出し、移動体の室内の音に基づいて仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴を抽出して移動体の室内の音場の空間分布特徴を抽出し、室内の音場の空間分布特徴に基づいて移動体の室の静粛性について移動体の室内の音場を評価する。
これにより、人間の聴覚特性に基づく人間の感覚による移動体の室の静粛性についての官能評価と相関性を有する移動体の室内の音場の空間分布特徴、具体的には仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴に基づいて移動体の室の静粛性について移動体の室内の音場が評価されるので、移動体の室の静粛性について精度良く評価することができる。仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布の均一性が高いほど移動体の室の静粛性が高いと評価することで、人間の聴覚特性を考慮して移動体の室の静粛性について精度良く評価することができる。
インパルス音発生時における車室内の音の音圧の検出結果を示すグラフである。 仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布を示す図である。 図2に示す仮想音源の空間分布についてZ方向と直交する断面で切断した図である。 極座標系を説明するための説明図である。 人間の聴覚における空間感度特性を考慮した仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布を示す画像である。 車室内の音場の空間分布特徴の顕著性マップである。 スペクトログラムを示す図である。 車室内の音場の周波数特徴の顕著性マップである。 車室内の音場の時間特徴の顕著性マップである。 車室内の音場の空間分布特徴、周波数特徴及び時間特徴それぞれのサリエンシーレベルを示すグラフである。 車室内の音場の空間分布特徴、周波数特徴及び時間特徴のサリエンシーレベルの総和を示すグラフである。 本発明の実施形態に係る車室内音場評価装置の構成を示すブロック図である。 車室内音場評価装置の評価処理制御を示すフローチャートである。 空間分布特徴の抽出処理を示すフローチャートである。 周波数特徴の抽出処理を示すフローチャートである。 時間特徴の抽出処理を示すフローチャートである。 車室内の音場の評価処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る車室内音場制御装置の構成を示すブロック図である。 車室内音場制御装置の音場処理制御を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
本願発明者等は、車室の静粛性について車室内の音場を評価するため、先ず、人間の聴覚特性に基づく人間の感覚による車室の静粛性についての官能評価を行った。複数のメンバで構成される評価会を設定し、この評価会で複数の車種、具体的には車種A、車種B、車種Cの3つの車種について車室の静粛性についての官能評価を実施した。そして、車種A、車種B、車種Cの順に車室の静粛性が高くなるという官能評価の結果が得られた。
また、3つの車種A、B、Cについて、人間の聴覚特性に基づく人間の感覚による車室の静粛性についての官能評価と、車室内の音場の複数の特徴、具体的には空間分布特徴、周波数特徴及び時間特徴との相関性についてサリエンシーマップ(顕著性マップ)を作成して調べた。
車室内の音場の空間分布特徴、周波数特徴及び時間特徴の顕著性マップを作成するに際し、3つの車種A、B、Cについてそれぞれ、助手席に着座した乗員の耳近傍となる助手席のヘッドレストに車室内の音を検出する音検出部(音検出センサ)としてマイクを設置すると共に、後部座席に音を出力する音出力部(音出力装置)としてスピーカを設置した。
マイクは、車室内の音の音圧を検出すると共に車体前後方向、車幅方向及び車体上下方向の粒子速度を検出するように構成されている。スピーカは、音を出力するように構成されている。マイク及びスピーカは、図示しない制御ユニットに接続されている。制御ユニットは、コンピュータを中心として構成され、制御ユニットには、ディスプレイなどの表示装置が接続されている。
そして、スピーカからインパルス音を発生させてマイクによって車室内の音を検出し、検出された車室内の音に基づいて車室内の音場の空間分布特徴、周波数特徴及び時間特徴を抽出し、車室内の音場の空間分布特徴、周波数特徴及び時間特徴の顕著性マップを作成した。
図1は、インパルス音発生時における車室内の音の音圧の検出結果を示すグラフである。図1では、音圧を縦軸にとり、時間を横軸にとって表示している。スピーカからインパルス音を発生させ、図1に示すように、マイクによって車室内の音の音圧の時間変化を検出した。
また、インパルス音発生時にマイクによって車室内の音の粒子速度、具体的には車体前後方向、車幅方向及び車体上下方向の粒子速度を検出した。マイクを基準として、車体前後方向をX方向、車幅方向をY方向、車体上下方向をZ方向とし、車体前方側をX方向の正側とし、車体右側をY方向の正側とし、車体上側をZ方向の正側とした。
車室内の音場の空間分布特徴の顕著性マップの作成について説明する。
先ず、インパルス音発生時に検出される車室内の音の音圧及びX方向、Y方向、Z方向の粒子速度に基づいてインパルス音発生時からの各時間において音圧と各方向の粒子速度との積を各方向の音の強さとして算出すると共に各方向の音の強さの二乗の和の平方根を全体の音の強さとして算出した。
例えば、インパルス音発生時からの時間tでは、音圧PtとX方向の粒子速度Vxtとの積をX方向の音の強さIxtとして算出し、音圧PtとY方向の粒子速度Vytとの積をY方向の音の強さIytとして算出し、音圧PtとZ方向の粒子速度Vztとの積をZ方向の音の強さIztとして算出すると共に、各方向の音の強さの二乗の和の平方根√{(Ixt+(Iyt+(Izt}を音の強さItとして算出した。インパルス音発生時からの各時間について同様に各方向の音の強さ及び全体の音の強さを算出した。
また、インパルス音発生時からの各時間についてX方向、Y方向、Z方向の粒子速度から、各時間にマイクによって検出される音の音源と考えられる仮想音源の方向を算出すると共に、インパルス音発生時からの各時間と音速との積をマイクから仮想音源までの距離として算出し、各時間にマイクによって検出される音の仮想音源の位置を算出した。仮想音源からの音が順次マイクによって検出されるものとして仮想音源の位置を算出した。
例えば、インパルス音発生時からの時間tにおいて検出される音の仮想音源について、時間tにおけるX方向、Y方向、Z方向の粒子速度Vxt、Vyt、Vztから、マイクを基準とした仮想音源のX方向成分、Y方向成分、Z方向成分を(−Vxt、−Vyt、−Vzt)として算出すると共に時間tと音速cとの積をマイクから仮想音源までの距離として算出し、仮想音源の位置を(t×c)・(−Vxt、−Vyt、−Vzt)/√{(−Vxt+(−Vxt+(−Vxt}として算出した。インパルス音発生時からの各時間について同様に仮想音源の位置を算出した。
図2は、仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布を示す図である。図2では、マイクを基準とした直交座標系に、仮想音源の位置を黒丸(●)印で表示すると共に仮想音源の強さを黒丸印の大きさで表示し、仮想音源の強さが大きいほど大きく表示している。車室内の音に基づいて算出される全体の音の強さを仮想音源の強さとし、仮想音源の強さ及び仮想音源の位置を算出し、図2に示すように、直交座標系において仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布を算出した。
図3は、図2に示す仮想音源の空間分布についてZ方向と直交する断面で切断した図である。図3では、マイクを基準としたXY座標系に、仮想音源の位置を黒丸印で表示すると共に仮想音源の強さを黒丸印の大きさで表示し、仮想音源の強さが大きいほど大きく表示している。図3では、仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布の理解を容易にするためにXY座標系について示しているが、図2に示すように、直交座標系において仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布を算出した。
そして、XYZ座標系における仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布について、マイクを基準とする単位球面に投影させ、単位球面について仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布を算出した。各仮想音源について、仮想音源の位置のみをそれぞれ単位球面に投影させ、仮想音源の強さは元の仮想音源の強さとした。
例えば、インパルス音発生時からの時間tにおいて検出される音の仮想音源では、単位球面に投影させた仮想音源の位置を(−Vxt、−Vyt、−Vzt)/√{(−Vxt+(−Vxt+(−Vxt}として算出した。インパルス音発生時からの各時間について同様に単位球面に投影させた仮想音源の位置を算出した。
次に、単位球面について投影させた仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布について、直交座標系から極座標系に座標変換した。
図4は、極座標系を説明するための説明図である。図4に示すように、マイクを基準としたZ方向と直交する直交面においてX方向の正側からY方向の負側に向かう方向を正の方位角φとすると共に前記直交面からZ方向の正側に向かう方向を正の仰角θとする極座標系に座標変換した。
単位球面に投影させた仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布について、直交座標系から極座標系に座標変換した後に、人間の聴覚における空間感度特性を考慮して、各仮想音源の強さに人間の聴覚における空間感度係数を掛けて、人間の聴覚における空間感度特性を考慮して仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布を算出した。
実際の人間の聴覚における空間感度は、方位角φ及び仰角θがゼロ度である人間の真正面では高く、方位角φが180度又は−180度で仰角がゼロ度である人間の真背面では低く、仰角が90度又は−90度である人間の真上又は真下では真正面より低く真背面より高く、音源の方向によって異なっている。
人間の聴覚における空間感度特性は、人間の真正面から真背面に向けて余弦関数に準ずる関数的に低下するものと考えられ、車室の静粛性についての官能評価と車室内の音場の空間分布特徴、周波数特徴及び時間特徴との相関性について調べる際には、人間の聴覚における空間感度係数として、人間の真正面では1に設定し、人間の真背面では0.5に設定し、人間の真正面から真背面に向けて余弦関数に準ずる関数的に低下するものとして設定した。
図5は、人間の聴覚における空間感度特性を考慮した仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布を示す画像である。図5では、極座標系に座標変換された単位球面における仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布について、各仮想音源の強さに人間の聴覚における空間感度係数を掛けた人間の聴覚における空間感度特性を考慮した仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布の画像を示している。
図5に示す人間の聴覚における空間感度特性を考慮した仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布の画像では、各画素に存在する仮想音源についてそれぞれ空間感度係数を掛けた仮想音源の強さの総和を色の濃淡で示し、仮想音源の強さの総和の大きい部分を淡色で示し、仮想音源の強さの総和の小さい部分を濃色で示している。
図5に示すように、単位球面に投影させた仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布から、人間の聴覚における空間感度特性を考慮した仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布を示す画像を作成した。
そして、人間の聴覚における空間感度特性を考慮した仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布を示す画像に対し、中心−周辺間の差分処理を行い、分散小のガウス関数からなる平滑化フィルタを適用した画像と分散大のガウス関数からなる平滑化フィルタを適用した画像の差分をとって特徴抽出した特徴マップを作成した。
中心−周辺間の差分処理では先ず、人間の聴覚における空間感度特性を考慮した仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布を示す画像について異分解能化処理を行い、解像度を段階的に縮小したスケール画像を複数作成した。例えば、解像度を1/2、1/4、1/8などに縮小したスケール画像を複数作成した。
中心−周辺間の差分処理では次に、人間の聴覚における空間感度特性を考慮した仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布を示す複数のスケール画像について、異なる解像度間でそれぞれ差分処理を行い、その差分を聴覚的な刺激の強さとして仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴として抽出して車室内の音場の空間分布特徴の特徴マップを複数作成した。例えば、人間の聴覚における空間感度特性を考慮した仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布を示す画像と解像度を1/2に縮小したスケール画像との差分処理を行うなど、異なる解像度間でそれぞれ差分処理を行い、車室内の音場の空間分布特徴の特徴マップを複数作成した。
そして、車室内の音場の空間分布特徴の特徴マップについて正規化処理及び線形結合処理を行い、車室内の音場の空間分布特徴の顕著性マップを作成した。
正規化処理では、車室内の音場の空間分布特徴の特徴マップについてそれぞれ、特徴マップの刺激の強さの最大値Mを算出し、特徴マップの各刺激の強さがゼロからMになるように正規化し、最大値Mを除く極大値の平均値mを算出し、特徴マップの各刺激の強さに(M−m)を掛けて正規化処理を行った。
線形結合処理では、車室内の音場の空間分布特徴の特徴マップについてそれぞれ正規化処理された特徴マップの線形和を算出し、車室内の音場の空間分布特徴の特徴マップに基づいて車室内の音場の空間分布特徴の顕著性マップを作成した。
図6は、車室内の音場の空間分布特徴の顕著性マップである。図6では、聴覚的な刺激の強さの大小を色の濃淡で示し、刺激の強さが大きい部分を淡色で示し、刺激の強さが小さい部分を濃色で示している。
図6に示すように、車室内の音場の空間分布特徴の特徴マップについてそれぞれ正規化処理された特徴マップの線形和を算出して車室内の音場の空間分布特徴の顕著性マップを作成した。そして、車室内の音場の空間分布特徴の顕著性マップについて、画素ごとの聴覚的な刺激の強さを加算して聴覚的な刺激の強さの総和をサリエンシーレベル(顕著性値)として算出した。後述する図10に示すように、車種A、車種B、車種Cについて、車室内の音場の空間分布特徴の顕著性マップについてサリエンシーレベルを算出した。
次に、車室内の音場の周波数特徴及び時間特徴の顕著性マップの作成について説明する。
車室内の音場の周波数特徴及び時間特徴の顕著性マップを作成する際には先ず、インパルス音発生時に検出される車室内の音の音圧の時間変化に基づいて、周波数時間軸強度分布であるスペクトログラムを算出した。
図7は、スペクトログラムを示す図である。図7では、周波数を縦軸にとり、時間を横軸にとり、各時間について各周波数における強さの大小を色の濃淡で示し、強さが大きい部分を淡色で示し、強さが小さい部分を濃色で示している。図7に示すように、インパルス音発生時からの音圧の時間変化に基づいてスペクトログラムの画像を作成した。
図7に示すようなスペクトログラムの画像に対し、周波数方向に強さの変化が大きい部分を抽出する周波数特徴検出フィルタ処理を行い、周波数特徴検出フィルタ処理が行われたスペクトログラムの画像を作成した。
そして、周波数特徴検出フィルタ処理が行われたスペクトログラムの画像に対し、車室内の音場の空間分布特徴の顕著性マップの作成時と同様に、中心−周辺間の差分処理、具体的には異分解能化処理及び差分処理を行い、車室内の音場の周波数特徴の特徴マップを複数作成した。次に、複数の車室内の音場の周波数特徴の特徴マップについて正規化処理及び線形結合処理を行い、車室内の音場の周波数特徴の顕著性マップを作成した。
図8は、車室内の音場の周波数特徴の顕著性マップである。図8では、聴覚的な刺激の強さの大小を色の濃淡で示し、刺激の強さが大きい部分を淡色で示し、刺激の強さが小さい部分を濃色で示している。
図8に示すように、車室内の音場の周波数特徴の特徴マップについてそれぞれ正規化処理された特徴マップの線形和を算出して車室内の音場の周波数特徴の顕著性マップを作成した。そして、車室内の音場の周波数特徴の顕著性マップについて、画素ごとの聴覚的な刺激の強さを加算して聴覚的な刺激の強さの総和をサリエンシーレベルとして算出した。後述する図10に示すように、車種A、車種B、車種Cについて、車室内の音場の周波数特徴の顕著性マップについてサリエンシーレベルを算出した。
図7に示すようなスペクトログラムの画像に対し、時間方向に強さの変化が大きい部分を抽出する時間特徴検出フィルタ処理を行い、時間特徴検出フィルタ処理が行われたスペクトログラムの画像を作成した。
そして、時間特徴検出フィルタ処理が行われたスペクトログラムの画像に対し、車室内の音場の空間分布特徴の顕著性マップの作成時と同様に、中心−周辺間の差分処理、具体的には異分解能化処理及び差分処理を行い、車室内の音場の時間特徴の特徴マップを複数作成した。次に、複数の車室内の音場の時間特徴の特徴マップについて正規化処理及び線形結合処理を行い、車室内の音場の時間特徴の顕著性マップを作成した。
図9は、車室内の音場の時間特徴の顕著性マップである。図9では、聴覚的な刺激の強さの大小を色の濃淡で示し、刺激の強さが大きい部分を淡色で示し、刺激の強さが小さい部分を濃色で示している。
図9に示すように、車室内の音場の時間特徴の特徴マップについてそれぞれ正規化処理された特徴マップの線形和を算出して車室内の音場の時間特徴の顕著性マップを作成した。そして、車室内の音場の時間特徴の顕著性マップについて、画素ごとの聴覚的な刺激の強さを加算して聴覚的な刺激の強さの総和をサリエンシーレベルとして算出した。後述する図15に示すように、車種A、車種B、車種Cについて、車室内の音場の時間特徴の顕著性マップについてサリエンシーレベルを算出した。
図10は、車室内の音場の空間分布特徴、周波数特徴及び時間特徴それぞれのサリエンシーレベルを示すグラフである。図10に示すように、車種A、車種B、車種Cについて、車室内の音場の空間分布特徴、周波数特徴及び時間特徴の顕著性マップについてそれぞれサリエンシーレベルを算出した。
図11は、車室内の音場の空間分布特徴、周波数特徴及び時間特徴のサリエンシーレベルの総和を示すグラフである。車室内の音場の空間分布特徴、周波数特徴及び時間特徴の顕著性マップについてそれぞれ算出されたサリエンシーレベルについて線形和を算出する線形結合処理を行い、図11に示すように、車室内の音場の空間分布特徴、周波数特徴及び時間特徴のサリエンシーレベルの総和を算出した。
このようにして算出された車室内の音場の空間分布特徴、周波数特徴及び時間特徴のサリエンシーレベルの総和は、車種A、車種B、車種Cの順に低くなるという結果が得られた。
これらの結果から、車室内の音場の空間分布特徴、周波数特徴及び時間特徴のサリエンシーレベルの総和は、車室の静粛性についての官能評価と相関性を有し、車室内の音場の空間分布特徴、周波数特徴及び時間特徴のサリエンシーレベルの総和が低くなるほど車室の静粛性が高くなることが分かった。
また、図10に示すように、車室内の音場の周波数特徴及び時間特徴のサリエンシーレベルは、車種A、車種B、車種Cでほぼ等しいのに対し、車室内の音場の空間分布特徴のサリエンシーレベルは、車種A、車種B、車種Cの順に著しく低くなっていることから、車室の静粛性についての官能評価と車室内の音場の空間分布特徴のサリエンシーレベルとが高い相関を有し、車室内の音場の空間分布特徴のサリエンシーレベルが低いほど、すなわち車室内の音場の空間分布の均一性が高いほど車室の静粛性が高いことを見出した。
そこで、車室内の音場の空間分布特徴、具体的には仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴に基づいて車室の静粛性について車室内の音場を適切に評価することができると考えられる。また、車室の静粛性について車室内の音場の評価結果に基づいて車室内の音場を制御することで、車室の静粛性を向上させることができると考えられる。
次に、本発明の実施形態に係る車室内音場評価装置について説明する。
図12は、本発明の実施形態に係る車室内音場評価装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施形態に係る車室内音場評価装置1は、車両の車室内の音場を評価するもので、図12に示すように、車室内の音を検出する音検出部としての音検出センサ2と、音検出センサ2によって検出された車室内の音に基づいて車室内の音場の評価に関する処理制御を行う制御ユニット10とを備えている。
音検出センサ2として、マイクなどが用いられ、音検出センサ2は、乗員が着座する助手席のヘッドレストなどに設置される。音検出センサ2は、車室内の音の音圧を検出すると共に、車室内の音の粒子速度を車体前後方向、車幅方向及び車体上下方向についてそれぞれ検出するように構成されている。
制御ユニット10には、音検出センサ2によって検出された車室内の音の検出データが入力され、車室内の音に基づいて車室の静粛性について車室内の音場の評価を行うようになっている。制御ユニット10は、コンピュータを主要部として構成されている。
制御ユニット10は、車室内の音に基づいて仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴を抽出して車室内の音場の空間分布特徴を抽出する空間分布特徴抽出部11と、車室内の音に基づいて車室内の音場の周波数特徴を抽出する周波数特徴抽出部12と、車室内の音に基づいて車室内の音場の時間特徴を抽出する時間特徴抽出部13と、空間分布特徴抽出部11によって抽出された空間分布特徴、周波数特徴抽出部12によって抽出された周波数特徴、及び時間特徴抽出部13によって抽出された時間特徴に基づいて車室の静粛性について車室内の音場を評価する音場評価部14とを備えている。
具体的には、空間分布特徴抽出部11は、車室内の音及び人間の聴覚における空間感度特性に基づいて仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴を抽出して車室内の音場の空間分布特徴の特徴マップを作成し、周波数特徴抽出部12は、車室内の音に基づいて車室内の音場の周波数特徴を抽出して車室内の音場の周波数特徴の特徴マップを作成し、時間特徴抽出部13は、車室内の音に基づいて車室内の音場の時間特徴を抽出して車室内の音場の時間特徴の特徴マップを作成する。
音場評価部14は、空間分布特徴の特徴マップに基づいて空間分布特徴の顕著性マップを作成し、周波数特徴の特徴マップに基づいて周波数特徴の顕著性マップを作成し、時間特徴の特徴マップに基づいて時間特徴の顕著性マップを作成し、空間分布特徴、周波数特徴及び時間特徴それぞれの顕著性マップに基づいて車室の静粛性について車室内の音場を評価する。
制御ユニット10にはまた、ディスプレイなどの表示装置3が接続されている。制御ユニット10は、表示装置3の制御を行う表示制御部15を備え、表示制御部15は、表示装置3に仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布の画像などの表示制御を行う。
図13は、車室内音場評価装置の評価処理制御を示すフローチャートである。車室内の音場の評価処理制御は、制御ユニット10によって実行され、図13に示すように、制御ユニット10には、例えば5msなどの所定期間ごとに、所定期間中の各時間、例えば1/65000秒ごとの時間において音検出センサ2によって乗員の耳近傍位置において検出された車室内の音の検出データが取得され(ステップS1)、車室内の音の音圧及び車体前後方向、車幅方向及び車体上下方向それぞれの粒子速度の検出データが取得される。
そして、ステップS1において取得された車室内の音の音圧及び粒子速度に基づいて、前述した車室内の音場の空間分布特徴、周波数特徴及び時間特徴の顕著性マップの作成時と同様に、車室内の音場の空間分布特徴の抽出処理(ステップS2)、車室内の音場の周波数特徴の抽出処理(ステップS3)、車室内の音場の時間特徴の抽出処理(ステッS4)が並行して行われる。
図14は、空間分布特徴の抽出処理を示すフローチャートである。図14に示すように、空間分布特徴の抽出処理では、前述した車室内の音場の空間分布特徴の顕著性マップの作成時と同様に、人間の聴覚における空間感度特性を考慮した仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布を示す画像が作成される(ステップS11)。
ステップS1において取得された車室内の音の音圧及び各方向の粒子速度に基づいて、各時間における仮想音源の強さ及び仮想音源の位置が算出され、直交座標系において仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布が算出される。そして、直交座標系における仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布が単位球面に投影されて、単位球面について仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布が算出された後に直交座標系から極座標系に座標変換される。
その後に、各仮想音源の強さに人間の聴覚における空間感度係数が掛けられて、人間の聴覚における空間感度特性を考慮して仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布が算出され、人間の聴覚における空間感度特性を考慮した仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布を示す画像が作成される。
本実施形態では、人間の聴覚における空間感度特性は、人間の真正面では1に設定し、人間の真背面では0.5に設定し、人間の真正面から真背面に向けて余弦関数に準ずる関数的に低下するように設定したが、これに限定されるものでなく、例えば人間の真正面では1に設定し、人間の真背面では0.5に設定し、人間の真正面から真背面に向けて線形的に低下するように設定することも可能である。
ステップS11において人間の聴覚における空間感度特性を考慮した仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布を示す画像が作成されると、ステップS11において作成された仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布の画像に対し、中心−周辺間の差分処理が行われて車室内の音場の空間分布特徴の特徴マップが複数作成される(ステップS12)。
ステップS12における中心−周辺間の差分処理では、ステップS11に作成された仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布の画像について異分解能化処理が行われて複数のスケール画像が作成され、複数のスケール画像について、異なる解像度間でそれぞれ差分処理が行われてその差分が仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴として抽出された車室内の音場の空間分布特徴の特徴マップが複数作成される。
図15は、周波数特徴の抽出処理を示すフローチャートである。図15に示すように、周波数特徴の抽出処理では、前述した車室内の音場の周波数特徴の顕著性マップの作成時と同様に、ステップS1において取得された車室内の音の音圧に基づいて、周波数時間軸強度分布であるスペクトログラムの画像が作成される(ステップS21)。
次に、ステップS21において作成されたスペクトログラムの画像に対し、周波数特徴検出フィルタ処理が行われ(ステップS22)、周波数特徴検出フィルタ処理が行われたスペクトログラムの画像が作成される(ステップS23)。
そして、ステップS23において作成された周波数特徴検出フィルタ処理が行われたスペクトログラムの画像に対し、中心−周辺間の差分処理が行われて車室内の音場の周波数特徴の特徴マップが複数作成される(ステップS24)。
図16は、時間特徴の抽出処理を示すフローチャートである。図16に示すように、時間特徴の抽出処理では、前述した車室内の音場の時間特徴の顕著性マップの作成時と同様に、ステップS1において取得された車室内の音の音圧に基づいて、周波数時間軸強度分布であるスペクトログラムの画像が作成される(ステップS31)。周波数特徴の抽出処理時にステップS21において作成されたスペクトログラムと同様の画像が作成される。周波数特徴の抽出処理時にステップS21において作成されたスペクトログラムの画像を用いるようにしてもよい。
次に、ステップS31において作成されたスペクトログラムの画像について時間特徴検出フィルタ処理が行われ(ステップS32)、時間特徴検出フィルタ処理が行われたスペクトログラムの画像が作成される(ステップS33)。
そして、ステップS33において作成された時間特徴検出フィルタ処理が行われたスペクトログラムの画像に対し、中心−周辺間の差分処理が行われて車室内の音場の時間特徴の特徴マップが複数作成される(ステップS34)。
ステップS2、S3、S4において車室内の音場の空間分布特徴、周波数特徴及び時間特徴それぞれの抽出処理が行われると、図13に示すように、車室の静粛性について車室内の音場の評価処理が行われる(ステップS5)。
図17は、車室内の音場の評価処理を示すフローチャートである。図17に示すように、車室内の音場の評価処理では、前述した車室内の音場の空間分布特徴、周波数特徴、時間特徴それぞれの顕著性マップの作成時と同様に、ステップS12において作成された空間分布特徴の特徴マップ、ステップS24において作成された周波数特徴の特徴マップ、ステップS34において作成された時間特徴の特徴マップについてそれぞれ正規化処理及び線形結合処理が行われ、車室内の音場の空間分布特徴の顕著性マップが作成され(ステップS41)、車室内の音場の周波数特徴の顕著性マップが作成され(ステップS42)、車室内の音場の時間特徴の顕著性マップが作成される(ステップS43)。正規化処理及び線形結合処理は、正規化処理後に線形結合処理を行うようにしても、線形結合処理後に正規化処理を行うようにしてもよい。
そして、車室内の音場の空間分布特徴の顕著性マップから空間分布特徴のサリエンシーレベルが算出され(ステップS44)、車室内の音場の周波数特徴の顕著性マップから周波数特徴のサリエンシーレベルが算出され(ステップS45)、車室内の音場の時間特徴の顕著性マップから時間特徴のサリエンシーレベルが算出され(ステップS46)、車室内の音場の空間分布特徴、周波数特徴及び時間特徴のサリエンシーレベルについて線形結合処理が行われ、車室内の音場の空間分布特徴、周波数特徴及び時間特徴の全サリエンシーレベルが算出される(ステップS47)。
ステップS47において車室内の音場の空間分布特徴、周波数特徴及び時間特徴の全サリエンシーレベルが算出されると、車室内の音場の空間分布特徴、周波数特徴及び時間特徴の全サリエンシーレベルが予め設定された所定値以下であるか否かが判定される(ステップS48)。制御ユニット10には、前記所定値として、車室の静粛性が高く車室内の音場が良好であると判定される全サリエンシーレベルの上限値が予め設定されて記憶されている。
ステップS48での判定結果がYESの場合、すなわち全サリエンシーレベルが所定値以下である場合には車室の静粛性が高く車室内の音場が良好であると評価され(ステップS49)、ステップS48での判定結果がNOの場合、すなわち全サリエンシーレベルが所定値より大きい場合には車室の静粛性が低く車室内の音場が良好でないと評価され(ステップS52)、車室の静粛性について車室内の音場が評価される。車室の静粛性について車室内の音場の評価結果を表示装置3に表示させるようにしてもよい。
本実施形態では、車室内の音及び人間の聴覚における空間感度特性に基づいて仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴を抽出して車室内の音場の空間分布特徴を抽出しているが、人間の聴覚における空間感度特性を考慮することなく、車室内の音に基づいて仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴を抽出して車室内の音場の空間分布特徴を抽出することも可能である。
また、車室内の音場の空間分布特徴、周波数特徴及び時間特徴に基づいて車室の静粛性について車室内の音場を評価しているが、車室内の音場の周波数特徴及び時間特徴を考慮することなく車室内の音場の空間分布特徴に基づいて車室の静粛性について車室内の音場を評価することも可能である。かかる場合についても、車室内の音場の空間分布特徴のサリエンシーレベルが予め設定された所定値以下であるか否かが判定されるが、前記所定値として車室内の音場の空間分布特徴のサリエンシーレベルについて車室の静粛性が高く車室内の音場が良好であると判定されるサリエンシーレベルの上限値が予め設定される。
このように、本実施形態では、車室内の音を検出し、車室内の音に基づいて仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴を抽出して車室内の音場の空間分布特徴を抽出し、車室内の音場の空間分布特徴に基づいて車室の静粛性について車室内の音場を評価する。
これにより、人間の聴覚特性に基づく人間の感覚による車室の静粛性についての官能評価と相関性を有する車室内の音場の空間分布特徴、具体的には仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴に基づいて車室の静粛性について車室内の音場が評価されるので、車室の静粛性について精度良く評価することができる。仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布の均一性が高いほど車室の静粛性が高いと評価することで、人間の聴覚特性を考慮して車室の静粛性について精度良く評価することができる。
また、車室内の音に基づいて仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴を抽出して車室内の音場の空間分布特徴の特徴マップを作成し、特徴マップに基づいて顕著性マップを作成し、顕著性マップに基づいて車室の静粛性について車室内の音場を評価することにより、顕著性マップを用いて車室の静粛性について定量的に評価することができる。
また、車室内の音及び人間の聴覚における空間感度特性に基づいて仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴を抽出して車室内の音場の空間分布特徴を抽出することにより、人間の聴覚における空間感度を考慮して車室の静粛性についてさらに精度良く評価することができる。
また、車室内の音に基づいて車室内の音場の周波数特徴及び時間特徴を抽出し、車室内の音場の空間分布特徴、周波数特徴、及び時間特徴に基づいて車室の静粛性について車室内の音場を評価することにより、車室内の音場の空間分布特徴に加えて周波数特徴及び時間特徴を考慮して車室の静粛性について車室内の音場を評価することができる。
前述した実施形態では、移動体としての車両について、車室内の音を検出し、車室内の音に基づいて仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴を抽出して車室内の音場の空間分布特徴を抽出し、空間分布特徴に基づいて車室の静粛性について車室内の音場を評価しているが、他の移動体における室内についても同様に適用することができる。
移動体の室内の音場を評価する室内音場評価装置では、移動体の室内の音を検出する音検出部と、音検出部によって検出された移動体の室内の音に基づいて仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴を抽出して移動体の室内の音場の空間分布特徴を抽出する空間分布特徴抽出部と、空間分布特徴抽出部によって抽出された移動体の室内の音場の空間分布特徴に基づいて移動体の室の静粛性について移動体の室内の音場を評価する音場評価部とが備えられる。
かかる室内音場評価装置では、車室内音場評価装置1と同様に、人間の聴覚特性に基づく人間の感覚による移動体の室の静粛性についての官能評価と相関性を有する移動体の室内の音場の空間分布特徴、具体的には仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴に基づいて移動体の室の静粛性について移動体の室内の音場が評価されるので、移動体の室の静粛性について精度良く評価することができる。仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布の均一性が高いほど移動体の室の静粛性が高いと評価することで、人間の聴覚特性を考慮して移動体の室の静粛性について精度良く評価することができる。
次に、本発明の実施形態に係る車室内音場制御装置について説明する。
図18は、本発明の実施形態に係る車室内音場制御装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施形態に係る車室内音場制御装置21は、前述した車室内音場評価装置1において、車室の静粛性についての車室内の音場の評価結果に基づいて車室内の音場を制御するようにしたものであり、車室内音場評価装置1と同様の構成については説明を省略する。
図18に示すように、車室内音場制御装置21は、車室内音場評価装置1と同様に、音検出センサ2、制御ユニット10及び表示装置3を備えると共に、音を出力する音出力装置4を備えている。音出力装置4として、スピーカなどが用いられ、音出力装置4は、ドアなどに配設され、車室内の音場を制御するための制御音などを出力するように構成されている。
車室内音場制御装置21の制御ユニット30は、制御ユニット10と同様に、空間分布特徴抽出部11、周波数特徴抽出部12、時間特徴抽出部13、音場評価部14及び表示制御部15を備えると共に、車室の静粛性についての車室内の音場の評価結果に基づいて車室内の音場を制御する音場制御部36を備えている。
音場制御部36は、音場評価部14によって評価される車室の静粛性についての車室内の音場の評価結果に基づいて、車室の静粛性が低く車室内の音場が良好でないと評価される場合、音検出センサ2によって検出される車室内の音を打ち消す制御音を出力するように音出力装置4を制御して車室内の音場を制御する。
例えば、音場制御部36は、所定期間ごとに評価される車室の静粛性についての音場の評価結果に基づいて車室の静粛性が低く車室内の音場が良好でないと評価される場合、車室内の音を打ち消す制御音として、音検出センサ2によって検出される車室内の音の音圧の波形と所定の位相差、好ましくは逆位相の位相差を有する音圧の波形となる制御音を出力するように音出力装置4を制御して車室内の音場を制御する。
図19は、車室内音場制御装置の音場処理制御を示すフローチャートである。図19に示すように、車室内の音場処理制御は、車室内音場評価装置1における車室内の音場の評価処理制御と同様に、制御ユニット30によって実行され、制御ユニット30には、所定期間ごとに、所定期間中の各時間において音検出センサ2によって検出された車室内の音の検出データが取得され(ステップS1)、車室内の音の音圧及び車体前後方向、車幅方向及び車体上下方向それぞれの粒子速度の検出データが取得される。
そして、車室内の音場の空間分布特徴の抽出処理(ステップS2)、車室内の音場の周波数特徴の抽出処理(ステップS3)、車室内の音場の時間特徴の抽出処理(ステッS4)が並行して行われ、車室の静粛性について車室内の音場の評価が行われる(ステップS5)。
車室内の音場の評価処理では、車室内の音場の空間分布特徴、周波数特徴及び時間特徴それぞれの顕著性マップが作成され(ステップS41、S42、S43)、車室内の音場の空間分布特徴、周波数特徴及び時間特徴それぞれのサリエンシーレベルが算出され(ステップS44、S45、S46)、車室内の音場の空間分布特徴、周波数特徴及び時間特徴の全サリエンシーレベルが算出される(ステップS47)。
そして、車室内の音場の空間分布特徴、周波数特徴及び時間特徴の全サリエンシーレベルが予め設定された所定値以下であるか否かが判定され(ステップS48)、全サリエンシーレベルが所定値以下である場合には車室の静粛性が高く車室内の音場が良好であると評価され(ステップS49)、全サリエンシーレベルが所定値より大きい場合には車室の静粛性が低く車室内の音場が良好でないと評価される(ステップS50)。
ステップS5において車室の静粛性について車室内の音場の評価が行われると、車室の静粛性についての車室内の音場の評価結果に基づいて車室内の音場制御処理が行われる(ステップS56)。車室内の音場制御処理では、ステップS50において車室の静粛性が低く車室内の音場が良好でないと評価される場合に、車室内の音を打ち消す制御音として、ステップS1において取得された車室内の音の音圧に基づいて、音検出センサ2によって検出される車室内の音の音圧の波形と所定の位相差、好ましくは逆位相の位相差を有する音圧の波形となる制御音を出力するように音出力装置4を制御して車室内の音場を制御する。
車室内の音場制御処理では、ステップS49において車室の静粛性が高く車室内の音場が良好であると評価される場合には、車室内の音を打ち消す制御音を出力しないように音出力装置4を制御する。
本実施形態に係る車室内音場制御装置21についても、車室内の音及び人間の聴覚における空間感度特性に基づいて仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴を抽出して車室内の音場の空間分布特徴を抽出しているが、人間の聴覚における空間感度特性を考慮することなく、車室内の音に基づいて仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴を抽出して車室内の音場の空間分布特徴を抽出することも可能である。
また、車室内の音場の空間分布特徴、周波数特徴、及び時間特徴に基づいて車室の静粛性について車室内の音場を評価しているが、車室内の音場の周波数特徴及び時間特徴を考慮することなく車室内の音場の空間分布特徴に基づいて車室内の音場を評価することも可能である。かかる場合についても、車室内の音場の空間分布特徴のサリエンシーレベルが予め設定された所定値以下であるか否かが判定されるが、前記所定値として車室内の音場の空間分布特徴のサリエンシーレベルについて車室の静粛性が高く車室内の音場が良好であると判定されるサリエンシーレベルの上限値が予め設定される。
このように、本実施形態に係る車室内音場制御装置21では、車室内の音を検出し、車室内の音に基づいて仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴を抽出して車室内の音場の空間分布特徴を抽出し、車室内の音場の空間分布特徴に基づいて車室の静粛性について車室内の音場を評価し、車室の静粛性についての車室内の音場の評価結果に基づいて車室内の音場を制御する。
これにより、人間の聴覚特性に基づく人間の感覚による車室の静粛性についての官能評価と相関性を有する車室内の音場の空間分布特徴、具体的には仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴に基づいて車室の静粛性について車室内の音場が評価されるので、車室の静粛性について精度良く評価することができる。そして、精度良く評価された車室の静粛性についての車室内の音場の評価結果に基づいて車室内の音場が制御されるので、車室の静粛性を有効に向上させることができる。車室の静粛性についての車室内の音場の評価結果に基づいて車室内の音を打ち消すように車室内の音場を制御することで、車室の静粛性を有効に向上させることができる。
前述した実施形態では、車室内の音場における3つの特徴、具体的には空間分布特徴、周波数特徴及び時間特徴についてサリエンシーマップを作成して車室の静粛性について車室内の音場を評価しているが、車室内の音場における空間分布特徴、周波数特徴及び時間特徴に加えてその他の特徴についてサリエンシーマップを作成して車室の静粛性について車室内の音場を評価することも可能である。
本発明は、例示された実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能である。
以上のように、本発明によれば、例えば車両の製造時や車両の走行時などに車室の静粛性を精度良く評価することが可能となるから、車両の製造産業分野などにおいて好適に利用される可能性がある。
1 車室内音場評価装置
2 音検出センサ
3 表示装置
4 音出力装置
10、30 制御ユニット
11 空間分布特徴抽出部
12 周波数特徴抽出部
13 時間特徴抽出部
14 音場評価部
15 表示制御部
21 車室内音場制御装置
36 音場制御部

Claims (7)

  1. 車室内の音場を評価する車室内音場評価装置であって、
    車室内の音を検出する音検出部と、
    前記音検出部によって検出された車室内の音に基づいて仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴を抽出して車室内の音場の空間分布特徴を抽出する空間分布特徴抽出部と、
    前記空間分布特徴抽出部によって抽出された車室内の音場の空間分布特徴に基づいて車室の静粛性について車室内の音場を評価する音場評価部と、
    を備えていることを特徴とする車室内音場評価装置。
  2. 前記空間分布特徴抽出部は、前記音検出部によって検出された車室内の音に基づいて仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴を抽出して車室内の音場の空間分布特徴の特徴マップを作成し、
    前記音場評価部は、前記空間分布特徴抽出部によって作成された前記空間分布特徴の特徴マップに基づいて車室内の音場の空間分布特徴の顕著性マップを作成し、前記空間分布特徴の顕著性マップに基づいて車室の静粛性について車室内の音場を評価する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車室内音場評価装置。
  3. 前記空間分布特徴抽出部は、前記音検出部によって検出された車室内の音及び人間の聴覚における空間感度特性に基づいて仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴を抽出して車室内の音場の空間分布特徴を抽出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車室内音場評価装置。
  4. 前記音検出部によって検出された車室内の音に基づいて車室内の音場の周波数特徴を抽出する周波数特徴抽出部と、
    前記音検出部によって検出された車室内の音に基づいて車室内の音場の時間特徴を抽出する時間特徴抽出部と、
    を備え、
    前記音場評価部は、前記空間分布特徴抽出部によって抽出された車室内の音場の空間分布特徴、前記周波数特徴抽出部によって抽出された車室内の音場の周波数特徴、及び前記時間特徴抽出部によって抽出された車室内の音場の時間特徴に基づいて車室の静粛性について車室内の音場を評価する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の車室内音場評価装置。
  5. 車室内の音場を評価する車室内音場評価方法であって、
    車室内の音を検出する音検出ステップと、
    前記音検出ステップによって検出された車室内の音に基づいて仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴を抽出して車室内の音場の空間分布特徴を抽出する空間分布特徴抽出ステップと、
    前記空間分布特徴抽出ステップによって抽出された車室内の音場の空間分布特徴に基づいて車室の静粛性について車室内の音場を評価する音場評価ステップと、
    を備えていることを特徴とする車室内音場評価方法。
  6. 車室内の音場を制御する車室内音場制御装置であって、
    車室内の音を検出する音検出部と、
    前記音検出部によって検出された車室内の音に基づいて仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴を抽出して車室内の音場の空間分布特徴を抽出する空間分布特徴抽出部と、
    前記空間分布特徴抽出部によって抽出された車室内の音場の空間分布特徴に基づいて車室の静粛性について車室内の音場を評価する音場評価部と、
    前記音場評価部によって評価された車室の静粛性についての車室内の音場の評価結果に基づいて車室内の音場を制御する音場制御部と、
    を備えていることを特徴する車室内音場制御装置。
  7. 移動体の室内の音場を評価する室内音場評価装置であって、
    移動体の室内の音を検出する音検出部と、
    前記音検出部によって検出された移動体の室内の音に基づいて仮想音源の強さを含む仮想音源の空間分布特徴を抽出して移動体の室内の音場の空間分布特徴を抽出する空間分布特徴抽出部と、
    前記空間分布特徴抽出部によって抽出された移動体の室内の音場の空間分布特徴に基づいて移動体の室の静粛性について移動体の室内の音場を評価する音場評価部と、
    を備えていることを特徴とする室内音場評価装置。
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