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JP6540782B2 - ガラスアンテナ - Google Patents
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JP6540782B2 - ガラスアンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、ガラスアンテナに関し、特に車両用窓ガラスに配設されたガラスアンテナに関する。
自動車等の車両では、後部窓ガラスに導体線をプリントしてアンテナとして用い、FMラジオ放送などの受信を行うガラスアンテナが知られている。ガラスアンテナとして、後部窓ガラスにプリントされた導体線からなるアンテナと、アンテナに接続されると共にアンテナアンプを介して受信機に接続される給電端子とを有し、給電端子に、FMラジオ放送とデジタルラジオ放送(DAB)とを受信する2つのアンテナを接続したものが知られている。
例えば特許文献1には、アンテナアンプに接続された給電端子に第1エレメントと第2エレメントとが接続され、第2エレメントが、給電端子から延びる本体部と該本体部の端部から折り返されて本体部に沿って配置された折り返し部とを有し、FMラジオ放送とデジタルラジオ放送とを受信するガラスアンテナが開示されている。
特開2015−142162号公報
後部窓ガラスにFMラジオ放送を受信するように設定したFMアンテナとデジタルラジオ放送を受信するように設定したデジタルラジオアンテナとを兼用したFM・デジタルラジオ兼用アンテナが配設される場合、FM・デジタルラジオ兼用アンテナに給電端子を直接接続し、FM・デジタルラジオ兼用アンテナが受信した電波を給電端子からアンテナアンプを介して受信機に伝送させることがある。
図5に示すように、後部窓ガラス101に配設されたガラスアンテナ110が、FMラジオ放送及びデジタルラジオ放送を受信するように設定されたFM・デジタルラジオ兼用アンテナ120を有すると共にFM・デジタルラジオ兼用アンテナ120に給電端子130が直接接続され、FM・デジタルラジオ兼用アンテナ120が受信した電波を給電端子130からアンテナ接続線111、アンテナアンプ112及び同軸ケーブル113を介して図示しない受信機に伝送させることがある。
このように、FM・デジタルラジオ兼用アンテナに給電端子を直接接続することで、FMラジオ放送及びデジタルラジオ放送を良好に受信しつつFMアンテナとデジタルラジオアンテナの給電端子を共用して部品点数を削減することが可能である。
しかしながら、FM・デジタルラジオ兼用アンテナに接続される給電端子が、後部窓ガラスに導電性銀ペーストをプリントして形成された車室内に露出した給電端子ベース部に車室側から取り付けられる場合、給電端子が車室内に露出することから、後部座席の乗員が給電端子に接触して給電端子が損傷するおそれがある。
これに対し、給電端子を車室側から覆うカバー部材を設けることで、給電端子が損傷することを抑制することができると考えられるが、まだ後部座席の乗員が給電端子に接触して給電端子が損傷するおそれがあると共にカバー部材によって部品点数や組立工数の増加を引き起こし得る。
そこで、本発明は、給電端子を共用しつつFMアンテナとデジタルラジオアンテナの受信感度を良好に確保すると共に給電端子が損傷することを防止することができるガラスアンテナを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、車両用窓ガラスに配設されたガラスアンテナであって、前記車両用窓ガラスに配設されて中心周波数の波長が第1波長であるFMラジオ放送帯域の高周波信号を受信するように設定されたFMアンテナと中心周波数の波長が第2波長であるデジタルラジオ放送帯域の高周波信号を受信するように設定されたデジタルラジオアンテナとが兼用されたFM・デジタルラジオ兼用アンテナと、前記車両用窓ガラスに少なくとも一部が配設されて前記第2波長の二分の一の長さに基づいて設定された長さを有する第1導体線と、前記車両用窓ガラスに配設されて前記第1導体線の一端部に接続されると共に前記第2波長の四分の一の長さに基づいて設定された長さを有し、且つ前記FM・デジタルラジオ兼用アンテナと容量結合するように前記FM・デジタルラジオ兼用アンテナに近接して配設される第2導体線と、前記第1導体線の他端側に接続される給電端子と、を備え、前記給電端子は、リヤピラーカバーによって覆われる前記車両用窓ガラスの車幅方向外方側に配置されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記第1導体線は、前記車両用窓ガラスに配設される部分の長さが前記第2波長の二分の一の所定範囲内の長さから前記車両用窓ガラスに配設されていない部分の長さを減じた長さにガラス短縮率を掛けた長さを有するように設けられ、前記第2導体線は、前記車両用窓ガラスに配設される部分の長さが前記第2波長の四分の一の所定範囲内の長さにガラス短縮率を掛けた長さを有するように設けられていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記FM・デジタルラジオ兼用アンテナは、前記車両用窓ガラスの車幅方向両側にそれぞれ設けられていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項1から請求項3の何れか1項に記載の発明において、前記車両用窓ガラスの車幅方向内方側にAMラジオ放送帯域の高周波信号を受信するように設定されたAMアンテナを備え、前記AMアンテナは、前記第2導体線に接続されていることを特徴とする。
本願の請求項1に記載の発明によれば、ガラスアンテナは、中心周波数の波長が第1、第2波長であるFMラジオ放送帯域、デジタルラジオ放送帯域の高周波信号を受信するFMアンテナ、デジタルラジオアンテナが兼用されたFM・デジタルラジオ兼用アンテナと、車両用窓ガラスに少なくとも一部が配設されて第2波長の二分の一の長さに基づいて設定された長さを有する第1導体線と、車両用窓ガラスに配設されて第1導体線の一端部に接続されると共に第2波長の四分の一の長さに基づいて設定された長さを有し、且つFM・デジタルラジオ兼用アンテナと容量結合するように近接して配設される第2導体線と、第1導体線の他端側に接続される給電端子とを備えて、給電端子は、リヤピラーカバーによって覆われる車両用窓ガラスの車幅方向外方側に配置されている。
これにより、給電端子は、リヤピラーカバーによって覆われて車室内に露出することがなくなるので、給電端子を覆うカバー部材を別途設けることなく、後部座席の乗員が給電端子に接触して給電端子が損傷することを防止することができる。
給電端子に接続される第1導体線は、第2導体線を介してFM・デジタルラジオ兼用アンテナに容量結合されることにより、FMラジオ放送帯域におけるインピーダンスについて第1導体線の第1波長の四分の一との長さの差に基づくインダクタンスによる誘導リアクタンスをFM・デジタルラジオ兼用アンテナと第2導体線との容量結合の静電容量による容量リアクタンスによって打ち消すことができるので、FM・デジタルラジオ兼用アンテナにおけるFMアンテナの受信感度が低下することを抑制することができ、FMアンテナの受信感度を良好に確保することができる。
また、第1導体線は、第2波長の四分の一の長さに基づいて設定された長さを有してFM・デジタルラジオ兼用アンテナに近接して配設される第2導体線に接続されることにより、FM・デジタルラジオ兼用アンテナに第1導体線の一端部が直接接続される構成とみなされることができると共に、第1導体線が第2波長の二分の一の長さに基づいて設定された長さを有することにより、第1導体線の一端部と他端部とでデジタルラジオアンテナの受信感度をほぼ等しくすることができるので、FM・デジタルラジオ兼用アンテナにおけるデジタルラジオアンテナの受信感度が低下することを抑制することができ、デジタルラジオアンテナの受信感度を良好に確保することができる。
したがって、ガラスアンテナにおいて、FMアンテナとデジタルラジオアンテナの給電端子を共用しつつ、FMアンテナとデジタルラジオアンテナの受信感度を良好に確保すると共に給電端子が損傷することを防止することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、第1導体線は、車両用窓ガラスに配設される部分の長さが第2波長の二分の一の所定範囲内の長さから車両用窓ガラスに配設されていない部分の長さを減じた長さにガラス短縮率を掛けた長さを有するように設けられ、第2導体線は、車両用窓ガラスに配設される部分の長さが第2波長の四分の一の所定範囲内の長さにガラス短縮率を掛けた長さを有するように設けられることにより、前記効果を具体的に実現することができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、FM・デジタルラジオ兼用アンテナは、車両用窓ガラスの車幅方向両側にそれぞれ設けられることにより、FM・デジタルラジオ兼用アンテナをダイバシティ化することができ、FMアンテナとデジタルラジオアンテナの受信感度を向上させることができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、車両用窓ガラスの車幅方向内方側にAMラジオ放送帯域の高周波信号を受信するように設定されると共に第2導体線に接続されるAMアンテナを備えることにより、AMアンテナについても、FMアンテナ及びデジタルラジオアンテナと給電端子を共用することが可能である。
本発明の実施形態に係るガラスアンテナの構成を示す図である。 図1に示すガラスアンテナの要部拡大図である。 ガラスアンテナのデジタルラジオ放送帯域における周波数特性を示すグラフである。 ガラスアンテナのFMラジオ放送帯域における周波数特性を示すグラフである。 従来のガラスアンテナの構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るガラスアンテナの構成を示す図である。本発明の実施形態に係るガラスアンテナ10は、図1に示すように、車両用窓ガラスとしての後部窓ガラス1に配設されている。図1では、後部窓ガラス1に配設されたガラスアンテナ10を車室側から見た状態を示し、後部窓ガラス1の周縁部が車体後方側から取り付けられる車体構成部材のフランジ部を省略して示している。
ガラスアンテナ10は、後部窓ガラス1の上方側且つ車幅方向一方側である車両左側に、FMアンテナとデジタルラジオアンテナとが兼用されたFM・デジタルラジオ兼用アンテナ20と、少なくとも一部が後部窓ガラス1に配設されてFM・デジタルラジオ兼用アンテナ20に対応して設けられる第1導体線30と、後部窓ガラス1に配設されて第1導体線30の一端部に接続されると共にFM・デジタルラジオ兼用アンテナ20と容量結合するようにFM・デジタルラジオ兼用アンテナ20に近接して配置される第2導体線40と、第1導体線30の他端側に接続される給電端子45とを備えている。後部窓ガラス1に配設されるFM・デジタルラジオ兼用アンテナ20、第1導体線30及び第2導体線40はそれぞれ、後部窓ガラス1に導電性銀ペーストからなる導体線をプリントして形成されている。
図2は、図1に示すガラスアンテナの要部拡大図である。FM・デジタルラジオ兼用アンテナ20は、中心周波数の波長が第1波長であるFMラジオ放送帯域の高周波信号を受信するように、本実施形態では中心周波数が98MHzである88〜108MHzのFMラジオ放送帯域のFMラジオ放送を受信するように設定されたFMアンテナと、中心周波数の波長が第2波長であるデジタルラジオ放送帯域の高周波信号を受信するように、本実施形態では中心周波数が205MHzである170〜240MHzのデジタルラジオ放送帯域のデジタルラジオ放送を受信するように設定されたデジタルラジオアンテナとが兼用されている。
図2に示すように、FM・デジタルラジオ兼用アンテナ20は、車幅方向に水平方向に平行に延びる複数の横部、具体的には上方側から順に所定距離離間して配置される第1横部21、第2横部22、第3横部23、第4横部24及び第5横部25と、複数の横部21、22、23、24、25の車両左側及び車両右側の端部をそれぞれ接続して上下方向に延びる第1縦部26及び第2縦部27とを備えている。
ガラスアンテナ10では、第1横部21、第2横部22、第3横部23、第4横部24及び第5横部25の長さL1が150mmに設定され、第1横部21と第2横部22の距離L2、第2横部22と第3横部23の距離L3、第3横部23と第4横部24の距離L4及び第4横部24と第5横部25の距離L5が30mmに設定され、第1縦部26及び第2縦部27の長さL6が120mmに設定されている。
図1及び図2では、後部窓ガラス1の車幅方向外方側を車室側から覆うリヤピラーカバー2と、後部窓ガラス1の車体上方側を車室側から覆うルーフライニング3とを二点鎖線で示している。FM・デジタルラジオ兼用アンテナ20用の給電端子45は、リヤピラーカバー2によって覆われる後部窓ガラス1の車幅方向外方側に配置され、後部窓ガラス1の車室側に取り付けられている。給電端子45はまた、後部窓ガラス1が取り付けられる車体構成部材のフランジ部4の内縁部より後部窓ガラス1の中央側に配設されている。
給電端子45は、第1導体線30の他端側に設けられて車室内に露出した給電端子ベース部30aに車室側から取り付けられている。給電端子ベース部30aについても、後部窓ガラス1に導電性銀ペーストをプリントして形成されている。給電端子45は、FM・デジタルラジオ兼用アンテナ20の第4横部24と上下方向にオーバーラップする位置に設けられている。
このように、給電端子45は、リヤピラーカバー2によって覆われる後部窓ガラス1の車幅方向外方側に配置されることにより、車室内に露出することがなくなるので、給電端子45を覆うカバー部材を別途設けることなく、後部座席の乗員が給電端子45に接触して給電端子45が損傷することを防止することができる。
ルーフライニング3が取り付けられた後部窓ガラス1に対してリヤピラーカバー2を取り付ける場合に、後部窓ガラス1にリヤピラーカバー2を取り付ける前に給電端子45を取り付けることができ、比較的容易に給電端子45が損傷することを防止することができる。
給電端子45は、後部窓ガラス1に配設されることなく第1導体線30として機能するアンテナ接続線11を介してアンテナアンプ12に接続され、アンテナアンプ12には図示しない受信機に接続された同軸ケーブル13が接続され、FM・デジタルラジオ兼用アンテナ20が受信した電波を給電端子45から前記受信機にアンテナアンプ12によって増幅させて伝送することができるようになっている。アンテナアンプ12は、車両のリアピラーにアース固定されている。
後部窓ガラス1に配設される第1導体線30は、一端部がFM・デジタルラジオ兼用アンテナ20の第2縦部27の上端部から上方側に所定距離離間する位置に配置され、他端部が給電端子45に接続されている。ガラスアンテナ10では、第1導体線30の一端部とFM・デジタルラジオ兼用アンテナ20の第2縦部27の距離L7が15mmに設定されている。
第1導体線30は、デジタルラジオ放送帯域の中心周波数の波長である第2波長の二分の一の長さに基づいて設定された長さを有するように形成され、後部窓ガラス1に配設される第1導体線30の長さを後部窓ガラス1のガラス短縮率αで除した長さとアンテナ接続線11の長さとの和が第2波長の二分の一の所定範囲内になるように形成されている。アンテナ接続線11の長さは、組み付けし易さを確保するために150mm近傍に設定されている。後部窓ガラス1ではガラス短縮率αは0.7に設定されている。
第1導体線30の長さは具体的には、170〜240MHzのデジタルラジオ放送帯域の中心周波数の波長である第2波長の二分の一の長さに対して所定範囲内、例えば±20%内の長さが設定されている。前記所定範囲は、例えば、170〜240MHzのデジタルラジオ放送帯域の周波数特性において所定受信感度、例えばダイポールアンテナとの比で−10dB近傍の所定受信感度以上の平均受信感度が得られるように設定される。
第1導体線30はまた、88〜108MHzのFMラジオ放送帯域の中心周波数の波長である第1波長の四分の一の長さ近傍の長さを有するように形成され、後部窓ガラス1に配設される第1導体線30の長さを後部窓ガラス1のガラス短縮率αで除した長さとアンテナ接続線11の長さとの和が第1波長の四分の一の長さ近傍の長さを有するように形成されることとなる。
後部窓ガラス1に配設される第1導体線30は、一端部から上方側に延びる第1縦部31と、第1縦部31の上端部から車両左側に略水平方向に延びる第1横部32と、第1横部32の車両左側から下方側に延びて給電端子45に接続される第2縦部33とを備えている。
そして、第1縦部31、第1横部32及び第2縦部33の長さの総和を後部窓ガラス1のガラス短縮率αで除した長さとアンテナ接続線11の長さの和が、170〜240MHzのデジタルラジオ放送帯域の中心周波数の波長である第2波長の二分の一の所定範囲内になるように形成されている。第1導体線30は、車両用窓ガラス1に配設される部分の長さが第2波長の二分の一の所定範囲内の長さから車両用窓ガラス1に配設されていない部分11の長さを減じた長さにガラス短縮率αを掛けた長さを有するように設けられている。
ガラスアンテナ10では、第1縦部31の長さL8が15mmに設定され、第1横部32及び第2縦部33の長さの和が340mmに設定され、後部窓ガラス1に配設される第1導体線30の長さが355mmに設定され、アンテナ接続線11の長さが150mmに設定されている。
第2導体線40は、FM・デジタルラジオ兼用アンテナ20と容量結合するようにFM・デジタルラジオ兼用アンテナ20に所定距離離間して近接して配設され、第1導体線30の一端部P1から車両左側にFM・デジタルラジオ兼用アンテナ20の第1横部21に沿って平行に水平方向に延びる第1横部41と、第1横部41の車両左側の端部から下方側に延びる第1縦部42と、第1縦部42の下端部から車両右側にFM・デジタルラジオ兼用アンテナ20の第1横部21に沿って平行に水平方向に延びる第2横部43とを備えている。
ガラスアンテナ10では、第2導体線40の第1横部41及び第2横部43とFM・デジタルラジオ兼用アンテナ20の第1横部21の距離L9及びL10がそれぞれ5mm及び15mmに設定されている。第2導体線40は、第1横部41と鋼板などの金属から形成される車体構成部材のフランジ部4の内縁部(図2の破線参照)の距離L11が20mmに設定され、車体構成部材と容量結合しないようになっている。
第2導体線40は、170〜240MHzのデジタルラジオ放送帯域の中心周波数の波長である第2波長の四分の一の長さに基づいて設定された長さを有するように形成され、後部窓ガラス1に配設される第2導体線40の長さを後部窓ガラス1のガラス短縮率αで除した長さが第2波長の四分の一の所定範囲内になるように形成されている。
第2導体線40の長さは具体的には、後部窓ガラス1に配設される第2導体線40の長さを後部窓ガラス1のガラス短縮率αで除した長さは具体的には、170〜240MHzのデジタルラジオ放送帯域の中心周波数の波長である第2波長の四分の一の長さに対して所定範囲内、例えば±20%内の長さが設定されている。ガラスアンテナ10では、第1横部41及び第2横部43の長さL12が150mmに設定され、第1縦部42の長さL13が10mmに設定され、後部窓ガラス1に配設される第2導体線40の長さが310mmに設定されている。前記所定範囲は、例えば、170〜240MHzのデジタルラジオ放送帯域の周波数特性において所定受信感度、例えばダイポールアンテナとの比で−10dB近傍の所定受信感度以上の平均受信感度が得られるように設定される。
本実施形態では、ガラスアンテナ10について、デジタルラジオ放送帯域及びFMラジオ放送帯域における周波数特性について調べた。
図3は、ガラスアンテナのデジタルラジオ放送帯域における周波数特性を示すグラフである。図3では、デジタルラジオ放送帯域の周波数を横軸にとり、デジタルラジオ放送帯域の周波数に対する受信感度を縦軸にとって表示している。縦軸の受信感度は、マイナス値が小さいほど、すなわち受信感度が大きいほど受信感度が良いことを示している。受信感度は、アンテナアンプ12によって増幅される前の受信感度を示し、ダイポールアンテナとの比で示している。なお、図3では、車両左側の給電端子45を介して測定される受信感度を示しているが、後述する車両右側の給電端子75を介して測定される受信感度についても同様の特性であった。
図3に示すように、ガラスアンテナ10では、174〜180MHz近傍及び194〜202MHz近傍の周波数における受信感度が他の周波数における受信感度より低下しているものの、デジタルラジオ放送帯域の周波数全体の平均受信感度を−10dB近傍の所定受信感度以上にすることができ、良好な受信感度を得ることができることが分かる。
図4は、ガラスアンテナのFMラジオ放送帯域における周波数特性を示すグラフである。図4では、FMラジオ放送帯域の周波数を横軸にとり、FMラジオ放送帯域の周波数に対する受信感度を縦軸にとって表示している。縦軸の受信感度は、マイナス値が小さいほど、すなわち受信感度が大きいほど受信感度が良いことを示している。受信感度は、アンテナアンプ12によって増幅される前の受信感度を示し、ダイポールアンテナとの比で示している。図4では、車両左側の給電端子45を介して測定される受信感度を示しているが、後述する車両右側の給電端子75を介して測定される受信感度についても同様の特性であった。
図4に示すように、ガラスアンテナ10では、88〜93MHz近傍の周波数における受信感度が他の周波数における受信感度より低下しているものの、FMラジオ放送帯域の周波数全体の平均受信感度を−10dB近傍の所定受信感度以上にすることができ、良好な受信感度を得ることができることが分かる。
ここで、ガラスアンテナのデジタルラジオ放送帯域及びFMラジオ放送帯域の受信性能について説明する。
ガラスアンテナ10では、図2に示すように、第1導体線30の一端部P1に接続される第2導体線40が、デジタルラジオ放送帯域の中心周波数の波長である第2波長の四分の一の長さに基づいて設定された長さを有してFM・デジタルラジオ兼用アンテナ20に近接して配設されることにより、デジタルラジオ放送帯域についてFM・デジタルラジオ兼用アンテナ20に第1導体線30の一端部P1が直接接続される構成とみなされることができる。
また、第1導体線30が、デジタルラジオ放送帯域の中心周波数の波長である第2波長の二分の一の長さに基づいて設定された長さを有することにより、第1導体線30の一端部P1と他端部P2とでデジタルラジオアンテナの受信感度をほぼ等しくすることができる。
したがって、ガラスアンテナ10では、デジタルラジオ放送帯域について、FM・デジタルラジオ兼用アンテナ20におけるデジタルラジオアンテナの受信感度が低下することを抑制することができ、デジタルラジオアンテナの受信感度を良好に確保することができる。
ガラスアンテナ10ではまた、給電端子45に接続される第1導体線30がFMラジオ放送帯域の中心周波数の波長である第1波長の四分の一の長さ近傍の長さを有するように形成され、第1導体線30の一端部P1が第2導体線40を介してFM・デジタルラジオ兼用アンテナ20に容量結合されている。
これにより、FMラジオ放送帯域におけるインピーダンスについて第1導体線30の第1波長の四分の一との長さの差に基づくインダクタンスによる誘導リアクタンスをFM・デジタルラジオ兼用アンテナ20と第2導体線40との容量結合の静電容量による容量リアクタンスによって打ち消すことができる。
したがって、ガラスアンテナ10では、FMラジオ放送帯域について、FM・デジタルラジオ兼用アンテナ20におけるFMアンテナの受信感度が低下することを抑制することができ、FMアンテナの受信感度を良好に確保することができる。
ガラスアンテナ10はまた、図1に示すように、後部窓ガラス1の上方側且つ車幅方向他方側である車両右側に、FMアンテナとデジタルラジオアンテナとが兼用されたFM・デジタルラジオ兼用アンテナ50と、少なくとも一部が後部窓ガラス1に配設されてFM・デジタルラジオ兼用アンテナ50に対応して設けられる第1導体線60と、後部窓ガラス1に配設されて第1導体線60の一端部に接続されると共にFM・デジタルラジオ兼用アンテナ50と容量結合するようにFM・デジタルラジオ兼用アンテナ50に近接して配置される第2導体線70と、第1導体線60の他端側に接続される給電端子75とを備えている。後部窓ガラス1に配設されるFM・デジタルラジオ兼用アンテナ50、第1導体線60及び第2導体線70はそれぞれ、後部窓ガラス1に導電性銀ペーストからなる導体線をプリントして形成されている。
FM・デジタルラジオ兼用アンテナ50は、後部窓ガラス1においてFM・デジタルラジオ兼用アンテナ20と車幅方向に左右対称に形成され、中心周波数の波長が第1波長であるFMラジオ放送帯域の高周波信号を受信するように設定されたFMアンテナと、中心周波数の波長が第2波長であるデジタルラジオ放送帯域の高周波信号を受信するように設定されたデジタルラジオアンテナとが兼用されている。
FM・デジタルラジオ兼用アンテナ50についても、車幅方向に水平方向に平行に延びる複数の横部、具体的には上方側から順に所定距離離間して配置される第1横部51、第2横部、第3横部、第4横部及び第5横部と、複数の横部51の車両右側及び車両左側の端部をそれぞれ接続して上下方向に延びる第1縦部56及び第2縦部57とを備えている。
FM・デジタルラジオ兼用アンテナ50用の給電端子75は、FM・デジタルラジオ兼用アンテナ20用の給電端子45と同様に形成され、リヤピラーカバー2によって覆われる後部窓ガラス1の車幅方向外方側に配置され、後部窓ガラス1の車室側に取り付けられている。給電端子75はまた、後部窓ガラス1が取り付けられる車体構成部材のフランジ部の内縁部より後部窓ガラス1の中央側に配設されている。
給電端子75は、後部窓ガラス1に配設されることなく第1導体線60として機能するアンテナ接続線14を介してアンテナアンプ15に接続され、アンテナアンプ15には図示しない受信機に接続された同軸ケーブル16が接続され、FM・デジタルラジオ兼用アンテナ50が受信した電波を給電端子75から前記受信機にアンテナアンプ15によって増幅させて伝送することができるようになっている。アンテナアンプ15は、車両のリアピラーにアース固定されている。
後部窓ガラス1に配設される第1導体線60は、第1導体線30と車幅方向に略左右対称に形成され、一端部がFM・デジタルラジオ兼用アンテナ50の第2縦部57近傍の第1横部51から上方側に所定距離離間する位置に配置され、他端部が給電端子75に接続されている。ガラスアンテナ10では、第1導体線60の一端部とFM・デジタルラジオ兼用アンテナ50の第1横部51の距離が15mmに設定されている。
第1導体線60についても、デジタルラジオ放送帯域の中心周波数の波長である第2波長の二分の一の長さに基づいて設定された長さを有するように形成され、後部窓ガラス1に配設される第1導体線60の長さを後部窓ガラス1のガラス短縮率αで除した長さとアンテナ接続線14の長さとの和が第2波長の二分の一の所定範囲内、例えば±20%内になるように形成されている。アンテナ接続線14の長さは、組み付けし易さを確保するために150mm近傍に設定されている。
第1導体線60はまた、88〜108MHzのFMラジオ放送帯域の中心周波数の波長である第1波長の四分の一の近傍の長さを有するように形成され、後部窓ガラス1に配設される第1導体線60の長さを後部窓ガラス1のガラス短縮率αで除した長さとアンテナ接続線11の長さとの和が第1波長の四分の一の長さ近傍の長さを有するように形成されることとなる。
後部窓ガラス1に配設される第1導体線60についても、一端部から上方側に延びる第1縦部と、第1縦部の上端部から車両右側に略水平方向に延びる第1横部と、第1横部の車両右側から下方側に延びて給電端子75に接続される第2縦部とを備えている。
そして、第1縦部、第1横部及び第2縦部の長さの総和を後部窓ガラス1のガラス短縮率αで除した長さとアンテナ接続線14の長さの和が、170〜240MHzのデジタルラジオ放送帯域の中心周波数の波長である第2波長の二分の一の所定範囲内になるように形成されている。第1導体線60は、車両用窓ガラス1に配設される部分の長さが第2波長の二分の一の所定範囲内の長さから車両用窓ガラス1に配設されていない部分14の長さを減じた長さにガラス短縮率αを掛けた長さを有するように設けられている。
第1導体線60では、第1縦部の長さが15mmに設定され、第1横部及び第2縦部の長さの和が340mmに設定され、後部窓ガラス1に配設される第1導体線60の長さが355mmに設定され、アンテナ接続線11の長さが150mmに設定されている。
第2導体線70は、FM・デジタルラジオ兼用アンテナ50と容量結合するようにFM・デジタルラジオ兼用アンテナ50に所定距離離間して近接して配設され、第1導体線60の一端部から車両右側にFM・デジタルラジオ兼用アンテナ50の第1横部51に沿って平行に水平方向に延びる第1横部と、第1横部の車両右側の端部から下方側に延びる第1縦部と、第1縦部の下端部から車両左側にFM・デジタルラジオ兼用アンテナ50の第1横部51に沿って平行に水平方向に延びる第2横部とを備えている。
ガラスアンテナ10では、第2導体線70の第1横部及び第2横部とFM・デジタルラジオ兼用アンテナ50の第1横部51の距離がそれぞれ5mm及び15mmに設定されている。第2導体線70は、第1横部と鋼板などの金属から形成される車体構成部材のフランジ部の内縁部の距離が20mmに設定され、車体構成部材と容量結合しないようになっている。
第2導体線70は、170〜240MHzのデジタルラジオ放送帯域の中心周波数の波長である第2波長の四分の一の長さに基づいて設定された長さを有するように形成され、後部窓ガラス1に配設される第2導体線70の長さを後部窓ガラス1のガラス短縮率αで除した長さが第2波長の四分の一の所定範囲内になるように形成されている。
第2導体線70の長さは具体的には、後部窓ガラス1に配設される第2導体線70の長さを後部窓ガラス1のガラス短縮率αで除した長さは具体的には、170〜240MHzのデジタルラジオ放送帯域の中心周波数の波長である第2波長の四分の一の長さに対して所定範囲内、例えば±20%内の長さが設定されている。ガラスアンテナ10では、第1横部及び第2横部の長さがそれぞれ140mm及び150mmに設定され、第1縦部の長さが10mmに設定され、後部窓ガラス1に配設される第2導体線70の長さが300mmに設定されている。前記所定範囲は、例えば、170〜240MHzのデジタルラジオ放送帯域の周波数特性において所定受信感度、例えばダイポールアンテナとの比で−10dB近傍の所定受信感度以上の平均受信感度が得られるように設定される。
これにより、FM・デジタルラジオ兼用アンテナ50についても、FM・デジタルラジオ兼用アンテナ50におけるFMアンテナ及びデジタルラジオアンテナの受信感度が低下することを抑制することができ、FMアンテナとデジタルラジオアンテナの受信感度を良好に確保することができる。
このように、FM・デジタルラジオ兼用アンテナ20、50は、後部窓ガラス1の車幅方向両側にそれぞれ設けられることにより、FM・デジタルラジオ兼用アンテナをダイバシティ化することができ、FMアンテナとデジタルラジオアンテナの受信感度を向上させることができる。
後部窓ガラス1の車両右側に配置されるFM・デジタルラジオ兼用アンテナ50に近接して配置される第2導体線70には、後部窓ガラス1の車幅方向内方側に配置されてAMラジオ放送帯域の高周波信号を受信するように設定されたAMアンテナ80が接続されている。
AMアンテナ80は、500〜1700kHzのAMラジオ放送帯域のAMラジオ放送を受信するように設定され、水平方向に平行に延びる複数の横部81、具体的には上方側から順に所定距離離間して配置される第1横部81、第2横部、第3横部、第4横部、第5横部及び第6横部と、複数の横部81の車両左側の端部を接続して上下方向に延びる第1縦部82と、第1横部81の車両右側の端部から下方側に延びて第2導体線70に接続される第2縦部83とを備えている。
ガラスアンテナ10では、複数の横部81の離間距離がそれぞれ30mmに設定され、第2横部、第3横部、第4横部、第5横部及び第6横部の車両左側の端部とFM・デジタルラジオ兼用アンテナ20の距離が50mmに設定され、第2横部、第3横部、第4横部、第5横部及び第6横部の車両右側の端部とFM・デジタルラジオ兼用アンテナ50の距離が60mmに設定されている。
AMアンテナ80についても、後部窓ガラス1に導電性ペーストからなる導体線をプリントして形成されている。
ガラスアンテナ10ではまた、AMアンテナ80が受信したAMラジオ放送帯域の電波が給電端子75から前記受信機にアンテナアンプ15によって増幅させて伝送することができるようになっている。
このように、後部窓ガラス1の車幅方向内方側にAMラジオ放送帯域の高周波信号を受信するように設定されると共に第2導体線70に接続されるAMアンテナ80を備えることにより、AMアンテナ80についても、FMアンテナ及びデジタルラジオアンテナと給電端子75を共用することが可能である。
後部窓ガラス1にはまた、デフォッガ90が配設されており、デフォッガ90は、後部窓ガラス1の車幅方向一方側から他方側に亘って配置されている。FM・デジタルラジオ兼用アンテナ20、50、第1導体線30、60、第2導体線40、70及びAMアンテナ80は、デフォッガ90の上方側に配置されている。
デフォッガ90は、後部窓ガラス1の車両左側から車両右側に亘ってほぼ平行に左右対称に配置される複数の熱線91と、複数の熱線91の車両左側及び車両右側の端部をそれぞれ接続して上下方向に延びる左右一対のバスバー92とを備え、図示しない電源からバスバー92を介して複数の熱線91に電流が供給されることで、後部窓ガラス1の曇り止めを行うようになっている。図1では、複数の熱線91のうち最も上方側及び下方側の熱線のみを示している。
デフォッガ90はまた、複数の熱線91のうち最も上方側の熱線91から下方側に複数の熱線91に交差するように延びる導体線93を備えている。ガラスアンテナ10では、後部窓ガラス1の車両左側、車両右側及び車両中央側にそれぞれ導体線93a、93b、93cが設けられている。
導体線93a、93bは、最も上方側の熱線91から最も下方側の熱線91まで延びるように形成され、導体線93cは、最も上方側の熱線91から最も下方側の熱線91よりも下方側に延びると共に下端部から車両左側及び車両右側に延びるように形成されている。
デフォッガ90は、FM・デジタルラジオ兼用アンテナ20、50の下方側に近接して配置されることにより、FM・デジタルラジオ兼用アンテナ20、50におけるFMアンテナを補助するアンテナとしてデフォッガ90を用いることができ、FMアンテナの受信感度をさらに向上させることができる。
デフォッガ90についても、熱線91及び導体線93は、後部窓ガラス1に導電性銀ペーストをプリントして形成されている。
このように、本実施形態に係るガラスアンテナ10は、中心周波数の波長が第1、第2波長であるFMラジオ放送帯域、デジタルラジオ放送帯域の高周波信号を受信するFMアンテナ、デジタルラジオアンテナが兼用されたFM・デジタルラジオ兼用アンテナ20と、車両用窓ガラス1に少なくとも一部が配設されて第2波長の二分の一の長さに基づいて設定された長さを有する第1導体線30と、車両用窓ガラス1に配設されて第1導体線30の一端部に接続されると共に第2波長の四分の一の長さに基づいて設定された長さを有し、且つFM・デジタルラジオ兼用アンテナ20と容量結合するように近接して配設される第2導体線40と、第1導体線30の他端側に接続される給電端子45とを備えて、給電端子45は、リヤピラーカバー2によって覆われる車両用窓ガラス1の車幅方向外方側に配置されている。
これにより、給電端子45は、リヤピラーカバー2によって覆われて車室内に露出することがなくなるので、給電端子45を覆うカバー部材を別途設けることなく、後部座席の乗員が給電端子45に接触して給電端子45が損傷することを防止することができる。
給電端子45に接続される第1導体線30は、第2導体線40を介してFM・デジタルラジオ兼用アンテナ20に容量結合されることにより、FMラジオ放送帯域におけるインピーダンスについて第1導体線30の第1波長の四分の一との長さの差に基づくインダクタンスによる誘導リアクタンスをFM・デジタルラジオ兼用アンテナ20と第2導体線40との容量結合の静電容量による容量リアクタンスによって打ち消すことができるので、FM・デジタルラジオ兼用アンテナ20におけるFMアンテナの受信感度が低下することを抑制することができ、FMアンテナの受信感度を良好に確保することができる。
また、第1導体線30は、第2波長の四分の一の長さに基づいて設定された長さを有してFM・デジタルラジオ兼用アンテナ20に近接して配設される第2導体線40に接続されることにより、FM・デジタルラジオ兼用アンテナ20に第1導体線30の一端部が直接接続される構成とみなされることができると共に、第1導体線30が第2波長の二分の一の長さに基づいて設定された長さを有することにより、第1導体線30の一端部P1と他端部P2とでデジタルラジオアンテナの受信感度をほぼ等しくすることができるので、FM・デジタルラジオ兼用アンテナ20におけるデジタルラジオアンテナの受信感度が低下することを抑制することができ、デジタルラジオアンテナの受信感度を良好に確保することができる。
したがって、ガラスアンテナ10において、FMアンテナとデジタルラジオアンテナの給電端子45を共用しつつ、FMアンテナとデジタルラジオアンテナの受信感度を良好に確保すると共に給電端子45が損傷することを防止することができる。
ガラスアンテナ10は、FM・デジタルラジオ兼用アンテナ20、50を備えているが、FM・デジタルラジオ兼用アンテナ50を備えないようにすることも可能である。また、ガラスアンテナ10において、AMアンテナ80を備えないようにすることも可能である。
本発明は、例示された実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能である。
以上のように、本発明によれば、ガラスアンテナにおいて給電端子を共用しつつFMアンテナとデジタルラジオアンテナの受信感度を良好に確保すると共に給電端子が損傷することを防止することが可能となるから、ガラスアンテナが配設される自動車等の車両の製造産業分野において好適に利用される可能性がある。
1 車両用窓ガラス
2 リヤピラーカバー
10 ガラスアンテナ
11、14 アンテナ接続線
20、50 FM・デジタルラジオ兼用アンテナ
30、60 第1導体線
40、70 第2導体線
45、75 給電端子
80 AMアンテナ

Claims (4)

  1. 車両用窓ガラスに配設されたガラスアンテナであって、
    前記車両用窓ガラスに配設されて中心周波数の波長が第1波長であるFMラジオ放送帯域の高周波信号を受信するように設定されたFMアンテナと中心周波数の波長が第2波長であるデジタルラジオ放送帯域の高周波信号を受信するように設定されたデジタルラジオアンテナとが兼用されたFM・デジタルラジオ兼用アンテナと、
    前記車両用窓ガラスに少なくとも一部が配設されて前記第2波長の二分の一の長さに基づいて設定された長さを有する第1導体線と、
    前記車両用窓ガラスに配設されて前記第1導体線の一端部に接続されると共に前記第2波長の四分の一の長さに基づいて設定された長さを有し、且つ前記FM・デジタルラジオ兼用アンテナと容量結合するように前記FM・デジタルラジオ兼用アンテナに近接して配設される第2導体線と、
    前記第1導体線の他端側に接続される給電端子と、
    を備え、
    前記給電端子は、リヤピラーカバーによって覆われる前記車両用窓ガラスの車幅方向外方側に配置されている、
    ことを特徴とするガラスアンテナ。
  2. 前記第1導体線は、前記車両用窓ガラスに配設される部分の長さが前記第2波長の二分の一の所定範囲内の長さから前記車両用窓ガラスに配設されていない部分の長さを減じた長さにガラス短縮率を掛けた長さを有するように設けられ、
    前記第2導体線は、前記車両用窓ガラスに配設される部分の長さが前記第2波長の四分の一の所定範囲内の長さにガラス短縮率を掛けた長さを有するように設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のガラスアンテナ。
  3. 前記FM・デジタルラジオ兼用アンテナは、前記車両用窓ガラスの車幅方向両側にそれぞれ設けられている、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガラスアンテナ。
  4. 前記車両用窓ガラスの車幅方向内方側にAMラジオ放送帯域の高周波信号を受信するように設定されたAMアンテナを備え、
    前記AMアンテナは、前記第2導体線に接続されている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のガラスアンテナ。
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