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JP6543050B2 - 障害物検出装置および障害物検出方法 - Google Patents
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JP6543050B2 - 障害物検出装置および障害物検出方法 - Google Patents

障害物検出装置および障害物検出方法 Download PDF

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Description

開示の実施形態は、障害物検出装置および障害物検出方法に関する。
従来、障害物との衝突等を回避することを目的として、車載カメラにより自車両の周囲を撮像し、撮像映像において特徴点として抽出されるエッジに基づいて障害物を検出する技術が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2009−025910号公報
しかしながら、上述した従来技術には、たとえば模様のない壁などのように特徴点の乏しい障害物についてはエッジそのものが抽出できず、障害物を検出しづらいという問題点があった。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、特徴点の乏しい障害物であっても検出することができる障害物検出装置および障害物検出方法を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る障害物検出装置は、撮像部と、推定部と、判定部とを備える。前記撮像部は、車両に設けられて該車両の周囲を撮像する。前記推定部は、前記撮像部によって撮像された撮像映像について障害物の存在する存在領域を推定する。前記判定部は、前記存在領域の輝度に基づいて前記障害物の存否を判定する。また、前記推定部は、前記撮像映像における消失点近傍の領域を前記存在領域として推定する。また、前記判定部は、前記存在領域の各画素の輝度の分布が特定範囲内に集中しているならば、前記存在領域には前記障害物があると判定する。
実施形態の一態様によれば、特徴点の乏しい障害物であっても検出することができる。
図1Aは、実施形態にて想定する場面の一例を示す図(その1)である。 図1Bは、実施形態にて想定する場面の一例を示す図(その2)である。 図1Cは、第1の実施形態に係る障害物検出手法の概要を示す図である。 図1Dは、第2の実施形態に係る障害物検出手法の概要を示す図である。 図1Eは、第3の実施形態に係る障害物検出手法の概要を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係る障害物検出装置のブロック図である。 図3Aは、第1の実施形態に係る判定部の判定処理の説明図(その1)である。 図3Bは、第1の実施形態に係る判定部の判定処理の説明図(その2)である。 図3Cは、第1の実施形態に係る判定部の判定処理の説明図(その3)である。 図4は、第1の実施形態に係る障害物検出装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。 図5Aは、第2の実施形態に係る障害物検出装置のブロック図である。 図5Bは、第2の実施形態に係る輝度解析部のブロック図である。 図6は、第2の実施形態に係る障害物検出装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。 図7Aは、第3の実施形態に係る判定部の判定処理の説明図(その1)である。 図7Bは、第3の実施形態に係る判定部の判定処理の説明図(その2)である。 図8は、第3の実施形態に係る障害物検出装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する障害物検出装置および障害物検出方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
また、以下では、本実施形態に係る障害物検出手法の概要について図1A〜図1Eを用いて説明した後に、この障害物検出手法を適用した障害物検出装置について、図2〜図8を用いて説明することとする。なお、図2〜図4を用いた説明では、第1の実施形態について、図5A〜図6を用いた説明では、第2の実施形態について、図7A〜図8を用いた説明では、第3の実施形態について、それぞれ説明する。
まず、本実施形態に係る障害物検出手法の概要について、図1A〜図1Eを用いて説明する。図1Aおよび図1Bは、本実施形態にて想定する場面の一例を示す図(その1)および(その2)である。
図1Cは、第1の実施形態に係る障害物検出手法の概要を示す図である。図1Dは、第2の実施形態に係る障害物検出手法の概要を示す図である。図1Eは、第3の実施形態に係る障害物検出手法の概要を示す図である。
図1Aに示すように、本実施形態では、車両1が、壁100の前に設けられた車止めのない駐車スペースへバックで進入しようとしている場面を一例として想定する。車両1には、バックビュー用の車載カメラ2(撮像部)が設けられているものとする。
そして、かかる車載カメラ2の撮像映像は、図1Bに示すように、車両1に搭載された車載装置3の表示モジュール(たとえばディスプレイ装置)40へ出力される。ここで、壁100は、図1Bに示すように「模様なし」であるものとする。
実施形態に係る障害物検出装置30(後述)は、このような場面において壁100を障害物として判定し、その判定結果をたとえば表示モジュール40上へ報知するものである。なお、こうした撮像映像に基づいた障害物検出は、公知の手法では、たとえば輝度映像から輝度が不連続に変化している箇所を「特徴点」となり得る「エッジ」として検出し、かかるエッジに基づいて障害物の存否を判定するといったものが知られている。
しかしながら、図1Bに示す「模様なし」の壁100などは、そもそも輝度が不連続に変化する箇所を見つけにくく、エッジを検出すること自体が困難である。そこで、本実施形態では、撮像映像について特徴点の乏しい障害物の存在する存在領域を所定の手法により推定し、かかる存在領域の輝度に基づいて障害物の存否を判定することとした。
たとえば、第1の実施形態では、図1Cに示すように、撮像映像における消失点VPの近傍の領域、より具体的には消失点VPを含む水平線HL付近の領域を存在領域Eとして推定する(ステップS11)。
そして、第1の実施形態では、かかる存在領域Eの各画素の輝度の分布が特定範囲SR内に集中しているならば、存在領域Eには障害物として「模様なし」の壁100が存在すると判定する(ステップS12)。すなわち、第1の実施形態は、「模様なし」の壁100の特徴点として、輝度の分布が特定範囲SRのような狭い範囲に集中している点に着目するものである。したがって、特定範囲SRは、輝度の分布から「模様なし」の壁100が検出できる程度の範囲に設定される。
また、たとえば、第2の実施形態では、図1Dに示すように、撮像映像の各画素の輝度に基づいて地面との境界を検出する(ステップS21)。そして、第2の実施形態では、かかる境界より上方の領域を存在領域Eとして推定する(ステップS22)。
そして、第2の実施形態では、かかる存在領域Eの各画素の輝度に基づいて存在領域Eに特徴点がないことを検出する(ステップS23)。具体的には、たとえば輝度のばらつきが少なく略均一であることを検出する。
そして、第2の実施形態では、存在領域Eに特徴点がないならば、存在領域Eには障害物として「模様なし」の壁100が存在すると判定する。すなわち、第2の実施形態は、撮像映像から地面以外の領域を存在領域Eとして絞り込んで、かかる存在領域Eに輝度に基づく特徴点がなければ自明的に障害物として「模様なし」の壁100が存在する、とするものである。
なお、第2の実施形態では、存在領域Eにつき、ダイナミックレンジを拡大したり、色エッジを検出したりすることで、あえて壁100の特徴点を検出することとしてもよい。この点については、図5Bや図6を用いて後述する。
また、たとえば、第3の実施形態では、図1Eに示すように、夜間や薄暗い屋内である場合に、所定閾値以上の輝度を示す領域を存在領域Eとして推定する(ステップS31)。
そして、第3の実施形態では、車両1が移動(たとえばバック)するのに応じて、かかる存在領域Eが変化するのを検出する(ステップS32)。たとえば、図1Eには、2つの存在領域Eが、車両1のバックに応じて左右に開くように移動する例を示している。
そして、第3の実施形態では、存在領域Eが、車両1の移動に応じて移動するならば、存在領域Eには障害物として「模様なし」の壁100が存在すると判定する。すなわち、第3の実施形態は、壁100が存在すれば、夜間や暗い屋内であれば、車両1のバックランプなどが反射する点に着目するものである。
なお、ステップS32の「変化」は、存在領域Eの位置の変化だけでなく、たとえば輝度の変化であってもよい。この点については、図7Bを用いて後述する。
このように、本実施形態では、撮像映像について特徴点の乏しい障害物の存在する存在領域Eを推定し、かかる存在領域Eの輝度に基づいて障害物の存否を判定することとした。したがって、本実施形態によれば、特徴点の乏しい障害物であっても検出することができる。
以下、図1C〜図1Eに概要を示した第1〜第3の実施形態について、順次具体的に説明してゆく。
(第1の実施形態)
図2は、第1の実施形態に係る障害物検出装置30のブロック図である。なお、図2では、本実施形態の特徴を説明するために必要な構成要素のみを示しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
たとえば、障害物検出装置30は、前述のエッジ等に基づいた公知の手法を含む障害物検出処理を行うことが可能であり、本実施形態で説明する処理は、かかる障害物検出処理のうち、「模様なし」の壁100のように特徴点の乏しい障害物を検出するための一部である。この点は、後述する第2および第3の実施形態でも同様とする。
図2に示すように、障害物検出装置30は、たとえば車載装置3に設けられる。なお、障害物検出装置30は、車載装置3の外部に設けられてもよい。
障害物検出装置30は、制御部31と、記憶部32とを備える。制御部31は、たとえばCPU(Central Processing Unit)であり、障害物検出装置30の全体制御を行う。
制御部31は、推定部31aと、輝度解析部31bと、判定部31cと、出力部31dとを備える。なお、これら処理部31a〜31dはたとえば、記憶部32に予め記憶された実行可能な各種プログラム(図示略)が制御部31へロードされ、制御部31において逐次実行されることでソフトウェア的に実現される。
推定部31aは、車載カメラ2の撮像映像および存在領域情報32aに基づき、存在領域Eを推定する。存在領域情報32aは、存在領域Eの推定に関する情報であり、たとえば第1の実施形態であれば、前述の消失点VP近傍における存在領域Eの座標位置やサイズといった情報が含まれる。また、推定部31aは、推定した存在領域Eを輝度解析部31bへ通知する。
輝度解析部31bは、通知された存在領域Eの各画素の輝度の分布を解析し、解析結果を判定部31cへ通知する。判定部31cは、通知された解析結果に基づき、障害物の存否を判定し、判定結果を出力部31dへ通知する。
ここで、第1の実施形態に係る判定部31cの判定処理について、より具体的に説明しておく。図3A〜図3Cは、第1の実施形態に係る判定部31cの判定処理の説明図(その1)〜(その3)である。
まず、図3Aに示すように、たとえば車両1の後方に障害物として模様なしの壁100が存在しないものとする。かかる場合、消失点VPを含む水平線HL付近の領域である存在領域Eには建物や車や木など種々の物体が存在している場合があり、存在領域Eの輝度の分布は、特定範囲SRを超えた広範囲に広がってしまうことが多い。
一方、図3Bに示すように、車両1の後方に障害物として模様なしの壁100が存在する場合、存在領域Eのほとんどが略同じ輝度となるため、存在領域Eの輝度の分布は、特定範囲SR内に集中する。
したがって、判定部31cは、輝度の分布が特定範囲SR内に集中している場合には、障害物として模様なしの壁100があると判定し、輝度の分布が特定範囲SRを超えた広範囲に広がっている場合には、障害物として模様なしの壁100はないと判定する。
なお、ここで図3Bに示すように、存在領域Eの水平方向サイズLは、撮像映像の横方向サイズの半分「W/2」以上が確保されることが好ましい。これは、障害物として壁100が検出されるのは車両1が壁100へ接近する場合だけでよいためである。水平方向サイズLを確保することによって、水平方向サイズLが確保されていない場合に距離の遠い壁100を誤検出してしまうのを防ぐことができる。
また、図3Cに示すように、存在領域Eの輝度の分布が特定範囲SRよりも低い側へ偏っている場合は、判定部31cは夜間と判定し、障害物としての壁100はないと判定する。これは、壁100が接近すれば、バックランプやテールランプによって輝度の分布は高い方へシフトするはずだからである。
図2の説明に戻り、つづいて出力部31dについて説明する。出力部31dは、判定部31cからの判定結果を表示モジュール40へ表示可能な形式へ描画して、表示モジュール40へ出力する。
次に、第1の実施形態に係る障害物検出装置30が実行する処理手順について、図4を用いて説明する。図4は、第1の実施形態に係る障害物検出装置30が実行する処理手順を示すフローチャートである。
なお、図4に示す処理手順は、上述のように公知の手法を含む障害物検出処理のうち、特徴点の乏しい障害物(模様なしの壁100等)を検出するための一部である。この点は、後ほど図6および図8に示す第2および第3の実施形態の場合でも同様である。
図4に示すように、まず車載カメラ2が車両1の周囲の映像を撮像する(ステップS101)。そして、推定部31aが、消失点VP近傍の領域を存在領域Eとして推定する(ステップS102)。
つづいて、輝度解析部31bが、存在領域Eの輝度の分布を解析する(ステップS103)。そして、判定部31cが、かかる輝度の分布が特定範囲SRに集中しているか否かを判定する(ステップS104)。
ここで、特定範囲SRに集中しているならば(ステップS104,Yes)、判定部31cは障害物としての壁100ありと判定する(ステップS105)。また、特定範囲SRに集中していないならば(ステップS104,No)、判定部31cは障害物としての壁100なしと判定する(ステップS106)。
そして、出力部31dが判定結果を表示モジュール40へ出力して(ステップS107)、処理を終了する。
上述してきたように、第1の実施形態に係る障害物検出装置は、車載カメラ(撮像部)と、推定部と、判定部とを備える。車載カメラは、車両に設けられて車両の周囲を撮像する。推定部は、車載カメラによって撮像された撮像映像について障害物の存在する存在領域を推定する。判定部は、存在領域の輝度に基づいて障害物の存否を判定する。
また、推定部は、撮像映像における消失点近傍の領域を存在領域として推定する。また、判定部は、存在領域の各画素の輝度の分布が特定範囲内に集中しているならば、存在領域には障害物があると判定する。
したがって、第1の実施形態に係る障害物検出装置によれば、特徴点の乏しい障害物であっても検出することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る障害物検出装置30Aの構成について説明する。図5Aは、第2の実施形態に係る障害物検出装置30Aのブロック図である。図5Bは、第2の実施形態に係る輝度解析部31bのブロック図である。
なお、第2の実施形態では、第1の実施形態と異なる構成要素について主に説明することとし、既に説明済みの構成要素については説明を簡略化するか省略する。
第2の実施形態に係る障害物検出装置30Aは、境界検出部31eをさらに備える点が第1の実施形態とは異なる。境界検出部31eは、撮像映像の各画素の輝度に基づいて撮像映像から地面と地面以外との境界を検出する。また、境界検出部31eは、検出した境界を推定部31aへ通知する。地面と地面以外との境界を検出する例としては、たとえば、隣接する画素の輝度の変化が略同じである部分が略直線状に伸びている箇所を境界として検出する等がある。
推定部31aは、通知された境界より上方の領域を存在領域Eとして推定し、推定した存在領域Eを輝度解析部31bへ通知する。なお、通知された境界より上方の領域が存在領域Eであるという情報は、第2の実施形態に係る存在領域情報32aに含まれている。
輝度解析部31bは、存在領域Eの各画素の輝度を解析し、解析結果を判定部31cへ通知する。なお、図5Bに示すように、第2の実施形態に係る輝度解析部31bは、レンジ拡大部31baと、色エッジ検出部31bbと、色強調部31bcとをさらに備える。
レンジ拡大部31baは、存在領域Eの各画素のダイナミックレンジを拡大して、たとえば存在領域Eの各画素のいわゆる「白飛び」や「黒つぶれ」等を補正し、存在領域Eにおけるわずかな模様や凹凸を再現することでエッジ検出を行いやすくする。
色エッジ検出部31bbは、存在領域Eの各画素の色差に基づいて色エッジを検出する。色強調部31bcは、色エッジ検出部31bbによる色エッジの検出に応じ、適宜、色の彩度の幅を膨らませる色強調処理を行う。
第2の実施形態に係る輝度解析部31bは、これらレンジ拡大部31ba、色エッジ検出部31bbおよび色強調部31bcの少なくともいずれかの処理が反映された存在領域Eの解析結果を、判定部31cへ通知することができる。
判定部31cは、存在領域Eに特徴点がない、すなわち輝度が略均一(輝度のばらつきが小)なためエッジ検出ができない場合に、障害物なしと判定する。また、判定部31cは、レンジ拡大部31baによってダイナミックレンジが拡大された存在領域Eからエッジが検出されるならば、障害物としての壁100ありと判定する。
また、判定部31cは、色エッジ検出部31bbによって存在領域Eから色エッジが検出されるならば、障害物としての壁100ありと判定する。なお、判定部31cは、判定結果に基づき、輝度解析部31bとの間で都度情報をやり取りする。
次に、第2の実施形態に係る障害物検出装置30Aが実行する処理手順について、図6を用いて説明する。図6は、第2の実施形態に係る障害物検出装置30Aが実行する処理手順を示すフローチャートである。
図6に示すように、まず車載カメラ2が車両1の周囲の映像を撮像する(ステップS201)。そして、境界検出部31eが、撮像映像の輝度に基づいて地面と地面以外との境界を検出する(ステップS202)。
そして、推定部31aが、検出された境界より上方の領域を存在領域Eとして推定し(ステップS203)、輝度解析部31bが、存在領域Eの輝度を解析する(ステップS204)。
つづくステップS205〜S207と、ステップS208〜S211と、ステップS212〜S214とは、並列に処理される。なお、これら3パターンの処理手順は、いずれか1つを実行することとしてもよいし、複数を実行することとしてもよい。
まず1パターン目では、判定部31cが、輝度が略均一(輝度のばらつきが小)であるか否かを判定する(ステップS205)。
ここで、輝度が略均一であるならば(ステップS205,Yes)、判定部31cは障害物としての壁100ありと判定する(ステップS206)。なお、輝度が略均一であるか否かは、予め規定した所定の分散値等に基づく判定条件によることとしてもよい。
また、ステップS205の判定条件を満たさないならば(ステップS205,No)、判定部31cは障害物としての壁100なしと判定する(ステップS207)。
また、2パターン目では、輝度解析部31b(レンジ拡大部31ba)が存在領域Eのダイナミックレンジを拡大する(ステップS208)。そして、判定部31cが、ダイナミックレンジの拡大された存在領域Eからのエッジ検出の可否を判定する(ステップS209)。
ここで、エッジが検出されるならば(ステップS209,Yes)、判定部31cは障害物としての壁100ありと判定する(ステップS210)。また、ステップS209の判定条件を満たさないならば(ステップS209,No)、判定部31cは障害物としての壁100なしと判定する(ステップS211)。
また、3パターン目では、輝度解析部31b(色エッジ検出部31bb)が存在領域Eの色エッジを検出する。そして、判定部31cが、存在領域Eからの色エッジ検出の可否を判定する(ステップS212)。
ここで、色エッジが検出されるならば(ステップS212,Yes)、判定部31cは障害物としての壁100ありと判定する(ステップS213)。一方、ステップS212の判定条件を満たさないならば(ステップS212,No)、判定部31cは障害物としての壁100なしと判定する(ステップS214)。
そして、出力部31dが、上述の各パターンにおける判定結果を表示モジュール40へ出力して(ステップS215)、処理を終了する。なお、図6では、ステップS205〜S207と、ステップS208〜S211と、ステップS212〜S214とが並列の関係にあることを示したが、これに限られるものではない。
たとえば、ステップS202〜S207およびS215と、ステップS202〜S204、S208〜S211およびS215と、ステップS202〜S204およびS212〜S215とが並列の関係にあってもよい。
上述してきたように、第2の実施形態に係る障害物検出装置は、車載カメラ(撮像部)と、推定部と、判定部とを備える。車載カメラは、車両に設けられて車両の周囲を撮像する。推定部は、車載カメラによって撮像された撮像映像について障害物の存在する存在領域を推定する。判定部は、存在領域の輝度に基づいて障害物の存否を判定する。
また、第2の実施形態に係る障害物検出装置は、境界検出部をさらに備える。境界検出部は、撮像映像の各画素の輝度に基づいて撮像映像から地面と地面以外との境界を検出する。また、推定部は、境界検出部によって境界が検出された場合に、かかる境界より上方の領域を存在領域として推定する。また、判定部は、推定された存在領域の各画素の輝度が略均一であるならば、存在領域には障害物があると判定する。
したがって、第2の実施形態に係る障害物検出装置によれば、特徴点の乏しい障害物であっても検出することができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係る障害物検出装置30Bの構成について説明する。なお、障害物検出装置30Bのブロック図は、既に図2で示した第1の実施形態に係る障害物検出装置30のブロック図と同様であるので省略する。
したがって、ここでは、図2のブロック図を参照し、図2の符号「30」のみを符号「30B」に読み替えるものとする。また、第3の実施形態では、第1の実施形態と異なる構成要素について主に説明することとし、既に説明済みの構成要素については説明を簡略化するか省略する。
第3の実施形態に係る障害物検出装置30Bの推定部31aは、撮像映像において所定閾値以上の輝度を示す領域を存在領域Eとして推定し、推定した存在領域Eを輝度解析部31bへ通知する。なお、所定閾値は、夜間環境等を考慮した実験等によって導出され、予め規定されて第3の実施形態に係る存在領域情報32aに含まれている。
輝度解析部31bは、存在領域Eの位置や各画素の輝度を含む存在領域Eの変化を解析し、解析結果を判定部31cへ通知する。判定部31cは、存在領域Eが車両1の移動に応じて移動するならば、障害物としての壁100ありと判定する。
ここで、第3の実施形態に係る判定部31cの判定処理について、より具体的に説明しておく。図7Aおよび図7Bは、第3の実施形態に係る判定部31cの判定処理の説明図(その1)および(その2)である。
まず、図7Aの左図に示すように、たとえば推定部31aによって互いに相似する形状の2つの存在領域Eが推定されているものとする。そして、これら存在領域Eの間の距離はd1であるものとする。
そして、車両1がバックし、これに応じて図7Aの右図に示すように、2つの存在領域Eが左右に開くように移動して距離d1が距離d2へと伸長される変化を輝度解析部31bが解析結果として判定部31cへ通知したものとする。
かかる場合、判定部31cは障害物としての壁100ありと判定する。すなわち、夜間や暗い屋内において車両1がバックする場合、バックランプやテールランプが壁100には反射し、かかる反射領域(存在領域E)は車両1が壁100に接近するに連れて左右に移動するからである。
なお、かかる場合の存在領域Eの移動には、存在領域Eの拡大を含んでよい。すなわち、図7Bの左図から右図にかけて示すように、車両1の移動に応じて2つの存在領域Eがともに拡大される場合に、判定部31cは障害物としての壁100ありと判定してもよい。
さらにこの場合に、輝度解析部31bが存在領域Eの輝度の変化を解析して、2つの存在領域Eの輝度がともに上昇するという条件を加えてもよい。すなわち、判定部31cは、互いに相似する形状の2つの存在領域Eを推定部31aが推定した場合に、車両1の移動に応じて2つの存在領域Eがともに拡大され、かつ、その輝度がともに上昇するならば、障害物としての壁100ありと判定することとなる。
このように、存在領域Eの位置だけでなくその輝度の変化をも考慮することによって、特徴点の乏しい障害物を精度よく検出することが可能となる。なお、ここでは、存在領域Eが2つである場合を例に挙げたが、個数を限定するものではない。
次に、第3の実施形態に係る障害物検出装置30Bが実行する処理手順について、図8を用いて説明する。図8は、第3の実施形態に係る障害物検出装置30Bが実行する処理手順を示すフローチャートである。
図8に示すように、まず車載カメラ2が車両1の周囲の映像を撮像する(ステップS301)。そして、推定部31aが、所定閾値以上の輝度を示す領域を存在領域Eとして推定する(ステップS302)。
つづいて、輝度解析部31bが、存在領域Eの変化を解析する(ステップS303)。なお、かかる変化には、上述のように存在領域Eの位置および輝度の変化を含む。そして、判定部31cが、存在領域Eが車両1の移動に応じて変化したか否かを判定する(ステップS304)。
ここで、存在領域Eが車両1の移動に応じて変化(たとえば移動)したならば(ステップS304,Yes)、判定部31cは障害物としての壁100ありと判定する(ステップS305)。また、ステップS304の判定条件を満たさないならば(ステップS304,No)、判定部31cは障害物としての壁100なしと判定する(ステップS306)。
そして、出力部31dが判定結果を表示モジュール40へ出力して(ステップS307)、処理を終了する。
上述してきたように、第3の実施形態に係る障害物検出装置は、車載カメラ(撮像部)と、推定部と、判定部とを備える。車載カメラは、車両に設けられて車両の周囲を撮像する。推定部は、車載カメラによって撮像された撮像映像について障害物の存在する存在領域を推定する。判定部は、存在領域の輝度に基づいて障害物の存否を判定する。
また、推定部は、撮像映像において所定閾値以上の輝度を示す領域を存在領域として推定する。また、判定部は、存在領域が車両の移動に応じて移動するならば、存在領域には障害物があると判定する。
したがって、第3の実施形態に係る障害物検出装置によれば、夜間や暗い屋内にて、特徴点の乏しい障害物であっても検出することができる。
ところで、上述した各実施形態では、車載カメラがバックビュー用である場合を例に挙げたが、これに限られるものではない。すなわち、車載カメラがサイドビュー用やフロントビュー用であっても適用可能である。
たとえば、フロントビュー用であっても、ドライバからは死角となる位置に特徴点の乏しい障害物がある場合などに、精度のよい障害物検出が可能となる。
また、上述した各実施形態では、模様のない壁を例に挙げたが、あくまで特徴点の乏しい障害物の一例であって、無論壁に限られるものではない。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 車両
2 車載カメラ(撮像部)
3 車載装置
30、30A、30B 障害物検出装置
31 制御部
31a 推定部
31b 輝度解析部
31ba レンジ拡大部
31bb 色エッジ検出部
31bc 色強調部
31c 判定部
31d 出力部
31e 境界検出部
32 記憶部
32a 存在領域情報
40 表示モジュール
100 壁
E 存在領域
SR 特定範囲
VP 消失点

Claims (11)

  1. 車両に設けられて該車両の周囲を撮像する撮像部と、
    前記撮像部によって撮像された撮像映像について障害物の存在する存在領域を推定する推定部と、
    前記存在領域の輝度に基づいて前記障害物の存否を判定する判定部と
    を備え
    前記推定部は、
    前記撮像映像における消失点近傍の領域を前記存在領域として推定し、
    前記判定部は、
    前記存在領域の各画素の輝度の分布が特定範囲内に集中しているならば、前記存在領域には前記障害物があると判定するこ
    を特徴とする障害物検出装置。
  2. 車両に設けられて該車両の周囲を撮像する撮像部と、
    前記撮像部によって撮像された撮像映像について障害物の存在する存在領域を推定する推定部と、
    前記存在領域の輝度に基づいて前記障害物の存否を判定する判定部と、
    前記撮像映像の各画素の輝度に基づいて該撮像映像から地面と前記地面以外との境界を検出する境界検出部
    を備え、
    前記推定部は、
    前記境界検出部によって前記境界が検出された場合に、該境界より上方の領域を前記存在領域として推定し、
    前記判定部は、
    推定された前記存在領域の各画素の輝度が略均一であるならば、前記存在領域には前記障害物があると判定すること
    を特徴とする障害物検出装置。
  3. 前記存在領域の各画素のダイナミックレンジを拡大するレンジ拡大部
    をさらに備え、
    前記判定部は、
    前記レンジ拡大部によって前記ダイナミックレンジが拡大された前記存在領域からエッジが検出されるならば、前記存在領域には前記障害物があると判定すること
    を特徴とする請求項に記載の障害物検出装置。
  4. 前記存在領域の各画素の色差に基づいて色エッジを検出する色エッジ検出部
    をさらに備え、
    前記判定部は、
    前記色エッジ検出部によって前記存在領域から前記色エッジが検出されるならば、前記存在領域には前記障害物があると判定すること
    を特徴とする請求項に記載の障害物検出装置。
  5. 前記存在領域の各画素に対して色強調を施す色強調部
    をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の障害物検出装置。
  6. 車両に設けられて該車両の周囲を撮像する撮像部と、
    前記撮像部によって撮像された撮像映像について障害物の存在する存在領域を推定する推定部と、
    前記存在領域の輝度に基づいて前記障害物の存否を判定する判定部と
    を備え、
    前記推定部は、
    前記撮像映像において所定閾値以上の輝度を示す領域を前記存在領域として推定し、
    前記判定部は、
    前記存在領域が前記車両の移動に応じて移動するならば、前記存在領域には前記障害物があると判定すること
    を特徴とする障害物検出装置。
  7. 車両に設けられて該車両の周囲を撮像する撮像部と、
    前記撮像部によって撮像された撮像映像について障害物の存在する存在領域を推定する推定部と、
    前記存在領域の輝度に基づいて前記障害物の存否を判定する判定部と
    を備え、
    前記推定部は、
    前記撮映像において所定閾値以上の輝度を示す領域であって、互いに相似する形状の2つの領域を前記存在領域として推定し、
    前記判定部は、
    前記車両の移動に応じて前記2つの存在領域がともに拡大され、かつ、該2つの存在領域の輝度がともに上昇するならば、前記存在領域には前記障害物があると判定すること
    を特徴とする障害物検出装置。
  8. 車両の周囲を撮像する撮像工程と、
    前記撮像工程において撮像された撮像映像について障害物の存在する存在領域を推定する推定工程と、
    前記存在領域の輝度に基づいて前記障害物の存否を判定する判定工程と
    を含み、
    前記推定工程は、
    前記撮像映像における消失点近傍の領域を前記存在領域として推定し、
    前記判定工程は、
    前記存在領域の各画素の輝度の分布が特定範囲内に集中しているならば、前記存在領域には前記障害物があると判定する
    を特徴とする障害物検出方法。
  9. 車両の周囲を撮像する撮像工程と、
    前記撮像工程において撮像された撮像映像について障害物の存在する存在領域を推定する推定工程と、
    前記存在領域の輝度に基づいて前記障害物の存否を判定する判定工程と、
    前記撮像映像の各画素の輝度に基づいて該撮像映像から地面と前記地面以外との境界を検出する境界検出工程と
    を含み、
    前記推定工程は、
    前記境界検出工程において前記境界が検出された場合に、該境界より上方の領域を前記存在領域として推定し、
    前記判定工程は、
    推定された前記存在領域の各画素の輝度が略均一であるならば、前記存在領域には前記障害物があると判定すること
    を特徴とする障害物検出方法。
  10. 車両の周囲を撮像する撮像工程と、
    前記撮像工程において撮像された撮像映像について障害物の存在する存在領域を推定する推定工程と、
    前記存在領域の輝度に基づいて前記障害物の存否を判定する判定工程と
    を含み、
    前記推定工程は、
    前記撮像映像において所定閾値以上の輝度を示す領域を前記存在領域として推定し、
    前記判定工程は、
    前記存在領域が前記車両の移動に応じて移動するならば、前記存在領域には前記障害物があると判定すること
    を特徴とする障害物検出方法。
  11. 車両の周囲を撮像する撮像工程と、
    前記撮像工程において撮像された撮像映像について障害物の存在する存在領域を推定する推定工程と、
    前記存在領域の輝度に基づいて前記障害物の存否を判定する判定工程と
    を含み、
    前記推定工程は、
    前記撮像映像において所定閾値以上の輝度を示す領域であって、互いに相似する形状の2つの領域を前記存在領域として推定し、
    前記判定工程は、
    前記車両の移動に応じて前記2つの存在領域がともに拡大され、かつ、該2つの存在領域の輝度がともに上昇するならば、前記存在領域には前記障害物があると判定すること
    を特徴とする障害物検出方法。
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