JP6549643B2 - 視聴率推定システム、方法およびコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
以下では、網羅的ではないが、後でリスト化されている従来技術文献において提案されている視聴率推定方法を、概観したい。非特許文献3には、既存の視聴率調査方法として、ピープルメータシステム、オンラインメータシステム、日記式アンケートによる調査の記載がある。また、特開2010−130585(特許文献4)では、未放送テレビ番組の番組視聴率の予測精度を向上させた視聴率予測装置が提案されている。特許文献4の視聴率予測装置は、過去の同時間帯において放送された複数の放送済テレビ番組それぞれの特性を示す放送済番組特性情報と、複数の視聴者それぞれが複数の放送済テレビ番組の中から選択して視聴したテレビ番組を示す選択番組情報とに基づいて、テレビ番組の選択行動をモデル化した番組選択モデルを視聴者ごとに構築する番組選択モデル構築部と、上記所定日時において放送される複数の未放送テレビ番組の編成を示す番組編成情報と、複数の未放送テレビ番組それぞれの特性を示す未放送番組特性情報とに基づいて、複数の未放送テレビ番組の中から視聴者が選択して視聴すると予測される未放送テレビ番組である予測視聴番組を上記番組選択モデルを用いて視聴者毎に判定する選択番組判定部とを備える。しかし、選択番組情報などの、予測に必要な情報の取得は、容易でなく、手間とコストがかかる。
視聴率の推定において推定された視聴率の精度に基づき、視聴率の推定において用いられる情報サイトにおける関連情報と番組特定情報によって特定される番組と関連する過去の番組との決定が再度行われることもあり得る。
また、本発明によると、相互にデータ伝送が可能な態様で結合されたクエリモジュールと、推定モジュールと、番組視聴率データベースと、情報サイトアクセス回数データベースとを備えたシステムにおいて、番組の視聴率を推定する方法も提供されるのであるが、この方法は、クエリモジュールが、クエリモジュールに入力された番組特定情報を、推定モジュールに提供するステップと、推定モジュールが、番組特定情報の提供に応答して、一方で、番組特定情報によって特定される番組と関連する情報へのアクセス回数を、情報サイトアクセス回数データベースに要求し、他方で、番組特定情報によって特定される番組と関連する過去の番組の視聴率を、番組視聴率データベースに要求するステップと、推定モジュールが、情報サイトアクセス回数データベースから、番組特定情報によって特定される番組と関連する情報へのアクセス回数履歴を受け取り、番組視聴率データベースから、番組特定情報によって特定される番組と関連する過去の番組の視聴率を受け取るステップと、推定モジュールが、アクセス回数履歴と過去の番組の視聴率との相関関係に基づき、番組特定情報によって特定される番組の視聴率を推定するステップと、を含む。
更に、本発明は、本発明による視聴率推定方法に含まれる各ステップをコンピュータに実行させるコンピュータ実行可能命令を含むコンピュータプログラムとしても実現され得る。また、本発明は、そのようなコンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体としても実現され得る。
次に、ステップ204では、推定モジュール102が、番組情報データモジュール103から、視聴率推定に用いるため、特定された番組と同種類の参考番組の一覧を取得する。たとえば、視聴率の推定が求められている番組が、病院を舞台とするドラマのシリーズの1回目のエピソードである場合には、昨年に放映された、やはり病院を舞台とするドラマのシリーズの1回目のエピソードであった番組が、この参考番組になり得る。また、2年前に放映された学校が舞台となっているドラマシリーズの1回目エピソードであって、視聴率の推定を求められている番組と同じ俳優が出演していた番組も、舞台は異なるが、参考番組となり得る。
そして、ステップ402では、情報サイトアクセス数データモジュール105に記憶されている時系列データから、そのようにして指定された期間内のアクセス総数が計算され、予測因子の値となる。また、予測因子の値の計算方法として、時間に関する重付関数を指定して、測定期間内のアクセス数に対する重付累積を計算してもよろしい。
図5(a)は、最小範囲モデルの場合である。これは、予測因子と視聴率の2次元空間における分布範囲の包絡線を用いる方法である。まず、ステップ501では、予測因子と視聴率とを成分とする2次元空間におけるすべての参考番組の対に対して、多角形の分布範囲を計算する。この場合、たとえば、すべての対を含む最小の凸集合である凸包絡(convex hull)を用いる方法と、k近傍を用いて凹包絡(concave hull)を計算する方法とがあり得る。これらの包絡線を計算する方法については、非特許文献12に記載があり、広く知られた方法である。たとえば、凸包絡の場合、予測因子が最小である点から開始して、すべての残りの点の中で、前のリンクとの右回転角度がもっとも大きいとなる点を選ぶ操作を繰り返して行なうことによって、分布範囲を表す多角形を構築することができる。凹包絡の場合、予測因子が最小である点から開始して、以前のリンクを交差する場合、その点を除きながら、k個のもっとも近い点の中で、前のリンクとの右回転角度が最も大きくなる点を選ぶ操作を繰り返して行うことによって、分布範囲を表す多角形を構築することができる。
そして、ステップ501において、凸包絡または凹包絡などの分布範囲が計算された後で、ステップ502では、それぞれの予測因子の値に対し、中間値を含み最大値から最小値まで一定の幅を有する視聴率を算出する。
図5(b)には、視聴率の推定に線形回帰モデルを用いる場合の例が示されている。図5(b)には、参考番組の視聴率と予測因子を用いて線形回帰モデルの係数を計算する数式の例も記載されている。図6および図7には、具体的な番組データとウィキペディアから得られたカウント数時系列データを用いた視聴率推定モデルの抽出の例を示す。
図6(c)は、たとえば、リストの2番目にある「02−00」という番組シリーズに関するカウント数の時系列データを、UNIX時間を横軸に取ったグラフとして可視化したものである。図6(d)の上側には、各番組の予測因子と視聴率との表が作成されておる。予測因子と視聴率のピアソン(Pearson)相関度が計算され、相関度の値0.948が高いことであることが確認できる。図6(d)の下側には、予測因子を横軸に視聴率を縦軸にとってプロットしたものが示されている。
図14には、時系列データ圧縮の効果が図解されている。以上で説明したように、たとえば確率モデルを用いてデータを圧縮することによって、予測因子と視聴率との相関性を損なうことなく、必要なデータ圧縮が可能になり、本発明による視聴率推定を、大規模で高価なシステムを用いなくても、ごく一般的なパソコンで実行することが可能になる。
図15には、第2の実施例を構成する各要素の構成が示されている。まず、ユーザインターフェース1501は、ユーザにより任意に指定された番組を入力として受け取り、入力された情報を、クエリモジュール1502に提供する。このユーザインターフェース1501は、たとえば、視聴率の推定を希望するユーザがネットワーク経由で本発明によるシステムにアクセスする場合には、クライアントアプリケーション、ウェブサイトあるいはスマートフォン向けアプリとして実装され得る。また、ユーザインターフェース1501は、本発明のアルゴリズムによる推定がなされると、推定された視聴率を推定モジュール1503から受け取る。推定モジュール1503は、複数の推定モデルを記録し、ユーザインターフェース1501が指定する番組の種類に対して推定結果を返す。たとえば、推定モデルが、複数の参考番組リストそれぞれに対して線形回帰モデルの係数、または、最小範囲モデルの凸包絡の点のリストをモデルとして記録し、指定された番組の予測因子を情報サイトアクセス数データ1504から取得し、その予測因子に対する推定視聴率を、推定モデルから求め、その結果をユーザインターフェース1501に返す。推定モジュールは予測因子を計算するために、時系列データを情報サイトアクセス数データ1504から取得する。また、推定モデルは、指定された番組に対応するモデルが存在しない場合、学習モジュール1505から新しいモデルを取得する。学習モジュール1505は、参考番組のデータを用いて推定モデルを学習するモジュールである。学習結果を推定モジュール1503に報告する。時系列解析モジュール1508は、時系列データから予測因子を計算するモジュールであり、また、必要に応じて、時系列データの圧縮データの形式を変換する。データ取得モジュール1509は、情報サイトアクセス数(PVC)データを取得するモジュールである。
Claims (10)
- 番組特定情報が入力されるクエリモジュールと、
前記入力された番組特定情報を、前記クエリモジュールから提供される推定モジュールと、
前記番組特定情報の提供に応答して、前記推定モジュールから、前記番組特定情報によって特定される番組と関連する情報へのアクセス回数の提供を要求される情報サイトアクセス回数データベースと、
前記番組特定情報の提供に応答して、前記推定モジュールから、前記番組特定情報によって特定される番組と関連する過去の番組の視聴率の提供を要求される番組視聴率データベースと、
を備えており、
前記推定モジュールが、前記情報サイトアクセス回数データベースから、前記番組特定情報によって特定される番組と関連する情報へのアクセス回数履歴を受け取り、前記番組視聴率データベースから、前記番組特定情報によって特定される番組と関連する過去の番組の視聴率を受け取り、前記アクセス回数履歴と前記過去の番組の視聴率との相関関係に基づき、前記番組特定情報によって特定される番組の視聴率を推定するシステムにおいて、
前記情報サイトアクセス回数データベースに記憶されている前記番組特定情報によって特定される番組と関連する情報へのアクセス回数履歴は、量子化されることにより、そのデータの量が減少されており、
前記量子化は、
複数の離散レベルが設定し、
各離散レベルに対する確率関数に基づくコストと、低いレベルから高いレベルへの時間遷移に対して、レベルの増加量に応じて、コストを高くするようなレベル遷移コストを有するコスト関数を設定し、
設定された離散レベルの時系列として、前記情報サイトアクセス回数データベースに記憶されている前記番組特定情報によって特定される番組と関連する情報へのアクセス回数履歴全体に対してレベルコストとレベル遷移コストの総合コストが最小になる時系列を求める、
ことによってなされる、
ことを特徴とするシステム。 - 番組特定情報が入力されるクエリモジュールと、
前記入力された番組特定情報を、前記クエリモジュールから提供される推定モジュールと、
前記番組特定情報の提供に応答して、前記推定モジュールから、前記番組特定情報によって特定される番組と関連する情報へのアクセス回数の提供を要求される情報サイトアクセス回数データベースと、
前記番組特定情報の提供に応答して、前記推定モジュールから、前記番組特定情報によって特定される番組と関連する過去の番組の視聴率の提供を要求される番組視聴率データベースと、
を備えており、
前記推定モジュールが、前記情報サイトアクセス回数データベースから、前記番組特定情報によって特定される番組と関連する情報へのアクセス回数履歴を受け取り、前記番組視聴率データベースから、前記番組特定情報によって特定される番組と関連する過去の番組の視聴率を受け取り、前記アクセス回数履歴と前記過去の番組の視聴率との相関関係に基づき、前記番組特定情報によって特定される番組の視聴率を推定するシステムにおいて、
前記推定モジュールが行う前記番組特定情報によって特定される番組の視聴率の推定において、最小範囲モデルが用いられ、
前記最小範囲モデルは、
前記番組特定情報によって特定される番組と関連する複数の過去の番組について、前記アクセス回数履歴と前記過去の番組の視聴率との相関関係の2次元空間における分布範囲の包絡線を凸包絡または凹包絡で計算したものであり、
前期推定モジュールは、前記アクセス回数履歴と前記過去の番組の視聴率との相関関係の分布範囲の包絡線上の値を、前記推定モジュールが行う前記番組特定情報によって特定される番組の視聴率の推定の値の最大値と最小値として出力する、
ことを特徴とするシステム。 - 前記視聴率の推定において、線形回帰を含む回帰分析が用いられる、請求項1に記載のシステム。
- 前記視聴率の推定において推定された視聴率の精度に基づき、前記視聴率の推定において用いられる情報サイトにおける関連情報と前記番組特定情報によって特定される番組と関連する過去の番組との決定が再度行われる、請求項1〜3のいずれか一項に記載のシステム。
- 相互にデータ伝送が可能な態様で結合されたクエリモジュールと、推定モジュールと、番組視聴率データベースと、情報サイトアクセス回数データベースとを備えたシステムにおいて、番組の視聴率を推定する方法であって、
前記クエリモジュールが、前記クエリモジュールに入力された番組特定情報を、前記推定モジュールに提供するステップと、
前記推定モジュールが、前記番組特定情報の提供に応答して、一方で、前記番組特定情報によって特定される番組と関連する情報へのアクセス回数を、前記情報サイトアクセス回数データベースに要求し、他方で、前記番組特定情報によって特定される番組と関連する過去の番組の視聴率を、番組視聴率データベースに要求するステップと、
前記推定モジュールが、前記情報サイトアクセス回数データベースから、前記番組特定情報によって特定される番組と関連する情報へのアクセス回数履歴を受け取り、前記番組視聴率データベースから、前記番組特定情報によって特定される番組と関連する過去の番組の視聴率を受け取るステップと、
前記推定モジュールが、前記アクセス回数履歴と前記過去の番組の視聴率との相関関係に基づき、前記番組特定情報によって特定される番組の視聴率を推定するステップと、
を含む方法において、
前記情報サイトアクセス回数データベースに記憶されている前記番組特定情報によって特定される番組と関連する情報へのアクセス回数履歴は、量子化されることにより、そのデータの量が減少されており、
前記量子化は、
複数の離散レベルが設定し、
各離散レベルに対する確率関数に基づくコストと、低いレベルから高いレベルへの時間遷移に対して、レベルの増加量に応じて、コストを高くするようなレベル遷移コストを有するコスト関数を設定し、
設定された離散レベルの時系列として、前記情報サイトアクセス回数データベースに記憶されている前記番組特定情報によって特定される番組と関連する情報へのアクセス回数履歴全体に対してレベルコストとレベル遷移コストの総合コストが最小になる時系列を求める、
ことによってなされる、
ことを特徴とする方法。 - 相互にデータ伝送が可能な態様で結合されたクエリモジュールと、推定モジュールと、番組視聴率データベースと、情報サイトアクセス回数データベースとを備えたシステムにおいて、番組の視聴率を推定する方法であって、
前記クエリモジュールが、前記クエリモジュールに入力された番組特定情報を、前記推定モジュールに提供するステップと、
前記推定モジュールが、前記番組特定情報の提供に応答して、一方で、前記番組特定情報によって特定される番組と関連する情報へのアクセス回数を、前記情報サイトアクセス回数データベースに要求し、他方で、前記番組特定情報によって特定される番組と関連する過去の番組の視聴率を、番組視聴率データベースに要求するステップと、
前記推定モジュールが、前記情報サイトアクセス回数データベースから、前記番組特定情報によって特定される番組と関連する情報へのアクセス回数履歴を受け取り、前記番組視聴率データベースから、前記番組特定情報によって特定される番組と関連する過去の番組の視聴率を受け取るステップと、
前記推定モジュールが、前記アクセス回数履歴と前記過去の番組の視聴率との相関関係に基づき、前記番組特定情報によって特定される番組の視聴率を推定するステップと、
を含む方法において、
前記推定モジュールが行う前記番組特定情報によって特定される番組の視聴率の推定において、最小範囲モデルが用いられ、
前記最小範囲モデルは、
前記番組特定情報によって特定される番組と関連する複数の過去の番組について、前記アクセス回数履歴と前記過去の番組の視聴率との相関関係の2次元空間における分布範囲の包絡線を凸包絡または凹包絡で計算したものであり、
前期推定モジュールは、前記アクセス回数履歴と前記過去の番組の視聴率との相関関係の分布範囲の包絡線上の値を、前記推定モジュールが行う前記番組特定情報によって特定される番組の視聴率の推定の値の最大値と最小値として出力する、
ことを特徴とする方法。 - 前記視聴率の推定において、線形回帰を含む回帰分析が用いられる、請求項5に記載の方法。
- 前記視聴率を推定するステップにおいて推定された視聴率の精度に基づき、前記視聴率を推定するステップにおいて用いられる情報サイトにおける関連情報と前記番組特定情報によって特定される番組と関連する過去の番組との決定が再度行われる、請求項5〜7のいずれか一項に記載の方法。
- 請求項5〜8のいずれか一項に記載の方法に含まれる各ステップをコンピュータに実行させるコンピュータ実行可能命令を含むコンピュータプログラム。
- 請求項5〜8のいずれか一項に記載の方法に含まれる各ステップをコンピュータに実行させるコンピュータ実行可能命令を含むコンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読記憶媒体。
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| JP2017118644A JP6549643B2 (ja) | 2017-06-16 | 2017-06-16 | 視聴率推定システム、方法およびコンピュータプログラム |
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| JP2017118644A JP6549643B2 (ja) | 2017-06-16 | 2017-06-16 | 視聴率推定システム、方法およびコンピュータプログラム |
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