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JP6551097B2 - 大便器 - Google Patents
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Description

本発明は、陶器製の便器本体を備えた大便器に関する。
従来、陶器製の便器本体を備えた大便器として、便器本体の後部を隠蔽するカバーを有するものが知られている。
通常、陶器製の便器本体においては、製造誤差により寸法にばらつきが生じるため、カバーの前端と便器本体との間に隙間を設ける必要があるが、寸法のばらつきによってはカバーの前端と便器本体との間の隙間が大きくなり、掃除に手間がかかるとともに、見栄えが悪くなるという懸念がある。この問題を解決するために、便器本体の後方外側を向く傾斜面にカバーの前端部を当接させるように付勢し、便器本体の寸法のばらつきに応じて傾斜面に当接するカバーの前端部の位置を変化して取り付けるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−180673号公報
上述した大便器においては、寸法のばらつきによっては便器本体の傾斜面に当接させるためにカバーの前端部を大きく変形させる必要があり、カバーの前端部に大きな負荷が生じる可能性がある。そのため、使用時や施工時において、カバーの前端部にて破損が生じてしまう懸念がある。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、陶器製の便器本体にて寸法のばらつきがあっても、カバーと便器本体との間に生じる隙間を目立ちにくくするとともに、カバーの破損の発生を抑制することが可能な大便器を提供することを目的とする。
本発明は、ボウル形状の汚物受け面と、この汚物受け面の上縁部に形成されたリム部と、このリム部から下方に延び前記汚物受け面の周囲に形成されたスカート部と、を有する陶器製の便器本体と、前記スカート部の後方である前記便器本体の後部側面を覆うカバーと、を備えた大便器において、前記スカート部の後部には、第一面と、この第一面の後端から後側且つ内側に向けて延びる傾斜面である第二面と、この第二面の後端から後側に向けて延びる第三面と、この第三面の後端から内側に向けて延びる第四面と、が形成され、前記カバーの内側の表面には、カバー薄肉内面と、このカバー薄肉内面の後端から後側且つ内側に向けて延びる傾斜面であるカバー傾斜面と、このカバー傾斜面の後端から後側に延びるカバー厚肉内面と、が形成され、前記カバー薄肉内面が、前記第二面よりも後方に位置するとともに、前記第三面と当接し、前記カバー傾斜面が、前記第三面の後端部と当接する大便器である。
このように構成された本発明においては、カバー薄肉内面が、第二面よりも後方に位置するとともに、第三面と当接し、カバー傾斜面が、第三面の後端部と当接するため、便器本体にて寸法のばらつきがあっても、カバーと便器本体との間に生じる隙間を目立ちにくくすることができる。また、カバー傾斜面にて当接することで便器本体の寸法のばらつきに対応するため、カバーを大きく変形させる必要がなく、カバーの破損の発生を抑制することができる。
本発明は、さらに、前記カバーは、前記第一面を後側に向けて延ばした仮想面と、前記カバーの外側の表面と、が連続するように形成されてもよい。
このように構成された本発明においては、第一面を後側に向けて延ばした仮想面と、カバーの外側の表面と、が連続するように形成されるため、カバーと便器本体との間に生じる隙間をより目立ちにくくすることができる。
本発明は、さらに、前記カバーの前記カバー薄肉内面の前端と、前記カバーの外側の表面と、の間はカバー先端面にてつながれ、このカバー先端面は、前記第二面と同じ方向に傾斜する傾斜面であってもよい。
このように構成された本発明においては、カバー先端面は、第二面と同じ方向に傾斜する傾斜面であるため、より確実に、カバーと便器本体との間に生じる隙間を目立ちにくくすることができる。
本発明の大便器によれば、陶器製の便器本体にて寸法のばらつきがあっても、カバーと便器本体との間に生じる隙間を目立ちにくくするとともに、カバーの破損の発生を抑制することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る大便器を示す側面図。 本発明の一実施形態に係る大便器のカバーを外した状態示す機能部カバーを除いた斜視図。 本発明の一実施形態に係る大便器の便器本体後部及びカバーを示す図1の領域IIIにおける拡大部分横断面図。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態による大便器について説明する。
まず、図1及び図2により本発明の一実施形態に係る大便器の構成について説明する。図1は本発明の一実施形態に係る大便器を示す側面図であり、図2は本発明の一実施形態に係る大便器のカバー及び機能部カバーを外した状態示す斜視図である。
図1及び図2に示すように、本発明の一実施形態に係る大便器10は、床面Fに載置される陶器製の便器本体20と、この便器本体20の後部側面を覆う樹脂製のカバー40とを備えている。
便器本体20は、ボウル形状の汚物受け面22と、この汚物受け面22の全周の上方外側に形成されたリム部24と、このリム部24から下方へと床面Fまで延びて汚物受け面22の周囲に形成されたスカート部26とを有している。また、便器本体20の後側上部には、機能部60が設けられている。
機能部60は、汚物受け面22を洗浄するために洗浄水を供給する洗浄装置や、使用者の局部を洗浄する局部洗浄装置等を含む。また、機能部60は、機能部カバー62により覆われるとともに、その上部には便座(図示せず)及び便蓋64が回動可能に軸支されている。さらに、機能部60は下方に向けて突出するフック状の係止部(図示せず)が設けられている。
次に、図3により本発明の一実施形態に係る大便器の便器本体の後部及びカバーの構成について説明する。図3は本発明の一実施形態に係る大便器の便器本体後部及びカバーを示す図1の領域IIIにおける拡大部分横断面図である。
図3に示すように、便器本体20のスカート部26の左右両側面の後部には、リム部24から床面Fまで延びる第一面26aが形成されている。
また、便器本体20の左右両側面には、第一面26aの後端から後側(機能部60側)且つ内側(汚物受け面22側)に向けて延びる傾斜面である第二面26bと、この第二面26bの後端から後側に向けて延びる第三面26cと、この第三面26cの後端から内側に向けて延びる第四面26dとが形成されている。従って、スカート部26の後部は全体として、第一面26a及び第二面26bからなる段部と、第三面26c及び第四面26dからなる段部との2つの段部を備えている。
図3に示すように、カバー40の内側の表面には、カバー薄肉内面42と、このカバー薄肉内面42の後端から(機能部60側)且つ内側(汚物受け面22側)に向けて延びる傾斜面であるカバー傾斜面44と、このカバー傾斜面44の後端から後側に延びるカバー厚肉内面46とが形成されている。
カバー薄肉内面42は、便器本体20の第二面26bよりも後方に位置するとともに、第三面26cと当接している。カバー傾斜面44は、便器本体20の第三面26cの後端と第四面26dの前端との接続部(境界部)である角部と当接している。
また、カバー40の内側の表面には上方に向けて突出すフック状の係止受部(図示せず)が設けられている。この係止受部(図示せず)が、機能部60の係止部(図示せず)と係合することで、カバー40は便器本体20に対して着脱可能に固定される。なお、本発明においては、カバー40便器本体20に対して固定する方法は機能部60に設けた係止部(図示せず)に限られるものではなく、例えば、接着テープをカバー薄肉内面及び便器本体の第三面に設けることで互いを係止する構成としてもよい。
図3に示すように、カバー40の内側の表面(カバー薄肉内面42、カバー傾斜面44及びカバー厚肉内面46)に対して、その外側である、カバー40の外側表面48は前後方向にほぼ真っ直ぐに延びる連続した平滑面である。また、カバー40の外側表面48は、スカート部26の後部の第一面26aを後方へ仮想的に延ばした仮想面と連続するように形成されている。
また、カバー薄肉内面42の前端とカバー40の外側表面48と、の間はカバー先端面49でつながれている。カバー先端面49は、カバー40が便器本体20に固定された状態にて、便器本体20の第二面26bと平行となるように傾斜する傾斜面である。従って、カバー40は全体として先端が先細りの板状に形成されている。
なお、本発明は、カバー先端面と便器本体の第二面とが平行である形態に限られるものではなく、同じ方向、即ち本実施形態でいうと第一面26aに対して後側且つ内側に向けて延びていればよい。
上述した本発明の一実施形態による大便器10によれば、カバー40のカバー薄肉内面42が、便器本体20の第二面26bよりも後方に位置するとともに、第三面26cと当接し、カバー傾斜面44が、第三面26cの後端部と当接するため、便器本体20にて寸法のばらつきがあっても、カバー傾斜面44によってばらつきを吸収することができる。そのため、カバー40の前端と便器本体20との間に生じる隙間を目立ちにくくすることができる。また、カバー傾斜面44にて当接することで便器本体の寸法のばらつきに対応するため、カバー40を大きく変形させる必要がなく、カバー40の破損の発生を抑制することができる。
さらに、上述した本発明の一実施形態による大便器10によれば、便器本体20の第一面26aを後側に向けて延ばした仮想面と、カバー40の外側表面48とが連続するように形成される。そのため、カバー40と便器本体20との間に生じる隙間をより目立ちにくくすることができる。
また、上述した本発明の一実施形態による大便器10によれば、カバー先端面49は、便器本体20の第二面26bと平行な傾斜面であるため、より確実に、カバー40と便器本体20との間に生じる隙間を目立ちにくくすることができる。
なお、本発明において、便器本体20における、第一面26aと第二面26b、第二面26bと第三面26cと、第三面26cと第四面26dのそれぞれの接続部(境界部)の形状は限定されるものではない。例えば、一面26aと第二面26b、第二面26bと第三面26cの接続部を、それぞれ丸みを帯びた形状とすることで、カバー40と便器本体20との間に生じる隙間をさらに目立ちにくくすることができる。また、カバー40における、カバー先端面49とカバー薄肉内面42、カバー薄肉内面42とカバー傾斜面44、カバー傾斜面44とカバー厚肉内面46、カバー先端面49とカバーの外側表面48のそれぞれの接続部(境界部)についても同様で、形状は限定されるものではない。
10 大便器
20 便器本体
22 汚物受け面
24 リム部
26 スカート部
26a 第一面
26b 第二面
26c 第三面
26d 第四面
40 カバー
42 カバー薄肉内面
44 カバー傾斜面
46 カバー厚肉内面
48 外側表面
49 カバー先端面
60 機能部
62 機能部カバー
64 便蓋

Claims (3)

  1. ボウル形状の汚物受け面と、この汚物受け面の上縁部に形成されたリム部と、このリム部から下方に延び前記汚物受け面の周囲に形成されたスカート部と、を有する陶器製の便器本体と、
    前記スカート部の後方である前記便器本体の後部側面を覆うカバーと、
    を備えた大便器において、
    前記スカート部の後部には、第一面と、この第一面の後端から後側且つ内側に向けて延びる傾斜面である第二面と、この第二面の後端から後側に向けて延びる第三面と、この第三面の後端から内側に向けて延びる第四面と、が形成され、
    前記カバーの内側の表面には、カバー薄肉内面と、このカバー薄肉内面の後端から後側且つ内側に向けて延びる傾斜面であるカバー傾斜面と、このカバー傾斜面の後端から後側に延びるカバー厚肉内面と、が形成され、
    前記カバー薄肉内面が、前記第二面よりも後方に位置するとともに、前記第三面と当接し、前記カバー傾斜面が、前記第三面の後端部と当接する大便器。
  2. 前記カバーは、前記第一面を後側に向けて延ばした仮想面と、前記カバーの外側の表面と、が連続するように形成された請求項1に記載の大便器。
  3. 前記カバーの前記カバー薄肉内面の前端と、前記カバーの外側の表面と、の間はカバー先端面にてつながれ、このカバー先端面は、前記第二面と同じ方向に傾斜する傾斜面である請求項1又は2に記載の大便器。
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