JP6554366B2 - 共役ジエン重合体の製造方法 - Google Patents
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Description
[1]
共役ジエン重合体と、溶剤と、を含む共役ジエン重合体溶液を製造する製造工程と、
前記共役ジエン重合体溶液を回転する二軸のスクリューを有する装置で搬送しながら加熱し、前記溶剤を脱揮する脱揮工程と、を有し、
前記脱揮工程における前記スクリューのモーター電流値と、無負荷時における前記スクリューのモーター電流値とが下記の関係式(1)を満たす、共役ジエン重合体の製造方法。
1.05≦((I1)/(I0))≦2.00 ・・・(1)
(式(1)中、I1は、前記脱揮工程における前記スクリューのモーター電流値〔A〕を表し、I0は、無負荷時における前記スクリューのモーター電流値〔A〕を表す。)
[2]
前記共役ジエン重合体溶液は、該共役ジエン重合体溶液の総量に対して、前記共役ジエン重合体を5.0質量%以上95質量%以下含む、[1]に記載の共役ジエン重合体の製造方法。
[3]
前記共役ジエン重合体溶液は、前記共役ジエン重合体100質量部に対して、オイルを5.0質量部以上100質量部以下含む、[1]又は[2]に記載の共役ジエン重合体の製造方法。
[4]
前記脱揮工程において、前記二軸のスクリューを有する装置を二基以上用いる、[1]〜[3]のいずれかに記載の共役ジエン重合体の製造方法。
[5]
前記共役ジエン重合体は、エポキシ基及びアルコキシシリル基からなる群より選ばれる少なくとも1種の官能基を有する化合物で変性されている、[1]〜[4]のいずれかに記載の共役ジエン重合体の製造方法。
[6]
前記化合物は、下記の一般式(2)で表される化合物及び下記の一般式(3)で表される化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物である、[5]に記載の共役ジエン重合体の製造方法。
[7]
前記共役ジエン重合体の重量平均分子量が、10万以上200万以下である、[1]〜[6]のいずれかに記載の共役ジエン重合体の製造方法。
[8]
前記共役ジエン重合体は、該共役ジエン重合体の総量に対して、分子量100万以上の成分を1.0質量%以上99質量%以下含む、[1]〜[7]のいずれかに記載の共役ジエン重合体の製造方法。
[9]
前記脱揮工程における平均滞留時間が、10秒以上300秒以下である、[1]〜[8]のいずれかに記載の共役ジエン重合体の製造方法。
[10]
前記脱揮工程は、前記溶剤の含有量が、得られる共役ジエン重合体の総量に対して、5.0質量%以下になるまで脱揮する工程である、[1]〜[9]のいずれかに記載の共役ジエン重合体の製造方法。
本実施形態の共役ジエン重合体の製造方法は、共役ジエン重合体と溶剤とを含む共役ジエン重合体溶液を製造する製造工程と、当該共役ジエン重合体溶液を回転する二軸のスクリューを有する装置で搬送しながら加熱し、当該溶剤を脱揮する脱揮工程と、を有する。また、脱揮工程における上記スクリューのモーター電流値(以下、「モーター電流値(I1)」、単に「(I1)」ともいう)と、無負荷時における上記スクリューのモーター電流値(以下、「モーター電流値(I0)」、単に「(I0)」ともいう)とが下記の関係式(1)を満たす。
1.05≦((I1)/(I0))≦2.0 ・・・(1)
式(1)中、I1は、上記脱揮工程における上記スクリューのモーター電流値〔A〕を表し、I0は、無負荷時における上記スクリューのモーター電流値〔A〕を表す。
本実施形態の製造工程は、共役ジエン重合体と溶剤とを含む共役ジエン重合体溶液を製造する工程である。共役ジエン重合体溶液を製造する方法としては、特に限定されないが、例えば、共役ジエン重合体の原料となる単量体(以下、「共役ジエン単量体」という。)を後述する重合体反応用溶剤に溶解し、溶液重合する方法、及び公知の方法が挙げられる。
本実施形態の共役ジエン重合体溶液は、共役ジエン単量体を重合した共役ジエン重合体と溶剤とを含むものをいう。共役ジエン重合体溶液としては、特に限定されないが、例えば、上述の溶液重合の結果、共役ジエン単量体が重合した共役ジエン重合体が、残存した溶剤中に存在する共役ジエン重合体溶液が挙げられる。
本実施形態の共役ジエン重合体は、共役ジエン重合体を重合することによって得られる単独重合体であってもよい。共役ジエン単量体としては、重合可能な単量体であれば特に限定されず、例えば、1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、3−メチル−1,3−ペンタジエン、1,3−ヘプタジエン、及び1,3−ヘキサジエンが挙げられる。これらの中でも、工業的入手の容易さの観点から、1,3−ブタジエン、及びイソプレンが好ましい。これらは1種のみならず2種以上を併用してもよい。
共役ジエン単量体や芳香族ビニル単量体を重合する際の重合開始剤は、アニオン性重合開始剤であれば特に限定されないが、安定性や取扱い性の観点から、例えば、アルミニウム、マグネシウム、リチウム、ナトリウム、カリウム等の金属のアルキル化合物であることが好ましく、これらの中でも重合効率の観点から、有機リチウムであることがより好ましい。重合開始剤として用いる有機リチウムとしては、低分子化合物や可溶化したオリゴマーの有機リチウムが挙げられ、また、有機基とリチウムとの結合様式においては、炭素−リチウム結合からなる化合物、窒素−リチウム結合からなる化合物、及び錫−リチウム結合からなる化合物が挙げられる。
共役ジエン単量体の重合反応は、溶剤(以下、「重合反応用溶剤」ともいう。)中で重合する溶液重合の反応が好ましい。重合反応用溶剤としては、共役ジエン単量体が溶解するものであれば特に限定されず、例えば、飽和炭化水素、芳香族炭化水素等の炭化水素系溶媒が挙げられる。具体的な重合反応用溶剤としては、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素;シクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロペンタン、メチルシクロヘキサン等の脂環族炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;これらの混合物からなる炭化水素が挙げられる。
製造工程においては、極性化合物を添加してもよい。極性化合物は、芳香族ビニル単量体を共役ジエン単量体とランダムに共重合させるために用いることができ、共役ジエン部のミクロ構造を制御するためのビニル化剤としても用いることができる。また、重合速度の改善等にも効果がある。
上述のような方法で得られた共役ジエン重合体は、その活性末端にエポキシ基及びアルコキシシリルキ基からなる群より選ばれる少なくとも1種の官能基を有する化合物(以下、「変性剤」ともいう。)で変性されていることが好ましい。
共役ジエン重合体溶液は、オイルをさらに含むことが好ましい。オイルとしては、特に限定されないが、例えば、アロマチック系、ナフテン系、パラフィン系オイル、MES(MildExtractedSolvates)、及びT−DAE(TreatedDistilledAromaticExtracts)が挙げられ、その中でも250℃以上の高沸点であるオイルがより好ましい。
本実施形態の溶剤は、上述した重合反応用溶剤に限定されないが、上述した重合反応用溶剤と同様のものが挙げられる。例えば、飽和炭化水素、及び芳香族炭化水素等の炭化水素系溶媒が挙げられる。溶剤の具体例としては、例えば、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素;シクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロペンタン、メチルシクロヘキサン等の脂環族炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;それらの混合物からなる炭化水素が挙げられる。
本実施形態の脱揮工程は、上述した製造工程で製造した共役ジエン重合体溶液を、回転する二軸のスクリューを有する装置で搬送しながら加熱し、該共役ジエン重合体溶液に含まれる溶剤を脱揮する。また、この脱揮工程における上記スクリューのモーター電流値と無負荷時における上記スクリューのモーター電流値とが下記の関係式(1)を満たす。
1.05≦((I1)/(I0))≦2.00 ・・・(1)
式(1)中、I1は、前記脱揮工程における前記スクリューのモーター電流値〔A〕を表し、I0は、無負荷時における前記スクリューのモーター電流値〔A〕を表す。
二軸のスクリューを有する装置としては、特に限定されないが、例えば、樹脂混練に用いるスクリュー押出機、スクリューニーダー、及びこれらに類似した構造のものが挙げられる。特に、押出機のスクリューの数は、2本が好ましい。
1.05≦((I1)/(I0))≦2.00 ・・・(1)
試料をクロロホルム溶液とし、スチレンのフェニル基によるUV254nmの吸収により、共役ジエン共重合体100質量%に対しての結合スチレン量(質量%)を測定した(島津製作所製:UV−2450)。
赤外分光光度計(日本分光製:FT−IR230)を使用して、600〜1000cm-1の範囲で赤外線スペクトルを測定した。試料を二硫化炭素溶液とし、溶液セルを用いた。その結果得られた吸光度よりハンプトンの方法の計算式(R.R.Hampton,Analytical Chemistry 21,923(1949)に記載の方法)に従い、ブタジエン部分のミクロ構造、すなわち、ビニル結合量(モル%)を求めた。
ポリスチレン系ゲルを充填剤としたカラム3本を連結して用いたGPCを使用して、試料および標準ポリスチレンのクロマトグラムを測定した(ガードカラム;東ソーTSKguardculmn HHR−H、カラム;東ソー TSKgel G6000HHR、TSKgel G5000HHR、TSKgel G4000HHR)。標準ポリスチレンの測定結果から検量線を作成し、これにより重量平均分子量(Mw)及び分子量分布(Mw/Mn)を計算した。溶離液にはテトラヒドロフラン(THF)を使用した。試料10mgを、20mLのTHFに溶解し、これを200μLカラムに注入して測定した。測定はオーブン温度40℃、THFの流量1.0mL/分の条件で、東ソー;HLC8020(検出器;RI)を用いて行った。上記測定で得られた共役ジエン重合体の分子量分布曲線における、全積分値(S0)と分子量100万以上の積分値(S1)との比(S0)/(S1)を、共役ジエン重合体の分子量100万以上の組成とした。
JIS K6300−1:2001に準拠して、100℃で1分間予熱し、4分後の粘度を測定した。
脱揮工程で得られた共役ジエン重合体1gを180℃、50torrの条件下で、3時間おいた。この操作による共役ジエン重合体の質量減少分(δ[g])を残揮発分とし、100×δ/(1−δ)の計算式から残揮発分量(質量%)を求めた。
脱揮工程で得られた共役ジエン重合体3gを、トルエン100gに完全に溶解させ、100メッシュのろ紙(α1〔g〕)でろ過する。ろ過後のろ紙を乾燥させ、秤量し(α2〔g〕)、100×(α2−α1)/3の計算式からゲル含有量(質量%)を求めた。なお、この測定の定量限界値及び検出限界値は0.1質量%であり、それ未満の場合は「検出されなかった」と記載する。
4枚パドルの撹拌翼を具備する10L反応器(反応器の径(D)に対する反応器の長さ(L)の比率としてL/D=4.0)を2つ直列に配置し、1基目を重合反応器、2基目を変性反応器とした。予め、水分等の不純物を除去した、1,3−ブタジエンを22.0g/分、スチレンを7.1g/分、n−ヘキサンを144g/分の条件で混合し、更に不純物不活性化処理用として、1基目反応器に入る直前でn−ブチルリチウム(処理n−ブチルリチウム)0.084mmol/分とスタティックミキサーで混合した後、1基目反応器の底部に連続的に供給し、更に、極性物質として2,2−ビス(2−オキソラニル)プロパンを0.040g/分の速度で、重合開始剤としてn−ブチルリチウムを0.350mmol/分の速度で、1基目反応器底部へ供給し、反応器出口の内温を90℃となるように重合反応を継続させた。1基目から押出された重合溶液を、そのまま2基目に供給した。2基目の反応器の温度を85℃に保ち、変性剤として2,2−ジメトキシ−1−(3−トリメトキシシリルプロピル)−1−アザ−2−シラシクロペンタンを0.046mmol/分の速度で2基目反応器の底部から添加し、変性反応を実施した。2基目反応器内の液面高さが反応器全体の70%となるように反応液を流出し、その流出液に酸化防止剤(BHT)を0.048g/分(n−ヘキサン溶液)、S−RAEオイル(JX日鉱日石エネルギー(株)製、NC−140を1.75g/分で連続的に添加し、共役ジエン重合体溶液(A)を得た。
共役ジエン重合体溶液(B)は、プロセスオイルの含有量を3.0質量部とした他は、溶剤量や共役ジエン重合体の構造も共役ジエン重合体溶液(A)と同じとした。ムーニー粘度は70であった。
共役ジエン重合体溶液(C)は、プロセスオイルを全く含まない他は、溶剤量や共役ジエン重合体の構造も共役ジエン重合体溶液(A)と同じとした。ムーニー粘度は90であった。
スクリュー径(D)が50mm、スクリュー径(D)に対するスクリュー長さ(L)の比率(L/D)=6.0の二軸スクリュー型ニーダーにおいて、共役ジエン重合体溶液(A)を供給口から毎時50Kgの速さで連続的に供給した。この時スクリュー回転速度とモーター駆動部から見た時の回転方向は、二軸共に100rpmの反時計回りであった。モーター電流値は試料を供給する前はI0=8.1Aで、試料を供給した後はI1=9.4Aで、I1/I0=1.16であった。電流は周波数60Hzの交流であった。ニーダーのジャケットに200℃の熱媒オイルを供給しながら共役ジエン重合体溶液(A)を加熱した。ベント口は配管を通して真空ポンプに接続され、装置内部を100torrに保った。共役ジエン重合体溶液(A)はスクリューで搬送されながら濃縮されていき、最終的にはニーダー装置の先端下面に設けられた70mm角の正方形の口から排出され、固形状の共役ジエン重合体(P1)を得た。脱揮された溶剤ガスはベント口を通り、真空ポンプ手前に設置された7℃に冷却されたコンデンサーで凝縮され、液体として回収された。P1の残揮発分量は0.65質量%であり、ゲルは検出されなかった。
スクリュー径が50mm、L/D=6.0の二軸スクリュー型ニーダーにおいて、共役ジエン重合体溶液(A)を供給口から毎時50Kgの速さで連続的に供給した。この時スクリュー回転速度とモーター駆動部から見た時の回転方向は、一方は反時計回りで50rpm、もう一方は時計回りで100rpmであった。モーター電流値は試料を供給する前はI0=9.0Aで、試料を供給した後はI1=10.0Aで、I1/I0=1.11であった。電流は周波数60Hzの交流であった。ニーダーのジャケットに180℃の熱媒オイルを供給しながら共役ジエン重合体溶液(A)を加熱した。ベント口は配管を通して真空ポンプに接続され、装置内部を100torrに保った。共役ジエン重合体溶液(A)はスクリューで搬送されながら濃縮されていき、最終的にはニーダー装置の先端上面に接続された小型押出機から排出され、固形状の共役ジエン重合体(P2)を得た。気化した溶剤はベント口を通り、真空ポンプ手前に設置された7℃に冷却されたコンデンサーで凝縮され、液体として回収された。脱揮された固形状の共役ジエン重合体(P2)は上記操作により溶剤脱揮されP2の残揮発分量は0.27質量%であり、ゲルは検出されなかった。
樹脂混練用に用いられるスクリュー径30mm、L/D=20の二軸押出機を脱揮装置に用いた。共役ジエン重合体溶液(A)を供給口から毎時30Kgの速さで連続的に供給した。スクリューの回転方向は同じで、回転数は100rpmであった。モーター電流値は試料を供給する前はI0=8.0Aで、試料を供給した後はI1=10.0Aで、I1/I0=1.25であった。電流は周波数60Hzの交流であった。二軸押出機の胴体をヒーターで180℃に加熱した。胴体に設けられたベント口は配管を通して真空ポンプに接続され、装置内部を100torrに保った。共役ジエン重合体溶液(A)はスクリューで搬送されながら濃縮されていき、最終的にはニーダー装置の先端ダイスから、固形状の共役ジエン重合体(P3)が押し出された。気化した溶剤はベント口を通り、真空ポンプ手前に設置された7℃に冷却されたコンデンサーで凝縮され、液体として回収された。P3の残揮発分量は1.2質量%、ゲル含有量は1.8質量%であった。
用いる原料を共役ジエン重合体溶液(A)の代わりに共役ジエン重合体溶液(B)を用いた他は、実施例2と同様に行った。モーター電流値は試料を供給する前はI0=9.0Aで、試料を供給した後はI1=12.7Aで、I1/I0=1.41であった。電流は周波数60Hzの交流であった。脱揮して得られた共役ジエン重合体(P4)の残揮発分量は0.7質量%、ゲル含有量は0.8質量%であった。
用いる原料を共役ジエン重合体溶液(A)の代わりに共役ジエン重合体溶液(C)を用いた他は、実施例2と同様に行った。モーター電流値は試料を供給する前はI0=9.0Aで、試料を供給した後はI1=14.7Aで、I1/I0=1.63であった。電流は周波数60Hzの交流であった。脱揮して得られた共役ジエン重合体(P5)の残揮発分量は0.6質量%、ゲル含有量は1.0質量%であった。
共役ジエン重合体溶液(A)の供給量を毎時200Kgとした他は、実施例2と同様に行った。モーター電流値は試料を供給する前はI0=9.0Aで、試料を供給した後はI1=12.7Aで、I1/I0=1.41であった。電流は周波数60Hzの交流であった。脱揮して得られた共役ジエン重合体(P6)の残揮発分量は25.3質量%、ゲルは検出されなかった。
実施例2で用いた二軸スクリュー型ニーダーと小型押出機の装置に実施例3で用いた二軸押出機を直接連結させた。小型押出機の吐出側を二軸押出機の側面に直結させる構造をとした。二軸スクリュー型ニーダーに共役ジエン重合体溶液(A)を毎時200Kgで供給し、実施例2と同様の操作条件で脱揮処理を行った。二軸スクリュー型ニーダーで濃縮された重合体の混合物は小型押出機を通して二軸スクリュー型ニーダーから二軸押出機へと移送された。二軸押出機の操作条件は実施例3と同様である。モーター電流値を測定した結果、二軸スクリュー型ニーダーはI1=12.8AでI1/I0=1.42、二軸押出機はI1=13.4AでI1/I0=1.68であった。二軸押出機の先端からは粉末状の共役ジエン重合体(P8)が排出された。P8の残揮発分量は0.2質量%、ゲル含有量は0.1質量%であった。
共役ジエン重合体溶液(A)の供給速度を毎時100Kgとし、重合体を排出する装置先端部の排出口を50mm角の正方形とした他は実施例1と同様に行った。モーター電流値は試料を供給する前はI0=8.1Aで、試料を供給した後はI1=18.6Aで、I1/I0=2.30であった。脱揮して得られた共役ジエン重合体(P9)の残揮発分は0.53質量%、ゲル含有量は6.4質量%であった。
共役ジエン重合体溶液(A)をノルマルヘキサンで希釈し、ノルマルヘキサン98質量部、共役ジエン重合体2質量部、プロセスオイル0.7質量部としたものを供給した他は実施例1と同様に行った。I0=8.1Aで、試料を供給した後はI1=8.3Aで、I1/I0=1.02であった。ニーダー装置の先端下面からは液状物が排出され、その組成はノルマルヘキサン90質量部、共役ジエン重合体10質量部であり、濃縮効率が低く、脱揮した共役ジエン重合体は得られなかった。
Claims (9)
- 共役ジエン重合体と、溶剤と、を含む共役ジエン重合体溶液を製造する製造工程と、
前記共役ジエン重合体溶液を回転する二軸のスクリューを有する装置で搬送しながら加熱し、前記溶剤を脱揮する脱揮工程と、を有し、
前記共役ジエン重合体溶液は、前記共役ジエン重合体100質量部に対して、オイルを5.0質量部以上100質量部以下含み、
前記脱揮工程における前記スクリューのモーター電流値と、無負荷時における前記スクリューのモーター電流値とが下記の関係式(1)を満たす、共役ジエン重合体の製造方法。
1.05≦((I1)/(I0))≦2.00 ・・・(1)
(式(1)中、I1は、前記脱揮工程における前記スクリューのモーター電流値〔A〕を表し、I0は、無負荷時における前記スクリューのモーター電流値〔A〕を表す。) - 前記共役ジエン重合体溶液は、該共役ジエン重合体溶液の総量に対して、前記共役ジエン重合体を5.0質量%以上95質量%以下含む、請求項1に記載の共役ジエン重合体の製造方法。
- 前記脱揮工程において、前記二軸のスクリューを有する装置を二基以上用いる、請求項1又は2に記載の共役ジエン重合体の製造方法。
- 前記共役ジエン重合体は、エポキシ基及びアルコキシシリル基からなる群より選ばれる少なくとも1種の官能基を有する化合物で変性されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の共役ジエン重合体の製造方法。
- 前記化合物は、下記の一般式(2)で表される化合物及び下記の一般式(3)で表される化合物からなる群より選ばれる少なくとも1種の化合物である、請求項4に記載の共役ジエン重合体の製造方法。
(式(2)中、R1及びR2は、各々独立して、炭素数1〜10のアルキル基、又は、エーテル基及び3級アミン基からなる群より選ばれる少なくとも1種の官能基を有する炭素数1〜10のアルキル基を表し、R3及びR4は、各々独立して、水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、又は、エーテル及び3級アミン基からなる群より選ばれる少なくとも1種の官能基を有する炭素数1〜20のアルキル基を表し、R5は、炭素数1〜20のアルキル基、又は、エーテル基、3級アミン基、エポキシ基、カルボニル基及びハロゲンからなる群より選ばれる少なくとも1種の官能基を有する炭素数1〜20のアルキル基を表し、nは、1〜6の整数を表す。)
(式(3)中、R1及びR2は、各々独立して、炭素数1〜20のアルキル基、又は、炭素数6〜20のアリール基を表し、R3及びR4は、各々独立して、炭素数1〜20のアルキル基を表し、R5は、炭素数1〜6のアルキル基を表し、隣接する窒素原子及び珪素原子とともに5員環以上の環構造をなし、R6は、炭素数1〜20のアルキル基、活性水素原子を持たないヘテロ原子で置換されている炭素数1〜20のアルキル基、又は、有機置換シリル基を表し、mは、1又は2の整数を表し、nは、2又は3の整数を表す。) - 前記共役ジエン重合体の重量平均分子量が、10万以上200万以下である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の共役ジエン重合体の製造方法。
- 前記共役ジエン重合体は、該共役ジエン重合体の総量に対して、分子量100万以上の成分を1.0質量%以上99質量%以下含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の共役ジエン重合体の製造方法。
- 前記脱揮工程における平均滞留時間が、10秒以上300秒以下である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の共役ジエン重合体の製造方法。
- 前記脱揮工程は、前記溶剤の含有量が、得られる共役ジエン重合体の総量に対して、5.0質量%以下になるまで脱揮する工程である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の共役ジエン重合体の製造方法。
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