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JP6556097B2 - デジタル放送受信装置及びデジタル放送受信方法、並びにプログラム及び記録媒体 - Google Patents
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JP6556097B2 - デジタル放送受信装置及びデジタル放送受信方法、並びにプログラム及び記録媒体 - Google Patents

デジタル放送受信装置及びデジタル放送受信方法、並びにプログラム及び記録媒体

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Description

本発明は、デジタル放送受信装置及びデジタル放送受信方法に関する。本発明は特に移動型のデジタル放送受信装置、例えば携帯機器又は車両等の移動体に搭載する機器として使用されるのに適したデジタル放送受信装置及び該デジタル放送受信装置におけるデジタル放送受信方法に関する。本発明はまた、上記のデジタル放送受信装置又はデジタル放送受信方法における処理をコンピュータに実行させるためのプログラム、及び該プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体に関する。
デジタル放送を受信するデジタル放送受信装置には、自らが存在している位置において、物理チャンネル毎に放送信号の受信及び復調を行って、放送信号の有無を確認し、放送局を識別する情報等を含む放送信号情報を取得するチャンネルスキャンと呼ばれる機能がある。ここで、物理チャンネルとは、各デジタル放送規格によって定義された特定の周波数範囲に対応させて特定の番号を割り当てたものであり、例えば、日本で用いられるARIB(Association of Radio Industries and Businesses)規格の場合には、物理チャンネル番号13は、470Mhzから476Mhzの周波数範囲に対応する。
チャンネルスキャンの結果として得られた受信可能な放送信号を示す情報(放送信号情報)は、通常はデジタル放送受信装置内の不揮発メモリに書き込まれ保存される。ユーザがリモコン等を用いた操作入力により選局指示をした場合、デジタル放送受信装置は、保存された放送信号情報に基づいてチューニング等の選局処理を行う。
チャンネルスキャンの実行が必要となる状況としては、購入直後の初期設定時等、デジタル放送受信装置内に放送信号情報が保存されていない状況、及び、デジタル放送受信装置の移動又は周囲環境の変化によって受信可能な放送波が変化した状況がある。特に、屋内に設置された状態で使用される固定型のデジタル放送受信装置に比べ、携帯機器又は車載機器として使用される移動型のデジタル放送受信装置では、後者の状況が発生しやすい。
チャンネルスキャンを実行している間、各物理チャンネルの探索に使用されている放送受信系統は、番組の視聴に使用することができない。従って、デジタル放送受信装置が視聴用の受信系統とは別の、チャンネルスキャン用の受信系統を備えていない場合には、ユーザは、チャンネルスキャン終了まで番組を視聴できない。
視聴用の受信系統とは別にチャンネルスキャン用の受信系統を備えている場合にも、初期設定において放送信号情報が保存されていない場合、及び、ユーザが選局したい番組の放送信号情報が未だ取得されていない場合には、ユーザは、番組を視聴できない。このため、チャンネルスキャンに要する時間は、短いことが望ましい。
従来の基本的なデジタル放送受信方法としては、デジタル放送規格によって定められた物理チャンネルを番号が最小のものから最大のものまで順次チャンネルを選択する方法がある。この方法では、常に全てのチャンネルを選択することになるため、チャンネルスキャンの開始から終了までに要する時間が長いという問題がある。
この問題を解決するため、例えば、特許文献1に記載の方法では、隣接地域に存在するチャンネルを示す放送局テーブルを作成することで、チャンネルスキャンの対象を隣接地域のチャンネルに限定することでチャンネルスキャン時間を短縮することとしている。上記の特許文献1の方法ではさらに、隣接地域に存在するチャンネルに対し順次選局処理を行い、受信可能な放送が存在した場合に視聴可能なチャンネルリストにデータを登録することにより、視聴用チャンネルリストの作成に要する時間を短縮することとしている。
特開2009−253813号公報(段落0016〜0017、図1)
しかしながら、特許文献1に記載された方法では、全ての隣接地域をチャンネルスキャンの対象にしているため、チャンネルスキャンに要する時間、或いは視聴用チャンネルリストの作成に要する時間を短縮する効果は限定的である。具体的には、現在位置が大阪の場合、大阪の隣接地域である兵庫、京都、奈良、和歌山で使用されているチャンネルをチャンネルスキャンの対象にすると、総数が39チャンネルになる。全てのチャンネルをチャンネルスキャンすると総数は50チャンネルで、大阪だけだと22チャンネルなので、大阪だけがチャンネルスキャンの対象の場合は、チャンネルスキャンの対象チャンネルが全体の44%で済んでいたものが、隣接地域に広げることで78%に増加することになる。
そこで、本発明は、以上のような課題を解決するものであり、全ての隣接地域をチャンネルスキャンの対象にするのではなく、受信可能性の高い隣接地域だけをチャンネルスキャンの対象にすることでチャンネルスキャンの所要時間を短くし、視聴用チャンネルリストを早く表示することを目的とする。
本発明のデジタル放送受信装置は、
複数の物理チャンネルを順次選択する制御部と、
前記制御部で選択された物理チャンネルで送信された電波を受信し、受信した電波からストリームを抽出する受信部と、
前記ストリームから番組情報を分離するデマルチプレクス部と、
記憶部とを備え、
前記記憶部は、
放送地域毎に、前記複数の物理チャンネルの各々で送信を行う送信所の数を記憶する放送地域別送信所数テーブルと、
各放送地域の少なくとも一部において受信可能な放送電波を送信する送信所が位置している他の放送地域を隣接地域として記憶する隣接地域テーブルと、
各放送地域について、放送受信の可否の確認を行う際の優先の度合を示す受信確認優先度を記憶する受信確認優先度テーブルと、
各放送地域内の送信所からの放送の最古の受信日時と最新の受信日時を記憶する受信日時テーブルと、
受信確認優先度別に、前記複数の物理チャンネルの各々で送信を行う送信所の総数を記憶する優先度別送信所数テーブルと、
チャンネルスキャンの順番を記憶するスキャン順番テーブルとを格納し、
前記制御部は、
前記スキャン順番テーブルに記憶されているチャンネルスキャンの順番から、チャンネルスキャンにおいて次に選択されるべき物理チャンネルを特定する選択チャンネル更新処理部と、
前記選択チャンネル更新処理部で特定された物理チャンネルに対応するストリームを前記受信部に抽出させ、前記デマルチプレクス部が、当該ストリームから前記番組情報を分離することができるか否かを確認し、分離できた場合は前記受信日時テーブルを更新する番組情報分離確認処理部と、
前記隣接地域テーブルを参照し、前記番組情報分離確認処理部での確認の結果に応じて、前記受信確認優先度テーブル内の、当該放送地域及び当該放送地域の隣接地域の受信確認優先度を更新する受信確認優先度処理部と、
前記放送地域別送信所数テーブル及び前記受信確認優先度テーブルを参照し、前記複数の物理チャンネルの各々について、同じ受信確認優先度の放送地域内に位置する送信所の総数を算出し、算出された送信所の総数で前記優先度別送信所数テーブルを更新し、前記優先度別送信所数テーブルにおいて、前記送信所の総数が多い物理チャンネルの順番でチャンネルスキャンの順番を定め、定められたチャンネルスキャンの順番を、前記スキャン順番テーブルに記憶させるスキャン順番処理部とを備える
ことを特徴とする。
本発明によれば、受信可能性の高い物理チャンネルから優先的に受信可能か否かの判定をすることができ、従って、チャンネルスキャンに要する時間を短縮することができる。
本発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の構成を概略的に示すブロック図である。 図1の記憶部に格納されている複数のテーブルを示す概略図である。 図1のチャンネルスキャン制御部を構成する機能ブロックを示す概略図である。 図2の放送地域別送信所数テーブルの一例を示す概略図である。 実施の形態1で用いられるサービスIDのビット構成を示す概略図である。 実施の形態1で用いられる地域識別の分類を示す分類表である。 地域識別コードの割り当てを示す割当表である。 (a)〜(d)は、実施の形態1で用いられる周波数リストの構造を示す概略図であり、(e)は、周波数リストに含まれる、放送局と送信出力との関係を示すデータのビット構成を示す図である。 図2の隣接地域テーブルの一例を示す概略図である。 図9に現れる放送地域を示す概略地図である。 図2の受信日時テーブルの一例を示す図である。 図2の受信確認優先度テーブルの一例を示す図である。 図2の優先度別送信所数テーブルの一例を示す図である。 図2のスキャン順番テーブルの一例を示す図である。 図2の次選択チャンネルテーブルの一例を示す図である。 実施の形態1におけるチャンネルスキャン処理を示すフローチャートである。 図16のチャンネルスキャン初期化処理を示すフローチャートである。 図16の、次選択チャンネルテーブルを更新する処理を示すフローチャートである。 図16の受信確認処理を示すフローチャートである。 実施の形態1における最古受信日時に基づく更新処理を示すフローチャートである。 実施の形態1における最新受信日時に基づく更新処理を示すフローチャートである。 デジタル放送受信装置の移動に伴う、受信確認優先度の変遷の具体例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るデジタル放送受信装置の構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の実施の形態3で用いられる放送地域別送信所数テーブルの一例を示す概略図である。 実施の形態3で用いられる隣接地域テーブルの一例を示す概略図である。 実施の形態1のデジタル放送受信装置の処理を実行するコンピュータを示すブロック図である。 実施の形態2のデジタル放送受信装置の処理を実行するコンピュータを示すブロック図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置100の構成を概略的に示すブロック図である。実施の形態1に係るデジタル放送受信装置100は、日本国で使用されているARIB規格に対応するものとする。
図1に示すように、デジタル放送受信装置100は、チャンネルスキャンを行うためのブロックであるチャンネルスキャン部101と、ユーザに番組を提示するためのブロックである番組提示部102と、チャンネルスキャン或いは番組提示の際に参照され、或いは更新されるデータベースとして作用する記憶部103と、ユーザの操作を受け付ける操作入力部104と、サービスリスト生成部105とを備える。
記憶部103は、デジタル放送受信装置100で行う処理に必要な情報を記憶する。例えば、記憶部103は、図2に示すように、放送地域別送信所数テーブルBATLと、隣接地域テーブルNATLと、放送TSテーブルBTTLと、受信日時テーブルRCVLと、受信確認優先度テーブルBAVLと、優先度別送信所数テーブルPRVLと、スキャン順番テーブルCSVLと、次選択チャンネルテーブルNXVLとを格納している。
チャンネルスキャン部101は、チューナ部111と、チューナ部111の出力部に接続される復調部112と、復調部112の出力部に接続されるデマルチプレクス部113と、チャンネルスキャン制御部115とを備える。チューナ部111及び復調部112により、受信電波からストリームを抽出する受信部116が構成される。
チャンネルスキャン制御部115は、図3に示すように、チャンネルスキャン初期化処理部115Aと、選択チャンネル更新処理部115Bと、番組情報分離確認処理部115Cと、受信確認優先度処理部115Dと、スキャン順番処理部115Eとを含む。
番組提示部102は、チューナ部121と、チューナ部121の出力部に接続される復調部122と、復調部122の出力部に接続されるデマルチプレクス部123と、デマルチプレクス部123の出力部に接続されるデコード部124と、視聴チャンネル制御部125とを備える。チューナ部121及び復調部122により、受信電波からストリームを抽出する受信部126が構成される。
チューナ部121は、アンテナ108に接続され、アンテナ108で受信された電波より、受信信号を抽出する。なお、チューナ部121は、視聴チャンネル制御部125からの同調指示に従って、物理チャンネルの選択を行い、選択された物理チャンネルの受信信号を抽出する。また、チューナ部121は、抽出した受信信号を復調部122に与える。
復調部122は、チューナ部121より与えられた受信信号の復調処理及び誤り訂正処理を行い、デジタル信号としてのTS(Transport Stream:トランスポート・ストリーム)を抽出する。そして、復調部122は、抽出したTSをデマルチプレクス部123に与える。また、復調部122は、復調処理の結果に応じて、フレームロック検出信号又はフレームアンロック検出信号を視聴チャンネル制御部125に与える。
デマルチプレクス部123は、復調部122より与えられたTSに対して、デマルチプレクス処理を行う。例えば、デマルチプレクス部123は、TSから番組特定情報(PSI:Program Specific Information)及び番組配列情報(サービス情報:SI:Service Information)等のサービス(番組)を選択するために必要な情報を含む番組情報を分離する。さらに、デマルチプレクス部123は、分離されたPSI/SIより検出された、映像TSパケット及び音声TSパケットのPID(TSパケット識別子:Packet Identifier)の値に基づいてTSをフィルタリングし、映像TSパケット及び音声TSパケットを分離する。そして、デマルチプレクス部123は、分離された映像TSパケット及び音声TSパケットをデコード部124に与える。
デコード部124は、デマルチプレクス部123から与えられた映像TSパケット及び音声TSパケットをデコード(復号)して、映像信号及び音声信号をそれぞれ抽出する。そして、デコード部124は、抽出された映像信号と音声信号を、表示/音声出力装置106に与える。
サービスリスト生成部105は、操作入力部104がユーザからのサービスリストの表示を要求する操作入力を受けたときに、操作入力部104から出力される信号に応じて、記憶部103に格納されている放送TSテーブルBTTLより、現在位置において、各時点で視聴可能な放送番組(サービス)を示す情報を取得し、この情報に基づいて、表示/音声出力装置106に、視聴可能な放送番組(サービス)を示したサービスリストを表示させる。
視聴チャンネル制御部125は、表示/音声出力装置106に表示されたサービスリストに基づいてユーザが選局操作を行ったときに、操作入力部104からの操作入力に応じた信号に基づいて、選局処理を制御する。選局処理を制御する場合は、視聴チャンネル制御部125は、記憶部103に格納されている放送TSテーブルBTTLに基づいて、選択される放送局で使用している物理チャンネルを示す情報を取得し、この情報に基づいて、チューナ部121に同調指示を送り、視聴対象となる番組の放送電波をチューナ部121に受信させる。
上記の選局処理では、視聴チャンネル制御部125は、デマルチプレクス部123で分離された番組情報に基づいて、放送TSテーブルBTTLを生成し、又は更新する。
チューナ部111は、アンテナ107に接続され、アンテナ107で受信された電波より、受信信号を抽出する。なお、チューナ部111は、チャンネルスキャン制御部115からの同調指示に従って、物理チャンネルの選択を行い、選択された物理チャンネルの受信信号を抽出する。また、チューナ部111は、抽出した受信信号を復調部112に与える。
復調部112は、チューナ部111より与えられた受信信号の復調処理及び誤り訂正処理を行い、デジタル信号としてのTS(Transport Stream:トランスポート・ストリーム)を抽出する。そして、復調部112は、抽出したTSをデマルチプレクス部113に与える。また、復調部112は、復調処理の結果に応じて、フレームロック検出信号又はフレームアンロック検出信号をチャンネルスキャン制御部115に与える。
デマルチプレクス部113は、復調部112より与えられたTSに対して、デマルチプレクス処理を行う。例えば、デマルチプレクス部113は、TSから番組特定情報(PSI:Program Specific Information)及び番組配列情報(サービス情報:SI:Service Information)等のサービス(番組)を選択するために必要な情報を含む番組情報を分離する。
以下、記憶部103に格納されているテーブルについて説明する。
放送地域別送信所数テーブルBATLは、各放送地域内に位置し、各物理チャンネルで送信を行う送信所の数を記憶している。ここで言う「送信」は、当該記憶部103を有するデジタル放送受信装置100が対応可能な放送規格によるデジタル放送のための送信である。
放送地域別送信所数テーブルBATLは、例えば図4に示すように、放送地域欄BATL1と、物理チャンネル毎の送信所数欄BATL2とを有する。
放送地域欄BATL1には地域識別情報が格納され、送信所数欄BATL2には送信所数が格納されている。送信所数は、放送地域欄BATL1内の各地域識別情報に対応付けて、かつ各物理チャンネルに対応付けて記憶されている。
以下では、放送地域欄を示す符号「BATL1」を、該欄に格納される地域識別情報を示すためにも用い、送信所数欄を示す符号「BATL2」を、該欄に格納される送信所数を示すためにも用いる。後述の他のテーブルについても同様である。
放送地域欄BATL1に格納される地域識別情報は、放送地域を識別するための情報である。ここで、地域識別情報は、TSから抽出可能な情報のうち、放送地域を一意に特定できる情報である。例えば、日本のARIB規格による放送の場合、送信するネットワークに関する情報であるNIT(Network Information Table)、各TSで放送されているサービスの属性を定義するSDT(Service Description Table)等が含まれており、NITの地上分配システム記述子に含まれるエリアコード、又はSDTに含まれるサービスIDの上位ビットである地域識別と呼ばれるユニークな値によってTSの放送地域を特定することができる。言い換えると、ARIB規格による放送の場合は、予め定められた地域識別コードが、NITに含まれるエリアコード又はSDTに含まれる地域識別の値として格納されているため、この地域識別コードを、地域識別情報として用いることができる。図4の放送地域欄BATL1には、放送が行われている全地域の地域識別情報が格納されていてもよく、また、その一部のみの地域の地域識別情報が格納されていてもよい。
図5は、地上デジタル放送におけるサービスID130のビット構成を示す概略図である。図5に示すように、サービスID130には、地域識別130Aが含まれている。
図6は、地上デジタル放送における地域識別の分類を示す分類表131である。分類表131に示されているように、ARIB規格による放送の場合は、広域放送(2以上の都道府県を放送地域とする放送)に対して地域識別の値として「0」〜「9」が割り当てられており、県域放送(1つの都道府県を放送地域とする放送)に対して地域識別の値として「10」〜「63」が割り当てられている。
図7は、地上デジタル放送における地域識別の値の割り当てを示す割当表132である。NIT又はSDTから得られる地域識別情報を用いて、例えば図7の割当表132を参照することで、地域識別情報に対応する放送地域を特定することができる。
送信所数欄BATL2内に、各地域識別情報BATL1に対応付けて、かつ各物理チャンネルに対応付けて記憶されている送信所数は、地域識別情報BATL1で示される放送地域内に位置し、対応する物理チャンネルで送信を行う送信所の数である。なお、本願において、「送信所」には、「中継局」も含まれる。
図4において、送信所数BATL2と地域識別情報BATL1との対応付けは、それらを同じ行(垂直方向位置)に記入することで示され、送信所数BATL2と物理チャンネル(13ch、14ch、…)との対応付けは、それらを同じ列(水平方向位置)に記入することで示されている。
図4に示す例では、地域識別情報BATL1で識別される放送地域としての「大阪」に対応付けられ(同じ行に)、かつ物理チャンネルとしての「13ch」に対応付けられて(同じ列に)、送信所数BATL2として「4」が記入されている。これは、「大阪」という放送地域内に位置し、13チャンネルを使用している送信所の数が「4」であることを示している。
各放送地域内に位置し、各物理チャンネルを使用する送信所の数は、放送波に含まれる周波数リストに含まれる情報から得られる。
図8(a)は、周波数リストの全体構造を示す図である。
周波数リストFL0の各レコードFL1は、図7の地域(放送地域)に対応する。1つの放送地域では複数のTSを受信することができることから、1つのレコードFL1には、図8(b)に示すように、複数個(q個)のTS情報FL2が割り当てられる。更に、個々のTS情報には、図8(c)に示すように、そのTSが属する放送局系列を識別する1個の系列識別FL3と、複数個(r個)の送信所情報FL4が割り当てられる。
送信所情報FL4は、図8(d)に示すように、送信所を識別する送信所IDと、
送信所の所在地を示す郵便番号と、送信に使用する物理チャンネル番号と、送信する電波の送信出力とを含む。
これらのデータのビット割り当ては、図8(e)に示されている。
以上のように、レコードFL1は複数個(q個)のTS情報を持ち、各TSは系列識別FL3を持っている。
周波数リストに含まれる各送信所の住所を示す情報、各送信所で使用する物理チャンネルを示す情報から、各放送地域内に位置し、各物理チャンネルで送信を行う送信所の数を求めることができる。
図2の説明に戻り、隣接地域テーブルNATLは、放送地域毎に、当該放送地域に隣接する放送地域(隣接地域)を示す情報を格納している。例えば、隣接地域テーブルNATLは、図9に示すように、放送地域欄NATL1と、隣接地域欄NATL2とを有する。
図10は、図9に現れる放送地域を示す概略地図である。
放送地域欄NATL1は、放送地域を識別するための地域識別情報を格納する。
隣接地域欄NATL2は、放送地域欄NATL1に格納されている地域識別情報で示される放送地域の隣接地域を識別するための地域識別情報を格納する。
ここで、各放送地域に対する隣接地域とは、当該各放送地域の少なくとも一部において受信可能な放送電波を送信する送信所が位置している他の放送地域を意味する。即ち、放送地域欄NATL1の地域識別情報で示される放送地域の少なくとも一部において、他の放送地域内に位置する送信所からの放送電波を受信することができる場合に、当該他の放送地域を隣接地域とする。従って、各々の地域識別情報に対応する、地図上の放送地域の境界が接していなくても、隣接地域になる可能性がある。
地域識別情報に対応する放送地域に隣接する放送地域以外の送信所からの放送が受信可能な例として以下のものがある。
例えば、群馬県と茨城県とは接していないが、群馬県南東部で茨城県に最も近いところ(群馬県邑楽郡板倉町の一部)は、茨城県との境界まで3kmほどしか離れておらず、茨城県古河市の古河中継局の電波を受信できる。従って、「茨城」という放送地域は、「群馬」という放送地域の隣接地域に該当する。
また、三重県と大阪府とは接していないが、三重県伊賀市の一部では、大阪府東大阪市の生駒送信所の電波を受信できる。従って、「大阪」という放送地域は、「三重」という放送地域の隣接地域に該当する。
図9に示す例では、放送地域欄NATL1に記入された「40(大阪)」に対応付けて、「41(京都)」、「42(兵庫)」、「44(奈良)」及び「43(和歌山)」が、隣接地域欄NATL2に記入されている。これは、現在位置が「大阪」である場合には、「大阪」内の送信所から送信される放送だけではなく、「京都」、「兵庫」、「奈良」及び「和歌山」内の送信所から送信される放送も受信できる可能性があることを示す。
図2の説明に戻り、放送地域別送信所数テーブルBATL及び隣接地域テーブルNATLは、予めデジタル放送受信装置100内の記憶部103に格納されていてもよく、また、外部の記録媒体に記録されており、チャンネルスキャン処理開始時等に、記憶部103に読み込まれるようにしてもよい。なお、ARIB規格の場合は、上記のように、放送電波から、各送信所の住所と物理チャンネルを示す情報を含む周波数リストをダウンロードすることで、例えば、チャンネルスキャン制御部115が、放送地域別送信所数テーブルBATLを自動的に生成することもできる。
放送TSテーブルBTTLは、デジタル放送受信装置100が受信した放送電波から取得したTS(放送電波で伝送されたTS)に関する情報を格納している。例えば、放送TSテーブルBTTLは、デジタル放送受信装置100が放送電波から抽出したTSの各々に対応付けて物理チャンネル、TS識別情報(TS_ID)、TS中の各サービスを示すサービスIDを格納している。放送TSテーブルBTTLは、チャンネルスキャン処理で、デマルチプレクス部113で分離された番組情報に基づいて、チャンネルスキャン制御部115内の番組情報分離確認処理部115Cにより生成され、又は更新される。
受信日時テーブルRCVLは、放送地域毎の最古の受信日時と最新の受信日時を示す情報を格納している。例えば、受信日時テーブルRCVLは、図11に示すように放送地域欄RCVL1と、最古受信日時欄RCVL2と、最新受信日時欄RCVL3とを有する。
放送地域欄RCVL1には、地域識別情報が格納されている。
最古受信日時欄RCVL2には、放送地域欄RCVL1の地域識別情報で識別される放送地域に対応付けて、それぞれの最古受信日時(当該放送地域内のいずれかの送信所からの放送を受信した最古の日時)が格納されている。
最新受信日時欄RCVL3には、放送地域欄RCVL1の地域識別情報で識別される放送地域に対応付けて、それぞれの最新受信日時(当該放送地域内のいずれかの送信所からの放送を受信した最新の日時)が格納されている。
デジタル放送受信装置が工場から製品として出荷されるときには、最古受信日時欄RCVL2及び最新受信日時欄RCVL3には初期値が設定されている。ここでいう初期値は、日時情報が設定されていないことを示す値、即ち無効な値である。
最古受信日時とは、当該放送地域の最古受信日時欄RCVL2に初期値が入っている状態(これには、工場から出荷された状態のみならず、後述のように、使用開始後に行われる処理で初期化された状態も含まれる)から当該放送地域の番組情報(当該放送地域内の送信所からの放送であることを示す番組情報)を最初に受信した日時をいう。但し、後述のように、受信した日時から予め定められた期間が経過したときは、当該受信日時は、初期値に更新され、当該受信はなかったものとされる。
最新受信日時とは、当該放送地域の番組情報(当該放送地域内の送信所からの放送であることを示す番組情報)を最後に受信した日時をいう。
受信確認優先度テーブルBAVLは、放送地域毎の受信確認優先度を格納している。受信確認優先度は、放送受信の可否の確認における優先の度合、即ち、どの放送地域から先に確認を行うべきかを示す情報である。ここで、各放送地域についての受信確認とは、該放送地域内の送信所からの放送の受信確認を意味する。
受信確認優先度テーブルBAVLは、例えば、図12に示すように放送地域欄BAVL1と、受信確認優先度欄BAVL2とを有する。
放送地域欄BAVL1には、地域識別情報が格納されている。
受信確認優先度欄BAVL2には、放送地域欄BAVL1の放送識別情報に対応付けて、放送識別情報で識別される放送地域の受信確認優先度が格納されている。
受信確認優先度欄BAVL2に記入された数値が受信確認優先度を表す。この数値が大きいほど優先度が高く、以下では「2」、「1」、「0」のいずれかであるものとする。
後述のように、それぞれの放送地域について設定された受信確認優先度に基づいて、各物理チャンネルに対して受信確認優先度として、「2」、「1」、又は「0」が設定され、チャンネルスキャンにおいては、それぞれの物理チャンネルについての受信確認優先度の順に受信確認処理が行われる。例えば、受信確認優先度が「2」の物理チャンネルが先に選択され、その次に、受信確認優先度が「1」の物理チャンネルが選択される。受信確認優先度が「0」の物理チャンネルは、チャンネルスキャンの対象外とされる。
各放送地域についての受信確認優先度は、後述のように、各送信所から各物理チャンネルで送信される放送の受信確認の結果に基づいて更新され、これに伴って、各物理チャンネルについての受信確認優先度も更新される。例えば、各放送地域内の送信所からの放送が受信できたとき、即ち、受信電波から抽出された番組情報が、各放送地域内の送信所からの電波であることを示すときは、当該放送地域の受信確認優先度は最高値である「2」に設定される。その後、デジタル放送受信装置が当該放送地域から離れたと推定されたときには、当該放送地域の受信確認優先度は、より低い値に更新される。
優先度別送信所数テーブルPRVLは、受信確認優先度毎に、各物理チャンネルで送信を行う送信所の総数を記憶している。
例えば、優先度別送信所数テーブルPRVLは、図13に示すように受信確認優先度欄PRVL1と、送信所総数欄PRVL2とを有する。
受信確認優先度欄PRVL1には、受信確認優先度の値として、「2」及び「1」を示す情報が記入されている。
送信所総数欄PRVL2は、受信確認優先度欄PRVL1に示される受信確認優先度が付与された1又は2以上の放送地域内に位置し、(送信所総数欄PRVL2内に示される)各物理チャンネルで送信を行う送信所の数の合計(送信所総数)を、それぞれの受信確認優先度に対応付けて、かつ各物理チャンネルに対応付けて格納している。
図13において、送信所総数PRVL2と受信確認優先度PRVL1との対応付けは、それらを同じ行(垂直方向位置)に記入することで示され、送信所総数PRVL2と物理チャンネル(13ch、14ch、…)との対応付けは、それらを同じ列(水平方向位置)に記入することで示されている。
例えば、図13において、受信確認優先度PRVL1としての「2」に対応付けられ(同じ行に)、かつ物理チャンネルとしての「13ch」に対応付けられて(同じ列に)、送信所総数PRVL2としての「4」が記入されている。これは、受信確認優先度PRVL1が「2」である放送地域内に位置し、13チャンネルで送信を行う送信所の合計(送信所総数)が「4」であることを示す。同様に、受信確認優先度PRVL1としての「1」に対応付けられ(同じ行に)、かつ物理チャンネルとしての「13ch」に対応付けられて(同じ列に)、送信所総数PRVL2としての「33」が記入されている。これは、受信確認優先度PRVL1が「1」である放送地域内に位置し、13チャンネルで送信を行う送信所の合計(送信所総数)が「33」であることを示す。
スキャン順番テーブルCSVLは、受信確認優先度毎に、チャンネルスキャンにおける物理チャンネルの選択の順番を記憶している。
例えば、スキャン順番テーブルCSVLは、図14に示すように受信確認優先度欄CSVL1と、スキャン順番欄CSVL2とを有する。
受信確認優先度欄CSVL1には、優先度別送信所数テーブルPRVLと同じく、受信確認優先度の値として、「2」及び「1」を示す情報が記入されている。受信確認優先度テーブルBAVL及び優先度別送信所数テーブルPRVLにおける受信確認優先度が、各放送地域についての受信確認優先度であるのに対し、スキャン順番テーブルCSVLにおける受信確認優先度は、各物理チャンネルについての受信確認優先度である点で異なる。
上記のように、放送地域について設定された受信確認優先度(受信確認優先度テーブルBAVL及び優先度別送信所数テーブルPRVLにおける値)に基づいて、物理チャンネルに対して、受信確認優先度CSVL1として、「2」、「1」、又は「0」が設定され、チャンネルスキャンにおいては、物理チャンネルについての受信確認優先度CSVL1の順に受信確認処理が行われる。
例えば、受信確認優先度が「2」の放送地域内の送信所が使用する物理チャンネルには、受信確認優先度CSVL1として「2」が設定される。受信確認優先度が「2」の放送地域内の送信所が使用する物理チャンネル以外の物理チャンネルであって、受信確認優先度が「1」の放送地域内の送信所が使用する物理チャンネルには、受信確認優先度CSVL1として「1」が設定される。受信確認優先度が「2」の物理チャンネル、及び受信確認優先度が「1」の物理チャンネル以外の物理チャンネルには、受信確認優先度CSVL1として「0」が設定される。
スキャン順番欄CSVL2には、チャンネルスキャンの際の、受信確認優先度CSVL1毎の物理チャンネルの選択の順番を、それぞれの受信確認優先度CSVL1に対応付けて、かつ各物理チャンネルに対応付けて格納している。
図14において、スキャン順番CSVL2と受信確認優先度CSVL1との対応付けは、それらを同じ行(垂直方向位置)に記入することで示され、スキャン順番CSVL2と物理チャンネル(13ch、14ch、…)との対応付けは、それらを同じ列(水平方向位置)に記入することで示されている。
例えば、図14において、受信確認優先度CSVL1としての「2」に対応付けられ(同じ行に)、かつ物理チャンネルとしての「13ch」、「14ch」、「15ch」、「16ch」、「17ch」に対応付けられて(それぞれ同じ列に)、スキャン順番として「5」、「1」、「2」、「3」、「4」が記録されている。これは受信確認優先度CSVL1が「2」の物理チャンネルのうち、最初に「14ch」が選択され、その後、「15ch」、「16ch」、「17ch」、「13ch」の順に選択が行われるべきであることを示す。
受信確認優先度CSVL1毎のチャンネルスキャンの順番(チャンネルスキャンにおける選択の順番)は例えば以下のようにして定められる。
即ち、優先度別送信所数テーブルPRVLにおいて、受信確認優先度PRVL1毎に、送信所総数PRVL2に対し、値の大きいものから順に、「1」から始まる連続した整数を割り当てる。なお、送信所総数PRVL2が同じ場合には、図13及び図14に示す例のように、対応する物理チャンネルの番号が小さいものから順に上記の割り当てを行っても良く、逆に大きいものから順に上記の割り当てを行っても良い。
そしてこのようにして割り当てた整数を、対応する物理チャンネルについてのスキャン順番としてスキャン順番テーブルCSVLに書き込む。即ち、スキャン順番テーブルCSVLのスキャン順番欄CSVL2内の、それぞれの受信確認優先度CSVL1に対応し、それぞれの物理チャンネルに対応する位置に書き込む。
具体的には、受信確認優先度「2」(PRVL1=2)に対する送信所総数PRVL2(受信確認優先度が「2」である1又は2以上の放送地域内の送信所の数の合計である送信所総数PRVL2)に割り当てられた順番を、スキャン順番テーブルCSVL内において、対応する物理チャンネルに対応付けて、且つ同じ値の受信確認優先度「2」(CSVL1=2)に対応付けて(対応する物理チャンネルの列に、かつ受信確認優先度CSVL1が「2」である行に)書き込む。
同様に、受信確認優先度「1」(PRVL1=1)に対する送信所総数PRVL2(受信確認優先度が「1」である1又は2以上の放送地域内の送信所の数の合計である送信所総数PRVL2)に割り当てられた順番を、スキャン順番テーブルCSVL内において、対応する物理チャンネルに対応付けて、且つ同じ値の受信確認優先度「1」(CSVL1=1)に対応付けて(対応する物理チャンネルの列に、かつ受信確認優先度CSVL1が「1」である行に)書き込む。
次選択チャンネルテーブルNXVLは、チャンネルスキャンにおいて、次に選択されるべき物理チャンネルを記憶している。例えば、次選択チャンネルテーブルNXVLは、図15に示すように受信確認優先度欄NXVL1と、スキャン順番欄NXVL2と、次選択チャンネル欄NXVL3とを有する。
受信確認優先度欄NXVL1には、物理チャンネルについての受信確認優先度として「2」又は「1」が記憶されている。「2」が記憶されていることは、現在のチャンネルスキャンの対象が、受信確認優先度が「2」の物理チャンネルであることを示し、「1」が記憶されていることは、現在のチャンネルスキャンの対象が、受信確認優先度が「1」の物理チャンネルであることを示す。
スキャン順番欄NXVL2には、次に選択されるべき物理チャンネルのスキャン順番が記憶されている。
次選択チャンネル欄NXVL3には、次に選択されるべき物理チャンネルの番号が記憶される。
例えば、スキャン順番テーブルCSVLに格納されている情報が図14に示す如くであり、図15に示すように、受信確認優先度欄NXVL1に「1」が記憶されており、スキャン順番欄NXVL2に「1」が記憶されているときは、次選択チャンネル欄NXVL3には、「23」が記憶されている。
チャンネルスキャン初期化処理部115Aによる初期化(後述の図16のステップST11)においては、受信確認優先度欄NXVL1に「1」が設定され、スキャン順番欄NXVL2に「0」が設定される。
その後(即ち初期化の後に)、スキャン順番欄NXVL2に設定されている値「0」に「1」を加算して、スキャン順番を「1」とし、スキャン順番テーブルCSVL内において、受信確認優先度が「1」で、スキャン順番が「1」である物理チャンネルを探し、そのような条件を満たす物理チャンネルが見つかれば、当該物理チャンネルを選択して、次選択チャンネル欄NXVL3に設定する。これにより、次選択チャンネルテーブルNXVLの情報が確定し、当該物理チャンネルについて受信確認が行われる。
後述の図16のステップST12の処理においては、受信確認優先度欄NXVL1に「2」が設定され、スキャン順番欄NXVL2に「0」が設定される。
その後、スキャン順番欄NXVL2に設定されている値「0」に「1」を加算して、スキャン順番を「1」とし、スキャン順番テーブルCSVL内において、受信確認優先度が「2」で、スキャン順番が「1」である物理チャンネルを探し、そのような条件を満たす物理チャンネルが見つかれば、当該物理チャンネルを選択して、次選択チャンネル欄NXVL3に設定する。図14の例では、「14ch」が選択されて、次選択チャンネル欄NXVL3に設定されることになる。これにより、次選択チャンネルテーブルNXVLの情報が確定し、当該物理チャンネルについて受信確認が行われる。
一つの物理チャンネルについての受信確認が終わると、次選択チャンネルテーブルNXVLは、選択チャンネル更新処理部115Bにより更新される。この更新においては、スキャン順番欄NXVL2の値に「1」を加算して、加算の結果を新たなスキャン順番NXVL2の値とし、スキャン順番テーブルCSVL内において、受信確認優先度NXVL1と同じ値の受信確認優先度CSVL1を有し、スキャン順番NXVL2と同じ値のスキャン順番CSVL2を有する物理チャンネルを探し、そのような物理チャンネルが見つかれば、当該物理チャンネルの番号を、次選択チャンネル欄NXVL3に設定する。
そのような物理チャンネルが見つからない場合は、それまで設定されていた受信確認優先度の物理チャンネルについての受信確認は終わったものと判断し、受信確認優先度欄NXVL1の値から「1」を減算し、減算の結果を新たな受信確認優先度欄NXVL1に設定する。それまで設定されていた受信確認優先度が「2」であった場合、新たな受信確認優先度は「1」となる。一方、それまで設定されていた受信確認優先度が「1」であった場合、新たな受信確認優先度は「0」となり、チャンネルスキャンが終了される。
チャンネルスキャン制御部115は、チャンネルスキャン処理を制御する。チャンネルスキャン処理は、デジタル放送受信装置100が起動されたときなどに、デジタル放送受信装置内部で自動判断によって実行される。また、操作入力部104がユーザからの操作入力を受けたときに実行されるようにしても良い。
チャンネルスキャン処理においては、チャンネルスキャン制御部115は、記憶部103に格納されている放送TSテーブルBTTLに基づいて、チューナ部111、復調部112、及びデマルチプレクス部113を制御して、チャンネルスキャンの対象となる番組の放送電波を受信して、この受信電波より、選局に必要な情報を収集する。
チャンネルスキャン初期化処理部115Aは、記憶部103に格納されている受信確認優先度テーブルBAVLと、受信日時テーブルRCVLと、優先度別送信所数テーブルPRVLと、スキャン順番テーブルCSVLと、次選択チャンネルテーブルNXVLとに初期値を設定する。
この初期値の設定は、例えばデジタル放送受信装置が起動した直後に常に行われる。代わりに、デジタル放送受信装置が、工場出荷後に初めて起動した直後に限り、上記の初期値の設定を行い、それ以外の起動時には、上記の初期値の設定を行わないこととしても良い。また、ユーザにより要求されたときにも初期値の設定を行うこととしても良い。
選択チャンネル更新処理部115Bは、次選択チャンネルテーブルNXVLの3つの欄の情報を、スキャン順番テーブルCSVLの情報に基づいて更新する。更新の際、スキャン順番テーブルCSVL内において、次選択チャンネル欄NXVL3に入れる値が見つからなければ、チャンネルスキャンを終了させる。
番組情報分離確認処理部115Cは、選択チャンネル更新処理部115Bにより特定された物理チャンネルについて、放送電波を受信することができるか否か、即ちデマルチプレクス部113が番組情報を受信電波から抽出することができたか否かを確認する。
そして、放送電波から番組情報が取得された場合は、番組情報分離確認処理部115Cは、当該番組情報から当該放送地域を特定し、受信日時テーブルRCVLの当該放送地域の最古受信日時欄RCVL2及び最新受信日時欄RCVL3の双方、或いは最新受信日時欄RCVL3のみを更新する。
受信確認優先度処理部115Dは、上記のチャンネルスキャンにおいて、物理チャンネルの選択の結果番組情報を取得し、受信日時テーブルRCVLを更新したときは、更新後の受信日時テーブルRCVLの値に基づいて、受信確認優先度テーブルBAVLの受信確認優先度BAVL2の値を更新する。
受信確認優先度処理部115Dは、また、チャンネルスキャンとは別に、定期的に或いは不定期に(必要に応じて)行われる更新処理においても、その時の受信日時テーブルRCVLの最古受信日時欄RCVL2及び最新受信日時欄RCVL3の値に基づいて、受信確認優先度テーブルBAVLの受信確認優先度BAVL2の値を更新する。
スキャン順番処理部115Eは、受信確認優先度処理部115Dによって更新された受信確認優先度テーブルBAVLの受信確認優先度BAVL2の値が同じである1又は2以上の放送地域について、放送地域別送信所数テーブルBATLに記憶されている送信所数BATL2を物理チャンネル毎に集計し、集計結果で優先度別送信所数テーブルPRVLの送信所総数欄PRVL2を更新する。
スキャン順番処理部115Eはさらに、更新後の優先度別送信所数テーブルPRVLにおいて、受信確認優先度PRVL1毎に、送信所総数PRVL2に対し、値の大きいものから順に、「1」から始まる連続した整数を割り当てる。
なお、送信所総数PRVL2が同じ場合には、図13及び図14に示す例のように、対応する物理チャンネルの番号が小さいものから順に上記の割り当てを行っても良く、逆に大きいものから順に上記の割り当てを行っても良い。
そしてこのようにして割り当てた整数を、対応する物理チャンネルについてのスキャン順番としてスキャン順番テーブルCSVLに書き込む。即ち、スキャン順番テーブルCSVLのスキャン順番欄CSVL2内の、それぞれの受信確認優先度CSVL1に対応し、それぞれの物理チャンネルに対応する位置に書き込む。
操作入力部104は、デジタル放送受信装置100のユーザより、選局操作、チャンネルスキャン操作等の入力を受け付ける。例えば、操作入力部104は、リモコンと、リモコンからの信号を受ける受信部とにより実現することができる。
次に、チャンネルスキャン制御部115が行うチャンネルスキャン処理について説明する。チャンネルスキャン処理は、複数の物理チャンネルを順次選択して、選択した物理チャンネルに対する受信確認処理を行うことで実行される。
図16は、実施の形態1において、チャンネルスキャン制御部115が制御するチャンネルスキャン処理を示すフローチャートである。実施の形態1におけるチャンネルスキャン処理においては、放送地域別送信所数テーブルBATLと、各チャンネルを選択したときの受信結果とに基づいて、受信の可能性が高い物理チャンネルが先となるように順位付けを行い、チャンネルスキャンの順番を決定し、或いは更新する。
チャンネルスキャン処理の開始時には、まず、ステップST10で、チャンネルスキャン制御部115のチャンネルスキャン初期化処理部115Aが、初期化処理を行うべきか否かを判断する。
例えば、デジタル放送受信装置が起動したら必ず初期化処理を行うと決められている場合には、デジタル放送受信装置が起動した直後か否かに基づいて、初期化を行うべきか否かの判断が行われる。
初期化を行うべきであると判断された場合(ST10でYESの場合)には、ステップST11に進み、そうでなければステップST12に進む。
ステップST11では、チャンネルスキャン初期化処理が実行される。
以下、ステップST11でのチャンネルスキャン初期化処理を、図17を参照して説明する。
チャンネルスキャン初期化処理において、チャンネルスキャン初期化処理部115Aは、まず、ステップST30の処理を行う。ステップST30で、受信確認優先度テーブルBAVLの受信確認優先度欄BAVL2に、全ての放送地域に対して初期値を設定する。初期値としては、例えば、互いに同じ優先度を示す「1」を設定する。
このようにするのは以下の理由による。即ち、初期状態においては、当該受信装置がどの放送地域内に位置しているのかが分からない。そこで、全ての放送地域に対して互いに同じ優先度である「1」を割り当て、互いに同じ優先度でチャンネル選択が行われるようにしている。
ステップST30の次にステップST31の処理を行う。ステップST31で、優先度別送信所数テーブルPRVLを更新する。
この更新においては、放送地域別送信所数テーブルBATLから、それぞれの放送地域内に位置し、各物理チャンネルで送信を行う送信所の数(BATL2)を取得して、受信確認優先度が同じ放送地域内に位置し、かつ同じ物理チャンネルで送信を行う送信所の数の合計を求め、該合計を、当該物理チャンネルで送信を行う、当該受信確認優先度の送信所の総数として、優先度別送信所数テーブルPRVLの送信所総数欄PRVL2に書き込む。
ステップST30の処理の直後は、受信確認優先度テーブルBAVLにおいて、全ての放送地域に対し受信確認優先度BAVL2として「1」が設定されているので、優先度別送信所数テーブルPRVLにおいて、受信確認優先度「1」(PRVL1=1)に対する送信所総数PRVL2は、放送地域別送信所数テーブルBATLに示されている、全ての放送地域のいずれかに位置し、同じ物理チャンネルで送信を行う送信所の数の合計に等しい。一方、受信確認優先度テーブルBAVLにおいて、受信確認優先度BAVL2が「2」である送信所は存在しないため、優先度別送信所数テーブルPRVLにおいて、受信確認優先度「2」(PRVL1=2)に対する送信所総数PRVL2は、いずれの物理チャンネルについても「0」になる。
ステップST31の次に、ステップST32の処理を行う。ステップST32で、チャンネルスキャン初期化処理部115Aは、スキャン順番テーブルCSVLを更新する。具体的には、優先度別送信所数テーブルPRVLの送信所総数欄PRVL2内の、受信確認優先度が「1」である行において、それぞれの送信所総数に対し、値の大きいものから順に、「1」から始まる連続した整数を割り当てる。
なお、送信所総数が同じ場合には、対応する物理チャンネルの番号が小さいものから順に上記の割り当てを行っても良く、逆に大きいものから順に上記の割り当てを行っても良い。
そしてこのようにして割り当てた整数を、対応する物理チャンネルについてのスキャン順番としてスキャン順番テーブルCSVLに書き込む。即ち、スキャン順番テーブルCSVLのスキャン順番欄CSVL2内の、受信確認優先度CSVL1が「1」である行における、それぞれの物理チャンネルに対応する位置(物理チャンネルと同じ列)に書き込む。
スキャン順番テーブルCSVLのスキャン順番欄CSVL2のうちの、受信確認優先度CSVL1が「2」である行には、全ての物理チャンネルに対して「0」を書き込む。
ステップST32の次にステップST33の処理を行う。ステップST33で、チャンネルスキャン初期化処理部115Aは、受信日時テーブルRCVLに初期値を設定する。即ち、受信日時テーブルRCVLの全ての放送地域の最古受信日時RCVL2と最新受信日時RCVL3に初期値を設定する。ここでいう初期値は、日時情報が設定されていないことを示す値、即ち無効な値である。
ステップST33の次にステップST34の処理を行う。ステップST34で、チャンネルスキャン初期化処理部115Aは、次選択チャンネルテーブルNXVLに初期値を設定する。即ち、受信確認優先度欄NXVL1に「1」を書込み、スキャン順番欄NXVL2に「0」を書き込み、次選択チャンネル欄NXVL3に「初期値」を書き込む。この初期値は、有効でない値、即ちいずれの物理チャンネルをも示さない値である。
以上で、初期化処理(ST11)が終わる。
ステップST12では、選択チャンネル更新処理部115Bは、次選択チャンネルテーブルNXVLの受信確認優先度欄NXVL1に「2」を書込み、スキャン順番欄NXVL2に「0」を書き込む。
ステップST11の処理又はステップST12の処理が終わったら、図16のステップST13に進む。ステップST13で、選択チャンネル更新処理部115Bは、次選択チャンネルテーブルNXVLを更新する。
以下、ステップST13で次選択チャンネルテーブルNXVLを更新する処理を、図18を参照して説明する。
次選択チャンネルテーブルNXVLを更新する処理において、選択チャンネル更新処理部115Bは、まず、ステップST40の処理を行う。ステップST40で、選択チャンネル更新処理部115Bは、次選択チャンネルテーブルNXVLのスキャン順番欄NXVL2の値に「1」を加算し、加算結果を新たな、即ち更新後のスキャン順番NXVL2の値とする。
ステップST40の次にステップST41の処理を行う。ステップST41で、選択チャンネル更新処理部115Bは、スキャン順番テーブルCSVLのスキャン順番欄CSVL2内に、スキャン順番NXVL2の値と同じ値のスキャン順番CSVL2があるか否かの判定を行う。具体的には、スキャン順番欄CSVL2のうちの、次選択チャンネルテーブルNXVLの受信確認優先度NXVL1と同じ値の受信確認優先度CSLV1に対応する部分(図13で同じ行)内で、スキャン順番NXVL2の値と同じ値のスキャン順番CSVL2を探し、そのような条件を満たすスキャン順番があるか否かの判定を行う。そしてそのような条件を満たすスキャン順番CSVL2が見つかれば(ST41でYESの場合)、ステップST42に進み、そうでなければステップST43に進む。
ステップST42で、選択チャンネル更新処理部115Bは、ステップST41の処理で見つかったスキャン順番CSVL2に対応する物理チャンネルの番号を次に選択すべき物理チャンネルの番号として、次選択チャンネル欄NXVL3に書き込む。
ステップST43で、選択チャンネル更新処理部115Bは、次選択チャンネルNXVL3の値から「1」を減算し、減算結果を新たな即ち更新後の次選択チャンネルNXVL3の値として次選択チャンネル欄NXVL3に書き込む。
ステップST43の次にステップST44の処理を行う。ステップST44で、選択チャンネル更新処理部115Bは、更新後の次選択チャンネルNXVL3の値が「1」であるか否かの判定を行う。判定の結果が「1」であれば、ステップST45に進み、そうでなければ、ステップST46に進む。
ステップST45では、選択チャンネル更新処理部115Bは、スキャン順番欄NXVL2の値を「1」に更新する。
ステップST45の次に、ステップST41に戻る。
ステップS46では、選択チャンネル更新処理部115Bは、NXVL3に初期値を設定する。ここでいう初期値は、いずれの物理チャンネルをも示さない値、即ち無効な値である。
上記のように、チャンネルスキャン初期化処理(ST11)では、受信確認優先度欄NXVL1の値は「1」とされ、スキャン順番欄NXVL2の値は「0」とされるので、チャンネルスキャン初期化処理(ST11)の次にステップST13の処理が実行されるときは、受信確認優先度欄NXVL1の値は「1」に維持され、スキャン順番欄NXVL2の値は「1」に更新される(ST40)。
そして、スキャン順番テーブルCSVLのスキャン順番欄CSVL2のうちの、受信確認優先度「1」の行内で、スキャン順番「1」を探し、そのようなスキャン順番が見つかれば(ST41でYES)、対応する物理チャンネルの番号を、次選択チャンネル欄NXVL3に設定する(ST42)。
次に、ステップST13の処理が実行されるときは、「1」の加算(ST40)により、スキャン順番欄NXVL2の値は「2」に更新される。
そして、スキャン順番テーブルCSVLのスキャン順番欄CSVL2のうちの、受信確認優先度「1」の行内で、スキャン順番「2」を探し、そのようなスキャン順番が見つかれば(ST41でYES)、対応する物理チャンネルの番号を、次選択チャンネル欄NXVL3に設定する(ST42)。
以下同様に、ステップST40でスキャン順番NXVL2を「1」だけ増加させ、増加後のスキャン順番NSVL2についてステップST41の判定を行う処理を繰り返す。ステップST41で、スキャン順番NXVL2の値に等しい値のスキャン順番CSVL2が見つからなければ(ST41でNOの場合)、受信確認優先度欄NXVL1の値から「1」が減算される(ST43)。チャンネルスキャン初期化処理(ST11)に続いてステップST13の処理が行われている場合には、この減算の結果が「0」となる。このため、ステップST44の判定の結果がYESとなり、ステップST46に進む。
上記のように、ステップST12では、受信確認優先度欄NXVL1の値は「2」とされ、スキャン順番欄NXVL2の値は「0」とされるので、ステップST12の処理の次にステップST13の処理が実行されるときは、受信確認優先度欄NXVL1の値は「2」に維持され、スキャン順番欄NXVL2の値は「1」に更新される(ST40)。
そして、スキャン順番テーブルCSVLのスキャン順番欄CSVL2のうちの、受信確認優先度「2」の行内で、スキャン順番「1」を探し、そのようなスキャン順番が見つかれば(ST41でYES)、対応する物理チャンネルの番号を、次選択チャンネル欄NXVL3に設定する(ST42)。
次に、ステップST13の処理が実行されるときは、「1」の加算(ST40)により、スキャン順番欄NXVL2の値は「2」に更新される。
そして、スキャン順番テーブルCSVLのスキャン順番欄CSVL2のうちの、受信確認優先度「2」の行内で、スキャン順番「2」を探し、そのようなスキャン順番が見つかれば(ST41でYES)、対応する物理チャンネルの番号を、次選択チャンネル欄NXVL3に設定する(ST42)。
以下同様に、ステップST40でスキャン順番NXVL2を「1」だけ増加させ、増加後のスキャン順番NSVL2についてステップST41の判定を行う処理を繰り返す。ステップST41で、スキャン順番NXVL2の値に等しい値のスキャン順番CSVL2が見つからなければ(ST41でNOの場合)、受信確認優先度欄NXVL1の値から「1」が減算される(ST43)。ステップST12に続いてステップST13の処理が開始された後、1回目の減算(ST43)の結果は「1」となる。このため、ステップST44の判定の結果がNOとなり、ステップST45に進む。
ステップST45を経て、ステップST41に戻った後の処理は、初期化処理(ST11)の後にステップST13に進んだ場合と同様である。
ステップST42又はST46が終わると、次選択チャンネルテーブルNXVLを更新する処理(ST13)が終わる。
ステップST13の次にステップST14の処理を行う。ステップST14で、選択チャンネル更新処理部115Bは、次選択チャンネルテーブルNXVLの次選択チャンネル欄NXVL3を参照し、有効な物理チャンネルが設定されているか否かを判断する。
有効な物理チャンネルが設定されている場合(ST14でYESの場合)には、ステップST15に進む。
一方、有効な物理チャンネルが設定されていない場合、即ち初期値が設定されている場合(ST14でNOの場合)には、チャンネルスキャンを終了する。
ステップST15で、チャンネルスキャン制御部115の番組情報分離確認処理部115Cは、選択された物理チャンネル(次選択チャンネル欄NXVL3の値で特定される物理チャンネル)について、受信確認処理を実行する。
以下ステップST15の受信確認処理を、図19を参照して説明する。
特定の物理チャンネルに対して受信確認処理を行う場合には、最初にステップST50の処理を行う。ステップST50で、番組情報分離確認処理部115Cは、確認処理の対象となっている物理チャンネル(選択された物理チャンネル)に対する同調指示をチューナ部111に与える。
チューナ部111は、与えられた同調指示で示される物理チャンネルの周波数範囲に対してチューニング処理を行う。そして、チューナ部111は、チューニング処理の結果として抽出された、特定周波数帯域の受信信号を、復調部112に与える。
復調部112は、与えられた受信信号に対して復調処理を行い、TSを正常に抽出できる場合にはフレームロック検出信号を、TSを正常に抽出することができない場合にはフレームアンロック検出信号を番組情報分離確認処理部115Cに与える。
ステップST50の次に、ステップST51に進む。ステップST51で、番組情報分離確認処理部115Cは、復調部112からフレームロック検出信号が与えられたか、フレームアンロック検出信号が与えられたかを判断する。
復調部112からフレームロック検出信号が与えられると、デマルチプレクス部113は、TSから番組情報を分離することができる。復調部112からフレームアンロック検出信号が与えられると、デマルチプレクス部113は、TSから番組情報を分離することができない。
番組情報分離確認処理部115Cは、フレームロック検出信号が得られた場合(ST51でYESの場合)には、ステップST52に進み、フレームロック検出信号が得られなかった場合(ST51でNOの場合)には、確認処理の対象となった物理チャンネルの受信確認処理(ST15)が終わる。
ステップST52で、番組情報分離確認処理部115Cは、デマルチプレクス部113に対して番組情報の抽出を指示する。例えば、番組情報分離確認処理部115Cは、NIT及びSDTのPIDを指定して、デマルチプレクス部113にTSに対するフィルタリング処理を行わせ、番組情報を抽出させる。
これに応じて、デマルチプレクス部113は、フィルタリング処理を行って、番組情報を抽出し、抽出した番組情報を番組情報分離確認処理部115Cに与える。
番組情報分離確認処理部115Cは、これらの番組情報が与えられると、放送TSテーブルBTTLに、NIT及びSDTから得られるTSの情報を保存する。
ステップST52が終わると、確認処理の対象となった物理チャンネルの受信確認処理(ST15)が終わる。
図19に示される受信確認処理(ST15)が終わると、図16のステップST16に進む。ステップST16で、番組情報分離確認処理部115Cは、番組情報の取得に成功したか否かを判断する。
そして、番組情報分離確認処理部115Cは、番組情報の取得に成功した場合(ST16でYESの場合)には、ステップST17に進み、番組情報の取得に失敗した場合(ST16でNO)には、ステップST13に戻る。
なお、長時間待っても番組情報が受信できない状況に対応するため、フィルタリング処理を行う時間に予め制限をかけ、この制限時間経過時には、番組情報分離確認処理部115Cがフィルタリング処理を自動で終了するようにしてもよい。
ステップST17では、番組情報分離確認処理部115Cは、受信した番組情報に記述されている放送地域を特定し、受信日時テーブルRCVLの当該放送地域の受信日時を更新する。具体的には、最古受信日時RCVL2が初期値(無効な値)の場合は、最古受信日時RCVL2と最新受信日時RCVL3の双方に現在日時を設定する(現在日時で書き換える。最古受信日時RCVL2が有効な値の場合は、最新受信日時RCVL3のみに現在日時を設定する。
ステップST17の次にステップST18の処理を行う。ステップST18で、受信確認優先度処理部115Dは、ステップST17で特定した放送地域について、受信確認優先度テーブルBAVLの当該放送地域の受信確認優先度BAVL2を最高値である「2」に更新する。
ステップST18の次にステップST19の処理を行う。ステップST19で、受信確認優先度処理部115Dは、受信日時テーブルRCVLの最新受信日時RCVL3を参照し、有効な最新受信日時が設定されている放送地域が2つ以上あるかを判断する。
該当する放送地域が2つ以上ある場合(ST19でYESの場合)には、ステップST20に進み、該当する放送地域が2つ未満の場合(ST19でNOの場合)には、ステップST21に進む。
該当する放送地域が2つ以上ある場合は、デジタル放送受信装置が移動によって、少なくとも2つ以上の放送地域の番組情報を受信した実績があることを示しており、言い換えれば、複数の放送地域の境界付近にデジタル放送受信装置が存在していることを意味する。
ステップST20及びST21のいずれにおいても、受信確認優先度処理部115Dは、受信確認優先度テーブルBAVLを更新する。ステップST20における更新と、ステップST21における更新とでは、その更新の内容が以下のように互いに異なる。
ステップST20では、受信確認優先度処理部115Dは、以下の3のカテゴリーの放送地域Ra、Rb及びRc以外の放送地域の、受信確認優先度テーブルBAVLの受信確認優先度BAVL2を「0」に更新する。
Ra: 最新受信日時RCVL3の中で、現在日時に最も近い最新受信日時を持つ放送地域、すなわち、ステップST17で特定した放送地域。
Rb: 最新受信日時RCVL3の中で、現在日時に次に近い最新受信日時(放送地域Raの最新受信日時よりも一つ前の最新受信日時)を持つ放送地域。
Rc: これらの2つの放送地域Ra、Rbに共通の1又は2以上の隣接地域(放送地域Raに隣接し、かつ放送地域Rbに隣接する1又は2以上の放送地域)。
例えば、現在日時に最も近い最新受信日時を持つ放送地域Raが京都、現在日時に次に近い最新受信日時を持つ放送地域Rbが大阪であった場合では、京都(Ra)及び大阪(Rb)に共通の隣接地域Rcは、図9に示す隣接地域テーブルNATLから、兵庫及び奈良であることがわかる。従って、受信確認優先度テーブルBAVLにおいて、大阪(Ra)、京都(Rb)、兵庫(Rc)及び奈良(Rc)以外の放送地域の受信確認優先度BAVL2を「0」に更新する。
このようにするのは以下の理由による。即ち、有効な最新受信日時が設定されている放送地域が2つ以上ある場合は、放送地域の境界付近にデジタル放送受信装置が存在していることを意味すると推定することができる。そのために、受信される可能性が高い送信所が位置する放送地域は、放送地域Ra、Rb、及びRcのいずれかである。従って、チャンネルスキャンの対象放送地域を、放送地域Ra、Rb、及びRcに限定することができる。
ステップST21では、受信確認優先度処理部115Dは、以下の2つのカテゴリーの放送地域Ra及びRd以外の放送地域の、受信確認優先度テーブルBAVLの受信確認優先度BAVL2を「0」に更新する。
Ra: 最新受信日時RCVL3の中で、現在日時に最も近い最新受信日時を持つ放送地域、すなわち、ステップST17で特定した放送地域。
Rd: 放送地域Raに隣接する放送地域。
例えば、現在日時に最も近い最新受信日時を持つ放送地域Raが京都の場合、京都(Ra)に隣接する放送地域Rdは、図9に示す隣接地域テーブルNATLから、福井、三重、大阪、兵庫、奈良、滋賀であることがわかる。そこで、京都(Ra)、福井(Rd)、三重(Rd)、大阪(Rd)、兵庫(Rd)、奈良(Rd)及び滋賀(Rd)以外の放送地域の受信確認優先度BAVL2を「0」に更新する。
このようにするのは以下の理由による。即ち、有効な最新受信日時が設定されている放送地域が1つしかない場合は、放送地域の境界付近にデジタル放送受信装置が存在していないと推定することができる。そのため、受信される可能性が高い放送を送信する送信所が位置する放送地域は、放送地域Raのみであり、従って、チャンネルスキャンの対象放送地域は、おおむね最新受信日時を持つ放送地域Raに限定される。一方、将来、隣接地域Rdに近づく可能性があり、従って、隣接地域Rd内の送信所からの放送を受信する可能性も生じ得る。このことを考慮し、すべての隣接地域Rdについて受信確認優先度BAVL2を「0」にせずに、現在設定されている値を維持する。これとともに、これら以外の放送地域の受信確認優先度を「0」にすることで、チャンネルスキャンの対象を限定することとしている。
ステップST20及びST21の次にステップST22に進む。ステップST22で、スキャン順番処理部115Eは、優先度別送信所数テーブルPRVLを更新する。この更新は以下のように行われる。即ち、受信確認優先度処理部115Dによって更新された受信確認優先度テーブルBAVLの受信確認優先度BAVL2の値が互いに同じである、全ての放送地域に亘り、放送地域別送信所数テーブルBATLに記憶されている送信所数BATL2を物理チャンネル毎に集計し、集計結果(同じ受信確認優先度を有する放送地域内に位置し、且つ同じ物理チャンネルで送信を行う送信所の数)で、優先度別送信所数テーブルPRVLの送信所総数PRVL2を更新する。
ステップST22の次にステップST23に進む。ステップST23で、スキャン順番処理部115Eは、スキャン順番テーブルCSVLを更新する。そのためにまず、更新後の優先度別送信所数テーブルPRVLにおいて、受信確認優先度PRVL1毎に、送信所総数PRVL2に対し、値の大きいものから順に、「1」から始まる連続した整数を割り当てる。
なお、送信所総数PRVL2が同じ場合には、図13及び図14に示す例のように、対応する物理チャンネルの番号が小さいものから順に上記の割り当てを行っても良く、逆に大きいものから順に上記の割り当てを行っても良い。
そしてこのようにして割り当てた整数を、対応する物理チャンネルについてのスキャン順番としてスキャン順番テーブルCSVLに書き込む。即ち、スキャン順番テーブルCSVLのスキャン順番欄CSVL2内の、それぞれの受信確認優先度CSVL1に対応し、それぞれの物理チャンネルに対応する位置に書き込む。
具体的には、優先度別送信所数テーブルPRVLの受信確認優先度PRVL1が「2」である行において、それぞれの物理チャンネルに対応する送信所総数PRVL2に割り当てられた順番を、スキャン順番テーブルCSVLの、受信確認優先度CSVL1が「2」である行において、上記の対応する物理チャンネルに対応付けて(対応する物理チャンネルの列に)書き込む。同様に、優先度別送信所数テーブルPRVLの受信確認優先度PRVL1が「1」である行において、それぞれの物理チャンネルに対応する送信所総数PRVL2に割り当てられた順番を、スキャン順番テーブルCSVLの、受信確認優先度CSVL1が「1」である行において、上記の対応する物理チャンネルに対応付けて(対応する物理チャンネルの列に)書き込む。
ステップST23の次に、ステップST13に戻り、以下上記と同様の処理が、ステップST14でNOとなるまで繰り返される。
以上、図16、図17、図18及び図19を参照して説明した、チャンネルスキャン処理においては、ステップST18、ST20及びST21で、受信確認優先度処理部115Dが受信確認優先度テーブルBAVLの更新を行い、ステップST17で、番組情報分離確認処理部115Cが、受信日時テーブルRCVLの更新を行うが、これとは別に、チャンネルスキャン制御部115は、定期的に或いは不定期に(必要に応じて)、受信日時テーブルRCVLの情報に基づいて、受信日時テーブルRCVL及び受信確認優先度テーブルBAVLの更新処理を行う。更新処理が不定期に行われる例としては、ユーザによる要求に応じて行われる場合がある。以下、これらの更新処理を、図20及び図21を参照して説明する。
図20は、受信確認優先度処理部115Dが、受信日時テーブルRCVLの最古受信日時RCVL2等に基づいて、受信日時テーブルRCVLの最古受信日時RCVL2及び受信確認優先度テーブルBAVLの受信確認優先度BAVL2を更新する処理を示すフローチャートである。
この更新処理においては、受信日時テーブルRCVLの複数の放送地域を順に注目放送地域として選択し、注目放送地域についての最古受信日時と現在日時との関係、及び注目放送地域についての最古受信日時と他の放送地域についての受信日時との関係に基づいて、注目放送地域の隣接地域についての受信確認優先度の値を必要に応じて変更し、さらに注目放送地域よりも最古受信日時が1つ前の放送地域の最古受信日時を必要に応じて初期化する。
以下では、受信日時テーブルRCVLの1行目、即ち、第1レコードの放送地域から順に、注目放送地域として選択する場合について説明する。
まず、ステップST60で、受信確認優先度処理部115Dは、受信日時テーブルRCVLの第1レコードの放送地域を選択して、注目放送地域R1と定義する。
ステップST60の次にステップST61に進む。ステップST61で、受信確認優先度処理部115Dは、受信日時テーブルRCVLから、注目放送地域R1の最古受信日時RCVL2を取り出し、取り出された最古受信日時RCVL2が有効か否かを判断する。具体的には、取り出された最古受信日時RCVL2が初期値であれば無効と判断し、初期値以外であれば有効と判断する。
有効の場合(ST61でYESの場合)には、ステップST62に進み、無効の場合(ST61でNOの場合)には、ステップST69に進む。
ステップST62では、受信確認優先度処理部115Dは、注目放送地域R1の最古受信日時RCVL2から、予め定められた一定期間Δt1よりも長い期間が経過しているか否か、即ち、現在日時と注目放送地域R1の最古受信日時RCVL2の差が一定期間Δt1よりも長いか否かを判定する。一定期間Δt1より長い場合(ST62でYESの場合)には、ステップST63に進み、一定期間Δt1以内であった場合(ST62でNOの場合)には、ステップST69に進む。
ステップST63では、受信確認優先度処理部115Dは、受信日時テーブルRCVLを参照し、注目放送地域R1の最古受信日時RCVL2よりも前の最古受信日時RCVL2を有する放送地域が存在するか否かを確認する。注目放送地域R1の最古受信日時RCVL2よりも前の最古受信日時RCVL2を有する放送地域が存在する場合(ST63でYESの場合)には、ステップST64に進み、存在しない場合(ST63でNOの場合)には、ステップST69に進む。
ステップST64では、受信確認優先度処理部115Dは、注目放送地域R1の最古受信日時RCVL2よりも一つ前の最古受信日時RCVL2を有する放送地域を先行放送地域R2と定義する。
「注目放送地域R1の最古受信日時RCVL2よりも一つ前の最古受信日時RCVL2を有する先行放送地域」とは、注目放送地域R1の最古受信日時RCVL2よりも前で、かつ注目放送地域R1の最古受信日時RCVL2に最も近い最古受信日時を有する放送地域を意味する。
ステップST64の次にステップST65に進む。ステップST65で、受信確認優先度処理部115Dは、注目放送地域R1と先行放送地域R2の共通の1又は2以上の隣接地域をそれぞれ共通隣接放送地域R3と定義する(ST65)。
ステップST65の次にステップST66に進む。ステップST66で、受信確認優先度処理部115Dは、注目放送地域R1の最古受信日時RCVL2以降、先行放送地域R2及び1又は2以上の共通隣接放送地域R3内の送信所のいずれかからの放送を受信しているか否かを確認する。具体的には、受信日時テーブルRCVLの先行放送地域R2及び1又は2以上の共通隣接放送地域R3の最新受信日時RCVL3の中に、注目放送地域R1の最古受信日時RCVL2から現在日時までの間の値を有するものが存在するか否かを確認する。存在しない場合(ST66でNOの場合)には、ステップST67に進み、存在する場合(ST66でYESの場合)には、ステップST69に進む。
ステップST67では、受信確認優先度処理部115Dは、注目放送地域R1の隣接地域のうち、受信確認優先度テーブルBAVLの受信確認優先度BAVL2が「0」の放送地域の受信確認優先度BAVL2を「1」に更新する。
ステップST67の次にステップST68に進む。ステップST68で、受信確認優先度処理部115Dは、先行放送地域R2の最古受信日時RCVL2を初期化する。
ステップST68の次にステップST69に進む。ステップST69では、受信確認優先度処理部115Dは、受信日時テーブルRCVLに次のレコードがあるかどうか、即ち放送地域の中にステップST60及び次に述べるST70のいずれかにおいて注目放送地域として選択されたことがないものがあるかどうかの判断をする。
次のレコードがなければ(NO)、最古受信日時RCVL2を更新する処理を終了する。
次のレコードがあれば、ステップST70に進む。
ステップST70では、受信確認優先度処理部115Dは、受信日時テーブルRCVLの次のレコードの放送地域を注目放送地域R1と定義する。そして、受信確認優先度処理部115Dは、ステップST61に戻る。
以下同様の処理が、ステップST69でNOとなるまで繰り返される。
図11に示すように、受信日時テーブルRCVLには全国の放送地域の各々について最古受信日時と最新受信日時が記憶されている。受信日時テーブルRCVLの放送地域を順に選択して注目放送地域R1と定義し、その最古受信日時と現在日時との差が一定期間よりも長く、注目放送地域R1よりも前の最古受信日時を持つ放送地域が存在し、注目放送地域R1の最古受信日時RCVL2から現在日時までの間に、注目放送地域R1よりも一つ前の最古受信日時を持つ放送地域(先行放送地域)R2、並びに1又は2以上の共通隣接放送地域R3(注目放送地域R1と放送地域R2の共通の隣接地域)のいずれの送信所からも放送を受信していない場合(ST66でNOの場合)には、移動によってそれらの放送地域から離れていると考えられる。従って、上記の共通隣接放送地域R3以外の、注目放送地域R1の隣接地域に接近する可能性がある。そこで、受信可能であるのに、受信可能か否かの判断の対象にせず、受信不可能と判断することのないようにするために、ステップST67で、注目放送地域R1の隣接地域のうち、受信確認優先度BAVL2が「0」の放送地域の受信確認優先度BAVL2を「1」に変更している。
図21は、受信確認優先度処理部115Dが、受信日時テーブルRCVLの最新受信日時RCVL3等に基づいて、受信確認優先度テーブルBAVLの受信確認優先度BAVL2を更新する処理を示すフローチャートである。
この更新処理においては、受信日時テーブルRCVLの複数の放送地域を順に注目放送地域として選択し、注目放送地域についての受信確認優先度、及び注目放送地域についての最新受信日時と現在日時との関係に基づいて、注目放送地域についての受信確認優先度を必要に応じて変更する。
以下では、受信日時テーブルRCVLの1行目、即ち第1レコードの放送地域から順に、注目放送地域として選択する場合について説明する。
まず、ステップST80で、受信確認優先度処理部115Dは、受信日時テーブルRCVLの第1レコードの放送地域を選択して注目放送地域R1と定義する。
ステップST80の次にステップST81に進む。ステップST81で、受信確認優先度処理部115Dは、受信確認優先度テーブルBAVLにおいて、注目放送地域R1の受信確認優先度BAVL2が「2」か否かを判断する。受信確認優先度BAVL2が「2」の場合(ST81でYESの場合)には、ステップST82に進み、受信確認優先度BAVL2が「2」でない場合(ST81でNOの場合)には、ステップST84に進む。
ステップST82で、受信確認優先度処理部115Dは、注目放送地域R1の最新受信日時RCVL3から、予め定められた一定期間Δt2よりも長い期間が経過しているか否か、即ち現在日時と注目放送地域R1の最新受信日時RCVL3との差が一定期間Δt2よりも長いか否かを判断する。一定期間Δt2より長い場合(ST82でYESの場合)には、ステップST83に進み、一定期間Δt2以内であった場合(ST82でNOの場合)には、ステップST84に進む。
ステップST83で、受信確認優先度処理部115Dは、受信確認優先度テーブルBAVLにおいて、注目放送地域R1の受信確認優先度BAVL2を「1」に更新する。
これは、注目放送地域R1の最新受信日時から一定期間Δt2よりも長い期間が経過している場合には、現在位置が注目放送地域R1から離れていると推定することができるためであり、この場合注目放送地域の受信確認優先度BAVL2を「2」から「1」に下げている。
ステップST84で、受信確認優先度処理部115Dは、受信日時テーブルRCVLに次のレコードがあるかどうか、即ち放送地域の中にステップST80及び次に述べるステップST85のいずれかにおける選択を受けていないものがあるかどうかの判断をする。
次のレコードがなければ(NO)、最新受信日時RCVL3を更新する処理を終了する。
次のレコードがあれば(YES)、ステップST85に進む。
ステップST85では、受信確認優先度処理部115Dは、受信日時テーブルRCVLの次のレコードの放送地域を注目放送地域R1と定義し、ステップST81に戻る。以下同様の処理が、ステップST84でNOとなるまで繰り返される。
図16〜図21を参照して説明した処理による、受信確認優先度BAVL2の変遷の具体例を、図22を参照して説明する。この具体例は、デジタル放送受信装置が、図10に矢印付きの線Lmで示すように、「大阪」、「京都」、「奈良」の順に移動した場合を想定している。
まず、時点T0で、チャンネルスキャン初期化処理(図16のステップST11、特に図17のステップST30)が行われたものとする。この処理により、すべての放送地域の受信確認優先度BAVL2が「1」に設定される。
その後、時点T1で、「大阪」の送信所からの放送波の受信が確認されたものとする(図16のステップST16でYES)。この場合、「大阪」の受信確認優先度BAVL2が「2」に上げられる(図16のステップST18)。
また、このとき、今回受信が確認された「大阪」、及び「大阪」の隣接地域以外の放送地域、図示の例では、「福井」、「富山」、「三重」、「岐阜」、「滋賀」の受信確認優先度BAVL2が「0」に下げられる。
この処理は、図16のステップST21で行われる。この場合、「大阪」が放送地域Raに該当し、「京都」、「兵庫」、「和歌山」、及び「奈良」が放送地域Rd(「大阪」の隣接地域)に該当するが、これらの放送地域Ra、Rd以外の放送地域の受信確認優先度BAVL2が「0」に更新される。
その後、時点T2で、「京都」の送信所からの放送波の受信が確認されたものとする(図16のステップST16でYES)。
この場合、「京都」の受信確認優先度BAVL2が「2」に上げられる(図16のステップST18)。
また、このとき、直前に受信が確認された「大阪」、及び今回受信が確認された「京都」、並びに「大阪」及び「京都」の共通の隣接地域以外の放送地域、図示の例では、「福井」、「富山」、「三重」、「岐阜」、「和歌山」、「滋賀」の受信確認優先度BAVL2が「0」に下げられる。
この処理は、図16のステップST20で行われる。この場合、「京都」が放送地域Raに該当し、「大阪」が放送地域Rbに該当し、「兵庫」及び「奈良」が放送地域Rc(「京都」及び「大阪」の共通の隣接地域)に該当するが、これらの放送地域Ra、Rb、Rc以外の放送地域の受信確認優先度BAVL2が「0」に更新される。
時点T3で、「京都」からの受信が最初に確認された時点、即ち「京都」についての最古受信日時(T2)から一定期間Δt1よりも長い期間(=T3−T2)が経過しても、「大阪」及び「京都」の共通の隣接地域である「兵庫」及び「奈良」、並びに直前に受信が確認された「大阪」のいずれからも放送波を受信しないものとする。
この場合、「京都」の隣接地域のうち、受信確認優先度BAVL2が「0」である放送地域、即ち、「福井」、「三重」、及び「滋賀」の受信確認優先度BAVL2が「1」に上げられる。
この処理は図20のステップST66及びST67で行われる。この場合、「京都」が、注目放送地域R1に該当し、「大阪」が先行放送地域R2に該当し、「兵庫」及び「奈良」が、共通隣接放送地域R3に該当する。そして、先行放送地域R2(「大阪」)及び共通隣接放送地域R3(「兵庫」及び「三重」)のいずれからも、放送を受信していない。また、注目放送地域R1である、「京都」の隣接地域のうち、受信確認優先度BAVL2が「0」である放送地域が「福井」、「三重」、及び「滋賀」である。そこで、「福井」、「三重」、及び「滋賀」の受信確認優先度BAVL2が「1」に更新される。
時点T4で、「大阪」からの受信が最後に確認された時点、即ち「大阪」についての最新受信日時(Toe)から一定期間Δt2よりも長い期間(=T4−Toe)が経過したものとする。この場合、「大阪」の受信確認優先度BAVL2が「1」に下げられる。この処理は、図21のステップST82及びST83で行われる。この場合「大阪」が注目放送地域R1に該当する。
時点T5で、「奈良」からの放送波の受信が確認されたものとする(図16のステップST16でYES)。
この場合、「奈良」の受信確認優先度BAVL2が「2」に上げられる(図16のステップST18)。
またこのとき、直前に受信が確認された「京都」、及び今回受信が確認された「奈良」、並びに「京都」及び「奈良」に共通の隣接地域以外の放送地域、図示の例では、「福井」、「兵庫」、「和歌山」、及び「滋賀」の受信確認優先度BAVL2が「0」に下げられる。
この処理は、図16のステップST20で行われる。この場合、「奈良」が放送地域Raに該当し、「京都」が放送地域Rbに該当し、「三重」、及び「大阪」が放送地域Rc(「奈良」及び「京都」の共通の隣接地域)に該当するが、これらの放送地域Ra、Rb、Rc以外の放送地域の受信確認優先度BAVL2が「0」に更新される。
時点T6で、「奈良」からの受信が最初に確認された時点、即ち「奈良」についての最古受信日時(T5)から一定期間Δt1よりも長い期間(=T6−T5)が経過しても、「京都」及び「奈良」の共通の隣接地域である、「大阪」及び「三重」、並びに直前に受信が確認された「京都」のいずれからも放送波を受信しないものとする。
この場合、「奈良」の隣接地域のうち、受信確認優先度BAVL2が「0」である放送地域、即ち、「和歌山」の受信確認優先度BAVL2が「1」に上げられる。この処理は図20のステップST66及びST67で行われる。この場合、「奈良」が、注目放送地域R1に該当し、「京都」が先行放送地域R2に該当し、「三重」及び「大阪」が、共通隣接放送地域R3に該当する。そして、先行放送地域R2(「京都」)及び共通隣接放送地域R3(「三重」及び「大阪」)のいずれからも、放送を受信していない。また、注目放送地域R1である、「奈良」の隣接地域のうち、受信確認優先度BAVL2が「0」である放送地域が「和歌山」である。そこで、「和歌山」の受信確認優先度BAVL2が「1」に更新される。
時点T7で、「京都」からの受信が最後に確認された時点、即ち「京都」についての最新受信日時(Tke)から一定期間Δt2よりも長い期間(=T7−Tke)が経過したものとする。この場合、「京都」の受信確認優先度BAVL2が「1」に下げられる。この処理は、図21のステップST82及びST83で行われる。この場合「京都」が注目放送地域R1に該当する。
以上のように、実施の形態1に係るデジタル放送受信装置100は、物理チャンネル毎の受信確認処理の結果と受信日時情報に基づいて、各放送地域の受信確認優先度を更新することで、チャンネルスキャンの順番を決定し、現時点で受信可能性の高い物理チャンネルを優先的に受信確認処理の対象とすることができる。
上記の例では、デジタル放送受信装置が起動した直後に必ず初期化処理を行うこととしており、ステップST10で、デジタル放送受信装置が起動したか否かに基づいて初期化処理を行うべきか否かの判断を行っている。
代わりに、初期化処理を、工場出荷後に初めてデジタル放送受信装置が起動した直後に限って行い、それ以降は、起動直後であっても初期化処理を行わないこととしても良い。その理由は、以下の通りである。即ち、デジタル放送受信装置が車両に搭載されている場合、駐停車に伴う電源オフ及びその後の電源オンの度にデジタル放送受信装置が起動されることになる。その場合、前回動作していたときから現在位置が変わっていないので、既に現在位置の推定ができているため、記憶部103に記憶されているデータを初期化するよりも継続して使用する方が、チャンネルスキャンの所要時間を短くし、視聴用チャンネルリストを早くすることを達成するには望ましい。
またユーザが操作入力部104を用いて初期化を要求した場合にも初期化処理を行うこととしても良い。
また、図16のステップST20では、各放送地域の最新受信日時に基づいて、現在日時に最も近い最新受信日時を持つ放送地域Ra、現在日時に次に近い最新受信日時(放送地域の最新受信日時よりも一つ前の最新受信日時)を持つ放送地域Rb、及びこれらの2つの放送地域に共通の1又は2以上の隣接地域Rc以外の放送地域(放送地域Ra、Rb、Rc以外の放送地域)の、受信確認優先度テーブルBAVLの受信確認優先度BAVL2を「0」に更新することとしており、これにより、受信確認を優先的に行う放送地域を絞り込んでいる。この絞り込みより、チャンネルスキャンの対象となるチャンネルを少なくすることができ、チャンネルスキャンの所要時間を短くし、視聴用チャンネルリストを早く表示することができる。
また、図20の処理において、注目放送地域R1の最古受信日時RCVL2と現在日時との差が一定期間Δt1よりも長く(ST62でYES)、加えて注目放送地域R1よりも前の最古受信日時を持つ放送地域が存在し(ST63でYES)、加えて注目放送地域の最古受信日時RCVL2から現在日時までの間に、注目放送地域R1よりも1つ前の最古受信日時を持つ放送地域R2と注目放送地域の共通の隣接地域R3内の送信所のいずれからも放送を受信していない(ST66でNO)場合に、デジタル放送受信装置の現在位置が、注目放送地域R1と、先行放送地域R2との境界付近から離れていると推定できる。そのため、ステップST67において、注目放送地域の隣接地域であるにもかかわらず、受信確認優先度が「0」の放送地域については、将来、デジタル放送受信装置が、そのような放送地域に接近する可能性があるため、受信確認優先度を「1」に更新しておく。これによって、将来、放送を受信できるにもかかわらず、チャンネルスキャンの対象外であるといった事態となるのを防ぐことができる。その結果、チャンネルスキャンの所要時間を短くし、視聴用チャンネルリストを早く表示することができる。
また、上記の状況では、ステップST68で、先行放送地域R2の最古受信日時を初期化している。こうすることで、デジタル放送受信装置が将来放送地域R2に近づき、該地域内の送信所からの放送を受信した(番組情報を取得した)ときに(図16のステップST16でYES)、図16のステップST17における処理で、受信した日時をこの放送地域(以下符号Rpで表す)についての最古受信日時として設定することができる。
その結果、その後に行われる図20の処理で、放送地域Rpよりも最古受信日時RCVL2が一つ後の放送地域が選択されて注目放送地域R1となっている状況で、ステップST63の判定の結果がYESとなり、ステップST64の処理で、放送地域Rpが先行放送地域R2と認定される。(仮に初期化されていなければ、ステップST17で最古受信日時は古い値のままとなり、ステップST64で、最古受信日時RCVL2が1つ前の放送地域R2と認定されなくなってしまう。)
これによって、デジタル放送受信装置が、ある放送地域内のある地点(A地点)から、別の放送地域内の別の地点(B地点)に移動し、さらに他の放送地域を経由した後に、再びA地点に戻る場合でも、チャンネルスキャンの対象チャンネルを正しく絞り込むことができる。その結果、チャンネルスキャンの所要時間を短くし、視聴用チャンネルリストを早く表示することができる。
また、図21の処理で、各放送地域の最新受信日時に基づいて、選択された放送地域の最新受信日時と現在日時との差が一定期間よりも長い(ST82でYES)場合に、デジタル放送受信装置の現在位置が、注目放送地域R1から離れていると推定できる。そのため、ステップST83で、注目放送地域R1の受信確認優先度を「2」から「1」に下げることとしている。これによって、受信可能性が低くなった放送地域のチャンネルスキャンにおける優先度を下げることができる。その結果、チャンネルスキャンの所要時間を短くし、視聴用チャンネルリストを早く表示することができる。
上記の実施の形態では、受信確認優先度が「2」、「1」、又は「0」であるとしたが、受信確認度の値は上記の例に限定されない。要するに、「2」の代わりに他の最高値を用い、「0」の代わりに、他の、チャンネルスキャンの対象外であることを示す値を用い、「1」の代わりに、1又は2以上の中間の値(最高値よりも低く、チャンネルスキャンの対象外であることを示す値よりも高い値)を用いれば良い。
また、図21のステップST81及びST83では、受信確認優先度処理部115Dが、受信日時テーブルRCVLにおいて、現在日時が当該放送地域の最新受信日時から一定期間を超えている放送地域について、受信確認優先度テーブルBAVLに記憶されている受信確認優先度BAVL2が最高値(「2」)であれば、該受信確認優先度をより低い値(「1」)に更新することとしているが、本発明はこれに限定されない。例えば、受信確認優先度テーブルBAVLに記憶されている受信確認優先度BAVL2が最高値(「2」)でなくても、該受信確認優先度をより低い値に更新することとしても良い。
実施の形態2.
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態2も、実施の形態1と同じく、日本で使用されているARIB規格に対応するものとする。
図23に示すように、実施の形態2に係るデジタル放送受信装置150は、記憶部103、操作入力部104、及びサービスリスト生成部105のほか、チャンネルスキャン/番組提示部160を備える。記憶部103、操作入力部104、及びサービスリスト生成部105は図1に示すものと同様のものである。
チャンネルスキャン/番組提示部160は、図1のチャンネルスキャン部101としての機能と、図1の番組提示部102としての機能を合わせ持つ。即ち、チャンネルスキャンモードにおいては、図1のチャンネルスキャン部101と同様に作用し、番組提示モードにおいては、図1の番組提示部102と同様に作用する。
チャンネルスキャン/番組提示部160は、チューナ部161と、チューナ部161の出力部に接続される復調部162と、復調部162の出力部に接続されるデマルチプレクス部163と、デマルチプレクス部163の出力部に接続されるデコード部164と、制御部165とを備える。
チューナ部161及び復調部162により、受信電波からストリームを抽出する受信部166が構成される。
チューナ部161は、アンテナ109に接続され、アンテナ109で受信された電波より、受信信号を抽出する。
制御部165は、図1のチャンネルスキャン制御部115について図3を参照して説明したのと同様の、チャンネルスキャン初期化処理部115Aと、選択チャンネル更新処理部115Bと、番組情報分離確認処理部115Cと、受信確認優先度処理部115Dと、スキャン順番処理部115Eとを含み、図1のチャンネルスキャン制御部115と同様に機能するほか、図1の視聴チャンネル制御部125と同様の機能をも有する。
実施の形態1に係るデジタル放送受信装置100は、チャンネルスキャンを行うためのブロックであるチャンネルスキャン部101と、ユーザに番組を提示するためのブロックである番組提示部102を備えており、これら2つのブロックが別個のアンテナ(107、108)及び別個の受信系統を有しているのに対して、実施の形態2に係るデジタル放送受信装置150においては、単一のアンテナ(109)及び受信系統を有し、該単一の受信系統が図1のチャンネルスキャン部101の受信系統として用いられるのみならず、図1の番組提示部102の受信系統としても用いられる。
実施の形態2に係るデジタル放送受信装置150は、受信系統が1つしかないため、番組を視聴しているときは、チャンネルスキャンができないという制約はあるものの、実施の形態1に記載したチャンネルスキャン処理の実施は可能であり、同等の効果を得ることができる。
また、実施の形態2に係るデジタル放送受信装置150は、受信部(166)とデマルチプレクス部(163)が1つであるため、実施の形態1に係るデジタル放送受信装置100よりもコストを下げることができる。
実施の形態3.
以下、実施の形態1及び2の変形例を、実施の形態3として説明する。
実施の形態1及び2では、日本において使用されているARIB規格に対応したデジタル放送受信装置100、150について説明した。ARIB規格は、物理チャンネルが13チャンネルから62チャンネルのテレビ放送のみならず、1チャンネルから12チャンネルのマルチメディア放送をも対象とする。しかしながら、本発明は、ARIB規格だけではなく、他の国で使用されている他の放送規格にも対応することができる。なお、放送規格によってチャンネルスキャンの対象となるチャンネルの個数、周波数範囲及び変調方式等の差異はあるが、チャンネルスキャン処理は、図16〜図19を参照して説明したのと同様の手順で行い得る。また定期的又は不定期に行われる処理も更新処理も、図20及び図21を参照して説明したのと同様の手順で行うことができる。
実施の形態1で述べた地域識別コードは、日本の放送規格に固有の定義であり、海外の放送規格では用いることができない。従って、各放送規格の番組情報又はこれに類する情報の中で地域識別情報に相当するものを利用する。
放送規格が、主に欧州で用いられるDVB−T(Digital Video Broadcasting−Terrestrial)規格の場合、NITに記述されるネットワーク名(network_name)又はネットワークID(network_id)によって放送ネットワークが一意に特定されるが、放送ネットワークと地域情報の対応関係がどう定義されるかは国によって異なる。
例えば、イギリスの場合、放送ネットワークは日本のように特定の放送地域に対応付けられているため、ネットワーク名又はネットワークIDをそのまま地域識別情報として利用することができる。図24及び図25は、それぞれ、ネットワークIDを地域識別情報として利用した場合の放送地域別送信所数テーブルBATL及び隣接地域テーブルNATLの一例を示す。
以上のように、各放送規格に合わせて地域識別情報を定義し、放送地域別送信所数テーブルBATL及び隣接地域テーブルNATLを規格に応じて切り換えながら使用することで、実施の形態1又は2に記載のチャンネルスキャン処理及び更新処理を実行することが可能となり、イギリスのようにDVB−T規格に準拠したデジタル放送受信装置においても実施の形態1又は2と同等の効果を得ることができる。
また、イギリス以外の場合でも、例えば、ドイツ等ではNIT中の情報として、放送範囲をセルと呼ばれる矩形で表現した場合のセルID(cell_id)と、該当するセルの境界となる緯度及び経度の値とが含まれている。従って、この場合はセルIDを地域識別情報として用いることができる。例えば、放送地域別送信所数テーブルBATLは、セル毎に、当該セルで使用されている物理チャンネルを示す情報とし、隣接地域テーブルNATLは、セル毎に、当該セルの隣接セルを示す情報とすればよい。
さらに、NIT等に記述されるtarget_region_descriptorが運用されている場合には、primary_region_code、secondary_region_code及びtertiary_region_codeの組み合わせによって表される地域の集合が放送地域となる。従って、この場合は上記の情報を地域識別情報として用いることができる。
以上のように、各放送規格に合わせて地域識別情報を定義し、放送地域別送信所数テーブルBATL及び隣接地域テーブルNATLを規格に応じて切り換えながら使用することで、実施の形態1又は2に記載のチャンネルスキャン処理及び更新処理を実行することが可能となり、イギリス以外のDVB−Tに準拠し、Cell_idを使用した海外向けのデジタル放送受信装置においても実施の形態1又は2と同等の効果を得ることができる。
また、放送規格が、中国で用いられるCMMB(China Multimedia Mobile Broadcasting)規格の場合、CMMBの規格で定義されたNITに記載のネットワークレベルとネットワークIDを組み合わせることでユニークになるため、これらの情報が中国国内における特定の放送地域に対応する。従って、CMMB規格に対応する場合には、ネットワークレベルとネットワークIDを組み合わせたものを地域識別情報として用いることができる。さらに、NITには、隣接地域のネットワークレベルとネットワークIDも記載されているので、隣接地域のネットワークレベルとネットワークIDを組み合わせたものを隣接地域テーブルとして用いることができる。
以上のように、各放送規格に合わせて地域識別情報を定義し、放送地域別送信所数テーブルBATL及び隣接地域テーブルNATLを規格に応じて切り換えながら使用することで、実施の形態1又は2に記載のチャンネルスキャン処理及び更新処理を実行することが可能となり、中国のようにCMMB規格に準拠した海外向けのデジタル放送受信装置においても実施の形態1又は2と同等の効果を得ることができる。
さらに、放送規格が、欧州及びオーストラリアで用いられるDAB(Digital Audio Broadcast)規格或いは、韓国で用いられるT−DMB(Terrestrial−Digital Media Broadcasting)規格である場合、FIC(Fast Information Channel)情報に含まれるFIG0/11(Fast Information Groupのtype0、extension11)に各放送地域における放送局のリスト及び放送範囲の情報が含まれ、各放送地域はRegionId(Region identifier)によって区別される。従って、DAB規格或いはT−DMB規格に対応する場合には、RegionIdを地域識別情報として用いることができる。
以上のように、各放送規格に合わせて地域識別情報を定義し、放送地域別送信所数テーブルBATL及び隣接地域テーブルNATLを規格に応じて切り換えながら使用することで、実施の形態1又は2に記載のチャンネルスキャン処理及び更新処理を実行することが可能となり、欧州及びオーストラリアで採用されているDAB規格或いは、韓国で採用されているT−DMB規格に対応可能なデジタル放送受信装置においても実施の形態1又は2と同等の効果を得ることができる。
また、放送規格が、中南米及びフィリピンで採用されているISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting−Terrestrial)規格の場合、ISDB−T規格で定義されたNITの地上分配システム記述子に記載されたエリアコードによってTSの放送地域を特定することができる。従って、ISDB−T規格に対応する場合は、エリアコードを地域識別情報として用いることができる。
以上のように、各放送規格に合わせて地域識別情報を定義し、放送地域別送信所数テーブルBATL及び隣接地域テーブルNATLを規格に応じて切り換えながら使用することで、実施の形態1又は2に記載のチャンネルスキャン処理及び更新処理を実行することが可能となり、中南米のようにISDB−T規格に準拠した海外向けのデジタル放送受信装置においても実施の形態1又は2と同等の効果を得ることができる。
以上本発明をデジタル放送受信装置として説明したが、上記のデジタル放送受信装置で実施されるデジタル放送受信方法もまた本発明の一部を成す。
実施の形態4.
以上実施の形態1及び2において、図1及び図23に示されるデジタル放送受信装置の各部分(機能ブロックとして図示した部分)は、処理回路により実現することができる。処理回路は、専用のハードウェアであっても、メモリに格納されるプログラムを実行するCPUであっても良い。例えば、図1又は図23の各部分の機能をそれぞれ別個の処理回路で実現してもよいし、複数の部分の機能をまとめて一つの処理回路で実現しても良い。実施の形態3として説明した変形例においても同様である。
処理回路がCPUの場合、デジタル放送受信装置の各部分の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現することができる。ソフトウェア或いはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリに格納される。処理回路は、メモリに記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、デジタル放送受信装置は、処理回路により実行されるときに、例えば図1又は図23に示される各部分の機能が、結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリを備える。また、これらのプログラムは、デジタル放送受信装置で実施されるデジタル放送受信方法における処理の方法、或いはその手順をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
なおまた、デジタル放送受信装置の各部分の機能のうち、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしても良い。
このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
図26に上記の処理回路がCPUであって、単一のCPUを含むコンピュータ(符号200で示す)で図1のデジタル放送受信装置のすべての機能を実現する場合の構成の一例を、アンテナ107、108、並びに表示/音声出力装置106とともに示す。
図26に示されるコンピュータ200は、CPU201と、メモリ202と、入力部203−1、203−2、203−3と、出力部204とを備え、これらはバス205で接続されている。
メモリ202は、図1の記憶部103と同様に図2に示される種々のテーブルを格納している。メモリ202はさらに、CPU201の動作を制御するプログラムを記憶している。
入力部203−1には、アンテナ107が接続されており、入力部203−2には、アンテナ108が接続されている。アンテナ107、108で受信された信号は、入力部203−1、203−2を介して、CPU201に供給される。
入力部203−3は、リモコンなど、操作者が操作入力のために用いる操作部からの信号を受信するように構成されており、操作者による操作入力信号を、CPU201に供給する。
CPU201は、メモリ202に記憶されたプログラムに従って動作し、入力部203−3を介して入力された操作入力信号に応じて、入力部203−1、203−2を介して入力された受信信号に対して、実施の形態1のデジタル放送受信装置の各部の処理を行って、処理の結果得られた出力信号を出力部204から出力し、表示/音声出力装置106に供給する。
CPU201による処理の内容は、実施の形態1で説明したのと同様である。
図27に上記の処理回路がCPUであって、単一のCPUを含むコンピュータ(符号200で示す)で図23のデジタル放送受信装置のすべての機能を実現する場合の構成の一例を、アンテナ109、並びに表示/音声出力装置106とともに示す。
図27に示されるコンピュータ200は、CPU201と、メモリ202と、入力部203−3、203−4と、出力部204とを備え、これらはバス205で接続されている。
入力部203−4には、アンテナ109が接続されており、アンテナ109で受信された信号は、入力部203−4を介して、CPU201に供給される。
入力部203−3は、リモコンなど、操作者が操作入力のために用いる操作部からの信号を受信するように構成されており、操作者による操作入力信号を、CPU201に供給する。
メモリ202は、図1の記憶部103と同様に図2に示される種々のテーブルを格納している。メモリ202はさらに、CPU201の動作を制御するプログラムを記憶している。
CPU201は、メモリ202に記憶されたプログラムに従って動作し、入力部203−3を介して入力された操作入力信号に応じて、入力部203−4を介して入力された受信信号に対して、実施の形態2のデジタル放送受信装置の各部の処理を行って、処理の結果得られた出力信号を出力部204から出力し、表示/音声出力装置106に供給する。
CPU201による処理の内容は、実施の形態2で説明したのと同様である。
以上、実施の形態1及び2のデジタル放送受信装置における各処理をコンピュータに実行させる場合について述べたが、実施の形態3のデジタル放送受信装置における各処理についても上記と同様に、コンピュータに実行させることも可能である。さらに、実施の形態1、2及び3のデジタル放送受信装置で実施されるデジタル放送受信方法の各ステップの処理を上記と同様に、コンピュータに実行させることも可能である。
実施の形態1、2及び3のデジタル放送受信装置で実施されるデジタル放送受信方法、デジタル放送受信装置の各部分の処理、或いはデジタル放送受信方法における各処理をコンピュータに実行させるプログラム及び該プログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体についても、デジタル放送受信装置について述べたのと同様の効果が得られる。従って、上記したデジタル放送受信装置における処理の一部又は上記のデジタル放送受信方法における処理の一部をコンピュータに実行させるためのプログラム、及びそのようなプログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体も本発明の一部を成す。
100,150:デジタル放送受信装置、 101:チャンネルスキャン部、 102:番組提示部、 103:記憶部、 104:操作入力部、 105:サービスリスト生成部、 106:表示/音声出力装置、 107,108,109:アンテナ、 111,121,161:チューナ部、 112,122,162:復調部、 113,123,163:デマルチプレクス部、 114,124,164:デコード部、 115: チャンネルスキャン制御部、 115A:チャンネルスキャン初期化処理部、 115B:選択チャンネル更新処理部、 115C:番組情報分離確認処理部、 115D:受信確認優先度処理部、 115E:スキャン順番処理部、 116,126,166:受信部、 125:視聴チャンネル制御部、 160:チャンネルスキャン/番組提示部、 165:制御部、 BATL:放送地域別送信所数テーブル、 BAVL:受信確認優先度テーブル、 BTTL:放送TSテーブル、 CSVL:スキャン順番テーブル、 NATL:隣接地域テーブル、 NXVL:次選択チャンネルテーブル、 PRVL:優先度別送信所数テーブル、 RCVL:受信日時テーブル。

Claims (20)

  1. 複数の物理チャンネルを順次選択する制御部と、
    前記制御部で選択された物理チャンネルで送信された電波を受信し、受信した電波からストリームを抽出する受信部と、
    前記ストリームから番組情報を分離するデマルチプレクス部と、
    記憶部とを備え、
    前記記憶部は、
    放送地域毎に、前記複数の物理チャンネルの各々で送信を行う送信所の数を記憶する放送地域別送信所数テーブルと、
    各放送地域の少なくとも一部において受信可能な放送電波を送信する送信所が位置している他の放送地域を隣接地域として記憶する隣接地域テーブルと、
    各放送地域について、放送受信の可否の確認を行う際の優先の度合を示す受信確認優先度を記憶する受信確認優先度テーブルと、
    各放送地域内の送信所からの放送の最古の受信日時と最新の受信日時を記憶する受信日時テーブルと、
    受信確認優先度別に、前記複数の物理チャンネルの各々で送信を行う送信所の総数を記憶する優先度別送信所数テーブルと、
    チャンネルスキャンの順番を記憶するスキャン順番テーブルとを格納し、
    前記制御部は、
    前記スキャン順番テーブルに記憶されているチャンネルスキャンの順番から、チャンネルスキャンにおいて次に選択されるべき物理チャンネルを特定する選択チャンネル更新処理部と、
    前記選択チャンネル更新処理部で特定された物理チャンネルに対応するストリームを前記受信部に抽出させ、前記デマルチプレクス部が、当該ストリームから前記番組情報を分離することができるか否かを確認し、分離できた場合は前記受信日時テーブルを更新する番組情報分離確認処理部と、
    前記隣接地域テーブルを参照し、前記番組情報分離確認処理部での確認の結果に応じて、前記受信確認優先度テーブル内の、当該放送地域及び当該放送地域の隣接地域の受信確認優先度を更新する受信確認優先度処理部と、
    前記放送地域別送信所数テーブル及び前記受信確認優先度テーブルを参照し、前記複数の物理チャンネルの各々について、同じ受信確認優先度の放送地域内に位置する送信所の総数を算出し、算出された送信所の総数で前記優先度別送信所数テーブルを更新し、前記優先度別送信所数テーブルにおいて、前記送信所の総数が多い物理チャンネルの順番でチャンネルスキャンの順番を定め、定められたチャンネルスキャンの順番を、前記スキャン順番テーブルに記憶させるスキャン順番処理部とを備える
    ことを特徴とするデジタル放送受信装置。
  2. 前記デジタル放送受信装置が工場出荷後に初めて起動されたときに、前記制御部は、前記放送地域別送信所数テーブルに記憶されている前記送信所の数に基づいて、前記スキャン順番テーブルを初期化するチャンネルスキャン初期化処理部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  3. 前記チャンネルスキャン初期化処理部は、前記デジタル放送受信装置が工場出荷後に初めて起動されたときを除き、前記デジタル放送受信装置が起動されたときには、前記スキャン順番テーブルを初期化しないことを特徴とする請求項2に記載のデジタル放送受信装置。
  4. 前記受信確認優先度テーブルに記憶される前記受信確認優先度が取り得る値には、チャンネルスキャンの対象外であることを示す値が含まれることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のデジタル放送受信装置。
  5. 前記受信確認優先度処理部は、前記隣接地域テーブルを参照することで、各放送地域に隣接する放送地域を特定し、
    前記受信日時テーブルに、有効な最新受信日時を有する放送地域が2つ以上存在する場合に、現在日時に最も近い最新受信日時を持つ放送地域、
    現在日時に次に近い最新受信日時を持つ放送地域、及び
    現在日時に最も近い最新受信日時を持つ放送地域に隣接し、かつ現在日時に次に近い最新受信日時を持つ放送地域にも隣接する1又は2以上の放送地域
    以外の放送地域の、前記受信確認優先度テーブルに記憶されている前記受信確認優先度を、前記チャンネルスキャンの対象外であることを示す値に更新する
    ことを特徴とする請求項4に記載のデジタル放送受信装置。
  6. 前記受信確認優先度処理部は、前記隣接地域テーブルを参照することで、各放送地域に隣接する放送地域を特定し、
    前記受信日時テーブルにおいて、現在日時が当該放送地域の最古受信日時から一定期間を超えており、加えて当該放送地域の最古受信日時よりも前の最古受信日時を持つ放送地域が存在し、加えて当該放送地域の最古受信日時から現在日時までの間に、当該放送地域の最古受信日時よりも1つ前の最古受信日時を持つ放送地域の放送を受信しておらず、加えて、当該放送地域に隣接し、かつ当該放送地域の最古受信日時よりも1つ前の最古受信日時を持つ放送地域にも隣接する1又は2以上の放送地域のいずれの放送も受信していない場合に、当該放送地域に隣接する放送地域であって、前記受信確認優先度がチャンネルスキャンの対象外であることを示す値である放送地域の前記受信確認優先度を、より高い値に更新する
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載のデジタル放送受信装置。
  7. 前記受信確認優先度処理部は、
    前記隣接地域テーブルを参照することで、各放送地域に隣接する放送地域を特定し、
    前記受信日時テーブルにおいて、現在日時が当該放送地域の最古受信日時から一定期間を超えており、加えて当該放送地域の最古受信日時よりも前の最古受信日時を持つ放送地域が存在し、加えて当該放送地域の最古受信日時から現在日時までの間に、当該放送地域の最古受信日時よりも1つ前の最古受信日時を持つ放送地域の放送を受信しておらず、加えて、当該放送地域に隣接し、かつ当該放送地域の最古受信日時よりも1つ前の最古受信日時を持つ放送地域にも隣接する1又は2以上の放送地域のいずれの放送も受信していない場合に、前記1つ前の最古受信日時を持つ放送地域の最古受信日時を無効な値に変更する
    ことを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載のデジタル放送受信装置。
  8. 前記受信確認優先度処理部は、前記受信日時テーブルにおいて、現在日時が当該放送地域の最新受信日時から一定期間を超えている放送地域について、前記受信確認優先度テーブルに記憶されている前記受信確認優先度をより低い値に変更することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のデジタル放送受信装置。
  9. 前記受信確認優先度処理部は、前記受信日時テーブルにおいて、現在日時が当該放送地域の最新受信日時から一定期間を超えている放送地域について、前記受信確認優先度テーブルに記憶されている受信確認優先度が最高値であれば、該受信確認優先度をより低い値に更新することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のデジタル放送受信装置。
  10. デジタル放送受信装置を用いたデジタル放送受信方法であって、
    前記デジタル放送受信装置は、
    放送地域毎に、複数の物理チャンネルの各々で送信を行う送信所の数を記憶する放送地域別送信所数テーブルと、
    各放送地域の少なくとも一部において受信可能な放送電波を送信する送信所が位置している他の放送地域を隣接地域として記憶する隣接地域テーブルと、
    各放送地域について、放送受信の可否の確認を行う際の優先の度合を示す受信確認優先度を記憶する受信確認優先度テーブルと、
    各放送地域内の送信所からの放送の最古の受信日時と最新の受信日時を記憶する受信日時テーブルと、
    受信確認優先度別に、前記複数の物理チャンネルの各々で送信を行う送信所の総数を記憶する優先度別送信所数テーブルと、
    チャンネルスキャンの順番を記憶するスキャン順番テーブルと
    を格納する記憶部を有し、
    前記複数の物理チャンネルを順次選択する制御ステップと、
    前記制御ステップで選択された物理チャンネルで送信された電波を受信し、受信した電波からストリームを抽出する受信ステップと、
    前記ストリームから番組情報を分離するデマルチプレクスステップとを有し、
    前記制御ステップは、
    前記スキャン順番テーブルに記憶されているチャンネルスキャンの順番から、チャンネルスキャンにおいて次に選択されるべき物理チャンネルを特定する選択チャンネル更新処理ステップと、
    前記選択チャンネル更新処理ステップで特定された物理チャンネルに対応するストリームを前記受信ステップで抽出させ、前記デマルチプレクスステップで、当該ストリームから前記番組情報を分離することができるか否かを確認し、分離できた場合は、前記受信日時テーブルを更新する番組情報分離確認処理ステップと、
    前記隣接地域テーブルを参照し、前記番組情報分離確認処理ステップでの確認の結果に応じて、前記受信確認優先度テーブル内の、当該放送地域及び当該放送地域の隣接地域の受信確認優先度を更新する受信確認優先度処理ステップと、
    前記放送地域別送信所数テーブル及び前記受信確認優先度テーブルを参照し、前記複数の物理チャンネルの各々について、同じ受信確認優先度の放送地域内に位置する送信所の総数を算出し、算出された送信所の総数で前記優先度別送信所数テーブルを更新し、前記優先度別送信所数テーブルにおいて、前記送信所の総数が多い物理チャンネルの順番でチャンネルスキャンの順番を定め、定められたチャンネルスキャンの順番を、前記スキャン順番テーブルに記憶させるスキャン順番処理ステップとを有する
    ことを特徴とするデジタル放送受信方法。
  11. 前記デジタル放送受信装置が工場出荷後に初めて起動されたときに、前記制御ステップは、前記放送地域別送信所数テーブルに記憶されている前記送信所の数に基づいて、前記スキャン順番テーブルを初期化するチャンネルスキャン初期化処理ステップをさらに有する
    ことを特徴とする請求項10に記載のデジタル放送受信方法。
  12. 前記チャンネルスキャン初期化処理ステップは、前記デジタル放送受信装置が工場出荷後に初めて起動されたときを除き、前記デジタル放送受信装置が起動されたときには、前記スキャン順番テーブルを初期化しないことを特徴とする請求項11に記載のデジタル放送受信方法。
  13. 前記受信確認優先度テーブルに記憶される前記受信確認優先度が取り得る値には、チャンネルスキャンの対象外であることを示す値が含まれることを特徴とする請求項10から12のいずれか1項に記載のデジタル放送受信方法。
  14. 前記受信確認優先度処理ステップは、前記隣接地域テーブルを参照することで、各放送地域に隣接する放送地域を特定し、
    前記受信日時テーブルに、有効な最新受信日時を有する放送地域が2つ以上存在する場合に、現在日時に最も近い最新受信日時を持つ放送地域、
    現在日時に次に近い最新受信日時を持つ放送地域、及び
    現在日時に最も近い最新受信日時を持つ放送地域に隣接し、かつ現在日時に次に近い最新受信日時を持つ放送地域にも隣接する1又は2以上の放送地域
    以外の放送地域の、前記受信確認優先度テーブルに記憶されている前記受信確認優先度を、前記チャンネルスキャンの対象外であることを示す値に更新する
    ことを特徴とする請求項13に記載のデジタル放送受信方法。
  15. 前記受信確認優先度処理ステップは、前記隣接地域テーブルを参照することで、各放送地域に隣接する放送地域を特定し、
    前記受信日時テーブルにおいて、現在日時が当該放送地域の最古受信日時から一定期間を超えており、加えて当該放送地域の最古受信日時よりも前の最古受信日時を持つ放送地域が存在し、加えて当該放送地域の最古受信日時から現在日時までの間に、当該放送地域の最古受信日時よりも1つ前の最古受信日時を持つ放送地域の放送を受信しておらず、加えて、当該放送地域に隣接し、かつ当該放送地域の最古受信日時よりも1つ前の最古受信日時を持つ放送地域にも隣接する1又は2以上の放送地域のいずれの放送も受信していない場合に、当該放送地域に隣接する放送地域であって、前記受信確認優先度がチャンネルスキャンの対象外であることを示す値である放送地域の前記受信確認優先度を、より高い値に更新する
    ことを特徴とする請求項13又は14に記載のデジタル放送受信方法。
  16. 前記受信確認優先度処理ステップは、
    前記隣接地域テーブルを参照することで、各放送地域に隣接する放送地域を特定し、
    前記受信日時テーブルにおいて、現在日時が当該放送地域の最古受信日時から一定期間を超えており、加えて当該放送地域の最古受信日時よりも前の最古受信日時を持つ放送地域が存在し、加えて当該放送地域の最古受信日時から現在日時までの間に、当該放送地域の最古受信日時よりも1つ前の最古受信日時を持つ放送地域の放送を受信しておらず、加えて、当該放送地域に隣接し、かつ当該放送地域の最古受信日時よりも1つ前の最古受信日時を持つ放送地域にも隣接する1又は2以上の放送地域のいずれの放送も受信していない場合に、前記1つ前の最古受信日時を持つ放送地域の最古受信日時を無効な値に変更する
    ことを特徴とする請求項13から15のいずれか1項に記載のデジタル放送受信方法。
  17. 前記受信確認優先度処理ステップは、前記受信日時テーブルにおいて、現在日時が当該放送地域の最新受信日時から一定期間を超えている放送地域について、前記受信確認優先度テーブルに記憶されている前記受信確認優先度をより低い値に変更することを特徴とする請求項10から16のいずれか1項に記載のデジタル放送受信方法。
  18. 前記受信確認優先度処理ステップは、前記受信日時テーブルにおいて、現在日時が当該放送地域の最新受信日時から一定期間を超えている放送地域について、前記受信確認優先度テーブルに記憶されている受信確認優先度が最高値であれば、該受信確認優先度をより低い値に更新することを特徴とする請求項10から16のいずれか1項に記載のデジタル放送受信方法。
  19. 請求項10から18までのいずれか1項に記載のデジタル放送受信方法における各ステップの処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  20. 請求項19に記載のプログラムを記録した、コンピュータで読取り可能な記録媒体。
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