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JP6556358B2 - エレベータの群管理制御装置 - Google Patents
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Description

この発明は、エレベータの群管理制御装置に係り、特に特定の利用者(「VIP利用者」)のみが利用できる専用乗場呼びに対応可能なエレベータの群管理制御装置に関する。
従来のエレベータの群管理制御装置としては、VIP利用者による専用乗場呼びを検出した場合に、その時点における複数のかごの位置や呼び状況に基いて、複数のかごの中から最適なVIP専用かごを選択するものがある(例えば、特許文献1)。
また、複数のかごの中からVIP候補かごを選出し、選出したVIPかごを一般乗場呼びに対して割り当て不可として確保しておくことで、後に専用乗場呼びが登録された際にVIP利用者の待ち時間を短縮させる技術が知られている(例えば、特許文献2)。
また、特定のかごにのみ専用乗場呼びを割り当てるエレベータの群管理装置において、一般乗場呼びに対して特別な割当評価値を用い、特定のかごを割り当てにくくすることで、後に専用乗場呼びが登録された際に、特定のかごを素早く応答させる技術が知られている(例えば、特許文献3)。
特開平10−053377号公報 特開2014−051359号公報 特開2010−189183号公報
特許文献1の技術では、専用乗場呼びに対して優先的にかごを割り当てた場合、一般利用者が乗車しているかごが突然VIPかごとして割り当てられることがある。その場合、一般利用者に対するサービスが中断され、かご内の一般利用者は目的階に到着する前にかごから降りる必要がある。そのため、一般利用者に対する利便性が低下してしまう。また、専用乗場呼びよりも一般乗場呼びに対して優先的にかごを割り当てた場合、VIP利用者の待ち時間が長くなってしまう。
特許文献2の技術では、VIP候補かごを一般乗場呼びに対して割り当て不可としてしまうため、VIP予約時間中は一般利用者に対するサービス効率が低下してしまう。
特許文献3の技術では、専用乗場呼びを割り当て可能な特定のかごに対する一般乗場呼びの割当評価値を大きくすることで、上記特定のかごを一般乗場呼びに対して割り当てにくくすることはできるが、VIP階への所定時間以内での到達を保証することはできず、混雑時にはVIP利用者が長く待たされる可能性がある。
この発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、専用乗場呼びに対する所定時間以内の素早いサービスを可能としつつ、一般乗場呼びに対するサービス効率の低下も抑制することができる、エレベータの群管理制御装置を提供することを目的とする。
この発明に係るエレベータの群管理制御装置は、各階に設置されて一般乗場呼びを登録する一般乗場呼び登録部と、VIP階に設置されて専用乗場呼びを登録する専用乗場呼び登録部と、一般乗場呼び登録部で新規の一般乗場呼びが登録された際に、各かごについて、新規の一般乗場呼びが登録された階への到達予想時間をそれぞれ算出し、当該到達予想時間に基いて、割当評価値をそれぞれ算出する割当評価値算出部と、各かごについて、新規の一般乗場呼びと専用乗場呼びとが同時に割り当てられた場合におけるVIP階への第1の到達予想時間をそれぞれ算出する第1到達予想時間算出部と、各かごについて、専用乗場呼びのみが割り当てられた場合におけるVIP階への第2の到着予想時間をそれぞれ算出する第2到達予想時間算出部と、各かごについてそれぞれ算出された割当評価値および第1、第2の到達予想時間に基いて、専用乗場呼びが登録された際にVIP階に所定時間以内に到達できるかごを最低1台確保しながら、新規の一般乗場呼びに割り当てるかごを決定する割当決定部とを備えることを特徴とする。
この発明に係るエレベータの群管理制御装置によれば、専用乗場呼びに対する所定時間以内の素早いサービスを可能としつつ、一般乗場呼びに対するサービス効率の低下も抑制することができ、VIP利用者と一般利用者の両方が利用しやすいエレベータを提供することができる。
この発明の実施の形態1に係るエレベータの群管理制御装置の構成を示す模式図である。 この発明の実施の形態1に係るエレベータの群管理制御装置の動作概要を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係るエレベータの群管理制御装置の構成を示す模式図である。 この発明の実施の形態3に係るエレベータの群管理制御装置の構成を示す模式図である。 この発明の実施の形態3に係るエレベータの群管理制御装置の動作概要を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施の形態について添付の図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るエレベータの群管理制御装置1の構成を示す構成図である。
エレベータの群管理制御装置1は、各階に設置される一般乗場呼び登録部2と、VIP階に設置される専用乗場呼び登録部3と、割当評価値算出部4と、第1到達予想時間算出部5と、第2到達予想時間算出部6と、割当決定部7とを備えている。
一般乗場呼び登録部2は、各階に設置されて一般利用者による一般乗場呼びを登録する。VIP乗場呼び登録部3は、VIP階に設置されてVIP利用者による専用乗場呼びを登録する。
割当評価値算出部4は、一般乗場呼び登録部2で新規の一般乗場呼びが登録された際に、各かごについて、上記新規の一般乗場呼びが登録された階への到達予想時間をそれぞれ算出し、当該到達予想時間に基いて割当評価値(A)をそれぞれ算出する。
第1到達予想時間算出部5は、各かごについて、上記新規の一般乗場呼びと専用乗場呼びとが同時に割り当てられた場合におけるVIP階への到達予想時間(「第1の到達予想時間(B)」)をそれぞれ算出する。
第2到達予想時間算出部6は、各かごについて、専用乗場呼びのみが割り当てられた場合におけるVIP階への到達予想時間(「第2の到着予想時間(C)」)をそれぞれ算出する。
割当決定部7は、各かごについてそれぞれ算出された割当評価値(A)並びに第1の到達予想時間(B)および第2の到達予想時間(C)に基いて、上記新規の一般乗場呼びに割り当てるかごを決定する。
次に、この発明の実施の形態1に係るエレベータの群管理制御装置1の動作概要について、図2のフローチャートを参照して説明する。
エレベータの複数のかごの通常運転中に、一般乗場呼び登録部2によって新規の一般乗場呼びが登録されると(S101)、割当評価値算出部4は当該新規の一般乗場呼びに対する割当評価値(A)を各かごについてそれぞれ算出する(S102)。詳細には、割当評価値算出部4は、各かごについて、上記新規の一般乗場呼びが登録された階への到達予想時間をそれぞれ算出し、当該到達予想時間に基いて割当評価値(A)をそれぞれ算出する。
次に、第1到着予想時間算出部5が、各かごについて、上記新規の一般乗場呼びとVIP階からの専用乗場呼びとが同時に割り当てられた場合におけるVIP階への到達予想時間(「第1の到着予想時間(B)」)をそれぞれ算出する(S103)。
また、上記S103とは別に、第2到着予想時間算出部6は、各かごについて、VIP階からの専用乗場呼びのみが割り当てられた場合におけるVIP階への到達予想時間(「第2の到着予想時間(C)」)をそれぞれ算出する(S104)。
続いて、割当決定部7が、あるかご(N号機)について、当該あるかごの上記S103で算出した第1の到着予想時間(B)が所定時間(例えば30秒)以内であるか、または、その他のかごの上記S104で算出した第2の到着予想時間(C)の中で1台でも上記所定時間以内のかごがある場合(S105=YES)、当該あるかご(N号機)を上記新規の一般乗場呼びに割り当て可能なかごとして設定する(S106)。
割当決定部7は、上記S105〜S106の処理を、全てのかご(N=1〜MAX)について実行し、上記新規の一般乗場呼びに割り当て可能なかごをすべて決定する(S105〜S106)。
割当決定部7は、上記S105〜S106で決定した上記新規の一般乗場呼びに割り当て可能なかごの台数を求める(S107)。
割当決定部7は、上記S107で求めた割り当て可能なかごの台数が0台の場合、全てのかごの中から、上記S104で算出した到着予想時間(C)が最も短いかご1台を除き、上記S102で算出した割当評価値(A)が最も小さいかごに、上記新規の一般乗場呼びを割り当てる(S108)。
割当決定部7は、上記S107で求めた割り当て可能なかごの台数が1台の場合、そのかごに上記新規の一般乗場呼びを割り当てる(S109)。
割当決定部7は、上記S107で求めた割り当て可能なかごの台数が2台以上の場合、それらの中から、上記S102で算出した割当評価値(A)が最も小さいかごに、上記新規の一般乗場呼びを割り当てる(S110)。
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係るエレベータの群管理制御装置1では、各かごについてそれぞれ算出された割当評価値(A)並びに第1の到達予想時間(B)および第2の到達予想時間(C)に基いて、専用乗場呼びが登録された際にVIP階に所定時間以内に到達できるかごを最低1台確保しながら、新規の一般乗場呼びに割り当てるかごを決定する。これにより、専用乗場呼びに対する所定時間以内の素早いサービスを可能としつつ、一般乗場呼びに対するサービス効率の低下も抑制することができ、VIP利用者と一般利用者の両方が利用しやすいエレベータを提供することができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、専用乗場呼びが登録された際にVIP階に所定時間以内に到達できるかごを最低1台確保しながら、新規の一般乗場呼びに割り当てるかごを決定する制御を行っていた。実施の形態2に係るエレベータの群管理制御装置201では、図3に示されるように、専用乗場呼びが登録される可能性のある時間帯であるか否かを判定する専用乗場呼び登録予想時間判定部208を備えており、この専用乗場呼び登録予想時間判定部208が、専用乗場呼びが登録される時間帯であると判定した場合にのみ、上記実施の形態1と同様の割り当て制御を行う。これにより、専用乗場呼びが登録される可能性のない時間帯における一般利用者へのサービス効率をさらに向上させることができる。
実施の形態3.
上記実施の形態1,2では、割り当て制御の基準となる所定時間を一定値としていた。これに対して、実施の形態3に係る群管理制御装置301では、図4に示されるように、混雑時間帯であるか否かを判定する混雑時間帯判定部309と、閑散時間帯であるか否かを判定する閑散時間帯判定部310とを備えており、混雑時間帯判定部309が混雑時間帯であると判定すると、上記所定時間を通常よりも長い第2の所定時間に変更し(図5:S303)、閑散時間帯判定部310が閑散時間帯であると判定すると、上記所定時間を通常の所定時間よりも短い第3の所定時間に変更する(図5:S304)。これにより、一般利用者の多い混雑時には、専用乗場呼びに対して保証する到着時間が長くなり、VIP利用者よりも一般利用者を優先した割り当てが行われ、一般利用者へのサービス効率を向上させることができる。また、一般利用者の少ない閑散時には、専用乗場呼びに対して保証する到着時間が短くなり、一般利用者よりもVIP利用者を優先した割り当てが行われ、VIP利用者へのサービス効率を向上させることができる。

Claims (4)

  1. 複数のかごの割り当て制御を行うエレベータの群管理制御装置であって、
    各階に設置されて一般乗場呼びを登録する一般乗場呼び登録部と、
    VIP階に設置されて専用乗場呼びを登録する専用乗場呼び登録部と、
    前記一般乗場呼び登録部で新規の一般乗場呼びが登録された際に、各かごについて、前記新規の一般乗場呼びが登録された階への到達予想時間をそれぞれ算出し、該到達予想時間に基いて、割当評価値をそれぞれ算出する割当評価値算出部と、
    各かごについて、前記新規の一般乗場呼びと専用乗場呼びとが同時に割り当てられた場合における前記VIP階への第1の到達予想時間をそれぞれ算出する第1到達予想時間算出部と、
    各かごについて、前記専用乗場呼びのみが割り当てられた場合における前記VIP階への第2の到着予想時間をそれぞれ算出する第2到達予想時間算出部と、
    各かごについてそれぞれ算出された前記割当評価値および前記第1、第2の到達予想時間に基いて、前記専用乗場呼びが登録された際に前記VIP階に所定時間以内に到達できるかごを最低1台確保しながら、前記新規の一般乗場呼びに割り当てるかごを決定する割当決定部と
    を備える、エレベータの群管理制御装置。
  2. 前記専用乗場呼びが登録される可能性のある時間帯であるか否かを判定する専用乗場呼び登録予想時間判定部を更に備え、
    前記専用乗場呼び登録予想時間判定部が、前記専用乗場呼びが登録される可能性のある時間帯であると判定した場合にのみ、前記割当決定部による処理を行うことを特徴とする、請求項1に記載のエレベータの群管理制御装置。
  3. 混雑時間帯であるか否かを判定する混雑時間帯判定部を更に備え、
    前記混雑時間帯判定部が混雑時間帯であると判定した場合に、前記所定時間を該所定時間よりも長い第2の所定時間に変更することを特徴とする、請求項1または2に記載のエレベータの群管理制御装置。
  4. 閑散時間帯であるか否かを判定する閑散時間帯判定部を更に備え、
    前記閑散時間帯判定部が閑散時間帯であると判定した場合に、前記所定時間を該所定時間よりも短い第3の所定時間に変更することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のエレベータの群管理制御装置。
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