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JP6558604B2 - 窪み除去のための装置 - Google Patents
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JP6558604B2 - 窪み除去のための装置 - Google Patents

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Description

本発明は、強磁性金属板構造体の窪みを誘導加熱によって除去するための方法及び装置に関する。
Ralph Meichtry名義のWO2006/119661は、電磁気エネルギーに基づいて金属板構造体の窪みを除去するための方法及び装置を開示する。この装置は、接続ケーブルによって電力装置に相互接続された作業ヘッドを備える。窪みを除去するために、作業ヘッドを被処理領域に位置決めし、金属板と接触させる。操作中、作業ヘッドと被処理面との間に相対的な力が確立される。
Karel Mazac及びPaul Schuller名義のEP2085161は、印加される電磁気力と組み合わされた誘導加熱によって窪みを除去するための方法及び装置に関する。この文献によれば、金属板構造体の窪んだ領域は、作業ヘッドで覆われ、誘導加熱によって加熱され、その後、磁気力によって外側に引っぱられる。窪み除去の進行を判断するために、該文献は機械式計測ボルトの使用を提案する。
Advanced Photonics Technologies AG名義のWO01/10579は、金属板部品の窪みを除去するための方法及び装置を開示する。従って、金属板部品は、ランプによって局所的に加熱される。加熱は、機械応力勾配を生じさせることを目的として本質的に非接触方式で行われ、この機械応力勾配により窪みが平らに戻される。この文献は、照準を合わせて放射線を当てること、誘導手段、又は高温空気のストリームを方向付けることによって熱を適用することに言及している。詳細に説明された装置は、ランプと、周縁開口部を有することができる反射器とを有するフードを備える。この文献によれば、フードを所定位置に置いたときに開口部を通して窪みの領域を観察することができる。
本発明の目的は、強磁性金属構造体の窪みを除去するための、よりユーザフレンドリーかつ効率的に操作することができる改善された方法及びそれに関連した装置を提供することである。
金属板構造体のある種のタイプの窪みは、局所的誘導加熱及びそれに関連した熱膨張によって除去することができることが知られている。従って、誘導加熱装置の作業面を金属板構造体に隣接して配置し、その後、交番磁界を金属板に印加する。磁界は、誘導加熱装置内に配置されたコイルによって発生する。この交番磁界は金属板構造体内に渦電流を発生させ、金属の抵抗により、誘導加熱装置の動作領域内で金属の抵抗加熱を生じさせる。
金属板構造体の効率的かつ制御された局所加熱を保証するために、誘導加熱装置を、通常、被処理金属板構造体に対して可能な限り近接させ、すなわち可能であれば直接接触させる。金属板構造体自体に対する損傷又はペイントなどの仕上げ塗装が存在する場合にはそれに対する損傷を回避するために、制御された加熱が非常に重要である。
本発明の実施形態において、金属板構造体の窪みを誘導加熱によって除去するための作業ヘッドは、上部及び下部を有するハウジングを備える。作業ヘッドは、ハウジングの下部に配置された作業面をさらに備える。作業面は、窪みを除去するために金属板構造体と少なくとも部分的に接触させるのに適している。適切な場合、作業面は、実質的に矩形形状を有することができる。用途によっては、作業面は、円形又は楕円形状を有することもできる。作業面は、例えば被処理金属板構造体の形状に応じて、実質的に平坦な面又は湾曲面を有することができる。
作業ヘッドは、通常、ハウジング内に配置された磁界発生器を備える。好ましい場合、作業ヘッドは、電気信号を作業ヘッドに供給するための電力供給ケーブルに作業ヘッドを接続するための、ハウジングに配置された第1のコネクタを備えることができる。代替的に又は付加的に、ケーブルは、作業ヘッドの一体部分にすることもでき、従って、作業ヘッドに恒久的に接続させることができる。AC電流を供給する異なる電源装置を適用して作業ヘッドに電力を供給することができる。
表面及び処理結果の最適な制御のために、側方ライト(sided light)を適用することができる。現在、従来技術で知られた装置では、処理の間、窪み自体が誘導加熱装置で覆われ、従って側方ライトが見えないので、誘導窪み除去のプロセスを目視管理することは困難である。従って、そのような装置のユーザは、金属板構造体から加熱装置を取り外す前に、窪み除去プロセスが成功したかどうか確実には分からない。従って、プロセスの目視管理のために、ハウジングの下部は、少なくとも1つの凹部を備えることができ、これは横方向に配置されて作業面内に延びることが好ましい。少なくとも1つの凹部は、窪み除去プロセスの間、側方ライトが装置のオペレータから見えている状態のままにするので、誘導加熱されている領域の目視検査を可能にする。
強磁性金属板の窪みを誘導加熱によって除去するための窪み除去装置は、金属板内の窪みと密に接触することが企図された少なくとも1つの作業面を有するハウジングと、磁界を発生させるための少なくとも1つの磁界発生器と、を有する作業ヘッドを備える。本発明によれば、少なくとも1つの作業面は、窪み除去プロセスの目視管理のための凹部を備え、該凹部は、少なくとも1つの作業面を少なくとも部分的に横断して延びる。凹部が作業面を途切れなく横断して延びて該作業面を少なくとも2つのセクションに分割する場合に、良好な結果を達成することができる。代替的に又は付加的に、少なくとも1つの磁界発生器は、凹部の輪郭に少なくとも部分的に沿っている。好ましい場合、磁界発生器は、電気コイルを備える。目的によっては、磁界発生器は、実質的にU形のコアを備えることができ、該コアは、第1及び第2の脚部並びにヨーク部分を備え、少なくとも1つの電気コイルが該コアに相互接続される。凹部がV形又はU形断面を有する場合に、良好な結果を達成することができる。本発明の変形において、凹部は、一定又は不定の断面を有することができる。代替的に又は付加的に、作業ヘッドは、複数の作業面を備えることができる。本発明のこの態様の変形において、作業面の各々は、それに関連づけられた磁界発生器を備えることができる。好ましい場合、作業面の各々は、異なる形状の凹部を有することができる。適切な場合、始動手段をハウジングに配置することができ、該始動手段は、磁界を制御するのに適したものである。更なる細目を以下、詳細に説明する。
本発明の実施形態において、凹部は、作業ヘッドの作業面における中断として理解される。従って、凹部は、ハウジングの2つの側面と作業面との間に延びることができる。凹部が作業面の中心領域まで延びている場合に良好な結果を達成することができ、なぜなら多くの場合、作業ヘッドは窪みの上に心合わせして配置されるからである。ハウジングの2つの側面の間に延びた凹部は、作業ヘッドの両側からの目視検査を可能にするので、用途によっては有利であり得る。好ましくは、作業ヘッドの内側で、誘導加熱のための少なくとも1つのコイルは、ハウジング内の凹部の輪郭に忠実に沿っている。適切な場合には、凹部は空であってもよく、又は光学的に透明な材料で満たすこともできる。
操作中、作業ヘッドは、窪みが位置する領域に、凹部が窪みの上に位置決めされて目視検査を可能にするように位置決めされる。コイルは、窪みに隣接して位置決めされる。凹部が肝心な領域の目視管理を提供するので、ユーザは誘導加熱中に窪み除去の進行を観察することができ、そのとき側方ライトは存在する場合には見える状態のままである。従って、窪み除去プロセスをより正確かつより効率的に制御することができる。このように凹部が観察窓としての役割を果たすので、除去される窪みが除去プロセス中に作業ヘッドで覆われることがない。代替的に又は付加的に、処理されている窪みの目視検査を促進しかつ改善するために、光源を作業ヘッドに配置するか又は組み入れることができる。
加えて、作業ヘッドは、作業ヘッドを作業片、例えば金属板構造体に一時的に固定するために用いることができる磁性要素を備えることができる。これはオペレータが損傷部分の窪みの反対(凸)側で同時に作業しようとする場合に有利であり得る。適用分野に応じて、永久磁石及び/又は非永久磁石を用いることができる。
凹部がV形又はU形である場合に、良好な結果を達成することができる。しかしながら、作業ヘッドは他の形状の溝を備えることもできる。適切な場合、凹部は、作業面を2つのセクションに分割することができる。ハウジングの下部に複数の凹部が配置される場合、作業面を2つより多くのセクションに分割することができる。
本発明の変形において、作業ヘッドは、複数の作業面を備えることができる。例えば、作業ヘッドは、窪み除去プロセスの目視管理を可能にする上述のような第1の凹部を備えた第1の作業面を備えることができる。代替的に又は付加的に、作業ヘッドは、例えば平坦で非常に効率的な加熱を可能にする、第2の作業面を備えることができる。第2の作業面は、通常、第1の作業面と比べて異なる又は同じサイズを有することができる。代替的に又は付加的に、作業ヘッドは、異なる形状の、例えば第1の凹部よりも大きい又は小さい凹部を有する、第2の凹部を有した作業面を備えることができる。ハウジングの内部に、作業面の各々はそれに関連づけられたコイルを有し、該コイルは、それに関連づけられた作業面のサイズに合わせてサイズ、形状及び位置が適合されることが好ましい。作業面の各々は、それ自体の制御手段を備えてもよく、又は同じ制御手段によって制御される。作業面の始動は、適切なスイッチによって行うことができる。作業ヘッドの上部及び下部は、同様の形状を有することができる。目的によっては、下部の断面は、上部よりも小さい断面を有することができる。このような作業ヘッドの実施形態は、窪みに対する誘導加熱を集中させ、損傷のリスクを減らすこと、及び/又は作業面のサイズを削減することを可能にすることができる。
適切な場合、作業ヘッドのハウジングに始動手段を配置することができ、該始動手段は、例えば磁界をオンにするのに適している。このような作業ヘッドのハウジングに配置された始動手段は、電源を作業ヘッドから切り離すことなく始動手段を作動させることによって加熱プロセスを始動又は停止させることができるので有利であり得る。これは、安全かつユーザフレンドリーな作業ヘッドの使用を提供する。加えて、これはユーザが片手で作業ヘッドを操作することを可能にすることができる。代替的に又は付加的に、始動手段をハウジングから分離して配置し、作業ヘッドに動作可能に接続することもできる。例えば、作業ヘッドに動作可能に接続された始動手段を床に置いて足で操作することができる。
適切な場合、始動手段は、異なる動作モードを可能にするボタンとすることができる。変形において、ユーザは、ボタンを押して磁界発生器をオンにし、そして磁界発生器をオフにするときまでボタンを押し続ける。本発明の実施形態に応じて、代替的に又は付加的に、ユーザは、ボタンを押して磁界発生器をオンにし、磁界発生器をオフにすることなくボタンを離し、再度ボタンを押して磁界発生器をオフにすることができる。
適切な場合、振動発生手段及び/又は音響信号発生器及び/又は視覚ディスプレイユニットをハウジング内に配置することができる。振動発生手段は振動を発生させることができ、これを磁界発生器の動作状態に関連づけることができる。適切な場合、振動は、磁界発生器のオンと同期する方式で発生させることができる。振動はまた、誘導加熱プロセスがアクティブであることをユーザに示すために用いることもできる。存在する場合、音響発生器は、誤動作又は他のエラーを示すために音響信号を発生させることができる。代替的に又は付加的に、視覚ディスプレイユニットを、例えばエラー又は動作パラメータを示すために設けることができる。視覚ディスプレイユニットはまた、LEDなどの光源を備えることができる。
磁界発生器が第1及び第2の脚部並びにヨーク(ベース)部分を有する実質的にU形のコアを備える場合、良好な結果を達成することができる。本発明のこのような実施形態において、凹部は、第1及び第2の脚部によって定められる平面に対して実質的に垂直な方向で第1の脚部と第2の脚部との間に延びることができる。幾つかの実施形態において、第1及び/又は第2の脚部は、4mmと10mmとの間、好ましくは6mmと9mmとの間の最小直径の断面を有することができる。このような作業ヘッドの実施形態は、高度に集中した加熱を可能にするであろう。
金属板構造体の窪みを誘導加熱によって除去するための装置は、作業ヘッドと、電源及び制御ユニットと、電源及び制御ユニットを作業ヘッドに接続するのに適したケーブルとを備える。本発明において言及される作業ヘッドのあらゆる実施形態をこのような装置に適用することができる。電源及び制御ユニットは、作業ヘッドに電力を供給する持続時間を制御する時間調節手段を備えることができる。代替的に又は付加的に、電源及び制御ユニットは、作業ヘッドに供給される電力を制御する電力調節手段を備えることもできる。このような電源及び制御ユニットは、作業ヘッドに供給される電力を主として磁界発生器に対して与えるが、例えば視覚ディスプレイユニット若しくは振動発生器又は電気的に駆動される他の要素にも与える。時間調節手段は、作業ヘッドに電力を供給する持続時間を制御するために設けられる。作業ヘッドに電力を供給する持続時間を制御することは、最大加熱を制御することを可能にし、このことは金属板構造体又は表面仕上げに対する熱的損傷を防止するために必要である。電力調節手段は、作業ヘッドに与えられる電力、特に磁界発生器に与えられる電力を制御するために設けられる。従って、発生する磁界の強度、更には結果として誘導される渦電流、又は誘導加熱の出力を制御することができる。低電力で加熱することは、一般により遅い加熱を生じさせ、それゆえ金属板構造体内の熱伝導によって生じる熱散逸に起因してより広い面積の加熱を生じさせることにもなる。対照的に、高電力で加熱することは、一般により局所的な加熱を生じさせる。従って、加熱される領域のサイズを電力調節手段によってある程度制御することができる。このような電力及び時間制御手段を有する電源を例えば凹部を有さない作業ヘッドと組み合わせて、他の用途に用いることもできる。
幾つかの実施形態において、時間調節手段を0.5秒と無限大(連続電力供給)との間の範囲で設定することができる。
用途によっては、窪み除去のための装置のための作業ヘッドは、能動及び/又は受動冷却手段を備えることもできる。受動冷却要素は、冷却フィンを含むことができる。能動冷却手段は、冷却剤の交換及び/又は例えばペルチェ素子によって提供される熱電冷却を含むことができる。このような冷却手段は、作業ヘッド及び/又は金属板構造体の過熱を防止するために作業面に配置することができる。代替的に又は付加的に、冷却手段は、比較的低い誘導温度であっても高い熱勾配及びその結果としての応力勾配を得るために用いることができる。
さらに、本発明は、金属板構造体の窪みを誘導加熱によって除去するための方法に向けられる。該方法は、作業ヘッドを金属板構造体上に位置決めすることと、電力装置の時間調節手段及び/又は電力調節手段を設定することと、作業ヘッドの始動手段を始動することと、作業ヘッド上に配置された凹部を通して金属板構造体を観察することと、必要に応じて全てのステップを繰り返すこととを含む。
本明細書で説明する本発明は、添付の特許請求の範囲において説明する本発明を限定するものとみなすべきではない、本明細書で以下に提示する詳細な説明及び添付図面からより一層理解されるであろう。
窪みを除去するための装置を上方からの斜視図で模式的に示す。 作業ヘッドの1つの実施形態を上方からの斜視図で示す。 図2の作業ヘッドを正面から示す。 図2の作業ヘッドを底面から示す。 作業ヘッドの別の実施形態を上方からの斜視図で示す。 図5の作業ヘッドを正面から示す。 図5の作業ヘッドを底面から示す。 図5の作業ヘッドを下方からの斜視図で示す。 作業ヘッド、及び窪みを有する金属板を斜視図で示す。 作業ヘッド、及び窪みを有する金属板を斜視図で示す。 図10の細部Aを示す。 金属板上に位置決めされた作業ヘッドを斜視図で示す。 図12の作業ヘッドの細部Bを示す。 作業ヘッド及び金属板を斜視図で示す。 電源及び制御ユニットの更なる実施形態を示す。 電源及び制御ユニットの更なる実施形態を示す。
図1は、金属板構造体の窪みを除去するための装置13を示す。装置13は、作業ヘッド1と、時間調節手段及び電力調節手段を備えた電源及び制御ユニット19とを備える。作業ヘッド1は、ハウジング2と、電力を作業ヘッド1に接続するための第1のコネクタ4とを備える。電源及び制御ユニット19のハウジング22の外面に、時間調節手段及び電力調節手段を操作するように配置された操作手段が配置される。例えば、時間調節手段及び電力調節手段に動作可能に接続されたスイッチ14を電源及び制御ユニット19のハウジング22の外面に配置することができ、時間目盛り及び電力目盛りを電源及び制御ユニット19のハウジング22の表面のスイッチの周りに配置することができる。スイッチを対応する時間又は動力目盛りまで回すことにより、電力供給の持続時間、及び作業ヘッドに与えられる電力を選択することができる。電源及び制御ユニット19のハウジング22の上面にハンドル17を取り付けて装置の輸送を容易にする。第2のコネクタ16は、電源及び制御ユニット19のハウジング22に配置される。作業ヘッド1の第1のコネクタ4は、電源及び制御ユニット19の第2のコネクタ16にケーブル12によって接続される。
図2、図3及び図4は、本発明による作業ヘッド1の1つの実施形態を示す。作業ヘッド1のハウジング2は、幾つかの側壁と、上部5と、下部6とを備える。下部6に配置された作業面8は、除去プロセス中、金属板20に少なくとも部分的に接触している。図3に示すように、ハウジング2の下部6に凹部9が配置される。好ましい変形において、凹部9は、作業面8のほぼ中央に配置される。凹部9は、溝として形成される。具体的には、凹部9は、幅が広い方の開口部がハウジング2の作業面8に配置されたV形又はU形を有する。始動手段3、例えばボタンは、作業ヘッド1のハウジング2に、具体的にはハウジング2の側壁の1つの上に配置される。点線で示すように、磁界発生器は、実質的にU形形状を有することができ、又はU形のコア26を備えることができる。
図4は、作業ヘッド1の底面図を示す。図示されるように、凹部9は、窪みの目視検査を容易にする面取り部10を備えることができる。
図5、図6、図7及び図8は、作業ヘッド1の別の実施形態を示す。この作業ヘッド1の実施形態は、上記実施形態とは、主として作業ヘッド1のハウジング2の形状が異なる。この実施形態では、下部6の寸法が上部5よりも小さい。具体的には、下部6のy方向の差し渡しが上部5の差し渡しよりも短い。
図9、図10、図12及び図14は、金属板20内の窪み21に対する作業ヘッド1の異なる位置を示し、窪み除去プロセスの異なる状態を例証する。図9において、窪み除去プロセスの開始前、作業ヘッド1は、窪み21の上方にあり、電力供給のためにケーブル12が第1のコネクタ4に接続される。見て分かるように、金属板構造体20の作業領域は、細長い光源23を備えた側方ライトによって照明される。光源23によって照射された光は、金属板構造体20によって反射される。窪み21において、光は、窪みを有さない隣接領域における偏向とは異なるとは非常に特異的な様式で反射(又は偏向)される。このような擾乱された光路24は、オペレータが窪み21を見つける助けとなる。図10において、作業ヘッド1のハウジング2の作業面8は、金属板20と接触し、凹部9は、窪み21とx方向及びy方向でほぼ同じ位置を有する。凹部9があるので、光源23から窪み21及びオペレータの眼25(図示せず)までの光路24は妨げられず、従って窪み21がオペレータにはまだはっきりと見えている。図11は、図10の細部Aの拡大図である。この図は、凹部9が観察窓としての役割を果たすので窪み21が作業ヘッドによって完全に覆われず、従ってオペレータから見えることを示す。図12は、窪み除去プロセスの終了を示す。図13は、図12の細部Bの拡大図であり、窪みの除去に成功した後の状態を示す。図14に示すように、窪み除去プロセス後、作業ヘッド1は、金属板20から取り外される。
図15は、電源及び制御ユニット22の更なる実施形態を斜視図で示す。これは原則的に図1乃至図14による実施形態と同じ要素を備える。従って、一般的な説明についてはこれらの図面並びにそれに関連づけられた明細書を参照されたい。ここで示す実施形態は、ハウジング22を少なくとも部分的に取り囲む保護要素27の形態のスタンドを備える。図示した実施形態において、保護要素27は、ハウジング22の周囲を取り囲む2つのリボンの形態で設けられる。保護要素27は、ゴム又はシリコンなどの軟質の滑り止め材料で作られることが好ましい。これにより、被処理金属板上に電源及び制御ユニット22を該金属板に損傷を与えるリスクなく配置することができるようになる。この点で、スタンドが滑り止め材料で作られるので、装置が不必要にずれることを防止することができる。代替的に又は付加的に、スタンドは、電源及び制御ユニット22を表面、すなわち被処理金属板の領域に一時的に固定することを可能にする能動的固定手段を備えることができる。このことは、例えば保護要素27が磁性材料で作られるか又は磁性材料を含むことで達成することができる。代替的に又は付加的に、吸着カップを企図することができ、これは一方で装置の不必要なずれを回避し、かつ装置を金属板又は他の何らかの適切な表面、例えば車両のガラス窓などに穏やかに配置することを可能にする。
図16は、電源及び制御ユニット22の更なる実施形態を斜視図で示す。装置の一般的な説明については前の図面に関連づけられた明細書を参照されたい。電源及び制御ユニット22は、蓄電池28を装備しているのでコードレス方式で動作可能であり、該蓄電池は図示した実施形態では交換することができる。追加の予備蓄電池28を前方に示す。代替的に又は付加的に、電源及び制御ユニット22に、例えば図15に示すように電源コードを装備することができる。蓄電池28による装置の操作は、従来技術に比べて装置の操作の自由度を拡張する。蓄電池28は、好ましくは、ハンドル17を持ったときに装置が上手くバランスを取るように該ハンドルに対して配置され、その結果、装置の不必要な傾きのリスクと、それにより高まる損傷のリスクを減らして、装置を簡単に表面上に配置しかつ表面から持ち上げることができるようになっている。
1:作業ヘッド
2:(作業ヘッドの)ハウジング
3:始動手段
4:第1のコネクタ
5:上部
6:下部
7:側壁
8:作業面
9:凹部
10:面取り部
11:狭窄部
12:ケーブル
13:窪み除去のための装置
14:動作モードスイッチ
16:第2のコネクタ
17:ハンドル
18:電源スイッチ
19:電源及び制御ユニット
20:金属板
21:窪み
22:電源及び制御ユニットのハウジング
23:光源(側方ライト)
24:光路
25:オペレータの眼
26:コア
27:スタンド(保護要素)
28:蓄電池
29:電力ケーブル

Claims (14)

  1. 強磁性金属板の窪みを誘導加熱によって除去するための窪み除去装置であって、前記窪み除去装置は、
    a.金属板内の窪みと密に接触することが企図された少なくとも1つの作業面を有するハウジングと、
    b.磁界を発生させるための少なくとも1つの磁界発生器と、
    を有する作業ヘッドを備え、
    c.前記少なくとも1つの作業面は、窪み除去プロセスの目視管理のための凹部を備え、
    d.前記凹部は、前記少なくとも1つの作業面を少なくとも部分的に横断して延び、
    前記磁界発生器は、実質的にU形のコアを備え、前記コアは、第1及び第2の脚部並びにヨーク部分を備え、少なくとも1つの電気コイルが前記コアに相互接続された、窪み除去装置。
  2. 前記凹部は、前記作業面を途切れなく横断して延び、前記作業面を少なくとも2つのセクションに分割する、請求項1に記載の窪み除去装置。
  3. 前記少なくとも1つの磁界発生器は、前記凹部の輪郭に少なくとも部分的に沿っている、請求項1又は2に記載の窪み除去装置。
  4. 前記磁界発生器は、電気コイルを備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の窪み除去装置。
  5. 前記凹部は、V形又はU形断面を有する、請求項1〜のいずれか一項に記載の窪み除去装置。
  6. 前記凹部は、一定又は不定の断面を有する、請求項1〜のいずれか一項に記載の窪み除去装置。
  7. 前記作業ヘッドは、複数の作業面を備える、請求項1〜のいずれか一項に記載の窪み除去装置。
  8. 作業面の各々は、それに関連づけられた磁界発生器を備える、請求項に記載の窪み除去装置。
  9. 前記作業面の各々は、異なる形状の凹部を有する、請求項又はに記載の窪み除去装置。
  10. 始動手段が前記ハウジングに配置され、前記始動手段は、前記磁界を制御するのに適したものである、請求項1〜のいずれか一項に記載の窪み除去装置。
  11. 振動発生手段及び/又は音響信号発生器及び/又は視覚ディスプレイユニットが前記作業ヘッドに統合された、請求項1〜10のいずれか一項に記載の窪み除去装置。
  12. 前記第1及び/又は第2の脚部は、4mmと10mmとの間、好ましくは6mmと9mmとの間の最小直径の断面を有する、請求項1〜11のいずれか一項に記載の窪み除去装置。
  13. 金属板構造体の窪みを誘導加熱によって除去するための装置であって、
    a.請求項1〜12のいずれか一項に記載の作業ヘッドと、
    b.電源及び制御ユニットと、
    c.前記電源及び制御ユニットを前記作業ヘッドに接続するのに適したケーブルと、
    を備え、前記電源及び制御ユニットは、
    d.前記作業ヘッドに電力を供給する持続時間を制御する時間調節手段と、
    e.前記作業ヘッドに供給される電力を制御する電力調節手段と、
    を備える、装置。
  14. 前記時間調節手段を0.5秒と無限大との間の範囲で設定することができる、請求項13に記載の装置。
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