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JP6558948B2 - 加工装置 - Google Patents
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Description

本発明は、切削装置、研削装置、レーザー加工装置等の加工装置に関する。
半導体デバイスや電子部品等の製造プロセスにおいては、シリコンや化合物半導体、樹脂パッケージ基板、セラミックス等からなる板状被加工物の表面にストリートと呼ばれる格子状の複数の分割予定ラインが形成される。
そして、分割予定ラインによって区画された各領域にIC、LSI等のデバイスが形成される。これらの板状被加工物は、所望の厚さに研削装置で薄化された後、切削装置やレーザー加工装置によって個々のデバイスチップに分割される。
切削装置、研削装置又はレーザー加工装置等の加工装置は、装置内の多くの箇所に可動部や液体を用いる箇所があるため、故障や液漏れ等の恐れがあり、定期的なメンテナンスが必要となる部位が多く存在する(例えば、特開2013−129008号公報参照)。
特開2013−129008号公報
しかしながら、定期メンテナンスを実施している間にも何らかの故障が発生する場合があるが、それらは外装カバーで覆われた装置内部で発生するものであり、一見したところ問題が発生しているか否かはわからない。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、外装カバーを開けることなく容易に所要の箇所の状態を確認することのできる加工装置を提供することである。
本発明によると、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を加工する加工手段と、該チャックテーブルと該加工手段とを相対的に移動して加工送りする加工送り手段と、を備え、外装カバーに覆われた加工装置であって、該外装カバーに覆われた該加工装置のチャックテーブルベースを撮像する第1の撮像手段、該外装カバーに覆われた該加工装置のY軸ボールねじを撮像する第2の撮像手段、又は、該外装カバーに覆われた該加工装置のウォーターケース若しくはX軸ボールねじを撮像する第3の撮像手段と、該第1の撮像手段、該第2の撮像手段又は該第3の撮像手段が撮像した画像を表示する該外装カバーに配設された表示手段と、を更に備え、該外装カバーに覆われた該加工装置内部の状況を該第1の撮像手段、該第2の撮像手段又は該第3の撮像手段と該表示手段によって監視することを特徴とする加工装置が提供される。
好ましくは、加工装置は、該第1の撮像手段、該第2の撮像手段又は該第3の撮像手段で撮像した正常時の画像を記憶する記憶手段と、該記憶手段で記憶した正常時の画像と該第1の撮像手段、該第2の撮像手段又は該第3の撮像手段で新たに撮像した画像とを比較し、異常の発生を判定する判定手段と、該判定手段で異常が判定された際に異常情報を報知する報知手段と、を更に備える。また、好ましくは、該チャックテーブルベースには、加熱されることで色が変化する第1の試験片が設置されており、該第1の撮像手段は、該チャックテーブルベース及び該第1の試験片を撮像する。また、好ましくは、該ウォーターケースには、液体が掛かることで色が変化する該第2の試験片が設置されており、該第3の撮像手段は、該ウォーターケース及び該第2の試験片を撮像する。
本発明の加工装置によると、外装カバーで覆われた装置内部の所要の箇所に撮像手段を設置しておき、撮像手段で撮像した撮像画像を所望のタイミングで表示手段に表示させることで、外装カバーを開けることなく容易に所要の箇所の状態を確認することができるため、メンテナンス性が向上する。
更に、異常の発生を判定する判定手段を備えることで、オペレータを介することなく、外部からはわからない故障等を自動的に検出して報知手段で報知することができるため、いち早く装置の異常に対処することができる。
一部を透視した状態の切削装置の外観斜視図である。 外装カバーを取り外し、搬送ユニットを省略した状態の切削装置の機構部の斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1を参照すると、加工装置の一種である切削装置2の一部を透視した状態の外観斜視図が示されている。切削装置2は外装カバー14により覆われているが、図1では説明の便宜上、第2外装カバー14B内部の各構成部分を透視して実線で示している。
図1では、加工装置の一例として切削装置2について示しているが、本発明が対象とする加工装置は、切削装置2に限定されるものではなく、研削装置、研磨装置、レーザー加工装置等の他の加工装置も含むものである。
切削装置2のベース4上にはチャックテーブル6が図2に示した加工送り機構(X軸送り機構)82によりX軸方向に往復動可能に搭載されている。チャックテーブル6は更に、鉛直軸回りに回転可能である。チャックテーブル6の加工送り機構82は蛇腹8により閉鎖されている。
10は上下動可能なカセットエレベーターであり、カセットエレベーター10上にはウェーハWをダイシングテープTを介して環状フレームFで支持したウェーハユニットを複数枚収容したカセット12が搭載される。
切削装置2の外装カバー14は、第1外装カバー14Aと第2外装カバー14Bを含んでおり、第1外装カバー14Aの前面14aには装置に対する指示(コマンド)を入力したり装置の稼働状況が表示されるタッチパネル式の表示モニタ16が配設されている。
更に、第1外装カバー14Aの前面14aの符号17部分には、音による報知手段としてのブザー又はスピーカーが内蔵されている。第1外装カバー14Aの上面14bには光による報知手段としての表示ランプ19が立設されている。
カセットエレベーター10に隣接して、カセット12から引き出されたウェーハユニットのフレームFが搭載される一対のセンタリングバー18が配設されており、センタリングバー18が互いに近づく方向に移動することにより、環状フレームFに支持されたウェーハWがセンタリングされる。
第1外装カバー14Aの側面14cには開口20が形成されており、この開口20を通してチャックテーブル6が図示された被加工物着脱位置(原点位置)と、ウェーハWに切削加工を施す加工位置との間でX軸方向に移動される。
第1外装カバー14A内には、第1切削ユニット、第2切削ユニット、第1及び第2切削ユニットのY軸送り機構、Z軸送り機構がそれぞれ配設されているが、これらについては図2を参照して後で詳細に説明する。
22はH形状の第1搬送ユニットであり、ウェーハユニットのフレームFを吸着する4個の吸着パッド24が装着されている。第1搬送ユニット22の連結部材26にはクランプ30を有するクランプユニット28が取り付けられている。
第1搬送ユニット22は、ボールねじ及びパルスモータから構成されるZ軸移動機構32によりZ軸方向に移動可能にY軸移動ブロック34に取り付けられている。Y軸移動ブロック34にはナットが内蔵されており、このナットはボールねじ36に螺合している。
従って、Y軸移動ブロック34は、ボールねじ36とパルスモータ38とから構成される第1Y軸移動機構40により、第1外装パネル14Aの側面14cに固定された一対のガイドレール42に案内されてY軸方向に移動される。
44はH形状の第2搬送ユニットであり、支持部材48に取り付けられている。第2搬送ユニット44はウェーハユニットの環状フレームFを吸着する4個の吸着パッド46を有しており、その上方が透明カバー50により覆われている。
支持部材48は図示しないエアシリンダによりY軸移動ブロック52に対してZ軸方向に移動可能に取り付けられている。Z軸移動ブロック52にはナットが内蔵されており、このナットがボールねじ54に螺合している。
Y軸移動ブロック52は、ボールねじ54とパルスモータ56とから構成される第2Y軸移動機構58により、第1外装カバー14Aの側面14cに固定された一対のガイドレール60に案内されてY軸方向に移動される。
62は切削加工後のウェーハWを洗浄するスピンナ洗浄ユニットであり、切削加工完了後のウェーハユニットの環状フレームFは、第2搬送ユニット44の吸着パッド46で吸着されてスピンナ洗浄ユニット62まで搬送され、スピンナ洗浄ユニット62でウェーハWのスピン洗浄及びスピン乾燥が実施される。
第2外装カバー14Bの内側の上方部分には、第1カメラ64Aが設置されている。第1カメラ64Aは、切削加工の終了したウェーハWを全体的に俯瞰して撮像し、所定のタイミング又はオペレータの指示によりタッチパネル式の表示モニタ16上に撮像画像を表示し、切削装置2のコントローラ66に内蔵された判定手段70によりチップが飛散していないか等を判定する。
コントローラ66は第1カメラ64Aで撮像した正常時の画像を記憶する記憶手段66を有しており、記憶手段66で記憶した正常時の画像と第1カメラ64Aで新たに撮像した撮像画像とを比較し、判定手段70でチップ飛び等の異常の発生を判定する。
判定手段70で異常が判定された際には、符号17部分に内蔵されたブザー又はスピーカーにより音で異常を報知する。好ましくは、この音による異常の報知に加えて、表示ランプ19を例えば赤色で点滅させてオペレータに異常を報知する。または、表示モニタ16に異常の内容を表示する。
図2を参照すると、外装カバー14と蛇腹8を取り外し、第1及び第2搬送ユニット22,44を省略した状態の切削装置2の斜視図が示されている。取り付けベース72にはX軸方向に伸長する一対のガイドレール74が固定されている。
X軸移動ブロック76は、ボールねじ78及びパルスモータ80とからなる加工送り機構(X軸移動機構)82により一対のガイドレール74に案内されてX軸方向に往復動可能に搭載されている。
X軸移動ブロック76には、チャックテーブルベース84を介してチャックテーブル6が、チャックテーブルベース84内に収容された回転機構により回転可能に搭載されている。
取り付けベース72の後方には、門型形状のコラム86が立設されている。コラム86にはY軸方向に伸長する一対のガイドレール88が固定されている。コラム86には第1Y軸移動ブロック90が、ボールねじ92と図示しないパルスモータとからなる第1Y軸移動機構96により、ガイドレール88に案内されてY軸方向に移動可能に搭載されている。
第1Y軸移動ブロック90にはZ軸方向に伸長する一対のガイドレール98が固定されている。第1Y軸移動ブロック90上には、第1Z軸移動ブロック100がボールねじ102とパルスモータ104とからなる第1Z軸移動機構106により、ガイドレール98に案内されてZ軸方向に移動可能に搭載されている。
第1Z軸移動ブロック100には、第1切削ユニット108及び撮像ユニット110が取り付けられている。第1切削ユニット108は、モータにより回転駆動されるスピンドルの先端部に第1切削ブレードを着脱可能に装着して構成されている。
門型コラム86には更に、第2Y軸移動ブロック90aがボールねじ92aとパルスモータ94aとからなる第2Y軸移動機構96aによりガイドレール88に案内されてY軸方向に移動可能に搭載されている。
第2Y軸移動ブロック90aにはZ軸方向に伸長する一対のガイドレール98aが固定されている。第2Y軸移動ブロック90a上には、第2Z軸移動ブロック100aがボールねじ102aとパルスモータ104aとからなる第2Z軸移動機構106aにより、ガイドレール98に案内されてZ軸方向に移動可能に搭載されている。
第2Z軸移動ブロック100aには第2切削ユニット108aが取り付けられている。第2切削ユニット100aは、第1切削ユニット108と同様に、モータにより回転駆動されるスピンドルの先端部に第2切削ブレードが着脱可能に装着されて構成されている。
X軸移動ブロック76にはチャックテーブルベース84監視用の第2カメラ64Bが装着されている。また、第1Z軸移動ブロック100にはY軸監視用の第3カメラ64Cが装着されている。
112はウォーターケースであり、ウェーハWの切削加工時に供給された切削水がこのウォーターケース112内に貯留され、切削屑を含んだ切削水が図示しないドレーンに排出される。取り付けベース72には、ウォーターケース112からの切削水の漏水を監視する第4カメラ64Dが装着されている。第4カメラ64DはX軸監視にも利用できる。
好ましくは、漏水により水が滴ったり、液体が掛かると色が変わる試験片的な物をウォーターカバー112の漏水発生の前例がある位置に設置しておき、この試験片を第4カメラ64Dで撮像し、色の変化を判定手段70による判定基準とする。
チャックテーブルベース監視用の第2カメラ64B及び/又はY軸監視用の第3カメラ64Cの撮像位置に温度によって色等が変化する試験片的なものを設置し、これを撮像することによりチャックテーブルベース84の加熱又はボールねじ92,92aの加熱等を判定することができる。
上述した実施形態では、外装カバー14の内部に第1乃至第4カメラ64A〜64Dを設置して、これらのカメラによる撮像画像を所定のタイミング又はオペレータの指示により表示パネル16上に表示させて、外装カバー14を開けることなく容易に所要の箇所の状態を確認可能にしているが、カメラは4台に限定されるものではなく、必要箇所に更に他のカメラを設置して、表示モニタ16上でカメラが設置された箇所の状況を確認するようにしても良い。
好ましくは、コントローラ66の記憶手段68にカメラ64A〜64Dで撮像した正常時の撮像画像を記憶しておき、記憶手段68で記憶した正常時の撮像画像とカメラ64A〜64Dで撮像した新たな撮像画像とを比較し、判定手段70で異常の発生を判定する。判定手段70で異常が判定された際には、この異常情報をブザー、スピーカー又は表示ランプ19で報知する。
2 切削装置
6 チャックテーブル
14 外装カバー
14A 第1外装カバー
14B 第2外装カバー
16 表示モニタ
19 表示ランプ
64A〜64D カメラ
66 コントローラ
68 記憶手段
70 判定手段
108 第1切削ユニット
108a 第2切削ユニット
112 ウォーターケース

Claims (4)

  1. 被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を加工する加工手段と、該チャックテーブルと該加工手段とを相対的に移動して加工送りする加工送り手段と、を備え、外装カバーに覆われた加工装置であって、
    該外装カバーに覆われた該加工装置のチャックテーブルベースを撮像する第1の撮像手段、該外装カバーに覆われた該加工装置のY軸ボールねじを撮像する第2の撮像手段、又は、該外装カバーに覆われた該加工装置のウォーターケース若しくはX軸ボールねじを撮像する第3の撮像手段と、
    第1の撮像手段、該第2の撮像手段又は該第3の撮像手段が撮像した画像を表示する該外装カバーに配設された表示手段と、を更に備え、
    該外装カバーに覆われた該加工装置内部の状況を該第1の撮像手段、該第2の撮像手段又は該第3の撮像手段と該表示手段によって監視することを特徴とする加工装置。
  2. 第1の撮像手段、該第2の撮像手段又は該第3の撮像手段で撮像した正常時の画像を記憶する記憶手段と、
    該記憶手段で記憶した正常時の画像と該第1の撮像手段、該第2の撮像手段又は該第3の撮像手段で新たに撮像した画像とを比較し、異常の発生を判定する判定手段と、
    該判定手段で異常が判定された際に異常情報を報知する報知手段と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の加工装置。
  3. 該チャックテーブルベースには、加熱されることで色が変化する第1の試験片が設置されており、
    該第1の撮像手段は、該チャックテーブルベース及び該第1の試験片を撮像することを特徴とする請求項1又は2記載の加工装置。
  4. 該ウォーターケースには、液体が掛かることで色が変化する該第2の試験片が設置されており、
    該第3の撮像手段は、該ウォーターケース及び該第2の試験片を撮像することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の加工装置。
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