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JP6561464B2 - 用紙処理装置および画像形成システム - Google Patents
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用紙処理装置および画像形成システム Download PDF

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Description

本発明は、用紙処理装置および画像形成システムに関する。
従来から、電子写真方式を採用した複写機、ファクシミリ等の画像形成装置が広く利用されている。画像形成装置においては、用紙の転写時や定着時、搬送時の摩擦等により用紙に静電気が発生して帯電してしまう場合がある。このような場合、後処理装置において用紙同士が貼り付いて後処理を行うことができなかったり、排紙トレイでの用紙の積載時に用紙同士が貼り付いて後の作業を行うことができなかったりするという問題があった。
これらの問題に対応するために、種々の技術が提案されている。例えば、特許文献1には、積載前のシートの電位に応じた補正電位を帯電器に印加してシートを帯電させることにより、シート同士の接触による画像品質の劣化を防止した画像形成装置が記載されている。また、他の方法としては、除電針等を用いて用紙を帯電させることで、用紙同士の貼り付けを防止するものがある。
ところが、特許文献1等のような方法では、搬送経路を構成するガイド部材間の隙間により用紙位置が変化することで、帯電器の放電部から用紙までの距離が変化し、用紙の帯電電位が安定しない場合がある。その結果、帯電ムラ等が生じ、用紙の貼り付き防止効果が不安定になってしまうという問題がある。
そこで、上記問題の対策として、帯電ローラーが利用されている。帯電ローラーとは、一対のローラーのうち、一方のローラーに対して所定の電圧を印加することでその表面を帯電させたものである。この帯電ローラーによれば、用紙を挟持しながら用紙に電位を印加することができるので、放電部から用紙までの距離を一定とすることができ、安定して用紙を帯電させることができるという効果がある。
特開2013−227088号公報
しかしながら、帯電ローラーを用いた場合でも以下のような問題がある。画像形成装置の用紙搬送方向下流側に後処理装置が連結される場合において、後処理装置の用紙の搬送速度が画像形成装置の搬送速度よりも速い場合には、帯電ローラーに対して用紙が引っ張られてスリップしてしまい、用紙に印加する帯電電位が安定せず、用紙を均一かつ安定的に帯電させることができないという問題がある。また、後処理装置の用紙の搬送速度が画像形成装置の搬送速度よりも遅い場合にも、同様の問題が発生する場合がある。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、用紙の帯電処理において用紙を安定的に帯電させることが可能な用紙処理装置および画像形成システムを提供することにある。
本発明に係る用紙処理装置は、用紙を搬送する装置本体の出口側に設けられたローラーを有し、当該ローラーにより用紙に電圧を印加して当該用紙を帯電させる帯電部と、前記ローラーを回転駆動する駆動部と前記ローラーとの間に設けられたワンウェイクラッチとを備え、前記ワンウェイクラッチは、前記帯電部による電圧印加時であって、前記ローラーによる用紙の搬送速度が当該装置本体の用紙搬送方向の下流側に設けられる装置の用紙の搬送速度とは異なる場合で、かつ用紙が前記装置本体と前記装置との間に跨る場合おいて前記ローラーに対して用紙がスリップする際に前記駆動部と前記ローラーとの間の動力の伝達を遮断する解放状態に切り替わるものである。
前記ワンウェイクラッチは、前記帯電部による電圧印加時であって、前記装置の用紙の搬送速度が前記ローラーによる用紙の搬送速度よりも速い場合に解放状態に切り替わることができる。
前記用紙処理装置は、前記装置本体の用紙搬送方向とは交差する方向に延びるレール部と、前記帯電部に設けられ、当該帯電部を前記レール部に沿って移動可能とするガイド部と、を有することができる。
本発明に係る用紙処理装置は、用紙を搬送する装置本体の出口側に設けられたローラーを有し、当該ローラーにより用紙に電圧を印加して当該用紙を帯電させる帯電部と、前記ローラーを回転駆動する駆動部と前記ローラーとの間に設けられたクラッチと、前記帯電部による電圧印加時であって、用紙が前記装置本体と用紙搬送方向の下流側に設けられた装置との間に跨った状態で前記用紙が当該装置に到達したときに、前記ローラーに対して用紙がスリップする際に前記クラッチを係合状態から解放状態に切り替える制御部と、を備えるものである。
前記制御部は、前記用紙が前記装置本体を通過したときに、前記クラッチを解放状態から係合状態に切り替えることができる。
本発明に係る用紙処理装置は、用紙を搬送する装置本体の出口側に設けられたローラーを有し、当該ローラーにより用紙に電圧を印加して当該用紙を帯電させる帯電部と、前記用紙の搬送速度を検出する速度検出部と、前記帯電部による電圧印加時に、用紙が装置本体と当該装置本体の用紙搬送方向の下流側に設けられた装置との間に跨る場合において、前記速度検出部により検出された用紙の搬送速度の結果に基づいて前記用紙の搬送速度が前記ローラーと当該装置本体の用紙搬送方向の下流側に設けられた装置との間で一定となるように制御する制御部と、を備えるものである。
前記速度検出部は、前記装置本体と前記装置との間で形成される前記用紙のループ量に応じて動作するアクチュエータと、前記アクチュエータの動作を検出する動作検出部と、を備え、前記制御部は、前記動作検出部の検出結果に基づいて前記用紙の搬送速度を制御することができる。
本発明に係る画像形成システムは、用紙に画像を形成する画像形成装置と、前記画像形成装置の用紙搬送方向の下流側に設けられ、前記用紙に所定の後処理を行う後処理装置と、前記画像形成装置と前記後処理装置との間に設けられる上記用紙処理装置と、を備えるものである。
請求項1および8に係る発明によれば、ローラーによる用紙搬送速度が用紙搬送方向の下流側に設けられる装置の用紙の搬送速度とは異なる場合にワンウェイクラッチが解放状態に切り替わるので、用紙への電圧印加時において用紙のスリップを防止することができ、用紙を安定した状態で帯電させることができる。
請求項4および8に係る発明によれば、装置本体の用紙搬送方向の下流側に設けられた装置に用紙が到達したときに、クラッチを係合状態から解放状態に切り替えるので、用紙への電圧印加時において用紙のスリップを防止することができ、用紙を安定した状態で帯電させることができる。
請求項6および8に係る発明によれば、ローラーと当該装置本体の用紙搬送方向の下流側に設けられる装置との間で一定となるように用紙の搬送速度を制御するので、用紙への電圧印加時において用紙のスリップを防止することができ、用紙を安定した状態で帯電させることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成システムの構成例を示す図である。 電圧印加部の構成例を示す図である。 帯電装置の背面側の駆動系の構成例を示す斜視図である。 帯電装置の背面側の駆動系の構成例を示す平面図である。 帯電装置の正面側の駆動系の構成例を示す平面図である。 帯電ユニットを装置本体に装着した状態を説明するための図である。 帯電ユニットを装置本体から引き出した状態を説明するための図である。 帯電ユニットを装置本体に着脱するための構成例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成システムの機能構成例を示すブロック図である。 帯電処理時における画像形成システムの動作例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る画像形成システムにおける速度検出部の構成例を示す図である。 画像形成システムの機能構成例を示すブロック図である。 帯電処理時における画像形成システムの動作例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上拡張されており、実際の比率と異なる場合がある。
<第1の実施の形態>
[画像形成システム100Aの構成例]
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成システム100Aの概略構成の一例を示す図である。図1に示すように、画像形成システム100Aは、画像形成装置200と、用紙処理装置を構成する帯電装置300と、後処理装置400と、スタッカー装置500とを備えている。画像形成装置200、帯電装置300、後処理装置400およびスタッカー装置500は、用紙搬送方向D1の上流側から下流側に向かって順番に配置されている。
画像形成装置200は、用紙Pに画像を形成するものであり、制御部210と操作表示部220と画像読取部230と画像形成部240と定着部250と給紙部260とを備えている。制御部210は、CPU(Central Processing Unit)や各種メモリを備えており、メモリに格納されているプログラムに基づいて上記各部の制御や各種の演算処理を行う。
操作表示部220は、タッチパネル、テンキー、スタートボタン、ストップボタン等を有している。操作表示部220は、各種情報を画面に表示したり、各種指示の設定を受け付けたりする。画像読取部230は、原稿台上に載置された原稿または自動原稿搬送部により搬送された原稿の画像を読み取り、読み取った画像に基づく画像データを生成する。
画像形成部240は、電子写真式プロセス等の周知の作像プロセスを用いて、各種の画像データに基づく画像を用紙P上に形成する。画像形成部240は、中間転写ベルト241と、中間転写ベルト241の側面部に配置された作像ユニット242Y,242M,242C,242K(以下、符号を簡略化して242で示す)と、各作像ユニット242に対向して配置された一次転写ローラー243Y,243M,243C,243K(以下、符号を簡略化して243で示す)と、二次転写ローラー244とを有している。
作像ユニット242は、各色の感光体ドラムと帯電器と露光装置と現像器とを含んでいる。帯電器は、感光体ドラム表面を均一帯電させる。露光装置は、均一帯電した感光体ドラム表面に画像データに応じた静電潜像を形成する。現像器は、静電潜像をトナー画像に現像する。
給紙部260は、印刷に使用される記録シートとしての用紙Pを収容する。給紙部260には、2段構成の給紙カセット261,262が装置本体202に対して着脱可能に取り付けられている。給紙カセット261,262には、例えば、普通紙や塗工紙等がそれぞれ収容されている。給紙部260から取り出された用紙Pは、中間搬送ローラー271やレジストローラー270により二次転写ローラー244に搬送される。
中間転写ベルト241の矢印A方向の回動と併せて、一次転写ローラー243と感光体ドラムが回転し、一次転写ローラー243と感光体ドラムとの間に所定の電圧が印加されることで、各色の感光体ドラムに重ねて形成されたトナー像が中間転写ベルト241に転写される(一次転写)。二次転写ローラー244では、中間転写ベルト241上に転写されたY、M、C、Kのトナー像が用紙Pの表面に一括転写される(二次転写)。二次転写された用紙Pは用紙搬送方向D1の下流側の定着部250に搬送される。
定着部250は、用紙P上に転写されたトナー画像を定着ローラーにより加熱および加圧して、トナー画像を用紙Pに定着させる。定着部250の用紙搬送方向D1の下流側には、用紙Pの搬送経路を排紙経路側またはADU276側に切り替えるための搬送路切替部275が設けられている。搬送路切替部275は、選択されている印刷モード(片面印刷モード、両面印刷モード等)に基づいて搬送経路の切り替え制御を行う。
片面印刷モードで片面の印刷が終了した用紙P、または、両面印刷モードで両面の印刷が終了した用紙Pは、排紙ローラー272,274により後段の帯電装置300に搬送される。排紙ローラー272,274は、デカーラー構成とすることができる(図5参照)。この場合、上側の排紙ローラー272を金属材料で構成し、下側の排紙ローラー274をスポンジ等で構成することができる。デカーラー構成としない場合には、上側の排紙ローラー272を樹脂や金属材料で構成し、下側の排紙ローラー274をゴム材料で構成しても良い。
また、両面印刷モードで、用紙Pの裏面側に画像を形成する場合、表面側に画像が形成された用紙Pは、搬送ローラー279等によりADU276に搬送される。ADU276のスイッチバック経路では、ADUローラー277の逆回転制御により用紙Pの後端を先頭にしてUターン経路部に搬送され、Uターン経路部に設けられた搬送ローラー278等により表裏反転された状態で二次転写ローラー244に再給紙される。
帯電装置300は、装置本体302と、装置本体302に着脱可能な帯電ユニット310とを備えている。帯電ユニット310は、画像形成装置200により画像が形成された用紙Pに所定の電圧を印加して所定の静電反発力を用紙に帯電させる電圧印加部350を有している。
図2は、電圧印加部350の構成の一例を示している。図2に示すように、電圧印加部350は、帯電部の一例であり、対向して配置された一対のローラー312,314を有している。一対のローラー312,314は、例えば導電性のゴム材料から構成されている。ローラー312はバイアス電圧を印加する電源316に接続され、ローラー314は接地されている。電源316は、例えば制御部210によって制御される。ローラー312,314は、電源316がオン状態とされることで、ローラー312,314間を通過する用紙Pに用紙同士の貼り付きを防止することが可能な電圧を印加して帯電させる。帯電処理された用紙Pは、後段の後処理装置400に搬送される。
図1に戻り、後処理装置400は、加湿部481と、搬送路切替部483とを備えている。加湿部481は、水を蓄えている容器と容器の水を用紙Pの表面に塗布する一対の吸水性ローラーとを有しており、帯電装置300から搬送される用紙Pを吸水性ローラーにより加湿する。搬送路切替部483は、加湿部481が設けられた第1の搬送路484または加湿部481をバイパスする第2の搬送路485に、用紙Pの搬送路を切り替える。第1の搬送路484または第2の搬送路485を通過した用紙Pは、排紙ローラー482により後段のスタッカー装置500に搬送される。
スタッカー装置500は、用紙Pを積載するための収容部510を備えている。収容部510には、画像形成装置200により画像が形成された用紙Pが順番に供給されて積み重ねられる。
[帯電装置300の駆動系の構成例]
図3は、主に帯電装置300の背面側の駆動系の構成例を示す斜視図である。図4は、帯電装置300の背面側の駆動系の構成例を示す図である。図5は、帯電装置300の正面側の駆動系の構成例を示す図である。
図3から図5に示すように、帯電装置300は、一対のローラー312,314と、ローラー駆動ギア330と、ギア332,334と、ワンウェイクラッチ336とを備えている。なお、本例では、画像形成装置200側に配置された駆動モータ280により、帯電装置300のローラー312,314と画像形成装置200の排紙ローラー272,274との両方を駆動する。そのため、以下では、画像形成装置200側の駆動系から順に説明する。
画像形成装置200には、駆動モータ280、2段ギア282およびギア284,286等が設けられている。駆動モータ280は、例えばステッピングモータから構成され、制御部210から供給される駆動信号に基づいて回転駆動する。駆動モータ280の回転軸281には、排紙ローラー駆動用の大径ギア282aと帯電装置300のローラー駆動用の小径ギア282bとから構成される2段ギア282が取り付けられている。
2段ギア282の大径ギア282aにはギア288が噛み合っており、ギア288には排紙ローラー駆動ギアとしてのワンウェイクラッチ290が噛み合っている。ワンウェイクラッチ290は、図示しないギアや回転軸等を介して排紙ローラー274(図5参照)に接続されている。ワンウェイクラッチ290は、駆動モータ280の動力を一方向の回転方向へのみ伝達し、他方向の回転方向に対しては駆動モータ280の動力を伝達しないように構成されている。
2段ギア282の小径ギア282bには、帯電装置用のギア284が噛み合っている。ギア284には、ギア286を介して帯電装置300側に設けられたワンウェイクラッチ336が噛み合っている。
ワンウェイクラッチ336は、回転軸335の一端部に取り付けられ、回転軸335の他端部にはギア334が取り付けられている。ワンウェイクラッチ336は、駆動モータ280の動力をワンウェイクラッチ336の一方向の回転方向へのみ伝達し、他方向の回転方向に対しては駆動モータ280の動力を伝達しないように構成されている。ギア334には、ギア332を介してローラー駆動ギア330が噛み合っている。ローラー駆動ギア330は、ローラー314の回転軸315に取り付けられている。
このように、本例では、ワンウェイクラッチ336を駆動モータ280とローラー312,314との間に配置することにより、駆動モータ280の動力をワンウェイクラッチ336の一方向の回転方向の場合のみ伝達させ、他方向の回転方向に対しては駆動モータ280の動力を伝達させないように構成している。これにより、例えば、後処理装置400側の用紙搬送速度が帯電装置300側の用紙搬送速度よりも速くなった場合や遅くなった場合に、ローラー312,314を空転(連れ回り)させることができる。
なお、上述した例では、駆動モータ280を画像形成装置200側に設けた例について説明したが、これに限定されることはなく、駆動モータ280を帯電装置300側に設けることもできる。また、駆動モータ280を共有する構成ではなく、画像形成装置200と帯電装置300とでそれぞれ独立して駆動モータを設ける構成とすることもできる。
[帯電ユニット310の構成例]
図6は、帯電ユニット310を帯電装置300に装着した状態を示している。図7は、帯電ユニット310を帯電装置300から引き出した状態を示している。図8は、帯電ユニット310を装置本体302に着脱するための構成の一例を示している。なお、図6および図7において、スタッカー装置500を便宜上省略する。また、図8において、用紙搬送方向D1に直交する方向を直交方向D2とし、直交方向D2の右側を帯電装置300の手前側とし、直交方向D2の左側を帯電装置300の背面側とする。
図6から図8に示すように、帯電装置300は、装置本体302と、ガイドレール360と、帯電ユニット310とを備えている。ガイドレール360は、装置本体302の用紙搬送方向D1に直交する直交方向D2に延びる本体362と、本体362に沿って形成されたレール孔364とを有している。帯電ユニット310は、ローラー312,314が収容される筐体320と、筐体320の上面の前面側および背面側のそれぞれに設けられたガイドピン322,324と有している。なお、ガイドレール360はレール部の一例を構成し、ガイドピン322,324はガイド部の一例を構成している。
帯電ユニット310を装置本体302に装着する場合、ガイドピン322をガイドレール360のレール孔364に取り付け、帯電ユニット310をレール孔364に沿って装置本体302の背面側(直交方向D2)にスライド移動させることで帯電ユニット310を装置本体302に装着できる(図6参照)。一方、帯電ユニット310を装置本体302から取り外す場合、帯電ユニット310をレール孔364に沿って装置本体302の手前側(直交方向D2)にスライド移動させることで帯電ユニット310を装置本体302から引き出して取り外すことができる(図7参照)。
[画像形成システム100Aの動作例]
次に、本発明に係る画像形成システム100Aの動作の一例について図1から図5等を参照して説明する。以下では、特に帯電処理について詳しく説明する。
制御部210は、ネットワークを介して接続されたコンピュータ等からジョブが送信されると、画像形成部240等を制御して画像形成処理を開始する。駆動モータ280は、制御部210から供給される駆動信号に基づいて回転駆動する。駆動モータ280の回転駆動により、図3から図5に示したギア282a,ギア288,ワンウェイクラッチ290等を介して画像形成装置200の排紙ローラー272,274が回転する。また、同時に、駆動モータ280が回転駆動することにより、ギア282b,ギア284,ギア286,ワンウェイクラッチ336,ギア334,332,330を介して帯電装置300のローラー312,314が回転する。これにより、画像が形成された用紙Pが画像形成装置200から帯電装置300に搬送される。
また、制御部210は、コンピュータ等からジョブが送信されると、ユーザにより入力された紙種やサイズ等の画像形成条件情報と装置内の湿度情報とに基づいて、電圧印加部350に到達する前の用紙Pに残留する電位V1を判定(予測)する。装置内の湿度情報は、例えば画像形成システム100A内に設置した湿度センサから取得できる。
制御部210は、スタッカー装置500の収容部510への用紙積載時に用紙間に適正な電位差を発生させるための目標電位V0を算出する。制御部210は、目標電位V0から湿度センサから取得した電位V1を減算することで、電源316から電圧印加部350に印加すべき補正電圧V2を算出する。
電圧印加部350は、制御部210の制御に基づいて、ローラー312,314間に搬送される用紙Pに対して補正電圧V2を印加することで、用紙同士が積載時に貼り付かないような適正な静電力を用紙Pに帯電させる。帯電処理された用紙Pは、後処理装置400に搬送される。用紙Pは、一定の期間、帯電装置300と後処理装置400とに跨った状態となり、帯電装置300のローラー312,314と後処理装置400の搬送ローラーとの両方により搬送される。
このとき、例えば後処理装置400側の用紙Pの搬送速度が帯電装置300側の用紙Pの搬送速度よりも速くなった場合、後処理装置400によって用紙Pが引っ張られることで帯電装置300のローラー312,314間で用紙Pがスリップし、用紙Pを安定して帯電させることができない。また、後処理装置400側の用紙Pの搬送速度が帯電装置300側の用紙Pの搬送速度よりも遅くなった場合にも、用紙Pがループ状態となることで用紙Pが押し戻されて、用紙Pが二重に帯電されてしまうという問題も発生する。
これに対し、本例では、駆動モータ280とローラー312,314との間にワンウェイクラッチ336を設けている。そのため、上述したように、後処理装置400の用紙Pの搬送速度が速くなり、ワンウェイクラッチ336の回転軸335の回転速度と外側の回転速度とが異なる場合や、後処理装置400の用紙Pの搬送速度が遅くなり、ワンウェイクラッチ336が逆回転する場合、ワンウェイクラッチ336が一方向の回転とはならないので、係合状態から解放(非係合)状態に切り替わる。これにより、駆動モータ280の回転力(動力)がローラー312,314に伝達されず、ローラー312,314が空転(空回り)するので、用紙Pのローラー312,314間でのスリップが防止される。用紙Pは、空転したローラー312,314間を通過することで、用紙Pに電圧が印加されてその表面が帯電される。
帯電処理された用紙Pは、後処理装置400に搬送され、その後、スタッカー装置500の収容部510に収容される。
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、後処理装置400の用紙Pの搬送速度が速い場合等において、ワンウェイクラッチ336が係合状態から解放状態に切り替わるので、ローラー312,314を空転させることができる。これにより、用紙Pへの電圧印加時においてローラー312,314での用紙Pのスリップを防止することができ、用紙を安定した状態で帯電させることができる。その結果、スタッカー装置500での用紙Pの積載時の用紙同士の貼り付きや、後処理装置400での用紙搬送時の用紙Pの引っ付き、ステープルやパンチ処理等を行う際の位置ずれ等を防止することができる。
また、第1の実施の形態によれば、消耗品であるローラー312,314が収容された帯電ユニット310を装置本体302から取り外すことができるので、ローラー312,314の交換を簡易に行うことができる。これにより、作業員の作業負担の軽減を図ることができる。
また、第1の実施の形態によれば、一つの駆動モータ280により排紙ローラー272,274と、ローラー312,314の両方を回転駆動させるので、画像形成装置200の排紙側と帯電装置300側とで用紙Pの搬送速度を同一に設定することができる。これにより、搬送速度差により生じる用紙Pのスリップ等の問題を回避できる。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態の画像形成システム100Bでは、ワンウェイクラッチ336の代わりに電磁クラッチ352を用いる点において上記第1の実施の形態と相違している。なお、その他の画像形成システム100Bの構成等は、上記第1の実施の形態の画像形成システム100Aと同様であるため、共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
[画像形成システム100Bのブロック構成例]
図9は、本発明の第2の実施の形態に係る画像形成システム100Bの機能構成の一例を示すブロック図である。なお、以下では、ローラー312,314を駆動する駆動モータを帯電装置300側に独立して設けた例について説明する。
図9に示すように、画像形成システム100Bは、システム全体の動作を制御するための全体制御部210を備えている。全体制御部210は、CPU(Central Processing Unit)212、ROM(Read Only Memory)214およびRAM(Random Access Memory)216を有している。CPU212は、ROM214から読み出したソフトウェア(プログラム)をRAM216に展開して実行することにより、画像形成システム100Bの各部を制御し、帯電装置300での搬送制御を含む画像形成に関する機能を実現する。
全体制御部210には、画像形成部240と、定着部250と、給紙部260と、電圧印加部350と、ローラー駆動モータ390と、電磁クラッチ352と、オプションローラー駆動モータ410と、用紙検出センサ420とがそれぞれ接続されている。画像形成部240、定着部250および給紙部260は、画像形成装置200を構成する。電圧印加部350、電磁クラッチ352およびローラー駆動モータ390は、帯電装置300を構成する。オプションローラー駆動モータ410および用紙検出センサ420は、後処理装置400を構成する。
電圧印加部350は、一対のローラー312,314を有している。ローラー312は電源316に接続され、ローラー314は接地されている(図2参照)。電圧印加部350は、全体制御部210による電源316の制御に基づいてローラー312,314により収容部510の積載時等に用紙同士が貼り付かないような電圧を用紙Pに印加し、用紙Pを帯電させる。
ローラー駆動モータ390は、例えばステッピングモータから構成され、全体制御部210から供給される駆動信号に基づいて駆動し、帯電装置300に設けられたローラー312,314を回転制御する。
電磁クラッチ352は、ローラー駆動モータ390とローラー312,314との間に配置される。電磁クラッチ352は、全体制御部210から供給される制御信号に基づいて係合状態(連結状態)または解放状態(切り離し状態)に切り替わり、ローラー駆動モータ390のローラー312,314への回転力の伝達を制御する。
オプションローラー駆動モータ410は、例えばステッピングモータから構成され、全体制御部210から供給される駆動信号に基づいて駆動し、後処理装置400の搬送口近傍に設けられた搬送ローラー486等(図1参照)を回転制御する。
用紙検出センサ420は、例えば光を射出する発光部と光を受光する受光部とを有する透過型や反射型のフォトセンサから構成され、後処理装置400の搬入口の近傍の搬送経路に設けられている(図1の破線)。用紙検出センサ420は、帯電装置300から搬送される用紙Pの先端部が後処理装置400の搬入口に到達したか否かを検出したり、用紙Pの後端部が搬入口を通過したか否かを検出したりする。
[画像形成システム100Bの動作例]
図10は、本発明の第2の実施の形態の画像形成システム100Bの帯電処理時における動作の一例を示すフローチャートである。制御部210のCPU212は、ROM214から読み出したソフトウェアを実行することにより、図10のフローチャートに示す処理を実現する。
図10に示すように、定着処理が施された用紙Pが画像形成装置200から帯電装置300に搬送されてくると、ステップS100で電圧印加部350は、全体制御部210の電源制御に基づいてローラー312,314間を通過する用紙Pに対して所定の電圧を印加して用紙Pを帯電させる。帯電された用紙Pは、後段の後処理装置400に搬送される。ステップS100で帯電処理が開始されたらステップS110に進む。
ステップS110で全体制御部210は、後処理装置400の用紙検出センサ420により用紙Pの先端部が検出されたか否かを判断する。つまり、用紙Pの先端部が後処理装置400の搬入口に到達したか否かを判断する。制御部210は、用紙検出センサ420により用紙Pの先端部が検出されたと判断した場合にはステップS120に進み、用紙検出センサ420により用紙Pの先端部が検出されていないと判断した場合には用紙Pの搬送状態を継続して検出する。
ステップS120で全体制御部210は、用紙Pの先端部が後処理装置400に到達したら、電磁クラッチ352に制御信号を供給して電磁クラッチ352を係合状態から解放状態に切り替える。これにより、ローラー312,314は、ローラー駆動モータ390からの動力の伝達が遮断されて空転する。電磁クラッチ352を解放状態とする理由は、帯電装置300と後処理装置400とにより用紙Pが搬送される状態で、後処理装置400の用紙Pの搬送速度が帯電装置300よりも速くなった場合、用紙Pがローラー312,314間でスリップして安定した帯電を行うことができない場合等があるからである。そのため、本例では、前もってローラー312,314を空転させることでスリップの発生を防止している。
ステップS130で全体制御部210は、後処理装置400の用紙検出センサ420がオフになったか否かを判断する。つまり、用紙Pの後端部が用紙検出センサ420を通過し、用紙Pが帯電装置300を完全に通過したか否かを判断する。全体制御部210は、用紙検出センサ420がオフになったと判断した場合にはステップS140に進む。一方、全体制御部210は、用紙検出センサ420がオフになっていないと判断した場合、用紙Pの搬送状態を継続して検出する。
ステップS140で全体制御部210は、用紙Pが帯電装置300を通過したら、電磁クラッチ352に制御信号を供給して電磁クラッチ352を解放状態から係合状態に切り替える。これにより、ローラー312,314にはローラー駆動モータ390からの動力が伝達され、ローラー312,314の回転駆動が再開する。S140の処理が終了したらS150に進む。
ステップS150で制御部210は、電源316の状態を制御して電圧印加部350による用紙Pへの電圧の印加を停止させる。例えば、全てのジョブが終了した時点で電圧の印加を停止させても良い。後処理装置400では、帯電装置300において帯電された用紙Pに対して所定の後処理が行われる。本例では、このような一連の処理が、用紙Pが搬送される毎に行われる。
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、電圧を印加して帯電処理を行っている用紙Pの先端部が後処理装置400に到達した場合、電磁クラッチ352を解放状態として帯電装置300のローラー312,314を空転させる。これにより、帯電装置300と後処理装置400との間で第1の実施の形態で説明したような用紙Pの搬送速度差が生じるような場合が発生したとしても、ローラー312,314を空転させるので、用紙Pがローラー312,314間でスリップすることを未然に防止することができる。その結果、用紙Pを安定した状態で帯電させることができる。
また、用紙Pの先端部が後処理装置400に到達したときに、帯電装置300のローラー312,314を空転させるので、帯電処理された用紙Pを後処理装置400の搬送ローラー486等により確実に搬送することができる。
<第3の実施の形態>
第3の実施の形態の画像形成システム100Cでは、ワンウェイクラッチ336や電磁クラッチ352に代えて、用紙Pのループ量を調整することにより帯電装置300と後処理装置400との間の用紙Pの搬送速度を制御する点において上記第1および第2の実施の形態と相違している。なお、その他の画像形成システム100Cの主な構成等は、上記第1の実施の形態の画像形成システム100Aと同様であるため、共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
[帯電装置300の構成例]
図11Aおよび図11Bは、本発明の第3の実施の形態に係る画像形成システムにおける速度検出部340の構成の一例を示している。図11Aおよび図11Bに示すように、帯電装置300は、帯電装置300と後処理装置400との間での用紙Pの搬送速度を間接的に検出するための速度検出部(速度差検出部)340を備えている。詳しくは、速度検出部340は、帯電装置300と後処理装置400との間での用紙Pの搬送速度差を用紙Pのループ量に応じて検出し、検出した搬送速度差を後処理装置400の搬送ローラー486等の回転数(用紙Pの搬送速度)にフィードバックする。
速度検出部340は、アクチュエータ370と、ループ検出センサ380とを有している。アクチュエータ370は、電圧印加部350を構成するローラー312,314よりも用紙搬送方向の下流側であって、かつ、搬送経路Rの下方に設けられている。アクチュエータ370は、接触部372と反射部374とが回転軸376を介して略L字状に連なって構成されている。接触部372および反射部374は、用紙Pのループ量の変化に応じて回転軸376を支点として回転する。アクチュエータ370は図示しない付勢手段により用紙P側に付勢されているので、接触部372は用紙Pのループ量に伴って用紙Pとの接触状態を維持しながら回転する。反射部374は、ループ検出センサ380から射出される光を用紙Pのループ量に応じて反射したり、透過させたりする。
ループ検出センサ380は、動作検出部の一例であり、アクチュエータ370の反射部374に対向する位置に設けられている。ループ検出センサ380は、光を射出する発光部と、発光部から射出された後にアクチュエータ370の反射部374で反射した光を受光する受光部とを有する反射型の光センサから構成されている。なお、ループ検出センサ380は、接触部372側に配置しても良いし、透過型の光センサにより構成しても良い。
このような構成により、後処理装置400の用紙Pの搬送速度が速く、用紙Pのループが小さくなると、アクチュエータ370が用紙Pによって付勢方向とは反対方向に押されるので、アクチュエータ370は付勢方向とは反対方向(矢印C方向)に回転する(図11B参照)。これにより、ループ検出センサ380は、反射部374から露出した状態となる。一方、後処理装置400の用紙Pの搬送速度が遅くなり、用紙Pのループが大きくなると、用紙Pのループ量に応じてアクチュエータ370が付勢方向(矢印B方向)に回転する(図11A参照)。これにより、ループ検出センサ380は、反射部374によって遮光された状態となる。
[画像形成システム100Cのブロック構成例]
図12は、本発明の第3の実施の形態に係る画像形成システム100Cの機能構成の一例を示すブロック図である。なお、第2の実施の形態の画像形成システム100Bと共通する構成については詳細な説明を省略する。
図12に示すように、画像形成システム100Cは、システム全体の動作を制御するための全体制御部210を備えている。全体制御部210は、CPU212、ROM214およびRAM216を有している。CPU212は、ROM214から読み出したソフトウェア(プログラム)をRAM216に展開して実行することにより、画像形成システム100Cの各部を制御し、帯電装置300での搬送制御を含む画像形成に関する機能を実現する。
全体制御部210には、画像形成部240と、定着部250と、給紙部260と、電圧印加部350と、ローラー駆動モータ390と、ループ検出センサ380と、オプションローラー駆動モータ410とがそれぞれ接続されている。なお、画像形成部240、定着部250および給紙部260は、画像形成装置200を構成する。電圧印加部350、ローラー駆動モータ390およびループ検出センサ380は、帯電装置300を構成する。オプションローラー駆動モータ410は、後処理装置400を構成する。
ローラー駆動モータ390は、例えばステッピングモータから構成され、全体制御部210から供給される駆動信号に基づいて駆動し、帯電装置300に設けられたローラー312,314を回転制御する。
ループ検出センサ380は、用紙Pのループ量が多くてアクチュエータ370の反射部374により光が反射される場合には反射光を検出してオンの検出信号を制御部210に出力する。ループ検出センサ380は、用紙Pのループ量が少なくてアクチュエータ370の反射部374を光が透過する場合にはオフの検出信号を制御部210に出力する。
オプションローラー駆動モータ410は、例えばステッピングモータから構成され、全体制御部210から供給される駆動信号に基づいて駆動し、後処理装置400の搬送口近傍に設けられた搬送ローラー486等(図1参照)を回転制御する。
[画像形成システム100Cの動作例]
図13は、本発明の第3の実施の形態の画像形成システム100Cの帯電処理時における動作の一例を示すフローチャートである。制御部210のCPU212は、ROM214から読み出したソフトウェアを実行することにより、図13のフローチャートに示す処理を実現する。
図13に示すように、定着処理が施された用紙Pが画像形成装置200から帯電装置300に搬送されてくると、ステップS200で電圧印加部350は、制御部210の電源制御に基づいて用紙Pに対して所定の電圧を印加して用紙Pを帯電させる。帯電された用紙Pは、後段の後処理装置400に搬送される。ステップS200で帯電処理を開始したらステップS210に進む。
ステップS210で制御部210は、帯電装置300のループ検出センサ380がオンか否かを判断する。制御部210は、帯電装置300のループ検出センサ380がオンの場合にステップS220に進む。例えば、後処理装置400側の用紙Pの搬送速度が帯電装置300側の用紙Pの搬送速度よりも遅くなり、用紙Pのループ量が多くなると、ループ検出センサ380がアクチュエータ370の反射部374によって遮光された状態となるので、ループ検出センサ380の出力がオンとなる。
ステップS220で制御部210は、後処理装置400側の用紙Pの搬送速度が帯電装置300側の用紙Pの搬送速度よりも遅いので、後処理装置400のオプションローラー駆動モータ410の駆動を加速させることで、後処理装置400側での用紙Pの搬送速度を上昇させる。搬送速度の上昇率は、用紙Pにおいて一定のループが形成されるように設定される。用紙Pの搬送速度を上昇させたら、ステップS240に進む。
一方、ステップS210において帯電装置300のループ検出センサ380がオフの場合、ステップS230に進む。例えば、後処理装置400側の用紙Pの搬送速度が帯電装置300側の用紙Pの搬送速度よりも速くなり、用紙Pのループ量が少なくなると、ループ検出センサ380がアクチュエータ370の反射部374から露出した状態となるので、ループ検出センサ380の出力がオフとなる。
ステップS230で制御部210は、後処理装置400側の用紙Pの搬送速度が帯電装置300側の用紙Pの搬送速度よりも速いので、後処理装置400のオプションローラー駆動モータ410の駆動を減速させることで、後処理装置400側での用紙Pの搬送速度を下降させる。搬送速度の下降率は、用紙Pにおいて一定のループが形成されるように設定される。用紙Pの搬送速度を下降させたら、ステップS240に進む。
ステップS240で制御部210は、帯電処理を行っている用紙Pが帯電装置300から排紙されたか否かを判断する。例えば、帯電装置300に用紙検出センサを設け、この用紙検出センサの出力がオフになったときに用紙Pが帯電装置300から排紙されたと判断できる。なお、ループ検出センサ380を用いても良い。制御部210は、用紙Pが帯電装置300から排紙されたと判断した場合、ステップS250に進む。一方、制御部210は、用紙Pが帯電装置300から排紙されていないと判断した場合、ステップS210に戻り、用紙Pのループ量が一定に保持されるように、ステップS220,S230の用紙搬送制御を繰り返し実行する。
ステップS250で制御部210は、電源316の状態を制御して電圧印加部350による用紙Pへの電圧の印加を停止させる。例えば、全てのジョブが終了した時点で電圧の印加を停止させても良い。後処理装置400では、帯電装置300において帯電された用紙Pに対して所定の後処理が行われる。本例では、このような一連の処理が、用紙Pが搬送される毎に行われる。
以上説明したように、第3の実施の形態によれば、用紙Pのループ量に応じた帯電装置300と後処理装置400との間における用紙Pの搬送速度差を検出し、検出した搬送速度差を後処理装置400のオプションローラー駆動モータ410にフィードバックし、用紙Pのループ量が一定で保持されるように後処理装置400の用紙Pの搬送制御を行う。これにより、帯電装置300と後処理装置400との間での用紙Pの搬送速度を一定(略同一)に維持することができる。つまり、後処理装置400側が帯電装置300側よりも用紙Pの搬送速度が速くなったり、遅くなったりすることを防止できる。これにより、用紙Pがローラー312,314間でスリップすることを未然に防止することができる。その結果、用紙Pを安定した状態で帯電させることができる。また、第3の実施の形態によれば、画像形成装置200側の用紙Pの搬送速度を変更しなくても良いので、安定した画像形成処理を実現することができる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成することができる。上記実施の形態では、帯電装置300を独立した装置により構成したが、これに限定されることはない。例えば、帯電装置300を画像形成装置200内の下流側に組み込んで一体で構成することもできるし、帯電装置300を後処理装置400の上流側に組み込んで一体で構成することもできる。また、上記実施の形態では、後処理装置400として加湿等を行う装置について説明したが、例えば、ステープルやパンチ、折り処理等の後処理を行う他の装置を単体または複数台連結させることもできる。さらに、上記実施の形態では、全体制御部210を画像形成装置200に設けたが(図1参照)、これに限定されることはなく、帯電装置300や後処理装置400等の他の装置にも制御部210を設け、各装置間で連動して画像形成に関する制御を行うようにしても良い。
100A,100B,100C 画像形成システム
200 画像形成装置
210 制御部
300 帯電装置(用紙処理装置)
312,314 ローラー
322,324 ガイドピン(ガイド部)
336 ワンウェイクラッチ
340 速度検出部
350 電圧印加部(帯電部)
352 電磁クラッチ(クラッチ)
360 ガイドレール(レール部)
370 アクチュエータ
380 ループ検出センサ(動作検出部)
400 後処理装置(装置)

Claims (8)

  1. 用紙を搬送する装置本体の出口側に設けられたローラーを有し、当該ローラーにより用紙に電圧を印加して当該用紙を帯電させる帯電部と、
    前記ローラーを回転駆動する駆動部と前記ローラーとの間に設けられたワンウェイクラッチとを備え、
    前記ワンウェイクラッチは、前記帯電部による電圧印加時であって、前記ローラーによる用紙の搬送速度が当該装置本体の用紙搬送方向の下流側に設けられる装置の用紙の搬送速度とは異なる場合で、かつ用紙が前記装置本体と前記装置との間に跨る場合おいて前記ローラーに対して用紙がスリップする際に前記駆動部と前記ローラーとの間の動力の伝達を遮断する解放状態に切り替わる
    ことを特徴とする用紙処理装置。
  2. 前記ワンウェイクラッチは、前記帯電部による電圧印加時であって、前記装置の用紙の搬送速度が前記ローラーによる用紙の搬送速度よりも速い場合に解放状態に切り替わる
    ことを特徴とする請求項1に記載の用紙処理装置。
  3. 前記装置本体の用紙搬送方向とは交差する方向に延びるレール部と、
    前記帯電部に設けられ、当該帯電部を前記レール部に沿って移動可能とするガイド部と、
    を有することを特徴とする請求項1または2に記載の用紙処理装置。
  4. 用紙を搬送する装置本体の出口側に設けられたローラーを有し、当該ローラーにより用紙に電圧を印加して当該用紙を帯電させる帯電部と、
    前記ローラーを回転駆動する駆動部と前記ローラーとの間に設けられたクラッチと、
    前記帯電部による電圧印加時であって、用紙が前記装置本体と用紙搬送方向の下流側に設けられた装置との間に跨った状態で前記用紙が当該装置に到達したときに、前記ローラーに対して用紙がスリップする際に前記クラッチを係合状態から解放状態に切り替える制御部と、
    を備えることを特徴とする用紙処理装置。
  5. 前記制御部は、前記用紙が前記装置本体を通過したときに、前記クラッチを解放状態から係合状態に切り替える
    ことを特徴とする請求項4に記載の用紙処理装置。
  6. 用紙を搬送する装置本体の出口側に設けられたローラーを有し、当該ローラーにより用紙に電圧を印加して当該用紙を帯電させる帯電部と、
    前記用紙の搬送速度を検出する速度検出部と、
    前記帯電部による電圧印加時に、用紙が装置本体と当該装置本体の用紙搬送方向の下流側に設けられた装置との間に跨る場合において、前記速度検出部により検出された用紙の搬送速度の結果に基づいて前記用紙の搬送速度が前記ローラーと当該装置本体の用紙搬送方向の下流側に設けられた装置との間で一定となるように制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする用紙処理装置。
  7. 前記速度検出部は、
    前記装置本体と前記装置との間で形成される前記用紙のループ量に応じて動作するアクチュエータと、
    前記アクチュエータの動作を検出する動作検出部と、を備え、
    前記制御部は、前記動作検出部の検出結果に基づいて前記用紙の搬送速度を制御する
    ことを特徴とする請求項6に記載の用紙処理装置。
  8. 用紙に画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置の用紙搬送方向の下流側に設けられ、前記用紙に所定の後処理を行う後処理装置と、
    前記画像形成装置と前記後処理装置との間に設けられる請求項1〜7の何れか一項に記載の用紙処理装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
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