JP6562016B2 - ロール交換用治具およびロール交換方法 - Google Patents
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Description
このロール交換装置100は、天井クレーン(不図示)に吊り下げられて運搬される吊りビーム120、交換されるロール110のロール軸の端部を脱着可能に支持するロール軸チャック部130およびカウンターウエイト140を備えている。吊りビーム120には吊り部150が設けられており、これに天井クレーンのフックを掛合させて、ロール交換装置は炉体(不図示)の側壁近くに配置される。
また、ロール交換時には、この長尺、過大な重量を持つ装置を使用することで天井クレーンを長時間占有することになり、他の作業に使用することができない。
また、炉に並列に配列したロールのロール交換装置として、炉側壁に沿って走行する台車にロール抽出(入)装置を設けて、この装置にロール抜出し方向へ移動可能な機構と水平方向に旋回可能な機構を具備させるとともに、前記台車上には、ロール収容ペースを備えたものが特許文献2に記載されている。
後者のロール交換装置では、炉内のロール配置が並列であることを前提とし、また台車がロール配列方向に走行できるスペースが必要となるが、通常、ロール配置は並列とは限らず、また炉体の重量を支えるための架構が炉体の周辺に配置されているために、走行スペースの確保が困難である。
また、上記のいずれのロール交換装置でも、装置の構成が複雑であり、製造コストやメンテナンス費用の点でも高価なものとなる。
[1]炉内に配置されるロールの交換に使用され、該ロールのロール駆動軸に装着するロール交換用治具であって、一端にフランジ状部が形成されたロール駆動軸チャック部材および両端にフランジ状部が形成された付属部材からなり、ロール駆動軸チャック部材のフランジ状部と付属部材の一方のフランジ状部とをボルト・ナットで締結することにより、ロール駆動軸チャック部材と付属部材とが接続されていることを特徴とするロール交換用治具。
[2]前記付属部材の他端に、さらに、1つ以上の両端にフランジ状部が形成された付属部材を、隣接する付属部材のフランジ状部同士をボルト・ナットで締結することにより、接続したことを特徴とする、[1]に記載のロール交換用治具。
[3]前記付属部材の長さを駆動モータのトルク伝達装置の長さより短くして、ロール交換時に、駆動モータを設置個所から取外すことなくロール交換を可能としたことを特徴とする[1]又は[2]に記載のロール交換用治具。
[4]前記ロール駆動軸チャック部材の本体がパイプ材であり、該パイプ材の一端にフランジ状部が形成されていることを特徴とする[1]〜[3]のいずれかに記載のロール交換用治具。
[5]前記付属部材は、本体がパイプ材であり、該パイプ材の両端に前記フランジ状部が形成されていることを特徴とする[1]〜[4]のいずれかに記載のロール交換用治具。
[6]ロールの駆動側のロール駆動軸に[1]〜[5]のいずれかに記載のロール交換用治具を装着し、炉の両側壁の外側に配置される吊りビームのそれぞれに、吊りビームに沿って移動できるチェーンブロックを少なくとも1基以上取り付けて、ロールの非駆動側のロール軸とロールの駆動側のロール交換用治具とをチェーンブロックで支持してロールを移動することを特徴とする、炉に配置されるロールを交換するロール交換方法。
炉内に配列されるロール1は、図1に示すように、駆動側および非駆動側のそれぞれにロール軸2を有し、このロール軸2には、通常、該軸部よりも小径のロール駆動軸3が形成されている。そして、一方のロール駆動軸3にはトルク伝達装置5を介して駆動モータ4が連結され、ロール1は炉の稼働時に回転駆動し、炉内に搬入された搬送物を搬送するようになっている(図6−1参照)。なお、駆動モータ4は、炉の一方の側壁の外側近傍の床面に据え付けられている。
本発明では、トルク伝達装置5が取り外されたロールのロール駆動軸3にロール交換用治具6を装着して行う。
本発明のロール交換用治具6は、後述するように、ロール駆動軸チャック部材7と少なくとも1つ以上の付属部材12とで構成される。
ロールのロール駆動軸3は、図1から分かるように、ロール軸2の端部に形成されているため、ロール駆動軸3をチャックする本発明のロール交換用治具6は、ロール軸2をチャックする場合にくらべて、長さを短くすることができる。したがって、より軽量にすることができる。
また、パイプ材8端部の外周面とフランジ状部9の裏面と間に複数の補強材10を取り付けてもよい。
また、フランジ状部9の周縁近傍には複数個のボルト挿通孔11を形成する。
パイプ材8とフランジ状部9は鋼材で製造することが望ましい。この場合、溶接により、フランジ状部をパイプ材の端部に溶接して取り付けることができる。
パイプ材端部の外周面とフランジ状部14の裏面と間に補強材15を設けてもよい。
パイプ材13とフランジ状部14は鋼材で製造することが望ましい。この場合、溶接により、フランジ状部14をパイプ材13の端部に溶接して取り付けることができる。
同様に、2つの付属部材12のフランジ状部14同士を当接して、両フランジ状部のボルト挿通孔14にボルトを挿通して、ボルト・ナットで締結して、2つの付属部材を連結して接続できるようにする。
なお、図4および図5では、ロール駆動軸チャック部材7のフランジ状部9と付属部材のフランジ状部14とを締結するボルト、ナットおよびは付属部材のフランジ状部14同士を締結するボルト、ナットは図示していない。
ここで、20は交換されるロール1が配列された焼鈍炉などの炉である。炉の側壁には、ロール支架用開口部21が形成されている。なお、図6−1、図6−2では、炉20は両側壁の断面が示されているが、天井壁および炉床壁は省略されている。
ロール1は、トルク伝達装置5を介して、炉の側壁の外側の床面に設置されている駆動モータ4により回転駆動される。
(ステップ1)
図6−1の(a)に示すように、吊りビーム17に取り付けられたチェーンブロック18のチェーン19を手動でロールの両側のロール軸2に掛け、ロール1を水平に維持して吊り下げた状態で、駆動側のロール駆動軸3および駆動モータ4からトルク伝達装置5を取り外す。
なお、チェーンブロックのチェーン19は、ロールの左側(非駆動側)では、ロール軸2の端部のロール駆動軸3に掛けているが、より大径のロール軸2に掛けてもよい。ロールの右側(駆動側)では、トルク伝達装置が装着されているため、ロール軸2の部位に掛けている。
図6−1の(b)に示すように、ロール1がチェーンブロック18で吊り下げられた状態で、トルク伝達装置5が取り外されたロール1と駆動モータ4との間に、ロール駆動軸チャック部材7と1つの付属部材12が連結されたロール交換用治具6を挿入して、該治具のチャック部材7のチャック部をロール駆動軸に装着する。
ここで、付属部材12の長さを、トルク伝達装置5の長さ〔図6−1の(a)での回転軸方向の長さ〕よりも短くすると、駆動モータ4を床上から取り外すことなく、ロール交換用治具6をすみやかにロール駆動軸3に装着することができる。
図6−1の(c)に示すように、右側(駆動側)のチェーンブロックのチェーン19をロール軸2の部位からロール交換用治具6の付属部材12に手動で移動させるとともに、左側(非駆動側)のチェーンブロック18を付属部品の長さ分だけ左側に吊りビーム17に沿って手動で移動させる。この時、右側のチェーンブロック18は吊りビーム17に沿って移動はしない。
ステップ3が完了したときには、ロール1本体の一部が左側の炉側壁から外側に露出した状態になる。
ステップ3でのロール交換用治具6にさらに1つの付属部材12を接続する。連結はそれぞれの付属部材12のフランジ状部14を当接してボルト・ナットで連結することができる。ここでも、新たに接続する付属部材12の長さを、トルク伝達装置5の長さ〔図6−1の(a)での回転軸方向の長さ〕よりも短くすると、駆動モータ4を床上から取り外すことなく、ロール交換用治具6をすみやかにロール駆動軸3に装着することができる。以下においても同様である。
次いで、図6−2の(d)に示すように、右側(駆動側)のチェーンブロック18のチェーン19をロール軸部から新たに連結した付属部材12に手動で移動させるとともに、左側(非駆動側)のチェーンブロック18を付属部品の長さ分だけ左側に吊りビームに沿って手動で移動させる。この時、右側のチェーンブロック18は吊りビーム17に沿って移動しない。
ステップ4が完了したときには、ロール本体がさらに左側の炉側壁から露出した状態になる。
ステップ4でのロール交換用治具6にさらに1つの付属部材12を連結する。ロールがロール軸部も含めて、炉左側の外側壁の外側の位置に移動するまで、ステップ4と同様の操作を繰り返す。図6−2の(e)には、4つの付属部材12を有するロール交換用治具6をロール1の駆動軸に装着することにより、ロール1が炉外に搬出された状態が示されている。
左側(非駆動側)の吊りビーム17の炉外側壁寄りの位置にチェーンブロック2基を新たに取り付け、その内の1基によりロールの駆動側のロール軸を支え、他の1基でロール交換用治具のロール駆動軸チャック部を支える。
このようにして、4基のチェーンブロック18により、炉の左側の側壁の外側にロール1が水平に維持される。
次いで、ロール1を支持している2基のチェーンブロックを左側に移動させて、駆動側のロール駆動軸3をロール駆動軸チャック部材7から抜き出し、ロールを炉内からの抜き出しを完了させる。
炉から抜き出したロールは、台車等に下ろし、ロール置き場に搬送する。
ロールが抜き取られたロール交換用治具が吊りビームに掛けられたチェーンブロックにより支持されているので、ステップ1〜ステップ6の逆手順をたどることにより、新しいロールを炉内に設置して、ロールを交換する。
そして、ロール交換用治具は長尺、過重な大掛かりなものでなく、また構造が複雑でないから、製造コストやメンテナンス費用を低く抑えることができる。
2:ロール軸
3:ロール駆動軸
4:駆動モータ
5:トルク伝達装置
6:ロール交換用治具
7:ロール駆動軸チャック部材
8:ロール駆動軸チャック部材のパイプ材
9:ロール駆動軸チャック部材のフランジ状部
10:ロール駆動軸チャック部材の補強材
11:ロール駆動軸チャック部材のボルト挿通孔
12:付属部材
13:付属部材のパイプ材
14:付属部材のフランジ状部
15:付属部材の補強材
16:付属部材のボルト挿通孔
17:吊りビーム
18:チェーンブロック
19:チェーンブロックのチェーン
20:炉
21:炉のロール支架用開口部
100:ロール交換装置
110:ロール
120:吊りビーム
130:ロール軸チャック部
140:カウンターウエイト
150:吊り部
Claims (6)
- 炉内に配置されるロールの交換に使用され、該ロールのロール駆動軸に装着するロール交換用治具であって、
一端にフランジ状部が形成されたロール駆動軸チャック部材および両端にフランジ状部が形成された付属部材からなり、ロール駆動軸チャック部材のフランジ状部と付属部材の一方のフランジ状部とをボルト・ナットで締結することにより、ロール駆動軸チャック部材と付属部材とが接続されていることを特徴とするロール交換用治具。 - 前記付属部材の他端に、さらに、1つ以上の両端にフランジ状部が形成された付属部材を、隣接する付属部材のフランジ状部同士をボルト・ナットで締結することにより、接続したことを特徴とする、請求項1に記載のロール交換用治具。
- 前記付属部材の長さを駆動モータのトルク伝達装置の長さより短くして、ロール交換時に、駆動モータを設置個所から取外すことなくロール交換を可能としたことを特徴とする請求項1又は2に記載のロール交換用治具。
- 前記ロール駆動軸チャック部材の本体がパイプ材であり、該パイプ材の一端にフランジ状部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のロール交換用治具。
- 前記付属部材は、本体がパイプ材であり、該パイプ材の両端に前記フランジ状部が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のロール交換用治具。
- ロールの駆動側のロール駆動軸に請求項1〜5のいずれか一項に記載のロール交換用治具を装着し、炉の両側壁の外側に配置される吊りビームのそれぞれに、吊りビームに沿って移動できるチェーンブロックを少なくとも1基以上取り付けて、ロールの非駆動側のロール軸とロールの駆動側のロール交換用治具とをチェーンブロックで支持してロールを移動することを特徴とする、炉に配置されるロールを交換するロール交換方法。
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| JP2017031723A JP6562016B2 (ja) | 2017-02-23 | 2017-02-23 | ロール交換用治具およびロール交換方法 |
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| JP2017031723A JP6562016B2 (ja) | 2017-02-23 | 2017-02-23 | ロール交換用治具およびロール交換方法 |
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| JP2018135572A JP2018135572A (ja) | 2018-08-30 |
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