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JP6562381B2 - 画像形成装置およびプログラム - Google Patents
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Description

本発明は、画像形成装置およびプログラムに関する。
特許文献1には、現状のカラープロファイルとプリンタを用いた代表色の印刷の制御を行い、同時に、画面上に代表色周辺色の表示を行い、ユーザが代表色のプリント出力をみて画面上の周辺色と見比べ、一番近いと思う色を入力して、調整情報をカラープロファイルに反映させることが開示されている。
特許文献2には、あらかじめ設定する変換テーブルデータと、これに対応する原稿とプリントアウトしたときの色差をあらかじめ記憶しておいた色域毎の色差データを読み出し、スキャナから読み取られた特定色を変換したL*a*b値と同様の色域の色差データを抽出し、この色域の残差が小さくなる方向周辺色域へ補正させる修正変換テーブルデータを、原稿を読み取る際の原稿モードに対応させることが開示されている。
特許文献3には、印刷プレビュー画面から所望の領域を切り取り、切り取られた領域の画像を構成するカラー各色の濃度、色相、彩度及び明度の各画像要素から選択された画像要素を段階的に変更し、変更を受けた画像を段階別に並べて印刷し、印刷された画像の中から選択された画像に対し、最も適した値が選択されたときにそれらの値を画像全体に反映させることが開示されている。
特開2002−290753号公報 特開2004−241981号公報 特開2004−164125号公報
画像データの特定の色を目標となる目標色に合わせるように部分的な補正を行う場合、画像データの特定の色を目標色に近づけるように画像データの色補正を行うことがある。しかし、色補正後の画像データにおいて、特定の色とその他の色との視覚的なバランスが崩れてしまい、ユーザが意図した出力結果とは異なってしまう場合がある。
本発明の目的は、対象色が目標色に近づくよう画像データを補正する際に、色合わせの補正量が小さくなるような調整量を選択することが可能な画像形成装置およびプログラムを提供することである。
請求項1に係る本発明は、画像データにおいて色補正を行う対象となる対象色を指定する指定手段と、
前記対象色に対する色補正の目標となる目標色を有する目標画像を読み取る読取手段と、
予め定められた調整量に関する複数の設定を記憶する記憶手段と、
前記設定に基づいて調整された対象色が、標準的な特性に基づいて出力され、標準的な特性に基づいて読み取られた場合の仮想読取色値を算出する仮想読取色値算出手段と、
前記仮想読取色値算出手段により算出された仮想読取色値と前記目標色の色値との色値差を算出する色値差算出手段と、
前記複数の設定のうち、前記色値差算出手段により算出された色値差が最も小さい設定を選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された設定に基づいて、前記画像データの色を調整する調整手段と、
前記調整手段により調整された対象色が前記目標色に近づくよう前記画像データを補正するための補正データを生成する補正データ生成手段と、
標準的な特性に基づいて出力され、標準的な特性に基づいて読み取られた場合に、前記目標色が得られるような仮想入力色値を算出する仮想入力色値算出手段と、
前記仮想入力色値算出手段により算出された仮想入力色値および当該仮想入力色値の予め定められた範囲の周辺色値を含む色見本を記録媒体上に出力する出力手段と、
前記読取手段によって読み取られた前記記録媒体上の色見本から複数の色を抽出する抽出手段と、
を有し、
前記補正データ生成手段は、前記調整手段により調整された対象色が、前記目標色に最も近い出力色となるように前記抽出手段により抽出された複数の色から前記画像データを補正するための補正データを生成する
画像形成装置である。
請求項2に係る本発明は、前記複数の設定が、それぞれ前記画像データの画質を調整するための画質モードである請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3に係る本発明は、前記複数の設定が、それぞれ前記画像データの色の濃度値の調整量に関する設定である請求項1記載の画像形成装置である。
請求項4に係る本発明は、前記記憶手段が、前記選択手段により選択された設定と前記補正データ生成手段により生成された補正データとを対応付けて記憶し、
前記選択手段により前記設定が選択された場合に、当該設定と対応する補正データに基づいて前記画像データを補正する補正手段をさらに有する請求項2または3記載の画像形成装置である。
請求項に係る本発明は、予め定められた調整量に関する複数の設定を記憶するステップと、
画像データにおいて色補正を行う対象となる対象色を指定するステップと、
前記対象色に対する色補正の目標となる目標色を有する目標画像を読み取るステップと、
前記設定に基づいて調整された前記対象色が標準的な特性に基づいて出力され、標準的な特性に基づいて読み取られた場合の仮想読取色値を算出するステップと、
算出された仮想読取色値と前記目標色の色値との色値差を算出するステップと、
前記複数の設定のうち、算出された色値差が最も小さい設定を選択するステップと、
選択された設定に基づいて前記画像データの色を調整する調整ステップと、
標準的な特性に基づいて出力され、標準的な特性に基づいて読み取られた場合に、前記目標色が得られるような仮想入力色値を算出するステップと、
算出された仮想入力色値および当該仮想入力色値の予め定められた範囲の周辺色値を含む色見本を記録媒体上に出力するステップと、
読み取られた前記記録媒体上の色見本から複数の色を抽出する抽出ステップと、
調整された対象色が前記目標色に近づくよう前記画像データを補正するための補正データを生成する際に、前記調整ステップにおいて調整された対象色が、前記目標色に最も近い出力色となるように前記抽出ステップにおいて抽出された複数の色から前記画像データを補正するための補正データを生成するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
請求項1に係る本発明によれば、対象色が目標色に近づくよう画像データを補正する際に、色合わせの補正量が小さくなるような調整量を選択することが可能な画像形成装置を提供することができる。
また、請求項1に係る本発明によれば、画像データを記録媒体上に印刷する場合に、専用の測色機を用いることなく、記録媒体上に印刷される画像中の特定色が目標色に近づくように画像データの色補正を行うことが可能な画像形成装置を提供することができる。
請求項2に係る本発明によれば、対象色が目標色に近づくよう画像データを補正する際の補正量が小さくなるような画質モードを選択することが可能な画像形成装置を提供することができる。
請求項3に係る本発明によれば、対象色が目標色に近づくよう画像データを補正する際の補正量が小さくなるような濃度値を選択することが可能な画像形成装置を提供することができる。
請求項4に係る本発明によれば、対象色が目標色に近づくよう画像データの色補正する際に、設定ごとの補正データに基づいて画像データを補正することが可能な画像形成装置を提供することができる。
請求項に係る本発明によれば、対象色が目標色に近づくよう画像データを補正する際に、色合わせの補正量が小さくなるような調整量を選択することが可能なプログラムを提供することができる
また、請求項5に係る本発明によれば、画像データを記録媒体上に印刷する場合に、専用の測色機を用いることなく、記録媒体上に印刷される画像中の特定色が目標色に近づくように画像データの色補正を行うことが可能なプログラムを提供することができる。
本発明の一実施形態における画像形成システムの一例を示す図である。 本発明の一実施形態における画像形成装置3のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態における画像形成装置3の機能構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態における電子画像データ100の一例を示す図である。 本発明の一実施形態における色合わせ対象指定画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態におけるターゲット画像の一例を示す図である。 本発明の一実施形態における対象色の仮想読取色値を算出する方法の一例を説明するための図である。 本発明の一実施形態におけるターゲット色の仮想入力色値を算出する方法の一例を説明するための図である。 本発明の一実施形態におけるカラーパッチ画像データの一例を示す図である。 本発明の一実施形態におけるカラーパッチ画像の一例を示す図である。 本発明の一実施形態における色合わせ補正確認画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態における補正パラメータの生成方法の一例を説明するための図である。 本発明の一実施形態における電子画像データ101の一例を示す図である。 本発明の一実施形態における「標準モード」に基づいて調整された電子画像データ101に対して色合わせ補正を行う場合の一例である。 本発明の一実施形態における「プレゼンモード」に基づいて調整された電子画像データ101に対して色合わせ補正を行う場合の一例である。 本発明の一実施形態における画質モードの一例を示す図である。 本発明の一実施形態における各画質モードに基づいて調整された場合の対象色の仮想読取色値とターゲット色の色値とのRGB空間上における距離の一例を示す図である。 本発明の一実施形態における色合わせ補正を行う際の画質モードとして設定するか否かを決定する画面の一例である。 本発明の一実施形態における画像形成装置3の全体的な処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における画質モードの選択の処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態における色合わせ補正の処理を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態における画像形成システムの一例を示す図である。
図1に示されるように、本実施形態における画像形成システムは、端末装置1と、ターゲットプリンタ2と、画像形成装置3とから構成されている。また、端末装置1と、画像形成装置3とは、それぞれネットワーク4を介して互いに接続されている。
本実施形態におけるターゲットプリンタ2とは、例えば、画像の印刷を行う業者において利用されるような高価なプリンタである。これに対して、本実施形態における画像形成装置3は、オフィス等で利用されるいわゆる複合機であり、ターゲットプリンタ2とは異なる特性を有している。ターゲットプリンタ2によれば、コーポレートカラー等の特定色を含む画像を高品質に用紙上に出力することができる。しかし、本実施形態における画像形成装置3により同じ画像データを印刷したとしても、ターゲットプリンタ2により印刷された画像と同じような品質を確保することができず、特にコーポレートカラー等の特定色を忠実に再現することは難しい。そこで、本実施形態における画像形成装置3は、ターゲットプリンタ2により印刷された画像をターゲット画像(目標画像)とし、用紙(記録媒体)上に印刷する画像の特定色をターゲット画像に含まれるターゲット色(目標色)に近づけるような処理を行う。
次に、本実施形態の画像形成システムにおける画像形成装置3のハードウェア構成を、図2を参照して説明する。本実施形態の画像形成装置3は、図2に示されるように、CPU11、メモリ12、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置13、ネットワーク4を介して端末装置10およびサーバ装置30との間でデータの送信及び受信を行う通信インタフェース(IF)部14、タッチパネルや液晶ディスプレイにより構成されたユーザインタフェース(UI)装置15、スキャナ等の画像を読み取る画像読取部16、用紙等の記録媒体に対して画像を出力する画像出力部17を有する。そして、これらの構成要素は、制御バス18を介して互いに接続されている。
CPU11は、メモリ12または記憶装置13に格納された印刷制御プログラムに基づいて所定の処理を実行して、画像形成装置3の動作を制御する。
図3は、上記の印刷制御プログラムが実行されることにより実現される画像形成装置3の機能構成を示すブロック図である。
画像形成装置3は、図3に示されるように、画像読取部300と、記憶部301と、色合わせ指定部302と、仮想読取色値算出部303と、色値差算出部304と、画質モード選択部305と、画質調整部306と、仮想入力色値算出部307と、カラーパッチ画像生成部308と、カラーパッチ抽出部309と、補正パラメータ生成部310と、色補正部311と、画像出力部312とを有する。
画像読取部300は、対象色に対する補正の目標となるターゲット色(目標色)を含むターゲット画像を読み取る。なお、本実施形態においては、ターゲットプリンタ2により予めターゲット画像を用紙に出力しておく。また、このターゲット画像は、色合わせ指定部302において指定された対象色に対する色合わせ補正の目標となるターゲット色を有する。
記憶部301は、画像読取部300により読み取られたターゲット画像データを記憶する。また、記憶部301は、予め定められた調整量に関する複数の設定を記憶する。なお、本実施形態において、予め定められた調整量に関する複数の設定とは、それぞれ電子画像データの画質を調整するための画質モードである。さらに、記憶部301は、後述する補正パラメータ生成部310により生成された補正パラメータを記憶(格納)する。
色合わせ指定部302は、端末装置1から送信された電子画像データにおいて色補正を行う対象となる対象色を指定する。本実施形態においては、電子画像データにおける特定の部分の色を、ターゲットプリンタ2により用紙上に出力されたターゲット画像(目標画像)に含まれる特定の色に近づくように電子画像データの色合わせ補正を行うための対象となる対象色として指定する。
仮想読取色値算出部303は、画質モードに基づいて調整された対象色が標準的な特性に基づいて出力され、標準的な特性に基づいて読み取られた場合の仮想読取色値を算出する。なお、仮想読取色値の具体的な算出方法については後述する。
色値差算出部304は、仮想読取色値算出部303により算出された仮想読取色値と画像読取部300により読み取られたターゲット色の色値との色値差を算出する。例えば、色値差算出部304は、仮想読取色値とターゲット色の色値との色値差として、RGB空間上における2つの色値の距離を算出する。
画質モード選択部305は、記憶部301に記憶された複数の画質モードのうち、色値差算出部304により算出された色値差が最も小さい画質モードを選択する。
画質調整部306は、記憶部301に記憶された画質モードに基づいて電子画像データの色を調整する。
仮想入力色値算出部307は、標準的な特性に基づいて出力され、標準的な特性に基づいて読み取られた場合にターゲット色が得られるような仮想入力色値を算出する。
カラーパッチ画像生成部308は、仮想色値算出部307により算出された仮想入力色値および当該仮想入力色値の予め定められた範囲の周辺色を含むカラーパッチ画像(色見本)データを生成する。また、本実施形態においては、画像出力部312により、カラーパッチ画像生成部308において生成されたカラーパッチ画像データを用紙(記録媒体)に出力する。なお、本実施形態におけるカラーパッチ画像の具体的な説明については後述する。
カラーパッチ抽出部309は、画像読取部300によって読み取られた用紙上のカラーパッチ画像から複数の色を抽出する。
補正パラメータ生成部310は、画質モード選択部305により選択された画質モードに基づいて画質調整部306により調整された対象色が、ターゲット色に最も近い出力色となるようにカラーパッチ抽出部309により抽出された複数の色から電子画像データを補正するための補正パラメータ(補正データ)を生成する。
色補正部311は、補正パラメータ生成部310により生成された補正パラメータに基づいて、電子画像データに対する補正を行う。
画像出力部312は、色補正部311により補正された電子画像データを用紙に出力する。また、画像出力部312は、カラーパッチ画像生成部308により生成されたカラーパッチ画像データを用紙に出力する。
[色合わせ補正方法]
まず、本実施形態における色合わせ補正方法について、図面を参照して詳細に説明する。
[対象色の指定]
まず、画像形成装置3は、端末装置1からネットワーク4を介して図4に示されるような電子画像データ100を取得する。また、ターゲットプリンタ2において、後述するターゲット画像を予め用紙に出力しておく。
そして、色合わせ指定部302は、取得された電子画像データ100を解析して、電子画像データ100に含まれるオブジェクト(描画情報)を抽出する。本実施形態においては、図4に示されるように、電子画像データ100には、2つのオブジェクト50、51が含まれている。
次に、色合わせ指定部31は、抽出したオブジェクト50、51を図示しない表示部を介して、図5に示されるような色合わせ対象指定画面を表示する。本実施形態においては、各オブジェクトがRGB(レッド、グリーン、ブルー)値で表現された色で構成されている。例えば、オブジェクト50およびオブジェクト51は(255,0,0)の値をそれぞれ有する。本実施形態においては、色合わせ指定部31は、抽出した電子画像データ100のオブジェクト50およびオブジェクト51に基づいて、対象色となる色を指定する。
本実施形態においては、色合わせ指定部302は、色合わせ対象指定画面に表示されたオブジェクト50およびオブジェクト51は、それぞれコーポレートカラー等のように、特性が異なる出力装置で出力された場合であっても用紙に出力された際の品質を一定に保ちたい色により構成されている。そして、図示しない操作部におけるユーザの操作により、色合わせ指定部302は、表示部を介して表示されたオブジェクト50およびオブジェクト51のいずれかのオブジェクトを指定する。例えば、オブジェクト50の色を色合わせの対象色として指定する場合には、図5に示されるように、色合わせ対象画面においてオブジェクト50を選択して、OKボタンを押下することにより、色合わせ指定部302は、オブジェクト50の色を対象色として指定する。
なお、本実施形態においては、電子画像データ100を解析して、ユーザの操作によりオブジェクト50の色を色合わせの対象色として指定するものとして説明したが、抽出された電子画像データ100のオブジェクトにおいて予め定められたオブジェクトが存在する場合には、当該オブジェクトの色を対象色として指定するようにしてもよい。
[ターゲット色の指定]
次に、画像読取部300は、図6に示されるようなターゲットプリンタ2により予め用紙に出力されたターゲット画像を読み取る。
そして、仮想読取色値算出部303は、図7に示されるように、標準的な特性を有する仮想出力装置により対象色が出力された場合の色値である仮想出力色値を算出する。例えば、対象色の入力色値(sRGB値)を、標準的な特性を有する仮想出力装置により出力されたものと仮定して、標準的な特性に基づいてCMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)値を算出する。なお、標準的な特性とは、生産された機器ごとにそれぞれ有する特性を平均したものである。例えば、本実施形態における標準的な特性を有する仮想出力装置とは、生産された出力装置ごとにそれぞれ有する出力特性の平均的な特性を有する仮想出力装置である。
次に、図7に示されるように、仮想色値算出部304は、仮想出力装置により出力された対象色の仮想出力色値を、標準的な特性を有する仮想読取装置により読み取った場合の色値である仮想読取色値を算出する。例えば、対象色の仮想出力色値(CMYK値)を、標準的な特性を有する仮想読取装置により読み取られたものとして仮定して、L*a*b値に変換した後に、標準的な特性に基づいて仮想読取色値(dRGB値)を算出する。
つまり、本実施形態における仮想読取色値算出部303は、対象色が標準的な特性に基づいて出力され、標準的な特性に基づいて読み取られた場合に得られるような仮想読取色値を算出する。
そして、仮想入力色値算出部307は、対象色の仮想読取色値に基づいて、読み取られたターゲット画像からターゲット色を設定する。本実施形態においては、ターゲット画像に含まれる色のうち、対象色の仮想読取色値に最も近い色をターゲット色として設定する。
例えば、指定された対象色のRGB値が(255,0,0)であり、仮想出力装置および仮想読取装置の標準的な特性に基づいて算出された仮想読取色値のRGB値が(180,45,60)である場合には、仮想入力色値算出部307は、画像読取部300により読み取られたターゲット画像に含まれる色のうち、仮想読取色値のRGB値(180,45,60)に最も近い色をターゲット色として設定する。本実施形態においては、画像読取部300により読み取られた図6に示されるようなターゲット画像において、オブジェクト60の色が仮想読取色値のRGB値(180,45,60)に最も近いため、対象色の色合わせの基準となるターゲット色として設定する。なお、本実施形態においては、オブジェクト60の色のRGB値が(180,50,50)であるものとして説明する。
なお、本実施形態においては、ターゲット画像に含まれる色のうち、仮想読取色値に最も近い色をターゲット色として設定するものとして説明するが、ターゲット色を設定する場合に、読み取られたターゲット画像を図示しない表示部を介して表示し、このターゲット画像に含まれる色のうち、指定されたオブジェクトの色をターゲット色として設定するようにしてもよい。例えば、ユーザの操作により、ターゲット画像のオブジェクト60が指定された場合、色合わせ指定部302は、この指定されたオブジェクト60の色をターゲット色として設定するようにしてもよい。
[仮想入力色値の算出]
次に、本実施形態におけるターゲット色の仮想入力色値の算出方法について、図8を参照して詳細に説明する。
まず、仮想入力色値算出部307は、設定したターゲット色の色値(dRGB値)をL*a*b値に変換する。
次に、仮想入力色値算出部307は、仮想読取装置においてどのような色(CMYK値)が読み取られた場合に、ターゲット色が変換されたL*a*b値となるのかを算出する。本実施形態においては、仮想読取装置の標準的な特性に基づいて、ターゲット色が変換されたL*a*b値となるような仮想出力色値(CMYK値)を算出する。
そして、仮想入力色値算出部307は、仮想出力装置においてどのような入力画像の色値を出力した場合に、ターゲット色から算出された仮想出力色値(CMYK値)となるのかを算出する。本実施形態においては、仮想出力装置の標準的な特性に基づいて、ターゲット色から算出された仮想出力色値(CMYK値)となるような仮想入力色値(sRGB値)を算出する。
つまり、本実施形態における仮想入力色値算出部307は、標準的な特性に基づいて出力され、標準的な特性に基づいて読み取られた場合にターゲット色が得られるような仮想入力色値を算出する。
例えば、図8に示されるように、仮想入力色値算出部307は、まず、設定したターゲット色のRGB値(180,50,50)をL*a*b値に変換する。次に、仮想入力色値算出部307は、仮想読取装置によって読み取られた場合に、ターゲット色が変換されたL*a*b値が得られる仮想出力色値(CMYK値)を算出する。そして、仮想入力色値算出部307は、仮想出力装置によって仮想出力色値(CMYK値)を出力するための仮想入力色値のRGB値(241,8,12)を算出する。
[カラーパッチ画像データの生成]
次に、本実施形態におけるカラーパッチ画像の具体例ついて、図9を参照して詳細に説明する。
本実施形態におけるカラーパッチ画像生成部308は、仮想入力色値算出部307により算出されたターゲット色の仮想入力色値を中心として、ターゲット色の仮想入力色値の予め定められた範囲内における周辺色を含むカラーパッチ画像(色見本)データを生成する。具体的には、図9に示されるように、仮想入力色値算出部307により算出されたターゲット色の仮想入力色値(241,8,12)を中心の基準色として、仮想入力色値の周辺の色値を含むカラーパッチ画像データを生成する。本実施形態においては、図9に示されるように、仮想入力色値の周辺の色値として、上下方向において基準色から明度を変更した色が配置され、左右方向において基準色から彩度および色相を変更した色が配置されたカラーパッチ画像データを生成する。
例えば、図9のカラーパッチ画像データの左右方向においては、左から順に20%、30%、40%、50%、60%、70%、80%というように、左右方向において仮想入力色値から彩度が変更された色が配置される。
また、図9のカラーパッチ画像データの中心から右方向においては、仮想入力色値のRGB値のうち、例えば、Bの値を増加させることにより色相が変更された色が配置され、中心から左方向においては、仮想入力色値のRGB値のうち、Gの値を増加することにより色相が変更された色が配置されるというように、左右方向において仮想入力色値から色相が変更された色が配置される。
また、図9のカラーパッチ画像データの上下方向においては、上から順に100%、80%、60%、40%、20%というように、上下方向において仮想入力色値から明度が変更された色が配置される。
なお、本実施形態においては、図9に示されるように、カラーパッチ画像データにおける基準色(仮想入力色値)のRGB値が(241,8,12)、明度が60%、彩度が50%であるものとして説明する。
そして、記憶部301は、生成されたカラーパッチ画像データを記憶しておく。
[補正パラメータの生成]
次に、本実施形態における補正パラメータの具体的な生成方法について、図10および図11を参照して詳細に説明する。
まず、画像出力部312は、カラーパッチ画像生成部308により生成されたカラーパッチ画像データに基づいて、図10に示されるようなカラーパッチ画像を用紙に出力する。
次に、画像読取部300は、画像出力部312により用紙に出力されたカラーパッチ画像を読み取る。
そして、カラーパッチ抽出部309は、画像読取部300により読み取られたカラーパッチ画像から複数の色を抽出する。
次に、補正パラメータ生成部310は、カラーパッチ抽出部309により抽出された色のうち、ターゲット色に最も近い色を特定する。本実施形態においては、補正パラメータ生成部310は、カラーパッチ抽出部309により抽出された色のうち、ターゲット色のRGB値(180,50,50)に最も近い色を特定する。なお、本実施形態においては、補正パラメータ生成部310は、カラーパッチ抽出部310により抽出された複数の色のうち、ターゲット色のRGB値との距離が最も小さい色をターゲット色に最も近い色として特定するものとして説明するが、このような方法に限定されるものではない。
なお、カラーパッチ画像における基準色は、標準的な特性を有する仮想出力装置および仮想読取装置に基づいて、ターゲット色から算出されたものであるため、画像出力部312および画像読取部300の特性が標準的なものであれば、カラーパッチ抽出部309により抽出された基準色のRGB値とターゲット色のRGB値とが一致する。そのため、カラーパッチ抽出部309により抽出された基準色がターゲット色に最も近い色として特定される。しかし、画像出力部312および画像読取部300の特性が標準的なものではない場合には、基準色がターゲット色と一致しない可能性があるため、カラーパッチ抽出部309により抽出された複数の色のうち、ターゲット色に最も近い色を検索する。
本実施形態においては、画像出力部312および画像読取部300の機器の特性により、基準色のRGB値がターゲット色のRGB値と一致しない場合について説明する。
例えば、補正パラメータ生成部310は、図10に示されるようにカラーパッチ抽出部309により抽出された複数の色のうち、周辺色AのRGB値が(182,55,42)であり、ターゲット色に最も近い色であるため、基準色ではなく周辺色Aをターゲット色のRGB値(180,50,50)に最も近い色として特定する。
そして、補正パラメータ生成部310は、図11に示されるような色合わせ補正確認画面を図示しない表示部を介して表示して、OKボタンが押下された場合に補正パラメータを生成する。
本実施形態においては、補正パラメータ生成部310は、指定された対象色が、カラーパッチ抽出部309により抽出された色のうちターゲット色に最も近い色を出力する際に使用された色に近づくように電子画像データ100を補正するための補正パラメータを生成する。
例えば、補正パラメータ生成部310は、記憶部301に記憶されているカラーパッチ画像生成部35により生成されたカラーパッチ画像データを参照して、カラーパッチ画像を出力する際に使用されたカラーパッチ画像データにおいて周辺色Aと対応する色を特定する。本実施形態においては、図9に示されるように、カラーパッチ画像データにおいて周辺色Aと対応する色のRGB値(245,13,12)を特定する。
そして、補正パラメータ生成部310は、対象色のRGB値(255,0,0)がカラーパッチ抽出部309により抽出された複数の色のうちターゲット色に最も近い色を出力する際に使用された色に近づくよう電子画像データ100を補正するとともに、当該対象色の周辺色を補正するような補正パラメータを生成する。
具体的には、補正前において、対象色および対象色の周辺色が図12(A)に示されるような色空間に配置されている場合には、図12(B)に示されるように、対象色のRGB値(255,0,0)が、ターゲット色に最も近い周辺色Aに対応するカラーパッチ画像データの色のRGB値(245,13,12)に近づくとともに、対象色の補正にともなって対象色の周辺色が補正されるような補正パラメータを生成する。また、補正パラメータ生成部310は、生成した補正パラメータを記憶部301に記憶する。
本実施形態においては、カラーパッチ画像が画像出力部312の特性に基づいて用紙に出力されているため、カラーパッチ画像の入力色値であるカラーパッチ画像データの色に近づくように補正した電子画像データ100を、カラーパッチ画像と同様に画像出力部312によって用紙に出力した場合、カラーパッチ画像の色に近い色の画像が出力される。
なお、カラーパッチ抽出部309により抽出された基準色のRGB値とターゲット色のRGB値が一致する場合には、補正パラメータ生成部310は、対象色が基準色に対応するカラーパッチ画像データの色(ターゲット色の仮想入力色値)に近づくような補正パラメータを生成する。
そして、色補正部311は、補正パラメータ生成部310により生成された補正パラメータに基づいて電子画像データ100の色合わせ補正を行う。
[画質モード選択]
上述した電子画像データ100においては、対象色として指定されたオブジェクト50の色と、オブジェクト51とが同一の色であるため、電子画像データ100に対して色合わせ補正を行った場合、オブジェクト50及びオブジェクト51がともにターゲット色に近づくよう電子画像データ100が補正される。
そして、画像形成装置3において予め記憶されている画質を調整するための複数の画質モードのうちのいずれかに基づいて、電子画像データ100の色を調整した場合であっても、オブジェクト50およびオブジェクト51が同一の色であるため、色合わせ補正後において、オブジェクト50及びオブジェクト51のカラーバランスが、電子画像データ100の作成時と同一となる。
ここで、図13に示されるような、異なる色を有する複数のオブジェクト50〜53が含まれる電子画像データ101に対して、画質モードに基づいて電子画像データ101の色を調整した後に、上述した色合わせ補正を行った場合について説明する。この際、画質モードに基づく調整後の対象色とターゲット色との色差が大きい場合、図14に示されるように、対象色として指定された色については(図14においてはオブジェクト50)、ターゲット色に近い色に補正されるが、それ以外の色は画質モードに基づいて調整された後の色となる。そのため、対象色と、対象色以外の色とのカラーバランスが電子画像データ101の作成時とは異なってしまい、ユーザの意図から外れた出力結果となってしまう可能性がある。
例えば、図14に示されるように、オブジェクト50およびオブジェクト51のRGB値が(255,0,0)、オブジェクト52のRGB値が(0,255,0)、オブジェクト53のRGB値が(0,0,255)である電子画像データ101に対して、「標準モード」に基づいて画質の調整を行ったものとする。このとき、図14に示されるように、「標準モード」に基づいて調整された電子画像データ101においては、オブジェクト50およびオブジェクト51のRGB値が(190,40,40)、オブジェクト52のRGB値が(40,190,40)、オブジェクト53のRGB値が(40,40,190)に調整される。そして、画質の調整後の電子画像データ101において、オブジェクト50を対象色として指定された場合の色合わせ補正を行うと、図14に示されるように、オブジェクト50およびオブジェクト51については、ターゲット色に近い色であるRGB値(245,13,12)に補正され、オブジェクト52およびオブジェクト53については画質の調整後の色が維持される。
上述したように、画質の調整後の電子画像データ101の対象色とターゲット色との色値差が大きい場合には、電子画像データ101の作成時における各オブジェクト50〜53のカラーバランスと、色合わせ補正後の電子データ101における各オブジェクト50〜53のカラーバランスが大きく異なってしまう。
一方、図15に示されるように、画質モードに基づく調整後の対象色とターゲット色との色差が小さい場合には、色合わせ補正の補正量が小さいため、調整後の対象色とターゲット色との色値差が大きい場合と比較して、対象色と、対象色以外の色とのカラーバランスが大きく変化せず、電子画像データ101の作成時におけるユーザの意図に近い出力結果を得ることができる。
図15においては、「プレゼンモード」に基づいて電子画像データ101の画質が調整され、オブジェクト50の色を対象色として指定された際に色合わせ補正を行った場合の一例を示す。図15に示される通り、色合わせ補正後の電子画像データ101において、オブジェクト50およびオブジェクト51のRGB値が(245,13,12)、オブジェクト52のRGB値が(20,240,20)、オブジェクト53のRGB値が(20,20,240)となっており、「標準モード」に基づいて調整された電子画像データ101に対して色合わせ補正を行った場合と比較して、「プレゼンモード」に基づいて調整された電子画像データ101に対して色合わせ補正を行った方が、対象色と、対象色以外の色とのカラーバランスの変化が小さくなっている。
そこで、以下の説明においては、画像形成装置3が有する画質モードのうち、対象色のRGB値とターゲット色のRGB値との色値差が最も少なくなる画質モードを選択する処理について説明する。
まず、画像形成装置3が有する画質モードについて説明する。図16は、画像形成装置3が有する画質モードの一例を示す図である。
図16に示されるように、本実施形態においては、画質モードとして「プレゼンモード」、「標準モード」および「デザインモード」の3つの画質モードが記憶部301において記憶されている。なお、画質モードとは、それぞれに予め定められた調整量に基づいて、電子画像データ101の画質を調整するものである。
例えば、「プレゼンモード」は、画像形成装置3における最大出力に基づいて画像が出力されるよう画質を調整する画質モードである。また、「デザインモード」は、図示しない表示装置に表示された電子画像データ101と視覚的に近い色により出力されるよう画質を調整する画質モードである。また、「標準モード」は、「プレゼンモード」と「デザインモード」の中間の調整量により画質を調整する画質モードである。
次に、本実施形態における画質モードの選択方法について図面を参照して詳細に説明する。
まず、上述した方法と同様にして、色合わせ指定部302は、電子画像データ101から対象色を指定する。本実施形態においては、オブジェクト50が指定されたものとして説明する。
次に、仮想読取色値算出部303は、記憶部301に記憶されている各画質モードに基づいて調整された対象色が標準的な特性に基づいて出力され、標準的な特性に基づいて読み取られた場合に得られるような仮想読取色値を算出する。具体的には、「プレゼンモード」、「標準モード」および「デザインモード」の各画質モードに基づいて調整された場合の対象色それぞれの仮想読取色値を、上述した仮想読取色値の算出方法により算出する。また、仮想入力色値算出部307は、画像読取部300により読み取られたターゲット画像に含まれる色のうち、調整前の対象色の仮想読取色値に最も近い色をターゲット色として設定する。
次に、色値差算出部304は、仮想読取色値算出手段により算出された仮想読取色値と、設定されたターゲット色の色値との色値差を算出する。具体的には、図17に示されるように、仮想読取色値のRGB値とターゲット色のRGB値とのRGB空間上における距離を算出する。例えば、図17に示されるように、「プレゼンモード」に基づいて調整された場合の対象色の仮想読取色値のRGB値(180,53,54)と、ターゲット色の(180,50,50)とのRGB各色の差を(dR,dG,dB)とした場合、色値差算出部304は、
Figure 0006562381
により算出される距離を色値差として算出する。
そして、画質モード選択部305は、色値差算出部304により算出された色値差が最も小さい画質モードを選択する。具体的には、図17に示されるように、「プレゼンモード」の場合の対象色の仮想読取色値とターゲット色の色値との距離が5、「標準モード」の場合の対象色の仮想読取色値とターゲット色の色値との距離が13、「デザインモード」の場合の対象色の仮想読取色値とターゲット色の色値との距離が26である場合、画質モード選択部305は、色値差が最も小さい画質モードとして「プレゼンモード」を選択する。
そして、画質調整部306は、画質モード選択部305により選択された画質モードに基づいて、電子画像データ101に対する画質の調整を行う。
そして、画質調整部306により調整された対象色について上述した色合わせ補正を行う。具体的には、上述した通り、仮想入力色値307により、標準的な特性に基づいて出力され、標準的な特性に基づいて読み取られた場合に、ターゲット色が得られるような仮想入力色値を算出し、画像出力部312は、この仮想入力色値および当該仮想入力色値の予め定められた範囲の周辺色値を含むカラーパッチ画像を用紙上に出力し、カラーパッチ抽出部309は、画像読取部300によって読み取られたカラーパッチ画像から複数の色を抽出する。
そして、補正パラメータ生成部310は、画質モード選択部305により選択された画質モードに基づいて画質調整部306により調整された対象色が、ターゲット色に最も近い出力色となるようにカラーパッチ抽出部309により抽出された複数の色から電子画像データ101を補正するための補正パラメータを生成する。
なお、本実施形態においては、色値差が最も小さい画質モードを選択し、選択された画質モードに基づいて電子画像データに対する画質の調整を行うものものとして説明したが、画質モード選択部305により選択された画質モードを図示しない表示部を介して表示し、ユーザの操作により画質モード選択部305により選択された画質モードを、色合わせ補正を行う際の画質モードとして設定するか否かを決定するようにしてもよい。また、記憶部301は、設定された色合わせ補正を行う際の画質モードと補正パラメータとを対応付けて記憶し、色補正部311は、画質モード選択部305により、画質モードが選択された場合に、当該画質モードと対応する補正パラメータに基づいて電子画像データ101を補正するようにしてもよい。
例えば、画質モード選択部305は、図示しない表示部を介して、図18(A)に示されるような画面を表示し、選択された画質モードを、色合わせ補正を行う際の画質モードとして設定するか否かについて、ユーザの入力を受け付ける。ここで、「はい」ボタンが押下された場合には、画質調整部306は、画質モード選択部305により選択された画質モードを、今後の色合わせ補正を行う際の画質モードとして設定する。
また、「いいえ」ボタンが押下された場合には、画質モード選択部305は、図示しない表示部を介して図15(B)に示されるように、色合わせ補正を行う際の画質モードを選択する画面を表示する。そして、「常に適用」ボタンが押下された場合には、画質モード選択部305は、「プレゼンモード」、「標準モード」および「デザインモード」のいずれの画質モードにおいても色合わせ補正を行うように設定する。また、「現在の画質モードを適用」ボタンが押下された場合には、現在の画像形成装置3において設定されている画質モードを、今後の色合わせ補正を行う際の画質モードとして設定する。さらに、「画質モードを選択する」ボタンが押下された場合には、図15(C)に示されるような画面を表示し、「プレゼンモード」、「標準モード」および「デザインモード」のうちいずれの画質モードを、今後の色合わせ補正を行う画質モードとして設定するかをユーザの操作により決定する。
次に、本実施形態における画像形成装置3の全体的な処理の流れについて、図19のフローチャートを参照して説明する。
まず、色合わせ指定部302は、電子画像データ101において色補正を行う対象となる対象色を指定する(ステップS101)。
次に、画像読取部300は、対象色に対する色補正の目標となるターゲット色を有するターゲット画像を読み取る(ステップS102)。
次に、仮想入力色値算出部307は、調整前の対象色の仮想読取色値に基づいて、読み取られたターゲット画像からターゲット色を設定する(ステップS103)。
次に、画質モード選択部305は、画質モードの選択の処理を実行する(ステップS104)。
そして、色補正部311は、画質モード選択部305により選択された画質モードに基づいて画質調整部306により調整された対象色が、ターゲット色に近づくよう電子画像データ101を補正するための補正パラメータに基づいて電子画像データ101の色を補正する(ステップS105)。
次に、ステップS104における画質モードの選択の処理の流れについて、図20のフローチャートを参照して説明する。
まず、仮想読取色値算出部303は、記憶部301に記憶された画質モードを1つ設定する(ステップS201)。
次に、仮想読取色値算出部303は、設定した画質モードに基づいて調整された対象色が標準的な特性に基づいて出力され、標準的な特性に基づいて読み取られた場合の仮想読取色値を算出する(ステップS202)。
次に、色値差算出部304は、画質モードに基づいて調整された対象色の仮想読取色値とターゲット色とのRGB各色の差(dR、dG、dB)を算出する(ステップS203)。
また、色値差算出部304は、画質モードに基づいて調整された対象色の仮想読取色値とターゲット色とのRGB各色の差に基づいて、調整された対象色の仮想読取色値とターゲット色とのRGB空間上における距離を算出する(ステップS204)。このとき、記憶部301は、算出された距離と画質モードとを対応付けて記憶しておく。
そして、色値差算出部304は、記憶部301を参照して、調整後の対象色の仮想読取色値が算出されていない画質モードが存在するか否かを判定する(ステップS205)。調整後の対象色の仮想読取色値が算出されていない画質モードが存在する場合(ステップS205においてyes)、ステップ201に戻り、処理を繰り返す。
また、調整後の対象色の仮想読取色値が算出されていない画質モードが存在しない場合(ステップS205においてno)、画質モード選択部305は、色値差算出部304により算出された距離が最も小さい画質モードを選択する(ステップS205)。
次に、ステップS104における色合わせ補正の処理の流れについて、図21のフローチャートを参照して説明する。
まず、仮想入力色値算出部34は、設定されたターゲット色の仮想入力色値を算出する(ステップS301)。
そして、カラーパッチ画像生成部308は、仮想入力色値および当該仮想入力色値の周辺色値を含むカラーパッチ画像データを生成し、画像出力312は、用紙にカラーパッチ画像を出力する(ステップS302)。
次に、画像読取部300は、出力されたカラーパッチ画像を読み取る(ステップS303)。
そして、カラーパッチ抽出部309は、読み取られたカラーパッチ画像から複数の色を抽出する(ステップS304)。
次に、補正パラメータ生成部310は、画質モード選択部305により選択された画質モードに基づいて画質調整部306により調整された対象色が、ターゲット色に近づくよう電子画像データ101を補正するための補正パラメータを生成し、色補正部38は、生成された補正パラメータに基づいて、電子画像データの色合わせ補正を行う(ステップS305)。
最後に、画像出力部312は、色補正部311により補正された電子画像データ101に基づいて用紙上に画像を出力する(ステップS306)。
なお、本実施形態においては、画質モード選択部305により、仮想読取色値のRGB値とターゲット色のRGB値との距離が最も小さい画質モードを画質モード選択部305により選択して、この画質モードに基づいて調整された対象色について色合わせ補正を行うものとして説明した。しかし、電子画像データ101を調整する方法としては、画質モードに限定されるものではない。例えば、記憶部301は、予め定められた調整量として、対象色のRGB各色、明度、彩度または色度等の画像データの色の濃度値に関する複数の設定(例えば、RGB各色ごとの変換テーブル)を記憶しておき、画質モード選択部305は、これら複数の設定のうち、調整後の対象色の仮想読取色値のRGB値とターゲット色のRGB値との距離が最も小さい設定を選択するようにしてもよい。
また、複数の画質モードのうち、調整後の対象色の仮想読取色値のRGB値とターゲット色のRGB値とのRGB空間上における距離が予め定められた閾値未満(例えば10未満)となる画質モードが存在しない場合、画質モード選択部305は、濃度値に関する複数の設定のうち、調整された対象色の仮想読取色値のRGB値と、ターゲット色のRGB値との色値差が最も小さい設定を選択するようにしてもよい。この場合には、補正パラメータ生成部311は、選択された設定に基づいて調整された対象色がターゲット色に近づくよう電子画像データ101を補正するための補正データを生成する。
1 端末装置
2 ターゲットプリンタ
3 画像形成装置
4 ネットワーク
11 CPU
12 メモリ
13 記憶装置
14 通信IF
15 UI装置
16、300 画像読取部
17 画像出力部
18 制御バス
50、51、52、53、60 オブジェクト
100、101 電子画像データ
301 記憶部
302 色合わせ指定部
303 仮想読取色値算出部
304 色値差算出部
305 画質モード選択部
306 画質調整部
307 仮想入力色値算出部
308 カラーパッチ画像生成部
309 カラーパッチ抽出部
310 補正パラメータ生成部
311 色補正部
312 画像出力部

Claims (5)

  1. 画像データにおいて色補正を行う対象となる対象色を指定する指定手段と、
    前記対象色に対する色補正の目標となる目標色を有する目標画像を読み取る読取手段と、
    予め定められた調整量に関する複数の設定を記憶する記憶手段と、
    前記設定に基づいて調整された対象色が、標準的な特性に基づいて出力され、標準的な特性に基づいて読み取られた場合の仮想読取色値を算出する仮想読取色値算出手段と、
    前記仮想読取色値算出手段により算出された仮想読取色値と前記目標色の色値との色値差を算出する色値差算出手段と、
    前記複数の設定のうち、前記色値差算出手段により算出された色値差が最も小さい設定を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された設定に基づいて、前記画像データの色を調整する調整手段と、
    前記調整手段により調整された対象色が前記目標色に近づくよう前記画像データを補正するための補正データを生成する補正データ生成手段と、
    標準的な特性に基づいて出力され、標準的な特性に基づいて読み取られた場合に、前記目標色が得られるような仮想入力色値を算出する仮想入力色値算出手段と、
    前記仮想入力色値算出手段により算出された仮想入力色値および当該仮想入力色値の予め定められた範囲の周辺色値を含む色見本を記録媒体上に出力する出力手段と、
    前記読取手段によって読み取られた前記記録媒体上の色見本から複数の色を抽出する抽出手段と、
    を有し、
    前記補正データ生成手段は、前記調整手段により調整された対象色が、前記目標色に最も近い出力色となるように前記抽出手段により抽出された複数の色から前記画像データを補正するための補正データを生成する
    画像形成装置。
  2. 前記複数の設定は、それぞれ前記画像データの画質を調整するための画質モードである請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記複数の設定は、それぞれ前記画像データの色の濃度値の調整量に関する設定である請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記記憶手段は、前記選択手段により選択された設定と前記補正データ生成手段により生成された補正データとを対応付けて記憶し、
    前記選択手段により前記設定が選択された場合に、当該設定と対応する補正データに基づいて前記画像データを補正する補正手段をさらに有する請求項2または3記載の画像形成装置。
  5. 予め定められた調整量に関する複数の設定を記憶するステップと、
    画像データにおいて色補正を行う対象となる対象色を指定するステップと、
    前記対象色に対する色補正の目標となる目標色を有する目標画像を読み取るステップと、
    前記設定に基づいて調整された前記対象色が標準的な特性に基づいて出力され、標準的な特性に基づいて読み取られた場合の仮想読取色値を算出するステップと、
    算出された仮想読取色値と前記目標色の色値との色値差を算出するステップと、
    前記複数の設定のうち、算出された色値差が最も小さい設定を選択するステップと、
    選択された設定に基づいて前記画像データの色を調整する調整ステップと、
    標準的な特性に基づいて出力され、標準的な特性に基づいて読み取られた場合に、前記目標色が得られるような仮想入力色値を算出するステップと、
    算出された仮想入力色値および当該仮想入力色値の予め定められた範囲の周辺色値を含む色見本を記録媒体上に出力するステップと、
    読み取られた前記記録媒体上の色見本から複数の色を抽出する抽出ステップと、
    調整された対象色が前記目標色に近づくよう前記画像データを補正するための補正データを生成する際に、前記調整ステップにおいて調整された対象色が、前記目標色に最も近い出力色となるように前記抽出ステップにおいて抽出された複数の色から前記画像データを補正するための補正データを生成するステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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