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JP6566899B2 - 通信端末装置、通信方法及び通信プログラム - Google Patents
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JP6566899B2 - 通信端末装置、通信方法及び通信プログラム - Google Patents

通信端末装置、通信方法及び通信プログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信端末装置、通信方法及び通信プログラムに関する。特に、通信端末装置からサーバにデータを送信する通信システムにおけるデータの輻輳を回避する通信端末装置、通信方法及び通信プログラムに関する。
電力スマートメータシステムといった通信システムでは、電力使用状況のデータがセンタのデータ集積サーバに30分に1回送信される。スマートメータ及び複数台のスマートメータのデータをまとめて送信するコンセントレータと呼ばれる通信端末は、電力会社が管轄する地域全世帯をカバーする台数が配置される。具体的には、通信端末の台数は1万台以上にもなる。このような配置台数の多さから、通信端末は量産型となり、通信端末に個別にデータ送信タイミングを設定することは困難である。現状ではセンタ側の時計サーバによって時刻同期が行われ、具体例として毎時0分及び30分のタイミングで全通信端末から一斉にデータが発信されている。これによって、短時間に多量のデータが送信され、センタ入口のWAN回線やサーバ上のデータ受信バッファにて輻輳が発生し、ネットワーク帯域及びデータ集積サーバの処理性能を圧迫する。
特許文献1には、センタサーバと通信端末装置とを備え、通信端末装置の識別情報と通信端末装置からデータを受信する時間帯との対応関係を規定したテーブルを記憶する通信システムが開示されている。この通信システムでは、上記テーブルを用いてデータを受信する時間帯を分散させるためのキーを、センタサーバから通信端末装置に通知し、データの輻輳を回避している。
特許第5832246号公報
しかし、特許文献1では、各通信端末装置における送信タイミングを分散させるためのキーはセンタサーバで管理されており、センタサーバ側で提供されるアプリケーションに合わせた通信端末装置の作りこみが必要となる。また、分散具合が固定的であり、通信端末装置の端末台数が増加した場合に負荷を分散しきれなくなる虞がある。
本発明は、センタサーバの処理や通信端末装置の端末台数に縛られること無く、通信端末装置の処理のみにより送信タイミングを的確に分散することができる通信端末装置を提供することを目的とする。
本発明に係る通信端末装置は、各々がサーバに接続された複数の通信端末装置であって各々が前記サーバに送信データを送信する複数の通信端末装置に含まれる通信端末装置において、
前記複数の通信端末装置から自装置を識別する端末固有値と、前記複数の通信端末装置の台数を表す台数情報とに基づいて、前記複数の通信端末装置に共通する設定時刻からの遅延時間を算出する遅延時間算出部と、
前記設定時刻に前記遅延時間を加算した時刻に送信データを送信するデータ送信部と
を備えた。
前記遅延時間算出部は、
前記遅延時間の最大値である遅延最大時間を分割する数を表す分割値で、前記端末固有値を除算し、除算して得られる剰余に基づいて第1遅延時間を取得し、前記台数情報に基づいて第2遅延時間を取得し、前記第1遅延時間と前記第2遅延時間とを加算した値を前記遅延時間とする。
前記通信端末装置は、
1から前記分割値までの各値と前記第1遅延時間の候補とを対応付けた第1遅延情報と、前記台数情報の取り得る複数の範囲の各範囲と前記第2遅延時間の候補とを対応付けた第2遅延情報とを記憶する記憶部を備え、
前記遅延時間算出部は、
前記第1遅延情報に基づいて、前記剰余に対応する前記第1遅延時間の候補を前記第1遅延時間として取得し、前記第2遅延情報に基づいて、前記台数情報が含まれる範囲に対応する前記第2遅延時間の候補を前記第2遅延時間として取得する。
前記第1遅延時間の候補は、0以上、かつ、前記遅延最大時間を前記分割値で割った値に分割値をかけた値より小さく、
前記第2遅延時間の候補は、0以上、かつ、前記遅延最大時間を前記分割値で割った値より小さい。
前記通信端末装置は、
前記端末固有値に基づいて前記台数情報を算出する台数情報算出部を備えた。
前記端末固有値は、前記複数の通信端末装置の各々にシーケンシャルに付与された。
本発明に係る通信方法は、各々がサーバに接続された複数の通信端末装置であって各々が前記サーバに送信データを送信する複数の通信端末装置に含まれる通信端末装置の通信方法において、
遅延時間算出部が、前記複数の通信端末装置から自装置を識別する端末固有値と、前記複数の通信端末装置の台数を表す台数情報とに基づいて、前記複数の通信端末装置に共通する設定時刻からの遅延時間を算出し、
データ送信部が、前記設定時刻に前記遅延時間を加算した時刻に送信データを送信する。
本発明に係る通信プログラムは、各々がサーバに接続された複数の通信端末装置であって各々が前記サーバに送信データを送信する複数の通信端末装置に含まれる通信端末装置の通信プログラムにおいて、
前記複数の通信端末装置から自装置を識別する端末固有値と、前記複数の通信端末装置の台数を表す台数情報とに基づいて、前記複数の通信端末装置に共通する設定時刻からの遅延時間を算出する遅延時間算出処理と、
前記設定時刻に前記遅延時間を加算した時刻に送信データを送信するデータ送信処理と
をコンピュータである通信端末装置に実行させる。
本発明に係る通信端末装置によれば、複数の通信端末装置から自装置を識別する端末固有値と、複数の通信端末装置の台数を表す台数情報とに基づいて、複数の通信端末装置に共通する設定時刻からの遅延時間を算出する遅延時間算出部と、設定時刻に遅延時間を加算した時刻に送信データを送信するデータ送信部とを備えたので、送信先のサーバの処理に縛られること無く、通信端末装置の処理のみにより送信タイミングを的確に分散することができる。
実施の形態1に係る通信システム500の構成図。 実施の形態1に係る通信端末装置100の構成図。 実施の形態1に係る通信端末装置100の通信方法510及び通信プログラム520の通信処理S100を示すフロー図。 実施の形態1に係る遅延時間tの算出方法を示す図。 実施の形態1に係る第1遅延情報144の一例を示す図。 実施の形態1に係る第2遅延情報145の一例を示す図。 実施の形態1の変形例に係る通信端末装置100xの構成図。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1を用いて、本実施の形態に係る通信システム500の構成について説明する。
本実施の形態に係る通信システム500は、複数の通信端末装置10と、ネットワーク300と、サーバ200とを有する。複数の通信端末装置10は、各々がサーバ200にネットワーク300を介して接続されている。複数の通信端末装置10は、各々がサーバ200に送信データ199を送信する。複数の通信端末装置10の各々が通信端末装置100である。すなわち、通信端末装置100は複数の通信端末装置10に含まれる。
サーバ200は、複数の通信端末装置100の各々、すなわち通信端末装置100から送信される送信データ199を集積するデータ集積サーバである。
通信端末装置100は、サーバ200に送信データ199を送信するIoT(Internet of Things)機器である。
通信システム500の具体例としては、電力スマートメータシステム、監視モニタシステム、自動車走行管理システムがある。
電力スマートメータシステムの場合、通信端末装置100は、スマートメータ、或いは複数台のスマートメータの電力データをまとめて送信するコンセントレータである。
また、監視モニタ管理システムの場合、通信端末装置100は、監視カメラや防犯カメラのような撮像装置である。
また、自動車走行管理システムの場合、通信端末装置100は、自動車に搭載された車両制御システムやカーナビゲーションシステムである。
なお、通信システム500は、複数の通信端末装置と、複数の通信端末装置の各々からデータが送信されるサーバとを有するシステムであれば、どのようなサービスシステムであっても本実施の形態を適用することができる。
図2を用いて、本実施の形態に係る通信端末装置100の構成について説明する。
図2に示すように、本実施の形態において、通信端末装置100は、コンピュータである。通信端末装置100は、CPU(Central Processing Unit)910、記憶装置920、入力インタフェース930、出力インタフェース940、通信装置950といったハードウェアを備える。記憶装置920は、メモリ921と補助記憶装置922とを含む。
また、通信端末装置100は、機能構成として、台数情報算出部110と、遅延時間算出部120と、データ送信部130と、記憶部140とを備える。以下の説明では、通信端末装置100における台数情報算出部110と、遅延時間算出部120と、データ送信部130との機能を、通信端末装置100の「部」の機能という。通信端末装置100の「部」の機能は、ソフトウェアで実現される。
また、記憶部140は、メモリ921で実現される。記憶部140には、端末固有値141、端末固有基準値142、分割値143、第1遅延情報144、第2遅延情報145、設定時刻146が記憶されている。また、記憶部140には、台数情報算出部110により算出された台数情報111と、遅延時間算出部120により算出された遅延時間121とが記憶される。
CPU910は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、他のハードウェアを制御する。
CPU910は、プロセッシングを行うIC(Integrated Circuit)である。CPU910は、プロセッサである。
補助記憶装置922は、具体的には、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、又は、HDD(Hard Disk Drive)である。メモリ921は、具体的には、RAM(Random Access Memory)である。本実施の形態では、記憶部140は、メモリ921により実現されるが、メモリ921及び補助記憶装置922により実現されてもよい。
通信装置950は、レシーバ951とトランスミッタ952とを備える。具体的には、通信装置950は通信チップまたはNIC(Network Interface Card)である。通信装置950はデータを通信する通信部として機能する。レシーバ951はデータを受信する受信部として機能し、トランスミッタ952はデータを送信する送信部として機能する。通信装置950は、インターネットといったネットワーク300に接続される。トランスミッタ952は、ネットワーク300を介して送信データ199をサーバ200に送信する。
入力インタフェース930は、マウス、キーボード、タッチパネルといった入力装置と接続されるポートである。入力インタフェース930は、具体的には、USB(Universal Serial Bus)端子である。なお、入力インタフェース930は、LANと接続されるポートであってもよい。
出力インタフェース940は、ディスプレイといった出力装置のケーブルが接続されるポートである。出力インタフェース940は、具体的には、USB端子又はHDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)端子である。ディスプレイは、具体的には、LCD(Liquid Crystal Display)である。
補助記憶装置922には、「部」の機能を実現するプログラムが記憶されている。このプログラムは、メモリ921にロードされ、CPU910に読み込まれ、CPU910によって実行される。補助記憶装置922には、OS(Operating System)も記憶されている。OSの少なくとも一部がメモリにロードされ、CPU910はOSを実行しながら、「部」の機能を実現するプログラムを実行する。
通信端末装置100は、上述したCPU910と同じような他のCPUを1つ以上備えていてもよい。CPU910と他のCPUとが「部」の機能を実現するプログラムを連携して実行してもよい。
「部」の処理の結果を示す情報、データ、信号値、及び、変数値は、補助記憶装置922、メモリ921、又は、CPU910内のレジスタ又はキャッシュメモリに記憶される。
「部」の機能を実現するプログラムは、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)といった可搬記録媒体に記憶されてもよい。
なお、「部」の機能を実現するプログラムは、通信プログラム520ともいう。また、通信プログラムプロダクトと称されるものは、「部」の機能を実現する通信プログラム520が記録された記憶媒体及び記憶装置であり、見た目の形式に関わらず、コンピュータ読み取り可能なプログラムをロードしているものである。
***動作の説明***
図3を用いて、本実施の形態に係る通信端末装置100の通信方法510及び通信プログラム520の通信処理S100について説明する。
図3に示すように、通信処理S100は、台数情報算出処理S10と、遅延時間算出処理S20と、データ送信処理S30とを有する。
<台数情報算出処理S10>
台数情報算出処理S10において、台数情報算出部110は、端末固有値141に基づいて台数情報111を算出する。
ステップS101において、台数情報算出部110は、端末固有値141と、端末固有基準値142とを記憶部140から読み込む。
ここで、端末固有値141とは、複数の通信端末装置10から自装置を識別する値である。具体的には、端末固有値は、複数の通信端末装置10の各々にシーケンシャルに付与された値である。例えば、通信システム500が10000台の通信端末装置を有する場合、複数の通信端末装置10の各々には、1から順に10000までの端末固有値が付与される。或いは、予め端末固有基準値142を設定し、端末固有基準値142から順にシーケンシャルに付与された値でもよい。例えば、端末固有基準値142が30000である場合、30001から順に40000までの端末固有値が付与される。
すなわち、端末固有値141は、複数の通信端末装置10の生産台数に関連する値である。端末固有値141は、複数の通信端末装置10の生産台数に関連する値を示すことができればシーケンシャルに付与された値でなくても構わない。
ステップS102において、台数情報算出部110は、端末固有値141と端末固有基準値142とを用いて台数情報111を算出する。台数情報111は、複数の通信端末装置10における通信端末装置100の分散係数として用いる。
具体的には、台数情報算出部110は、端末固有値141と端末固有基準値142との差に対して10を底とする対数をとることにより台数情報111を算出する。すなわち、台数情報=INT(LOG((端末固有値−端末固有基準値),10)である。
台数情報111は、複数の通信端末装置10の台数を表す。具体的には、台数情報111は、端末固有値141により表される既存稼働端末台数を桁数レベルで表した値である。桁数レベルとは、すなわち乗数レベルで表していることと同義である。
例えば、自装置である通信端末装置100の端末固有値141が38500、端末固有基準値142が30000である場合について説明する。このとき、台数情報111は、INT(LOG((38500−30000),10)で求められ、台数情報111は4となる。端末固有値141が38500ということは、通信システム500には少なくとも8500台の通信端末装置が稼働しており、通信端末装置100は複数の通信端末装置10において4桁レベルに分散されることを意味する。また、通信端末装置100の端末固有値141が30050である場合、台数情報111は、INT(LOG((30050−30000),10)で求められ、台数情報111は2となる。端末固有値141が30050ということは、通信システム500には少なくとも50台の通信端末装置が稼働しており、通信端末装置100は複数の通信端末装置10において2桁レベルに分散されることを意味する。
このように、台数情報111は複数の通信端末装置10における通信端末装置100の分散係数として用いられる。
台数情報算出部110は、算出した台数情報111を記憶部140に記憶する。
<遅延時間算出処理S20>
遅延時間算出処理S20において、遅延時間算出部120は、端末固有値141と台数情報111とに基づいて、複数の通信端末装置10に共通する設定時刻146からの遅延時間121を算出する。以下、遅延時間121をtと称する場合がある。
図4は、本実施の形態に係る遅延時間tの算出方法を示す図である。
図4に示すように、遅延時間算出部120は、遅延時間tの最大値である遅延最大時間tmを分割する数を表す分割値143で、端末固有値141を除算し、除算して得られる剰余dを算出する。遅延時間算出部120は、算出した剰余dに基づいて第1遅延時間t1を取得する。また、遅延時間算出部120は、台数情報111に基づいて第2遅延時間t2を取得する。そして、遅延時間算出部120は、第1遅延時間t1と第2遅延時間t2とを加算した値を遅延時間tとして算出する。
ここで、設定時刻146とは、複数の通信端末装置10の各々である通信端末装置100において、送信データ199を送信するデータ送信時刻Tを決定する基準となるデータ送信基準時刻である。以下、設定時刻146をT0と称する場合がある。この設定時刻T0は、複数の通信端末装置10に共通の時刻である。具体的には、設定時刻T0は、毎時0分、或いは、毎時30分というように設定されている。本実施の形態では、設定時刻T0は、毎時0分及び毎時30分であるものとする。
遅延時間tとは、複数の通信端末装置10に共通に設定されている設定時刻T0からの遅延時間である。
分割値143とは、遅延時間tの最大値である遅延最大時間tmを分割する数を表している。例えば、設定時刻T0が毎時0分と毎時30分である場合、遅延時間tの最大値である遅延最大時間tmは2つの設定時刻の間隔である30分となる。分割値143は、この30分を分割する数である。分割値143は自然数で表される。この分割値143は、通信システム500に含まれる複数の通信端末装置10の台数と設定時刻146(すなわちデータ送信基準時刻)の間隔とから、予めシステム設計者により算出されるものとする。なお、分割値143は、遅延係数ともいう。
ステップS103において、遅延時間算出部120は、第1遅延情報144と第2遅延情報145とを記憶部140から読み込む。
図5は、本実施の形態に係る第1遅延情報144の一例を示す図である。また、図6は、本実施の形態に係る第2遅延情報145の一例を示す図である。
第1遅延情報144は、1から分割値143までの各値と第1遅延時間t1の候補とを対応付けたテーブルである。
具体的には、分割値143が10の場合、第1遅延情報144は、1から10までの各値と、第1遅延時間t1の候補とが対応付けられている。本実施の形態では、端末固有値141を分割値143で除算した剰余dと、第1遅延時間t1の候補とが対応付けられている。
第1遅延時間t1は、遅延最大時間tmを分割値143で各時間帯に分割し、設定時刻T0から各時間帯が始まる時点までの時間である。以下において、各時間帯を分割時間帯Rとする。
図4に示すように、遅延最大時間tmを30分(1800sec)とし、分割値143を10とすると、遅延最大時間tmを分割値143で分割した各分割時間帯Rは180secとなる。そこで、剰余dが0の場合は0、剰余dが1の場合は180、剰余dが2の場合は360、剰余dが3の場合は540、・・・、剰余dが9の場合は1620となる。第1遅延時間t1の候補は、0以上、かつ、遅延最大時間tmを分割値143で割った値に分割値143をかけた値より小さい。具体例では、第1遅延時間t1の候補は、0以上、かつ、遅延最大時間tmである1800secを分割値143である10で割った値(180sec)に10をかけた値(1800sec)より小さくなる。
また、第2遅延情報145は、台数情報111の取り得る複数の範囲の各範囲と第2遅延時間t2の候補とを対応付けたテーブルである。ここで、台数情報111の取り得る複数の範囲は、図6に示すように、1桁,2桁,3桁,・・・,9桁である。1桁は1から9の範囲、2桁は10から99の範囲、3桁は100から999の範囲というように、台数情報111は端末固有値141、あるいは端末固有値141と端末固有基準値142とから求まる通信端末装置100の識別子が含まれる範囲を表している。
第2遅延情報145では、台数情報111の取り得る複数の範囲の各範囲と、遅延最大時間tmを分割値143で分割した各分割時間帯Rにおける時間とを対応付ける。例えば、図6に示すように、遅延最大時間tmを分割値143で分割した各分割時間帯Rが180secの場合、1桁の場合は90sec、2桁の場合は45sec、3桁の場合は22.5secというように対応付ける。よって、第2遅延時間t2の候補は、0以上、かつ、遅延最大時間tmを分割値143で割った値より小さくなる。具体的には、第2遅延時間t2の候補は、0以上、かつ、遅延最大時間tmの1800secを分割値143である10で割った値180secより小さくなる。
以上のように、第1遅延情報144では、遅延最大時間tmを分割値143で等分に分割し、設定時刻T0から各分割時間帯Rが始まるまでの時間が設定されている。また、第2遅延情報145には、台数情報111を分散係数として、各分割時間帯Rにおいて通信端末装置100を分散させるための時間が設定されている。
ステップS104において、遅延時間算出部120は、端末固有値141を分割値143で割った剰余dを取得する。遅延時間算出部120は、第1遅延情報144に基づいて、剰余dに対応する第1遅延時間t1の候補を第1遅延時間t1として取得する。具体的には、端末固有値141が30103の場合、30103を分割値143である10で割った剰余dは3となる。遅延時間算出部120は、第1遅延情報144を参照し、剰余3に対応する540secを第1遅延時間t1として決定する。
ステップS105において、遅延時間算出部120は、ステップS102で算出した台数情報111に対応する第2遅延時間t2を、第2遅延情報145から取得する。遅延時間算出部120は、第2遅延情報145に基づいて、台数情報111に対応する第2遅延時間t2の候補を第2遅延時間t2として取得する。具体的には、端末固有値141が30103の場合、台数情報111はステップS102で3桁と算出される。遅延時間算出部120は、第2遅延情報145を参照し、3桁に対応する45secを第2遅延時間t2として取得する。
ステップS106において、遅延時間算出部120は、第1遅延時間t1と第2遅延時間t2とを加算した結果を遅延時間tとして算出する。
上述した台数情報算出処理S10と遅延時間算出処理S20は、通信端末装置100の通信プログラム520が起動された直後に実行され、遅延時間121が記憶部140に記憶される。
<データ送信処理S30>
データ送信処理S30において、データ送信部130は、設定時刻T0に遅延時間tを加算した時刻に送信データ199を送信する。
ステップS107において、データ送信部130は、設定時刻T0が否かを判定する。具体的には、データ送信部130は、毎時0分、あるいは、毎時30分であるかを判定する。データ送信部130は、設定時刻T0でないと判定した場合、設定時刻T0になるまでステップS107を繰り返す。データ送信部130は、設定時刻T0であると判定した場合、処理をステップS108に進める。
ステップS108において、データ送信部130は、設定時刻T0から遅延時間t待機する。
ステップS108において、データ送信部130は、送信データ199を送信する。
図6を用いて、具体例として、端末固有値141が30103、分割値143が10、設定時刻が毎時0分及び毎時30分の場合について説明する。
上述したように、この具体例の場合、剰余dは3となる。したがって、第1遅延時間t1は540secとなる。また、台数情報111は3桁となり、第2遅延時間t2は45secとなる。したがって、遅延時間tは、585secとなる。
データ送信部130は、設定時刻(ここでは、00:00とする)になったと判定した場合、設定時刻(00:00)から585sec後の時刻09:45をデータ送信時刻Tとして、送信データ199を送信する。
***他の構成***
本実施の形態では、第2遅延情報145において、例えば、2桁レベルの通信端末装置100の場合は各分割時間帯Rの1/2である90sec、3桁レベルの通信端末装置100の場合は分割時間帯Rの1/4である45secというように、桁が増えるに従って第2遅延時間t2を前の桁数の1/2としていた。したがって、各分割時間帯Rの前半の時間帯に通信端末装置を分散させる処理となっていた。しかし、同じ桁数レベルの端末固有値をさらに2分割し、前半の端末固有値は各分割時間帯Rの前半の時間帯に分散させ、後半の端末固有値は各分割時間帯Rの後半の時間帯に分散させてもよい。このような処理にすることにより、より確実に送信タイミングを分散させることができる。
本実施の形態では、通信端末装置100の機能がソフトウェアで実現されるが、変形例として、通信端末装置100の機能がハードウェアで実現されてもよい。
図7を用いて、本実施の形態の変形例に係る通信端末装置100xの構成について説明する。
図7に示すように、通信端末装置100xは、処理回路909、入力インタフェース930、出力インタフェース940、通信装置950といったハードウェアを備える。
処理回路909は、上述した通信端末装置100の「部」の機能及び記憶部140を実現する専用の電子回路である。処理回路909は、具体的には、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA(Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、又は、FPGA(Field−Programmable Gate Array)である。
通信端末装置100の「部」の機能及び記憶部140は、1つの処理回路909で実現されてもよいし、上述した処理回路909と同じような処理回路を1つ以上備えていてもよい。「部」の機能は、処理回路909と他の処理回路とに分散して実現されてもよい。
別の変形例として、通信端末装置100の機能がソフトウェアとハードウェアとの組合せで実現されてもよい。即ち、通信端末装置100の一部の機能が専用のハードウェアで実現され、残りの機能がソフトウェアで実現されてもよい。
CPU910、記憶装置920、及び、処理回路909を、総称して「プロセッシングサーキットリ」という。つまり、通信端末装置100の構成が図2及び図7のいずれに示した構成であっても、「部」の機能は、プロセッシングサーキットリにより実現される。
「部」を「工程」又は「手順」又は「処理」に読み替えてもよい。また、「部」の機能をファームウェアで実現してもよい。
***本実施の形態の効果の説明***
以上のように、本実施の形態に係る通信端末装置100,100xによれば、通信端末装置のみに閉じた演算によって遅延時間を決定し、トラフィック分散を図るため、サーバ200側のアプリケーションに縛られない量産型の通信端末装置を実現することができる。
また、本実施の形態に係る通信端末装置100,100xによれば、通信端末装置に付与された端末固有値により通信端末装置を分散させるので、通信システムに含まれる通信端末装置が増加した場合でも、的確に送信タイミングを分散させることができる。
また、本実施の形態に係る通信端末装置100,100xによれば、上記のような量産型の通信端末装置において送信タイミングを分散させ、通信トラフィックの輻輳を抑制することができる。したがって、通信システム500において通信端末装置の台数が爆発的に増加した場合であっても、通信端末装置に本実施の形態に係る通信処理S100を適用することにより、容易かつ低コストに輻輳を回避することができる。
以上、本発明の実施の形態1について説明したが、この実施の形態の説明において「部」として説明するもののうち、いずれか1つのみを採用してもよいし、いくつかの任意の組合せを採用してもよい。つまり、通信端末装置の機能ブロックは、上記の実施の形態で説明した機能を実現することができれば、任意である。これらの機能ブロックを、どのような組合せ、或いは任意のブロック構成で通信端末装置を構成しても構わない。また、通信端末装置は、1つの装置でなく、複数の装置から構成されていてもよい。
また、実施の形態1について説明したが、この実施の形態のうち、複数の部分を組み合わせて実施しても構わない。或いは、この実施の形態のうち、1つの部分を実施しても構わない。その他、この実施の形態を、全体として或いは部分的に、どのように組合せて実施しても構わない。
なお、上記の実施の形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
10 複数の通信端末装置、100,100x 通信端末装置、110 台数情報算出部、111 台数情報、120 遅延時間算出部、121 遅延時間、130 データ送信部、140 記憶部、141 端末固有値、142 端末固有基準値、143 分割値、144 第1遅延情報、145 第2遅延情報、146 設定時刻、199 送信データ、200 サーバ、300 ネットワーク、500 通信システム、510 通信方法、520 通信プログラム、909 処理回路、910 CPU、920 記憶装置、921 メモリ、922 補助記憶装置、930 入力インタフェース、940 出力インタフェース、950 通信装置、951 レシーバ、952 トランスミッタ、S10 台数情報算出処理、S20 遅延時間算出処理、S30 データ送信処理、T0 設定時刻、T データ送信時刻、t1 第1遅延時間、t2 第2遅延時間、t 遅延時間、R 分割時間帯、tm 遅延最大時間、d 剰余。

Claims (7)

  1. 各々がサーバに接続された複数の通信端末装置であって各々が前記サーバに送信データを送信する複数の通信端末装置に含まれる通信端末装置において、
    前記複数の通信端末装置から自装置を識別する端末固有値と、前記複数の通信端末装置の台数を表す台数情報とに基づいて、前記複数の通信端末装置に共通する設定時刻からの遅延時間を算出する遅延時間算出部と、
    前記設定時刻に前記遅延時間を加算した時刻に送信データを送信するデータ送信部と
    を備え
    前記遅延時間算出部は、
    前記遅延時間の最大値である遅延最大時間を分割する数を表す分割値で、前記端末固有値を除算し、除算して得られる剰余に基づいて第1遅延時間を取得し、前記台数情報に基づいて第2遅延時間を取得し、前記第1遅延時間と前記第2遅延時間とを加算した値を前記遅延時間とする通信端末装置。
  2. 前記通信端末装置は、
    1から前記分割値までの各値と前記第1遅延時間の候補とを対応付けた第1遅延情報と、前記台数情報の取り得る複数の範囲の各範囲と前記第2遅延時間の候補とを対応付けた第2遅延情報とを記憶する記憶部を備え、
    前記遅延時間算出部は、
    前記第1遅延情報に基づいて、前記剰余に対応する前記第1遅延時間の候補を前記第1遅延時間として取得し、前記第2遅延情報に基づいて、前記台数情報が含まれる範囲に対応する前記第2遅延時間の候補を前記第2遅延時間として取得する請求項に記載の通信端末装置。
  3. 前記第1遅延時間の候補は、0以上、かつ、前記遅延最大時間を前記分割値で割った値に分割値をかけた値より小さく、
    前記第2遅延時間の候補は、0以上、かつ、前記遅延最大時間を前記分割値で割った値より小さい請求項に記載の通信端末装置。
  4. 前記通信端末装置は、
    前記端末固有値に基づいて前記台数情報を算出する台数情報算出部を備えた請求項1からのいずれか1項に記載の通信端末装置。
  5. 前記端末固有値は、前記複数の通信端末装置の各々にシーケンシャルに付与された請求項1からのいずれか1項に記載の通信端末装置。
  6. 各々がサーバに接続された複数の通信端末装置であって各々が前記サーバに送信データを送信する複数の通信端末装置に含まれる通信端末装置の通信方法において、
    遅延時間算出部が、前記複数の通信端末装置から自装置を識別する端末固有値と、前記複数の通信端末装置の台数を表す台数情報とに基づいて、前記複数の通信端末装置に共通する設定時刻からの遅延時間の最大値である遅延最大時間を分割する数を表す分割値で、前記端末固有値を除算し、除算して得られる剰余に基づいて第1遅延時間を取得し、前記台数情報に基づいて第2遅延時間を取得し、前記第1遅延時間と前記第2遅延時間とを加算した値を前記遅延時間として算出し、
    データ送信部が、前記設定時刻に前記遅延時間を加算した時刻に送信データを送信する通信方法。
  7. 各々がサーバに接続された複数の通信端末装置であって各々が前記サーバに送信データを送信する複数の通信端末装置に含まれる通信端末装置の通信プログラムにおいて、
    前記複数の通信端末装置から自装置を識別する端末固有値と、前記複数の通信端末装置の台数を表す台数情報とに基づいて、前記複数の通信端末装置に共通する設定時刻からの遅延時間の最大値である遅延最大時間を分割する数を表す分割値で、前記端末固有値を除算し、除算して得られる剰余に基づいて第1遅延時間を取得し、前記台数情報に基づいて第2遅延時間を取得し、前記第1遅延時間と前記第2遅延時間とを加算した値を前記遅延時間として算出する遅延時間算出処理と、
    前記設定時刻に前記遅延時間を加算した時刻に送信データを送信するデータ送信処理とをコンピュータである通信端末装置に実行させる通信プログラム。
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