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JP6569388B2 - 制御装置、制御システム、制御方法、および、プログラム - Google Patents
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制御装置、制御システム、制御方法、および、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、制御装置、制御システム、制御方法、および、プログラム、特に、解析処理を実行する処理装置の切替を制御する制御装置、制御システム、制御方法、および、プログラムに関する。
近年、情報処理技術の発達に伴い、様々なデータの解析を行う解析エンジンの開発が行われている。例えば、映像データから人間の動線をトレースするための位置情報を生成する解析エンジン、 静止映像データから人物を特定する解析エンジン、音声データからテキストデータを生成する解析エンジンが開発されている。
さらに、同種あるいは異種の解析エンジンを複数組み合わせて、入力データから様々な解析処理結果を得ることができる解析システムも開発されている。例えば 、カメラから入力した映像データを、人物抽出エンジン、動線抽出エンジン、顔抽出エンジン及び顔照合エンジンを用いて、並列または直列に処理し、所定の挙動の人物を判定する、といった解析処理を行うシステムが開発されている。
これら複数の解析エンジンを用いている解析システムは、複数の処理装置を包含しうる。このような解析システムは、解析結果の精度を一定レベル以上に保証し、さらに、解析結果をリアルタイムで出力するなど処理が高速であることが望ましい。
ところが、上述したような複数の解析エンジンを組み合わせた解析システムでは、解析処理対象となるデータの内容に応じて、それらの解析エンジンのそれぞれに掛かる負荷は大きく変動しうる。また、ある種の解析エンジンは、前後のデータフレームを参照しつつ連続して処理を行うため状態を保持し、データフレーム毎に処理装置を分散して実行することができない。
このため、特定の解析エンジンに局所的に、解析処理に掛かる負荷が集中する場合がある。このような場合、解析処理が遅延する、あるいはバッファ溢れによるデータの欠損が起きる。このため、解析システム全体の処理性能や精度が保障されない、という問題が生じる。
換言すると、解析エンジンに掛かる負荷によっては、その解析エンジンの処理を実行している処理装置の処理能力に対して過負荷が生じ、意図しない解析処理の遅延や、意図しないデータの欠損に起因する解析精度の低下が生じる。
このような問題に対しては、ある解析エンジンを実行する処理装置を、処理能力に余裕がある他の処理装置に変更するという対応が取られることがある。
特許文献1は、上述のような解析システムにおいて、アプリケーションを別のデータセンタにマイグレーションするための方法の一例を開示する。特許文献1に記載の方法では、まず、アプリケーションのマイグレーション元のデータセンタにおける統合管理システムが、ネットワーク要件、装置要件、およびストレージ要件を含むマイグレーション要求文書を生成し、他のデータセンタに送付する。要求を受けたデータセンタにおける統合管理システムは、それぞれのローカル環境をチェックし、アプリケーションを実行するのに十分な資源があるかどうかを決定する。これにより、マイグレーション元のデータセンタは、負荷状況に応じてアプリケーションを実行することが可能なデータセンタを見つけることができる。
特許文献2は、通信状況を測定し、測定された通信状況からスループットを予測するモバイル端末を開示する。この、モバイル端末は、予測されたスループットに応じて、アプリケーションに関する処理を自装置で実行する、または、演算処理装置に実行させる。
特許第5137709号公報 特開2014−164568号公報
上述の特許文献1に記載の方法を用いる装置は、他の処理装置にアプリケーションを移行する場合において、移行後のアプリケーションの性能の低下を抑制することができる。しかし、当該方法は、移行時に一時的に発生する性能や精度の低下については考慮していない。例えば、移行時に、解析エンジンを一旦停止し別の処理装置上で再開する動作を行う場合において、解析エンジンは、それまで保持していた背景学習データ等の一時データを破棄し、別装置にて再び背景の学習を行うことが有る。当該方法は、このような再学習を含む移行処理を終え、正常に解析結果を出力するまでの期間、解析エンジンの解析精度が低下する、といった影響について考慮していない。
即ち、上述の先行技術文献に記載の方法は、解析エンジンがステートフル解析エンジンであり、処理装置の切替によって負荷を制御する場合に、複数の処理装置で複数の解析エンジンを効率的に実行させることができない。ここで、ステートフル解析エンジンとは、前後のデータフレームを参照しつつ連続して処理を行うため追跡中のオブジェクトの属性情報等の一時データ等の状態を保持し、データフレーム毎に処理装置を分散して実行することができない解析エンジンである。また、ここで、処理装置の切替とは、或る処理装置で実行中の解析エンジンを停止し、別の処理装置に移動した上で開始する動作である。
特許文献2が開示する装置も、上記と同様な課題を有する。
本発明は、解析エンジン等を実行する処理装置を切替えるときに発生する上述の課題を解決するための、制御装置、制御システム、制御方法、および、プログラム提供することを目的とする。
本発明の1実施の形態の制御装置は、第一の処理装置で実行中の複数の解析処理のひとつ(以降、切替対象解析処理)を、第二の処理装置に切替えて実行した場合の前記切替対象解析処理の精度を示す切替精度スコアを、切替処理中の精度予測値、および、切替完了後の精度予測値に基づいて算出し、算出された前記切替精度スコアに基づいて、前記切替対象解析処理の切替を実行するか否かを決定する切替決定手段を備える。
本発明の1実施の形態の方法は、第一の処理装置で実行中の複数の解析処理のひとつ(以降、切替対象解析処理)を、第二の処理装置に切替えて実行した場合の前記切替対象解析処理の精度を示す切替精度スコアを、切替処理中の精度予測値、および、切替完了後の精度予測値に基づいて算出し、算出された前記切替精度スコアに基づいて、前記切替対象解析処理の切替を実行するか否かを決定する。
本発明の1実施の形態のプログラムは、第一の処理装置で実行中の複数の解析処理のひとつ(以降、切替対象解析処理)を、第二の処理装置に切替えて実行した場合の前記切替対象解析処理の精度を示す切替精度スコアを、切替処理中の精度予測値、および、切替完了後の精度予測値に基づいて算出し、算出された前記切替精度スコアに基づいて、前記切替対象解析処理の切替を実行するか否かを決定する切替決定処理を、コンピュータに実行させる。
処理装置を切替えるときに一時的に処理精度の低下を発生する解析処理が存在する。本発明にかかる制御装置は、そのような解析処理の処理装置切替を効率的に実行できる。
図1は、第1の実施の形態にかかる制御システム50の構成図である。 図2は、解析処理bが処理装置20−aから処理装置20−bへと切り替えられた後の制御システム50の様子を示す。 図3は、解析処理の切替に関連する期間と、各期間の精度予測を説明する図である。 図4は、切替時精度予測情報記憶部33が記憶する切替時精度予測情報の例を示す。 図5は、負荷毎精度予測情報記憶部34が記憶する負荷毎精度予測情報の例を示す。 図6は、図5の例における解析処理aについての負荷毎精度予測情報をグラフ表示した図である。 図7は、処理装置資源情報記憶部35が記憶する処理資源情報の例を示す。 図8は、制御装置30の動作を示すフローチャートである。 図9は、切替決定部32が、切替の対象となる解析処理と切替先の処理装置との組み合わせを表す切替パターンを決定する動作(ステップS2)を詳細に示すフローチャートである。 図10は、第2の実施の形態にかかる制御システム50の構成図である。 図11は、環境切替時精度予測情報記憶部36が記憶する環境切替時精度予測情報の例を示す。 図12は、第2の実施の形態にかかる制御装置30の動作を示すフローチャートである。 図13は、第3の実施の形態にかかる制御装置30の構成図である。 図14は、精度要求情報記憶部37が記憶するユーザの精度要求の例を示す。 図15は、コンピュータ装置40の構成図である。 図16は、第1の実施の形態の制御システム50の構成の具体例を示す図である。 図17は、第1の実施の形態の制御システム50の構成の具体例における切替時精度予測情報の値を例示したものである。 図18は、第1の実施の形態の制御システム50の構成の具体例における負荷毎精度予測情報の値を例示したものである。 図19は、第1の実施の形態の制御システム50の構成の具体例における処理装置資源情報の値を例示したものである。 図20は、負荷計測プログラム21eが出力する各解析プログラムの負荷を例示した表である。 図21は、図17乃至図20に例示した値に基づいて、切替前精度予測値、切替前精度スコアの具体的な計算値を示した表である。 図22は、図19乃至図20に例示した値に基づいて、切替パターン毎に、切替時精度予測値、切替後精度予測値、切替精度スコアの具体的な計算値を示した表である。 図23は、第2の実施の形態の制御システム50の構成の具体例を示す図である。 図24は、環境毎切替時精度予測情報記憶部36が記憶する環境毎切替時精度予測情報を示す。 図25は、第3の実施の形態の具体例における精度要求情報が含む、解析プログラム毎の精度要求の値を示す。 図26は、図25に示した精度要求に基づいて、切替前精度要求充足率、切替前精度スコアの具体的な計算値を示した表である。 図27は、切替時精度要求充足率、切替後精度要求充足率、切替精度スコアの具体的な計算値を示した表である。 図28は、第4の実施の形態にかかる制御装置30の構成図である。
[第1の実施の形態]
[構成]
図1は、本実施の形態にかかる制御システム50の構成図である。制御システム50は、複数の処理装置20とそれらと接続された制御装置30を包含する。図1の制御システム50は、2台の処理装置20(処理装置20−a、処理装置20−b)を包含する例を示している。
各処理装置20は、解析処理を実行する実行部22と負荷計測部21を備えている。実行部22と負荷計測部21は、互いに接続されている。実行部22は、1以上の解析処理を実行する。図1の処理装置20−aは、2つの解析処理(解析処理aと解析処理b)を実行している例を示す。図1の処理装置20−bは、1つの解析処理(解析処理c)を実行している例を示す。
解析処理は、例えば、監視カメラの映像データを受信し、当該画像から立ち入り禁止エリアに入っている人物を検出する処理である。解析処理は、集音マイクの音声データを受信し、特定の特徴を有する音声を検出する処理であっても良い。
各解析処理は、関連付けられたデータ配信装置10からデータを受信し、当該データの解析を行い、結果を出力する。各解析処理は、解析結果を処理装置20が備える画面やファイルに出力してもよく、あるいは、図示しない他の表示装置に転送し出力してもよい。
図1の例において、解析処理aは、データ配信装置10−aからデータを受信し、当該データの解析を行っている。解析処理bは、データ配信装置10−bからデータを受信し、当該データの解析を行っている。解析処理aは、データ配信装置10−cからデータを受信し、当該データの解析を行っている。
負荷計測部21は、実行部22で実行中の解析処理の負荷を計測し、結果を制御装置30に送信する。
制御装置30は、制御システム50内の各処理装置20の負荷計測部21から各解析処理の負荷情報を受け取る。制御装置30は、当該負荷情報に基づいて、解析処理の精度維持・向上の観点から何れかの処理装置20で実行中の解析処理を他の処理装置20に切替えて実行すべきと判断すれば、その切替を実行する。
ここで、解析処理の精度は、解析処理結果の正しさを示す指標である。例えば、人が禁止エリアに侵入したことを映像から認識する場合、実際に人物が禁止エリアに侵入している映像に対して、解析処理結果がアラートを示しているケースでは、精度が高いといえる。逆に、人物が禁止エリアに侵入しているのに解析処理結果がアラートを示さないケースや、人物が禁止エリアに侵入していないのに解析処理結果がアラートを示すケースでは、精度が低いといえる。
さらに例えば、精度は、顔照合における照合結果の正しさを示す。人物顔画像を入力として、照合システムが特定した人物が、実際の人物と合致する率が高ければ精度が高く、低ければ精度が低い。
処理装置20の能力に対し、解析処理の負荷が高い場合、解析結果の精度が低下する場合が有る。例えば、映像ストリームの解析処理は、一般的に、連続フレームをバッファリングしてフレーム毎に解析を行う。処理負荷が高い状況が続きバッファリングするフレーム数が上限値を超えると、バッファ内のフレームを間引く処理が行われることがある。そのため、解析処理を正しく行うのに十分なデータが得られず、解析結果の精度が低下する現象が発生することがある。
制御装置30は、上述した解析結果の精度低下を防止あるいは解消するために、解析処理を実行する処理装置20を別の処理装置20に切替る必要性を判断し、必要な場合は切替を実行する。
制御装置30は、切替実行部31、切替決定部32、切替時精度予測情報記憶部33、負荷毎精度予測情報記憶部34、および、資源情報記憶部35を備えている。
切替実行部31、及び切替決定部32は、互いに接続され、さらに、それぞれ、処理装置20の実行部22、及び負荷計測部21と接続されている。切替決定部32は、切替時精度予測情報記憶部33、負荷毎精度予測情報記憶部34、および、資源情報記憶部35とも接続されている。
切替決定部32は、各処理装置20から得た負荷情報に基づいて、切替の対象となる解析処理と切替先の処理装置20との組み合わせを表す切替パターンを決定する。切替実行部31は、切替決定部32が決定した切替を実行する。
ここで、図1および図2を用いて、切替の動作について説明する。図1において、解析処理bを対象として、処理装置20−aから処理装置20−bへの切替を行う場合、切替実行部31は、処理装置20−aの実行部22に解析処理bの停止を指示する。処理装置20−aの実行部22は、解析処理bの実行を停止し、同装置内の負荷計測部21に解析処理bの計測停止を指示する。
次に、切替実行部31は、解析処理bの継続に必要なデータを処理装置20−aから処理装置20−bへと移動する。切替実行部31は、例えば、処理装置20−aの実行部22から、必要なデータを受信し、処理装置20-bの実行部22に転送する。ここで、当解析処理の継続に必要なデータは、例えば、関連付けられているデータ配信装置10の識別子等の設定情報、その他の処理経過情報である。当解析処理の継続に必要なデータは、解析処理bに必要なプログラム、スクリプト等を含んでいても良い。
最後に、切替実行部31は、処理装置20-bの実行部22に、解析処理bの開始を指示する。処理装置20−bの実行部22は、解析処理bの実行を開始し、同装置内の負荷計測部21に解析処理bの計測開始を指示する。
なお、解析処理bの実行に必要な情報等が、予め処理装置20−aおよび処理装置20−bの両方に配置されて、実行可能な状態にセットアップされていても良い。その場合、切替実行部31は、解析処理bの継続に必要なデータ移動の動作を省略する。
図2は、解析処理bが処理装置20−aから処理装置20−bへと切り替えられた後の制御システム50の様子を示す。なお、他の解析処理の切替も同様に行われる。
切替決定部32は、各処理装置20から得た負荷情報に基づいて切替パターンを決定する過程で、各解析処理の精度予測を行う。ここで、精度予測について説明する。図3は、解析処理の切替に関連する期間と、各期間の精度予測を説明する図である。切替決定部32は、何れかの解析処理の切替を行うか否かの判断に当たり、パラメータで与えられた一定の長さの予測期間について各解析処理の精度予測を行う。切替決定部32は、解析処理切替を行った場合(図3のb))と行わなかった場合(図3のa))の2つの場合の精度予測を行う。
解析処理を切替える場合について(図3のb))、切替決定部32は、予測期間を切替期間と切替後予測期間に2に分けて精度予測を行う。切替期間は、元の処理装置20で解析処理を停止し、別の処理装置20にて再開し、解析処理が背景の学習などの事前処理を終えて定常状態で解析結果を出力するまでの期間を表す。切替時精度予測は、この期間の精度予測値である。
切替後予測期間は、切替期間が過ぎ、処理装置20を切替えられた解析処理が、学習処理等を終えた後、定常状態で解析結果を出力する期間である。切替後精度予測は、この期間の精度予測値である。
解析処理は、処理装置20の切替を行われた場合、それまで保持していた背景学習データ等の一時データを破棄し、別処理装置20にて再び背景の学習などの事前処理を行う場合がある。そのため、学習が完了し、定常状態で解析結果を出力するまでの期間、即ち切替期間の間は解析精度が低下する。したがって、切替時精度予測は、切替後精度予測より低いことが多い。解析処理の切替に伴う、この一時的な精度低下を予測に反映するため、切替決定部32は、予測期間を切替期間と切替後予測期間に2に分けて精度予測を行う。
一方、解析処理切替を行わなかった場合について(図3のa))、切替決定部32は、予測期間全体について一様な精度予測を行う。切替前精度予測は、この場合の精度予測値である。
切替時精度予測情報記憶部33は、各解析処理について、切替時精度予測情報を記憶する。切替時精度予測情報は、切替時精度予測、および切替期間を示すデータを包含する。図4は、切替時精度予測情報記憶部33が記憶する切替時精度予測情報の例を示す。図4の例は、切替を行った場合の精度の予測を、精度の最大値を1.0としたときの相対値として表している。例えば、映像データ中の人物が異常行動をとった場合に、解析処理がその異常行動を検知してアラートの発報を行うとする。切替によって、切替期間における正しいアラート発報回数が2分の1に低下する場合、図4の例は、切替時精度予測を0.5として示している。
なお、切替時精度予測情報は、図4に示す例に限らず、他の関数や表形式を用いて表現されていてもよい。また、それらの関数の係数や表形式の値は、切替を実行して計測された精度の値から算出した値であってもよく、あるいは、理論値などから算出した値であってもよい。
負荷毎精度予測情報記憶部34は、各解析処理について、負荷毎精度予測情報を記憶する。負荷毎精度予測情報は、解析処理毎に、予測時点の負荷に応じた精度の予測を表したものである。
図5は、負荷毎精度予測情報記憶部34が記憶する負荷毎精度予測情報の例を示す。図6は、図5の例における解析処理aについての負荷毎精度予測情報をグラフ表示した図である。
ここで、図5および図6の例では、負荷率Lは、処理装置20の処理資源に対する解析処理の負荷の合計である。例えば、処理装置20のプロセッサが4つであるのに対し、プロセッサ6つ分の負荷が合計で発生した場合、負荷率Lは6/4=1.5となる。
一般に、負荷率Lが1.0未満の場合、処理装置20の処理資源には余力があり、解析の精度の低下は起こらない。負荷率Lが1.0以上の場合、処理装置20は過負荷状態であり、負荷率Lの増加に応じて解析処理の精度が低下する。図5および図6の負荷毎精度予測情報の例は、負荷率Lが1.0未満の場合の精度を1.0とし、負荷率Lが1.0以上の場合に負荷率Lの増加に応じて精度が0.0になるまで線形に減少する関数となっている。ここで、この例では、精度予測値は、予測期間の長さに左右されず一定である。
なお、負荷毎精度予測情報は、図5および図6に示す例に限らず、例えば、予測期間の長さに応じて変動する関数など、他の関数や表形式を用いて表現されてもよい。また、それらの関数の係数や表形式の値は、解析を実行して計測された負荷の値から算出された値であってもよく、あるいは、理論値などから算出された値であってもよい。
処理装置資源情報記憶部35は、各処理装置20の処理資源を記憶する。図7は、処理装置資源情報記憶部35が記憶する処理資源情報の例を示す。
ここで、図7の例では、処理装置20の処理資源は、単位時間に処理装置20全体で処理を実行できる時間(秒)として表現される。例えば、処理装置20のプロセッサ数が4つの場合、1秒間に処理装置全体で処理を実行できる時間は4秒となる。また、処理装置20のプロセッサ数が1つで、当該プロセッサの処理性能が基準となるプロセッサの2分の1である場合、1秒間に処理装置20全体で処理を実行できる時間は0.5秒となる。
これらの値は、実行して計測された負荷の値から算出された値であってもよく、あるいは、理論値などから算出された値であってもよい。
[動作]
図8は、制御装置30の動作を示すフローチャートである。まず、切替決定部32が、各処理装置20の負荷計測部21から各解析処理の負荷を取得する(ステップS1)。切替決定部32は、負荷に基づいて、切替の対象となる解析処理と切替先の処理装置20との組み合わせを表す切替パターンを決定し、切替実行部31に送信する(ステップS2)。切替実行部31は、送信された切替パターンに基づき、切替対象となる解析処理の処理装置20の切替を行う(ステップS3)。制御装置30は、ステップS1、S2、S3を所定の間隔で繰り返し実行する。
図9は、切替決定部32が、切替の対象となる解析処理と切替先の処理装置との組み合わせを表す切替パターンを決定する動作(ステップS2)を詳細に示すフローチャートである。切替決定部32は、解析処理の負荷の情報に基づいて、切替前精度スコアを算出する(ステップS11)。切替前精度スコアは、切替を行わない場合(図3のa))において、予測期間における解析の精度の度合いを数値化したものである。
なお、本スコアおよび今後説明されるスコアは、精度が上がると大きくなる値である。各スコアは、精度が上がると小さくなるものであっても良い。切替決定部32は、切替前精度スコアを、例えば、以下のように算出する。
まず、切替決定部32は、処理装置資源情報記憶部35を参照し、各解析処理の負荷と各処理装置20の処理資源の値とから、各処理装置20の切替を行う前の負荷率Lである切替前負荷率Lを算出する。次に、切替決定部32は、負荷毎精度予測情報記憶部34を参照し、各解析処理について、切替前負荷率Lに応じて、切替を行わない場合の予測期間における精度の予測値である切替前精度予測値を算出する。切替決定部32は、各解析処理の切替前精度予測値のうち、最小のものを切替前精度スコアとする。
切替決定部32は、次に、切替パターン毎に、切替精度スコアを算出する(ステップS12)。ここで、切替精度スコアは、予測期間において、切替時および切替後の解析処理の精度の度合いを数値化したものである。切替パターンの切替精度スコアは、各解析処理について算出する解析処理毎切替精度スコア中の最小値である。ここで、解析処理毎切替精度スコアは、解析処理毎に算出する切替時精度予測値および切替後精度予測値の時間平均値である。
ここで、切替決定部32は、切替の対象でない解析処理の切替時精度予測を取りうる最大値(図4の例では1.0)とする。そうする理由は、切替の対象でない解析処理は、切替に伴う精度劣化が無いからである。また、切替決定部32は、切替の対象となる解析処理については、前述したように切替時精度予測情報記憶部33の値を用いる。
切替決定部32は、切替後精度予測を以下のように算出する。まず、切替決定部32は、処理装置資源情報記憶部35を参照し、各解析処理の負荷と各処理装置20の処理資源の値とから、切替を行った後の各処理装置20の負荷率Lである切替後負荷率Lを算出する。このとき、切替決定部32は、切替パターンに従った切替後の各処理の各処理装置20上の配置に基づいて切替後負荷率Lを算出する。さらに、切替決定部32は、負荷毎精度予測情報記憶部34を参照し、各解析処理について、切替後に実行される処理装置20の切替後負荷率Lに応じた切替後精度予測を算出する。
次いで、切替決定部32は、切替時精度予測情報記憶部33を参照し、切替期間の長さを取得する。次に、切替決定部32は、予測期間の長さから切替期間の長さを減算し、切替後予測期間の長さを算出し、切替時精度予測値および切替後精度予測値の時間平均値である解析処理毎切替精度スコアを算出する。
なお、切替決定部32は、切替の対象でない解析処理については、切替後精度予測値を解析処理毎切替精度スコアとしても良い。すなわち、切替の対象でない解析処理については、予測期間と切替後予測期間が一致することを前提としても良い。
最後に、切替決定部32は、切替前精度スコアおよび切替精度スコアに基づいて、最適な切替パターンを選択する(ステップS13)。切替決定部32は、切替パターンを以下のように選択する。まず、切替決定部32は、切替パターンのうち、切替精度スコアが最大のものを選択する。切替精度スコアが切替前精度スコアより大きい場合、切替決定部32は、選択した切替パターンによる切替実施を決定する。切替精度スコアが切替前精度スコア以下の場合、切替決定部32は、切替を行わない旨の決定をする。
[効果]
実行する処理装置20を切替えるときに、一時的に処理精度の低下を発生する解析処理が存在する。例えば、切替後に入力データから学習をし直すような解析処理が有る。本実施の形態にかかる制御装置30は、そのような解析処理の処理装置20の切替を効率的に実行できる。すなわち、制御装置30は、処理装置20の切替によって負荷を制御する場合において、精度の低下を抑制しながら、複数の処理装置20で複数の解析処理を実行させることを可能にする。
その理由は、切替決定部32が、切替による精度の変化を表す切替時精度予測情報に基づいて切替パターンを決定するからである。
このような制御装置30は、解析処理がステートフルであって1つの解析処理を複数の処理装置20に部分散させて実行できない場合、特に有効である。また、解析処理は、解析処理に限定されない。本実施の形態の制御システム50は、実行する処理装置20を切替えるときに、一時的に処理精度の低下を発生する解析処理全般を対象とする。
[第2の実施の形態]
[構成]
図10は、本実施の形態にかかる制御システム50の構成図である。本実施の形態にかかる処理装置20は、解析処理に加えて環境解析処理も実行している点で、第1の実施形態と異なる。図10の処理装置20−aは、解析処理aと環境解析処理a、並びに、解析処理bと環境解析処理bを実行している例を示す。図10の処理装置20−bは、解析処理cと環境解析処理cを実行している例を示す。
解析処理と環境解析処理は切替単位となるペアを構成し、環境解析処理は、ペアになる解析処理に関連付けられているデータ配信装置10からデータを受信し、環境解析を実行し、解析結果である環境条件Eを切替決定部32に出力する。ここで、環境条件Eとは、例えば映像データの照明条件や映像データ中の人物数など、解析処理の精度に影響を与える特徴量である。
また、本実施の形態にかかる制御装置30は、切替時精度予測情報記憶部33に代わり、環境毎切替時精度予測情報記憶部36を備える点で、第1の実施の形態と異なる。
その他の構成要素については、第1の実施の形態と同様である。第1の実施の形態と同様の構成要素については、図1と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
切替決定部32は、環境解析処理から環境条件Eを取得し、環境条件Eに応じて切替時精度予測値を算出した上で、切替の対象となる解析処理と切替先の処理装置との組み合わせを表す切替パターンを決定する。
環境毎切替時精度予測情報記憶部36は、各解析処理について、環境切替時精度予測情報を記憶する。環境切替時精度予測情報は、環境条件Eに依存した切替時精度予測、および切替期間を示すデータを包含する。図11は、環境毎切替時精度予測情報記憶部36が記憶する環境切替時精度予測情報の例を示す。
図11の例の切替時間予測は、切替を行った場合の精度の予測を、精度の最大値を1.0としたときの相対値として、環境条件Eをパラメータとした関数を用いて表している。例えば、映像データ中の人物が異常行動をとった場合に、解析処理がその異常行動を検知してアラートの発報を行うとする。人物数が0の場合、異常行動は検知されず、切替によって正しいアラートの発報率は変化しない。映像データ中の人物数が増加すると、異常行動とる人物の数が確率的に増加し、切替によって正しいアラートの発報率は低下することになる。即ち、図11の表の切替時精度予測欄に例示するように、切替時精度予測情報は、映像データ中の人数という環境条件Eの増加に応じて、精度が低下する関数として表すことができる。
なお、環境切替時精度予測情報は、図11に示す例に限らず、他の関数や表形式を用いて表現されてもよい。またそれらの関数の係数や表形式の値は、切替を実行して計測された精度の値から算出した値であってもよく、あるいは、理論値などから算出した値であってもよい。
また、環境条件Eは映像データ中の人物数に限られない。環境条件Eは、例えば、映像データ中の人物の動きの激しさであっても良い。動きがほとんどない場合、映像データ中の人物がほぼ静止しているため、その後の一定期間に禁止エリアへ人物が侵入する確率は低い。逆に、動きが激しい場合、映像データ中の人物の移動が起こっていて、その後の一定期間に、禁止エリアへ人物が侵入する確率は相対的に高くなる。前者のケースでは、切替を行っても正しいアラートの発報率はあまり低下しない。後者のケースでは、切替を行うと正しいアラートの発報率が低下する可能性が高い。従って、切替時精度予測は、映像フレーム間の動きの激しさの度合いに応じて精度が低下する関数として表すことができる。
[動作]
図12は、本実施の形態にかかる制御装置30の動作を示すフローチャートである。また、第1の実施の形態の説明でも使用した図9は、切替決定部32が、切替の対象となる解析処理と切替先の処理装置との組み合わせを表す切替パターンを決定する動作(ステップS2)を詳細に示すフローチャートである。以下の説明において、第1の実施の形態と同様の動作については詳細を省略する。
第2の実施の形態にかかる制御装置30の動作は、以下の点で第1の実施の形態と異なる。相違点の一つ目は、切替決定部32が、各環境解析処理から環境条件Eを取得する(ステップS4)点である。また、相違点の二つ目は、切替決定部32が、環境条件Eに応じて切替時精度予測値を算出した上で、切替パターン毎に切替精度スコアを算出する(ステップS12)点である。相違点の三つ目は、切替実行部31が、解析処理と共に環境解析処理も切り替える(ステップS3)点である。
切替決定部32は、環境条件Eに応じて、切替パターン毎に、切替精度スコアを以下のように算出する。まず、切替決定部32は、各環境解析処理から取得した環境条件Eの値を元に、環境毎切替時精度予測情報記憶部36を参照し、各解析処理の切替時精度予測値を計算する。その後、切替決定部32は、第1の実施の形態における動作と同様にして、切替パターン毎に切替精度スコアを算出する。
切替実行部31は、切替パターンに基づき、切替対象となる解析処理、および当該解析処理とペアを構成する環境解析処理の処理装置20の切替を行う。例えば、解析処理bを対象として処理装置20−aから処理装置20-bへの切替を行う場合、切替決定部32は、環境解析処理bについても、処理装置20−aから処理装置20−bへの切替を行う。
[効果]
第2の実施の形態にかかる制御装置30は、解析処理を実行する処理装置20の切替を行う場合の精度の変化が解析対象のデータの内容によって異なる場合でも、精度の低下を抑制しながら切替を効率的に実行できる。
その理由は、切替決定部32が、環境解析処理が出力するデータの内容に応じた環境条件Eを元に切替時精度予測値を計算し、切替精度スコアの算出に利用するからである。
[第3の実施の形態]
[構成]
図13は、本実施の形態にかかる制御装置30の構成図である。本実施の形態にかかる制御装置30は、精度要求情報記憶部37を備える点で、第一の実施形態と異なる。その他の構成要素については、第1の実施の形態と同様である。第1の実施の形態と同様の構成要素については、図1と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
精度要求情報記憶部37は、各解析処理に対するユーザの精度要求を記憶する。図14は、精度要求情報記憶部37が記憶するユーザの精度要求の例を示す。
図14の例は、精度要求を、最大値を1.0とした時の相対値として表している。例えば、映像データ中の人物が異常行動をとった場合に、解析処理がその異常行動を検知してアラートの発報を行うとする。可能な限り全てのアラートが発報されることをユーザが望む場合、この例において、ユーザは精度要求を1.0に設定する。5分の4の確率でアラートが発報されればよい場合、この例において、ユーザは、精度要求を0.8に設定する。なお、精度要求情報は、図16に示す例に限らず、他の値や形式を用いて記憶してもよい。
[動作]
本実施の形態にかかる制御装置30の動作を、第1の実施の形態の説明で用いた図8および図9のフローチャートを用いて説明する。本実施の形態にかかる制御装置30の動作は、以下の点で第1の実施の形態の動作と異なる。第1の実施の形態と同様の動作については、詳細な説明を省略する。
相違点は、切替決定部32が、精度要求を考慮して、切替前精度スコアを算出し(ステップS11)、切替精度スコアを算出する(ステップS12)点である。
切替決定部32は、切替前精度スコアを以下のように算出する(ステップS11)。まず、切替決定部32は、処理装置資源情報記憶部35を参照し、各解析処理の負荷と各処理装置20の処理資源の値とから、各処理装置20の切替を行う前の負荷率Lを表す切替前負荷率Lを算出する。
次に、切替決定部32は、負荷毎精度予測情報記憶部34を参照し、各解析処理について、切替前負荷率Lに応じて、切替を行う前の精度の予測値を表す切替前精度予測値を算出する。次に、切替決定部32は、精度要求情報記憶部37を参照し、各解析処理について、切替を行う前の精度要求を満たす度合いを表す切替前精度要求充足率を以下の式を用いて算出する。
切替前精度要求充足率=切替前精度予測値/精度要求
切替決定部32は、各解析処理の切替前精度要求充足率のうち、最小のものを切替パターンの切替前精度スコアとする。
また、切替決定部32は、切替精度スコアを以下のように算出する(ステップS12)。切替決定部32は、各解析処理について算出する解析処理毎切替精度スコアのうち、最小のものを切替パターンの切替精度スコアとする。切替決定部32は、解析処理毎に算出する、切替時精度要求充足率および切替後精度要求充足率の時間平均を、解析処理毎切替精度スコアとする。
ここで、切替決定部32は、切替時精度要求充足率を、以下のように算出する。まず、切替決定部32は、第1の実施の形態と同様にして、各解析処理について切替時精度予測値を算出する。次に、切替決定部32は、精度要求情報記憶部37を参照し、各解析処理について、切替を行う時の精度要求を満たす度合いを表す切替時精度要求充足率を以下の式を用いて算出する。
切替時精度要求充足率=切替時精度予測値/精度要求
また、切替決定部32は、切替後精度要求充足率を、以下のように算出する。まず、切替決定部32は、第1の実施の形態と同様にして、各解析処理について、切替後精度予測値を算出する。次に、切替決定部32は、精度要求情報記憶部37を参照し、各解析処理について、切替を行った後の精度要求を満たす度合いを表す切替後精度要求充足率を以下の式を用いて算出する。
切替後精度要求充足率=切替後精度予測値/精度要求
[効果]
第3の実施の形態にかかる制御装置30は、ユーザの精度要求をできるだけ満たすように、最適な切替パターンを選択できる。
その理由は、切替決定部32が、精度要求情報記憶部37に記憶する精度要求に基づいて切替前、切替時および切替後の精度充足率を計算し、切替前精度スコアおよび切替精度スコアの算出に利用するからである。
[第4の実施の形態]
図28は、本実施の形態にかかる制御装置30の構成図である。制御装置30は、切替決定部32を備える。
切替決定部32は、第一の処理装置20で実行中の複数の解析処理のひとつ(以降、切替対象解析処理)を、第二の処理装置20に切替えて実行した場合の切替対象解析処理の精度を示す切替精度スコアを算出する。切替決定部32は、切替処理中の精度予測値、および、切替完了後の精度予測値に基づいて当該切替精度スコアを算出し、算出された当該切替精度スコアに基づいて、切替対象解析処理の切替を実行するか否かを決定する。
本実施の形態においては、第一の実施の形態における切替実行部31相当の要素は、図示されない他の装置が備えている。本実施の形態にかかる制御装置30は、当該他の装置に決定した結果を出力する。また、本実施の形態において、切替決定部32は、その内部に、切替処理中の精度予測値、および、切替完了後の精度予測値を設定パラメータとして記憶している。
実行する処理装置20を切替えるときに、一時的に処理精度の低下を発生する解析処理が存在する。例えば、切替後に入力データから学習をし直すような解析処理がある。本実施の形態にかかる制御装置30は、そのような解析処理の処理装置20の切替を効率的に実行できる。すなわち、制御装置30は、処理装置20の切替によって負荷を制御する場合において、精度の低下を抑制しながら、複数の処理装置20で複数の解析処理を実行させることを可能にする。
その理由は、切替決定部32が、切替による精度の変化を表す切替処理中の精度予測情報に基づいて切替の実行を決定するからである。
以上、これまで述べてきた各実施の形態は、本発明の実施形態の例であり、上記実施の形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
例えば、処理装置20の負荷計測部21、実行部22、および、制御装置30の切替実行部31、切替決定部32は、ファームウェアを含む論理回路で実現できる。制御装置30の切替時精度予測情報記憶部33、負荷毎精度予測情報記憶部34、処理装置資源情報記憶部35、環境毎切替時精度予測情報記憶部36、および精度要求情報記憶部37は、例えば、磁気ディスク装置で実現できる。
更に、処理装置20、または制御装置30は、プログラム43を備えるコンピュータ装置40で実現することも出来る。
図15は、コンピュータ装置40の構成図である。コンピュータ装置40は、バス45で相互に接続されたプロセッサ41、主記憶部42、補助記憶装置44を備える。ここで、例えば、主記憶部42は半導体メモリ、補助記憶装置44は磁気ディスク装置である。主記憶部42はプログラム43を記憶している。
処理装置20を実現するプログラム43は、プロセッサ41で実行されることにより、プロセッサ41を負荷計測部21、実行部22として機能させるとともに、プロセッサ41に解析処理を行わせる。
また、制御装置30を実現するプログラム43は、プロセッサ41で実行されることにより、プロセッサ41を切替実行部31、切替決定部32として機能させる。この場合、制御装置30の切替時精度予測情報記憶部33、負荷毎精度予測情報記憶部34、処理装置資源情報記憶部35、環境毎切替時精度予測情報記憶部36、および精度要求情報記憶部37は、補助記憶装置44で実現できる。
[第1の実施の形態の具体例]
図16は、第1の実施の形態の制御システム50の構成の具体例を示す図である。
本具体例において、データ配信装置10は、ネットワークに接続されたカメラ10eであり、撮影した動画像データを処理装置20に入力する。
また、本具体例において、処理装置20は、コンピュータ装置40により実現される。実行部22は、実行制御プログラム22eであり、各解析プログラムの起動、停止、通信の仲介を行う。
図1に示される解析処理a、解析処理b、解析処理cは、それぞれ、図16の解析プログラムa、解析プログラムb、解析プログラムcによって実行され、カメラ10e−a、カメラ10e−b、カメラ10e−cから取得した動画像データを解析する。各解析プログラムは、顔特徴量抽出、人物追跡、群衆行動解析を行い、解析結果を制御装置30にネットワーク通信により出力する。また、各解析プログラムは、直近の一定時間におけるフレーム毎の平均処理時間を負荷計測プログラム21eにプログラム間通信により出力する。
負荷計測部21は、負荷計測プログラム21eである。負荷計測プログラム21eは、各解析プログラムのフレーム毎の平均処理時間を取得し、解析プログラム毎の負荷を算出する。ここで、解析プログラム毎の負荷は解析プログラム毎に必要とするプロセッサのコア数であり、負荷計測プログラム21eは、負荷を以下の式で算出する。
解析プログラム毎の負荷=フレームレート×フレーム毎の処理時間
例えば、フレームレートが10フレーム/秒、フレーム毎の処理時間が0.2秒だった場合、解析プログラムは1秒間に2プロセッサ時間を消費するため、必要コア数は2となる。
負荷計測プログラム21eは、制御装置30に解析プログラム毎の負荷をネットワーク通信により出力する。
なお、実行制御プログラム22e、各解析プログラム、負荷計測プログラム21eは、処理装置20を実現するコンピュータ装置40が備えるプログラム43の一部である。
本具体例において、制御装置30は、処理装置20とは別のコンピュータ装置40により実現される。
切替決定部32は、切替決定プログラム32eである。切替決定プログラム32eは、負荷計測プログラム21eから各解析プログラムの負荷を取得し、切替の対象となる解析プログラムと切替先の処理装置20との組み合わせを表す切替パターンを決定する。その後、切替決定プログラム32eは、プログラム間通信により決定結果を切替実行プログラム31eに出力する。
切替実行部31は、切替実行プログラム31eであり、切替決定プログラム32eからの指示を受け、処理プログラムの切替を行う。
本具体例において、切替時精度予測情報記憶部33、負荷毎精度予測情報記憶部34、処理装置資源情報記憶部35は、コンピュータ装置40の補助記憶装置44であり、各種情報をデータベース化して記憶している。
なお、切替実行プログラム31e、および切替決定プログラム32eは、制御装置30を実現するコンピュータ装置40が備えるプログラム43の一部である。
[動作]
次に、図8、図9を参照して、本具体例の制御システム50の全体の動作について説明する。
切替決定プログラム32eは、負荷計測プログラム21eからネットワーク通信により各解析プログラムの負荷を取得する(ステップS1)。切替決定プログラム32eは、負荷に基づいて、切替の対象となる解析プログラムと切替先の処理装置との組み合わせを表す切替パターンを決定し、プログラム間通信により切替実行プログラム31eに伝える(ステップS2)。切替実行プログラム31eは、切替パターンに基づき、切替対象となる解析プログラムの処理装置の切替を行う(ステップS3)。
ここで、切替の動作について詳細に説明する。まず、切替実行プログラム31eは、ネットワーク通信により元の処理装置20の実行制御プログラム22eに切替対象となる解析プログラムの実行の停止を指示する。元の処理装置20において、実行制御プログラム21eは当該解析プログラムの実行を停止し、負荷計測プログラム21eに停止を通知する。次に、切替実行プログラム31eは、当該解析プログラムを元の処理装置20から切替先の処理装置20へと移動する。
ここで、移動の動作について、詳細に説明する。切替実行プログラム31eは、当該解析プログラムの実行に必要なプログラムや設定情報等を、元の処理装置20から切替先の処理装置20へと転送する。切替先の処理装置20では、実行制御プログラム22eが、当該処理装置20で当該解析プログラムを実行可能な状態にセットアップする。
なお、解析プログラムの実行に必要なプログラムや設定情報等を、予め各処理装置20に配置し、実行可能な状態にセットアップしておいてもよく、その場合、切替実行プログラム31eは、移動の動作を省略する。
次に、切替実行プログラム31eは、切替先の処理装置20の実行制御プログラム22eに解析プログラムの実行を指示する。切替先の処理装置では、実行制御プログラム22eが、解析プログラムの実行を開始し、開始を負荷計測プログラム21eに通知する。制御装置30は、ステップS1、S2、S3を所定の間隔で繰り返し実行する。
図9は、切替決定プログラム32eが、切替の対象となる解析プログラムと切替先の処理装置20との組み合わせを表す切替パターンを決定する動作(ステップS2)を詳細に示すフローチャートである。
また、図17、図18、図19は、本具体例における切替時精度予測情報、負荷毎精度予測情報、処理装置資源情報の値を例示したものである。図20は、負荷計測プログラム21eが出力する各解析プログラムの負荷を例示した表である。図21は、図17乃至図20に例示した値に基づいて、切替前精度予測値、切替前精度スコアの具体的な計算値を示した表である。図22は、図19乃至図20に例示した値に基づいて、切替パターン毎に、切替時精度予測値、切替後精度予測値、切替精度スコアの具体的な計算値を示した表である。ここで、切替決定プログラム32eが切替パターンを決定する動作を、具体的な数値を用いて説明する。
切替決定プログラム32eは、解析の負荷の情報に基づいて、切替前精度スコアを算出する(ステップS11)。ここで、切替前精度スコアは、切替を行わない場合において、予測期間における解析処理の精度の度合いを数値化したものである。
切替前精度スコアの算出について、具体的に説明する。ここで、切替を行う前の構成を図16が示す通りとする。図16を参照すると、切替を行う前は、解析プログラムaと解析プログラムbが処理装置20−aで実行される。図19が示すように、処理装置20−aの処理資源は4であり、また図20が示すように、解析プログラムaと解析プログラムbの負荷は各々2.5であるため、処理装置20−aの負荷率Lは、以下の通り1.25となる。
(2.5+2.5)/4=1.25
同様にして、処理装置20−bの負荷率Lは0.500となる。図18の負荷毎精度予測情報の値より、解析プログラムaの切替前精度予測値は、以下の通り0.375となる。
1−0.5×1.25=0.375
同様にして、解析プログラムb、解析プログラムcの切替前精度予測値は、0.875、1.00となる。切替前精度スコアは、各解析処理プログラムの切替前精度予測値のうち最小である0.375となる。
切替決定プログラム32eは、次に、切替パターン毎に、切替精度スコアを算出する(ステップS12)。ここで、切替精度スコアは、予測期間において、切替時および切替後の解析の精度の度合いを数値化したものである。
切替精度スコアの算出について、具体的に説明する。ここで、図22において、切替パターンP1は、図16が示す構成から、解析プログラムaを処理装置20−bに切り替える切替パターンを示す。切替パターンP2は、図16が示す構成から、解析処理プログラムbを処理装置20−bに切り替える切替パターンを示す。切替パターンP3は、図16が示す構成から、解析プログラムcを処理装置20−aに切り替える切替パターンを示す。
切替パターンP1において、解析プログラムaは切替対象であり、その切替時精度予測値は、図17の切替時精度予測情報より、図22が示すように0.800となる。解析プログラムbおよび解析プログラムcは切替対象ではなく、その切替時精度予測値は各々1.00となる。
また、切替パターンP1において、切替を行った後、解析プログラムbを処理装置20−aが、解析プログラムa、解析プログラムcを処理装置20-bが実行する。処理装置20−aの切替後負荷率Lは、図19の処理装置資源情報および図20の負荷の値を参照すると、以下の通り、0.625となる。
2.5/4=0.625
同様にして、処理装置20-bの切替後負荷率Lは1.13となる。
図18の負荷毎精度予測情報より、解析プログラムaの切替後精度予測値は、以下の通り、0.438となる。
1−0.5×1.13=0.438
同様にして、解析プログラムb、解析プログラムbの切替後精度予測値は、1.00、0.719となる。
解析プログラムaの解析処理毎切替精度スコアは、予測期間を20秒とすると、図17より切替期間が10秒であるため、切替後予測期間は10秒となり、時間平均をとると、以下のように0.618となる。
0.800×(10/20)+0.438×(10/20)=0.618
同様にして、解析プログラムb、解析プログラムcの解析処理毎切替精度スコアは1.00、0.859となる。
従って、切替パターンP1において、切替精度スコアは、解析処理毎切替精度スコアのうち最小である0.618となる。同様にして、切替パターンP2、P3の切替精度スコアは図22に示すように0.543、0.500と算出される。
次に、切替決定プログラム32eは、切替前精度スコアおよび切替精度スコアに基づいて、最適な切替パターンを選択する(ステップS13)。
切替パターンを決定する動作について、図21、22を用いて具体的に説明する。図22を参照すると、切替精度スコアが最大となる切替パターンはP1であり、その切替精度スコアは0.618である。図21を参照すると、切替前精度スコアは0.375であり、切替精度スコアは切替前精度スコアより大きい。従って、切替決定プログラム32eは、切替パターンP1を最適な切替パターンとして決定し、切替を切替実行プログラム31eに指示する。
図22を参照すると、切替後負荷率Lから、切替後の負荷の偏りの度合いは、切替パターンP1およびP2が同様に低く、切替パターンP3が高い。即ち、切替パターンP1およびP2において、切替後の負荷が平準化される。切替時精度予測値から、切替時の精度の劣化が最も小さいのは切替パターンP1である。即ち、本具体例では、切替決定プログラム32eは、精度の低下を抑制しながら複数の処理装置20で複数の解析プログラムを効率的に実行する、切替パターンP1を選択することができた。
[第2の実施の形態の具体例]
図23は、第2の実施の形態の制御システム50の構成の具体例を示す図である。本具体例の制御システム50は、処理装置20が環境解析プログラム備える点で、第1の実施の形態の具体例と異なる。図10に示される環境解析処理a、環境解析処理b、環境解析処理cは、それぞれ、本図の環境解析プログラムa、環境解析プログラムb、環境解析プログラムcによって実行される。また、環境解析プログラムa、環境解析プログラムb、環境解析プログラムcは、それぞれ、解析プログラムa、解析プログラムb、解析プログラムcとペアを構成する。
また、本具体例における制御装置30は、環境毎切替時精度予測情報記憶部36を備える点でも、第1の実施の形態の具体例と異なる。本具体例において、環境毎切替時精度予測情報記憶部36は、コンピュータ装置40の補助記憶装置44であり、情報をデータベース化して記憶している。その他の構成要素については、第1の実施の形態の具体例と同様である。第1の実施の形態の具体例と同様の構成要素については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
処理装置20−aは、環境解析プログラムa、環境解析プログラムbを備える。処理装置20−bは、環境解析プログラムcを備える。環境解析プログラムa、環境解析プログラムb、環境解析プログラムcは、それぞれカメラ10−a、カメラ10−b、カメラ10−cからネットワーク通信により動画像データを取得する。そして、各環境解析プログラムは、環境条件として映像データ中の人物数Eを解析し、切替決定プログラム32eに解析結果をネットワーク通信により出力する。
切替決定プログラム32eは、各環境解析プログラムから人物数Eを取得し、人物数Eに応じて切替時精度予測値を算出した上で、切替の対象となる解析プログラムと切替先の処理装置との組み合わせを表す切替パターンを決定する。
図24は、環境毎切替時精度予測情報記憶部36が記憶する環境毎切替時精度予測情報を示す。この環境毎切替時精度予測情報は、切替を行った場合の精度の予測を、精度の最大値を1.0としたときの相対値として、映像データ中の人物数Eに応じた関数を用いて表している。例えば、動画像データ中の人物が異常行動をとった場合に、解析処理がその異常行動を検知してアラートの発報を行うとする。人物数Eが0の場合、異常行動は検知されず、切替によって正しいアラートの発報率は変化しない。動画像データ中の人物数Eが増加すると、異常行動とる人物の数が確率的に増加し、切替によって正しいアラートの発報率は低下することになる。即ち、図24の表の切替時精度予測欄に例示するように、切替時精度予測情報は、映像データ中の人物数Eという環境条件の増加に応じて、精度が低下する関数として表すことができる。
[動作]
次に、図12のフローチャートを参照して、本具体例の制御システム50の全体の動作について説明する。第1の実施の形態の具体例と同様の動作については、詳細な説明を省略する。
本具体例の動作は、以下の点で第1の実施の形態の具体例の動作と異なる。相違点の一つ目は、切替決定プログラム32eが、各環境解析プログラムから環境条件を取得する(ステップS4)点である。また、相違点の二つ目は、切替決定プログラム32eが、環境条件に応じて切替時精度予測値を算出した上で、切替パターン毎に切替精度スコアを算出する(ステップS12)点である。相違点の三つ目は、切替実行プログラム31eが、対象となる解析プログラムに加えて、対象となる解析プログラムとペアになる環境解析プログラムの切替を行う(ステップS3)点である。
切替決定プログラム32eは、環境条件に応じて、切替パターン毎に、切替精度スコアを以下のように算出する。まず、切替決定プログラム32eは、各環境解析プログラムから取得した環境条件である人物数Eの値を元に、環境毎切替時精度予測情報を参照し、各解析プログラムの切替時精度予測値を計算する。ここで、各環境解析プログラムが解析して得られた人物数Eはそれぞれ1人であったとすると、解析プログラムaの切替時精度予測値は、以下の通り、0.8となる。
1.0−0.2×1=0.8
同様に、解析プログラムb、解析プログラムcの切替時精度予測値は、0.2、0.5となる。
次に、切替決定プログラム32eは、第1の実施形態の具体例における動作と同様にして、切替パターンごとに切替精度スコアを算出する。切替精度スコアは、第1の実施形態の具体例と同様に計算すると、図22の表に示す値となる。切替決定プログラム32eは、第1の実施形態の具体例と同様に、切替パターンP1を最適な切替パターンとして決定する。
切替実行プログラム31eは、切替対象となる解析プログラムa、および解析プログラムaとペアを構成する環境解析プログラムaについて、処理装置20−aから処理装置20−bへの切替を行う(ステップS3)。
本具体例では、切替決定プログラム32eは、切替時精度予測値の値を固定値として保持せず、環境条件に応じて動的に生成し、切替パターンの選択に使用している。そのため、切替決定プログラム32eは、切替を行う場合の精度が、解析対象のデータの内容によって変動する場合においても、精度の低下を抑制しながら複数の処理装置20で複数の解析プログラムを効率的に実行する、切替パターンP1を選択できる。
[第3の実施の形態の具体例]
本具体例の制御装置30は、精度要求情報記憶部37を備える点で、第1の実施の形態の具体例と異なる。本具体例において、精度要求情報記憶部37は、コンピュータ装置40の補助記憶装置44であり、情報をデータベース化して記憶している。その他の構成要素については、第1の実施の形態の具体例と同様である。第1の実施の形態の具体例と同様の構成要素については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
[動作]
本具体例の制御システム50の動作は、以下の点で第1の実施の形態の具体例の動作と異なる。相違点は、切替決定プログラム32eが、精度要求情報を考慮して、切替前精度スコアを算出し(図9のステップS11)、切替精度スコアを算出する(ステップS12)点である。
切替決定プログラム32eが切替パターンを決定する動作を、具体的な数値を用いて説明する。図25は、精度要求情報が含む、解析プログラム毎の精度要求の値を示す。図26は、図25に示した精度要求に基づいて、切替前精度要求充足率、切替前精度スコアの具体的な計算値を示した表である。また、図27は、切替時精度要求充足率、切替後精度要求充足率、切替精度スコアの具体的な計算値を示した表である。
ステップS11における、切替前精度スコアの算出について、具体的に説明する。ここで、切替を行う前の構成は図16が示す通りとする。第1の実施の形態の具体例と同様にして、解析プログラムbについて、切替前精度予測値は0.875と算出される。ここで、図25の精度要求情報の値を参照すると、解析プログラムbの精度要求は0.4であり、その切替前精度要求充足率は、以下の通り、2.19となる。
0.875/0.4=2.19
同様にして、解析プログラムa、解析プログラムcの切替前精度要求充足率はそれぞれ0.375、1.25となる。この状況(図26)で、切替前精度スコアは、切替前精度要求充足率のうちの最小値である0.375と算出される。
図9のステップS12における、切替精度スコアの算出について、具体的に説明する。ここで、図27において、切替パターンP1は、図16が示す構成から、解析プログラムaを処理装置20−bに切り替える切替パターンを示す。切替パターンP2は、図16が示す構成から、解析プログラムbを処理装置20-bに切り替える切替パターンを示す。切替パターンP3は、図16が示す構成から、解析プログラムcを処理装置20−aに切り替える切替パターンを示す。
切替パターンP1において、第1の実施の形態の具体例と同様にして、解析プログラムbについて、切替時精度予測値は1.00と算出される。ここで、図25に示す精度要求情報の値を参照すると、解析プログラムbの精度要求は0.4であり、その切替時精度要求充足率は、以下に示すように、2.50となる。
1.00/0.4=2.50
同様にして、解析プログラムa、解析プログラムc0の切替時精度要求充足率は、それぞれ0.800、1.25となる。
また、切替パターンP1において、第1の実施の形態の具体例と同様にして、解析プログラムbについて、切替後精度予測値は1.00と算出される。ここで、図25に示す精度要求情報の値を参照すると、解析プログラムbの精度要求は0.4であり、その切替時精度要求充足率は、以下のように、2.50となる。
1.00/0.4=2.50
同様にして、解析プログラムa、解析プログラムcの切替後精度要求充足率は、それぞれ0.438、0.898となる。
図17より解析プログラムbの切替期間は、10秒である。したがって、予測期間を20秒とすると切替後予測期間は10秒となり、時間平均をとると、解析処理毎切替精度スコアは、以下の通り2.50となる。
2.50×(10/20)+2.50×(10/20)=2.50
同様にして、解析プログラムa、解析プログラムcの解析処理毎切替精度スコアは0.619、1.07となる。従って、切替パターンP1において、切替精度スコアは、解析処理毎切替精度スコアのうち最小値である0.619となる。同様にして、切替パターンP2、P3の切替精度スコアは図27に示すように、1.00、0.500と算出される。
図22と図27とを比較すると、切替決定プログラム32eは、第1の実施形態の具体例における図22では配置パターンP1を選択し、本具体例における図27では配置パターンP2を選択する。即ち、本具体例において、精度要求情報を用いることで、切替決定プログラム32eは、ユーザの精度要求に応じて切替パターンを選択することができる。
10 データ配信装置
10−a データ配信装置
10−b データ配信装置
10−c データ配信装置
10e カメラ
10e−a カメラ
10e−b カメラ
10e−c カメラ
20 処理装置
20−a 処理装置
20−b 処理装置
21 負荷計測部
21e 負荷計測プログラム
22 実行部
22e 実行制御プログラム
30 制御装置
31 切替実行部
31e 切替実行プログラム
32 切替決定部
32e 切替決定プログラム
33 切替時精度予測情報記憶部
34 負荷毎精度予測情報記憶部
35 資源情報記憶部
36 環境毎切替時精度予測情報記憶部
37 精度要求情報記憶部
40 コンピュータ装置
41 プロセッサ
42 主記憶部
43 プログラム
44 補助記憶装置
45 バス
50 制御システム

Claims (7)

  1. 第一の処理装置で実行中の複数の解析処理のひとつ(以降、切替対象解析処理)を、第二の処理装置に切替えて実行した場合の前記切替対象解析処理の精度を示す切替精度スコアを、切替処理中の精度予測値、および、切替完了後の精度予測値に基づいて算出し、算出された前記切替精度スコアに基づいて、前記切替対象解析処理の切替を実行するか否かを決定する切替決定手段と、
    前記解析処理の環境条件値に基づいて前記切替処理中の精度予測値を算出する為の切替時精度予測情報を格納する切替時精度予測情報記憶手段とを、備え、
    前記切替決定手段は、前記第一の処理装置から前記環境条件値を取得して、前記切替時精度予測情報を用いて前記切替処理中の予測値を算出する、
    制御装置。
  2. 前記切替対象解析処理の精度要求を格納する精度要求情報記憶手段を、さらに備え、
    前記切替決定手段は、前記切替精度スコアを、切替処理中の精度予測値の前記精度要求に対する充足率、および、切替完了後の精度予測値の前記精度要求に対する充足率に基づいて算出する、請求項1の制御装置。
  3. 前記第二の処理装置の処理資源量を格納する資源情報格納手段と、
    前記切替対象解析処理の前記第一の処理装置から前記第二の処理装置への切替を実行する切替実行手段と、をさらに備え、
    前記切替決定手段は、前記第一の処理装置から前記切替対象解析処理の処理量を取得し、当該処理量と前記第二の処理装置の処理資源量とから、前記切替対象解析処理の切替完了後の精度予測値を算出する請求項1又は2の制御装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項の制御装置と、
    前記第一の処理装置と、
    複数の前記解析処理を実行する前記第二の処理装置を1以上包含する制御システムであって、
    前記切替決定手段は、前記制御システム内の処理装置で実行中の前記解析処理の何れかを他の何れかの処理装置に切替えるすべての組み合わせの各々について、a1)前記切替対象解析処理の前記切替精度スコアを算出し、さらに、a2)前記切替対象解析処理以外の前記解析処理について、前記切替対象解析処理の切替完了後の当該解析処理の精度を示す前記切替精度スコアを切替完了後の精度予測値に基づいて算出し、b)前記解析処理中の精度スコアの最低値が最も高くなる組み合わせを選択して、当該組み合わせに従って前記切替対象解析処理の切替実施を決定する、制御システム。
  5. 第一の処理装置で実行中の複数の解析処理のひとつ(以降、切替対象解析処理)を、第二の処理装置に切替えて実行した場合の前記切替対象解析処理の精度を示す切替精度スコアを、切替処理中の精度予測値、および、切替完了後の精度予測値に基づいて算出し、算出された前記切替精度スコアに基づいて、前記切替対象解析処理の切替を実行するか否かを決定し、
    前記解析処理の環境条件値に基づいて前記切替処理中の精度予測値を算出する為の切替時精度予測情報を切替時精度予測情報記憶手段に格納し、
    前記第一の処理装置から前記環境条件値を取得して、前記切替時精度予測情報を用いて前記切替処理中の予測値を算出する、方法。
  6. 前記切替対象解析処理の精度要求を精度要求情報記憶手段に格納し、
    前記切替精度スコアを、切替処理中の精度予測値の前記精度要求に対する充足率、および、切替完了後の精度予測値の前記精度要求に対する充足率に基づいて算出する、請求項5の方法。
  7. 第一の処理装置で実行中の複数の解析処理のひとつ(以降、切替対象解析処理)を、第二の処理装置に切替えて実行した場合の前記切替対象解析処理の精度を示す切替精度スコアを、切替処理中の精度予測値、および、切替完了後の精度予測値に基づいて算出し、算出された前記切替精度スコアに基づいて、前記切替対象解析処理の切替を実行するか否かを決定する切替決定処理を、
    前記解析処理の環境条件値に基づいて前記切替処理中の精度予測値を算出する為の切替時精度予測情報を格納する切替時精度予測情報記憶手段を備えたコンピュータに実行させ、
    さらに、前記コンピュータに、前記第一の処理装置から前記環境条件値を取得して、前記切替時精度予測情報を用いて前記切替処理中の予測値を算出する、前記切替決定処理を実行させる、プログラム。
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