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JP6575904B2 - 照明器具 - Google Patents
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JP6575904B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、出射光の配光を制御する照明器具に関する。
従来の照明器具、例えばスポットライト用の照明器具では、光を出射する開口部を有する灯体と、灯体の内部に取り付けられた光源と、光源からの出射光の配光を制御する反射部材と、反射部材からの光が入射されるレンズとを備えている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に開示された照明器具では、光源から出射された光が効率よくレンズに入射されるように、反射部材によって配光を制御している。
特開2015−088349号公報
特許文献1に開示された照明器具において、光源と反射部材との間隔はできるだけ狭い方が、光源からの光を効率よく利用できる。しかしながら、実際には、樹脂などで形成される反射部材を光源に接触させることによって、光源が損傷すること、反射部材が光源からの熱の影響によって劣化することなどの問題が発生し得る。また、反射部材の表面にアルミニウムなどの金属膜を設ける場合には、光源で用いられる導電性部材との絶縁を確保する必要があるため、絶縁の確保に十分な距離を反射部材と光源との間に設けなければならない。さらに、反射部材の寸法に製造誤差があるため、当該製造誤差も考慮して、光源と反射部材との間に隙間を設ける必要がある。このように、光源と反射部材との隙間を設ける場合には、光源からの光の一部が、反射部材と光源との隙間から漏れ、照明器具の灯体の隙間などから漏れ光として漏れ出ることがある。このような漏れ光は、照明器具が美術館などの暗所で、空間演出のために用いられる場合に特に問題となる。すなわち、そのような漏れ光が、空間演出上、照明すべきでない領域を照明し、空間演出を阻害する。
そこで、本発明は、光漏れを抑制できる照明器具を提供する。
上記課題を解決するために、本発明に係る照明器具の一態様は、略筒状のセードと、前記セードの内部に配置される光源と、前記光源が取り付けられる取付部を有し、前記セードの内部空間を仕切る本体と、前記光源からの光が入射される入射開口部、及び、前記入射開口部に入射された光を出射する出射開口部を備える略筒状の反射部材と、前記取付部に立設され、前記光源及び前記入射開口部の周囲を囲む遮光壁部とを備える。
本発明によれば、光漏れを抑制できる照明器具を提供することができる。
図1は、実施の形態に係る照明器具の外観を示す斜視図である。 図2は、実施の形態に係る照明器具の一部分解斜視図である。 図3は、実施の形態に係る照明器具の一部分解斜視図である。 図4は、実施の形態に係る照明器具の断面図である。 図5は、実施の形態に係る照明器具の断面図である。 図6は、実施の形態に係る本体の外観斜視図である。 図7は、図4の一部を拡大した要部断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
[1.構成]
まず、実施の形態に係る照明器具の構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係る照明器具1の外観を示す斜視図である。
図2は、本実施の形態に係る照明器具1の一部分解斜視図である。図2では、照明器具1のうち、反射部材40、光学部材50及び光制御部材60が分解されて示されている。
図3は、本実施の形態に係る照明器具1の一部分解斜視図である。図3では、照明器具1のうち、反射部材40、光学部材50及び光制御部材60以外の部分が分解されて示されている。
図4は、本実施の形態に係る照明器具1の断面図である。図4は光軸Jを通り、図のzx平面に平行な断面における照明器具1の断面図を示す。
図5は、本実施の形態に係る照明器具1の断面図である。図5は光軸Jを通り、図のyz平面に平行な断面における照明器具1の断面図を示す。
図1に示されるように、照明器具1は、スポットライトであり、灯体5、アーム70及び電源ボックス90を備える。灯体5は、図2及び図4に示されるように、セード10と、セード10内に配置される反射部材40、光学部材50及び光制御部材60を備える。図3に示されるように、セード10内には、さらに、本体20、光源30、取付部材32、接続部材36、及び板ばね80が配置される。以下、照明器具1の各構成要素について説明する。
[1−1.セード]
セード10は、図4に示されるように、光源30が内部に配置される略筒状の部材である。本実施の形態では、セード10は、光源30からの光を外部に出射する略円筒状の筒体である。セード10は、図5に示されるように、後方開口部110、前方開口部120及び側方開口部130を備える(前方開口部120及び側方開口部130については、図3参照)。後方開口部110は、セード10の後方(すなわち、各図のz軸方向負側)に位置する開口部である。前方開口部120は、セード10の前方(すなわち、各図のz軸方向正側)に位置する開口部である。側方開口部130は、セード10の側面後方に設けられたスリット状の開口部であり、アーム70が配置される。
図4に示されるように、セード10の内部には、光源30に加えて、本体20、反射部材40、光学部材50、光制御部材60などが配置される。
図4に示されるように、セード10の前方開口部120付近の内面には、第一係止部140が設けられている。本実施の形態では、第一係止部140は凹状の形状を有し、光制御部材60に設けられた第一被係止部660を係止する。
図4に示されるように、セード10の内部には、固定部150が設けられている。固定部150には、本体20が取り付けられる。
セード10は、金属材料で形成される。本実施の形態では、セード10は、例えばアルミダイカスト工程を経て形成される。セード10の外表面の塗装色は、照明器具1の用途などに応じて選択されてよい。本実施の形態では、セード10は白色に塗装される。
[1−2.本体]
本体20は、図5に示されるように、光源30が取り付けられる取付部210を有し、セード10の内部空間を仕切る部材である。本実施の形態では、本体20には、アーム70も取り付けられる。また、本体20は、光源30から発生した熱を放熱するヒートシンクとしても機能する。以下、図3〜図5に加えて図6を用いて、本体20について詳細に説明する。
図6は、本実施の形態に係る本体20の外観斜視図である。
図6に示されるように、本体20は、前方側(図6のz軸方向正側)に、取付部210、挿通孔212、遮光壁部220及び鍔部230を備える。取付部210は、図5に示されるように、光源30が取り付けられる部分である。取付部210は、光源30を取り付けるための平坦な面を含み、光源30から発生する熱が効率よく本体20に伝導される。挿通孔212は、図5に示されるように、光源30に電力を供給するためのリード線92が挿通される孔である。挿通孔212の内径は、リード線92の外径と略同じである。これにより、挿通孔212から、本体20の後方(z軸方向負側)に光が漏れることが抑制される。
遮光壁部220は、図5に示されるように、取付部210に立設され、光源30及び反射部材40の入射開口部420の周囲を囲む部分である。本実施の形態では、遮光壁部220は、本体20の取付部210から前方(z軸方向正側)に向かって延び、かつ、光源30の周囲を囲む。遮光壁部220は、光源30から出射された光のうち、反射部材40と本体20(又は、光源30)との隙間から洩れた一部の光が、本体20の後方(すなわち、z軸方向負側)、及び、反射部材40とセード10との間に漏れることを抑制する。
鍔部230は、図4に示されるように、本体20をセード10に取り付けるための部分である。鍔部230には、図3に示されるように、二つの凹部232が設けられている。図3に示されるねじ26が、二つの凹部232のそれぞれを介して、セード10の内面の固定部150に設けられたねじ穴に捻じ込まれることによって、本体20がセード10に取り付けられる。また、図4に示されるように、鍔部230が、本体20の固定部150と当接することによって、鍔部230と固定部150との隙間から光が後方に漏れることを抑制する。
図6に示されるように、本体20は、後方側に、放熱部240を備える。放熱部240は、光源30から発生した熱を放熱するための部分である。放熱部240は、アーム支持部242を備える。アーム支持部242は、アーム70を支持する部分である。本実施の形態では、アーム支持部242の横断面の形状は、略半円形状であり、アーム70の他端部74の形状に対応している。また、図4及び図5に示されるように、本体20は、挿通路246を備える。挿通路246は、本体20を貫通し、リード線92が挿通される部分である。本実施の形態では、挿通路246は、アーム支持部242から見て光源30の光軸Jに略垂直な方向(図のy軸方向)に配置される貫通孔である。図5に示されるように、挿通路246は、アーム支持部242から光軸Jに略垂直な方向に延び、本体20のy軸方向負側(図5における下側)において、光軸J方向に内径が徐々に拡大されている。挿通路246のアーム70側の開口部244は、アーム70の他端部74と対向する位置に配置される。本体20の挿通路246及び本体20の周辺におけるリード線92の配線については、後述する。
なお、本実施の形態では挿通路246は、光軸Jに略垂直な方向に延びる貫通孔であるが、挿通路246の構成はこれに限定されない。挿通路246は、屈曲または湾曲していてもよいし、光軸Jと垂直でなくてもよい。また、挿通路246は、光軸J付近を通らなくてもよい。
本体20は、金属材料で形成される。本実施の形態では、本体20は、例えばアルミダイカスト工程を経て形成される。
[1−3.光源]
光源30は、セード10の内部に配置され、照明器具1の出射光となる光を出射する光源である。本実施の形態では、光源30は、LED(Light Emitting Diode)を有する発光モジュールであって、所定の光を放射状に出射するLED光源である。光源30は、例えば白色光を出射するように構成されている。光源30は、COB(Chip On Board)型LEDで構成され、図3に示されるように、基台302と、基台302上に実装されたベアチップ(LEDチップ)である複数のLED304と、それらLED304を封止し、蛍光体を含む封止部材とを備える。なお、本実施の形態では、封止部材は全てのLED304を一括封止しているが、封止部材の構成はこれに限られない。ライン状に配列されたLED304の配列方向に沿って複数本のライン状に封止部材を形成する構成としてもよい。
光源30は、図5に示されるように、本体20の取付部210に取り付けられる。各図に示される照明器具1において、光源30の光軸Jは各図のz軸方向である。
基台302は、複数のLED304を実装するための実装基板であって、例えばセラミックス基板、樹脂基板又は絶縁被覆されたメタルベース基板などである。また、基台302は、例えば平面視において矩形である平面を有する板状であり、基台302の底面(図3のz軸方向負側)が本体20の取付部210に取り付けられて固定される。なお、図示しないが、基台302には、LED304(光源30)を発光させるための直流電力を外部から受電するための一対の電極端子(正電極端子及び負電極端子)が形成されている。
[1−4.取付部材]
取付部材32は、光源30を本体20に取り付けるための部材である。図3に示されるように、取付部材32は、規制部322及び第二係止部324を備える。
規制部322は、光源30の光軸Jに垂直な方向(x軸方向及びy軸方向)の位置を規制する。規制部322は、中央に開口部を有する矩形枠状の形状を有する。規制部322の中央に形成された開口部は、光源30に対応する形状を有し、当該開口部に光源30が配置される。取付部材32は、本体20の取付部210に配置され、接続部材36及びねじ38によって、本体20に固定される。より具体的には、取付部材32の規制部322には、貫通孔326が形成されており、ねじ38を、貫通孔326を介して本体20に形成されたねじ穴に捻じ込むことにより、取付部材32が本体20に対して固定される。これにより、取付部材32及びその開口部に配置された光源30が本体20に固定される。
第二係止部324は、反射部材40を支持するため爪状の部分であり、図4に示されるように、反射部材40の第二被係止部440を係止する。本実施の形態では、取付部材32は、二つの第二係止部324を備える。第二係止部324は、略L字型の形状を有しており、第二係止部324の端部の光軸Jから離れる向き突出した傾斜面(突起)が、第二被係止部440に挿入されることにより、第二係止部324が第二被係止部440を係止する。
取付部材32は、例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリカーボネートなどの樹脂材料を用いて形成することができる。
[1−5.接続部材]
接続部材36は、光源30へ電流を供給する配線(図示せず)が接続される部材である。本実施の形態に係る照明器具1は、図3に示されるように、二つの接続部材36を備え、一方の接続部材36に高電位側の配線が、他方の接続部材36に低電位側の配線が、それぞれ接続される。接続部材36には、光源30へ電流を供給する電極(不図示)が設けられている。当該電極が光源30に形成された電極端子に接続される。
また、接続部材36は、光源30の位置を規制する機能も有する。接続部材36には、ねじ38が貫通する貫通孔が形成されており、当該貫通孔に挿入されたねじ38によって、接続部材36が本体20及び取付部材32に固定される。その際、図4に示されるように接続部材36の光軸J側の部分が、光源30を本体20に向けて押さえることにより、光源30の光軸方向(z軸方向)における位置を規制する。
接続部材36の筐体は、例えば、PBT、ポリカーボネートなどの樹脂材料を用いて形成することができる。また、接続部材36の電極は、銅などの導電性部材を用いて形成することができる。
[1−6.反射部材]
反射部材40は、図2に示されるように、光源30からの光が入射される入射開口部420、及び、入射開口部420に入射された光を出射する出射開口部430を備える略筒状の部材である。本実施の形態では、反射部材40は、光源30からの光を光学部材50に向けて反射させる。反射部材40は、光源30からの光が入射される側(z軸方向負側)の端部から、当該光が出射される側の端部に向かって内径が漸次大きくなるように構成された略筒状の形状を有する。反射部材40の内面450において、光源30からの光が反射される。
図4に示されるように、反射部材40の外面460には、取付部材32の第二係止部324に係止される第二被係止部440が設けられている。第二被係止部440は、反射部材40の外面側に立設された部材に設けられた孔である。第二被係止部440が第二係止部324に係止されることにより、反射部材40は、取付部材32に係止される。これにより、反射部材40は、取付部材32を介して本体20に取り付けられる。
図2に示されるように、反射部材40の光出射側の端部には、三つの第三係止部410が設けられている。第三係止部410は、光学部材50を係止する爪状の部分である。
反射部材40は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)など硬質の白色樹脂材料を用いて形成することができる。
[1−7.光学部材]
光学部材50は、図4に示されるように、反射部材40からの光が入射される光入射面510、及び、光入射面510に入射した光が出射される光出射面520を備える透光性の部材である。光学部材50は、反射部材40から入射された光の配光を制御して出射する機能を有してもよい。本実施の形態では、光学部材50はフレネルレンズである。これにより、照明器具1は、出射光を集光して、スポット状の照明領域を形成することができる。
光学部材50は、図2に示されるように、周縁部に、三つの第三被係止部530が設けられている。本実施の形態では、第三被係止部530は、光学部材50の光出射面520に設けられた凹状の形状を有する部分である。光学部材50の第三被係止部530が反射部材40の第三係止部410に係止されることによって、光学部材50が反射部材40に係止される。これにより、光学部材50は、反射部材40及び取付部材32を介して本体20に取り付けられる。また、このように反射部材40の光出射側の端部に光学部材50が配置されることにより、反射部材40から出射された光が、光学部材50に効率よく入射される。
光学部材50は、透光性材料を用いて形成されており、例えばPMMA(アクリル)、ポリカーボネートなどの透明樹脂材料、又は、ガラス材料などの透明材料を用いて形成することができる。
[1−8.光制御部材]
光制御部材60は、図4に示されるように、光学部材50から出射された光が入射される入射開口部610及び入射開口部610に入射された光が出射される出射開口部620を有し、かつ、セード10の内部であって、光学部材50の光出射面520側に配置された略筒状の部材である。光制御部材60は、図2に示されるように、セード10とは別部材である。
光制御部材60は、図2及び図4に示されるように、入射開口部610及び出射開口部620を光軸Jが通るように配置される。また、図4に示されるように、光制御部材60の出射開口部620の外径は、セード10の前方開口部120の内径と略等しい。これにより、セード10の前方開口部120の出射光通過領域が光制御部材60によって削減されることを抑制できる。また、セード10と光制御部材60との間からの出射光の漏れを抑制できる。
図4に示されるように、光制御部材60は、セード10の前方開口部120近傍に、出射開口部620が位置するように配置される。また、光制御部材60の光軸J方向(z軸方向)の長さは、光学部材50の光出射面520から、セード10の前方開口部120までの長さ程度である。これにより、光制御部材60は、セード10の内面のうち、光学部材50の光出射面520近傍から、セード10の前方開口部120近傍まで部分を覆うことができる。ここで、光制御部材60の内面630(光軸J側の面)は、黒色のグレア抑制面である。このように、セード10の前方開口部120付近の内面は、黒色のグレア抑制面である光制御部材60の内面630で覆われる。これにより、セード10の前方開口部120付近の内面におけるグレアが抑制される。
光制御部材60の内面は、黒色のグレア抑制面であれば、特に限定されない。黒色のグレア抑制面は、例えば、黒色に塗装した面に艶消し処理を施すことにより実現できる。また、黒色のグレア抑制面は、黒色に塗装した面、又は、黒色の部材からなる面に、シボ加工を施すことによっても実現できる。さらに、光制御部材60の内面630におけるグレアをさらに抑制するために、図4などに示されるように、光制御部材60の内面630に段差部(バッフル)650を設けてもよい。
光制御部材60は、図2及び図4に示されるように、外周に第一被係止部660を備える。光制御部材60は、第一被係止部660が第一係止部140に係止されることにより、セード10の内部に保持される。本実施の形態では、第一被係止部660は、凸状の形状を有し、凹状の形状を有する第一係止部140に係止される。このように、光制御部材60は、セード10の前方開口部120に挿入するだけで簡単に取り付けることができる。したがって、本実施の形態に係る照明器具1では、セード10の内面及び外面の塗装を塗り分ける場合より、セード10の内面に黒色のグレア抑制面を容易に形成することができる。
光制御部材60は、図4に示されるように、内面630の入射開口部610付近に、外付部材を保持するための突起部614を備える。本実施の形態では、光制御部材60は、六つの突起部614を備える。
光制御部材60は、例えば、ポリカーボネート、PBTなどの樹脂材料を用いて形成することができる。このように、光制御部材60を、樹脂材料を用いて形成することにより、光制御部材60を容易に、かつ、低コストで製造することができる。
[1−9.アーム]
アーム70は、一端部73が電源ボックス90に接続され、かつ、他端部74が灯体5に接続される部材である。本実施の形態では、図3に示されるように、アーム70は、アーム本体72と一端部73及び他端部74とを備える。他端部74は、互いに逆方向に突出した略円柱状の回転軸部を有する。本実施の形態では、他端部74は、光軸J及びアーム70の長手方向に垂直な方向に延びる略円柱状の回転軸部を備える。アーム70の他端部74が、板ばね80と本体20のアーム支持部242とで挟まれることによって、アーム70は本体20に回転自在に取り付けられる。以下、アーム70の詳細な構成について、図5を用いて説明する。
図5に示されるように、アーム70の内部には、アーム70の長手方向に挿通孔76が形成されている。挿通孔76には、リード線92が挿入され、リード線92によって電源ボックス90から光源30に電力が供給される。このように、リード線92が外部に露出しないため、リード線92が損傷することが抑制される。また、照明器具1の外部からリード線92が見えないため、デザイン的にも好ましい。
アーム70は、金属材料で形成される。本実施の形態では、アーム70は、例えばアルミダイカスト工程を経て形成される。
[1−10.板ばね]
板ばね80は、アーム70を本体20に対して回転自在に取り付けるための弾性部材である。本実施の形態では、板ばね80は、図3に示されるように略C字型の形状を有しており、本体20とともに、アーム70の他端部74を挟んだ状態で、ねじ86及び88によって本体20に固定される。これにより、アーム70が本体20に取り付けられる。
アーム70の他端部74は、板ばね80と本体20とで挟まれた状態であるため、アーム70は、他端部74を中心として本体20に対して回転自在である。また、アーム70を回転するために要するトルクは、板ばね80を本体20に固定するばね88の捻じ込み量の調整により調整可能である。ねじ88は、照明器具1を組み立てた状態で、セード10の側方開口部130からドライバーによって調整できる位置に配置される。これにより、ユーザが、照明器具1を分解することなく、アーム70を回転するために要するトルクを調整できる。
板ばね80は、金属材料で形成される。本実施の形態では、板ばね80は、例えば鉄で形成される。
[1−11.電源ボックス]
図2及び図3に示される電源ボックス90は、光源30に電力を供給する電源回路が内蔵された筐体である。本実施の形態では、電源ボックス90に内蔵された電源回路は、電源ボックス90の外部から供給された交流電力を直流電力に変換し、当該直流電力を、リード線92を介して光源30のLED304に供給する。
電源ボックス90の外壁部分は、金属材料、樹脂材料などから形成される。本実施の形態では、例えば、当該外壁部分は、アルミニウムで形成される。
[2.光漏れ抑制構成]
次に、本実施の形態に係る照明器具1の光漏れ抑制構成について図7を用いて説明する。
図7は、図4の一部を拡大した要部断面図である。図7では、図4の破線枠内が拡大されている。
図7に示されるように、本実施の形態では、反射部材40の入射開口部420と、光源30との間には隙間が設けられている。これにより、反射部材40が、光源30と接触することによって、光源30が破損することが抑制される。また、樹脂材料などで形成された反射部材40が光源30において発生する熱によって変形、又は、劣化することが抑制される。
光源30から出射された光の一部は、入射開口部420と光源30との隙間から、反射部材40の外面460側に漏れる。特に、本実施の形態では、光源30においてCOB型LEDが用いられており、各LEDチップから出射された青色の光を封止樹脂内の蛍光体によって一部を黄色の光に変換する。これにより、青色と黄色とを混合させて白色光を得ている。このようなCOB型LEDでは、光軸Jに対して光の出射方向が傾くほど、光が蛍光体を含む封止樹脂を通る距離が長くなる。ここで、上記隙間から漏れる光は、光軸Jに対して略90度傾いて出射される光であるため、光が封止樹脂を通る距離が長く、LEDチップから出射された光のうち、黄色の光に変換される割合が大きくなる。したがって、当該隙間から漏れる光は、黄色に近い光色を有する。このため、当該隙間からの漏れ光が、照明器具1の外部に漏れる場合には、当該漏れ光が本来出射されるべき白色光と異なる光色を有するため、当該漏れ光が目立ち、空間演出上、特に問題となる。
本実施の形態では、本体20の取付部210に立設され、光源30及び入射開口部420の周囲を囲む遮光壁部220が設けられており、遮光壁部220によって、反射部材40の外面460側に漏れた光が遮られる。このため、本実施の形態に係る照明器具1では、反射部材40の外面460側に漏れた光が反射部材40とセード10との間から、前方(z軸方向正側)に漏れることが抑制される。
本実施の形態では、図7に示されるように、光軸J方向において、遮光壁部220の先端223は、入射開口部420より、光源30から離れた位置に配置されている。これにより、光源30から出射されて、入射開口部420と光源30との隙間から反射部材40の外面460側に漏れた光の大部分を遮光壁部220によって遮ることができる。なお、本実施の形態では、遮光壁部220の先端223と反射部材40の外面460との間には、隙間が設けられているが、当該隙間が狭い方が、光漏れをより一層抑制することができる。例えば、当該隙間は、1mm以下であることが好ましい。本実施の形態では、本体20及び反射部材40の製造誤差などを考慮して、当該隙間は、0.3mm程度に設定されている。なお、反射部材40の外面460と遮光壁部220の先端223とを接触させてもよい。
また、本実施の形態では、図7に示されるように、遮光壁部220の先端面222は、反射部材40の外面460の形状に沿って傾斜している。これにより、遮光壁部220と外面460との隙間を光が通過し難くなるため、当該隙間における光漏れをさらに抑制することができる。
また、本実施の形態では、本体20と遮光壁部220とは、一体的に形成されている。これにより、本体20と遮光壁部220との間に隙間が形成されないため、遮光壁部220とセード10との間の空間への光漏れを抑制することができる。
また、本実施の形態では、図7に示されるように、遮光壁部220は、鍔部230より、光源30寄りに配置されている。つまり、遮光壁部220は、本体20の鍔部230とセード10の固定部150との接続部より光源30寄りに配置されている。これにより、当該接続部から、本体20の後方(z軸方向負側)に光が漏れることを抑制できる。
[3.効果など]
以上のように、本実施の形態に係る照明器具1は、略筒状のセード10と、セード10の内部に配置される光源30と、光源30が取り付けられる取付部210を有し、セード10の内部空間を仕切る本体20とを備える。また、照明器具1は、光源30からの光が入射される入射開口部420、及び、入射開口部420に入射された光を出射する出射開口部430を備える略筒状の反射部材40とを備える。照明器具1は、さらに、取付部210に立設され、光源30及び入射開口部420の周囲を囲む遮光壁部220を備える。
これにより、光源30から出射されて、入射開口部420と光源30との隙間から反射部材40の外面460側に漏れた光の大部分を遮光壁部220によって遮ることができる。したがって、本体20の後方(z軸方向負側)、及び、反射部材40とセード10との間からの光漏れを抑制できる。
また、本実施の形態に係る照明器具1において、光源30の光軸J方向において、遮光壁部220の先端223は、入射開口部420より、光源30から離れた位置に配置されてもよい。
これにより、光源30から出射されて、入射開口部420と光源30との隙間から反射部材40の外面460側に漏れた光の大部分を遮光壁部220によって遮ることができるため、光漏れをさらに抑制することができる。
また、本実施の形態に係る照明器具1において、遮光壁部220の先端面222は、反射部材40の外面460の形状に沿って傾斜していてもよい。
これにより、
また、本実施の形態に係る照明器具1において、遮光壁部220は、本体20とセード10との接続部より光源30寄りに配置されていてもよい。
これにより、当該接続部から、本体20の後方(z軸方向負側)に光が漏れることを抑制できる。
また、本実施の形態に係る照明器具1において、本体20と遮光壁部220とは、一体的に形成されていてもよい。
これにより、本体20と遮光壁部220との間に隙間が形成されないため、遮光壁部220と反射部材40の外面460との間からの光漏れを抑制することができる。
また、本実施の形態に係る照明器具1において、遮光壁部220の先端223と反射部材40の外面460との距離は、1mm以下であってもよい。
これにより、遮光壁部220の先端223と反射部材40の外面460との隙間からの光漏れを抑制することができる。
(変形例など)
以上、本発明に係る照明器具1について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、遮光壁部220は、本体20と一体的に形成されたが、遮光壁部220は、本体20と別体でもよい。遮光壁部220と本体20との間の光漏れを十分に抑制できる構成を備えればよい。
また、上記実施の形態では、遮光壁部220の先端面222は、反射部材40の外面460の形状に沿って傾斜しているが、必ずしもそのように傾斜していなくてもよい。遮光壁部220と外面460との間における光漏れを十分に抑制できる構成であればよい。
また、上記実施の形態では、遮光壁部220は、本体20とセード10との接続部より光源30寄りに配置されているが、当該接続部より、光源30から離れた位置に配置されてもよい。遮光壁部220によって光漏れを抑制できる構成であればよい。
また、上記実施の形態では、セード10と本体20とは、別体であったが、一体的に形成されていてもよい。これにより、照明器具1からの光漏れをさらに抑制することができる。
また、上記実施の形態では、反射部材40は、筒状であったが、反射部材40は、必ずしも完全な筒状の形状を有さなくてもよい。例えば、反射部材40は、筒状の形状の一部が切り欠かれた略筒状の形状を有してもよい。
また、上記実施の形態では、反射部材40は、全体が樹脂材料で形成されているが、反射部材40の内面450にアルミニウムなどの金属膜を設けてもよい。これにより、反射部材40の内面450における反射率を向上させることができる。また、反射部材40と光源30との間には、隙間が設けられているため、金属膜と光源30との絶縁も確保される。
また、上記実施の形態では、光学部材50は、フレネルレンズであったが、光学部材50はこれに限定されない。光学部材50は、例えば、ドーム型レンズ、平板(配光制御をしないカバー)などでもよい。
また、上記実施の形態においては、光源30において、COB型LEDを用いたが、他の発光素子を用いてもよい。例えば、SMD(Surface Mount Device)型LEDを用いてもよい。また、有機EL(Electro Luminescence)素子など他の固体発光素子、又は、固体発光素子以外の他の光源を用いてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、又は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1 照明器具
10 セード
20 本体
30 光源
40 反射部材
210 取付部
220 遮光壁部
222 先端面
223 先端
420 入射開口部
430 出射開口部

Claims (5)

  1. 略筒状のセードと、
    前記セードの内部に配置される光源と、
    前記光源が取り付けられる取付部を有し、前記セードの内部空間を仕切る本体と、
    前記光源からの光が入射される入射開口部、及び、前記入射開口部に入射された光を出射する出射開口部を備える略筒状の反射部材と、
    前記取付部に立設され、前記光源及び前記入射開口部の周囲を囲む遮光壁部とを備え
    前記本体と前記遮光壁部とは、一体的に形成されている
    照明器具。
  2. 前記光源の光軸方向において、前記遮光壁部の先端は、前記入射開口部より、前記光源から離れた位置に配置されている
    請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記遮光壁部の先端面は、前記反射部材の外面の形状に沿って傾斜している
    請求項1又は2に記載の照明器具。
  4. 前記遮光壁部は、前記本体と前記セードとの接続部より前記光源寄りに配置されている
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明器具。
  5. 前記遮光壁部の先端と前記反射部材の外面との距離は、1mm以下である
    請求項1〜のいずれか1項に記載の照明器具。
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