組み立てられた型枠構造物10Aの一例を示す正面図である図1等の添付の図面を参照し、本発明にかかる型枠構造物の詳細を説明すると、以下のとおりである。なお、図2は、組み立てられた型枠構造物10Aの背面図であり、図3は、組み立てられた型枠構造物10Aの上面図である。図4は、組み立てられた型枠構造物10Aの側面図であり、図5は、一例として示す合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20dの正面図である。図6は、第1および第2支持部材27,28の斜視図であり、図7は、レベル調整部材47を示す図である。
図1〜図4では、上下方向を矢印Aで示し、横方向の矢印Bで示すとともに、前後方向を矢印Cで示す。図1,2では、パネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20dのパネル枠40や補強リブ41の図示を省略し、図3では、第3および第4発泡プラスチック25,26の図示を省略している。図3,4では、打設空間13に配筋された鉄筋(埋込アンカー、縦筋、横筋、柱筋、フープ筋、あばら筋、斜め補強筋等)の図示を省略している。
型枠構造物10A(型枠構造物10B〜10Eを含む)は、既設の建物(建造物)の所定の施工箇所であって互いに対向する既設壁11の間に組み立てられ、既設壁11の間にコンクリート(セメント硬化物)を増し打ちして新設の鉄筋コンクリート製の耐震補強壁を施工するために使用される。耐震補強壁を作る箇所に複数本の鉄筋(図示せず)を配筋するとともに型枠構造物10A(型枠構造物10B〜10Eを含む)を組み立て、型枠構造物10Aの打設空間12にコンクリートを打設する。打設したコンクリートを所定期間養生した後、組み立てた型枠構造物10A(型枠構造物10B〜10Eを含む)を解体(分解)することで、鉄筋コンクリート製の耐震補強壁が作られる。セメント硬化物には、コンクリートの他に、モルタルも含まれる。
なお、図1〜図4では、建物の既設壁11の間に耐震補強壁を構築する場合を図示しているが、既設壁11の間のみならず、型枠構造物10A(型枠構造物10B〜10Eを含む)を利用することで、既設柱の間や既設梁の等の建造物のあらゆる箇所に耐震補強壁を構築することができる。また、既設壁11には、外壁や耐力壁、間仕切り壁、垂れ壁、袖壁、腰壁等のあらゆる壁が含まれる。型枠構造物10Aは、第1および第2アングル材13,14(下部アングル材)、第3および第4アングル材15,16(上部アングル材)、複数枚の第1〜第4合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20d(第1〜第4パネル)、複数本の第1および第2セパレーター21,22、第1〜第4発泡プラスチック23〜26、第1および第2支持部材27,28、複数本の第1および第2縦仮設材29,30、第1および第2固定部材31,32から形成されている。なお、第1〜第4パネルには、合成樹脂パネルの他に、縦寸法と横寸法とが同一のFRPパネルやベニヤ板パネル、金属パネルのいずれかを使用することができる。
第1アングル材13は、建物の床面33(床梁の頂面や床スラブの頂面)の正確に位置決め(墨出し)された第1施工箇所34に設置されて横方向へ延びている。第2アングル材14は、第1アングル材13(第1施工箇所34)から前方へ所定寸法離間した床面33の正確に位置決めされた第2施工箇所35に設置され、第1アングル材13に平行して横方向へ延びている。第3アングル材15は、天井面36(天井梁の底面や天井の床スラブの底面)の正確に位置決め(墨出し)された第1施工箇所34に設置されて横方向へ延びている。第4アングル材16は、第3アングル材15(第1施工箇所)から前方へ所定寸法離間した天井面36の正確に位置決めされた第2施工箇所35に設置され、第3アングル材15に平行して横方向へ延びている。
第1〜第4アングル材13〜16は、鉄板やアルミ板等の金属または熱可塑性合成樹脂から作られ、その断面形状がL字状に成型されている。第1および第2アングル材13,14は、床面33に釘によって固定された固定部37と、固定部37から上方へ延びる支持部38とを有する。第3および第4アングル材15,16は、天井面36に釘によって固定された固定部37と、固定部37から下方へ延びる支持部38とを有する。
第1〜第4合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20d(プラスチック型枠)は、平面形状が長方形の板状に成型された所定面積のパネル本体39と、パネル本体39の上下端縁と両側縁とに延びるパネル枠40と、パネル本体39およびパネル枠40につながって縦方向と横方向とへ延びる複数本に補強リブ41とから作られている。すべての第1〜第4合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20dは、縦寸法と横寸法とが同一である。第1〜第4合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20dは、熱可塑性合成樹脂を成型加工することで作られ、パネル本体39とパネル枠40と補強リブ41とが一体成形されている。
第1合成樹脂パネル17a〜17dは、第1施工箇所34の一方の横方向側部42に位置し、第1アングル材13(床面33)から天井面36に向かって最下に位置するパネル17a→中間に位置するパネル17b,17c→最上に位置するパネル17dの順に上下方向へ並んでいる。床面33に位置(最下に位置)する第1合成樹脂パネル17aは、その下端縁に延びるパネル枠40が第1アングル材13の固定部37に載置され、パネル本体39が第1アングル材13の支持部38に支持されている。第1合成樹脂パネル17aは、パネル枠40に嵌め込まれた連結金具(図示せず)によって連結されている。
第2合成樹脂パネル18a〜18dは、第1施工箇所34の他方の横方向側部43に位置して第1合成樹脂パネル17aから横方向へ離間している。第2合成樹脂パネル18a〜18dは、第1アングル材13(床面33)から天井面36に向かって最下に位置するパネル18a→中間に位置するパネル18b,18c→最上に位置するパネル18dの順に上下方向へ並んでいる。床面33に位置(最下に位置)する第2合成樹脂パネル18aは、その下端縁に延びるパネル枠40が第1アングル材13の固定部37に載置され、パネル本体39が第1アングル材13の支持部38に支持されている。第2合成樹脂パネル18a〜18dは、パネル枠40に嵌め込まれた連結金具(図示せず)によって連結されている。第2合成樹脂パネル18dには、パネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20dの間の打設空間12にコンクリートを打設する(流入させる)ための打設口44が作られている。打設口44では、パネル18dが四角形にくり抜かれ、そこに金属製の口筒を有する四角形の鉄板が固定されている。
第3合成樹脂パネル19a〜19dは、第2施工箇所35の一方の横方向側部45に位置して第1合成樹脂パネル17aから前方へ離間し、第1合成樹脂パネル17aに対向している。第3合成樹脂パネル19a〜19dは、第2アングル材14(床面33)から天井面36に向かって最下に位置するパネル19a→中間に位置するパネル19b,19c→最上に位置するパネル19dの順に上下方向へ並んでいる。床面33に位置(最下に位置)する第3合成樹脂パネル19aは、その下端縁に延びるパネル枠40が第2アングル材14の固定部37に載置され、パネル本体39が第2アングル材14の支持部38に支持されている。第3合成樹脂パネル19a〜19dは、パネル枠40に嵌め込まれた連結金具(図示せず)によって連結されている。
第4合成樹脂パネル20a〜20dは、第2施工箇所35の他方の横方向側部46に位置して第3合成樹脂パネル19a〜19dから横方向へ離間するとともに、第2合成樹脂パネル18a〜18dから前方へ離間し、第2合成樹脂パネル18a〜18dに対向している。第4合成樹脂パネル20a〜20dは、第2アングル材14(床面33)から天井面36に向かって最下に位置するパネル20a→中間に位置するパネル20b,20c→最上に位置するパネル20dの順に上下方向へ並んでいる。床面33に位置(最下に位置)する第4合成樹脂パネル20aは、その下端縁に延びるパネル枠40が第2アングル材14の固定部37に載置され、パネル本体30が第2アングル材14の支持部38に支持されている。第4合成樹脂パネル20a〜20dは、パネル枠40に嵌め込まれた連結金具(図示せず)によって連結されている。
床面33に位置する第1〜第4合成樹脂パネル17a,18a,19a,20aは、その上下方向の高さ寸法を調節可能なレベル調整部材47を有する。レベル調整部材47は、図7に示すように、第1〜第4合成樹脂パネル17a,18a,19a,20aの下端縁に延びるパネル枠40(下端部)に穿孔されたボルト孔48と、ボルト孔48に螺着された高さ調節ボルト49とから形成されている。調節ボルト49を時計回り方向へ回転させることで、ボルト49がボルト孔48から下方へ伸長し、第1〜第4合成樹脂パネル17a,18a,19a,20aの高さ寸法が高くなり、調節ボルト49を反時計回り方向へ回転させることで、ボルト49がボルト孔48から上方へ伸長し、それらパネル17a,18a,19a,20aの高さ寸法が低くなる。
図1〜図4では、上下方向に4枚の第1〜第4合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20dが並んでいるが、施工する補強壁の縦横寸法によって、5枚以上のパネルが上下方向へ並ぶ場合や上下方向のみならずパネルが横方向へも並ぶ場合がある。施工する補強壁の横寸法が横方向へ並ぶ第1および第2合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18dの横寸法よりも大きく、第1合成樹脂パネル17a〜17dと第2合成樹脂パネル18a〜18dとが横方向へ離間し、第1合成樹脂パネル17a〜17dと第2合成樹脂パネル18a〜18dとの間に第1スペース50が形成される。
施工する補強壁の横寸法が横方向へ並ぶ第3および第4合成樹脂パネル19a〜19d,20a〜20dの横寸法よりも大きく、第3合成樹脂パネル19a〜19dと第4合成樹脂パネル20a〜20dとが横方向へ離間し、第3合成樹脂パネル19a〜19dと第4合成樹脂パネル20a〜20dとの間に第2スペース51が形成される。第1および第2スペース50,51は、上下方向へ長い長方形であり、第1および第2施工箇所34,35の横方向中央に存在している。型枠構造物10aでは、第1スペース50と第2スペース51とが前後方向へ互いに対向し、第1および第2スペース50,51の横方向の寸法と上下方向の寸法とが同一である
施工する補強壁の縦寸法が上下方向へ並ぶ第1および第2合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18dの縦寸法よりも大きく、天井面36の側に位置(最上に位置)する第1および第2合成樹脂パネル17d,18dが天井面36から下方へ離間し、天井面33の側に位置する第1および第2合成樹脂パネル17d,18d(パネル17d,18dの上端に延びるパネル枠40)と天井面36との間に第3スペース52が形成される。
施工する補強壁の縦寸法が上下方向へ並ぶ第3および第4合成樹脂パネル19a〜19d,20a〜20dの縦寸法よりも大きく、天井面36の側に位置(最上に位置)する第3および第4合成樹脂パネル19d,20dが天井面36から下方へ離間し、天井面36の側に位置する第3および第4合成樹脂パネル19d,20d(パネル19d,20dの上端に延びるパネル枠40)と天井面36との間に第4スペース53が形成される。第3および第4スペース52,53は、横方向の寸法と上下方向の寸法とが同一の横方向へ長い長方形であり、前後方向へ互いに対向している。
それら第1セパレーター21は、互いに対向する第1合成樹脂パネル17a〜17dと第3合成樹脂パネル19a〜19dとを連結し、第1合成樹脂パネル17a〜17dと第3合成樹脂パネル19a〜19dとを固定する。第1セパレーター21は、第1および第3合成樹脂パネル17a〜17d,19a〜19dの所定の部位に設置され、第1および第3合成樹脂パネル17a〜17d,19a〜19dの間の打設空間12に位置して前後方向へ延びている。
第1セパレーター21の第1合成樹脂パネル17a〜17dの側に位置する一端部は、第1合成樹脂パネル17a〜17dに穿孔されたセパ挿通孔に挿通されている。第1セパレーター21の第1合成樹脂パネル17a〜17dの側に位置する一端部には、プラスチックコーン54が挿通され、第1型枠緊結金具55(フォームタイ(登録商標))が連結されている。第1セパレーター21の第3合成樹脂パネル19a〜19dの側に位置する他端部は、第3合成樹脂パネル19a〜19dに穿孔されたセパ挿通孔に挿通されている。第1セパレーター21の第3合成樹脂パネル19a〜19dの側に位置する他端部には、プラスチックコーン54が挿通され、第2型枠緊結金具56(フォームタイ(登録商標))が連結されている。
それら第2セパレーター22は、互いに対向する第2合成樹脂パネル18a〜18dと第4合成樹脂パネル20a〜20dとを連結し、第2合成樹脂パネル18a〜18dと第4合成樹脂パネル20a〜20dとを固定する。第2セパレーター22は、第2および第4合成樹脂パネル18a〜18d,20a〜20dの所定の部位に設置され、第2および第4パネル18a〜18d,20a〜20dの間の打設空間12に位置して前後方向へ延びている。
第2セパレーター22の第2合成樹脂パネル18a〜18dの側に位置する一端部は、第2合成樹脂パネル18a〜18dに穿孔されたセパ挿通孔に挿通されている。第2セパレーター22の第2合成樹脂パネル18a〜18dの側に位置する一端部には、プラスチックコーン54が挿通され、第1型枠緊結金具55が連結されている。第2セパレーター22の第4合成樹脂パネル20a〜20dの側に位置する他端部は、第4合成樹脂パネル20a〜20dに穿孔されたセパ挿通孔に挿通されている。第2セパレーター22の第4合成樹脂パネル20a〜20dの側に位置する他端部には、プラスチックコーン54が挿通され、第2型枠緊結金具56が連結されている。
第1〜第4発泡プラスチック23〜26には、ポリスチレンフォーム(スタイロフォーム)が使用されている。第1〜第4発泡プラスチック23〜26には、ポリエチレンフォームの他に、ポリプロピレンフォーム、フェノールフォーム、PET樹脂発泡体等を使用することもできる。第1発泡プラスチック23は、第1および第2合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18dの厚み寸法(パネル枠40の前後方向の長さ寸法)と同一の厚み寸法を有し、その縦寸法および横寸法が第1スペース50(第2発泡プラスチック24)の縦寸法および横寸法と同一であり、その平面形状が上下方向へ長い長方形である。第2発泡プラスチック24は、第3および第4合成樹脂パネル19a〜19d,20a〜20dの厚み寸法(パネル枠40の前後方向の長さ寸法)と同一の厚み寸法を有し、その縦寸法および横寸法が第2スペース51(第1発泡プラスチック23)の縦寸法および横寸法と同一であり、その平面形状が上下方向へ長い長方形である。
第1および第2発泡プラスチック23,24は、第1および第2スペース50,51の縦横寸法よりも大きな寸法のそれらが補強壁の施工現場に搬入され、補強壁の施工現場において、縦横寸法が第1および第2スペース50,51の縦横寸法と同一になるように切断される。第1発泡プラスチック23は、第1スペース50に嵌め込まれ、第1アングル材13から天井面36に向かって上下方向へ延びている。第1発泡プラスチック23は、第2発泡プラスチック24に対向する対向面57(前面)が第1支持部材27によって支持されている。第1スペース50は、第1発泡プラスチック23によって塞がれている。第2発泡プラスチック24は、第2スペース51に嵌め込まれ、第2アングル材14から天井面36に向かって上下方向へ延びている。第2発泡プラスチック24は、第1発泡プラスチック23に対向する対向面58(後面)が第2支持部材28によって支持されている。第2スペース51は、第2発泡プラスチック24によって塞がれている。
第3発泡プラスチック25は、第1および第2合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18dの厚み寸法(パネル枠40の前後方向の長さ寸法)と同一の厚み寸法を有し、その縦寸法および横寸法が第3スペース52(第4発泡プラスチック26)の縦寸法および横寸法と同一であり、その平面形状が横方向へ長い長方形である。第4発泡プラスチック26は、第3および第4合成樹脂パネル19a〜19d,20a〜20dの厚み寸法(パネル枠40の前後方向の長さ寸法)と同一の厚み寸法を有し、その縦寸法および横寸法が第4スペース53(第3発泡プラスチック25)の縦寸法および横寸法と同一であり、その平面形状が横方向へ長い長方形である。
第3および第4発泡プラスチック25,26は、第3および第4スペース52,53の縦横寸法よりも大きな寸法のそれらが補強壁の施工現場に搬入され、補強壁の施工現場において、縦横寸法が第3および第4スペース52,53の縦横寸法と同一になるように切断される。第3発泡プラスチック25は、第3スペース52に嵌め込まれ、第4発泡プラスチック26に対向する対向面59(前面)が第3アングル材15の支持部38によって支持されている。第3スペース52は、第3発泡プラスチック25によって塞がれている。第4発泡プラスチック26は、第4スペース53に嵌め込まれ、第3発泡プラスチック25に対向する対向面60(後面)が第4アングル材16の支持部38によって支持されている。第4スペース53は、第4発泡プラスチック26によって塞がれている。
第1支持部材27は、第1および第2合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18dに設置されて第1スペース50を上下方向へ延びている。第1支持部材27は、鉄板やアルミ板等の金属または熱可塑性合成樹脂から作られ、その断面形状がL字状に成型されている。第1支持部材27は、第1および第2合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18dと第1発泡プラスチック23との間に位置してそれらパネル17a〜17d,18a〜18dに固定された第1固定部61と、第1固定部61につながって第1スペース50に位置し、第1発泡プラスチック23の対向面57を支持する第1支持部62とを有する。型枠構造物10Aでは、第1支持部材27の第1支持部62によって第1発泡プラスチック23の前後方向前方(第2発泡プラスチック24)への移動が阻止されている。
第2支持部材28は、第3および第4合成樹脂パネル19a〜19d,20a〜20dに設置されて第2スペース51を上下方向へ延びている。第2支持部材28は、鉄板やアルミ板等の金属または熱可塑性合成樹脂から作られ、その断面形状がL字状に成型されている。第2支持部材28は、第3および第4合成樹脂パネル19a〜19d,20a〜20dと第2発泡プラスチック24との間に位置してそれらパネル19a〜19d,20a〜20dに固定された第2固定部63と、第2固定部63につながって第2スペース51に位置し、第2発泡プラスチック24の対向面58(後面)を支持する第2支持部64とを有する。型枠構造物10Aでは、第2支持部材28の第2支持部64によって第2発泡プラスチック24の前後方向後方(第1発泡プラスチック23)への移動が阻止されている。
それら第1縦仮設材29は、鉄やアルミ、真鍮、合金等の金属から作られた断面形状が円形の丸パイプ(単管パイプ)であるが、断面形状が四角形の角パイプを使用することもできる。第1縦仮設材29は、第1および第2合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18dのパネル枠40の外側(後方)に位置して上下方向へ延びている。第1縦仮設材29は、横方向へ並ぶ一対のそれらが第1および第2セパレーター21,22の一端部に連結された第1型枠緊結金具55の両側に設置され、第1型枠緊結金具55の座金65と第1および第2合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18dとに挟まれた状態で、座金65とパネル17a〜17d,18a〜18dとの間に固定されている。
それら第2縦仮設材30は、鉄やアルミ、真鍮、合金等の金属から作られた断面形状が円形の丸パイプ(単管パイプ)であるが、断面形状が四角形の角パイプを使用することもできる。第2縦仮設材30は、第3および第4合成樹脂パネル19a〜19d,20a〜20dのパネル枠40の外側(前方)に位置して上下方向へ延びている。第2縦仮設材30は、横方向へ並ぶ一対のそれらが第1および第2セパレーター21,22の他端部に連結された第2型枠緊結金具56の両側に設置され、第2型枠緊結金具56の座金66と第3および第4合成樹脂パネル19a〜19d,20a〜20dとに挟まれた状態で、座金66とパネル19a〜19d,20a〜20dとの間に固定されている。
型枠構造物10Aでは、第1セパレーター21(第1および第2型枠緊結金具55,56を含む)によって第1合成樹脂パネル17a〜17dと第3合成樹脂パネル19a〜19dとが連結され、第2セパレーター22(第1および第2型枠緊結金具55,56を含む)によって第2合成樹脂パネル18a〜18dと第4合成樹脂パネル20a〜20dとが連結されているとともに、それら第1縦仮設材29によって第1および第2合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18dの前後方向後方への移動が阻止され、それら第2縦仮設材30によって第3および第4合成樹脂パネル19a〜19d,20a〜20dの前後方向前方への移動が阻止されている。
それら第1固定部材31は、第1および第2合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18dの外側(後方)に位置して第1発泡プラスチック23を横断する複数本の第1横仮設材67であり、第1発泡プラスチック23を第1スペース50に固定する。第1横仮設材67は、鉄やアルミ、真鍮、合金等の金属から作られた断面形状が円形の丸パイプ(単管パイプ)であるが、断面形状が四角形の角パイプを使用することもできる。第1横仮設材67は、第1発泡プラスチック23の横方向両側(横方向両側直近)に延びる第1縦仮設材29と第1および第2合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18dとに挟まれた状態で、第1縦仮設材29とパネル17a〜17d,18a〜18dとの間に固定されて横方向へ延びている。
それら第2固定部材32は、第3および第4合成樹脂パネル19a〜19d,20a〜20dの外側(前方)に位置して第2発泡プラスチック24を横断する複数本の第2横仮設材68であり、第2発泡プラスチック24を第2スペース51に固定する。第2横仮設材68は、鉄やアルミ、真鍮、合金等の金属から作られた断面形状が円形の丸パイプ(単管パイプ)であるが、断面形状が四角形の角パイプを使用することもできる。第2横仮設材68は、第2発泡プラスチック24の横方向両側(横方向両側直近)に延びる第2縦仮設材30と第3および第4合成樹脂パネル19a〜19d,20a〜20dとに挟まれた状態で、第2仮設材30とパネル19a〜19d,20a〜20dとの間に固定されて横方向へ延びている。
型枠構造物10Aでは、それら第1横仮設材67が第1発泡プラスチック23を横断しつつ第1発泡プラスチック23の非対向面57(後面)に密着し、第1横仮設材67によって第1発泡プラスチック23の前後方向後方への移動が阻止され、それら第2横仮設材68が第2発泡プラスチック24を横断しつつ第2発泡プラスチック24の非対向面58(前面)に密着し、第2横仮設材68によって第2発泡プラスチック24の前後方向前方への移動が阻止されている。
型枠構造物10Aの組立手順の一例を説明すると、以下のとおりである。なお、第1〜第4合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20dのパネル本体39には、第1および第2セパレーター21,22の一端部および他端部を挿通するセパ挿通孔が穿孔されている。セパ挿通孔は、第1〜第4合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20dの同一の位置に形成されている。建物の床面33と天井面36とに第1〜第4合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20dを設置する第1および第2設置箇所34,35を位置決めし(墨出し)、第1設置箇所34と第2設置箇所35との間(打設空間12)に鉄筋(図示せず)を配筋する。
パネル本体39を対向させた状態で、最下に位置させる第1合成樹脂パネル17aを第1アングル13に載置するとともに、最下に位置させる第3合成樹脂パネル19aを第2アングル14に載置し、第1および第3合成樹脂パネル17a,19aのセパ挿通孔に第1セパレーター21の一端部と他端部とを挿通し、第1セパレーター21の一端部に第1型枠緊結金具55を連結しつつ、第1セパレーター21の他端部に第2型枠緊結金具56を連結し、第1合成樹脂パネル17aを第1設置箇所34に設置し、第3合成樹脂パネル19aを第2設置箇所35に設置する。
パネル本体39を対向させた状態で、最下に位置させる第2合成樹脂パネル18aを第1アングル13に載置するとともに、最下に位置させる第4合成樹脂パネル20aを第2アングル14に載置し、第2および第4合成樹脂パネル18a,20aのセパ挿通孔に第2セパレーター22の一端部と他端部とを挿通し、第2セパレーター22の一端部に第1型枠緊結金具55を連結しつつ、第2セパレーター22の他端部に第2型枠緊結金具56を連結し、第2合成樹脂パネル18aを第1設置箇所34に設置し、第4合成樹脂パネル20aを第2設置箇所35に設置する。
パネル本体39を対向させた状態で、中間に位置させる第1および第3合成樹脂パネル17b,17c,19b,19cをパネル17a,19aの上端縁に延びるパネル枠40に載置し、第1および第3合成樹脂パネル17b,17c,19b,19cのセパ挿通孔に第1セパレーター21の一端部と他端部とを挿通し、第1セパレーター21の一端部に第1型枠緊結金具55を連結し、第1セパレーター21の他端部に第2型枠緊結金具56を連結する。パネル本体39を対向させた状態で、中間に位置させる第2および第4合成樹脂パネル18b,18c,20b,20cをパネル18a,20aの上端縁に延びるパネル枠40に載置し、第2および第4合成樹脂パネル18b,18c,20b,20cのセパ挿通孔に第2セパレーター22の一端部と他端部とを挿通し、第2セパレーター22の一端部に第1型枠緊結金具55を連結し、第2セパレーター22の他端部に第2型枠緊結金具56を連結する。
パネル本体39を対向させた状態で、最上に位置させる第1および第3合成樹脂パネル17d,19dをパネル17c,19cの上端縁に延びるパネル枠40に載置し、第1および第3合成樹脂パネル17d,19dのセパ挿通孔に第1セパレーター21の一端部と他端部とを挿通し、第1セパレーター21の一端部に第1型枠緊結金具55を連結し、第1セパレーター21の他端部に第2型枠緊結金具56を連結する。パネル本体39を対向させた状態で、最上に位置させる第2および第4合成樹脂パネル18d,20dをパネル18c,20cの上端縁に延びるパネル枠40に載置し、第2および第4合成樹脂パネル18d,20dのセパ挿通孔に第2セパレーター22の一端部と他端部とを挿通し、第2セパレーター22の一端部に第1型枠緊結金具55を連結し、第2セパレーター22の他端部に第2型枠緊結金具56を連結する。
第1〜第4合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20dを上下方向へ並べた後、第1および第2合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18dの側縁に延びるパネル枠40に第1支持部材27の第1固定部61を両面テープやガムテープ等の接着テープで固定し、第3および第4合成樹脂パネル19a〜19d,20a〜20dの側縁に延びるパネル枠40に第2支持部材28の第2固定部63を接着テープで固定する。
第1および第2支持部材27,28を第1〜第4合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20dに固定した後、第1および第2合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18dの間の第1スペース50に第1発泡プラスチック23を嵌め込み、第1発泡プラスチック23によって第1スペース50を塞ぐとともに、第3および第4合成樹脂パネル19a〜19d,20a〜20dの間の第2スペース51に第2発泡プラスチック24を嵌め込み、第2発泡プラスチック24によって第2スペース51を塞ぐ。さらに、天井面36の側に位置する第1および第2合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18dと天井面36との間の第3スペース52に第3発泡プラスチック25を嵌め込み、第3発泡プラスチック25によって第3スペース52を塞ぐとともに、天井面36の側に位置する第3および第4合成樹脂パネル19a〜19d,20a〜20dと天井面36との間の第4スペース53に第4発泡プラスチック26を嵌め込み、第4発泡プラスチック26によって第4スペース53を塞ぐ。
第1および第2合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18dの中央部と既設壁側の側部とにおける非対向面(外側)に一対(2本)の第1縦仮設材29(丸パイプ)を配置し、それら第1縦仮設材29を第1および第2セパレーター21,22に連結された第1型枠緊結金具55の座金65とパネル17a〜17d,18a〜18dとの間に挿入し、第1型枠緊結金具55の軸に螺着されたナット(図示せず)を回転させて座金65をパネル17a〜17d,18a〜18dの方向へ移動させ、座金65によってそれら第1縦仮設材29を押圧し、第1縦仮設材20を第1型枠緊結金具55の座金65とパネル17a〜17d,18a〜18dとの間に固定する。
第3および第4合成樹脂パネル19a〜19d,20a〜20dの中央部と既設壁側の側部とにおける非対向面(外側)に一対(2本)の第2縦仮設材30(丸パイプ)を配置し、それら第2縦仮設材30を第1および第2セパレーター21,22に連結された第2型枠緊結金具56の座金66とパネル19a〜19d,20a〜20dとの間に挿入し、第2型枠緊結金具56の軸に螺着されたナット(図示せず)を回転させて座金66をパネル19a〜19d,20a〜20dの方向へ移動させ、座金66によってそれら第2縦仮設材30を押圧し、第2縦仮設材30を第2型枠緊結金具56の座金66とパネル19a〜19d,20a〜20dとの間に固定する。
次に、第1および第2固定部材31,32を設置する。第1発泡プラスチック23の横方向両側(横方向両側直近)に位置する第1および第2合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18dの側部における非対向面に一対(2本)の第1縦仮設材29(丸パイプ)を配置し、それら第1縦仮設材29を第1および第2セパレーター21,22に連結された第1型枠緊結金具55の座金65とパネル17a〜17d,18a〜18dとの間に挿入しつつ、それら第1縦仮設材29とパネル17a〜17d,18a〜18dとの間にそれら第1横仮設材67(丸パイプ)を上下方向へ並べた状態で配置する。第1型枠緊結金具55の軸に螺着されたナット(図示せず)を回転させて座金65をパネル17a〜17d,18a〜18dの方向へ移動させ、座金65によってそれら第1縦仮設材29とそれら第1横仮設材67とを押圧し、第1横仮設材67を第1縦仮設材29とパネル17a〜17d,18a〜18dとの間に固定するとともに、第1縦仮設材29を第1型枠緊結金具55の座金65と第1横仮設材67(パネル17a〜17d,18a〜18d)との間に固定する。
第2発泡プラスチック24の横方向両側(横方向両側直近)に位置する第3および第4合成樹脂パネル19a〜19d,20a〜20dの側部における非対向面に一対(2本)の第2縦仮設材30(丸パイプ)を配置し、それら第2縦仮設材30を第1および第2セパレーター21,22に連結された第2型枠緊結金具56の座金66とパネル19a〜19d,20a〜20dとの間に挿入しつつ、それら第2縦仮設材30とパネル19a〜19d,20a〜20dとの間にそれら第2横仮設材68(丸パイプ)を上下方向へ並べた状態で配置する。第2型枠緊結金具56の軸に螺着されたナット(図示せず)を回転させて座金66をパネル19a〜19d,20a〜20dの方向へ移動させ、座金66によってそれら第2縦仮設材30とそれら第2横仮設材68とを押圧し、第2横仮設材68を第2縦仮設材30とパネル19a〜19d,20a〜20dとの間に固定するとともに、第2縦仮設材30を第2型枠緊結金具56の座金66と第2横仮設材68(パネル19a〜19d,20a〜20d)との間に固定する。
第1および第2縦仮設材29,30を固定すると、それら縦仮設材29,30が床面33と天井面36との間に延びてそれらパネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20dと第3および第4発泡プラスチック25,26とを縦断しつつ、それら縦仮設材29,30がそれらパネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20d(パネル枠40)と第3および第4発泡プラスチック25,26の非対向面71,72とに密着する。第1および第2横仮設材67,68を固定すると、それら横仮設材67,68が第1および第2発泡プラスチック23,24を横断しつつ、それら横仮設材67,68がそれらパネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20d(パネル枠40)と第1および第2発泡プラスチック23,24の非対向面69,70とに密着する。
第1および第2縦仮設材29,30や第1および第2横仮設材67,68を設置し、型枠構造物10Aを組み立てた後、それらパネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20dの間の打設空間12にコンクリートを打設(充填)する。打設空間12へのコンクリートの打設は、図示はしていないが、コンクリートミキサーから延びるホースをパネル18dの打設口44に接続し、打設口44から空間12にコンクリートを圧入する。打設空間12にコンクリートを打設した後、コンクリートを所定期間養生し、コンクリートが硬化した後、第1および第2型枠緊結金具55,56や第1および第2縦仮設材29,30、第1および第2横仮設材67,68、第1〜第4発泡プラスチック23〜26、第1〜第4合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20d、第1〜第4アングル材13〜16を取り外して型枠構造物10Aを解体することで、建物の既設壁の間に耐震補強壁が構築される。
型枠構造物10Aは、第1および第2横仮設材67,68が第1および第2型枠緊結金具55,56の座金65,66およびパネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20dの間に固定された第1および第2縦仮設材29,30とそれらパネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20dとに挟まれ、第1および第2横仮設材67,68が第1および第2縦仮設材29,30とそれらパネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20dとの間に固定され、第1および第2横仮設材67,68によって第1および第2発泡プラスチック23,24が第1スペース50や第2スペース51に確実に固定されるから、パネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20dの間の打設空間12に打設されたコンクリートの側圧が第1および第2発泡プラスチック23,24に作用したとしても、それら発泡プラスチック23,24が第1スペース50や第2スペース51においてずれ動くことはなく、それら発泡プラスチック23,24に曲がりや歪み等の変形が生じることもなく、型枠構造物10Aを利用して構造計算された設計どおりの新たな耐震補強壁を施工(構築)することができる。
型枠構造物10Aは、第1スペース50と第2スペース51とが前後方向へ互いに対向し、第1および第2スペース50,51の横方向の寸法と上下方向の寸法とが同一であるとともに、第1発泡プラスチック23と第2発泡プラスチック24とが前後方向へ互いに対向し、第1および第2発泡プラスチック23,24の横方向の寸法と上下方向の寸法とが同一であるから、縦横寸法が同一の第1および第2発泡プラスチック23,24を作成し、前後同一の位置において第1および第2スペース50,51に第1および第2発泡プラスチック23,24を嵌め込むとともに、前後同一の位置において第1および第2横仮設材67,68を設置すればよい。さらに、第3スペース52と第4スペース53とが前後方向へ互いに対向し、第3および第4スペース52,53の横方向の寸法と上下方向の寸法とが同一であるから、縦横寸法が同一の第3および第4発泡プラスチック25,26を作成し、前後同一の位置において第3および第4スペース52,53に第3および第4発泡プラスチック25,26を嵌め込めばよい。したがって、同一の施工手順で型枠構造物10Aを組み立てることができ、型枠大工以外の作業者が短時間に型枠構造物10Aを組み立てることができるとともに、建物の所定の箇所に耐震補強壁を短期間に施工(構築)することができる。
型枠構造物10Aは、加工性に優れた第1〜第4発泡プラスチック23〜26を補強壁の施工現場において切断することで、第1〜第4スペース50〜53の様々な縦横寸法に一致した縦横寸法を有する第1〜第4発泡プラスチック23〜26を容易に作成することができるとともに、第1〜第4発泡プラスチック23〜26を第1〜第4スペース50〜53に嵌め込むことで、それらスペース50〜53を隙間なく簡単に塞ぐことができる。
型枠構造物10Aは、第1および第2セパレーター21,22に連結された第1および第2型枠緊結金具55,56と第1および第2縦仮設材29,30とを利用し、第1および第2発泡プラスチック23,24を横断する第1および第2横仮設材67,68を第1および第2縦仮設材29,30とパネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20dとの間に固定することで、横仮設材67,68を容易に設置することができるから、型枠大工以外の作業者が時間と手間とを要さずに短時間に効率よく型枠構造物10Aを組み立てることができる。
図8は、組み立てられた型枠構造物10Bの他の一例を示す正面図であり、図9は、組み立てられた図8の型枠構造物10Bの背面図である。図10は、組み立てられた図8の型枠構造物10Bの上面図であり、図11は、組み立てられた図8の型枠構造物10Bの側面図である。図8〜図11では、上下方向を矢印Aで示し、横方向の矢印Bで示すとともに、前後方向を矢印Cで示す。図8,9では、パネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20dのパネル枠40や補強リブ41の図示を省略し、図10,11では、第3および第4発泡プラスチック25,26の図示や打設空間12に配筋された鉄筋の図示を省略している。
型枠構造物10Bは、型枠構造物10Aと同様に、第1および第2アングル材13,14(下部アングル材)、第3および第4アングル材15,16(上部アングル材)、複数枚の第1〜第4合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20d、複数本の第1および第2セパレーター21,22、第1〜第4発泡プラスチック23〜26、第1および第2支持部材27,28、複数本の第1および第2縦仮設材29,30、第1および第2固定部材31,32から形成されている。型枠構造物10Bが図1のそれと異なるところは第1および第2固定部材31,32の構成であり、その他の構成は図1の型枠構造物10Aのそれらと同一であるから、図1と同一の符号を付すとともに、図1の説明を援用することで、この型枠構造物10Bのその他の構成の説明は省略する。
第1固定部材31は、第1発泡プラスチック23の横方向両側(横方向両側直近)に延びる第1縦仮設材29の外側(後方)に位置して第1発泡プラスチック23を横断する複数本の第1横仮設材67であり、第1発泡プラスチック23を第1スペース50に固定する。それら第1横仮設材67は、鉄やアルミ、真鍮、合金等の金属から作られた断面形状が円形の丸パイプ(単管パイプ)であるが、断面形状が四角形の角パイプを使用することもできる。第1横仮設材67は、第1縦仮設材29の外側(後方)に位置して横方向へ延びている。横仮設材67は、第1および第2セパレーター21,22に連結された第1型枠緊結金具55の座金65と第1発泡プラスチック23の横方向両側(横方向両側直近)に延びる第1縦仮設材29とに挟まれた状態で、型枠緊結金具55の座金65と第1縦仮設材29との間に固定されている。
第2固定部材32は、第2発泡プラスチック24の横方向両側(横方向両側直近)に延びる第2縦仮設材30の外側(後方)に位置して第2発泡プラスチック24を横断する複数本の第2横仮設材68であり、第2発泡プラスチック24を第2スペース51に固定する。それら第2横仮設材68は、鉄やアルミ、真鍮、合金等の金属から作られた断面形状が円形の丸パイプ(単管パイプ)であるが、断面形状が四角形の角パイプを使用することもできる。第2横仮設材68は、第2縦仮設材30の外側(後方)に位置して横方向へ延びている。横仮設材68は、第1および第2セパレーター21,22に連結された第2型枠緊結金具56の座金66と第2発泡プラスチック24の横方向両側(横方向両側直近)に延びる第2縦仮設材30とに挟まれた状態で、型枠緊結金具56の座金66と第2縦仮設材30との間に固定されている。
型枠構造物10Bでは、それら第1および第2横仮設材67,68が第1および第2発泡プラスチック23,24を横断しつつ第1および第2発泡プラスチック23,24の非対向面69,70に密着し、第1横仮設材67によって第1発泡プラスチック23の前後方向後方への移動が阻止され、第2横仮設材68によって第2発泡プラスチック24の前後方向前方への移動が阻止されている。第1発泡プラスチック23の横方向両側(横方向両側直近)に位置する第1縦仮設材29は、パネル17a〜17d,18a〜18dと第1横仮設材67とに挟まれた状態で、パネル17a〜17d,18a〜18dと第1横仮設材67との間に固定され、第2発泡プラスチック24の横方向両側(横方向両側直近)に位置する第2縦仮設材30は、パネル19a〜19d,20a〜20dと第2横仮設材68とに挟まれた状態で、パネル19a〜19d,20a〜20dと第2横仮設材68との間に固定されている。
型枠構造物10Bの組立手順のうち、図1の型枠構造物10Aのそれと異なる手順は第1および第2固定部材30,31の設置手順であり、その他の手順は型枠構造物10Aのそれと同一であるから、型枠構造物10Bでは固定部材30,31の設置手順のみを説明する。第1発泡プラスチック23の横方向両側(横方向両側直近)に位置する第1および第2合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18dの側部に一対(2本)の第1縦仮設材29(丸パイプ)を配置し、それら縦仮設材29を第1および第2セパレーター21,22に連結された第1型枠緊結金具55の座金65とパネル17a〜17d,18a〜18dとの間に挿入しつつ、それら縦仮設材29と型枠緊結金具55の座金65との間に第1横仮設材67(丸パイプ)を上下方向へ並べた状態で配置する。
第1型枠緊結金具55の軸に螺着されたナット(図示せず)を回転させて座金65をパネル17a〜17d,18a〜18dの方向へ移動させ、座金65によってそれら第1縦仮設材29とそれら第1横仮設材67とを押圧し、横仮設材67を縦仮設材29と型枠緊結金具55の座金65との間に固定するとともに、縦仮設材29をパネル17a〜17d,18a〜18dと横仮設材67(型枠緊結金具55の座金65)との間に固定する。
第2発泡プラスチック24の横方向両側(横方向両側直近)に位置する第3および第4合成樹脂パネル19a〜19d,20a〜20dの側部に一対(2本)の第2縦仮設材30(丸パイプ)を配置し、それら縦仮設材30を第1および第2セパレーター21,22に連結された第2型枠緊結金具56の座金66とパネル19a〜19d,20a〜20dとの間に挿入しつつ、それら縦仮設材30と型枠緊結金具56の座金66との間に第2横仮設材68(丸パイプ)を上下方向へ並べた状態で配置する。第2型枠緊結金具56の軸に螺着されたナット(図示せず)を回転させて座金66をパネル19a〜19d,20a〜20dの方向へ移動させ、座金66によってそれら第2縦仮設材30とそれら第2横仮設材68とを押圧し、横仮設材68を縦仮設材30と型枠緊結金具56の座金66との間に固定するとともに、縦仮設材30をパネル19a〜19d,20a〜20dと横仮設材68(型枠緊結金具56の座金66)との間に固定する。
第1および第2縦仮設材29,30を固定すると、それら縦仮設材29,39が床面33と天井面36との間に延びてそれらパネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20dと第3および第4発泡プラスチック25,26とを縦断しつつ、それら縦仮設材29,30がそれらパネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20d(パネル枠40)と第3および第4発泡プラスチック26,26の非対向面71,72とに密着する。第1および第2横仮設材67,68を固定すると、それら横仮設材67,68が第1および第2発泡プラスチック23,24を横断しつつ、横仮設材67,68が縦仮設材29,30と第1および第2発泡プラスチック23,24の非対向面69,70とに密着する。
型枠構造物10Bを組み立てた後、打設空間12にコンクリートを充填する。打設空間12にコンクリートを打設した後、コンクリートを所定期間養生し、コンクリートが硬化した後、第1および第2型枠緊結金具55,56や第1および第2縦仮設材29,30、第1および第2横仮設材67,68、第1〜第4発泡プラスチック23〜26、第1〜第4合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20d、第1〜第4アングル材13〜16を取り外して型枠構造物10Bを解体することで、建物の既設壁の間に耐震補強壁が構築される。
型枠構造物10Bは、第1および第2横仮設材67,68が第1および第2縦仮設材29,30と第1および第2型枠緊結金具55,56の座金65,66とに挟まれ、第1および第2横仮設材67,68が第1および第2縦仮設材29,30と第1および第2型枠緊結金具55,56の座金65,66との間に固定され、第1および第2横仮設材67,68によって第1および第2発泡プラスチック23,24が第1スペース50や第2スペース51に確実に固定されるから、打設空間12に打設されたコンクリートの側圧が第1および第2発泡プラスチック23,24に作用したとしても、それら発泡プラスチック23,24が第1スペース50や第2スペース51においてずれ動くことはなく、それら発泡プラスチック23,24に曲がりや歪み等の変形が生じることもなく、型枠構造物10Bを利用して構造計算された設計どおりの新たな耐震補強壁を施工(構築)することができる。
型枠構造物10Bは、第1スペース50と第2スペース51とが前後方向へ互いに対向し、第1および第2スペース50,51の横方向の寸法と上下方向の寸法とが同一であるとともに、第1発泡プラスチック23と第2発泡プラスチック24とが前後方向へ互いに対向し、第1および第2発泡プラスチック23,24の横方向の寸法と上下方向の寸法とが同一であるから、縦横寸法が同一の第1および第2発泡プラスチック23,24を作成し、前後同一の位置において第1および第2スペース50,51に第1および第2発泡プラスチック23,24を嵌め込むとともに、前後同一の位置において第1および第2横仮設材67,68を設置すればよい。さらに、第3スペース52と第4スペース53とが前後方向へ互いに対向し、第3および第4スペース52,53の横方向の寸法と上下方向の寸法とが同一であるから、縦横寸法が同一の第3および第4発泡プラスチック25,26を作成し、前後同一の位置において第3および第4スペース52,53に第3および第4発泡プラスチック25,26を嵌め込めばよい。したがって、同一の施工手順で型枠構造物10Bを組み立てることができ、型枠大工以外の作業者が短時間に型枠構造物10Bを組み立てることができるとともに、建物の所定の箇所に耐震補強壁を短期間に施工(構築)することができる。
型枠構造物10Bは、加工性に優れた第1〜第4発泡プラスチック23〜26を補強壁の施工現場において切断することで、第1〜第4スペース50〜53の様々な縦横寸法に一致した縦横寸法を有する第1〜第4発泡プラスチック23〜26を容易に作成することができるとともに、第1〜第4発泡プラスチック23〜26を第1〜第4スペース50〜53に嵌め込むことで、それらスペース50〜53を隙間なく簡単に塞ぐことができる。
型枠構造物10Bは、第1および第2セパレーター21,22に連結された第1および第2型枠緊結金具55,56と第1および第2縦仮設材29,30とを利用し、第1および第2発泡プラスチック23,24を横断する第1および第2横仮設材67,68を第1および第2縦仮設材29,30と第1および第2型枠緊結金具55,56の座金65,66との間に固定することで、横仮設材67,68を容易に設置することができるから、型枠大工以外の作業者が時間と手間とを要さずに短時間に効率よく型枠構造物10Bを組み立てることができる。
図12は、組み立てられた型枠構造物10Cの他の一例を示す正面図であり、図13は、組み立てられた図12の型枠構造物10Cの背面図である。図14は、組み立てられた図12の型枠構造物10Cの上面図であり、図15は、組み立てられた図10の型枠構造物10Cの側面図である。図12〜図15では、上下方向を矢印Aで示し、横方向の矢印Bで示すとともに、前後方向を矢印Cで示す。図12,13では、パネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20dのパネル枠40や補強リブ41の図示を省略し、図14,15では、第3および第4発泡プラスチック25,26の図示や打設空間12に配筋された鉄筋の図示を省略している。
型枠構造物10Cは、型枠構造物10Aと同様に、第1および第2アングル材13,14(下部アングル材)、第3および第4アングル材15,16(上部アングル材)、複数枚の第1〜第4合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20d、複数本の第1および第2セパレーター21,22、第1〜第4発泡プラスチック23〜26、第1および第2支持部材27,28、複数本の第1および第2縦仮設材29,30、第1および第2固定部材31,32から形成されている。型枠構造物10Cが図1のそれと異なるところは第1および第2固定部材31,32の構成であり、その他の構成は図1の型枠構造物10Aのそれらと同一であるから、図1と同一の符号を付すとともに、図1の説明を援用することで、この型枠構造物10Cのその他の構成の説明は省略する。
第1固定部材31は、第1発泡プラスチック23および第2発泡プラスチック24を連結する第3セパレーター73と、第1発泡プラスチック23の外側(後方)(非対向面69)に位置して第3セパレーター73に連結された第3型枠緊結金具74の座金75と第1発泡プラスチック23との間に固定されて上下方向へ延びる複数本の第3縦仮設材76とから形成され、第1発泡プラスチック23を第1スペース50に固定する。第2固定部材32は、第3セパレーター73と、第2発泡プラスチック24の外側(前方)(非対向面70)に位置して第3セパレーター73に連結された第4型枠緊結金具77の座金78と第2発泡プラスチック24との間に固定されて上下方向へ延びる複数本の第4縦仮設材79とから形成され、第2発泡プラスチック24を第2スペース51に固定する。
それら第3セパレーター73は、第1発泡プラスチック23と第2発泡プラスチック24とを連結し、第1および第2発泡プラスチック23,24どうしを固定する。第3セパレーター73は、第1および第2発泡プラスチック23,24の所定の部位に設置され、打設空間12に位置して前後方向へ延びている。第3セパレーター73の第1発泡プラスチック23の側に位置する一端部は、第1発泡プラスチック23に穿孔されたセパ挿通孔に挿通されている。第3セパレーター73の第1発泡プラスチック23の側に位置する一端部には、プラスチックコーン54が挿通され、第3型枠緊結金具74(フォームタイ(登録商標))が連結されている。それら第3セパレーター73の第2発泡プラスチック24の側に位置する他端部は、第2発泡プラスチック24に穿孔されたセパ挿通孔に挿通されている。第3セパレーター73の第2発泡プラスチック24の側に位置する他端部には、プラスチックコーン54が挿通され、第4型枠緊結金具77(フォームタイ(登録商標))が連結されている。
それら第3縦仮設材76は、鉄やアルミ、真鍮、合金等の金属から作られた断面形状が円形の丸パイプ(単管パイプ)であるが、断面形状が四角形の角パイプを使用することもできる。第3縦仮設材76は、第1発泡プラスチック23の外側(後方)(非対向面69)に位置して上下方向へ延びている。第3縦仮設材76は、横方向へ並ぶ一対のそれらが第3セパレーター73に連結された第3型枠緊結金具74の両側に設置され、型枠緊結金具74の座金75と第1発泡プラスチック23とに挟まれた状態で、座金75と第1発泡プラスチック23との間に固定されている。
それら第4縦仮設材79は、鉄やアルミ、真鍮、合金等の金属から作られた断面形状が円形の丸パイプ(単管パイプ)であるが、断面形状が四角形の角パイプを使用することもできる。第4縦仮設材79は、第2発泡プラスチック24の外側(前方)(非対向面70)に位置して上下方向へ延びている。第4縦仮設材79は、横方向へ並ぶ一対のそれらが第3セパレーター73に連結された第4型枠緊結金具77の両側に設置され、型枠緊結金具77の座金78と第2発泡プラスチック24とに挟まれた状態で、座金78と第2発泡プラスチック24との間に固定されている。
型枠構造物10Cでは、第3セパレーター73(型枠緊結金具74,77を含む)によって第1発泡プラスチック23および第2発泡プラスチック24が連結されているとともに、それら第3縦仮設材76によって第1発泡プラスチック23の前後方向後方への移動が阻止され、それら第4縦仮設材79によって第2発泡プラスチック24の前後方向後方への移動が阻止されている。
型枠構造物10Cの組立手順のうち、図1の型枠構造物10Aのそれと異なる手順は第1および第2固定部材30,31の設置手順であり、その他の手順は型枠構造物10Aのそれと同一であるから、型枠構造物10Cでは固定部材30,31の設置手順のみを説明する。なお、第1および第2発泡プラスチック23,24には、第3セパレーター73の一端部と他端部とを挿通するセパ挿通孔が穿孔されている。
第1スペース50に第1発泡プラスチック23を嵌め込むとともに、第1発泡プラスチック23のセパ挿通孔に第3セパレーター73の一端部を挿通し、第3セパレーター73の一端部に第3型枠緊結金具74を連結し、第1発泡プラスチック23で第1スペース50を塞ぐ。第2スペース51に第2発泡プラスチック24を嵌め込むとともに、第2発泡プラスチック24のセパ挿通孔に第3セパレーター73の他端部を挿通し、第3セパレーター73の他端部に第4型枠緊結金具77を連結し、第2発泡プラスチック24で第2スペース51を塞ぐ。
第1発泡プラスチック23の中央部に一対(2本)の第3縦仮設材76(丸パイプ)を配置し、それら縦仮設材76を第3セパレーター73に連結された第3型枠緊結金具74の座金75と第1発泡プラスチック23との間に挿入する。第3型枠緊結金具74の軸に螺着されたナット(図示せず)を回転させて座金75を第1発泡プラスチック23の方向へ移動させ、座金75によってそれら第3縦仮設材76を押圧し、縦仮設材76を第1発泡プラスチック23と型枠緊結金具74の座金75との間に固定する。第3縦仮設材76を固定すると、それら縦仮設材76が床面33と天井面36との間に延びて第1発泡プラスチック23を縦断しつつ、それら縦仮設材76が第1発泡プラスチック23の非対向面69に密着する。
第2発泡プラスチック24の中央部に一対(2本)の第4縦仮設材79(丸パイプ)を配置し、それら縦仮設材79を第3セパレーター73に連結された第4型枠緊結金具77の座金78と第2発泡プラスチック24との間に挿入する。第4型枠緊結金具77の軸に螺着されたナット(図示せず)を回転させて座金78を第2発泡プラスチック24の方向へ移動させ、座金78によってそれら第4縦仮設材79を押圧し、縦仮設材79を第2発泡プラスチック24と型枠緊結金具77の座金78との間に固定する。第4縦仮設材79を固定すると、それら縦仮設材79が床面33と天井面36との間に延びて第2発泡プラスチック24を縦断しつつ、それら縦仮設材79が第2発泡プラスチック24の非対向面70に密着する。
型枠構造物10Cを組み立てた後、打設空間12にコンクリートを充填する。打設空間12にコンクリートを打設した後、コンクリートを所定期間養生し、コンクリートが硬化した後、第1〜第4型枠緊結金具55,56,76,79や第1〜第4縦仮設材29,30,76,79、第1〜第4発泡プラスチック23〜26、第1〜第4合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20d、第1〜第4アングル材13〜16を取り外して型枠構造物10Cを解体することで、建物の既設壁の間に耐震補強壁が構築される。
型枠構造物10Cは、第3セパレーター73によって第1および第2発泡プラスチック23,24が連結され、第3および第4縦仮設材76,79と第3セパレーター73に連結された第3および第4型枠緊結金具76,79の座金75,78とによって第1および第2発泡プラスチック23,24が第1および第2スペース50,51に確実に固定されるから、打設空間12に打設されたコンクリートの側圧が第1および第2発泡プラスチック23,24に作用したとしても、それら発泡プラスチック23,24が第1スペース50や第2スペース51においてずれ動くことはなく、それら発泡プラスチック23,24に曲がりや歪み等の変形が生じることもなく、型枠構造物10Bを利用して構造計算された設計どおりの新たな耐震補強壁を施工(構築)することができる。
型枠構造物10Cは、第1スペース50と第2スペース51とが前後方向へ互いに対向し、第1および第2スペース50,51の横方向の寸法と上下方向の寸法とが同一であるとともに、第1発泡プラスチック23と第2発泡プラスチック24とが前後方向へ互いに対向し、第1および第2発泡プラスチック23,24の横方向の寸法と上下方向の寸法とが同一であるから、縦横寸法が同一の第1および第2発泡プラスチック23,24を作成し、前後同一の位置において第1および第2スペース50,51に第1および第2発泡プラスチック23,24を嵌め込むとともに、前後同一の位置において第1および第2横仮設材67,68を設置すればよい。さらに、第3スペース52と第4スペース53とが前後方向へ互いに対向し、第3および第4スペース52,53の横方向の寸法と上下方向の寸法とが同一であるから、縦横寸法が同一の第3および第4発泡プラスチック25,26を作成し、前後同一の位置において第3および第4スペース52,53に第3および第4発泡プラスチック25,26を嵌め込めばよい。したがって、同一の施工手順で型枠構造物10Cを組み立てることができ、型枠大工以外の作業者が短時間に型枠構造物10Cを組み立てることができるとともに、建物の所定の箇所に耐震補強壁を短期間に施工(構築)することができる。
型枠構造物10Cは、加工性に優れた第1〜第4発泡プラスチック23〜26を補強壁の施工現場において切断することで、第1〜第4スペース50〜53の様々な縦横寸法に一致した縦横寸法を有する第1〜第4発泡プラスチック23〜26を容易に作成することができるとともに、第1〜第4発泡プラスチック23〜26を第1〜第4スペース50〜53に嵌め込むことで、それらスペース50〜53を隙間なく簡単に塞ぐことができる。
型枠構造物10Cは、第1および第2セパレーター21,22に連結された第1および第2型枠緊結金具55,56と第1および第2縦仮設材29,30とを利用し、第1および第2発泡プラスチック23,24を横断する第1および第2横仮設材67,68を第1および第2縦仮設材29,30と第1および第2型枠緊結金具55,56の座金65,66との間に固定することで、横仮設材67,68を容易に設置することができるから、型枠大工以外の作業者が時間と手間とを要さずに短時間に効率よく型枠構造物10Cを組み立てることができる。
型枠構造物10Cは、第3セパレーター73と第3セパレーター73に連結された第3および第4型枠緊結金具74,77の座金75,78とを利用し、第1発泡プラスチック23を縦断する第3縦仮設材76を第1発泡プラスチック23と型枠緊結金具74の座金75との間に固定し、第2発泡プラスチック24を縦断する第4縦仮設材79を第2発泡プラスチック24と型枠緊結金具77の座金78との間に固定することで、第3および第4縦仮設材76,79を容易に設置することができるから、型枠大工以外の作業者が時間と手間とを要さずに短時間に効率よく型枠構造物10Cを組み立てることができる。
図16は、組み立てられた型枠構造物10Dの他の一例を示す正面図であり、図17は、組み立てられた図16の型枠構造物10Dの背面図である。図18は、組み立てられた図16の型枠構造物10Dの上面図である。図16〜18では、上下方向を矢印Aで示し、横方向の矢印Bで示すとともに、前後方向を矢印Cで示す。図16,17では、パネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20dのパネル枠40や補強リブ41の図示を省略し、図18では、第3および第4発泡プラスチック25,26の図示や打設空間12に配筋された鉄筋の図示を省略している。型枠構造物10Dを側面から見た側面図は、図4と同一である。
型枠構造物10Dは、型枠構造物10Aと同様に、第1および第2アングル材13,14(下部アングル材)、第3および第4アングル材15,16(上部アングル材)、複数枚の第1〜第4合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20d、複数本の第1および第2セパレーター21,22、第1〜第4発泡プラスチック23〜26、第1および第2支持部材27,28、複数本の第1および第2縦仮設材29,30、第1および第2固定部材31,32から形成されている。型枠構造物10Dが図1のそれと異なるところは第1および第2固定部材31,32の構成であり、その他の構成は図1の型枠構造物10Aのそれらと同一であるから、図1と同一の符号を付すとともに、図1の説明を援用することで、この型枠構造物10Dのその他の構成の説明は省略する。
第1固定部材31は、第1および第2合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18dの外側(後方)(非対向面69)に位置して第1発泡プラスチック23を横断し、第1発泡プラスチック23の横方向両側(横方向両側直近)に延びる第1縦仮設材29と第1および第2合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18dとの間に固定された複数本の第1横仮設材67と、第1発泡プラスチック23および第2発泡プラスチック24を連結する第3セパレーター73と、それら第1横仮設材67の外側(後方)に位置して第3セパレーター73に連結された第3型枠緊結金具74(フォームタイ(登録商標))の座金75と第1横仮設材67との間に固定されて上下方向へ延びる複数本の第3縦仮設材76とから形成され、第1発泡プラスチック23
を第1スペース50に固定する。
第2固定部材32は、第3および第4合成樹脂パネル19a〜19d,20a〜20dの外側(前方)(非対向面70)に位置して第2発泡プラスチック24を横断し、第2発泡プラスチック24の横方向両側(横方向両側直近)に延びる第2縦仮設材30と第3および第4合成樹脂パネル19a〜19d,20a〜20dとの間に固定された複数本の第2横仮設材68と、第3セパレーター73と、第2横仮設材68の外側(後方)に位置して第3セパレーター73に連結された第4型枠緊結金具77(フォームタイ(登録商標))と第2横仮設材68との間に固定されて上下方向へ延びる複数本の第4縦仮設材79とから形成され、第2発泡プラスチック24を第2スペース51に固定する。
それら第1横仮設材67は、鉄やアルミ、真鍮、合金等の金属から作られた断面形状が円形の丸パイプ(単管パイプ)であるが、断面形状が四角形の角パイプを使用することもできる。第1横仮設材67は、第1発泡プラスチック23の(後方)(非対向面69)に位置して横方向へ延びている。横仮設材67は、第1発泡プラスチック23の横方向両側(横方向両側直近)に延びる第1縦仮設材29および第3縦仮設材76と第1および第2合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18dとに挟まれた状態で、第1縦仮設材29および第3縦仮設材76と第1および第2合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18dと第1発泡プラスチック23との間に固定されている。
それら第2横仮設材68は、鉄やアルミ、真鍮、合金等の金属から作られた断面形状が円形の丸パイプ(単管パイプ)であるが、断面形状が四角形の角パイプを使用することもできる。第2横仮設材68は、第2発泡プラスチック24の(前方)(非対向面70)に位置して横方向へ延びている。横仮設材68は、第2発泡プラスチック24の横方向両側(横方向両側直近)に延びる第2縦仮設材30および第4縦仮設材79と第3および第4合成樹脂パネル19a〜19d,20a〜20dとに挟まれた状態で、第2縦仮設材30および第4縦仮設材79と第3および第4合成樹脂パネル19a〜19d,20a〜20dと第2発泡プラスチック24との間に固定されている。
それら第3セパレーター73は、第1発泡プラスチック23と第2発泡プラスチック24とを連結し、第1および第2発泡プラスチック23,24どうしを固定する。第3セパレーター73は、第1および第2発泡プラスチック23,24の所定の部位に設置され、打設空間12に位置して前後方向へ延びている。第3セパレーター73の第1発泡プラスチック23の側に位置する一端部は、第1発泡プラスチック23に穿孔されたセパ挿通孔に挿通されている。第3セパレーター73の第1発泡プラスチック23の側に位置する一端部には、プラスチックコーン54が挿通され、第3型枠緊結金具74が連結されている。それら第3セパレーター73の第2発泡プラスチック24の側に位置する他端部は、第2発泡プラスチック24に穿孔されたセパ挿通孔に挿通されている。第3セパレーター73の第2発泡プラスチック24の側に位置する他端部には、プラスチックコーン54が挿通され、第4型枠緊結金具77が連結されている。
それら第3縦仮設材76は、鉄やアルミ、真鍮、合金等の金属から作られた断面形状が円形の丸パイプ(単管パイプ)であるが、断面形状が四角形の角パイプを使用することもできる。第3縦仮設材76は、第1横仮設材67の外側(後方)に位置して上下方向へ延びている。第3縦仮設材76は、横方向へ並ぶ一対のそれらが第3セパレーター54に連結された第3型枠緊結金具74の両側に設置され、型枠緊結金具74の座金75と第1横仮設材67の間に挟まれた状態で、座金75と横仮設材67とに固定されている。第1縦仮設材29は、第1および第2セパレーター21,22に連結された第1型枠緊結金具55の座金65と第1横仮設材67とに挟まれた状態で、座金65と第1横仮設材67とに固定されている。
それら第4縦仮設材79は、鉄やアルミ、真鍮、合金等の金属から作られた断面形状が円形の丸パイプ(単管パイプ)であるが、断面形状が四角形の角パイプを使用することもできる。第4縦仮設材79は、第2横仮設材68の外側(前方)に位置して上下方向へ延びている。第4縦仮設材79は、横方向へ並ぶ一対のそれらが第3セパレーター54に連結された第4型枠緊結金具77の両側に設置され、型枠緊結金具77の座金78と第2横仮設材68の間に挟まれた状態で、座金78と横仮設材68とに固定されている。第2縦仮設材30は、第1および第2セパレーター21,22に連結された第2型枠緊結金具56の座金66と第2横仮設材68とに挟まれた状態で、座金66と第1横仮設材68とに固定されている。
型枠構造物10Dでは、第3セパレーター73(第3および第4型枠緊結金具74,77を含む)によって第1発泡プラスチック23と第2発泡プラスチック24とが連結されているとともに、それら第1横仮設材67およびそれら第3縦仮設材76によって第1発泡プラスチック23の前後方向後方への移動が阻止され、それら第2横仮設材68およびそれら第4縦仮設材79によって第2発泡プラスチック24の前後方向前方への移動が阻止されている。
型枠構造物10Dの組立手順のうち、図1の型枠構造物10Aのそれと異なる手順は第1および第2固定部材30,31の設置手順であり、その他の手順は型枠構造物10Aのそれと同一であるから、型枠構造物10Dでは固定部材30,31の設置手順のみを説明する。なお、第1および第2発泡プラスチック23,24には、第3セパレーター73の一端部と他端部とを挿通するセパ挿通孔が穿孔されている。
第1スペース50に第1発泡プラスチック23を嵌め込むとともに、第1発泡プラスチック23のセパ挿通孔に第3セパレーター73の一端部を挿通し、第3セパレーター73の一端部に第3型枠緊結金具74を連結し、第1発泡プラスチック23で第1スペース50を塞ぐ。第2スペース51に第2発泡プラスチック24を嵌め込むとともに、第2発泡プラスチック24のセパ挿通孔に第3セパレーター73の他端部を挿通し、第3セパレーター73の他端部に第4型枠緊結金具77を連結し、第2発泡プラスチック24で第2スペース51を塞ぐ。
第1発泡プラスチック23の中央部に一対(2本)の第3縦仮設材76(丸パイプ)を配置し、第1発泡プラスチック23の横方向両側(横方向両側直近)に位置する第1および第2合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18dの側部に一対(2本)の第1縦仮設材29(丸パイプ)を配置する。次に、それら第3縦仮設材76を第3セパレーター73に連結された第3型枠緊結金具74の座金75と第1発泡プラスチック23との間に挿入し、それら第1縦仮設材29を第1および第2セパレーター21,22に連結された第1型枠緊結金具55の座金65とパネル17a〜17d,18a〜18dとの間に挿入しつつ、それら第3縦仮設材76と第1発泡プラスチック23との間にそれら第1横仮設材67を上下方向へ並べた状態で配置するとともに、それら第1縦仮設材29とパネル17a〜17d,18a〜18dとの間にそれら第1横仮設材67を上下方向へ並べた状態で配置する。
第2発泡プラスチック24の中央部に一対(2本)の第4縦仮設材79(丸パイプ)を配置し、第2発泡プラスチック24の横方向両側(横方向両側直近)に位置する第3および第4合成樹脂パネル19a〜19d,20a〜20dの側部に一対(2本)の第2縦仮設材30(丸パイプ)を配置する。次に、それら第4縦仮設材79を第3セパレーター73に連結された第4型枠緊結金具77の座金78と第2発泡プラスチック24との間に挿入し、それら第2縦仮設材30を第1および第2セパレーター21,22に連結された第2型枠緊結金具56の座金66とパネル19a〜19d,20a〜20dとの間に挿入しつつ、それら第4縦仮設材79と第2発泡プラスチック24との間にそれら第2横仮設材68を上下方向へ並べた状態で配置するとともに、それら第2縦仮設材30とパネル19a〜19d,20a〜20dとの間にそれら第2横仮設材68を上下方向へ並べた状態で配置する。
第1および第3型枠緊結金具55,74の軸に螺着されたナット(図示せず)を回転させて座金65,75をパネル17a〜17d,18a〜18dや第1発泡プラスチック23の方向へ移動させ、座金65,75によってそれら第1および第3縦仮設材29,76とそれら第1横仮設材67とを押圧し、第1横仮設材67を第1および第3縦仮設材29,76とパネル17a〜17d,18a〜18dと第1発泡プラスチック23との間に固定し、第1縦仮設材29を第1型枠緊結金具55の座金65と第1横仮設材67(パネル17a〜17d,18a〜18d)との間に固定するとともに、第3縦仮設材76を第3型枠緊結金具74の座金75と第1横仮設材67(第1発泡プラスチック23)との間に固定する。
第2および第4型枠緊結金具56,77の軸に螺着されたナット(図示せず)を回転させて座金66,78をパネル19a〜19d,20a〜20dや第2発泡プラスチック24の方向へ移動させ、座金66,78によってそれら第2および第4縦仮設材30,79とそれら第2横仮設材68とを押圧し、第2横仮設材68を第2および第4縦仮設材30,79とパネル19a〜19d,20a〜20dと第2発泡プラスチック24との間に固定し、第2縦仮設材30を第1型枠緊結金具55の座金65と第2横仮設材68(パネル19a〜19d,20a〜20d)との間に固定するとともに、第4縦仮設材79を第4型枠緊結金具77の座金78と第2横仮設材68(第2発泡プラスチック24)との間に固定する。
第1および第3縦仮設材29,76を固定すると、それら縦仮設材29,76が床面33と天井面36との間に延びてそれらパネル17a〜17d,18a〜18dと第1および第3発泡プラスチック23,25とを縦断しつつ、それら縦仮設材29,76が第1横仮設材67に密着し、第2および第4縦仮設材30,79を固定すると、それら縦仮設材30,79が床面33と天井面36との間に延びてそれらパネル19a〜19d,20a〜20dと第2および第4発泡プラスチック24,26とを縦断しつつ、それら縦仮設材30,79が第2横仮設材68に密着する。
第1横仮設材67を固定すると、それら横仮設材67が第1発泡プラスチック23を横断しつつ、横仮設材67が第1および第3縦仮設材29,76と第1発泡プラスチック23の非対向面69とに密着し、第2横仮設材68を固定すると、それら横仮設材68が第2発泡プラスチック24を横断しつつ、横仮設材68が第2および第4縦仮設材30,79と第2発泡プラスチック24の非対向面70とに密着する。
型枠構造物10Dを組み立てた後、打設空間12にコンクリートを充填する。打設空間12にコンクリートを打設した後、コンクリートを所定期間養生し、コンクリートが硬化した後、第1〜第4型枠緊結金具55,56,76,79や第1〜第4縦仮設材29,30,76,79、第1および第2横仮設材67,68、第1〜第4発泡プラスチック23〜26、第1〜第4合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20d、第1〜第4アングル材13〜16を取り外して型枠構造物10Dを解体することで、建物の既設壁の間に耐震補強壁が構築される。
型枠構造物10Dは、第1横仮設材67が第1縦仮設材29とパネル17a〜17d,18a〜18dとの間に固定され、第3縦仮設材76が第3セパレーター73に連結された第3型枠緊結金具74の座金75と第1横仮設材67との間に固定され、第2横仮設材68が第2縦仮設材30とパネル19a〜19d,20a〜20dとの間に固定されるとともに、第4縦仮設材79が第3セパレーター73に連結された第4型枠緊結金具77の座金78と第2横仮設材68との間に固定され、第1および第2横仮設材67,68と第3および第4縦仮設材76,79とによって第1および第2発泡プラスチック24,25が第1および第2スペース50,51に確実に固定されるから、打設空間12に打設されたコンクリートの側圧が第1および第2発泡プラスチック24,25に作用したとしても、第1および第2発泡プラスチック24,25が第1および第2スペース50,51においてずれ動くことはなく、第1および第2発泡プラスチック24,25に曲がりや歪み等の変形が生じることもなく、型枠構造物10Dを利用して構造計算された設計どおりの新たな耐震補強壁を施工(構築)することができる。
型枠構造物10Dは、第1スペース50と第2スペース51とが前後方向へ互いに対向し、第1および第2スペース50,51の横方向の寸法と上下方向の寸法とが同一であるとともに、第1発泡プラスチック23と第2発泡プラスチック24とが前後方向へ互いに対向し、第1および第2発泡プラスチック23,24の横方向の寸法と上下方向の寸法とが同一であるから、縦横寸法が同一の第1および第2発泡プラスチック23,24を作成し、前後同一の位置において第1および第2スペース50,51に第1および第2発泡プラスチック23,24を嵌め込むとともに、前後同一の位置において第1および第2横仮設材67,68を設置すればよい。さらに、第3スペース52と第4スペース53とが前後方向へ互いに対向し、第3および第4スペース52,53の横方向の寸法と上下方向の寸法とが同一であるから、縦横寸法が同一の第3および第4発泡プラスチック25,26を作成し、前後同一の位置において第3および第4スペース52,53に第3および第4発泡プラスチック25,26を嵌め込めばよい。したがって、同一の施工手順で型枠構造物10Dを組み立てることができ、型枠大工以外の作業者が短時間に型枠構造物10Dを組み立てることができるとともに、建物の所定の箇所に耐震補強壁を短期間に施工(構築)することができる。
型枠構造物10Dは、加工性に優れた第1〜第4発泡プラスチック23〜26を補強壁の施工現場において切断することで、第1〜第4スペース50〜53の様々な縦横寸法に一致した縦横寸法を有する第1〜第4発泡プラスチック23〜26を容易に作成することができるとともに、第1〜第4発泡プラスチック23〜26を第1〜第4スペース50〜53に嵌め込むことで、それらスペース50〜53を隙間なく簡単に塞ぐことができる。
型枠構造物10Dは、第1〜第3セパレーター21,22,73に連結された第1〜第4型枠緊結金具55,56,74,77と第1〜第4縦仮設材29,30,76,79とを利用し、第1および第2発泡プラスチック23,24を横断する第1および第2横仮設材67,68を第1および第2発泡プラスチック23,24とパネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20dとの間に固定することで、横仮設材67,68を容易に設置することができるから、型枠大工以外の作業者が時間と手間とを要さずに短時間に効率よく型枠構造物10Dを組み立てることができる。
型枠構造物10Dは、横仮設材67,68と第3セパレーター73に連結された第3および第4型枠緊結金具74,77の座金75,78とを利用し、第1発泡プラスチック23を縦断する第3縦仮設材76を横仮設材67と型枠緊結金具74の座金75との間に固定し、第2発泡プラスチック24を縦断する第4縦仮設材79を横仮設材68と型枠緊結金具77の座金78との間に固定することで、第3および第4縦仮設材76,79を容易に設置することができるから、型枠大工以外の作業者が時間と手間とを要さずに短時間に効率よく型枠構造物10Dを組み立てることができる。
図19は、組み立てられた型枠構造物10Eの他の一例を示す正面図であり、図20は、組み立てられた図19の型枠構造物10Eの背面図である。図21は、組み立てられた図19の型枠構造物10Eの上面図である。図19〜21では、上下方向を矢印Aで示し、横方向の矢印Bで示すとともに、前後方向を矢印Cで示す。図19,20では、パネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20dのパネル枠40や補強リブ41の図示を省略し、図19では、第3および第4発泡プラスチック25,26の図示や打設空間12に配筋された鉄筋の図示を省略している。型枠構造物10Eを側面から見た側面図は、図11と同一である。
型枠構造物10Eは、型枠構造物10Aと同様に、第1および第2アングル材13,14(下部アングル材)、第3および第4アングル材15,16(上部アングル材)、複数枚の第1〜第4合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18d,19a〜19d,20a〜20d、複数本の第1および第2セパレーター21,22、第1〜第4発泡プラスチック23〜26、第1および第2支持部材27,28、複数本の第1および第2縦仮設材29,30、第1および第2固定部材31,32から形成されている。型枠構造物10Eが図1のそれと異なるところは第1および第2固定部材31,32の構成であり、その他の構成は図1の型枠構造物10Aのそれらと同一であるから、図1と同一の符号を付すとともに、図1の説明を援用することで、この型枠構造物10Eのその他の構成の説明は省略する。
第1固定部材31は、第1発泡プラスチック23および第2発泡プラスチック24を連結する複数本の第3セパレーター73と、第1発泡プラスチック23の外側(後方)(非対向面69)に位置して第3セパレーター73に連結された第3型枠緊結金具76と第1発泡プラスチック23との間に固定されて上下方向へ延びる複数本の第3縦仮設材76と、第1発泡プラスチック23の横方向両側(横方向両側直近)に延びる第1縦仮設材29の外側(後方)と第3縦仮設材76の外側(後方)とに位置して第1発泡プラスチック23を横断し、第1および第3セパレーター21,73に連結された第1および第3型枠緊結金具55,74と第1および第3縦仮設材29,76との間に固定されて横方向へ延びる複数本の第1横仮設材67とから形成され、第1発泡プラスチック23を第1スペース50に固定する。
第2固定部材32は、第3セパレーター73と、第2発泡プラスチックの外側(前方)(非対向面)に位置して第3セパレーター73に連結された第4型枠緊結金具77と第2発泡プラスチック24との間に固定されて上下方向へ延びる複数本の第4縦仮設材79と、第2発泡プラスチック24の横方向両側(横方向両側直近)に延びる第2縦仮設材30の外側(前方)と第4縦仮設材79の外側(前方)とに位置して第2発泡プラスチック24を横断し、第2および第3セパレーター22,73に連結された第2および第4型枠緊結金具56,77と第2および第4縦仮設材30,79との間に固定されて横方向へ延びる複数本の第2横仮設材68とから形成され、第2発泡プラスチック24を第2スペース51に固定する。
それら第3セパレーター73は、第1発泡プラスチック23と第2発泡プラスチック24とを連結し、第1および第2発泡プラスチック23,24どうしを固定する。第3セパレーター73は、第1および第2発泡プラスチック23,24の所定の部位に設置され、打設空間12に位置して前後方向へ延びている。第3セパレーター73の第1発泡プラスチック23の側に位置する一端部は、第1発泡プラスチック23に穿孔されたセパ挿通孔に挿通されている。第3セパレーター73の第1発泡プラスチック23の側に位置する一端部には、プラスチックコーン54が挿通され、第3型枠緊結金具74が連結されている。それら第3セパレーター73の第2発泡プラスチック24の側に位置する他端部は、第2発泡プラスチック24に穿孔されたセパ挿通孔に挿通されている。第3セパレーター73の第2発泡プラスチック24の側に位置する他端部には、プラスチックコーン54が挿通され、第4型枠緊結金具77が連結されている。
それら第3縦仮設材76は、鉄やアルミ、真鍮、合金等の金属から作られた断面形状が円形の丸パイプ(単管パイプ)であるが、断面形状が四角形の角パイプを使用することもできる。第3縦仮設材76は、第1発泡プラスチック23の外側(後方)(非対向面)に位置して上下方向へ延びている。第3縦仮設材76は、横方向へ並ぶ一対のそれらが第3セパレーター73に連結された第3型枠緊結金具74の両側に設置され、第1発泡プラスチック23と第1横仮設材67とに挟まれた状態で、第1発泡プラスチック23と第1横仮設材67との間に固定されている。第1縦仮設材29は、第1および第2合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18dと第1横仮設材67とに挟まれた状態で、第1および第2合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18dと第1横仮設材67との間に固定されている。
それら第4縦仮設材79は、鉄やアルミ、真鍮、合金等の金属から作られた断面形状が円形の丸パイプ(単管パイプ)であるが、断面形状が四角形の角パイプを使用することもできる。第4縦仮設材79は、第2発泡プラスチック24の外側(前方)(非対向面)に位置して上下方向へ延びている。第4縦仮設材79は、横方向へ並ぶ一対のそれらが第3セパレーター73に連結された第4型枠緊結金具77の両側に設置され、第2発泡プラスチック24と第2横仮設材68との間に挟まれた状態で、第2発泡プラスチック24と第2横仮設材68とに固定されている。第2縦仮設材30は、第3および第4合成樹脂パネル19a〜19d,20a〜20dと第2横仮設材68とに挟まれた状態で、第3および第4合成樹脂パネル19a〜19d,20a〜20dと第2横仮設材68との間に固定されている。
それら第1横仮設材67は、鉄やアルミ、真鍮、合金等の金属から作られた断面形状が円形の丸パイプ(単管パイプ)であるが、断面形状が四角形の角パイプを使用することもできる。第1横仮設材67は、第1発泡プラスチック23の横方向両側(横方向両側直近)に延びる第1縦仮設材29の外側(後方)と第3縦仮設材76の外側(後方)とに位置して横方向へ延びている。第1横仮設材67は、第1〜第3セパレーター21,22,73に連結された第1および第3型枠緊結金具55,74の座金65,75と第1発泡プラスチック23の横方向両側(横方向両側直近)に延びる第1縦仮設材29および第3縦仮設材76とに挟まれた状態で、第1および第3型枠緊結金具55,74の座金65,75と第1縦仮設材29および第3縦仮設材76との間に固定されている。
それら第2横仮設材68は、鉄やアルミ、真鍮、合金等の金属から作られた断面形状が円形の丸パイプ(単管パイプ)であるが、断面形状が四角形の角パイプを使用することもできる。第1横仮設材68は、第2発泡プラスチック24の横方向両側(横方向両側直近)に延びる第2縦仮設材30の外側(前方)と第4縦仮設材79の外側(前方)とに位置して横方向へ延びている。第2横仮設材68は、第1〜第3セパレーター21,22,73に連結された第2および第4型枠緊結金具56,77の座金66,78と第2発泡プラスチック24の横方向両側(横方向両側直近)に延びる第2縦仮設材30および第4縦仮設材79とに挟まれた状態で、第2および第4型枠緊結金具56,77の座金66,78と第2縦仮設材30および第4縦仮設材79との間に固定されている。
型枠構造物10Eでは、第3セパレーター73(第3および第4型枠緊結金具74,77を含む)によって第1発泡プラスチック23と第2発泡プラスチック24とが連結されているとともに、それら第1横仮設材67およびそれら第3縦仮設材76によって第1発泡プラスチック23の前後方向後方への移動が阻止され、それら第2横仮設材68およびそれら第4縦仮設材79によって第2発泡プラスチック24の前後方向前方への移動が阻止されている。
型枠構造物10Eの組立手順のうち、図1の型枠構造物10Aのそれと異なる手順は第1および第2固定部材30,31の設置手順であり、その他の手順は型枠構造物10Aのそれと同一であるから、型枠構造物10Eでは固定部材30,31の設置手順のみを説明する。なお、第1および第2発泡プラスチック23,24には、第3セパレーター73の一端部と他端部とを挿通するセパ挿通孔が穿孔されている。
第1スペース50に第1発泡プラスチック23を嵌め込むとともに、第1発泡プラスチック23のセパ挿通孔に第3セパレーター73の一端部を挿通し、第3セパレーター73の一端部に第3型枠緊結金具74を連結し、第1発泡プラスチック23で第1スペース50を塞ぐ。第2スペース51に第2発泡プラスチック24を嵌め込むとともに、第2発泡プラスチック24のセパ挿通孔に第3セパレーター73の他端部を挿通し、第3セパレーター73の他端部に第4型枠緊結金具77を連結し、第2発泡プラスチック24で第2スペース51を塞ぐ。
第1発泡プラスチック23の中央部に一対(2本)の第3縦仮設材76(丸パイプ)を配置し、第1発泡プラスチック23の横方向両側(横方向両側直近)に位置する第1および第2合成樹脂パネル17a〜17d,18a〜18dの側部に一対(2本)の第1縦仮設材29(丸パイプ)を配置する。次に、それら第3縦仮設材76を第3セパレーター73に連結された第3型枠緊結金具74の座金75と第1発泡プラスチック23との間に挿入し、それら第1縦仮設材29を第1および第2セパレーター21,22に連結された第1型枠緊結金具55の座金65とパネル17a〜17d,18a〜18dとの間に挿入しつつ、それら第1縦仮設材29と第1型枠緊結金具55の座金65との間にそれら第1横仮設材67を上下方向へ並べた状態で配置するとともに、それら第3縦仮設材76と第3型枠緊結金具74の座金75との間にそれら第1横仮設材67を上下方向へ並べた状態で配置する。
第2発泡プラスチック24の中央部に一対(2本)の第4縦仮設材79(丸パイプ)を配置し、第2発泡プラスチック24の横方向両側(横方向両側直近)に位置する第3および第4合成樹脂パネル19a〜19d,20a〜20dの側部に一対(2本)の第2縦仮設材30(丸パイプ)を配置する。次に、それら第4縦仮設材79を第3セパレーター73に連結された第4型枠緊結金具77の座金78と第2発泡プラスチック24との間に挿入し、それら第2縦仮設材30を第1および第2セパレーター21,22に連結された第2型枠緊結金具56の座金66とパネル19a〜19d,20a〜20dとの間に挿入しつつ、それら第2縦仮設材30と第2型枠緊結金具56の座金66との間にそれら第2横仮設材68を上下方向へ並べた状態で配置するとともに、それら第4縦仮設材79と第4型枠緊結金具77の座金78との間にそれら第2横仮設材68を上下方向へ並べた状態で配置する。
第1および第3型枠緊結金具55,74の軸に螺着されたナット(図示せず)を回転させて座金65,75をパネル17a〜17d,18a〜18dや第1発泡プラスチック23の方向へ移動させ、座金65,75によってそれら第1および第3縦仮設材29,76とそれら第1横仮設材67とを押圧し、第1横仮設材67を型枠緊結金具55,74の座金65,75と第1および第3縦仮設材29,76との間に固定し、第1縦仮設材29を横仮設材67とパネル17a〜17d,18a〜18dとの間に固定するとともに、第3縦仮設材76を横仮設材67と第1発泡プラスチック23との間に固定する。
第2および第4型枠緊結金具55,77の軸に螺着されたナット(図示せず)を回転させて座金66,78をパネル19a〜19d,20a〜20dや第2発泡プラスチック24の方向へ移動させ、座金65,75によってそれら第2および第4縦仮設材30,79とそれら第2横仮設材68とを押圧し、第2横仮設材68を型枠緊結金具56,77の座金66,78と第2および第4縦仮設材30,79との間に固定し、第2縦仮設材30を横仮設材68とパネル19a〜19d,20a〜20dとの間に固定するとともに、第4縦仮設材79を横仮設材68と第2発泡プラスチック24との間に固定する。
第1横仮設材67を固定すると、それら横仮設材67が第1発泡プラスチック23を横断しつつ、横仮設材67が第1および第3縦仮設材29,76に密着し、第2横仮設材68を固定すると、それら横仮設材68が第2発泡プラスチック24を横断しつつ、横仮設材68が第2および第4縦仮設材30,79に密着する。第1および第3縦仮設材29,76を固定すると、それら縦仮設材29,76が床面33と天井面36との間に延びてそれらパネル17a〜17d,18a〜18dと第1および第3発泡プラスチック23,25とを縦断しつつ、それら縦仮設材29,76が第1横仮設材67とパネル17a〜17d,18a〜18dと第1および第3発泡プラスチック23,25とに密着し、第2および第4縦仮設材30,79を固定すると、それら縦仮設材30,79が床面33と天井面36との間に延びてそれらパネル19a〜19d,20a〜20dと第2および第4発泡プラスチック24,26とを縦断しつつ、それら縦仮設材30,79が第2横仮設材68とパネル19a〜19d,20a〜20dと第2および第4発泡プラスチック24,26とに密着する。
型枠構造物10Eは、第1横仮設材67が第1および第3縦仮設材29,76と第1および第3セパレーター21,73に連結された第1および第3型枠緊結金具55,74の金具65,75との間に固定され、第3縦仮設材76が第1発泡プラスチック23と第1横仮設材67との間に固定され、第2横仮設材68が第2および第4縦仮設材30,79と第2および第3セパレーター22,73に連結された第2および第4型枠緊結金具56,77の金具66,78との間に固定されるとともに、第4縦仮設材79が第2発泡プラスチック24と第2横仮設材68との間に固定され、第1および第2横仮設材67,68と第3および第4縦仮設材76,79とによって第1および第2発泡プラスチック23,24が第1および第2スペース50,51に確実に固定されるから、打設空間12に打設されたコンクリートの側圧が第1および第2発泡プラスチック23,24に作用したとしても、第1および第2発泡プラスチック23,24が第1および第2スペース50,51においてずれ動くことはなく、第1および第2発泡プラスチック23,24に曲がりや歪み等の変形が生じることもなく、型枠構造物10Eを利用して構造計算された設計どおりの新たな耐震補強壁を施工(構築)することができる。
型枠構造物10Eは、第1スペース50と第2スペース51とが前後方向へ互いに対向し、第1および第2スペース50,51の横方向の寸法と上下方向の寸法とが同一であるとともに、第1発泡プラスチック23と第2発泡プラスチック24とが前後方向へ互いに対向し、第1および第2発泡プラスチック23,24の横方向の寸法と上下方向の寸法とが同一であるから、縦横寸法が同一の第1および第2発泡プラスチック23,24を作成し、前後同一の位置において第1および第2スペース50,51に第1および第2発泡プラスチック23,24を嵌め込むとともに、前後同一の位置において第1および第2横仮設材67,68を設置すればよい。さらに、第3スペース52と第4スペース53とが前後方向へ互いに対向し、第3および第4スペース52,53の横方向の寸法と上下方向の寸法とが同一であるから、縦横寸法が同一の第3および第4発泡プラスチック25,26を作成し、前後同一の位置において第3および第4スペース52,53に第3および第4発泡プラスチック25,26を嵌め込めばよい。したがって、同一の施工手順で型枠構造物10Eを組み立てることができ、型枠大工以外の作業者が短時間に型枠構造物10Eを組み立てることができるとともに、建物の所定の箇所に耐震補強壁を短期間に施工(構築)することができる。
型枠構造物10Eは、加工性に優れた第1〜第4発泡プラスチック23〜26を補強壁の施工現場において切断することで、第1〜第4スペース50〜53の様々な縦横寸法に一致した縦横寸法を有する第1〜第4発泡プラスチック23〜26を容易に作成することができるとともに、第1〜第4発泡プラスチック23〜26を第1〜第4スペース50〜53に嵌め込むことで、それらスペース50〜53を隙間なく簡単に塞ぐことができる。
型枠構造物10Eは、第1〜第3セパレーター21,22,73に連結された第1〜第4型枠緊結金具55,56,74,77と第1〜第4縦仮設材29,30,76,79とを利用し、第1および第2発泡プラスチック23,24を横断する第1および第2横仮設材67,68を第1〜第4縦仮設材29,30,76,79と第1〜第4型枠緊結金具55,56,74,77の座金65,66,75,78との間に固定することで、横仮設材67,68を容易に設置することができるから、型枠大工以外の作業者が時間と手間とを要さずに短時間に効率よく型枠構造物10Eを組み立てることができる。
型枠構造物10Eは、横仮設材67,68と第3セパレーター73に連結された第3および第4型枠緊結金具74,77の座金75,78とを利用し、第1発泡プラスチック23を縦断する第3縦仮設材76を第1発泡プラスチック23とパネル17a〜17d,18a〜18dと横仮設材67との間に固定し、第2発泡プラスチック24を縦断する第4縦仮設材79を第2発泡プラスチック24とパネル19a〜19d,20a〜20dと横仮設材68との間に固定することで、第3および第4縦仮設材76,79を容易に設置することができるから、型枠大工以外の作業者が時間と手間とを要さずに短時間に効率よく型枠構造物10Eを組み立てることができる。