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JP6582853B2 - 後処理装置及び画像形成システム - Google Patents
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JP6582853B2 - 後処理装置及び画像形成システム - Google Patents

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本発明は、後処理装置及び画像形成システムに関する。
従来、一対の折りローラーの間に折りナイフによって用紙を差し込んで当該用紙に折り目を付ける折り機能を有した後処理装置が知られている。後処理装置には、折りナイフに凹凸を有する櫛歯状の部位を形成し、当該部位が一対の折りローラーの間に差し込まれるものも提案されている(特許文献1参照)。このような後処理装置によれば、折りナイフの差し込み及び引き抜き時に一対の折りローラー側との接触面積を減らして折りナイフの駆動負荷を低減することができる。
さらに、同様の効果を狙って、一対の折りローラーに対して、そのローラー軸方向に凹凸を設けたものも提案されている(特許文献2参照)。
特開2008−7297号公報 特開2008−247535号公報
しかし、特許文献1,2に記載の装置では、一対の折りローラーのニップ部に対して用紙の折り部の突入タイミングが用紙の幅方向で異なってしまうことがあり、この場合にはシワや破れの発生原因となってしまう。図12は、シワの発生原因を説明するための概略平面図である。図12に示すように、折りナイフFnが凹凸を有するものであり、用紙の一端部E1には折りナイフの凸部42が位置しているものの、他端部E2には凹部41が位置しているとする。この場合、凹部41に位置する用紙他端部E2の突入タイミングが用紙一端部E1等の他の部分よりも遅れることがあり、シワや破れの発生原因となってしまう。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、折りナイフの駆動負荷を低減すると共に、用紙のシワや破れを防止することができる後処理装置及び画像形成システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る後処理装置は、互いに圧接された一対の折りローラーと、前記一対の折りローラーの軸方向に連続的に凹部と凸部とが形成された櫛歯部を有し、当該櫛歯部が用紙と共に前記一対の折りローラー間に挿入されることで当該用紙に折り目を付ける折りナイフと、用紙を所定の幅方向位置に誘導する用紙幅整合部と、前記軸方向における用紙の長さとなる用紙幅、又は、用紙の両端部の位置を検出する検出手段により検出された用紙の両端部の位置の情報である幅情報を入力し、前記用紙幅整合部により所定の幅方向位置に誘導された用紙と共に前記折りナイフの前記櫛歯部を前記一対の折りローラー間に挿入させる際に、当該誘導された用紙の両端部のそれぞれにおいて用紙の端部と前記折りナイフの凸部のうち前記端部よりも用紙内側方向で最も近い凸部との距離が減少するように制御する制御部と、を備え、前記折りナイフは、その両端側に、前記凸部を有すると共に前記軸方向にスライド移動する板材を有し、両端側の前記板材のスライド移動によって前記軸方向に伸縮可能に構成され、前記制御部は、前記幅情報に基づき両端側の前記板材をスライド移動させて、当該誘導された用紙の両端部のそれぞれにおいて、用紙の端部と前記折りナイフの凸部のうち前記端部よりも用紙内側方向で最も近い凸部との距離を減少させることを特徴とする。
この後処理装置によれば、折りナイフは連続的に凹部と凸部とが形成された櫛歯部を有するため、一対の折りローラー間の挿抜における負荷を低減することとなる。さらに、折りナイフの櫛歯部を一対の折りローラー間に挿入させる際に、軸方向における用紙の両端部と折りナイフの凸部のうち用紙の両端部よりも内側方向で最も近い凸部との距離が減少するように制御するため、用紙両端部と凸部との距離が大きくなり過ぎてしまい、用紙端部の突入タイミングが他の部分よりも大きく遅れてしまう事態を防止することができる。従って、折りナイフの駆動負荷を低減すると共に、用紙のシワや破れを防止することができる。さらに、折りナイフを軸方向に伸縮させることで、用紙の両端部と内側方向で最も近い凸部との距離を減少させるため、折りナイフの伸縮によりあらゆる用紙幅に対応することができ、例えば前処理にて用紙の両端部がカットされた場合においても、カット量に応じて適切に凸部を位置させることができる。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る後処理装置は、互いに圧接された一対の折りローラーと、前記一対の折りローラーの軸方向に連続的に凹部と凸部とが形成された櫛歯部を有し、当該櫛歯部が用紙と共に前記一対の折りローラー間に挿入されることで当該用紙に折り目を付ける折りナイフと、用紙を所定の幅方向位置に誘導する用紙幅整合部と、前記軸方向における用紙の長さとなる用紙幅、又は、用紙の両端部の位置を検出する検出手段により検出された用紙の両端部の位置の情報である幅情報を入力し、前記用紙幅整合部により所定の幅方向位置に誘導された用紙と共に前記折りナイフの前記櫛歯部を前記一対の折りローラー間に挿入させる際に、当該誘導された用紙の両端部のそれぞれにおいて、用紙の端部と前記折りナイフの凸部のうち前記端部よりも用紙内側方向で最も近い凸部との距離が減少するように制御する制御部と、を備え、前記折りナイフは、少なくとも一端側に前記凸部を有すると共に前記軸方向にスライド移動する板材を有し、少なくとも一端側の前記板材のスライド移動によって前記軸方向に伸縮可能に構成され、前記制御部は、前記用紙幅整合部を制御して、用紙の他端部と前記折りナイフの他端側の凸部との距離が減少するように用紙を誘導し、且つ、前記幅情報に基づき一端側の前記板材をスライド移動させて、当該誘導された用紙の一端部と一端側の前記板材の凸部との距離が減少するように制御することを特徴とする。
この後処理装置によれば、折りナイフは連続的に凹部と凸部とが形成された櫛歯部を有するため、一対の折りローラー間の挿抜における負荷を低減することとなる。さらに、折りナイフの櫛歯部を一対の折りローラー間に挿入させる際に、軸方向における用紙の両端部と折りナイフの凸部のうち用紙の両端部よりも内側方向で最も近い凸部との距離が減少するように制御するため、用紙両端部と凸部との距離が大きくなり過ぎてしまい、用紙端部の突入タイミングが他の部分よりも大きく遅れてしまう事態を防止することができる。従って、折りナイフの駆動負荷を低減すると共に、用紙のシワや破れを防止することができる。さらに、折りナイフの一端側のみを伸縮させて、用紙の両端部と内側方向で最も近い凸部との距離を減少させるため、例えば折りナイフの他端側の凸部に用紙の他端部を位置させて一端側のみを伸縮させて調整することができる。
また、本発明に係る後処理装置において、前記制御部は、用紙の坪量、折られる用紙の重ね枚数、クリースの有無、折り後の用紙搬送方向、及び前記折りナイフの挿入量の少なくとも1つの情報に応じて前記所定距離を設定することが好ましい。
この後処理装置によれば、用紙の坪量、折られる用紙の重ね枚数、クリースの有無、折り後の用紙搬送方向、及び折りナイフの挿入量に応じて所定距離を設定する。ここで、用紙の坪量は用紙のコシの強さを示す値でもありシワや破れに大きく影響する。また、用紙の重ね枚数が多くなるとシワや破れが発生し難くなる。また、クリース部分について用紙強度が低下する。折り後の用紙が一対の折りローラー間を通過する場合や折りナイフの挿入量が大きくなる場合には、シワや破れが発生し易くなる傾向にある。よって、これらの少なくとも1つの情報に基づいて所定距離を設定することで、より適切にシワや破れを防止することができる。
また、本発明に係る画像形成システムは、上記のいずれか1つに記載の後処理装置と、用紙に対して画像を形成して前記後処理装置に供給する画像形成装置と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る画像形成システムによれば、折りナイフの駆動負荷を低減すると共に、用紙のシワや破れを防止することができる画像形成システムを提供することができる。
本発明によれば、折りナイフの駆動負荷を低減すると共に、用紙のシワや破れを防止することができる後処理装置を提供することができる。
第1実施形態に係る用紙後処理装置を含む画像形成システムを示す概略構成図である。 図1に示した用紙折り部の構成を示す側面図である。 図1に示した用紙折り部の一部構成を示す上面図である。 図1に示したステープル部を示す構成図である。 図2に示した折りナイフの詳細を示す構成図であって、(a)は平面図を示し、(b)は上面図を示している。 図2に示した折りナイフの平面図であって、用紙幅が小さい場合の例を示している。 図2に示した折りナイフの平面図であって、用紙幅が大きい場合の例を示している。 用紙のシワや破れを防止するための所定距離を示す図である。 第1実施形態に係る後処理装置の動作を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る折りナイフを示す平面図である。 第3実施形態に係る用紙待機路を示す上面図である。 シワの発生原因を説明するための概略平面図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明するが、本発明は以下の実施形態に限られるものではない。
図1は、第1実施形態に係る用紙後処理装置を含む画像形成システムを示す概略構成図である。図1に示す画像形成システム1は、画像形成装置Aと、画像形成装置Aにより画像形成された用紙Sに対して後処理を行う後処理装置Bとから構成されている。
画像形成装置Aは、複数の感光体を一本の中間転写ベルトに対面させて縦方向に配列することにより用紙Sに対してフルカラーの画像を形成するタンデム型カラー式のものであって、上部に自動原稿搬送装置と走査露光装置とからなる画像読取装置2を有し、下部に画像形成部3と複数の給紙トレイ4とを有して構成される。
画像読取装置2は、自動原稿搬送装置の原稿トレイ上に載置された原稿を搬送部により搬送し、原稿の片面又は両面の画像を走査露光し、画像情報を読み取るものである。また、画像読取装置2は、コンタクトガラスに載置された原稿の画像情報についても読み取る構成となっている。
画像形成部3は、複数の給紙トレイ4から用紙Sの供給を受けるものであり、画像読取装置2により読み取られた画像情報、又は、PC(personal computer)等から送信された画像情報に基づいて、用紙Sに画像形成を行うものである。
この画像形成部3は、画像転写部3aと、定着部3bとから構成されている。画像転写部3aは、帯電、露光及び現像を行う電子写真プロセスにより、感光体上にトナー像を形成しこの画像を用紙Sに転写するものである。第1実施形態において画像転写部3aは、中間転写ベルトを有するタイプのものであり、複数の感光体上のトナー像は中間転写ベルトに転写され、中間転写ベルト上のトナー像が用紙Sに転写される。
定着部3bは、加熱ローラーと加圧ローラーとで用紙Sを搬送するニップ部を形成し、用紙Sを搬送しつつ加熱・加圧してトナーを溶融して、画像転写部3aにより用紙Sに転写された画像を用紙Sに定着させるものである。
さらに、画像形成装置Aは、定着部3bの下流側から、画像転写部3aの上流側につながる反転経路5を備えている。反転経路5は、用紙Sの表裏を反転させたうえで、再度画像転写部3aに再搬送するための経路である。この反転経路5により、用紙Sに対する表裏の画像形成が可能となっている。
第1実施形態に係る後処理装置Bは、用紙折り機能と、ステープル機能とを備えるものである。なお、図示を省略するが、後処理装置Bは、上記機能の他、パンチ機能や加湿機能等を備えていてもよい。このような後処理装置Bは、図1に示すように、用紙折り部10及びステープル部20を有した後処理部Afと、制御部30と、各種経路R1〜R3と、排紙トレイTr1,Tr2とを備えている。
第1経路R1は、画像形成装置Aからの用紙Sを受け入れると共に、受け入れた用紙Sを後処理部Afに搬送する経路である。第2経路R2は、後処理部Afの用紙折り部10及びステープル部20を経た用紙束を第1排紙トレイTr1に導く経路である。第3経路R3は、後処理部Afの用紙折り部10にて三つ折りされた用紙Sを、ステープル部20を経ることなく、第2排紙トレイTr2に導く経路である。
用紙折り部10は、1枚又は複数枚の用紙Sを折るための機構部である。図2は、図1に示した用紙折り部10の構成を示す側面図であり、図3は、図1に示した用紙折り部10の一部構成を示す上面図である。
図2に示すように、用紙折り部10は、3つの折りローラーFr1〜Fr3と、2つの折りナイフFn1,Fn2と、用紙待機路Srと、用紙端整合部Seaとを備えている。
用紙待機路Srは、第1経路R1から1枚又は複数枚の用紙Sを受け入れて待機させる搬送路である。用紙端整合部Seaは、用紙待機路Srに受け入れられた用紙Sの前端を揃えるものである。この用紙端整合部Seaは、当接部Cpと、2つのローラーr1,r2と、ベルトbとから構成されている。当接部Cpは、用紙待機路Srの前端側に位置しており、搬送された用紙Sの前端に接触して用紙Sを揃える部材である。ベルトbは、2つのローラーr1、r2に掛け回される無端ベルトである。このベルトbには当接部Cpが取り付けられている。このため、2つのローラーr1,r2が回転駆動させられてベルトbが走行すると、これに連動して当接部Cpも用紙待機路Sr内を前後方向に移動することとなる。
3つの折りローラーFr1〜Fr3は、互いに圧接されて2箇所においてニップ部N1,N2を形成するものである。2つの折りナイフFn1,Fr2は、1枚又は複数枚の用紙Sと共に折りローラーFr1〜Fr3間に挿入される板状の部材である。
より詳細に、第1折りナイフFn1は、用紙待機路Srに受け入れられ用紙端整合部Seaにて揃えられた1枚又は複数枚の用紙Sと共に、第1ニップ部N1を形成する一対の折りローラーFr1,Fr2間に挿入されるものである。この挿入によって、用紙Sに折り目が付けられることとなる。なお、第1折りナイフFn1の挿入によって折り目が付けられた用紙Sは、用紙Sが3つ折りされる場合、一対の折りローラーFr1,Fr2の駆動によって第1折りナイフFn1の設置位置と反対側(すなわち用紙待機路Srと反対側であって第2折りナイフFn2の設置側)に搬送される。一方、折り目が付けられた用紙Sは、3つ折りされずステープル部20に供給される場合、一対の折りローラーFr1,Fr2の駆動によって第1折りナイフFn1の設置位置側(すなわち用紙待機路Sr側)に搬送され、その後ステープル部20に搬送される。
また、第2折りナイフFn2は、一対の折りローラーFr1,Fr2と第1折りナイフFn1とによって一度折られた用紙Sと共に、第2ニップ部N2を形成する一対の折りローラーFr2,Fr3間に挿入されるものである。この挿入によって、用紙Sに折り目が付けられて3つ折りされることとなる。3つ折りされた用紙Sは、一対の折りローラーFr2,Fr3の駆動によって第2折りナイフFn2の設置位置と反対側に搬送され、第3経路R3を通じて第2排紙トレイTr2に排紙される。
また、図3に示すように、用紙折り部10は、上記の構成に加えて、用紙幅整合部Swaを備えている。用紙幅整合部Swaは、用紙待機路Srに受け入れられた用紙Sを、用紙Sの幅方向に揃えて整合させるものである。
この用紙幅整合部Swaは、例えば用紙待機路Srの内側且つ前端側に延びる2つのガイド部材G1,G2から構成されており、例えば用紙幅方向にずれて用紙待機路Srに受け入れられた用紙S’を所定の幅方向位置に誘導するものである。このような構成により、用紙Sは幅方向においても整合のうえ折り目が付けられることとなる。
なお、用紙幅整合部Swaは、種々の用紙幅に対応できるように、2つのガイド部材G1,G2が動作可能に構成されていることが好ましい。例えば図3に示すように、用紙幅が小さい用紙Sを受け入れた場合には、2つのガイド部材G1,G2が互いに接近する方向に回動するなどして、用紙Sを所定の幅方向位置に誘導することが好ましい。
図4は、図1に示したステープル部20を示す構成図である。図4に示すように、ステープル部20は、用紙折り部10の手前方向(図4の示す矢印a1方向)に設けられるものであって、複数枚の用紙Sをステープルで止める機構部である。このようなステープル部20は、用紙載置部21と、ステープラー22とを備えている。
用紙載置部21は、用紙折り部10にて折られた用紙Sの束を受け入れてスタックするものである。ステープラー22は、用紙載置部21に載置された用紙Sの束の折り目が付いた部位に対してステープル処理を施すものである。なお、用紙折り部10から用紙載置部21への用紙Sの移動は所定の搬送手段(不図示)によって行われる。また、用紙載置部21にスタックされる用紙Sの束が矢印a1方向に移動可能となっており、又は、ステープラー22が奥行き方向に移動可能となっており、ステープル部20は折り目上の1又は複数の位置にステープル処理が可能となっている。
図5は、図2に示した折りナイフFn1,Fn2の詳細を示す構成図であって、(a)は平面図を示し、(b)は上面図を示している。まず、図5(a)に示すように、折りナイフFn1,Fn2は、折りローラーFr1〜Fr3の軸方向(図4に示す奥行き方向)に連続的に凹部41と凸部42とが形成された櫛歯部40を備えている。このような櫛歯部40がニップ部N1,N2に挿入されるようになっている。このため、折りナイフFn1,Fn2の差し込み及び引き抜き時における折りナイフFn1,Fn2の駆動負荷を低減するようにしている。
また、折りナイフFn1,Fn2は、第1〜第3板材P1〜P3と、2つのガイド棒Gb1,Gb2とを備えて、折りローラーFr1〜Fr3の軸方向に伸縮可能に構成されている。
第1板材P1は、折りナイフFn1,Fn2の本体となる部位であって、3つの凸部42とこれらに挟まれる2つの凹部41とが連続的に形成されている。また、第1板材P1には、板面を貫通して2つのガイド棒Gb1,Gb2が互いにローラー軸方向に離間して取り付けられている。
第2板材P2と第3板材P3とは、第1板材P1を挟んで対称に構成され、ローラー軸方向の端部側にそれぞれ1つの凸部42aを備え、他の部分を凹部41とする略L形状の板材である。さらに、第2板材P2及び第3板材P3は、ローラー軸方向に延びるガイド溝GS1,GS2が形成されており、ガイド溝GS1,GS2には、第1板材P1のガイド棒Gb1,Gb2が挿入されている。このため、ガイド棒Gb1,Gb2がガイド溝GS1,GS2内をスライドすることにより、第2板材P2と第3板材P3とはローラー軸方向に移動可能となっている。このため、第2板材P2及び第3板材P3に設けられる1つの凸部42aについてもローラー軸方向に移動可能となり、凸部42aの位置が調整可能となっている。
さらに、図5(b)に示すように、第2板材P2及び第3板材P3は、上面視して凹部41の形成位置において屈曲する屈曲部FPを有しており、凸部42aは、第1板材P1の凸部42と同一平面上に位置するようになっている。これにより、用紙Sに対して折り目が2段にズレて形成されることなく、直線状に形成されるようになる。
再度図1を参照する。制御部30は、後処理装置Bの全体を制御するものである。また、制御部30は、画像形成装置Aの制御部6との通信も行う構成となっており、後処理装置Bの制御に必要となる情報を画像形成装置Aから取得する。
特に、本実施形態において制御部30は、折りナイフFn1,Fn2の櫛歯部40を折りローラーFr1〜Fr3間に挿入させる際に、ローラー軸方向における用紙Sの両端部と、折りナイフFn1,Fn2の両端部側の凸部42aとの距離が所定距離以内となるように、折りナイフFn1,Fn2を伸縮させる制御を行う。用紙Sの両端部の位置は、用紙幅の情報から制御部30により判断される。
図6は、図2に示した折りナイフFn1,Fn2の平面図であって、用紙幅が小さい場合の例を示している。図6に示すように、制御部30は、用紙幅が小さいことから、これに合わせて折りナイフFn1,Fn2を圧縮させている。これにより、用紙Sの両端部は、折りナイフFn1,Fn2の凸部42a上に位置している。これにより、折りローラーFr1〜Fr3に対する用紙Sの両端部の突入タイミングが他の部分よりも遅れることを防止でき、用紙Sのシワや破れを防止することができる。
図7は、図2に示した折りナイフFn1,Fn2の平面図であって、用紙幅が大きい場合の例を示している。図7に示すように、制御部30は、用紙幅が大きいことから、これに合わせて折りナイフFn1,Fn2を引き伸ばしている。ここで、図7に示す例では、用紙Sの両端部が折りナイフFn1,Fn2の凸部42aに対してはみ出た状態となっている。このように、用紙Sの両端部は凸部42a上に位置する場合に限らず、ややはみ出ていたとしても、はみ出し量(用紙Sの両端部と折りナイフFn1,Fn2の両端部側の凸部42aと距離)が所定距離以内であれば、用紙Sの両端部の突入タイミングが他の部分よりも遅れることを防止でき、用紙Sのシワや破れを防止することができる。
ここで、上記の所定距離は、用紙条件に応じて異なる値となっており、例えばコシが強い用紙Sは所定距離が長めでも良く、コシが弱い用紙Sは所定距離が短めとされる。
図8は、用紙Sのシワや破れを防止するための所定距離を示す図である。制御部30は、例えば図8に示したようなデータを記憶している。このデータは、例えば1枚の用紙Sに対して折りを行う場合の所定距離を示している。このデータにおいて、例えば用紙Sの坪量が50gsm、60gsm及び70gsmである場合、用紙Sのはみ出し量は5mmであっても用紙Sにシワや破れが生じないが、はみ出し量が10mmになると用紙Sにシワや破れが発生することを示している。よって、坪量が50gsm、60gsm又は70gsmである1枚の用紙Sを折る場合において、制御部30は、はみ出し量が5mm以内となるように、折りナイフFn1,Fn2を伸縮させる。
同様に、制御部30は、坪量が80gsm及び90gsmである1枚の用紙Sを折る場合において、はみ出し量が10mm以内となるように、折りナイフFn1,Fn2を伸縮させ、坪量が100gsm及び110gsmである1枚の用紙Sを折る場合において、はみ出し量が15mm以内となるように、折りナイフFn1,Fn2を伸縮させる。坪量120gsm以上についても同様にはみ出し量が図8に示す所定距離以内となるように、折りナイフFn1,Fn2を伸縮させる。
図9は、第1実施形態に係る後処理装置Bの動作を示すフローチャートである。図9に示すように、画像形成装置Aに対して用紙Sを折る旨の操作がされたとすると、後処理装置Bの制御部30は、画像形成装置Aの制御部6から用紙幅の情報を入力する(S1)。なお、ここで入力される用紙幅の情報とは、A4、B5等の用紙サイズの情報のみならず、用紙Sの向きや、用紙Sの両端が切断処理等される場合には、切断される幅等の情報も含むものである。さらに、ステップS1においては、後処理装置B又は画像形成装置Aのいずれか一方に、用紙Sの両端部の位置を検出するセンサを設け、このセンサからの情報を入力するようになっていてもよい。
次に、後処理装置Bの制御部30は、画像形成装置Aの制御部6から用紙Sの坪量の情報を入力する(S2)。そして、制御部30は、ステップS2にて入力した情報と図8に示すようなデータとに基づいて、はみ出し量の許容値、すなわち所定距離を設定する(S3)。なお、本実施形態では、坪量のみに基づいて所定距離を設定しているが、これに限らず、例えば、折られる用紙Sの重ね枚数、クリースの有無、折り後の用紙の搬送方向、及び折りナイフFn1,Fn2の少なくとも1つの情報に応じて所定距離が設定されてもよい。用紙Sの重ね枚数が多くなるとシワや破れが発生し難くなるからである。また、クリース部分について用紙強度が低下してシワや破れが発生し難くなるからである。さらに、折り後の用紙Sが折りローラーFr1〜Fr3間を通過する場合や折りナイフFn1,Fn2の挿入量が大きくなる場合には、シワや破れが発生し易くなる傾向にあるからである。
次いで、制御部30は、用紙Sのはみ出し量が、ステップS3にて設定した所定距離以内となるように、折りナイフFn1,Fn2を伸縮させる(S4)。これにより、折りナイフFn1,Fn2が用紙Sと共に折りローラーFr1〜Fr3間に挿入された際に、用紙Sにシワや破れが発生してしまうことを防止することができる。
このようにして、第1実施形態に係る後処理装置B及び画像形成システム1によれば、折りナイフFn1,Fn2は連続的に凹部41と凸部42とが形成された櫛歯部40を有するため、折りローラーFr1〜Fr3間の挿抜における負荷を低減することとなる。さらに、折りナイフFn1,Fn2の櫛歯部40を折りローラーFr1〜Fr3間に挿入させる際に、ローラー軸方向における用紙Sの両端部と折りナイフFn1,Fn2の凸部42aとの距離Lが所定距離以内になるように制御するため、用紙両端部と凸部42aとの距離Lが大きくなり過ぎてしまい、用紙端部の突入タイミングが他の部分よりも大きく遅れてしまう事態を防止することができる。従って、折りナイフFn1,Fn2の駆動負荷を低減すると共に、用紙のシワや破れを防止することができる。
また、折りナイフFn1,Fn2をローラー軸方向に伸縮させることで、用紙Sの両端部と凸部42aとの距離Lを所定距離以内とするため、折りナイフFn1,Fn2の伸縮によりあらゆる用紙幅に対応することができ、例えば前処理にて用紙Sの両端部がカットされた場合においても、カット量に応じて適切に凸部42aを位置させることができる。
また、ローラー軸方向における用紙Sの長さとなる用紙幅、又は、検出された用紙Sの両端部の位置の情報に基づいて制御するため、用紙両端部と凸部42aとの距離Lが所定距離以内とするにあたり、適切に制御することができる。
また、用紙Sの坪量、折られる用紙Sの重ね枚数、クリースの有無、折り後の用紙搬送方向、及び折りナイフFn1,Fn2の挿入量に応じて所定距離を設定する。ここで、用紙Sの坪量は用紙Sのコシの強さを示す値でもありシワや破れに大きく影響する。また、用紙Sの重ね枚数が多くなるとシワや破れが発生し難くなる。また、クリース部分について用紙強度が低下する。折り後の用紙Sが折りローラーFr1〜Fr3間を通過する場合や折りナイフFn1,Fn2の挿入量が大きくなる場合には、シワや破れが発生し易くなる傾向にある。よって、これらの少なくとも1つの情報に基づいて所定距離を設定することで、より適切にシワや破れを防止することができる。
なお、上記第1実施形態において制御部30は、ローラー軸方向における用紙Sの両端部と、折りナイフFn1,Fn2の両端部側の凸部42aとの距離が所定距離以内になるように制御している。しかし、これに限らず、制御部30は、用紙Sの両端部と、折りナイフFn1,Fn2の凸部42のうち用紙Sの両端部よりも内側方向で最も近い凸部42との距離が所定距離以内になるように制御してもよい。すなわち、用紙Sの両端部に最も近い凸部42は、折りナイフFn1,Fn2の両端部側の凸部42aに限らない。このため、制御部30は、例えば用紙Sの両端部と、凸部42aの次に内側に位置する凸部42b(図5(a)参照)との距離が所定距離以内になるように制御してもよい。
加えて、第1実施形態において折りナイフFn1,Fn2は、両端部側の凸部42aの位置のみが調整可能となっているが、これに限らず、さらに内側の凸部42bなど、他の凸部42の位置も調整可能に構成されていてもよい。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態に係る後処理装置及び画像形成システムは、第1実施形態のものと同様であるが、構成及び処理内容が一部異なっている。以下、第1実施形態との相違点を説明する。
図10は、第2実施形態に係る折りナイフFn1,Fn2を示す平面図である。図10に示すように、第2実施形態において折りナイフFn1,Fn2は、ローラー軸方向に凸部42の位置が異なって配置される複数枚(3枚)の個別ナイフK1〜K3により構成されている。
このような折りナイフFn1,Fn2を備えるため、制御部30は、複数枚の個別ナイフK1〜K3のうちいずれか1つを選択して、選択した個別ナイフK1〜K3の櫛歯部40を折りローラーFr1〜Fr3間に挿入させる。これにより、制御部30は、ローラー軸方向における用紙Sの両端部と、選択した個別ナイフK1〜K3の凸部42(用紙Sの両端部よりも内側方向で最も近い凸部42)との距離を所定距離以内とする。
具体的に説明すると、制御部30は、或る用紙Sに対して、個別ナイフK1を選択し、用紙Sの両端部よりも内側方向で最も近い凸部42を、個別ナイフK1の一端側の凸部42cと、他端側から2番目の凸部42dとし、他の或る用紙Sに対しては、個別ナイフK2を選択して、用紙Sの両端部よりも内側方向で最も近い凸部42を、個別ナイフK2の両端部側の凸部42aとする、などの制御を行うこととなる。
なお、図10に示す例においては、複数枚の個別ナイフK1〜K3が全て同一形状であるが、これに限らず、異なる形状であってもよい。特に、各個別ナイフK1〜K3について、両端部側の凸部42a間の距離を異なるように構成すれば、用紙幅に応じて適切な個別ナイフK1〜K3を選択し易くすることができる。
このようにして、第2実施形態に係る後処理装置B及び画像形成システム1によれば、第1実施形態と同様に、折りナイフFn1,Fn2の駆動負荷を低減すると共に、用紙のシワや破れを防止することができる。また、用紙両端部と凸部42との距離Lが所定距離以内とするにあたり、適切に制御することができる。さらには、用紙Sの坪量等の少なくとも1つの情報に基づいて所定距離を設定することで、より適切にシワや破れを防止することができる。
さらに、第2実施形態によれば、複数枚の個別ナイフK1〜K3のうちいずれか1つを選択して、選択した個別ナイフK1〜K3の櫛歯部40を折りローラーFr1〜Fr3間に挿入させることで、用紙Sの両端部と選択した個別ナイフK1〜K3の凸部42との距離Lを所定距離以内とする。このように、折りナイフFn1,Fn2を凸部42の位置が異なる複数枚の個別ナイフK1〜K3にて構成することで、微調整を行う機構等を必要とせず、複数枚の個別ナイフK1〜K3のうちいずれかを動作させるだけでよく、比較的複雑な構成を採用することなく用紙のシワや破れを防止することができる。
次に、本発明の第3実施形態を説明する。第3実施形態に係る後処理装置及び画像形成システムは、第1実施形態のものと同様であるが、構成及び処理内容が一部異なっている。以下、第1実施形態との相違点を説明する。
図11は、第3実施形態に係る用紙待機路Srを示す上面図である。第1実施形態において用紙待機路Srに設けられる2つのガイド部材G1,G2は可動式となっており、制御部30は、用紙幅の大小に拘わらず、用紙Sが同じ位置となるように(すなわち用紙Sの中心線が同じ位置となるように)ガイドしていた。このため、2つのガイド部材G1,G2は、互いに接近又は離間するように、対称に動作していた。
これに対して、第3実施形態において2つのガイド部材G1,G2は、用紙Sの位置を軸方向に調整可能となっている。すなわち制御部30は、用紙Sの中心線の位置を用紙幅方向(ローラー軸方向)に調整して、ローラー軸方向における用紙Sの両端部と、折りナイフFn1,Fn2の凸部42のうち、両端部の内側方向で最も近い凸部42との距離を所定距離以内とする。
このようにして、第3実施形態に係る後処理装置B及び画像形成システム1によれば、第1実施形態と同様に、折りナイフFn1,Fn2の駆動負荷を低減すると共に、用紙のシワや破れを防止することができる。また、用紙両端部と凸部42との距離Lが所定距離以内とするにあたり、適切に制御することができる。さらには、用紙Sの坪量等の少なくとも1つの情報に基づいて所定距離を設定することで、より適切にシワや破れを防止することができる。
さらに、第3実施形態によれば、用紙位置をローラー軸方向に調整することで、用紙Sの両端部と凸部42との距離Lを所定距離以内とするため、折りナイフFn1,Fn2等の機構については従前の機構を使用することができる。
以上、本発明に係る画像形成装置を実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよいし、可能であれば各実施形態に記載の技術を組み合わせてもよい。
例えば、第1実施形態と第3実施形態とを組み合わせて以下のように構成してもよい。すなわち、折りナイフFn1,Fn2は伸縮可能に構成されており、折りナイフFn1,Fn2の一端側のみを伸縮させて、所定距離以内とするようにしてもよい。この場合、制御部30は、例えば第3実施形態のように2つのガイド部材G1,G2を制御して、用紙Sの他端側が凸部42aに対して所定距離以内になるように用紙Sを誘導する。次に、制御部30は、折りナイフFn1,Fn2の一端側のみを伸縮させて、用紙端部と凸部42aとの距離を所定距離以内とする。このように折りナイフFn1,Fn2の一端側のみを伸縮させて、用紙Sのシワや破れを防止するようにしてもよい。なお、この場合において、折りナイフFn1,Fn2は両端側が伸縮可能でなくともよく、一端側のみで伸縮可能に構成されていればよい。
さらに、上記実施形態において後処理装置Bは、画像形成装置Aの後段に接続されるものに限らず、画像形成装置Aに接続されず画像形成後の用紙Sに単独で後処理を行うオフラインフィニッシャーに適用されてもよい。この場合、オフラインフィニッシャーには、用紙Sの用紙幅、坪量等の情報を取得する手段を備えておけばよい。
1 :画像形成システム
10 :用紙折り部
20 :ステープル部
21 :用紙載置部
22 :ステープラー
30 :制御部
40 :櫛歯部
41 :凹部
42,42a,42b :凸部
A :画像形成装置
B :後処理装置
Fn1,Fn2 :折りナイフ
Fr1〜Fr3 :折りローラー
K1〜K3 :個別ナイフ
S :用紙

Claims (3)

  1. 互いに圧接された一対の折りローラーと、
    前記一対の折りローラーの軸方向に連続的に凹部と凸部とが形成された櫛歯部を有し、当該櫛歯部が用紙と共に前記一対の折りローラー間に挿入されることで当該用紙に折り目を付ける折りナイフと、
    用紙を所定の幅方向位置に誘導する用紙幅整合部と、
    前記軸方向における用紙の長さとなる用紙幅、又は、用紙の両端部の位置を検出する検出手段により検出された用紙の両端部の位置の情報である幅情報を入力し、前記用紙幅整合部により所定の幅方向位置に誘導された用紙と共に前記折りナイフの前記櫛歯部を前記一対の折りローラー間に挿入させる際に、当該誘導された用紙の両端部のそれぞれにおいて用紙の端部と前記折りナイフの凸部のうち前記端部よりも用紙内側方向で最も近い凸部との距離が減少するように制御する制御部と、を備え、
    前記折りナイフは、その両端側に、前記凸部を有すると共に前記軸方向にスライド移動する板材を有し、両端側の前記板材のスライド移動によって前記軸方向に伸縮可能に構成され、
    前記制御部は、前記幅情報に基づき両端側の前記板材をスライド移動させて、当該誘導された用紙の両端部のそれぞれにおいて、用紙の端部と前記折りナイフの凸部のうち前記端部よりも用紙内側方向で最も近い凸部との距離を減少させる
    ことを特徴とする後処理装置。
  2. 互いに圧接された一対の折りローラーと、
    前記一対の折りローラーの軸方向に連続的に凹部と凸部とが形成された櫛歯部を有し、当該櫛歯部が用紙と共に前記一対の折りローラー間に挿入されることで当該用紙に折り目を付ける折りナイフと、
    用紙を所定の幅方向位置に誘導する用紙幅整合部と、
    前記軸方向における用紙の長さとなる用紙幅、又は、用紙の両端部の位置を検出する検出手段により検出された用紙の両端部の位置の情報である幅情報を入力し、前記用紙幅整合部により所定の幅方向位置に誘導された用紙と共に前記折りナイフの前記櫛歯部を前記一対の折りローラー間に挿入させる際に、当該誘導された用紙の両端部のそれぞれにおいて用紙の端部と前記折りナイフの凸部のうち前記端部よりも用紙内側方向で最も近い凸部との距離が減少するように制御する制御部と、を備え、
    前記折りナイフは、少なくとも一端側に前記凸部を有すると共に前記軸方向にスライド移動する板材を有し、少なくとも一端側の前記板材のスライド移動によって前記軸方向に伸縮可能に構成され、
    前記制御部は、前記用紙幅整合部を制御して、用紙の他端部と前記折りナイフの他端側の凸部との距離が減少するように用紙を誘導し、且つ、前記幅情報に基づき一端側の前記板材をスライド移動させて、当該誘導された用紙の一端部と一端側の前記板材の凸部との距離が減少するように制御する
    ことを特徴とする後処理装置。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載の後処理装置と、
    用紙に対して画像を形成して前記後処理装置に供給する画像形成装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
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