JP6582935B2 - モータ制御装置及びこれを備えた電動パワーステアリング装置 - Google Patents
モータ制御装置及びこれを備えた電動パワーステアリング装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6582935B2 JP6582935B2 JP2015234887A JP2015234887A JP6582935B2 JP 6582935 B2 JP6582935 B2 JP 6582935B2 JP 2015234887 A JP2015234887 A JP 2015234887A JP 2015234887 A JP2015234887 A JP 2015234887A JP 6582935 B2 JP6582935 B2 JP 6582935B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- torque
- steering
- command value
- unit
- control unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
Description
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、より簡易な構成で1対の検出コイルの短絡によるトルクセンサの非作動状態を検出することが可能なモータ制御装置及びそれを備えた電動パワーステアリング装置を提供することを目的としている。
また、上記目的を達成するために、本発明の第2の態様に係る電動パワーステアリング装置は、上記第1の態様に係るモータ制御装置を備える。
また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
(構成)
本実施形態に係る車両1は、図1に示すように、左右の転舵輪となる前輪4FR及び4FLと後輪4RR及び4RLとを備えている。前輪4FR及び4FLは、電動パワーステアリング装置3によって転舵される。
本実施形態に係る電動パワーステアリング装置3は、図1に示すように、ステアリングホイール31と、ステアリングシャフト32と、第1のユニバーサルジョイント34と、ロアシャフト35と、第2のユニバーサルジョイント36とを備える。
電動パワーステアリング装置3は、更に、ピニオンシャフト37と、ステアリングギヤ38と、タイロッド39と、ナックルアーム40と、操舵角センサ43と、トルクセンサ100とを備える。
ステアリングホイール31に運転者から作用された操舵力は、ステアリングシャフト32に伝達される。
また、ピニオンシャフト37の出力軸37bには、操舵補助力を出力軸37bに伝達する操舵補助機構41が連結されている。
操舵補助機構41は、出力軸37bに連結したウォームギヤ機構で構成される減速ギヤ42と、この減速ギヤ42に連結された操舵補助力を発生する電動モータ200と、電動モータ200のハウジングに固定支持されたコントロールユニット(ECU)300とを備えている。
モータロータはモータ回転軸に固定されており、モータステータのコイルにコントロールユニット300を介して3相交流電流を流すことでモータステータの各歯が所定の順序に励磁されてモータロータが回転し、この回転に伴ってモータ回転軸が回転する。
トルクセンサ100は、ステアリングホイール31に付与されて入力軸37aに伝達された操舵トルクTsを検出する。このトルクセンサ100が検出した操舵トルクTsは、コントロールユニット300に入力される。
コントロールユニット300は、マイクロコントローラを含んで構成され、車載電源であるバッテリー52から電源供給されることによって作動する。ここで、バッテリー52の負極は接地され、その正極はエンジン始動を行うイグニッションスイッチ53(以下、「IGNスイッチ53」と記載する場合がある)を介してコントロールユニット300に接続されると共に、IGNスイッチ53を介さず直接、コントロールユニット300に接続されている。
自動運転制御装置55は、車両1に搭載された不図示のカメラや距離センサなどの信号に基づき自動運転制御のための目標操舵角θs*を生成し、生成した目標操舵角θs*をコントロールユニット300に出力する。また、自動運転制御に切り換わったことを識別する信号、例えばドライバによって自動運転作動用のボタンやスイッチ等が操作されることで出力される信号に基づき切替指令を生成する。そして、生成した切替指令をコントロールユニット300に出力する。
図2において、符号5はハウジングであって、このハウジング5は、入力軸側ハウジング部5aと出力軸側ハウジング部5bとに2分割された構造を有する。入力軸側ハウジング部5aの内部には、入力軸37aが軸受6aによって回転自在に支持されている。また、出力軸側ハウジング部5bの内部には出力軸37bが軸受6b及び6cによって回転自在に支持されている。
入力軸37a、トーションバー30及び出力軸37bは同軸に配置されており、入力軸37aとトーションバー30とはピン結合し、また、トーションバー30と出力軸37bとはスプライン結合している。
また、出力軸37bには、これと同軸で且つ一体に回転するウォームホイール7が固着されており、電動モータ200で駆動されるウォーム8と出力軸側ハウジング部5b内で噛合している。ウォームホイール7は金属製のハブ7aに合成樹脂製の歯部7bが一体的に固定されている。電動モータ200の回転力は、ウォーム8及びウォームホイール7を介して出力軸37bに伝達され、電動モータ200の回転方向を適宜切り換えることにより、出力軸37bに任意の方向の操舵補助トルクが付与される。
トルク検出部10は、入力軸37aに形成されたセンサシャフト部11と、入力軸側ハウジング部5aの内側に配置された1対の検出コイルL1及びL2と、両者の間に配置された円筒部材12とを備える。
センサシャフト部11は磁性材料で構成されており、センサシャフト部11の表面には、図3に示すように、軸方向に延びた複数(図3の例では9個)の凸条11aが円周方向に沿って等間隔に形成されている。また、凸条11aの間には溝部11bが形成されている。
円筒部材12には、前記したセンサシャフト部11の表面の凸条11aに対向する位置に、円周方向に等間隔に配置された複数個(図3では9個)の長方形の窓12aからなる第1の窓列と、この第1の窓列から軸方向にずれた位置に、窓12aと同一形状で、円周方向の位相が異なる複数個(図3では9個)の長方形の窓12bからなる第2の窓列とが設けられている。
ヨーク15a及び15bは、図2に示すように、入力軸側ハウジング部5aの内部に固定され、検出コイルL1,L2の出力線は、コイルボビン18に圧入されたコイル側端子にコイル先端部分を絡げて半田固定した状態で、基板スルーホールに挿入し、半田付けで接続されている。
即ち、図4に示すように、右操舵トルク発生時は、円筒部材12が時計方向に回転するから、操舵トルクTsが増大するに従って検出コイルL1のインダクタンスL1iは増加し、検出コイルL2のインダクタンスL2iは減少する。また、左操舵トルク発生時は、円筒部材12が反時計方向に回転するから、操舵トルクTsが増大するに従って検出コイルL1のインダクタンスL1iは減少し、検出コイルL2のインダクタンスL2iは増加する。
次に、トルクセンサ100とコントロールユニット300との電気的な接続関係について説明する。
トルクセンサ100は、図5に示すように、1対の検出コイルL1,L2とトルクセンサ回路150とで構成され、検出コイルL1,L2とトルクセンサ回路150とはピンP1〜P4を介して接続されている。トルクセンサ回路150とコントロールユニット300とは接地部TS−GND(グランド)で共通接続されると共に、コントロールユニット300からトルクセンサ回路150へ回路用の電源電圧TS−Vcc、定電圧用の基準電圧TS−Vrefが供給され、トルクセンサ回路150からコントロールユニット300へ操舵トルクTsを示すメイントルク信号TS−Main及びサブトルク信号TS−Subが入力される。
次に、トルクセンサ回路150の詳細な構成を説明する。
トルクセンサ回路150は、図6に示すように、操舵トルクTsを検出するブリッジ回路BLDを備える。
このブリッジ回路BLDは、検出コイルL1及び抵抗Z1,Z2が直列に接続された第1アームと、検出コイルL2及び抵抗Z3,Z4が直列に接続された第2アームとから構成されている。
更に、トルクセンサ回路150は、電流増幅部151と、発振部152と、メイン増幅全波整流部153と、サブ増幅全波整流部154と、メイン平滑中立調整部155と、サブ平滑中立調整部156と、監視部160と、回路要素161と、定電圧供給部162と、ノイズフィルタ163とを備える。
発振部152は、定電圧供給部162からの定電圧(基準電圧TS−Vref)の供給を受けて所定周波数の交流電圧を発振出力し、電流増幅部151は、発振部152の出力する交流電圧を増幅する。この増幅された交流電圧Voscが第1アーム及び第2アームに供給される。
検出コイルL1の接合点P1の電圧V3と、検出コイルL2の接合点P3の電圧V4とは、メイン増幅全波整流部153に入力される。そして、メイン増幅全波整流部153は、電圧V3と電圧V4をこれらの差分の電圧信号に変換し増幅すると共に整流する。更に、整流後の電圧信号は、メイン平滑中立調整部155に入力され、メイン平滑中立調整部155は、この電圧信号の出力波形を調整し、調整後の電圧信号をノイズフィルタ163に入力する。ノイズフィルタ163は、入力された電圧信号のノイズ成分を低減し、ノイズ低減後の電圧信号を、メイントルク信号TS−Mainとして出力する。
メイントルク信号TS−Main及びサブトルク信号TS−Subは、コントロールユニット300に入力され、その差が零であるか零以外であるかを診断する。そして、零の場合はブリッジ回路BLDを構成する回路要素は正常であると診断し、差が零以外の信号の場合は、ブリッジ回路BLDを構成する回路要素が故障していると診断して、必要な処置、例えば警告表示をするほか、操舵トルクTsを無効にするなどの処理をする。
この短絡による故障は、上述した差分による故障診断では検出することができない。そのため、本実施形態では、この短絡によるトルクセンサ100の非作動状態を検出する機能を有するプログラム(以下、「作動確認用プログラム」と記載する場合がある)を含むモータ制御プログラムが、コントロールユニット300に実装されている。
次に、コントロールユニット300の具体的な機能構成について説明する。
コントロールユニット300は、図7に示すように、指令値演算部21と、指令値補償部22と、モータ制御部23と、舵角制御部24と、切替部25と、作動確認部26とを備えている。
指令値演算部21は、操舵補助指令値演算部61と、位相補償部62と、トルク微分回路63と、を備える。
トルク微分回路63は、操舵トルクTsを微分した操舵トルク変化率をもとに操舵トルクTsに対する補償値を算出し、これを加算器78に出力する。
指令値補償部22は、角速度演算部71と、角加速度演算部72と、収斂性補償部73と、慣性補償部74と、SAT推定フィードバック部75と、を少なくとも備える。
収斂性補償部73は、角速度演算部71で演算したモータ角速度ωを入力し、車両1のヨーの収斂性を改善するためにステアリングホイール31が振れ回る動作に対して、ブレーキをかけるように、収斂性補償値Icを算出する。
慣性補償部74は、電動モータ200の慣性により発生するトルク相当分を補償して慣性感又は制御応答性の悪化を防止するための慣性補償値Iiを算出する。
そして、加算器76は、慣性補償部74で算出した慣性補償値IiとSAT推定フィードバック部75で算出したセルフアライニングトルクSATとを加算し、その結果を加算器77に出力する。
加算器77は、加算器76の加算結果と収斂性補償部73で算出した収斂性補償値Icとを加算し、その結果を指令補償値Icomとして加算器78に出力する。
モータ制御部23は、電動モータ200の実電流を検出する電流検出器80と、電流指令値演算部81と、減算器82と、電流制御部83と、モータ駆動部85と、を備える。
電流指令値演算部81は、加算器78が出力した操舵補助指令値(操舵補助トルク指令値)から電動モータ200の第1の電流指令値Ireftを演算する。そして、演算した第1の電流指令値Ireftを切替部25に出力する。
電流制御部83は、上記電流偏差に対して比例積分(PI)演算を行って電圧指令値を出力するフィードバック制御を行う。即ち、上記電流偏差が「0」となるように演算された電圧指令値をモータ駆動部85に出力する。
モータ駆動部85は、電動モータ200に駆動電流を供給するためのインバータ回路(不図示)を備えている。モータ駆動部85は、電流制御部83が出力した電圧指令値に基づいてデューティ演算を行い、電動モータ200の駆動指令となるデューティ比を演算する。そして、そのデューティ比に基づいてインバータ回路を駆動して電動モータ200を駆動制御する。即ち、デューティ比によって制御された駆動電流を電動モータ200に供給する。
具体的に、舵角制御部24は、操舵トルクTsに基づき、予め設定したトルク閾値以上の操舵トルクTsに応じた目標操舵角補正値θhaを演算し、この目標操舵角補正値θhaによって目標操舵角θs*を補正する。そして、補正後の目標操舵角θs*と実操舵角θsとの差分を0とするための第2の電流指令値Irefmを演算する。
切替部25は、自動運転制御装置55からの切替指令Asに応じて、作動確認部26に出力する電流指令値を、第1の電流指令値Ireft及び第2の電流指令値Irefmのいずれか一方に切り換える。例えば、切替指令Asの値が「0」のときは、第1の電流指令値Ireftに切り換え、「1」のときは、第2の電流指令値Irefmに切り換える。
次に、作動確認部26の機能構成を説明する。
作動確認部26は、図8に示すように、トルク変動判定部260と、作動判定部261と、電流指令値制御部262とを備える。なお、これら各機能部の機能は、コントロールユニット300の備えるプロセッサ(不図示)によって上述した作動確認用プログラムを実行することで実現される。
トルク変動判定部260は、操舵角センサ43の出力及びトルクセンサ100の出力を監視し、操舵角センサ43で検出される操舵角θsに変化がある毎に、この変化に対してトルクセンサ100から出力される操舵トルクTsに変動があるか否かを判定する。
また、変化の有無については、微分値が予め設定した閾値以上のときに変化ありと判定し閾値未満のときに変化なしと判定するなど操舵角θsの分解能やノイズ環境等に応じて閾値を設定する構成としてもよい。
また、本実施形態のトルク変動判定部260は、操舵角θsと同様に、操舵トルクTsの微分値を演算し、この微分値に基づき操舵トルクTsの変動の有無を判定する。例えば、現在の操舵トルクTs(t)から、1つ前に取得した操舵トルクTs(t−1)を減算することで微分値を演算する。トルク変動の有無についても上記操舵角θsの変化と同様に閾値との比較で判定するようにしてもよい。
作動判定部261は、トルク変動判定部260からのトルク変動情報TCに基づき、トルクセンサ100が1対の検出コイルL1及びL2の短絡によって非作動状態となっているか否かを判定する。
そして、作動判定部261は、トルクセンサ100が非作動状態であると判定すると、非作動状態であることを示す判定結果Tanを電流指令値制御部262に出力する。一方、非作動状態ではないと判定すると、作動状態であることを示す判定結果Tanを電流指令値制御部262に出力する。ここで、判定結果Tanは、例えば、値が「1」であるときにトルクセンサ100が非作動状態であることを示し、値が「0」であるときにトルクセンサ100が作動状態であることを示す情報である。
なお、この構成に限らず、電動パワーステアリング装置3が電磁クラッチによってステアリングシャフトへの動力(操舵補助トルク)の伝達及び遮断を行う機能を備えている場合は、電磁クラッチによって動力の伝達を遮断することでマニュアルステアリング状態を維持するようにしてもよい。
電流指令値制御部262は、トルクセンサ100が非作動状態ではない(作動状態である)と判定している期間では、切替部25からの第1の電流指令値Ireft又は第2の電流指令値Irefmを、そのまま第3の電流指令値Irefcとして減算器82に出力する。
次に、作動確認部26で実行する作動確認処理について説明する。なお、作動確認処理は、メインルーチンに呼び出されて実行されるサブルーチンである。
コントロールユニット300のプロセッサにおいて、作動確認処理が開始されると、図9に示すように、まず、ステップS100に移行する。
ステップS100では、トルク変動判定部260において、操舵角センサ43で検出される操舵角θsを取得して、ステップS102に移行する。
ステップS102では、トルク変動判定部260において、ステップS100で取得した操舵角θsと1つ前に取得した操舵角θsとに基づき微分演算を行い、この微分結果に基づき操舵角θsが変化したか否かを判定する。そして、変化したと判定した場合(Yes)は、ステップS104に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
ステップS106では、トルク変動判定部260において、ステップS104で取得した操舵トルクTsと1つ前に取得した操舵トルクTsとに基づき、操舵トルクTsの変動が無かったか否かを判定する。そして、変動が無かったと判定した場合(Yes)は、その結果を示すトルク変動情報TCを作動判定部261に出力して、ステップS108に移行する。一方、変動があったと判定した場合(No)は、その結果を示すトルク変動情報TCを作動判定部261に出力し、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
ステップS110では、電流指令値制御部262において、判定結果Tanからトルクセンサ100が非作動状態であると判定すると、自動運転制御装置55からの切替指令Asに基づき、現在自動運転制御が作動中であるか否かを判定する。そして、作動中であると判定した場合(Yes)は、ステップS112に移行し、そうでないと判定した場合(No)は、ステップS114に移行する。
一方、ステップS114に移行した場合は、電流指令値制御部262において、アシストトルクを「0」とする第3の電流指令値Irefcを減算器82に出力してマニュアルステアリング状態を維持して、一連の処理を終了し元の処理に復帰する。
次に、図10〜図11に基づき、本実施形態の動作について説明する。
IGNスイッチ53がオン状態となって、バッテリー52からコントロールユニット300を含む各種装置に電源が供給されると、操舵角センサ43、トルクセンサ100等を含む各種センサが検出を開始する。そして、操舵角センサ43から出力された操舵角θsと、トルクセンサ100から出力された操舵トルクTsとがコントロールユニット300に入力される。
加えて、コントロールユニット300でメインプログラムが実行され、作動確認処理が開始されると、トルク変動判定部260は、操舵角センサ43から出力される操舵角θsを取得し、取得した操舵角θsとコントロールユニット300の備えるRAM等のメモリに記憶された1つ前に取得した操舵角θsとに基づき操舵角θsの微分値を演算し、この微分値に基づき操舵角θsに変化があったか否かを判定する。
ここでは、図10(a)に示す操舵角θsの変化に対して、図12(b)に示すように、操舵トルクTsの変動があったとする。これにより、トルク変動判定部260は、トルク変動があったことを示すトルク変動情報TCを作動判定部261に出力する。
電流指令値制御部262は、入力された判定結果Tanに基づき、トルクセンサ100が作動状態であることから、入力される第1の電流指令値Ireft(現在、自動運転制御が作動していないとする)をそのまま第3の電流指令値Irefcとして減算器82に出力する。
これにより、トルク変動判定部260において、トルクセンサ100から出力される操舵角θsの変化に対応する操舵トルクTsが取得され、操舵トルクTsの変動があったか否かが判定される。ここでは、図10(c)に示すように、操舵トルクTsの変動が無かったとする。これにより、トルク変動判定部260は、トルク変動が無かったことを示すトルク変動情報TCを作動判定部261に出力する。
作動判定部261は、入力されたトルク変動情報TCに基づき、トルク出力に変動が無かったことからトルクセンサ100は非作動状態であると判定する。そして、非作動状態であることを示す判定結果Tanを電流指令値制御部262に出力する。
ここでは、自動運転制御が作動しているため、電流指令値制御部262は、現在の第2の電流指令値Irefmに基づき、例えば、図11に示すように、現在のモータ駆動電流が徐々に小さくなるように第2の電流指令値Irefmを徐々に小さくした値の第3の電流指令値Irefcを減算器82に出力する。これにより、アシストトルクを徐々に小さくしていってマニュアルステアリング状態に移行する。マニュアルステアリング状態に移行後は、値「0」の第3の電流指令値Irefcを減算器82に出力してマニュアルステアリング状態を維持し、以降の自動運転制御の作動を禁止する。
なお、この構成に限らず、自動運転制御の作動を禁止する信号を自動運転制御装置55に出力して、自動運転制御装置55側で作動を禁止する処理(例えば、切替指令Asを「0」に固定等)を行う構成とするなど他の構成としてもよい。
ここで、コントロールユニット300はモータ制御装置に対応し、電流指令値演算部81は電流指令値演算部に対応し、減算器82、電流制御部83及びモータ駆動部85はモータ制御部に対応し、トルク変動判定部260はトルク変動判定部に対応し、作動判定部261は作動確認部に対応し、舵角制御部24は舵角制御部に対応する。
(1)本実施形態に係るコントロールユニット300は、電流指令値演算部81が、ステアリングシャフト32に入力される操舵トルクTsに応じて互いに逆方向にインピーダンスが変化する1対の検出コイルL1及びL2と、1対の検出コイルL1及びL2に直列接続されてブリッジ回路BLDを形成する1対の抵抗Z1,Z2及びZ3,Z4とを有し、ブリッジ回路BLDの電圧に基づいて操舵トルクTsを検出するトルクセンサ100で検出した操舵トルクTsに基づき操舵補助用の第1の電流指令値Ireftを演算する。減算器82、電流制御部83及びモータ駆動部85が、電流指令値演算部81で演算した第1の電流指令値Ireftに基づき、ステアリングシャフト32に与える操舵補助トルクを発生する電動モータ200を駆動制御する。トルク変動判定部260が、ステアリングホイール31の操舵角θsを検出する操舵角センサ43で検出された操舵角θsの変化に応じて、トルクセンサ100で検出される操舵トルクTsが変動したか否かを判定する。作動判定部261が、トルク変動判定部260の判定結果(トルク変動情報TC)に基づき、トルクセンサ100で検出される操舵トルクTsが変動したと判定した場合にトルクセンサ100は作動状態であると判定し、トルクセンサ100で検出される操舵トルクTsが変動しなかったと判定した場合にトルクセンサ100は1対の検出コイルL1及びL2の短絡による非作動状態であると判定する。
これによって、既存のハードウェア構成を利用した簡易な演算処理や判定処理によってトルクセンサ100が非作動状態となっているか否かを判定することが可能となるので、非作動状態の判定に必要な機能の一部又は全部をソフトウェアによって容易に実装することが可能となる。即ち、既存のセンサ出力を利用して非作動状態の発生の有無を判定することが可能となるので、信号を入力するための回路等が不要となり、従来と比較して、簡易な構成でトルクセンサ100の作動状態を確認することが可能となる。
この構成であれば、自動運転制御が作動中にトルクセンサ100が非作動状態となることによる不具合の発生を低減することが可能となる。
この構成であれば、トルクセンサ100が非作動状態であると判定されたときに、自動運転制御が作動している場合は、自動運転制御(舵角制御)を即座に停止せずに徐々に停止状態へと移行させることが可能となる。
これによって、例えば、自動運転制御による操舵角の制御が行われている最中に、いきなり舵角制御を停止してマニュアルステアリング状態へと移行するようなことを防ぐことが可能となる。
この構成であれば、上記(1)〜(3)に記載のコントロールユニット300と同等の作用及び効果を得られる。
(1)上記実施形態では、電動モータ200として、3相ブラシレスモータを例に挙げて説明したが、この構成に限らず、電動モータ200を、4相以上のブラシレスモータから構成したり、ブラシモータから構成したりするなど他の構成としてもよい。
(2)上記実施形態では、本発明をピニオンアシスト式の電動パワーステアリング装置に適用した例を説明したが、この構成に限らず、例えば、コラムアシスト式又はラックアシスト式の電動パワーステアリング装置に適用する構成としてもよい。
Claims (3)
- モータ制御装置であって、
ステアリングシャフトに入力されるトルクに応じて互いに逆方向にインピーダンスが変化する1対の検出コイルと、前記1対の検出コイルに直列接続されてブリッジ回路を形成する1対の抵抗とを有し、前記ブリッジ回路の電圧に基づき前記トルクを検出するトルクセンサで検出されるトルクに基づき操舵補助用の第1の電流指令値を演算する電流指令値演算部と、
前記電流指令値演算部で演算した前記第1の電流指令値に基づき、前記ステアリングシャフトに与える操舵補助トルクを発生する電動モータを駆動制御するモータ制御部と、
ステアリングホイールの操舵角を検出する操舵角センサで検出される操舵角の変化に応じて、前記トルクセンサで検出されるトルクが変動したか否かを判定するトルク変動判定部と、
前記トルク変動判定部の判定結果に基づき、トルクが変動したと判定した場合に前記トルクセンサは作動状態であると判定し、トルクが変動しなかったと判定した場合に前記トルクセンサは非作動状態であると判定する作動確認部と、
前記モータ制御装置を備える電動パワーステアリング装置の搭載された車両の備える自動運転制御装置からの目標操舵角と、前記操舵角センサで検出された操舵角とに基づき自動運転制御用の第2の電流指令値を演算する舵角制御部と、を備え、
前記モータ制御部は、前記舵角制御部で演算した第2の電流指令値に基づき前記電動モータを駆動制御する自動運転制御を行い、
前記モータ制御装置は、前記トルクセンサが非作動状態であると判定されると、前記自動運転制御の作動前は以降の前記自動運転制御の作動を禁止し、前記自動運転制御が作動中は強制的にマニュアルステアリング状態へと移行してから以降の前記自動運転制御の作動を禁止する前記電動モータの駆動制御を行う自動運転作動制御部を、備えるモータ制御装置。 - 前記自動運転作動制御部は、前記自動運転制御が作動中に前記トルクセンサが非作動状態であると判定されると、現在の前記第2の電流指令値を徐々に小さくすることで前記電動モータに入力する駆動電流を徐変してマニュアルステアリング状態へと移行する制御を行う請求項1に記載のモータ制御装置。
- 請求項1又は2に記載のモータ制御装置を備える電動パワーステアリング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015234887A JP6582935B2 (ja) | 2015-12-01 | 2015-12-01 | モータ制御装置及びこれを備えた電動パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015234887A JP6582935B2 (ja) | 2015-12-01 | 2015-12-01 | モータ制御装置及びこれを備えた電動パワーステアリング装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017100547A JP2017100547A (ja) | 2017-06-08 |
| JP6582935B2 true JP6582935B2 (ja) | 2019-10-02 |
Family
ID=59015835
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2015234887A Active JP6582935B2 (ja) | 2015-12-01 | 2015-12-01 | モータ制御装置及びこれを備えた電動パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP6582935B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2998864B2 (ja) * | 1991-12-25 | 2000-01-17 | アイシン精機株式会社 | 車輌の自動操舵制御装置 |
| JP4806941B2 (ja) * | 2005-03-10 | 2011-11-02 | 日本精工株式会社 | パワーステアリング制御装置 |
| JP4419997B2 (ja) * | 2006-08-28 | 2010-02-24 | トヨタ自動車株式会社 | 電動パワーステアリング装置 |
| JP2009090747A (ja) * | 2007-10-05 | 2009-04-30 | Nsk Ltd | 電動パワーステアリング装置 |
-
2015
- 2015-12-01 JP JP2015234887A patent/JP6582935B2/ja active Active
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2017100547A (ja) | 2017-06-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN102762435B (zh) | 电动动力转向装置 | |
| CN104755358B (zh) | 用于车辆的转向控制系统和用于车辆的转向控制方法 | |
| EP2599687B1 (en) | Vehicle steering system | |
| WO2012093679A1 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| US9610973B2 (en) | Motor-driven power steering apparatus | |
| EP2942264A1 (en) | Electric power steering device | |
| CN101121414A (zh) | 电动转向设备 | |
| CN105667584A (zh) | 控制设备 | |
| JP5416722B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| JP2010184669A (ja) | 電動パワーステアリング装置の制御装置 | |
| JP2009184370A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| JP2017103899A (ja) | モータ制御装置及びそれを備えた電動パワーステアリング装置 | |
| WO2020183838A1 (ja) | 車両用操向装置 | |
| JP6326171B1 (ja) | 操舵制御装置、電動パワーステアリング装置 | |
| JP6582935B2 (ja) | モータ制御装置及びこれを備えた電動パワーステアリング装置 | |
| JP5427797B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| JP4627012B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| JP5427796B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| JP4635661B2 (ja) | 車両用操舵装置 | |
| JP6252059B2 (ja) | ステアリング制御装置 | |
| JP2012112778A (ja) | 故障検出装置、故障検出方法および電動パワーステアリング装置 | |
| JP5181540B2 (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| JP6164073B2 (ja) | トルクセンサ及びそれを搭載した電動パワーステアリング装置 | |
| JP2012017026A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
| JP2013244798A (ja) | 電動パワーステアリング装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180726 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190527 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190604 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190723 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190806 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190819 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6582935 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |