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JP6584294B2 - 穴加工位置指定システム - Google Patents
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本発明は、電子機器収納用キャビネットへの穴加工位置指定システムに関するものである。
電子機器収納用キャビネットには用途、構造、サイズ等に応じて多数のメーカー標準品が設定されている。また電子機器収納用キャビネットには、顧客の要望に応じて、操作スイッチ、計測機器、冷却装置等を取付けるための穴加工が必要な場合が多い。
そこで特許文献1に示されるように、顧客が通信回線を通じてメーカーのデータベースにアクセスし、最適なキャビネットを選択するとともに、希望する穴加工をキャビネット上に指定できる穴加工位置指定システムが開発されている。
この特許文献1のシステムは、キャビネットデータベースから選択されたキャビネット形状に、穴形状パターンを組み合わせてレイアウト画面上に表示することができるようになっている。またキャビネットには強度上の問題等によって穴加工が不可能な領域が存在するため、レイアウト画面上に穴加工禁止領域を表示できるようになっている。
顧客は選択した穴形状パターンを穴加工禁止領域に掛からないようにレイアウト画面上で移動させ、キャビネット形状の適正な位置に配置しなければならない。しかしキャビネットの同一面に複数の穴形状パターンを配置する場合には、相互の間隔を揃えたり、同一直線上に配置したりすることが好ましいのであるが、これらの点にも配慮しながらマウス操作で穴形状パターンを移動させることは必ずしも容易ではなく、穴加工位置指定の作業性がよくないという問題があった。
特開2014−222452号公報
従って本発明の目的は上記した従来の問題点を解決し、キャビネット形状への穴加工位置指定作業をレイアウト画面上で作業性よく行えるようにした穴加工位置指定システムを提供することである。
上記の課題を解決するためになされた本発明は、キャビネットの形状を記憶させたキャビネットデータベースと、キャビネットに加工される穴形状の形状パターンを記憶させた形状パターンデータベースと、前記キャビネットデータベースから選択されたキャビネット形状に、前記形状パターンデータベースから選択された形状パターンを組み合わせてレイアウト画面上に表示する演算表示手段とを備えた穴加工位置指定システムであって、前記演算表示手段は、レイアウト画面上にグリッド線を表示するグリッド線表示手段と、レイアウト画面上に表示された形状パターンの位置を変更する形状パターン移動手段とを備え、この形状パターン移動手段は、形状パターンの中心をグリッド線上に移動させる機能を有するものであることを特徴とするものである。
なお請求項2のように、前記グリッド線表示手段は、グリッド線の間隔を変更する間隔変更手段を備えることが好ましい。
本発明の穴加工位置指定システムによれば、グリッド線表示手段によってレイアウト画面上に表示されたグリッド線上に穴形状パターンを配置することができるため、操作性を大きく向上させることができる。また、グリッド表示を利用して、複数の穴形状パターンの相互の間隔を把握し易く、複数の穴形状パターンを同一直線上に配置することも容易に行うことができる。
また請求項2の穴加工位置指定システムによれば、取付ける機器に応じてグリッド線の間隔を変更することができるので、操作性を更に高めることができる。
実施形態のシステムの全体構成を示すブロック図である。 レイアウト画面の一例を示す説明図である。 機器のシンボルの一例を示す図である。 形状パターンの中心位置を示す図である。 グリッド線の変更例を示す説明図である。 ドラッグ操作による移動例を示す図である。 ドラッグ操作による移動例を示す図である。 矢印キーの操作による移動例を示す図である。 矢印キーの操作による移動例を示す図である。 形状パターンの移動ステップを示す図である。
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。
図1は実施形態のシステムの全体構成を示すもので、1はメーカー側のサーバ、2はこのサーバ1とネットワーク3を介して接続可能な顧客側の端末である。ネットワーク3はインターネット回線が代表的なものであるがこれに限定されるものではなく、メーカーと顧客間の専用回線であっても差し支えない。
端末2にはモニター4と、キーボードなどの入力手段5と、マウスに代表される移動手段6が接続されている。これらは周知の機器を適宜用いることができる。移動手段6として、キーボードの矢印キーを使用することもできる。
メーカー側のサーバ1は、記憶手段7と演算表示手段8とを備えている。記憶手段7には、キャビネットの形状を記憶させたキャビネットデータベース9と、キャビネットに加工される穴形状パターンを記憶させた形状パターンデータベース10とが記憶されている。キャビネットデータベース9は、メーカーが標準品としている多数のキャビネットのそれぞれについて、品番、形状、図面データ、価格等を登録したデータベースである。図面データはキャビネットの6面の図面を含むものである。
形状パターンデータベース10は、図2の右側に表示されたような、様々な穴形状のデータを登録したデータベースである。例えば、丸穴、長丸穴、ねじ下穴付き丸穴などである。本発明では各形状パターンの中心を原点とする。図2では使用頻度の高い穴形状の形状パターンが表示されているが、これらに限定されるものではなく、穴形状の形状パターンには、穴形状のみからなるものに限られず、穴形状を含んだ機器のシンボルも含まれる。
図3は穴形状を含んだ機器のシンボルの一例を示すもので、この例では換気用機器である。この形状パターンの中心は×印で示されている。しかし本明細書において形状パターンの中心とは、形状パターン毎に定められた点を意味するものとし、必ずしも穴形状の中心に限らない。例えば図4に示す形状パターンでは、×印で示される形状パターンの中心は、全体の中心とは別の位置に設定されている。
図1に示すように、演算表示手段8には、対象選択手段11、形状パターン選択手段12、形状パターン移動手段13、グリッド線表示手段14、表示手段15等が含まれる。
対象選択手段11は、端末2の入力手段5から顧客が入力した情報に基づいて、キャビネットデータベース9から指定されたキャビネットを選択する。顧客がキャビネットの品番を直接指定した場合には指定されたキャビネットをキャビネットデータベース9から読み出すだけでよいが、品番が不明であり、顧客がサイズのみを入力したような場合には、サイズが一致するか、サイズが最も近いキャビネットをキャビネットデータベース9から読み出す。読み出されたキャビネットの図面は、表示手段15によって図2のようにレイアウト画面上に表示される。
形状パターン選択手段12は、端末2の入力手段5から顧客が入力した情報に基づいて、形状パターンデータベース10からキャビネットに加工される穴形状の形状パターンを読み出す。読み出された形状パターンには予め中心の初期位置(X、Y)が与えられており、レイアウト画面上の(X、Y)の位置に仮表示される。初期位置(X、Y)は、例えばレイアウト画面のセンターとすることができる。
次に形状パターン移動手段13によってキャビネットの図面上で形状パターンを移動させる。顧客は端末5のマウスやキーボードの矢印キーなどの移動手段6を操作し、サーバ1の形状パターン移動手段13に移動信号を送信して形状パターンを所望位置に移動させるのであるが、本発明ではその操作を容易にするため、グリッド線表示手段14がレイアウト画面上に、図2に示すようにグリッド線を表示させる。なお表示させるグリッド線の間隔は、グリッド線表示手段14内の間隔変更手段16によって、自由に変更することができる。例えば図3に示すように、10mm間隔、5mm間隔、1mm間隔等である。
形状パターン移動手段13は、表示された形状パターンの中心を、グリッド線上に移動させる機能を有する。すなわち、最初に仮表示された位置は必ずしもグリッド線上にあるとは限らないが、マウスによるドラッグを行なうと形状パターンの中心がグリッド線上に移動し、停止する。移動方向によっては、形状パターンの中心はグリッド線の交点に移動する。その後は形状パターンの中心は常にグリッド線上を移動し、グリッド線の中間には停止しない。
またキーボードの矢印キーを押すと、形状パターンの中心は矢印の方向で最も近いグリッド線上に移動し、その後は常にグリッド線上を移動する。また一度グリッド線の交点に移動した後は、常にグリッド線の交点上を移動する。
図6〜図9にその具体例を示す。図6は10mm間隔のグリッド線が表示されたレイアウト画面上において、中心が(210、340)の位置にある形状パターンを下側にドラッグした例を示す。先ず中心は(210、330)の位置に移動し、さらに下側にドラッグすると中心は(210、320)の位置に移動する。もちろん、上方向、左右方向への移動も同様に行われる。
図7は、ドラッグ操作により複数穴をまとめて移動させた例を示している。
図8は矢印キーによる移動の例を示している。開始位置はグリッド線の中間の(215、335)の位置にあるが、下向きの矢印キーを押すとグリッド線上の(215、330)の位置に移動し、さらに下向きの矢印キーを押すとグリッド線上の(215、320)の位置に移動する。なお更に右方向の矢印キーを押すと、グリッドの交点である(220、320)の位置に移動する。
図9は、矢印キーにより複数穴をまとめて移動させた例を示している。
以上に説明した形状パターンの移動ステップを、図10にまとめた。ST1において形状パターンを選択すると、レイアウト画面上に形状パターンが表示される(ST2)。このとき形状パターンには、配置位置の初期値(X、Y)が与えられる。移動すると配置位置は(X+α、Y+β)に変わる。ST3でグリッド線の間隔を調整することで、移動距離αとβの増加量が変更され、それに応じて形状パターンの移動(ST4)が行なわれ、停止(ST5)で形状パターンの配置位置が決定される。
なお、グリッド線の間隔を途中で変更した場合にも、既に配置された形状パターンの位置に影響しないものとする。例えばグリッド線の間隔を5mmに設定して第1の形状パターンを配置した後、グリッド線の間隔を10mmに設定して第2の形状パターンを移動させた場合にも、第1の形状パターンは動かず、新たに配置される第2の形状パターンのみが10mm間隔のグリッド線上を移動する。これによって各形状パターンを任意の間隔のグリッド線上を移動させることが可能となり、複数の穴を同一直線上に配置することも容易となる。
以上に説明したように、本発明によれば選択された形状パターンの中心がグリッド線上を移動するようにしたので、キャビネット形状への穴加工位置指定作業をレイアウト画面上で作業性よく行なうことができる利点がある。
1 サーバ
2 端末
3 ネットワーク
4 モニター
5 入力手段
6 移動手段
7 記憶手段
8 演算表示手段
9 キャビネットデータベース
10 形状パターンデータベース
11 対象選択手段
12 形状パターン選択手段
13 形状パターン移動手段
14 グリッド線表示手段
15 表示手段
16 間隔変更手段

Claims (2)

  1. キャビネットの形状を記憶させたキャビネットデータベースと、キャビネットに加工される穴形状の形状パターンを記憶させた形状パターンデータベースと、前記キャビネットデータベースから選択されたキャビネット形状に、前記形状パターンデータベースから選択された形状パターンを組み合わせてレイアウト画面上に表示する演算表示手段とを備えた穴加工位置指定システムであって、
    前記演算表示手段は、レイアウト画面上にグリッド線を表示するグリッド線表示手段と、レイアウト画面上に表示された形状パターンの位置を変更する形状パターン移動手段とを備え、この形状パターン移動手段は、形状パターンの中心をグリッド線上に移動させる機能を有するものであることを特徴とする穴加工位置指定システム。
  2. 前記グリッド線表示手段は、グリッド線の間隔を変更する間隔変更手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の穴加工位置指定システム。
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