JP6589498B2 - 温度センサ - Google Patents
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Description
すなわち、金属ケースのネジ部等によって被検知体に取り付けられた温度センサでは、被検知体との接触部分から伝熱した熱が充填材であるエポキシ樹脂、無機接着剤等を介して感熱素子に伝わるため、熱応答性が悪くなってしまう不都合があった。また、充填材を硬化するまでに感熱素子が浮く等して位置ずれが生じ易く、熱応答性にばらつきが生じ易かった。さらに、小型の感熱素子を適用し、熱応答性を向上させようとした場合、金属ケースとのクリアランスが広くなり、充填材の量が増えるため、熱応答性の高速化に限界があった。
すなわち、この温度センサでは、感熱素子が、雄ねじ部の内側に配置されているので、雄ねじ部を被検知体の雌ねじ部に螺着させた際に、螺接面の内側に感熱素子を位置決めできる。また、雄ねじ部によって温度センサの被検知体への取り付けが容易になると共にレイアウトの自由度も高くなる。
すなわち、この温度センサでは、インナーキャップが、スリーブ部材の基端を係止可能な段部を有しているので、段部にスリーブ部材が係止されることでスリーブ部材を軸方向に位置決めすることができる。
すなわち、この温度センサでは、スリーブ部材が、断面円形状であるので、筒状部材からの熱を周方向で均一にインナーキャップに伝えることができる。
すなわち、この温度センサでは、スリーブ部材が、半径方向に弾性を有する弾性部を有しているので、弾性部の弾性によって外部からの振動や衝撃を緩和してインナーキャップ内の感熱素子を保護することができる。
すなわち、この温度センサでは、外周面部と内周面部との間に中空部を有しているので、中空部によってスリーブ部材の熱容量が小さくなるため、熱応答性を速くすることができる。特に、インナーキャップの外径を細くした場合、筒状部材とインナーキャップとの間のクリアランスが広くなるが、中空部を有するスリーブ部材を用いることで、熱容量の増大を抑制してインナーキャップを筒状部材内に固定することができる。
すなわち、本発明に係る温度センサによれば、筒状部材とインナーキャップとの間であって感熱素子の周囲に配され、外側が筒状部材の内周面に当接すると共に内側がインナーキャップの外周面に当接した金属製のスリーブ部材とを備えているので、高い熱応答性を得ることができると共に、応答性のばらつきを低減することができる。
したがって、本発明を、高い応答性を有すると共に精度の高い温度測定が可能であり、例えばエンジンの温度を検知する手段として好適である。
この筒状部材2の先端側の外周には、取付用の雄ねじ部2aが形成されている。
すなわち、この温度センサ1は、例えば冷却水又はエンジンオイルを循環する流路に関係なく、エンジンブロックの任意の位置に設けた雌ねじ部に、雄ねじ部2aを螺着させて取り付け可能である。
この感熱素子5は、一対の電極(図示略)を有するチップ状又は板状のサーミスタ素子5aと、サーミスタ素子5aの一対の電極に一端が接続された一対のリード線5bと、一対のリード線5bの他端が一端に結線され電気的に接続された一対のコネクタ端子7とを備えている。
なお、サーミスタ素子5aは、一対のリード線5bが接続された状態でガラス材等の絶縁性材料でコーティングされていても構わない。
上記コネクタ端子7は、銅、黄銅、ニッケル、ジュメット等の細長い金属板材で形成されている。
成形樹脂部4は、先端充填部4a内に配したサーミスタ素子5aからリード線5bを含んでコネクタ端子7の一端までを封止している。
成形樹脂部4は、PBT、PA、PPS等の樹脂による射出成形で形成され、コネクタ部4bは、筒状部材2の開口端面に密着している。
このインナーキャップ3は、スリーブ部材6の基端を係止可能な段部3aを有している。すなわち、インナーキャップ3の先端部が基端部よりも小径に形成されており、先端部がスリーブ部材6に挿入され、先端部と基端部との境界に形成された段部3aにスリーブ部材6の基端が当接した状態で、筒状部材2にインナーキャップ3が挿入される。
上記スリーブ部材6は、図2に示すように、断面円形状であり、高熱伝導性材料である銅やアルミニウム等で円筒状に形成されている。
さらに、スリーブ部材6が、断面円形状であるので、筒状部材2からの熱を周方向で均一にインナーキャップ3に伝えることができる。
すなわち、第2実施形態のスリーブ部材26は、半径方向に弾性を有する3つの弾性部26bを有している。これら弾性部26bは、周方向に等間隔に設けられている。
このように第2実施形態の温度センサでは、スリーブ部材26が、半径方向に弾性を有する弾性部26bを有しているので、弾性部26bの弾性によって外部からの振動や衝撃を緩和してインナーキャップ3内の感熱素子5を保護することができる。
また、各弾性部26bの間には、周方向に3つの中空領域が形成されるため、これら中空領域によってスリーブ部材6の熱容量が第1実施形態に比べて小さくなり、熱応答性を速くすることができる。
すなわち、第3実施形態のスリーブ部材36は、筒状部材2に当接する外周面部36cと、インナーキャップ3に当接する内周面部36aとを備え、外周面部36cと内周面部36aとの間に中空部36dを有している。内周面部36aは、インナーキャップ3が挿入可能な円筒状であり、外周面部36cは、筒状部材2の内周面に接触可能な円筒状である。
上記中空部36dは、内周面部36aと弾性部36bと外周面部36cとで囲まれた中空領域であり、周方向に4つ設けられている。なお、中空構造を有していても、弾性部36bの弾性力(バネ力)によって外部からの振動や衝撃にも強く、高い信頼性が得られる。
すなわち、第4実施形態のスリーブ部材46は、インナーキャップ3が挿入されインナーキャップ3の外周面が当接される断面略円形状の小径筒状部46aと、小径筒状部46aよりも径が大きく小径筒状部46aに隣接した断面略円形状の大径筒状部46bとで構成されている。
小径筒状部46a内にインナーキャップ3を設置する場合、小径筒状部46aの開口端からインナーキャップ3を圧入、挿入しても構わないが、大径筒状部46b内に挿入したインナーキャップ3を小径筒状部46aの横開口部(大径筒状部46bとの連結部)から小径筒状部46a内に押し込んでも構わない。このように小径筒状部46aは、インナーキャップ3の外周を挟持するクリップ的な機能を有している。
これら弾性部56bは、周方向に等間隔に4つ設けられている。
このように第5実施形態の温度センサにおいても、第2実施形態と同様に、複数の弾性部56bが設けられているので、外部からの振動や衝撃を緩和することができる。
Claims (6)
- 金属製の筒状部材と、
前記筒状部材内に挿入された樹脂製のインナーキャップと、
前記インナーキャップ内に少なくとも一部が充填された樹脂で形成された成形樹脂部と、
前記成形樹脂部内に封入された感熱素子と、
前記筒状部材と前記インナーキャップとの間であって前記感熱素子の周囲に配され、外側が前記筒状部材の内周面に当接すると共に内側が前記インナーキャップの外周面に当接した金属製のスリーブ部材とを備え、
前記スリーブ部材が、前記感熱素子の先端を越えて前記インナーキャップの外周面の先端まで当接していることを特徴とする温度センサ。 - 請求項1に記載の温度センサにおいて、
前記筒状部材の外周に雄ねじ部が形成されており、
前記感熱素子が、前記雄ねじ部の内側に配置されていることを特徴とする温度センサ。 - 請求項1又は2に記載の温度センサにおいて、
前記インナーキャップが、前記スリーブ部材の基端を係止可能な段部を有していることを特徴とする温度センサ。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の温度センサにおいて、
前記スリーブ部材が、断面円形状であることを特徴とする温度センサ。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の温度センサにおいて、
前記スリーブ部材が、半径方向に弾性を有する弾性部を有していることを特徴とする温度センサ。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の温度センサにおいて、
前記スリーブ部材が、前記筒状部材に当接する外周面部と、
前記インナーキャップに当接する内周面部とを備え、
前記外周面部と前記内周面部との間に中空部を有していることを特徴とする温度センサ。
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015184664A JP6589498B2 (ja) | 2015-09-18 | 2015-09-18 | 温度センサ |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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| JP2015184664A Active JP6589498B2 (ja) | 2015-09-18 | 2015-09-18 | 温度センサ |
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