以下に、本発明の一実施形態について、コピー機能や送信機能など複数種の機能が搭載された複合機を例にとって説明する。
<複合機の全体構成>
図1に示すように、本実施形態の複合機100(「画像形成装置」に相当)は、画像読取部10および印刷部20を備える。画像読取部10は、原稿Dの読み取りを伴うジョブ(コピージョブなど)を実行するジョブ実行部である。印刷部20は、用紙Pへの画像の印刷を伴うジョブ(コピージョブなど)を実行するジョブ実行部である。
画像読取部10は、原稿Dを読み取り原稿Dの画像データを生成する。画像読取部10は、ランプ11やイメージセンサー12など原稿Dを光学的に読み取るための光学系部材を含む。ランプ11やイメージセンサー12などは、画像読取部10の筐体(読取筐体)の内部に収容される。読取筐体の上面にはコンタクトガラスCGが設けられる。そして、画像読取部10は、コンタクトガラスCG上に載置された原稿Dを読み取る。
印刷部20は、用紙搬送路20Pに沿って用紙Pを搬送する。また、印刷部20は、印刷すべき画像の画像データに基づきトナー像を形成する。そして、印刷部20は、搬送中の用紙Pにトナー像を印刷する。印刷部20は、用紙カセットに収容された用紙Pを用紙搬送路20Pに給紙する給紙部21、トナー像を形成して用紙Pに転写する画像形成部22、および、用紙Pに転写されたトナー像を用紙Pに定着させる定着部23などを含む。
ここで、複合機100には、図2に示すような操作パネル30(「表示入力装置」に相当)が設けられる。操作パネル30は、操作表示部31を備える。操作表示部31は、タッチパネルディスプレイ32およびハードウェアキー33を含む。
タッチパネルディスプレイ32は、表面(表示面)上にタッチパネルが配置された液晶表示パネルを含む。タッチパネルディスプレイ32は、各種設定を受け付けるためのソフトウェアキーやメッセージなどを配した画面を表示する。また、タッチパネルディスプレイ32は、表示画面に対するタッチ操作をユーザーから受け付ける。
たとえば、タッチパネルディスプレイ32は、ジョブの実行に際して、ジョブ実行条件の設定を受け付けるための画面を表示し、ジョブ実行条件の設定をユーザーから受け付ける。また、タッチパネルディスプレイ32は、ユーザーに対して各種報知を行うための画面(メッセージ)を表示する。
ハードウェアキー33は、ジョブ実行指示をユーザーから受け付けるためのスタートキー34や、リセット指示をユーザーから受け付けるためのリセットキー35、複合機100に搭載された複数種の機能からユーザー指定の機能の選択指示を受け付けるための機能選択キー36などを含む。機能選択キー36は複数設けられ、複合機100に搭載された複数種の機能にそれぞれ対応する。
また、図3に示すように、複合機100は、本体制御部40およびネットワーク通信部50を備える。本体制御部40は、本体CPU41および本体記憶部42を含む。本体CPU41は、本体制御用のプログラムおよびデータに基づき動作する。また、本体記憶部42は、複合機100の各部の動作を制御するためのプログラムや、画像処理を制御するためのプログラム、各種制御に必要なデータなどを記憶する。そして、本体制御部40(本体CPU41)は、本体記憶部42に記憶された制御用のプログラムおよびデータに基づき、画像読取部10や印刷部20の各動作を制御したり、画像データに対する画像処理を行ったりする。
本体制御部40は、操作パネル30に設けられたパネル制御部300(「制御部」に相当)に接続される。パネル制御部300は、パネルCPU310およびパネル記憶部320(「記憶部」に相当)を含む。パネルCPU310は、パネル制御用のプログラムおよびデータに基づき動作する。また、パネル記憶部320は、ROMおよびRAMなどの記憶デバイス(メモリー)を含み、パネル制御用のプログラムおよびデータを記憶する。パネル記憶部320には、たとえば、タッチパネルディスプレイ32に画面を表示させるための表示プログラムおよびタッチパネルディスプレイ32に表示される画面の画面データなどが記憶される。
パネル制御部300(パネルCPU310)は、本体制御部40から指示を受け、操作表示部31(タッチパネルディスプレイ32)の表示動作を制御する。また、パネル制御部300は、操作表示部31に対して行われた操作(タッチパネルディスプレイ32に対するタッチ操作やハードウェアキー33に対する押下操作)を検知し、検知結果を本体制御部40に通知する。
ネットワーク通信部50は、通信回路やメモリー、通信用コネクターを含む。本体制御部40は、ネットワーク通信部50に接続され、ネットワーク通信部50を介して、外部機器200と通信する。たとえば、複合機100には、パーソナルコンピューターやファクシミリ装置などが通信可能に接続される。複合機100に外部機器200を通信可能に接続した場合には、複合機100に格納された画像データ(たとえば、画像読取部10が読み取った原稿Dの画像データ)を外部機器200に送信する送信ジョブの実行が可能になる。
<操作パネルの表示画面>
パネル制御部300は、複数の機能選択キー36(図2参照)のいずれかに対して押下操作が行われると、当該押下操作を機能選択操作として検知する。そして、機能選択操作を検知すると、パネル制御部300は、機能選択操作の操作対象となった機能選択キー36に対応する機能である選択機能に関する設定の受け付けを操作表示部31に行わせる。すなわち、操作表示部31は、選択機能のジョブを実行するときのジョブ実行条件を設定する操作(以下、設定操作と称する)を受け付ける。言い換えると、操作表示部31は、ジョブ実行条件として設定可能な設定項目の設定値を設定項目ごとに設定する設定操作を受け付ける。
たとえば、コピー機能を選択した場合には、コピー機能に関する設定を行うための設定画面400(図4〜図6参照)が操作表示部31(タッチパネルディスプレイ32)に表示される。これにより、コピー機能に関する設定を行うことができるようになる。なお、図示しないが、コピー機能以外の機能(送信機能など)を選択した場合にも、コピー機能を選択した場合と同様、選択機能に対応する設定画面が操作表示部31に表示される。
コピー機能が選択された場合、パネル制御部300は、図4に示すようなコピー機能の設定項目画面410を設定画面400として操作表示部31に表示させる。設定項目画面410は、用紙サイズや濃度などコピー機能のジョブの実行条件として設定可能な複数の設定項目からユーザー指定の設定項目(設定値をデフォルト値から変更したい設定項目)を受け付けるための画面である。設定項目画面410では、設定項目を指定する項目指定操作の受け付けが行われる。なお、項目指定操作は設定操作の1つである。
設定項目画面410には、複数の設定項目にそれぞれ対応する複数の項目指定キーK10(ソフトウェアキー)が配される。そして、パネル制御部300は、複数の項目指定キーK10のいずれかに対してタップ操作(タッチパネルディスプレイ32の表示画面を1回叩くようにタッチするタッチ操作)が行われると、当該タップ操作を項目指定操作として検知する。
パネル制御部300は、設定項目画面410に対する項目指定操作(タップ操作)を検知すると、項目指定操作により指定された設定項目の設定値の設定(デフォルト値からの変更)の受け付けを操作表示部31に行わせる。このとき、操作表示部31は、設定値を設定(変更)する値設定操作の受け付けを行う。なお、値設定操作は設定操作の1つである。
一例として、設定項目画面410の用紙サイズという項目指定キーK10に対する項目指定操作をパネル制御部300が検知したとする。この場合、パネル制御部300は、図5に示すような用紙サイズの設定値画面420(421)を設定画面400として操作表示部31(タッチパネルディスプレイ32)に表示させる。設定値画面421には、設定値として設定可能な複数の用紙サイズにそれぞれ対応する複数の値設定キーK20(K21)がソフトウェアキーとして配される。そして、パネル制御部300は、複数の値設定キーK21のいずれかに対してタップ操作が行われると、当該タップ操作を値設定操作として検知する。
別の例として、設定項目画面410の原稿サイズという項目指定キーK10に対する項目指定操作をパネル制御部300が検知したとする。この場合、パネル制御部300は、図6に示すような原稿サイズの設定値画面420(422)を設定画面400として操作表示部31に表示させる。設定値画面422には、設定値として設定可能な複数の原稿サイズにそれぞれ対応する複数の値設定キーK20(K22)がソフトウェアキーとして配される。そして、パネル制御部300は、複数の値設定キーK22のいずれかに対してタップ操作が行われると、当該タップ操作を値設定操作として検知する。
また、パネル制御部300は、設定値画面420に対する値設定操作で設定(変更)した設定項目の設定値を確定する確定操作の受け付けを操作表示部31に行わせる。たとえば、設定値画面420には、確定キーDK(ソフトウェアキー)が配される。そして、パネル制御部300は、確定キーDKに対してタップ操作が行われると、当該タップ操作を確定操作として検知する。言い換えると、操作表示部31は、設定項目ごとに確定操作を受け付ける。なお、確定操作は設定操作の1つである。
特に限定されないが、パネル制御部300は、確定操作を検知すると、設定値画面420から設定項目画面410への表示画面の遷移を操作表示部31に行わせる。すなわち、パネル制御部300は、設定項目画面410に対する新たな項目指定操作の受け付けを操作表示部31に行わせる。たとえば、設定項目画面410の複数の項目指定キーK10の各表示領域には、対応する設定項目の現在の設定値を示すテキストが表示される。したがって、或る設定項目に対応する設定値画面420で設定値を変更してから表示画面を設定項目画面410に切り替えると、当該設定項目に対応する設定項目キーK10の表示領域に変更後の設定値を示すテキストが表示された状態となる。
また、パネル制御部300は、設定値画面420に対する値設定操作で変更した設定項目の設定値をデフォルト値に戻すリセット操作の受け付けを操作表示部31に行わせる。たとえば、設定値画面420には、戻るキーRK(ソフトウェアキー)が配される。そして、パネル制御部300は、戻るキーRKに対してタップ操作が行われると、当該タップ操作をリセット操作として検知する。なお、リセット操作は設定操作の1つである。
パネル制御部300は、リセット操作を検知したとき、その時点で操作表示部31に表示させていた設定値画面420に対応する設定項目の設定値(値設定操作でデフォルト値から変更された設定値)をデフォルト値に戻す。そして、パネル制御部300は、設定値画面420から設定項目画面410への表示画面の遷移を操作表示部31に行わせる。
また、パネル制御部300は、ハードウェアキー33として設けられたリセットキー35(図2参照)に対する押下操作もリセット操作として検知する。なお、リセットキー35に対する押下操作(リセット操作)は設定操作の1つである。
パネル制御部300は、リセットキー35に対する押下操作を検知したとき、値設定操作で変更された全ての設定項目の設定値をデフォルト値に戻す。そして、パネル制御部300は、設定値画面420から設定項目画面410への表示画面の遷移を操作表示部31に行わせる。この場合には、設定項目画面410の全ての設定項目キーK10の表示領域にデフォルト値を示すテキストが表示された状態となる。
なお、図示しないが、パネル制御部300は、コピー機能以外の機能(送信機能など)が機能選択操作で選択された場合にも、選択機能に対応する設定画面の表示を操作表示部31に行わせ、設定操作の受け付けを操作表示部31に行わせる。
<設定内容の登録>
複合機100には、設定操作で設定したジョブ実行条件の設定内容を登録し、当該登録した設定内容である登録設定内容を呼び出す設定呼出機能が搭載される。設定呼出機能を使用すると、ジョブの実行に際して、ジョブ実行条件の設定内容を登録設定内容と同じ設定内容に変更することができる(登録設定内容が呼び出される)。すなわち、設定画面400に対する設定操作を行わなくても、ユーザー指定の設定項目をユーザー指定の設定値に変更することができる。
操作パネル30には、設定呼出機能を使用する旨をユーザーから受け付けるための呼出キー37がハードウェアキー33として設けられる(図2参照)。また、パネル記憶部320には、操作パネル30を介してユーザーが登録を指示した登録設定内容(設定呼出機能の使用時に呼び出すことができる設定内容)が記憶される。
パネル制御部300は、呼出キー37に対する押下操作を検知したとき、図7に示すような選択画面430を操作表示部31(タッチパネルディスプレイ32)に表示させる。選択画面430には、複数の登録設定内容にそれぞれ対応する複数の選択キーSKが配される。パネル制御部300は、複数の選択キーSKのいずれかに対するタップ操作を検知すると、当該タップ操作の操作対象となった選択キーSKに対応する登録設定内容を呼び出し、ジョブ実行条件の設定内容を登録設定内容と同じ設定内容に一括して変更する呼出処理を行う。
<難易度判断処理>
パネル制御部300は、複合機100が起動(再起動)したときや、複合機100がスリープモードから復帰したときに、操作表示部31に指示し、ジョブ実行条件を設定する設定操作の受け付けを開始させる(操作表示部31に設定画面400を表示させる)。あるいは、パネル制御部300は、原稿Dの読み取りを伴うジョブ(コピージョブなど)をスタートさせるスタート操作(スタートキー34に対する押下操作)を検知した場合、画像読取部10による原稿Dの読み取りが終わった後、操作表示部31に指示し、設定操作の受け付けを新たに開始させる。
そして、パネル制御部300は、操作表示部31が設定操作の受け付け(設定画面400の表示)を開始してから、操作表示部31に対するスタート操作(スタートキー34に対する押下操作)を検知するまでの期間である操作受付期間に、ユーザーが現在設定しているジョブ実行条件の設定内容と同じ設定内容が設定難易度(設定の難しさを示す度合)の高い高難易度設定内容としてパネル記憶部320に記憶されているか否かを判断する難易度判断処理を行う。その結果、現在設定中のジョブ実行条件の設定内容と同じ設定内容が高難易度設定内容としてパネル記憶部320に記憶されていれば、パネル制御部300は、現在設定中のジョブ実行条件の設定内容を登録するようユーザーに促すための報知処理を行う。
ここで、パネル制御部300は、所定条件(第1条件または第2条件)を満たすジョブ実行条件の設定内容を設定難易度の高い高難易度設定内容としてパネル記憶部320に記憶させる。そして、パネル制御部300は、現在設定中のジョブ実行条件の設定内容と同じ設定内容が第1条件を満たす設定内容としてパネル記憶部320に記憶されているか否かを判断する第1判断処理、または、現在設定中のジョブ実行条件の設定内容と同じ設定内容が第2条件を満たす設定内容としてパネル記憶部320に記憶されているか否かを判断する第2判断処理、を高難易度判断処理として行う。
なお、第1判断処理および第2判断処理のうちパネル制御部300により行われる難易度判断処理をユーザーが選択(設定)できてもよい。たとえば、当該選択の受け付けは操作パネル30(操作表示部31)が行う。
(第1判断処理)
第1判断処理を行うよう設定されている場合、パネル制御部300は、操作受付期間の期間中に、操作表示部31に設定操作の受け付けを開始させて以降に行われた設定操作の検知回数(以下、設定操作回数と称する)をカウントする。このとき、パネル制御部300は、項目指定操作、値設定操作、確定操作およびリセット操作(戻るキーRKに対するタップ操作およびリセットキー35に対する押下操作)の全てをカウント対象とする。なお、パネル制御部300は、設定操作回数のカウント値をパネル記憶部320に記憶させる。
たとえば、コピー機能の設定項目画面410(図4参照)が操作表示部31に表示されて以降(設定操作の受け付けが開始されて以降)、項目指定キーK10に対するタップ操作(項目指定操作)を1回行うことによって表示画面を用紙サイズの設定値画面421(図5参照)に切り替え、値設定キーK21に対するタップ操作(値設定操作)を1回行うことによって設定値を設定し、確定キーDKに対するタップ操作(確定操作)を1回行うことによって設定値を確定したとする。この場合、パネル制御部300は、項目指定キーK10に対してタップ操作が行われたときに設定操作回数を1カウントアップし、値設定キーK21に対してタップ操作が行われたときに設定操作回数を1カウントアップし、確定キーDKに対してタップ操作が行われたときに設定操作回数を1カウントアップする。したがって、設定操作の受け付けが開始(設定項目画面410の表示が開始)されてから用紙サイズの設定値が確定された時点までの設定操作回数は3回である。
その後、続けて、項目指定キーK10に対するタップ操作(項目指定操作)を1回行うことによって表示画面を原稿サイズの設定値画面422(図6参照)に切り替え、値設定キーK22に対するタップ操作(値設定操作)を1回行うことによって設定値を設定し、戻るキーRKに対するタップ操作(リセット操作)を1回行うことによって原稿サイズの設定値をリセットしたとする。この場合、パネル制御部300は、項目指定キーK10に対してタップ操作が行われたときに設定操作回数を1カウントアップし、値設定キーK22に対してタップ操作が行われたときに設定操作回数を1カウントアップし、戻るキーRKに対してタップ操作が行われたときに設定操作回数を1カウントアップする。したがって、設定操作の受け付けが開始されてから原稿サイズの設定値がリセットされた時点までの設定操作回数は、用紙サイズの設定値が確定された時点までに行われた設定操作の操作回数(3回)と合わせて6回である。
以下、図8に示すフローチャートを参照し、パネル制御部300により行われる第1判断処理(難易度判断処理)の流れについて説明する。図8に示すフローチャートは、パネル制御部300が操作表示部31に設定操作の受け付け(設定画面400の表示)を開始させたときにスタートする。
ステップS1において、パネル制御部300は、設定操作の受け付けを操作表示部31に行わせる。すなわち、操作表示部31は、項目指定操作、値設定操作、確定操作およびリセット操作を受け付ける。そして、ステップS2において、パネル制御部300は、確定操作を検知したか否か(確定キーDKに対するタップ操作が行われたか否か)を判断する。その結果、確定操作を検知したとパネル制御部300が判断した場合には、ステップS3に移行する。ステップS3に移行すると、パネル制御部300は、確定操作の操作対象となった設定項目の設定値を値設定操作で設定された設定値(デフォルト値とは異なる設定値)に変更する。
その後、ステップS4において、パネル制御部300は、確定操作を検知した時点(確定操作の操作対象となった設定項目の設定値を値設定操作で設定された設定値に変更した時点)である確定時点でのジョブ実行条件の設定内容を確認する。言い換えると、パネル制御部300は、複数の設定項目のそれぞれについて、現時点(確定時点)の設定値を確認する。そして、パネル制御部300は、設定値がデフォルト値から変更された設定項目(デフォルト値とは異なる値が設定値として確定された設定項目)が2つ以上存在しているか否かを判断する。
たとえば、操作表示部31が設定操作の受け付けを開始して以降、パネル制御部300が1回目の確定操作を検知したとする。そして、1回目の確定時点(1回目の確定操作を検知した時点)でパネル制御部300が検知した確定操作によって或る設定項目(第1設定項目と称する)の設定値がデフォルト値から変更されたとする。この場合、今回の確定時点(1回目の確定時点)では、第1設定項目の設定値だけがデフォルト値から変更された状態となっているので、設定値がデフォルト値から変更された設定項目が2つ以上存在していないとパネル制御部300が判断する。
また、パネル制御部300が1回目の確定操作を検知して以降、パネル制御部300がスタート操作を検知するまで(スタートキー34に対する押下操作が行われるまで)に、パネル制御部300が2回目の確定操作を検知したとする。そして、2回目の確定時点(2回目の確定操作を検知した時点)でパネル制御部300が検知した確定操作によって第1設定項目とは別の設定項目(第2設定項目と称する)の設定値がデフォルト値から変更されたとする。この場合、今回の確定時点(2回目の確定時点)では、第1設定項目および第2設定項目の各設定値がデフォルト値から変更された状態となっているので、設定値がデフォルト値から変更された設定項目が2つ以上存在しているとパネル制御部300が判断する。
ステップS4において、設定値がデフォルト値から変更された設定項目が2つ以上存在していないとパネル制御部300が判断した場合には、ステップS5に移行する。なお、ステップS2において、確定操作を検知していないとパネル制御部300が判断した場合にも、ステップS5に移行する。
ステップS5に移行すると、パネル制御部300は、スタート操作を検知したか否か(スタートキー34に対する押下操作が行われたか否か)を判断する。その結果、スタート操作を検知していないとパネル制御部300が判断した場合には、ステップS1に移行する。一方で、スタート操作を検知したとパネル制御部300が判断した場合には、ステップS6に移行する。
ステップS6に移行すると、パネル制御部300は、設定画面400に対する設定操作で設定されたジョブ実行条件の現時点の設定内容(複数の設定項目の各設定値)を示す設定情報を本体制御部40に通知する。本体制御部40は、設定情報の通知を受けると、設定情報に基づきジョブ実行条件を設定し、当該設定した条件で、画像読取部10および印刷部20にジョブを実行させる。すなわち、設定画面400に対する設定操作で設定したジョブ実行条件の設定内容に基づきジョブが実行される。たとえば、設定画面400としての設定値画面421(420)で用紙サイズをB5サイズに設定した場合には、B5サイズの用紙Pに画像が印刷される。
ステップS4において、設定値がデフォルト値から変更された設定項目が2つ以上存在しているとパネル制御部300が判断した場合には、ステップS7に移行する。ステップS7に移行すると、パネル制御部310は、今回の確定時点でのジョブ実行条件の設定内容(複数の設定項目の各設定値)を対象設定内容として認識する。そして、パネル制御部300は、対象設定内容と同じ設定内容が高難易度設定内容としてパネル記憶部320に記憶されているか否かを判断する難易度判断処理を行う。ここでは、対象設定内容と同じ設定内容が第1条件を満たす設定内容(高難易度設定内容)としてパネル記憶部320に記憶されているか否かを判断する第1判断処理が行われる。その結果、対象設定内容と同じ設定内容が高難易度設定内容としてパネル記憶部320に記憶されているとパネル制御部300が判断した場合には、ステップS8に移行する。
ステップS8に移行すると、パネル制御部300は、対象設定内容を登録するよう促す報知メッセージMG(図9参照)を操作表示部31に表示させる。このとき、操作表示部31は、図9に示すように、報知メッセージMGを含むダイアログボックスDBをポップアップ表示する。
ダイアログボックスDBには、報知メッセージMGとして「現在の設定内容の登録を推奨します」といったテキストが配される。また、ダイアログボックスDBには、現在の設定内容(対象設定内容)を登録する旨の指示をユーザーから受け付けるための受付キーAK1が配されるとともに、現在の設定内容(対象設定内容)を登録しない旨の指示をユーザーから受け付けるための受付キーAK2が配される。
図8に戻り、操作表示部31が報知メッセージMGを表示すると、ステップS9に移行する。ステップS9に移行すると、パネル制御部300は、対象設定内容を登録する旨の指示を操作表示部31が受け付けたか否か(受付キーAK1に対するタッチ操作を検知したか否か)を判断する。その結果、登録する旨の指示を受け付けた(受付キーAK1に対するタッチ操作を検知した)とパネル制御部300が判断した場合には、ステップS10に移行し、登録しない旨の指示を受け付けた(受付キーAK2に対するタッチ操作を検知した)とパネル制御部300が判断した場合には、ステップS5に移行する。なお、このとき、パネル制御部300は、操作表示部31に指示し、ダイアログボックスDBの表示を停止させる(設定画面400に対する設定操作が可能になる)。
ステップS10に移行すると、パネル制御部300は、対象設定内容を登録設定内容としてパネル記憶部320に記憶させる。これにより、以降にジョブ実行条件の設定を行うときに、現在の設定内容(対象設定内容)を呼び出すことができる。なお、パネル制御部300は、対象設定内容を登録設定内容としてパネル記憶部320に記憶させた場合、対象設定内容と設定内容が同じ高難易度設定内容をパネル制御部320から消去する。この後、ステップS5に移行する。
ステップS7において、対象設定内容と同じ設定内容が高難易度設定内容としてパネル記憶部320に記憶されていないとパネル制御部300が判断した場合には、ステップS11に移行する。ステップS11に移行すると、パネル制御部300は、操作表示部31に設定操作の受け付けを開始させてから今回検知した確定操作の検知時点までに検知した設定操作(今回検知した確定操作を含む)の検知回数である設定操作回数を認識する。
また、ステップS12において、パネル制御部300は、設定操作回数が予め定められた第1閾値以上であるか否かを判断する所定処理(第1所定処理)を行う。たとえば、第1閾値は10回である。第1所定処理の結果、設定操作回数が第1閾値以上であるとパネル制御部300が判断した場合には、ステップS13に移行する。
ステップS13に移行すると、パネル制御部300は、対象設定内容が設定難易度の高い設定内容(第1条件を満たす設定内容)であると判断する。そして、パネル制御部300は、対象設定内容を高難易度設定内容としてパネル記憶部320に記憶させる記憶処理を行う。このときにパネル制御部300が高難易度設定内容としてパネル記憶部320に記憶させた対象設定内容(第1条件を満たす設定内容)は、当該対象設定内容と同じ設定内容が登録設定内容として登録されるまで、パネル記憶部320に記憶され続ける。すなわち、ステップS7において、対象設定内容と同じ設定内容が高難易度設定内容としてパネル記憶部320に記憶されているとパネル制御部300が判断したということは、従前に、パネル制御部300が対象設定内容と同じ設定内容を高難易度設定内容(第1条件を満たす設定内容)としてパネル記憶部320に記憶させていたということである。
そして、パネル制御部300による記憶処理の後、ステップS13からステップS5に移行する。なお、ステップS12において、設定操作回数が第1閾値未満であるとパネル制御部300が判断した場合には、ステップS5に移行する。この場合には、パネル制御部300による記憶処理は行われない。
ここで、パネル制御部300が対象設定内容を高難易度設定内容としてパネル記憶部320に記憶させて以降、パネル制御部300がスタート操作を検知するまでの間に確定操作を再度検知したとする。また、パネル制御部300が確定操作を再度検知した時点で設定値がデフォルト値から変更された設定項目が2つ以上存在していたとする。すなわち、ステップS13からステップS5に移行して以降に、ステップS1、S2、S3およびS4を経てステップS7に移行したとする。
この場合、パネル制御部300は、前回の確定時点以降に行った記憶処理によって高難易度設定内容としてパネル記憶部320に記憶させた対象設定内容をパネル記憶部320から消去し、今回の確定時点でのジョブ実行条件の設定内容を新たな対象設定内容と認識して難易度判断処理を行う(ステップS7の処理を行う)。
なお、図8に示すフローチャートにおいて、ステップS4が省略されてもよい。この場合、パネル制御部300は、確定操作を検知し、確定操作の操作対象となった設定項目の設定値を値設定操作で設定された設定値に変更した後、設定値がデフォルト値から変更された設定項目が2つ以上存在しているか否かにかかわらず(当該設定項目が1つ以下であっても)難易度判断処理を行う。すなわち、ステップS3からステップS7に移行する。
(第2判断処理)
第2判断処理を行うよう設定されている場合、パネル制御部300は、操作受付期間の期間中に、操作表示部31に設定操作の受け付けを開始させて以降に行われた設定操作のうち、リセット操作の検知回数(以下、リセット回数と称する)をカウントする。すなわち、パネル制御部300は、戻るキーRKに対するタップ操作およびリセットキー35に対する押下操作をカウント対象とする。なお、パネル制御部300は、リセット回数のカウント値をパネル記憶部320に記憶させる。
たとえば、コピー機能の設定項目画面410(図4参照)が操作表示部31に表示されて以降(設定操作の受け付けが開始されて以降)、項目指定キーK10に対するタップ操作(項目指定操作)を1回行うことによって表示画面を用紙サイズの設定値画面421(図5参照)に切り替え、値設定キーK21に対するタップ操作(値設定操作)を1回行うことによって設定値を設定し、確定キーDKに対するタップ操作(確定操作)を1回行うことによって設定値を確定したとする。この場合、パネル制御部300は、リセット操作を検知しないので、リセット回数をカウントアップしない。したがって、設定操作の受け付けが開始(設定項目画面410の表示が開始)されてから用紙サイズの設定値が確定された時点までのリセット回数は0回である。
その後、続けて、項目指定キーK10に対するタップ操作(項目指定操作)を1回行うことによって表示画面を原稿サイズの設定値画面422(図6参照)に切り替え、値設定キーK22に対するタップ操作(値設定操作)を1回行うことによって設定値を設定し、戻るキーRKに対するタップ操作(リセット操作)を1回行うことによって原稿サイズの設定値をリセットしたとする。この場合、パネル制御部300は、戻るキーRKに対してタップ操作が行われたときにリセット回数を1カウントアップする。したがって、設定操作の受け付けが開始されてから原稿サイズの設定値がリセットされた時点までのリセット回数は1回である。
以下、図10に示すフローチャートを参照し、パネル制御部300により行われる第2判断処理(難易度判断処理)の流れについて説明する。図10に示すフローチャートは、パネル制御部300が操作表示部31に設定操作の受け付け(設定画面400の表示)を開始させたときにスタートする。
図10に示すフローチャートのステップS21〜ステップS30までの処理は、図8に示したステップS1〜ステップS10までの処理と同じである。したがって、図10に示すステップS21〜ステップS30までの処理の説明については、図8に示したステップS1〜ステップS10までの処理の説明を援用するものとして省略する。ただし、図10に示すフローチャートのステップS27では、対象設定内容と同じ設定内容が第2条件を満たす設定内容(高難易度設定内容)としてパネル記憶部320に記憶されているか否かを判断する第2判断処理が難易度判断処理としてパネル制御部300によって行われる。
ステップS27において、対象設定内容と同じ設定内容が高難易度設定内容としてパネル記憶部320に記憶されていないとパネル制御部300が判断した場合には、ステップS31に移行する。ステップS31に移行すると、パネル制御部300は、操作表示部31に設定操作の受け付けを開始させてから今回検知した確定操作の検知時点までに検知したリセット操作の検知回数であるリセット回数を認識する。
また、ステップS32において、パネル制御部300は、設定操作回数が予め定められた第2閾値以上であるか否かを判断する所定処理(第2所定処理)を行う。なお、第2閾値は第1閾値(10回)と同じ値に設定してもよいし、第1閾値とは異なる値を第2閾値として設定してもよい。第2所定処理の結果、リセット回数が第2閾値以上であるとパネル制御部300が判断した場合には、ステップS33に移行する。
ステップS33に移行すると、パネル制御部300は、対象設定内容が設定難易度の高い設定内容(第2条件を満たす設定内容)であると判断する。そして、パネル制御部300は、対象設定内容を高難易度設定内容としてパネル記憶部320に記憶させる記憶処理を行う。このときにパネル制御部300が高難易度設定内容としてパネル記憶部320に記憶させた対象設定内容(第2条件を満たす設定内容)は、当該対象設定内容と同じ設定内容が登録設定内容として登録されるまで、パネル記憶部320に記憶され続ける。すなわち、ステップS27において、対象設定内容と同じ設定内容が高難易度設定内容としてパネル記憶部320に記憶されているとパネル制御部300が判断したということは、従前に、パネル制御部300が対象設定内容と同じ設定内容を高難易度設定内容(第2条件を満たす設定内容)としてパネル記憶部320に記憶させていたということである。
そして、パネル制御部300による記憶処理の後、ステップS33からステップS25に移行する。なお、ステップS32において、リセット回数が第2閾値未満であるとパネル制御部300が判断した場合には、ステップS25に移行する。この場合には、パネル制御部300による記憶処理は行われない。
ここで、図10に示すフローチャートでは、図8に示したフローチャートと同様、パネル制御部300が対象設定内容を高難易度設定内容としてパネル記憶部320に記憶させて以降、パネル制御部300がスタート操作を検知するまでの間に確定操作を再度検知した場合に、前回の確定時点以降にパネル制御部300が高難易度設定内容としてパネル記憶部320に記憶させた対象設定内容がパネル記憶部320から消去される。そして、パネル制御部300は、今回の確定時点でのジョブ実行条件の設定内容を新たな対象設定内容と認識して難易度判断処理を行う(ステップS27の処理を行う)。
なお、図10に示すフローチャートにおいて、ステップS24が省略されてもよい。この場合、パネル制御部300は、確定操作を検知し、確定操作の操作対象となった設定項目の設定値を値設定操作で設定された設定値に変更した後、設定値がデフォルト値から変更された設定項目が2つ以上存在しているか否かにかかわらず(当該設定項目が1つ以下であっても)難易度判断処理を行う。すなわち、ステップS23からステップS27に移行する。
本実施形態では、上記のように、パネル制御部300は、確定時点でのジョブ実行条件の設定内容(確定時点までに検知した設定操作によって設定されたジョブ実行条件の設定内容)を対象設定内容として認識し、対象設定内容と同じ設定内容が高難易度設定内容としてパネル記憶部320に記憶されていれば、対象設定内容を登録するよう促す報知メッセージMGを操作表示部31に表示させる。これにより、ジョブ実行条件の設定時に設定難易度の高い設定を行ったユーザーに設定内容の登録を促すことができる。そして、このように、ジョブ実行条件の設定内容の登録をユーザーに促すことにより、ジョブ実行条件の設定内容の登録を行うことができる旨をユーザーに認識させることがでる。また、ジョブ実行条件の設定内容の登録を行おうとしていたユーザーが登録をし忘れるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、パネル制御部300は、対象設定内容と同じ設定内容が高難易度設定内容としてパネル記憶部320に記憶されていないと判断した場合、操作表示部31に設定操作の受け付けを開始させてから確定時点までの設定操作回数を認識し、設定操作回数が第1閾値以上であれば、対象設定内容を高難易度設定内容としてパネル記憶部320に記憶させる。あるいは、パネル制御部300は、対象設定内容と同じ設定内容が高難易度設定内容としてパネル記憶部320に記憶されていないと判断した場合、操作表示部31に設定操作の受け付けを開始させてから確定時点までのリセット回数を認識し、リセット回数が第2閾値以上であれば、対象設定内容を高難易度設定内容としてパネル記憶部320に記憶させる。これにより、設定難易度の低い設定内容(少ない操作回数で設定することができた設定内容であり、簡単に再現することができる設定内容)が高難易度設定内容として記憶されることはない。したがって、ユーザーが設定したジョブ実行条件の設定内容が設定難易度の低い設定内容であるにもかかわらず、不必要に報知メッセージMGが表示されるのを抑制することができる。すなわち、ユーザーが設定したジョブ実行条件の設定内容が設定難易度の高い設定内容である場合にだけ、報知メッセージMGを表示させることができる。
ここで、複数の設定項目のうち設定値がデフォルト値から変更された設定項目が1つだけであるジョブ実行条件の設定内容については、登録しなくても簡単に再現することができる。そこで、本実施形態では、パネル制御部300は、確定操作を検知したとき、設定値がデフォルト値から変更された設定項目が2つ以上存在しているか否かを判断し、設定値がデフォルト値から変更された設定項目が2つ以上存在している場合に難易度判断処理を行い、設定値がデフォルト値から変更された設定項目が2つ以上存在していない場合には難易度判断処理を行わない。これにより、ユーザーが設定したジョブ実行条件の設定内容が設定難易度の低い設定内容(登録しなくても簡単に再現することができる設定内容)であるにもかかわらず、不必要に報知メッセージMGが表示されるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、パネル制御部300は、報知メッセージMGを操作表示部31に表示させるとき、対象設定内容を登録するか否かの受け付けを操作表示部31に行わせる。そして、パネル制御部300は、対象設定内容を登録する旨を操作表示部31が受け付けると、対象設定内容を登録設定内容としてパネル記憶部320に記憶させる。これにより、ジョブ実行条件の設定が難しかった場合に、そのときのジョブ実行条件の設定内容を容易に登録することができるので、ユーザーの利便性がより向上する。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。