以下、本発明の好適な実施の形態(以下「実施形態」という)について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る管理システム1000の構成例を示す図である。
図1には、1又は複数の電子機器200a,200b(以下総称する場合「電子機器200」という)と管理装置100が、データ伝送路N(例えば「LAN:Local Area Network」)に接続されるシステム構成例が示されている。
電子機器200は、要求に応じた動作を実現する機能を有する機器である。電子機器200は、所定の処理を実行し要求機能を実現する。本実施形態では、利用者環境として一般的なオフィス環境を想定している。よって、本実施形態で想定する電子機器200は、主に、自機で状態/動作ログ(履歴情報)を通知(送信)可能な電子機器200aと自機で状態/動作ログを通知不可能な電子機器200bに分けられる。具体的には、電子機器200aには、PC(Personal Computer)200a1を含む情報処理装置(情報端末)やMFP(Multifunction Peripheral)200a2,プリンタ200a3,プロジェクタ200a4を含む画像処理装置などがある。また、電子機器200bには、エアコン200b1を含む空調機器、冷蔵庫200b2を含む家電機器、蛍光灯200b3を含む照明器具などがある。本システム1000では、これらの電子機器200をコスト管理の対象機器とする。
なお、上記情報処理装置は、PCに限らず、スマートフォンやタブレット端末などに代表されるスマートデバイスなどであってもよく、管理装置100と通信可能な端末であればよい。
管理装置100は、電子機器200の管理機能を有するサーバ装置である。管理装置100は、電子機器200の状態/動作ログを記録し、記録した状態/動作ログに基づき、機器管理を行う。また、管理装置100は、システム全体における現状の機器利用に伴う所定期間内の消費電力量(現状値)と代替機器利用に伴う所定期間内の予想消費電力量(予想値)を計算する。そして、計算値(利用者環境全体における代替前後の各消費電力量の合計値)を視覚的に比較可能な情報に加工し、利用者に提供する。なお上記現状の機器利用に伴う所定期間内の消費電力量は、すなわち第1及び第2電子機器を利用した所定期間内の消費電力量である(以下同様)。また上記代替機器利用に伴う所定期間内の予想消費電力量は、すなわち第1電子機器または第2電子機器に替えて他の第1電子機器または第2電子機器を利用した場合の所定期間内の予想消費電力量である(以下同様)。
本実施形態に係る管理システム1000は、上記機器構成により、例えば次のようなサービスを提供する。
管理装置100は、電子機器200の状態/動作ログを所定の記憶領域に記録する。このとき管理装置100は、電子機器200aの場合、受信したログデータを記録する。また、管理装置100は、電子機器200bの場合、機器の状態/動作を確認し、変化が確認されると、変化に相当するログデータを生成し、生成したログデータを記録する。
次に、管理装置100は、所定のインタフェースを介して、レポート期間の入力指定(入力された期間情報)を受け付けると、記録した状態/動作ログに基づき、現状の機器利用に伴うレポート期間(指定期間)内の消費電力量(現状値)を計算する。また、管理装置100は、所定のインタフェースを介して、ログとして記録された機器状態を実現可能な/記録された機器動作を行うことが可能な代替機器の入力指定を受け付けると以下の処理を行う。すなわち指定機器で替わりにその機器状態を実現した場合/その機器動作を行った場合をシミュレーションする。管理装置100は、シミュレーション結果に基づき、代替機器利用に伴うレポート期間内の予想消費電力量(予想値)を計算する。
その結果、管理装置100は、システム全体における現状の機器利用に伴うレポート期間内の消費電力量と代替機器利用に伴うレポート期間内の予想消費電力量が視覚的に比較可能なレポートを生成する。これにより、例えば利用者の情報端末であるPC200a1の画面には、要求に応じて生成されたレポートが表示される。
以上のように、本実施形態に係る管理システム1000は、上記システム構成により、システム全体での機器利用を考慮したコスト低減を実現するための最適化案を可視化可能なサービスを実現できる。
<ハードウェア構成>
図2は、本実施形態に係る管理装置100のハードウェア構成例を示す図である。
図2に示すように、管理装置100は以下の要素を備える。すなわち入力装置101、表示装置102、外部I/F103、RAM(Random Access Memory)104、ROM(Read Only Memory)105、CPU(Central Processing Unit)106、通信I/F107、及びHDD(Hard Disk Drive)108などを備える。それぞれの要素はバスBで相互に接続されている。
入力装置101は、キーボードやマウスなどを含み、管理装置100に各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置102は、ディスプレイなどを含み、管理装置100による処理結果を表示する。
通信I/F107は、管理装置100をネットワークに接続するインタフェースである。これにより、管理装置100は、通信I/F107を介して、他の機器(通信機能を有する電子機器)とデータ通信を行うことができる。
HDD108は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラムやデータには、装置全体を制御する基本ソフトウェアであるOS(Operating System)、及びOS上において各種機能を提供するアプリケーションソフトウェアなどがある。また、HDD108は、格納しているプログラムやデータを、所定のファイルシステム及び/又はDB(Data Base)により管理している。
外部I/F103は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体103aなどがある。これにより、管理装置100は、外部I/F103を介して、記録媒体103aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体103aとしては例えば以下のものが挙げられる。すなわち、フロッピー(商標又は登録商標)ディスク、CD(Compact Disk)、及びDVD(Digital Versatile Disk)、ならびに、SDメモリカード(SD Memory card)やUSBメモリ(Universal Serial Bus memory)などである。
ROM105は、電源を切っても内部データを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM105には、管理装置100の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、OS設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM104は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。CPU106は、上記記憶装置(例えば「HDD」や「ROM」など)から、プログラムやデータをRAM上に読み出し、処理を実行することで、装置全体の制御や搭載機能を実現する演算装置である。
以上のように、本実施形態に係る管理装置100は、上記ハードウェア構成により、コスト管理(消費電力管理)を含む各種情報処理サービスを実現できる。
<管理機能>
本実施形態に係る管理機能について説明する。
本実施形態に係る管理装置100では、電子機器200の状態/動作ログを所定の記憶領域に記録する。管理装置100は、記録した状態/動作ログに基づき、現状の機器利用に伴う所定期間内の消費電力量(現状値)を計算する。また、管理装置100は、ログに記録された機器状態を実現可能な/記録された機器動作を行うことが可能な代替機器で替わりにその機器状態を実現した場合/その機器動作を行った場合をシミュレーションする。このとき管理装置100は、シミュレーション結果に基づき、代替機器利用に伴う所定期間内の予想消費電力量(予想値)を計算する。その結果、管理装置100は以下の処理を行う。すなわち利用者環境全体における現状の機器利用に伴う所定期間内の消費電力量と代替機器利用に伴う所定期間内の予想消費電力量(利用者環境全体における代替前後の各消費電力量の合計値)を視覚的に比較可能なレポートを生成し、利用者に提供する。本実施形態に係る管理装置100は、このような管理機能を有している。
コスト低減を実現するために、利用者環境全体でどこに手を打つのが効果的か(全体としてどこを改善すべきか)を可視化すること(全体最適を可視化すること)が、利用者から求められていた。しかしながら従来の管理機能では十分なサービス提供ができていなかった。
そこで、本実施形態に係る管理装置100では以下の仕組みを設けた。すなわち利用者環境全体における現状の機器利用に伴う所定期間内の消費電力量(現状値)と所定期間内の代替機器利用に伴う予想消費電力量(予想値)を計算し、計算値を視覚的に比較可能な情報に加工・生成する仕組みを設けた。
これにより、本実施形態に係る管理装置100は、利用者環境全体での機器利用を考慮したコスト低減を実現するための最適化案を可視化可能な環境を提供する。その結果、利用者は、コスト低減に係る現状の問題に対して、利用者環境全体でどこを改善すべきかを具体的に知ることができ、適切かつ効果的な対応をとることができる。
以下に、本実施形態に係る機能の構成とその動作について説明する。
図3は、本実施形態に係る管理機能の構成例を示す図である。
図3に示すように、本実施形態に係る管理機能は、ログ取得部11、ログ生成部12、計算部13、シミュレーション部14、レポート生成部15などを有している。これらの機能部は、管理装置100が有する機能部である。よって、本実施形態に係る管理機能は、管理装置100が有する各機能が連携動作することで実現される。
ログ取得部11は、電子機器200aから状態/動作ログを取得する機能部である。上述したように、電子機器200aは、自機の状態/動作ログを生成・通知(送信)できる。よって、ログ取得部11は、電子機器200aから通知されたログデータを受信することで、状態/動作ログを取得する。
なお、電子機器200aは、次のようなタイミングでログデータを通知する。例えば電子機器200aは、ジョブ処理による動作発生時やモード移行による状態変化時のイベントを検知した場合にログデータを通知する。またこのとき、次のようなログデータを通知する。例えば動作発生時のログデータは、動作日時、電子機器200aの機種名、電子機器200aの識別子、動作内容(ジョブ内容)などを含み、状態変化時のログデータは、状態変化日時、電子機器200aの機種名、電子機器200aの識別子、状態内容などを含む。
ログ生成部12は、電子機器200bの状態/動作ログを生成する機能部である。上述したように、電子機器200bは、自機の状態/動作ログを生成・通知(送信)できない。よって、ログ生成部12は、電子機器200bをモニタリングし(監視し)、モニタリング結果(監視結果)から状態/動作の変化を検知すると、検知した状態/動作に対応するログデータを生成する。
ログ生成部12による上記動作は、図4に示す機能と図5に示す情報により実現される。
図4は、本実施形態に係るログ生成部12の構成例を示す図である。
図4に示すように、ログ生成部12は、モニタ121と状態保持部122を有している。モニタ121は、上記モニタリングを行う機能である。モニタ121は、電子機器200bごとに設置された電流計AMから電流値(計測値)を取得し、電流の変化(電流値の増減)をモニタリングする。また、状態保持部122は、モニタリングにより検知された電子機器200bの状態に関する情報(以下「状態情報」という)を保持する記憶領域である。なおここでいう「記憶領域」は、管理装置100が備えるRAM104において、ログ生成部起動時に割り当てられたワークメモリにあたる。よって、状態保持部122には、電子機器200bの状態情報が一時的に保持されている。
図5は、本実施形態に係る機器管理情報90Dのデータ例を示す図である。
図5に示す機器管理情報90Dは、管理装置100が電子機器200bを管理するための情報であり、図3に示すように、管理装置100が備える記憶装置の所定の記憶領域である機器管理情報保持部90に保持される。
機器管理情報90Dには、電流計AMと電子機器200bとの対応関係を管理する情報90D1(以下「電流計管理情報」という)と電子機器200bごとの電流値と状態との対応関係を管理する情報90D2(以下「状態管理情報」という)とがある。
電流計管理情報90D1は、電流計識別、機種、管理識別の情報項目が対応付けられた1又は複数の情報セットを有し、この情報セットを電流計AMごとに管理している。
[電流計識別]項目は、電流計AMの識別情報(以下「電流計識別情報」という)を保持する項目であり、項目値には、電流計AMに対してユニークに割り当てられた識別子(電流計ID)などがある。[機種]項目は、電子機器200bの機種情報を保持する項目であり、項目値には、電子機器200bの機種名(機種値)などがある。[管理識別]項目は、管理装置100が電子機器200bを管理するための識別情報(以下「管理識別情報」という)を保持する項目であり、項目値には、電子機器200bに対してユニークに割り当てられた識別子(機器ID)などがある。
上記各情報項目値(上記各情報の値)は、例えば管理装置100において、管理者が所定のインタフェース(GUI:Graphical User Interface)を介して、電流計AMと電子機器200bとの接続状況に応じて設定すればよい。
状態管理情報90D2は、機種、電流、状態の情報項目が対応付けられた1又は複数の情報セットを有し、この情報セットを電子機器200bごとに管理している。
[機種]項目は、電子機器200bの機種情報を保持する項目である。よって、状態管理情報90D2と電流計管理情報90D1は、[機種]項目値(機種情報)で紐付いている。[電流]項目は、電子機器200bの特定状態時の電流情報を保持する項目であり、項目値には、電子機器200bの特定状態時における電流値などがある。[状態]項目は、電子機器200bの状態情報を保持する項目であり、項目値には、電子機器200bの状態値などがある。
上記各情報項目値(上記各情報の値)は、例えば管理装置100において、管理者が所定のインタフェースを介して、電子機器200bの仕様に応じて設定すればよい。
図4の説明に戻る。モニタ121は、各電流計AMから電流値を取得し、電流の変化をモニタリングする。その結果、モニタ121は、電流の変化を検知すると、電流計管理情報90D1を参照し、電流変化を検知した電流計AMと電子機器200bとの対応関係を特定し、該当電子機器200bの機種情報を取得する。モニタ121は、取得した機種情報に基づき、状態管理情報90D2を参照し、該当電子機器200bの電流値と状態との対応関係を特定し、モニタリング結果として取得した電流値に最も近い値の電流情報に対応する状態情報を取得する。モニタ121は、取得した状態情報(現在の状態)と状態保持部122に保持されている前回のモニタリングにより検知された該当電子機器200bの状態情報(電流変化前の状態)に基づき、現在の状態が電流変化前の状態から変化したか否かを確認する。モニタ121は、状態の変化を確認すると、状態変化日時、該当電子機器200bの機種名、該当電子機器200bの識別子、状態内容などを含むログデータを生成する。
例えばモニタ121が、エアコン200b1の電流の変化を検知すると、電流計管理情報90D1を参照し、エアコン200b1の機種情報:"エアコンAB-XXXX"を取得する。モニタ121は、取得した機種情報:"エアコンAB-XXXX"に基づき、状態管理情報90D2を参照し、モニタリング結果として取得した電流値:'10'に最も近い値の電流情報:'12'に対応する状態情報:"弱"を取得する。モニタ121は、取得した状態情報:"弱"と状態保持部122に保持されている前回のモニタリングにより検知されたエアコン200b1の状態情報:"強"に基づき、現在の状態が電流変化前の状態から変化したか否かを確認する。モニタ121は、状態の変化(強→弱)を確認すると、状態変化日時:"YY-MM-DDThh:mm:ss"、エアコン200b1の機種名:"エアコンAB-XXXX"、エアコン200b1の識別子:'1001'、状態内容:"弱"などを含むログデータを生成する。
このように、ログ生成部12は、モニタ121が有する機能により、機器管理情報90Dに基づき、状態の変化を検知した該当電子機器200bのログデータを生成する。
図3の説明に戻る。管理装置100は、上記ログ取得部11で取得したログデータや上記ログ生成部12で生成したログデータをログ管理情報保持部80(履歴管理情報保持部)に記録・保持し、管理対象である電子機器200の状態/動作ログを管理する。なお、ログ管理情報保持部80は、管理装置100が備える記憶装置の所定の記憶領域にあたる。
ここで、ログ管理情報(履歴管理情報)について説明する。
図6は、本実施形態に係るログ管理情報80Dのデータ例を示す図である。
図6に示すように、ログ管理情報80Dは、管理識別、機種、状態/動作種別、状態/動作内容、日時などの情報項目が対応付けられた1又は複数の情報セットを有し、この情報セットを取得又は生成されたログデータごとに管理している。
[管理識別]項目は、電子機器200の管理識別情報を保持する項目である。[機種]項目は、電子機器200の機種情報を保持する項目である。[状態/動作種別]項目は、電子機器200の状態/動作の種別情報(以下「状態/動作種別情報」という)を保持する項目であり、項目値には、電子機器200の状態/動作の種別名(種別値)などがある。[状態/動作内容]項目は、電子機器200の状態/動作の内容情報(以下「状態/動作内容情報」という)を保持する項目であり、項目値には、電子機器200の状態名/動作内容値などがある。
上記[状態/動作種別]・[状態/動作内容]の各情報項目値の具体例(対応関係)は、以下の通りである。図6に示すように、例えば蛍光灯200b3の場合には、機器状態"点灯"に対して、点灯状態の内容を示す値:"開始","終了"が対応付けられている。また、MFP200a2の場合には、機器状態"スリープ"/"待機"に対して、スリープ/待機の内容を示す値:"開始","終了"が対応付けられている。また、MFP200a2の場合には、"印刷"動作に対して、印刷ジョブのページ数を示す値:'100(page)'が対応付けられている。
[日時]項目は、電子機器200の状態変化/動作発生の日時情報を保持する項目であり、項目値には、電子機器200の状態変化日時/動作発生日時などがある。
上記各情報項目値(上記各情報の値)は、上記ログ取得部11又は上記ログ生成部12が、ログ管理情報保持部80にアクセスし、ログデータに含まれる各情報項目値をログ管理情報80Dの該当情報項目に格納する。これにより、ログ管理情報80Dには、ログデータに対応する新規の情報セットが生成され、電子機器200の状態/動作ログが、状態発生/動作の時間順に記録される。
図3の説明に戻る。また、管理装置100は、管理対象である電子機器200の消費電力量を計算するための単位データを消費電力管理情報保持部70に保持している。なお、消費電力管理情報保持部70は、管理装置100が備える記憶装置の所定の記憶領域にあたる。
ここで、表示電力管理情報について説明する。
図7は、本実施形態に係る消費電力管理情報70Dのデータ例(その1)を示す図である。
図7に示すように、消費電力管理情報70Dは、機種、状態/動作種別、消費電力単位などの情報項目が対応付けられた1又は複数の情報セットを有し、この情報セットを電子機器200で想定される状態や動作ごとに管理している。
[機種]項目は、電子機器200の機種情報を保持する項目である。[状態/動作種別]項目は、電子機器200の状態/動作種別情報を保持する項目である。[消費電力単位]項目は、電子機器200の消費電力量を計算するための単位情報を保持する項目であり、その項目値は、電子機器200で想定される機器状態時/機器動作時の消費電力量を計算するための基準値(単位データ)などである。電子機器200の消費電力量を計算するための単位情報を以下「消費電力単位情報」という。
上記[状態/動作種別]・[消費電力単位]の各情報項目値の具体例(対応関係)は、以下の通りである。図7に示すように、例えば蛍光灯200b3の場合には、機器状態"点灯"に対して、点灯時の1時間当たり(所定時間当たり)の消費電力を示す値:'40(W)'が対応付けられている。また、MFP200a2の場合には、機器状態"スリープ"/"待機"に対して、スリープ時/待機時の1時間当たりの消費電力を示す値:'20(W)'/'150(W)'が対応付けられている。また、MFP200a2の場合には、"印刷"動作に対して、印刷時のページ当たり(所定ジョブ処理当たり)の消費電力を示す値:'0.9(W)'が対応付けられている。
上記各情報項目値(上記各情報の値)は、例えば管理装置100において、管理者が所定のインタフェースを介して、電子機器200の仕様に応じて設定すればよい。また、上記消費電力管理情報70Dの消費電力単位情報からは、上述した状態管理情報90D2の電流情報を計算することができる。よって、状態管理情報90D2の各情報項目値は、所定のタイミング(例えば「ログ生成部起動時」)に従って、ログ生成部12が、上記消費電力管理情報70Dに基づき、動的に設定するようにしてもよい。
図3の説明に戻る。計算部13(算出手段)は、機器利用に伴う所定期間内の消費電力量を計算する機能部である。計算部13は、次のように消費電力量を計算する。
計算部13は、所定のインタフェースを介して、消費電力量の計算対象期間(以下「レポート期間」という)の入力を受け付ける。計算部13は、ログ管理情報保持部80にアクセスし、ログ管理情報80Dの日時情報を参照し、レポート期間内に該当するログ管理情報80Dを取得する。また、計算部13は、消費電力管理情報保持部70にアクセスし、消費電力管理情報70Dの機種情報と状態/動作種別情報を参照し、該当ログ管理情報80Dの機種情報と状態/動作種別情報に一致する情報セットの消費電力単位情報を取得する。
その結果、計算部13は、該当ログ管理情報80Dの状態/動作種別情報が機器状態を示す値の場合、以下の計算を行う。すなわちレポート期間内において機器状態が維持された期間(例えば「"開始"から"終了"までの期間」)と該機器状態に対応する消費電力単位情報(所定時間当たりの消費電力量)に基づき、レポート期間内の機器状態時にかかった消費電力量を計算する。また、計算部13は、該当ログ管理情報80Dの状態/動作種別情報が機器動作を示す値の場合、以下の計算を行う。すなわちレポート期間内において実行されたジョブ処理(例えば「印刷ジョブのページ数」)と該機器動作に対応する消費電力単位情報(所定ジョブ処理当たりの消費電力量)に基づき、レポート期間内の機器動作時にかかった消費電力量を計算する。
計算部13は、上記方法により、レポート期間内にログとして記録された機器状態/機器動作ごとの消費電力量を集計する。
その後、計算部13は、機器状態時/機器動作時にかかった消費電力量の計算値を含む中間データを生成する。なおここでいう「中間データ」とは、後述するレポート生成時に用いられるデータである。計算部13は、レポート対象とした該当ログ管理情報80Dと対応する機器状態/機器動作にかかった消費電力量の計算値に基づき、中間データを生成する。より具体的には以下の通りである。すなわち該当ログ管理情報80Dの管理識別情報、機種情報、日時情報、状態/動作種別情報、消費電力量の計算値が対応付けられた情報セットを各機器状態/機器動作ごとに生成する。そしてレポート期間内における機器状態時/機器動作時の消費電力量の集計結果として中間データを生成する。
シミュレーション部14は、ログに記録された機器状態(履歴情報の履歴内容)を実現可能な他の電子機器200(代替機器)で、替わりにその機器状態を実現した場合をシミュレーションする機能部である。また、シミュレーション部14は、ログに記録された機器動作(履歴情報の履歴内容)を行うことが可能な他の電子機器200(代替機器)で、替わりにその機器動作を行った場合をシミュレーションする機能部である。シミュレーション部14は、上記計算部13と連携し、第1電子機器または第2電子機器に替えて他の第1電子機器または第2電子機器を利用した場合の予想消費電力量を試算する。
シミュレーション部14は、所定のインタフェースを介して、機種変更、状態/動作変更などの代替情報の入力を受け付ける。シミュレーション部14は、ログ管理情報保持部80にアクセスし、ログ管理情報80Dの日時情報を参照し、レポート期間内に該当するログ管理情報80Dを取得する。シミュレーション部14は、代替情報に基づき、該当ログ管理情報80Dの該当情報項目値を変更し(代替情報の値で代替対象値を置き換えて)、シミュレーション用のログ管理情報80Dを生成する。より具体的には、例えば機種変更(MFP A→C)の入力を受け付けると、該当ログ管理情報80Dの機種情報の値:"MFP A"を"MFP C"に変更する。
その結果、シミュレーション部14は、生成したシミュレーション用のログ管理情報80Dを計算部13に渡し、代替した場合の予想消費電力量の計算を指示する。これにより、計算部13では、レポート期間内における代替後の機器状態時/機器動作時にかかると予想される消費電力量が計算され、シミュレーション用の中間データが生成される。つまり、計算部13では、現状の機器利用に対応する中間データと代替機器利用に対応する中間データ(シミュレーション用の中間データ)が生成される。
レポート生成部15は、利用者環境全体における現状の機器利用に伴う所定期間内の消費電力量(現状値)と所定期間内の代替機器利用に伴う予想消費電力量(予想値)が視覚的に比較可能なレポートを生成する機能部である。レポート生成部15は、上記計算部13により生成された中間データに基づき、次のようにレポートを生成する(出力手段:レポートを出力する)。
レポート生成部15は、中間データの機種情報に基づき、中間データを機種ごとにグループ化し、グループ単位で消費電力量の計算値を合計する。その結果、レポート生成部15は、中間データと消費電力量の合計値に基づき、レンダリングにより可視可能な(合計値を所定の視覚情報に加工した)レポートファイルを生成する。より具体的には、中間データの管理識別情報、機種情報、消費電力量の合計値に基づき、表やグラフなどのデータファイルを生成する。なお、グループ化については、機種ごとでなくてもよい。例えばレポート生成部15は、中間データの日時情報に基づき、中間データを時間帯(所定期間)ごとにグループ化してもよい。
レポート生成部15は、上記方法により、現状の機器利用に対応する中間データに基づき、現状の機器利用に対応するレポートファイルを生成する。また、レポート生成部15は、現状の機器利用に対応する中間データと代替機器利用に対応する中間データ(シミュレーション用の中間データ)に基づき、以下の処理を行う。すなわち利用者環境全体における現状の機器利用時と代替機器利用時の消費電力量を視覚的に比較可能なレポートファイルを生成する。
このように、レポート生成部15は、利用者環境全体における代替前と代替後との機器利用時の消費電力量を視覚的に比較可能な情報に加工・生成する。
上述した各機能部13,14,15の連携動作をまとめると図8に示すようになる。
図8は、本実施形態に係るレポート生成の動作例を示す図である。
図8に示すように、管理装置100では、計算部13が、ログ管理情報80Dに基づき、レポート期間内にログとして記録された機器状態/機器動作ごとの消費電力量を集計し、現状の機器利用に対応する中間データD1を生成する。これにより、管理装置100では、レポート生成部15が、生成された中間データD1に基づき、現状の機器利用に対応するレポートを生成する。また、管理装置100では、シミュレーション部14が、ログ管理情報80Dを代替情報に変更し、シミュレーション用のログ管理情報81Dを生成する。次に、管理装置100では、計算部13が、生成されたシミュレーション用のログ管理情報81Dに基づき、レポート期間内における代替後の機器状態/機器動作ごとの予想消費電力量を集計する。そして代替機器利用に対応する中間データD2(シミュレーション用の中間データ)を生成する。これにより、管理装置100では、レポート生成部15が、生成された中間データD1と中間データD2に基づき、利用者環境全体における代替前と代替後との機器利用時の消費電力量を視覚的に比較可能なレポートを生成する。
以上のように、本実施形態に係る管理機能は、上記各機能部が連携動作することにより実現される。なお、上記各機能部は、管理装置100に搭載(インストール)されるプログラムが、演算装置(CPU)により、記憶装置(「HDD」や「ROM」)からメモリ(RAM)上に読み出され、以下の処理が実行されることで実現される。なお上記管理装置100に搭載されるプログラムは、管理機能を実現するソフトウェアである。
本実施形態に係る管理機能の詳細な動作(機能部群の連携動作)について、処理手順を示すフローチャートを用いて説明する。
《ログ取得・ログ生成処理》
図9は、本実施形態に係るログ取得の処理手順例を示すフローチャートである。
図9に示すように、管理装置100は、ログ取得部11により、次のようなログ取得処理を行う。
ログ取得部11は、電子機器200aから状態/動作ログのログデータを受信したか否かを判定する(ステップS101)。
その結果、ログ取得部11は、ログデータを受信した場合(ステップS101:YES)、受信したログデータに基づき、ログ管理情報80Dを更新する(ステップS102)。このときログ取得部11は、ログ管理情報保持部80にアクセスし、受信したログデータに含まれる各情報項目値をログ管理情報80Dの該当情報項目に格納する。
このように、ログ取得部11は、受信したログデータに対応する新規のログ管理情報80Dを生成し、電子機器200aの状態/動作ログを記録する。
ログ取得部11は、ログ管理情報80Dを更新すると、ログデータ受信の待ち状態(ステップS101:NO)となる。
図10は、本実施形態に係るログ生成処理手順例を示すフローチャートである。
図10に示すように、管理装置100は、ログ生成部12により、次のようなログ生成処理を行う。
ログ生成部12は、電子機器200bをモニタリングし(監視し)、電流の変化が検知されたか否かを判定する(ステップS201)。このときログ生成部12は、電子機器200bごとに設置された電流計AMから電流値(計測値)を取得し、各電子機器200bの電流の変化(電流値の増減)を検知する。
その結果、ログ生成部12は、電流の変化が検知されると(ステップS201:YES)、電流の変化が検知された電子機器200bの機種情報と該電子機器200bに割り当てられた管理識別情報を取得する(ステップS202)。このときログ生成部12は、機器管理情報保持部90にアクセスし、電流の変化を検知した電流計AMの電流計識別情報に基づき、機器管理情報90Dを参照する。ログ生成部12は、機器管理情報90Dの電流計管理情報90D1から、一致した電流計識別情報に対応付けられた機種情報と管理識別情報を取得する。
次に、ログ生成部12は、機器管理情報90Dから、電流の変化が検知された電子機器200bの状態を取得する(ステップS203)。このときログ生成部12は、取得した機種情報と検知した電流値に基づき、機器管理情報90Dを参照する。ログ生成部12は、機器管理情報90Dの状態管理情報90D2から、一致した機種情報に対応付けられた電流情報を取得する。ログ生成部12は、取得した電流情報のうち、取得した電流値が最も近い値の電流情報を特定し、特定した電流情報に対応付けられた状態情報を取得する。
次に、ログ生成部12は、電流の変化が検知された電子機器200bの電流変化前の状態情報を取得する(ステップS204)。このときログ生成部12は、前回のモニタリング結果として、電流計識別情報と状態情報が対応付けられて電子機器200bごとに保持されている状態保持部122にアクセスする。ログ生成部12は、電流の変化を検知した電流計AMの電流計識別情報に基づき、一致する電流計識別情報が対応付けられた状態情報を取得する。
次に、ログ生成部12は、ステップS203で取得した状態情報(現在の状態)とステップS204で取得した状態情報(電流変化前の状態)に基づき、現在の状態が電流変化前の状態から変化したか否かを確認する(ステップS205)。このときログ生成部12は、状態情報の値を比較し、比較結果から上記状態変化を確認する。
その結果、ログ生成部12は、値が異なり、現在の状態が電流変化前の状態から変化したことを確認すると(ステップS205:YES)、電流変化後の状態(今回のモニタリング結果)を記録する(ステップS206)。このときログ生成部12は、状態保持部122にアクセスし、電流の変化を検知した電流計AMの電流計識別情報に基づき、一致する電流計識別情報に対応付けられた状態情報を、ステップS203で取得した状態情報(現在の状態)で更新する。
次に、ログ生成部12は、日時情報、機種情報、管理識別情報、状態情報に基づき、ログデータを生成する(ステップS207)。このときログ生成部12は、例えば管理装置100が備える時計回路(非図示)から、機器状態の変化を確認した日時を取得し、上記日時情報とする。また、上記機種情報と管理識別情報は、ステップS202で取得した情報である。また、上記状態情報は、ステップS203で取得した情報である。このように、ログ生成部12は、状態変化日時、電子機器200bの機種名、電子機器200bに割り当てられた管理識別子、電子機器200bの電流変化から求められた状態内容などを含むログデータを生成する。
その結果、ログ生成部12は、生成したログデータに基づき、ログ管理情報80Dを更新する(ステップS208)。このときログ取得部11は、ログ管理情報保持部80にアクセスし、生成したログデータに含まれる各情報項目値をログ管理情報80Dの該当情報項目に格納する。
このように、ログ生成部12は、生成したログデータに対応する新規のログ管理情報80Dを生成し、電子機器200bの状態/動作ログを記録する。
ログ生成部12は、ログ管理情報80Dを更新すると、電子機器200bからの電流変化の検知待ち状態(ステップS201:NO)となる。また、ログ生成部12は、値が同じで、現在の状態が電流変化前の状態から変化していないことを確認すると(ステップS205:NO)、以下の動作を行う。すなわちステップS206,S207,S208の処理(状態の更新処理、ログデータの生成処理、ログ管理情報の更新処理)をスキップし、ステップS201の処理(電流変化の検知処理)に移行する。
以上のように、管理装置100は、ログ取得部11で取得したログデータやログ生成部12で生成したログデータをログ管理情報保持部80に記録・保持し、管理対象である電子機器200の状態/動作ログを管理する。
なお、これまで管理機能を実現する各機能部を管理装置100が備えた構成例について説明してきた。しかしながら本発明の実施形態はこのような構成例に限定されない。すなわち図30に示すように、全体として管理機能を実現する各機能部が連携可能な構成であれば、管理機能を実現する各機能部がどのように配置されていてもよい。図30に示す管理機能の構成例の変形例では、管理機能を実現する各機能部は、例えばそれぞれ別個の情報処理装置(コンピュータ等)により実現され、それぞれの情報処理装置の間がネットワークで相互に通信可能に接続される。上記管理機能を実現する各機能部とは、ログ取得部11、ログ生成部12、計算部13,シミュレーション部14,レポート生成部15,消費電力管理情報保持部70、ログ管理情報保持部80及び機器管理情報保持部90である。
なお上記の如く管理機能を実現する各機能部をそれぞれ別個の情報処理装置によって実現する代わりに、管理機能を実現する各機能部のうちの任意の複数の機能部を抽出し、当該複数の機能部を一台の情報処理装置で実現するようにしてもよい。すなわち管理機能を実現する各機能部を利用者環境に応じて任意に組み合わせることができ、その結果管理機能の利用性を向上させることができる。
なお上記管理機能を実現する各機能部を実現するそれぞれの情報処理装置に対し、例えば上述した図2の如くのハードウェア構成例を採用することができる。すなわち例えばログ取得部11を図2の構成を有する情報処理装置で実現する場合、同装置に搭載されるプログラムがCPU105によりROM105からRAM104に読み出されて処理が実行され当該機能部が実現される。また更にログ管理情報保持部80を図2の構成を有する別の情報処理装置で実現する場合、当該情報処理装置の記憶装置(HDD108等)を利用することができる。すなわちネットワークを介し、ログ取得部11としての情報処理装置のCPU106がログ管理情報保持部80としての情報処理装置の記憶装置(HDD108等)に対しOS等を介しあるいは直接情報の読み書きを行うようにすることができる。
《レポート生成の基本処理》
図11は、本実施形態に係るレポート生成の基本処理手順例を示すフローチャートである。
図11に示すように、管理装置100は、計算部13とレポート生成部15により、次のようなレポート処理を行う。
計算部13は、所定のインタフェースを介して、レポート期間(消費電力量の計算対象期間)の入力を受け付ける(ステップS301:YES)。
次に、計算部13は、レポート期間内に該当するログ管理情報80Dを取得する(ステップS302)。このとき計算部13は、ログ管理情報保持部80にアクセスし、ログ管理情報80Dの日時情報を参照する。計算部13は、期間の開始・終了日時を示すレポート期間情報に基づき、ログ管理情報80Dから、日時情報の値がレポート期間内に該当するログ管理情報80Dを取得する。
次に、計算部13は、取得したログ管理情報80Dの状態/動作種別情報が機器動作を示す値か、又は、機器状態を示す値か、を判定する(ステップS303)。
その結果、計算部13は、状態/動作種別情報が機器動作を示す値と判定した場合(ステップS303:機器動作)、レポート期間内における機器動作に対する中間データD1(現状の機器利用に対応する中間データ)を生成する処理を行う(ステップS304)。なお、本処理の詳細については、図12を用いて後述する。
一方、計算部13は、状態/動作種別情報が機器状態を示す値と判定した場合(ステップS303:機器状態)、レポート期間内における機器状態に対する中間データD1(現状の機器利用に対応する中間データ)を生成する処理を行う(ステップS305)。なお、本処理の詳細については、図13を用いて後述する。
次に、計算部13は、ステップS302の処理で取得した全てのログ管理情報80D(レポート期間内に記録された全てのログ)に対して、ステップS304又はS305の処理(中間データ処理)を行ったか否かを判定する(ステップS306)。
その結果、計算部13は、全てのログ管理情報80Dに対して処理を行っていないと判定した場合(ステップS306:NO)、ステップS303の処理(状態/動作種別の判定処理)に戻る。そして、未実行のログ管理情報80Dに対して、ステップS304又はS305の処理を行う。つまり、計算部13は、ステップS302の処理で取得した全てのログ管理情報80Dに対して、ステップS304又はS305の処理が行われるまで処理を繰り返す。
計算部13は、全てのログ管理情報80Dに対して処理を行ったと判定した場合(ステップS306:YES)、後処理を行う(ステップS307)。なおここでいう「後処理」とは、次のような場合を想定した処理である。
上述したように、レポート期間は、利用者から任意に入力される。そのため、取得したログ管理情報80Dには、必ずしも機器状態の開始日時と終了日時が含まれるとは限らない。この場合、ステップS305の処理でレポート期間内の機器状態時にかかった消費電力量を計算する際に、機器状態が維持された期間を示す値(消費電力量の計算期間を示す値)が得られない場合が考えられる。そこで、後処理では、取得したログ管理情報80Dから開始日時しか得られなかった場合、入力されたレポート期間情報の終了日時を機器状態の終了日時として、レポート期間内の該当機器状態時の消費電力量を計算し、中間データD1を生成する。これにより、計算部13は、レポート期間内において、機器状態が維持された期間が特定できない機器状態に対する中間データD1の生成処理を行う。なお、本処理の詳細については、図14を用いて後述する。
また、取得したログ管理情報80Dから終了日時しか得られなかった場合には以下の処理を行う。すなわちステップS305の処理において、入力されたレポート期間情報の開始日時を機器状態の開始日時として、レポート期間内の該当機器情報時の消費電力量を計算し、中間データD1を生成する。なお、本処理の詳細については、図13を用いて後述する。
次に、レポート生成部15は、計算部13が生成した中間データD1に基づくレポートの生成処理を行う(ステップS308)。これにより、レポート生成部15は、現状の機器利用時の消費電力量を視覚的に確認可能なレポートファイルを生成する。なお、本処理の詳細については、図16を用いて後述する。
以上のように、管理装置100は、レポート期間内にログとして記録された機器状態/機器動作ごとの消費電力量の集計結果として、現状の機器利用に対応する中間データD1を生成する。そして生成した中間データD1に基づき、現状の機器利用時の消費電力量を視覚的に確認可能な情報に加工・生成する。
次に、上述したステップS304,S305の処理(機器動作/機器状態に対応する中間データ処理),ステップS307の処理(後処理)の詳細について説明する。なお、以下の処理では、上述したステップS301の処理で「2011−12−08T17:00:00−18:00:00」をレポート期間情報の入力として受け付けた場合を想定している。
《機器動作に対応する中間データ生成の処理》
図12は、本実施形態に係る中間データ処理手順例(その1)を示すフローチャートである。図12には、ステップS304の処理例(機器動作に対する中間データ処理例)が示されている。
計算部13は、消費電力管理情報70Dから、ログとして記録された機器動作に対応する消費電力単位情報[X](所定ジョブ処理当たりの消費電力量)を取得する(ステップS3041)。このとき計算部13は、消費電力管理情報保持部70にアクセスし、消費電力管理情報70Dの機種情報と状態/動作種別情報を参照する。計算部13は、ステップS302で取得したログ管理情報80Dの機種情報と状態/動作種別情報に一致する情報セットの消費電力単位情報を取得する。
例えば、ログ管理情報80Dが図6に示すデータであり、消費電力管理情報70Dが図7に示すデータであった場合を想定する。この場合には、動作ログ(動作履歴)として記録された機種「MFP A」の印刷動作に対応する消費電力単位情報の値:'0.9(W)'(印刷時のページ当たりの消費電力を示す値)が取得される。
図12の説明に戻る。次に、計算部13は、レポート期間内の機器動作時にかかった消費電力量を計算する(ステップS3042)。このとき計算部13は、ステップS302で取得したログ管理情報80Dの状態/動作内容情報[Y]と取得した消費電力単位情報[X]に基づき、機器動作時の消費電力量[Z=X×Y]を計算する。
例えば、ログ管理情報80Dの状態/動作内容情報の値:'100(page)'であった場合には、印刷動作時の消費電力量[90=0.9×100]が計算される。
その結果、計算部13は、機器動作時にかかった消費電力量の計算値[Z]を含む中間データD1を生成する(ステップS3043)。このとき計算部13は、ステップS302で取得したログ管理情報80Dの管理識別情報、機種情報、日時情報、状態/動作種別情報、消費電力量の計算値[Z]が対応付けられた情報セットを機器動作ごとに生成する。
《機器状態に対応する中間データ生成の処理》
図13は、本実施形態に係る中間データ処理手順例(その2)を示すフローチャートである。図13には、ステップS305の処理例(機器状態に対する中間データ処理例)が示されている。
計算部13は、状態/動作内容情報が開始を示す値か、又は、終了を示す値か、を判定する(ステップS3051)。このとき計算部13は、ステップS302で取得したログ管理情報80Dの状態/動作内容情報の値が"開始"か、又は、"終了"か、を判定する。
その結果、計算部13は、状態/動作内容情報が開始を示す値と判定した場合(ステップS3051:開始)、該当ログ管理情報80Dを一時保持し(ステップS3052)、ステップS306の処理(中間データ処理の実行確認処理)に移行する。このとき計算部13は、機器状態内容「開始」のログ管理情報80Dを管理装置100が備える記憶装置の所定の記憶領域(ワークメモリ)に保持する。
一方、計算部13は、状態/動作内容情報が終了を示す値と判定した場合(ステップS3051:終了)、以下の処理を行う。すなわち消費電力管理情報70Dから、ログとして記録された機器状態に対応する消費電力単位情報[X](所定時間当たりの消費電力量)を取得する(ステップS3051)。このとき計算部13は、消費電力管理情報保持部70にアクセスし、消費電力管理情報70Dの機種情報と状態/動作種別情報を参照する。計算部13は、ステップS302で取得したログ管理情報80Dの機種情報と状態/動作種別情報に一致する情報セットの消費電力単位情報を取得する。
例えば、ログ管理情報80Dが図6に示すデータであり、消費電力管理情報70Dが図7に示すデータであった場合を想定する。この場合には、例えば状態ログ(状態履歴)として記録された機種「蛍光灯 XYZ」の点灯状態に対応する消費電力単位情報の値:'40'(点灯時の1時間当たりの消費電力を示す値)が取得される。
図13の説明に戻る。次に、計算部13は、所定の記憶領域(ワークメモリ)に一時保持している機器状態内容「開始」のログ管理情報80Dの中から、同一状態の機器状態内容「終了」に対応するログ管理情報80Dを検索する(ステップS3054)。このとき計算部13は、保持しているログ管理情報80Dの機器管理情報を参照し、状態/動作内容情報が終了を示す値と判定したログ管理情報80Dの機器管理情報と一致する情報を検索する。
計算部13は、検索結果に基づき、所定の記憶領域(ワークメモリ)に一時保持している機器状態内容「開始」のログ管理情報80Dの中に、同一状態の機器状態内容「終了」に対応するログ管理情報80Dが存在するか否かを判定する(ステップS3055)。
その結果、計算部13は、所定の記憶領域(ワークメモリ)に一時保持している機器状態内容「開始」のログ管理情報80Dの中に、同一状態の機器状態内容「終了」に対応するログ管理情報80Dが存在すると判定した場合(ステップS3055:YES)、レポート期間内における開始から終了までの機器状態時にかかった消費電力量を計算する(ステップS3056)。このとき計算部13は、機器状態内容「開始」のログ管理情報80D(検索により特定されたログ管理情報)の日時情報の値を計算期間の開始日時:T1とする。そして、機器状態内容「終了」のログ管理情報80D(状態/動作内容情報が終了を示す値と判定したログ管理情報)の日時情報の値を計算期間の終了日時:T2とする。計算部13は、これらの日時T1,T2から、レポート期間内の機器状態が維持された期間[計算期間:T2−T1]を計算する。そして、ステップS3053で取得した消費電力単位情報[X]に基づき、機器状態時にかかった消費電力量[Z=X×(T2−T1)]を計算する。
例えば、ログ管理情報80Dが図6に示すデータには、機種「蛍光灯 XYZ」の点灯状態の開始と終了の状態ログが記録されている。このような場合には以下の処理がなされる。すなわち機器状態内容「終了」に対応する日時情報の値:"2011−12−08T17:40:33"と機器状態内容「開始」に対応する日時情報の値:"2011−12−08T17:25:33"から以下の値が計算される。すなわちレポート期間内の機器状態が維持された期間[計算期間:15(分)]が計算される。なお、点灯時の消費電力単位情報の値:40(W)は、1時間当たりの消費電力量であることから、時間単位の変換[0.25=(15/60)]を行う。その結果、点灯時の消費電力量[10=40×0.25]が計算される。
図13の説明に戻る。その結果、計算部13は、レポート期間内における開始から終了までの機器状態時にかかった消費電力量の計算値[Z]を含む中間データD1を生成する(ステップS3057)。このとき計算部13は機器状態ごとに以下の情報セットを生成する。すなわち機器状態内容「開始」と「終了」のログ管理情報80Dの管理識別情報、機種情報、日時情報[機器状態(計算期間)開始日時:T1,終了日時:T2]、状態/動作種別情報、消費電力量の計算値[Z]が対応付けられた情報セットを生成する。
一方、計算部13は、所定の記憶領域(ワークメモリ)に一時保持している機器状態内容「開始」のログ管理情報80Dの中に、同一状態の機器状態内容「終了」に対応するログ管理情報80Dが存在しないと判定した場合(ステップS3055:NO)、レポート期間内における終了までの機器状態時にかかった消費電力量を計算する(ステップS3058)。このとき計算部13は、レポート期間情報の開始日時の値を計算期間の開始日時:T1とし、機器状態内容「終了」のログ管理情報80D(状態/動作内容情報が終了を示す値と判定したログ管理情報)の日時情報の値を計算期間の終了日時:T2とする。計算部13は、これらの日時T1,T2から、レポート期間内の機器状態が維持された期間[計算期間:T2−T1]を計算する。そして、ステップS3053で取得した消費電力単位情報[X]に基づき、機器状態時にかかった消費電力量[Z=X×(T2−T1)]を計算する。
例えば、ログ管理情報80Dが図6に示すデータには、機種「MFP A」のスリープ時の終了の状態ログのみが記録されている。このような場合には、機器状態内容「終了」に対応する日時情報の値:"2011−12−08T17:57:00"と入力されたレポート期間情報の開始日時の値:"2011−12−08T17:00:00"から以下の計算がなされる。すなわちレポート期間内の機器状態が維持された期間[計算期間:57(分)]が計算される。なお、スリープ時の消費電力単位情報の値:20(W)は、1時間当たりの消費電力量であることから、時間単位の変換[0.95=(57/60)]を行う。その結果、点灯時の消費電力量[19=20×0.95]が計算される。
図13の説明に戻る。その結果、計算部13は、レポート期間内における終了までの機器状態時にかかった消費電力量の計算値[Z]を含む中間データD1を生成する(ステップS3059)。このとき計算部13は以下の情報セットを機器状態ごとに生成する。すなわち機器状態内容「終了」のログ管理情報80Dの管理識別情報、機種情報、日時情報[レポート期間開始日時:T1,機器状態終了日時:T2]、状態/動作種別情報、消費電力量の計算値[Z]が対応付けられた情報セットを機器状態ごとに生成する。
《後処理》
図14は、本実施形態に係る後処理手順例を示すフローチャートである。図14には、ステップS307の処理例(後処理例)が示されている。
計算部13は、管理装置100が備える記憶装置の所定の記憶領域(ワークメモリ)に、機器状態内容「開始」のログ管理情報80Dが保持されているか否かを判定する(ステップS3071)。
その結果、計算部13は、該当ログ管理情報80Dが保持されていると判定した場合(ステップS3071:YES)、以下の処理を行う。すなわち消費電力管理情報70Dから、ログとして記録された機器状態に対応する消費電力単位情報[X](所定時間当たりの消費電力量)を取得する(ステップS3072)。このとき計算部13は、消費電力管理情報保持部70にアクセスし、消費電力管理情報70Dの機種情報と状態/動作種別情報を参照する。計算部13は、ステップS3071で判定したログ管理情報80Dの機種情報と状態/動作種別情報に一致する情報セットの消費電力単位情報を取得する。
例えば、ログ管理情報80Dが図6に示すデータであり、消費電力管理情報70Dが図7に示すデータであった場合を想定する。この場合には、状態ログとして記録された機種「MFP A」の待機状態に対応する消費電力単位情報の値:'150'(待機時の1時間当たりの消費電力を示す値)が取得される。
図14の説明に戻る。次に、計算部13は、レポート期間内における開始からの機器状態時にかかった消費電力量を計算する(ステップS3073)。このとき計算部13は、機器状態内容「開始」のログ管理情報80D(状態/動作内容情報が開始を示す値と判定したログ管理情報)の日時情報の値を計算期間の開始日時:T1とし、レポート期間情報の終了日時の値を計算期間の終了日時:T2とする。計算部13は、これらの日時T1,T2から、レポート期間内の機器状態が維持された期間[計算期間:T2−T1]を計算する。そしてステップS3072で取得した消費電力単位情報[X]に基づき、機器状態時にかかった消費電力量[Z=X×(T2−T1)]を計算する。
例えば、ログ管理情報80Dが図6に示すデータには、機種「MFP A」の待機時の開始の状態ログのみが記録されている。このような場合には以下の処理がなされる。すなわち入力されたレポート期間情報の終了日時の値:"2011−12−08T18:00:00"と機器状態内容「開始」に対応する日時情報の値:"2011−12−08T17:57:20"から以下の計算がなされる。すなわちレポート期間内の機器状態が維持された期間[計算期間:3(分)]が計算される。なお、スリープ時の消費電力単位情報の値:150(W)は、1時間当たりの消費電力量であることから、時間単位の変換[0.05=(3/60)]を行う。その結果、点灯時の消費電力量[7.5=150×0.05]が計算される。
図14の説明に戻る。その結果、計算部13は、レポート期間内における開始からの機器状態時にかかった消費電力量の計算値[Z]を含む中間データD1を生成する(ステップS3074)。このとき計算部13は以下の情報セットを生成する。すなわち機器状態内容「開始」のログ管理情報80Dの管理識別情報、機種情報、日時情報[機器状態開始日時:T1,レポート期間終了日時:T2]、状態/動作種別情報、消費電力量の計算値[Z]が対応付けられた情報セットを機器状態ごとに生成する。
次に、計算部13は、ステップS3071の処理で特定した全てのログ管理情報80D(機器状態内容「開始」の全てのログ)に対して、ステップS3072,S3073,S3074(中間データ処理)を行ったか否かを判定する(ステップS3075)。
その結果、計算部13は、全てのログ管理情報80Dに対して処理を行っていないと判定した場合(ステップS3075:NO)、以下の動作を行う。すなわちステップS3071の処理(機器状態内容「開始」ログの判定処理)に戻り、未実行のログ管理情報80Dに対して、ステップS3072,S3073,S3074の処理を行う。つまり、計算部13は、ステップS3071の処理で特定した全てのログ管理情報80Dに対して、ステップS3072,S3073,S3074の処理が行われるまで処理を繰り返す。
このように、計算部13は、レポート期間内における機器状態時/機器動作時の消費電力量の集計結果として、図15に示すような中間データD1を生成する。
図15は、本実施形態に係る現状の機器利用の中間データD1のデータ例を示す図である。図15には、レポート期間「2011−12−08T17:00:00−18:00:00」の入力を受け付けた場合、計算部13が、図6に示すログ管理情報80Dと図7に示す消費電力管理情報70Dに基づき生成した中間データD1の例が示されている。
例えば、計算部13は、ログ管理情報80Dに記録された機種「MFP A」のスリープ時の状態ログに対して、ステップS3058,S3059の処理により、中間データD1aを生成する。また、計算部13は、ログ管理情報80Dに記録された機種「MFP B」のスリープ時の状態ログに対して、ステップS3058,S3059の処理により、中間データD1bを生成する。また、計算部13は、ログ管理情報80Dに記録された機種「蛍光灯 XYZ」の点灯時の状態ログに対して、ステップS3056,S3057の処理により、中間データD1cを生成する。また、計算部13は、ログ管理情報80Dに記録された機種「MFP A」の印刷時の動作ログに対して、ステップS3042,S3043の処理により、中間データD1dを生成する。また、計算部13は、ログ管理情報80Dに記録された機種「MFP A」の待機時の状態ログに対して、ステップS3073,S3074の処理により、中間データD1eを生成する。
次に、上述したステップS308の処理(レポートの生成処理)の詳細について説明する。なお、以下の処理では、図15に示す中間データD1が生成された場合を想定している。
《レポート生成の処理》
図16は、本実施形態に係るレポートの処理手順例を示すフローチャートである。図16には、ステップS308の処理例(レポートの生成処理例)が示されている。
レポート生成部15は、中間データD1の機種情報に基づき、中間データD1を機種ごとにグループ化する(ステップS3081)。
例えば、図15に示す中間データD1の場合には、機種「蛍光灯 XYZ」,「MFP A」,「MFP B」の中間データD1a〜D1eが含まれている。この場合、図17に示すようにグルーピングされる。
図17は、本実施形態に係る現状の機器利用の中間データD1のグルーピング例を示す図である。
図17には、中間データD1が、機種「蛍光灯 XYZ」,「MFP A」,「MFP B」ごとに、3種類の中間データ群GA,GB,GCにグルーピングされた例が示されている。
図16の説明に戻る。次に、レポート生成部15は、グループ単位で消費電力量の計算値を合計[ZX=ZX1+・・・+ZXn]する(ステップS3082)。
例えば、機種「MFP A」の中間データ群GAの場合には、消費電力量の計算値:'19(Wh)','90(Wh)','7.5(Wh)'に基づき、合計値[116.5=19+90+7.5]が計算される。また、機種「MFP B」の中間データ群GBの場合には、消費電力量の計算値:'24(Wh)'に基づき、合計値[24]が計算される。また、機種「蛍光灯 XYZ」の中間データ群GCの場合には、消費電力量の計算値:'10(Wh)'に基づき、合計[10]が計算される。
その結果、レポート生成部15は、レンダリングにより可視可能な(合計値[ZX]を所定の視覚情報に加工した)レポートファイルを生成する(ステップS3083)。このときレポート生成部15は、中間データD1の管理識別情報、機種情報、消費電力量の合計値[ZX]に基づき、表やグラフなどのデータファイルを生成する。
このように、レポート生成部15は、現状の機器利用に対応する中間データD1に基づき、現状の機器利用に対応する図17に示すようなレポートファイルを生成する。
図18は、本実施形態に係る現状の機器利用のレポートのデータ例を示す図である。図18(A)には、レポート生成部15が、図17に示す中間データD1に基づき、レポート期間内の機種ごとの消費電力量の合計を計算し、計算結果から生成した表又はグラフによるレポートの例が示されている。また、図18(B)には、レポート生成部15が、図17に示す中間データD1に基づき、レポート期間内の時間帯ごとの消費電力量の合計を計算し、計算結果から生成した表又はグラフによるレポートの例が示されている。この場合、レポート生成部15は、中間データD1の日時情報に基づき、中間データD1を時間帯ごとにグループ化し、グループ単位で消費電力量の計算値を合計する。このように、グループ化については、機種ごとでなくてもよい。
《シミュレーションの基本処理》
図19は、本実施形態に係るシミュレーションの基本処理手順例を示すフローチャートである。図19に示すように、管理装置100は、計算部13、シミュレーション部14、及びレポート生成部15により、次のようなシミュレーション処理を行う。なお、本処理は、上述した現状の機器利用に対応するレポートの生成処理後に実行されることを想定している。また、本処理は、図11に示すレポート生成の基本処理と略同一であることから、異なる点を重点的に説明する。
シミュレーション部14は、所定のインタフェースを介して、機種変更,状態/動作変更などの代替情報の入力を受け付ける(ステップS401:YES)。
次に、シミュレーション部14は、レポート期間内に該当するログ管理情報80Dを代替情報で変更する(ステップS402)。このときシミュレーション部14は、ログ管理情報80Dの該当項目値を入力された代替情報の値に置き換えて、シミュレーション用のログ管理情報81Dを生成する。
図20は、本実施形態に係る消費電力管理情報70Dのデータ例(その2)を示す図であり、図21は、本実施形態に係るシミュレーション用のログ管理情報81Dのデータ例を示す図である。
例えば、シミュレーション部14が、図20に示す消費電力管理情報70Dに基づき、機種「MFP A」を機種「MFP C」に代替する代替情報(機種変更)の入力を受け付けたとする。この場合、ログ管理情報80Dに記録された機種「MFP A」の状態/動作ログの管理識別情報と機種情報が、代替情報の値:'103',"MFP C"で置き換えられ、図21に示すようなシミュレーション用のログ管理情報81Dが生成される。
図19の説明に戻る。次に、計算部13は、生成されたシミュレーション用のログ管理情報81Dの状態/動作種別情報が機器動作を示す値か、又は、機器状態を示す値か、を判定する(ステップS403)。
その結果、計算部13は、状態/動作種別情報が機器動作を示す値と判定した場合(ステップS403:機器動作)、以下の処理を行う。すなわちレポート期間内における機器動作に対するシミュレーション用の中間データD2(代替機器利用に対応する中間データ)を生成する処理を行う(ステップS404)。なお、本処理については、シミュレーション時も、図12を用いて説明を行った処理と同様である。
一方、計算部13は、状態/動作種別情報が機器状態を示す値と判定した場合(ステップS403:機器状態)、以下の処理を行う。すなわちレポート期間内における機器状態に対するシミュレーション時の中間データD2(代替機器利用に対応する中間データ)を生成する処理を行う(ステップS405)。なお、本処理については、シミュレーション時も、図13を用いて説明を行った処理を同様である。
次に、計算部13は、ステップS402の処理で生成した全てのシミュレーション用のログ管理情報81D(レポート期間内に該当する全てのシミュレーション用ログ)に対して、以下の処理を行う。すなわちステップS404又はS405の処理(シミュレーション時の中間データ処理)を行ったか否かを判定する(ステップS406)。
その結果、計算部13は、全てのシミュレーション用のログ管理情報81Dに対して処理を行っていないと判定した場合(ステップS406:NO)、以下の処理を行う。すなわちステップS403の処理(状態/動作種別の判定処理)に戻り、未実行のシミュレーション用のログ管理情報81Dに対して、ステップS404又はS405の処理を行う。つまり、計算部13は、ステップS402の処理で生成した全てのシミュレーション用のログ管理情報81Dに対して、ステップS404又はS405の処理が行われるまで処理を繰り返す。
計算部13は、全てのシミュレーション用のログ管理情報81Dに対して処理を行ったと判定した場合(ステップS406:YES)、後処理を行う(ステップS407)。なお、本処理については、シミュレーション時も、図14を用いて説明を行った処理を同様である。
このように、計算部13は、レポート期間内における代替後の機器状態時/機器動作時の消費電力量の集計結果として、図22に示すようなシミュレーション用の中間データD2を生成する。
図22は、本実施形態に係るシミュレーション用の中間データD2のデータ例を示す図である。
図22には、代替機器「MFP C」の入力を受け付けた場合、計算部13が、図21に示すシミュレーション用のログ管理情報81Dと図20に示す消費電力管理情報70Dに基づき生成したシミュレーション用の中間データD2の例が示されている。
例えば、計算部13は、シミュレーション用のログ管理情報81Dとして変更された機種「MFP C」のスリープ時の状態ログに対して、ステップS3058,S3059の処理により、中間データD2aを生成する。また、計算部13は、シミュレーション用のログ管理情報81Dに記録された機種「MFP B」のスリープ時の状態ログに対して、ステップS3058,S3059の処理により、中間データD2bを生成する。また、計算部13は、シミュレーション用のログ管理情報81Dに記録された機種「蛍光灯 XYZ」の点灯時の状態ログに対して、ステップS3056,S3057の処理により、中間データD2cを生成する。また、計算部13は、シミュレーション用のログ管理情報81Dとして変更された機種「MFP C」の印刷時の動作ログに対して、ステップS3042,S3043の処理により、中間データD2dを生成する。また、計算部13は、シミュレーション用のログ管理情報81Dとして変更された機種「MFP C」の待機時の状態ログに対して、ステップS3073,S3074の処理により、中間データD2eを生成する。
図19の説明に戻る。次に、レポート生成部15は、計算部13が生成した現状の機器利用に対応する中間データD1とシミュレーション用の中間データD2(代替機器利用に対応する中間データ)に基づくレポートの生成処理を行う(ステップS408)。
その結果、レポート生成部15は、利用者環境全体における現状の機器利用時と代替機器利用時の消費電力量を視覚的に比較可能な(現状とシミュレーション後の各消費電力量を比較可能な所定の提案情報に加工した)レポートファイルを生成する。
このように、レポート生成部15は、利用者環境全体における代替前と代替後との機器利用時の消費電力量を視覚的に比較可能な図23に示すようなレポートファイル(提案情報)を生成する。
図23は、本実施形態に係る代替前後のレポートのデータ例を示す図である。図23(A)には、レポート生成部15がレポート期間内の現状(代替前)の消費電力量の総合計と代替後の消費電力の総合計を計算し、計算結果から生成した表又はグラフによるレポートの例が示されている。なお上記計算は、図15に示す現状の機器利用に対応する中間データD1と図22に示すシミュレーション用の中間データD2(代替機器利用に対応する中間データ)に基づいてなされる。このようなレポートによる代替提案では、コスト低減の目標値を提示することで(図中では「破線」)、代替提案による具体的な低減効果(図中では「コスト低減目標を上回る低減効果の予想」)を視覚的に確認できる。
また、図23(B)には、レポート生成部15がレポート期間内の現状(代替前)の消費電力量の合計と代替後の消費電力の合計を時間帯(利用時間帯)ごとに計算し、計算結果から生成した表又はグラフによるレポートの例が示されている。なお上記計算は、図15に示す現状の機器利用に対応する中間データD1と図22に示すシミュレーション用の中間データD2(代替機器利用に対応する中間データ)に基づいてなされる。このようなレポートによる代替提案では、利用機器の代替により低減効果の高い具体的な時間帯(図中では「17:45−18:00の間」)を視覚的に確認できる。
以上のように、管理装置100は、機種変更,状態/動作変更などの代替情報に基づき、レポート期間内に記録されたログの該当情報項目値を代替情報で変更する(値を置き換える)。次に、管理装置100は、変更したログの機器状態/機器動作ごとの消費電力量の集計結果として、代替機器利用に対応する中間データD2を生成する。次に、管理装置100は、現状の機器利用に対応する中間データD1と代替機器利用に対応する中間データD2に基づき、利用者環境全体における代替前と代替後との機器利用時の消費電力量を視覚的に比較可能な情報に加工・生成する。
その結果、管理装置100では、利用者環境全体で電子機器200がどのように利用されているのか(電力がどのように消費されているか)を把握でき、現状問題のある電力消費に対して何をすべきか、具体的な改善を提案できる。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る管理装置100によれば、ログ取得部11により、電子機器200aの状態/動作ログを受信し、ログ管理情報保持部80に記録する。また、管理装置100は、ログ生成部12により、電子機器200bの状態ログを生成し、ログ管理情報保持部80に記録する。管理装置100は、計算部13により、記録した状態/動作ログに基づき、現状の機器利用に伴う所定期間内の消費電力量(現状値)を計算する。また、管理装置100は、シミュレーション部14により、ログに記録された機器状態を実現可能な/記録された機器動作を行うことが可能な代替機器で替わりにその機器状態を実現した場合/その機器動作を行った場合をシミュレーションする。このとき管理装置100は、計算部13により、シミュレーション結果(試算値)に基づき、代替機器利用に伴う所定期間内の予想消費電力量(予想値)を計算する。その結果、管理装置100は、レポート生成部15により、以下の処理を行う。すなわち利用者環境全体における現状の機器利用に伴う所定期間内の消費電力量と代替機器利用に伴う所定期間内の予想消費電力量(利用者環境全体における代替前後の各消費電力量の合計値)を視覚的に比較可能なレポートを生成し、利用者に提供する。
これによって、本実施形態に係る管理装置100は、利用者環境全体での機器利用を考慮したコスト低減を実現するための最適化案を可視化可能な環境を提供できる。その結果、利用者は、コスト低減に係る現状の問題に対して、利用者環境全体でどこを改善すべきかを具体的に知ることができ、適切かつ効果的な対応をとることができる。
ここまで、上記実施形態の説明を行ってきた。なお上記実施形態に係る「管理機能」は、図を用いて説明を行った各処理手順を、動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化したプログラムが管理装置100の演算装置(CPU106)により実行されることで実現される。
上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体103aに格納することができる。これにより、上記プログラムは、外部I/F103を介して、管理装置100にインストールすることができる。また、管理装置100は、通信I/F107を備えていることから、電気通信回線を用いて上記プログラムをダウンロードし、インストールすることもできる。
[変形例1]
また、上記実施形態では、管理装置100がログ生成部12を有する構成について説明を行ったが、この限りでない。本変形例1では、管理装置100とは異なる装置がログ生成部12を有する構成を提案する。
<システム構成>
図24は、本変形例1に係る管理システム1010の構成例を示す図である。図24には、1又は複数の電子機器200、管理装置100、及びログ生成装置300が、データ伝送路Nに接続されるシステム構成例が示されている。
ログ生成装置300は、ログ生成機能(ログ生成部)を有する装置である。ログ生成装置300は、図25に示すようなハードウェアを備えた装置である。
図25は、本変形例1に係るログ生成装置300のハードウェア構成例を示す図である。図25に示すように、ログ生成装置300は、図2に示す管理装置100と略同一のハードウェアを備えており、自機で状態/動作ログを通知不可能な電子機器200bの電流の変化を検知するために、電子機器200bごとの電流計AMを備えている。また、ログ生成装置300は、生成したログデータを管理装置100に送信するために、通信I/F107を備えている。
ログ生成装置300では、上記ハードウェア構成により、当該装置300に搭載(インストール)されるプログラムが、演算装置(CPU 106)により、記憶装置(ROM 105)からメモリ(RAM 104)上に読み出され、処理が実行されることで、ログ生成機能が実現される。なお上記ログ生成装置300に搭載されるプログラムは、ログ生成機能を実現するソフトウェアである。
図24の説明に戻る。本実施形態に係る管理システム1010は、上記機器構成により、例えば次のようなサービスを提供する。
管理装置100は、電子機器200の状態/動作ログを所定の記憶領域に記録する。このとき管理装置100は、電子機器200aから受信したログデータを記録する。また、ログ生成装置300は、電子機器200bの電流変化が確認されると、変化に相当するログデータを生成し、生成したログデータを管理装置100に送信する。これを受けて管理装置100は、ログ生成装置300から受信した電子機器200bのログデータを記録する。
つまり、本変形例1に係る管理装置100は、自機で状態/動作ログを通知可能な電子機器200aのログデータを、機器から直接取得する。一方、管理装置100は、自機で状態/動作ログを通知不可能な電子機器200bのログデータを、ログ生成装置300を介して取得する。
次に、管理装置100は、所定のインタフェースを介して、レポート期間の入力指定を受け付けると、記録した状態/動作ログに基づき、現状の機器利用に伴うレポート期間内の消費電力量(現状値)を計算する。また、管理装置100は、所定のインタフェースを介して、ログとして記録された機器状態を実現可能な/記録された機器動作を行うことが可能な代替機器の入力指定を受け付けると、以下の処理を行う。すなわち指定機器で替わりにその機器状態を実現した場合/その機器動作を行った場合をシミュレーションする。管理装置100は、シミュレーション結果に基づき、代替機器利用に伴うレポート期間内の予想消費電力量(予想値)を計算する。
その結果、管理装置100は、利用者環境全体における現状の機器利用に伴うレポート期間内の消費電力量と代替機器利用に伴うレポート期間内の予想消費電力量が視覚的に比較可能なレポートを生成する。これにより、例えば利用者の情報端末であるPC200a1の画面には、要求に応じて生成されたレポートが表示される。
<管理機能>
図26は、本変形例1に係る管理機能の構成例を示す図である。図26に示すように、ログ生成装置300は、ログ生成部12を有する。ログ生成部12は、電子機器200bをモニタリングし(監視し)、モニタリング結果から状態の変化を確認(検知)すると、確認した状態に対応するログデータを生成する。
ログ生成部12による上記動作は、図27に示す機能と機器管理情報90Dにより実現される。
図27は、本変形例1に係るログ生成部12の構成例を示す図である。図27に示すように、ログ生成部12は、モニタ121、状態保持部122、及びログ送信部123を有している。モニタ121は、各電流計AMから電流値を取得し、電流の変化を検知すると、電流計管理情報90D1を参照し、電流変化を検知した電流計AMと電子機器200bとの対応関係を特定し、該当電子機器200bの機種情報を取得する。モニタ121は、取得した機種情報に基づき、状態管理情報90D2を参照し、該当電子機器200bの電流値と状態との対応関係を特定し、モニタリング結果として取得した電流値に最も近い値の電流情報に対応する状態情報を取得する。モニタ121は、取得した状態情報(現在の状態)と状態保持部122に保持されている前回のモニタリング結果から確認された該当電子機器200bの状態情報(電流変化前の状態)に基づき、現在の状態が電流変化前の状態から変化したか否かを確認する。モニタ121は、状態の変化を確認すると、状態変化日時、該当電子機器200bの機種名、該当電子機器200bの識別子、状態内容などを含むログデータを生成する。ログ送信部123は、生成したログデータを管理装置100に送信する。
このように、ログ生成部12は、モニタ121が有する機能により、機器管理情報90Dに基づき、以下の処理を行う。すなわち状態の変化を検知した該当電子機器200bのログデータを生成し、ログ送信部123が有する機能により、電子機器200bのログデータを管理装置100に送信する。
図26の説明に戻る。管理装置100は、ログ取得部11が、電子機器200aのログデータを受信し、電子機器200aの状態/動作ログを、ログ管理情報保持部80に記録・保持する。また、管理装置100は、ログ取得部11が、ログ生成部12で生成したログデータを受信し、電子機器200bの状態ログを、ログ管理情報保持部80に記録・保持する。これにより、ログ管理情報80Dには、ログデータに対応する新規の情報セットが生成され、電子機器200の状態/動作ログが、状態発生/動作の時間順に記録される。
以上のように、本変形例1に係る管理装置100によれば、ログ取得部11により、電子機器200aの状態/動作ログを受信し、ログ管理情報保持部80に記録する。また、管理装置100は、ログ取得部11により、ログ生成装置300から送信された電子機器200bの状態ログを受信し、ログ管理情報保持部80に記録する。管理装置100は、計算部13により、記録した状態/動作ログに基づき、現状の機器利用に伴う所定期間内の消費電力量(現状値)を計算する。また、管理装置100は、シミュレーション部14により、ログに記録された機器状態を実現可能な/記録された機器動作を行うことが可能な代替機器で替わりにその機器状態を実現した場合/その機器動作を行った場合をシミュレーションする。このとき管理装置100は、計算部13により、シミュレーション結果に基づき、代替機器利用に伴う所定期間内の予想消費電力量(予想値)を計算する。その結果、管理装置100は、レポート生成部15により、利用者環境全体における現状の機器利用に伴う所定期間内の消費電力量と代替機器利用に伴う所定期間内の予想消費電力量を視覚的に比較可能なレポートを生成し、利用者に提供する。
このように、本変形例1に係る管理装置100は、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、本変形例1では、自機で状態/動作ログを通知可能な電子機器200aからログデータを取得する機能と自機で状態/動作ログを通知不可能な電子機器200bのログデータを生成する機能とを異なる装置により実現する。これにより、本変形例1では、処理負荷の分散や柔軟なシステム構築が可能となる。例えば、本変形例1では、ログ生成装置300を事業所のフロアごとに設置し、管理装置100と通信可能なシステムを構築できる。管理装置100がログ生成部12を有する構成の場合には、事業所に設置された全ての電子機器200bを管理装置100が備える電流計AMに接続する必要があり、配線が煩雑である。これに対し、本変形例1では、ログ生成装置300を複数箇所に配置することで管理対象である電子機器200bの数が分散され、煩雑な配線を必要とせず、柔軟なシステム構築が可能となる。
[変形例2]
また、上記実施形態では、管理装置100がログ取得部11とログ生成部12を有する構成について説明を行ったが、この限りでない。本変形例2では、管理装置100とは異なる装置がログ取得部11とログ生成部12を有する構成を提案する。
<システム構成>
図28は、本変形例2に係る管理システム1020の構成例を示す図である。図28には、1又は複数の電子機器200、管理装置100、及びログ転送装置400(履歴情報転送装置)が、データ伝送路Nに接続されるシステム構成例が示されている。
ログ転送装置400は、ログ取得機能(ログ取得部)とログ生成機能(ログ生成部)を有する装置である。ログ転送装置400は、図25に示すログ生成装置300と略同一のハードウェアを備えた装置である。ログ転送装置400では、当該装置400に搭載(インストール)されるプログラムが、演算装置(CPU)により、記憶装置(ROM)からメモリ(RAM)上に読み出され、処理が実行されることで、ログ取得・ログ生成機能が実現される。なお上記ログ転送装置400に搭載されるプログラムは、ログ取得・ログ生成機能を実現するソフトウェアである。
本実施形態に係る管理システム1020は、上記機器構成により、例えば次のようなサービスを提供する。
管理装置100は、電子機器200の状態/動作ログを所定の記憶領域に記録する。このときログ転送装置400は、電子機器200aから受信したログデータを管理装置100に送信する。また、ログ転送装置400は、電子機器200bの電流変化が確認されると、変化に相当するログデータを生成し、生成したログデータを管理装置100に送信する。これを受けて管理装置100は、ログ転送装置400から受信した電子機器200のログデータを記録する。
つまり、本変形例2に係る管理装置100は、電子機器200a,200bのログデータを、ログ転送装置400を介して取得する。
次に、管理装置100は、所定のインタフェースを介して、レポート期間の入力指定を受け付けると、記録した状態/動作ログに基づき、現状の機器利用に伴うレポート期間内の消費電力量(現状値)を計算する。また、管理装置100は、所定のインタフェースを介して、ログとして記録された機器状態を実現可能な/記録された機器動作を行うことが可能な代替機器の入力指定を受け付けると、以下の処理を行う。すなわち指定機器で替わりにその機器状態を実現した場合/その機器動作を行った場合をシミュレーションする。管理装置100は、シミュレーション結果に基づき、代替機器利用に伴うレポート期間内の予想消費電力量(予想値)を計算する。
その結果、管理装置100は、利用者環境全体における現状の機器利用に伴うレポート期間内の消費電力量と代替機器利用に伴うレポート期間内の予想消費電力量が視覚的に比較可能なレポートを生成する。これにより、例えば利用者の情報端末であるPC100a1の画面には、要求に応じて生成されたレポートが表示される。
<管理機能>
図29は、本変形例2に係る管理機能の構成例を示す図である。図29に示すように、ログ転送装置400は、ログ取得部11とログ生成部12を有する。ログ取得部11は、電子機器200aから通知されたログデータを受信することで、状態/動作ログを取得する。ログ生成部12は、電子機器200bをモニタリングし(監視し)、モニタリング結果から状態の変化を確認(検知)すると、確認した状態に対応するログデータを生成する。ログ生成部12は、生成したログデータをログ取得部11に渡す。ログ取得部11は、このようにして取得したログデータを管理装置100に送信する。
管理装置100は、ログ受信部16を有する。ログ受信部16は、ログ転送装置400から通知される電子機器200の状態/動作ログを受信する機能部である。ログ受信部16は、ログ取得部11から送信された電子機器200のログデータを受信し、電子機器200の状態/動作ログを、ログ管理情報保持部80に記録・保持する。れにより、ログ管理情報80Dには、ログデータに対応する新規の情報セットが生成され、電子機器200の状態/動作ログが、状態発生/動作の時間順に記録される。
以上のように、本変形例2に係る管理装置100によれば、ログ取得部11により、ログ転送装置400から送信された電子機器200の動作/状態ログを受信し、ログ管理情報保持部80に記録する。管理装置100は、計算部13により、記録した状態/動作ログに基づき、現状の機器利用に伴う所定期間内の消費電力量(現状値)を計算する。また、管理装置100は、シミュレーション部14により、ログに記録された機器状態を実現可能な/記録された機器動作を行うことが可能な代替機器で替わりにその機器状態を実現した場合/その機器動作を行った場合をシミュレーションする。このとき管理装置100は、計算部13により、シミュレーション結果に基づき、代替機器利用に伴う所定期間内の予想消費電力量(予想値)を計算する。その結果、管理装置100は、レポート生成部15により、利用者環境全体における現状の機器利用に伴う所定期間内の消費電力量と代替機器利用に伴う所定期間内の予想消費電力量を視覚的に比較可能なレポートを生成し、利用者に提供する。
このように、本変形例2に係る管理装置100は、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、本変形例2では、電子機器200からログデータを生成・取得する機能と利用者環境全体での機器利用を考慮したコスト低減を実現するための最適化案を含むレポートを生成する機能とを異なる装置により実現する。これにより、本変形例2では、処理負荷の分散や柔軟なシステム構築が可能となる。例えば、本変形例2では、ログ転送装置400を事業所のフロアごとに設置し、管理装置100と通信可能なシステムを構築できる。管理装置100がログ取得部11とログ生成部12を有する構成の場合には、事業所に設置された全ての電子機器200を管理装置100が集約処理するため、管理対象である電子機器200の増加に伴い、処理負荷も増大する。これに対し、本変形例2では、ログ転送装置400を複数箇所に配置することで管理対象である電子機器200に対するログ取得・ログ生成処理が分散され、管理装置100の処理負荷が軽減される。また例えば、本変形例2では、ログ転送装置400を利用者側に設置し、管理装置100をサービス提供側に設置することで、広域なサービス提供を実現できる。
最後に、上記実施形態に挙げた形状や構成に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。