JP6599789B2 - ハードコート積層フィルム - Google Patents
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Description
上記第1ハードコートは、
(A)多官能(メタ)アクリレート 100質量部;及び
(B)撥水剤 0.01〜7質量部;
を含み、かつ無機粒子を含まない塗料からなり;
上記樹脂フィルムは、(α)重合性モノマーに由来する構造単位の総和を100モル%として、メチルメタクリレートに由来する構造単位を50〜95モル%の量で、及びビニルシクロヘキサンに由来する構造単位を50〜5モル%の量で含むアクリル系樹脂の層を少なくとも1層含む;
ハードコート積層フィルムである。
上記第1ハードコートは、
(A)多官能(メタ)アクリレート 100質量部;
(B)撥水剤 0.01〜7質量部;及び
(C)シランカップリング剤 0.01〜10質量部;
を含み、かつ無機粒子を含まない塗料からなり;
上記第2ハードコートは、
(A)多官能(メタ)アクリレート 100質量部;及び
(D)平均粒子径 1〜300nmの無機微粒子 50〜300質量部;
を含む塗料からなり;
上記樹脂フィルムは、(α)重合性モノマーに由来する構造単位の総和を100モル%として、メチルメタクリレートに由来する構造単位を50〜95モル%の量で、及びビニルシクロヘキサンに由来する構造単位を50〜5モル%の量で含むアクリル系樹脂の層を少なくとも1層含む;
ハードコート積層フィルムである。
(α)重合性モノマーに由来する構造単位の総和を100モル%として、メチルメタクリレートに由来する構造単位を50〜95モル%の量で、及びビニルシクロヘキサンに由来する構造単位を50〜5モル%の量で含むアクリル系樹脂の層;
(β)芳香族ポリカーボネート系樹脂の層;及び
(α)重合性モノマーに由来する構造単位の総和を100モル%として、メチルメタクリレートに由来する構造単位を50〜95モル%の量で、及びビニルシクロヘキサンに由来する構造単位を50〜5モル%の量で含むアクリル系樹脂の層;が、この順に直接積層された多層樹脂フィルムである;
第1の発明又は第2の発明に記載のハードコート積層フィルムである。
(α)重合性モノマーに由来する構造単位の総和を100モル%として、メチルメタクリレートに由来する構造単位を50〜95モル%の量で、及びビニルシクロヘキサンに由来する構造単位を50〜5モル%の量で含むアクリル系樹脂の層;
(γ)重合性モノマーに由来する構造単位の総和を100モル%として、メチルメタクリレートに由来する構造単位を50〜95モル%の量で、及びビニルシクロヘキサンに由来する構造単位を50〜5モル%の量で含むアクリル系樹脂100質量部とコアシェルゴム1〜100質量部を含む樹脂組成物の層;及び
(α)重合性モノマーに由来する構造単位の総和を100モル%として、メチルメタクリレートに由来する構造単位を50〜95モル%の量で、及びビニルシクロヘキサンに由来する構造単位を50〜5モル%の量で含むアクリル系樹脂の層;が、この順に直接積層された多層樹脂フィルムである;
第1の発明又は第2の発明に記載のハードコート積層フィルムである。
上記第1ハードコートは無機粒子を含まない塗料からなり;
上記第2ハードコートは無機粒子を含む塗料からなり;
上記樹脂フィルムは、(α)重合性モノマーに由来する構造単位の総和を100モル%として、メチルメタクリレートに由来する構造単位を50〜95モル%の量で、及びビニルシクロヘキサンに由来する構造単位を50〜5モル%の量で含むアクリル系樹脂の層を少なくとも1層含み;
下記(イ)〜(ハ)を満たすハードコート積層フィルムである。
(イ)全光線透過率が85%以上。
(ロ)上記第1ハードコート表面の鉛筆硬度が5H以上。
(ハ)黄色度指数 3以下。
上記第1ハードコートは無機粒子を含まない塗料からなり;
上記第2ハードコートは無機粒子を含む塗料からなり;
上記樹脂フィルムは、(α)重合性モノマーに由来する構造単位の総和を100モル%として、メチルメタクリレートに由来する構造単位を50〜95モル%の量で、及びビニルシクロヘキサンに由来する構造単位を50〜5モル%の量で含むアクリル系樹脂の層を少なくとも1層含み;
下記(ニ)及び(ホ)を満たすハードコート積層フィルムである。
(ニ)上記第1ハードコート表面の水接触角が100度以上。
(ホ)上記第1ハードコート表面の往復2万回綿拭後の水接触角が100度以上。
(α)重合性モノマーに由来する構造単位の総和を100モル%として、メチルメタクリレートに由来する構造単位を50〜95モル%の量で、及びビニルシクロヘキサンに由来する構造単位を50〜5モル%の量で含むアクリル系樹脂の層;
(β)芳香族ポリカーボネート系樹脂の層;、及び
(α)重合性モノマーに由来する構造単位の総和を100モル%として、メチルメタクリレートに由来する構造単位を50〜95モル%の量で、及びビニルシクロヘキサンに由来する構造単位を50〜5モル%の量で含むアクリル系樹脂の層;が、この順に直接積層された多層樹脂フィルムである;
第11の発明又は第12の発明に記載のハードコート積層フィルムである。
(α)重合性モノマーに由来する構造単位の総和を100モル%として、メチルメタクリレートに由来する構造単位を50〜95モル%の量で、及びビニルシクロヘキサンに由来する構造単位を50〜5モル%の量で含むアクリル系樹脂の層;
(γ)重合性モノマーに由来する構造単位の総和を100モル%として、メチルメタクリレートに由来する構造単位を50〜95モル%の量で、及びビニルシクロヘキサンに由来する構造単位を50〜5モル%の量で含むアクリル系樹脂100質量部とコアシェルゴム1〜100質量部を含む樹脂組成物の層;及び
(α)重合性モノマーに由来する構造単位の総和を100モル%として、メチルメタクリレートに由来する構造単位を50〜95モル%の量で、及びビニルシクロヘキサンに由来する構造単位を50〜5モル%の量で含むアクリル系樹脂の層;が、この順に直接積層された多層樹脂フィルムである;
第11の発明又は第12の発明に記載のハードコート積層フィルムである。
上記第1ハードコートは、通常、本発明のハードコート積層フィルムの表面を形成する。上記第1ハードコートは、本発明のハードコート積層フィルムがタッチパネル機能を有する画像表示装置のディスプレイ面板として用いられる場合には、通常、タッチ面を形成する。上記第1ハードコートは、良好な耐擦傷性を発現し、ハンカチなどで繰返し拭かれたとしても指すべり性などの表面特性を維持する働きをする。
上記成分(A)は、1分子中に2以上の(メタ)アクリロイル基を有する(メタ)アクリレートであり、1分子中に2以上の(メタ)アクリロイル基を有するため、紫外線や電子線等の活性エネルギー線により重合・硬化して、ハードコートを形成する働きをする。なお本明細書において、(メタ)アクリロイル基とは、アクリロイル基又はメタクリロイル基の意味である。
上記成分(B)は、指すべり性、汚れの付着防止性、及び汚れの拭取り性を高める働きをする。
上記成分(C)は、上記第1ハードコートと他の層との密着性、例えば、上記第1ハードコートと上記第2ハードコートとの密着性を向上させる働きをする。
本発明のハードコート積層フィルムに防眩性を付与しようとする場合には、上記第1ハードコートを形成する塗料に、更に(F)平均粒子径 0.5〜10μmの樹脂微粒子を含ませることができる。上記成分(F)は、上記成分(A)などの樹脂成分と強く相互作用することができる。
上記第2ハードコートは、無機粒子を含む塗料からなる。上記第2ハードコートは、好ましくは、(A)多官能(メタ)アクリレート 100質量部;及び(D)平均粒子径 1〜300nmの無機微粒子 50〜300質量部;を含む塗料からなる。
上記成分(D)は、本発明のハードコート積層フィルムの表面硬度を飛躍的に高める働きをする。
上記第2ハードコート形成用塗料には、上記第2ハードコートの表面を良好(平滑)なものにし、上記第1ハードコートを形成し易くする観点から、更に(E)レベリング剤を含ませることが好ましい。
上記樹脂フィルムは、上記第1ハードコートをその上に形成するためのフィルム基材となる。上記樹脂フィルムは、本発明のある態様においては、上記第1ハードコート及び上記第2ハードコートをその上に形成するためのフィルム基材となる。上記樹脂フィルムは、(α)重合性モノマーに由来する構造単位の総和を100モル%として、メチルメタクリレートに由来する構造単位(以下、MMAと略すことがある。)を50〜95モル%、好ましくは65〜90モル%、より好ましくは70〜85モル%の量で、及びビニルシクロヘキサンに由来する構造単位(以下、VCHと略すことがある。)を50〜5モル%の量、好ましくは35〜10モル%、より好ましくは30〜15モル%の量で含むアクリル系樹脂の層を少なくとも1層含む。ここでMMA含量とVCH含量との和は、通常80モル%以上、好ましくは90モル%以上、より好ましくは95モル%以上、更に好ましくは99モル%以上、100モル%以下であってよい。なおここで「重合性モノマー」とは、メチルメタクリレート、ビニルシクロヘキサン、及びこれらと共重合可能なモノマーを意味する。該共重合可能なモノマーは、通常、炭素・炭素二重結合を有する化合物であり、典型的にはエチレン性二重結合を有する化合物である。
ケミカルシフト基準 装置による自動設定
測定モード シングルパルス
パルス幅 45°(5.0μ秒)
ポイント数 32K
測定範囲 15ppm(−2.5〜12.5ppm)
繰り返し時間 10.0秒
積算回数 16回
測定温度 25℃
ウインドウ関数 exponential(BF:0.16Hz)
ケミカルシフト基準 装置による自動設定
測定モード シングルパルスプロトンブロードバンドデカップリング
パルス幅 45°(5.0μ秒)
ポイント数 64K
測定範囲 250ppm(−25〜225ppm)
繰り返し時間 5.5秒
積算回数 128回
測定温度 25℃
ウインドウ関数 exponential(BF:1.00Hz)
本発明のハードコート積層フィルムの製造方法は、特に制限されず、任意の方法で製造することができる。本発明のハードコート積層フィルムが、表面側から順に第1ハードコート、第2ハードコート、及び樹脂フィルムの層を有する態様である場合の好ましい製造方法としては、上記第1ハードコートと上記第2ハードコートとの密着性の観点から、例えば、
(1)上記透明樹脂フィルムの上に、上記第2ハードコート形成用塗料からなるウェット塗膜を形成する工程;
(2)上記第2ハードコート形成用塗料からなる上記ウェット塗膜に、活性エネルギー線を積算光量が1〜230mJ/cm2、好ましくは5〜200mJ/cm2、より好ましくは10〜160mJ/cm2、更に好ましくは20〜120mJ/cm2、最も好ましくは30〜100mJ/cm2 となるように照射し、上記第2ハードコート形成用塗料からなる上記ウェット塗膜を、指触乾燥状態の塗膜にする工程;
(3)上記第2ハードコート形成用塗料からなる上記指触乾燥状態の塗膜の上に、上記第1ハードコート形成用塗料からなるウェット塗膜を形成する工程;及び
(4)上記第1ハードコート形成用塗料からなる上記ウェット塗膜を温度30〜100℃、好ましくは温度40〜85℃、より好ましくは温度50〜75℃に予熱し、活性エネルギー線を積算光量が240〜10000mJ/cm2、好ましくは320〜5000mJ/cm2、より好ましくは360〜2000mJ/cm2 となるように照射する工程;を含む方法をあげることができる。
本発明のハードコート積層フィルムを含む物品としては、特に制限されないが、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、及びエレクトロルミネセンスディスプレイなどの画像表示装置(タッチパネル機能を有する画像表示装置及びタッチパネル機能を有しない画像表示装置を含む。)、特にタッチパネル機能を有する画像表示装置をあげることができる。
(イ)全光線透過率:
JIS K 7361−1:1997に従い、日本電色工業株式会社の濁度計「NDH2000(商品名)」を用いて測定した。
JIS K 5600−5−4に従い、750g荷重の条件で、三菱鉛筆株式会社の鉛筆「ユニ(商品名)」を用い、ハードコート積層フィルムの第1ハードコート面について測定した。
JIS K 7105:1981に従い、島津製作所社製の色度計「SolidSpec−3700(商品名)」を用いて測定した。
ハードコート積層フィルムの第1ハードコート面を、KRUSS社の自動接触角計「DSA20(商品名)」を使用し、水滴の幅と高さとから算出する方法(JIS R 3257:1999を参照。)で測定した。
縦150mm、横50mmの大きさで、ハードコート積層フィルムのマシン方向が試験片の縦方向となるように採取した試験片を、ハードコート積層フィルムの第1ハードコートが表面になるようにJIS L 0849:2013の学振形試験機に置き、学振形試験機の摩擦端子に、4枚重ねのガーゼ(川本産業株式会社の医療用タイプ1ガーゼ)で覆ったステンレス板(縦10mm、横10mm、厚み1mm)を取付け、該ステンレス板の縦横面が試験片と接触するようにセットし、350g荷重を載せ、試験片の第1ハードコート面を、摩擦端子の移動距離60mm、速度1往復/秒の条件で往復1万回擦った後、上記(ニ)の方法に従い、当該綿拭箇所の水接触角を測定した。水接触角が100度以上であるときは、更に往復5千回擦った後、上記(ニ)の方法に従い、当該綿拭箇所の水接触角を測定する作業を繰り返し、以下の基準で評価した。
A:往復2万5千回後でも水接触角100度以上。
B:往復2万回後では水接触角100度以上だが、2万5千回後は100度未満。
C:往復1万5千回後では水接触角100度以上だが、2万回後は100度未満。
D:往復1万回後では水接触角100度以上だが、1万5千回後は100度未満。
E:往復1万回後で水接触角100度未満。
ハードコート積層フィルムを、第1ハードコートが表面になるようにJIS L 0849:2013の学振試験機に置いた。続いて、学振形試験機の摩擦端子に#0000のスチールウールを取り付けた後、500g荷重を載せ、試験片の表面を往復100回擦った後、当該摩擦箇所を目視観察した。傷が認められない場合には、更に往復100回擦った後、当該摩擦箇所を目視観察する作業を繰り返し、以下の基準で評価した。
A:往復500回後でも傷は認められない。
B:往復400回後では傷は認められないが、往復500回後には傷を認めることができる。
C:往復300回後では傷は認められないが、往復400回後には傷を認めることができる。
D:往復200回後では傷は認められないが、往復300回後には傷を認めることができる。
E:往復100回後では傷は認められないが、往復200回後には傷を認めることができる。
F:往復100回後で傷を認めることができる。
ハードコート積層フィルムの表面(両方の面)を、蛍光灯の光の入射角をいろいろと変えて当てながら目視観察し、以下の基準で評価した。
◎:表面にうねりや傷がない。間近に光を透かし見ても、曇感がない。
○:間近に光を透かし見ると、僅かな曇感のある箇所がある。
△:間近に見ると、表面にうねりや傷を僅かに認める。また曇感がある。
×:表面にうねりや傷を多数認めることができる。また明らかな曇感がある。
JIS K 5600−5−6:1999に従い、ハードコート積層フィルムに第1ハードコート面側から碁盤目の切れ込みを100マス(1マス=1mm×1mm)入れた後、密着試験用テープを碁盤目へ貼り付けて指でしごいた後、剥がした。評価基準はJISの上記規格の表1に従った。
分類0:カットの縁が完全に滑らかで、どの格子の目にも剥れがない。
分類1:カットの交差点における塗膜の小さな剥れ。クロスカット部分で影響を受けるのは、明確に5%を上回ることはない。
分類2:塗膜がカットの縁に沿って、及び/又は交差点において剥れている。クロスカット部分で影響を受けるのは、明確に5%を超えるが15%を上回ることはない。
分類3:塗膜がカットの縁に沿って、部分的又は全面的に大剥れを生じており、及び/又は目のいろいろな部分が、部分的又は全面的に剥れている。クロスカット部分で影響を受けるのは、明確に15%を超えるが35%を上回ることはない。
分類4:塗膜がカットの縁に沿って、部分的又は全面的に大剥れを生じており、及び/又は数箇所の目が、部分的又は全面的に剥れている。クロスカット部分で影響を受けるのは、明確に35%を超えるが65%を上回ることはない。
分類5:剥れの程度が分類4を超える場合。
JIS−K6902:2007の曲げ成形性(B法)を参考とし、温度23℃±2℃、相対湿度50±5%にて24時間状態調節した試験片について、曲げ温度23℃±2℃、折り曲げ線はハードコート積層フィルムのマシン方向と直角となる方向とし、ハードコート積層フィルムの第1ハードコートが外側となるように折り曲げて曲面が形成されるようにして行った。クラックが発生しなかった成形ジグのうち正面部分の半径の最も小さいものの正面部分の半径を最小曲げ半径とした。この「正面部分」は、JIS K6902:2007の18.2項に規定されたB法における成形ジグに関する同用語を意味する。
コンピュータにより自動制御を行うルーター加工機を使用し、ハードコート積層フィルムに、直径2mmの真円形の切削孔と直径0.5mmの真円形の切削孔を設けた。このとき使用したミルは刃先の先端形状が円筒丸型の超硬合金製4枚刃、ニック付きのものであり、刃径は加工箇所に合わせて適宜選択した。続いて直径2mmの切削孔について、その切削端面を目視又は顕微鏡(100倍)観察し、以下の基準で評価した。同様に直径0.5mmの切削孔について、その切削端面を目視又は顕微鏡(100倍)観察し、以下の基準で評価した。表には前者の結果−後者の結果の順に記載した。
◎:顕微鏡観察でもクラック、ヒゲは認められない
○:顕微鏡観察でもクラックは認められない。しかしヒゲは認められる。
△:目視でクラックは認められない。しかし顕微鏡観察ではクラックが認められる。
×:目視でもクラックが認められる。
JIS B7753:2007に規定するサンシャインカーボンアーク灯式の耐候性試験機を使用し、JIS A5759:2008の表10の条件(但し、試験片は、ハードコート積層フィルムから、そのマシン方向と試験片の縦方向とが一致するように、縦125mm、横50mmの大きさで採取したものをそのまま用い、ガラスへの貼り付けは行わなかった。)で、300時間の促進耐候性試験を行った。試験のN数は3とし、全ての試験で、試験片に膨れ、ひび割れ、及び剥がれ等の外観変化がない場合を合格(表には◎と記載した。)、それ以外は不合格(表には×と記載した。)とした。
JIS K 7136:2000に従い、日本電色工業株式会社の濁度計「NDH2000(商品名)」を用いて測定した。
株式会社島津製作所の分光光度計「SolidSpec−3700(商品名)」及び反射ユニット「絶対反射率測定装置 入射角5°(商品名)」を使用し、上記分光光度計の説明書に従い、5度正反射(積分球前に反射ユニットを設置する。)の条件で測定した。
(A)多官能(メタ)アクリレート:
(A−1)ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート。6官能。
(A−2)ペンタエリスリトールトリアクリレート。3官能。
(B−1)信越化学工業株式会社のアクリロイル基含有フルオロポリエーテル系撥水剤「KY−1203(商品名)」。固形分20質量%。
(B−2)ソルベイ(Solvay)社のメタクリロイル基含有フルオロポリエーテル系撥水剤「FOMBLIN MT70(商品名)」。固形分70質量%。
(C−1)信越化学工業株式会社のN−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン「KBM−602(商品名)」。
(C−2)信越化学工業株式会社のN−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン「KBM−603(商品名)」。
(C−3)信越化学工業株式会社の3−アミノプロピルトリメトキシシラン「KBM−903(商品名)」。
(C−4)信越化学工業株式会社の3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン「KBM−802(商品名)」。
(C−5)信越化学工業株式会社の3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン「KBM−403(商品名)」。
(D−1)ビニル基を有するシランカップリング剤で表面処理された平均粒子径20nmのシリカ微粒子。
(E−1)楠本化成株式会社のシリコン・アクリル共重合体系レベリング剤「ディスパロンNSH−8430HF(商品名)」。固形分10質量%。
(E−2)ビックケミー・ジャパン株式会社のシリコン・アクリル共重合体系レベリング剤「BYK−3550(商品名)」。固形分52質量%。
(E−3)ビックケミー・ジャパン株式会社のアクリル重合体系レベリング剤「BYK−399(商品名)」。固形分100質量%。
(E−4)楠本化成株式会社のシリコン系レベリング剤「ディスパロンLS−480(商品名)」。固形分100質量%。
(F−1)モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社の真球状シリコン系樹脂微粒子「トスパール120(商品名)」。平均粒子径2μm。
(F−2)モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社の真球状シリコン系樹脂微粒子「トスパール130(商品名)」。平均粒子径3μm。
(F−3)綜研化学株式会社のアクリル系樹脂微粒子「MA−180TA(商品名)」。平均粒子径1.8μm。
(F−4)綜研化学株式会社のアクリル系樹脂微粒子「MX−80H3wT (商品名)」。平均粒子径0.5μm。
(F−5)東洋紡株式会社のアクリル系樹脂微粒子「FH−S010(商品名)」。平均粒子径10μm。
(F−6)株式会社アドマテックスのシリカ微粒子「SO−E6(商品名)」。平均粒子径2μm。
(G−1)双邦實業股分有限公司のフェニルケトン系光重合開始剤(1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン)「SB−PI714(商品名)」。
(G−2)1−メトキシ−2−プロパノール。
(H1−1)上記(A−1)100質量部、上記(B−1)2質量部(固形分換算0.40質量部)、上記(B−2)0.06質量部(固形分換算0.042質量部)、上記(C−1)0.5質量部、上記(G−1)4質量部、及び上記(G−2)100質量部を混合攪拌して得た塗料。表1に配合を示す。なお上記(B−1)と上記(B−2)については、表に固形分換算の値を記載している。
(H2−1)上記(A−2)100質量部、上記(D−1)140質量部、上記(E−1)2質量部(固形分換算0.2質量部)、上記(G−1)17質量部、及び上記(G−2)200質量部を混合攪拌して得た塗料。表4に配合を示す。なお上記(E−1)については、表に固形分換算の値を記載している。
(α−1)重合性モノマーに由来する構造単位の総和を100モル%として、メチルメタクリレートに由来する構造単位を76.8モル%の量で、及びビニルシクロヘキサンに由来する構造単位を23.2モル%の量で含むアクリル系樹脂。
(α−2)重合性モノマーに由来する構造単位の総和を100モル%として、メチルメタクリレートに由来する構造単位を63.2モル%の量で、及びビニルシクロヘキサンに由来する構造単位を36.8モル%の量で含むアクリル系樹脂。
(α−3)ポリメチルメタクリレート。重合性モノマーに由来する構造単位の総和を100モル%として、メチルメタクリレートに由来する構造単位を100モル%の量で含むアクリル系樹脂。
(a−1)2種3層マルチマニホールド方式の共押出Tダイ、及び第一鏡面ロール(溶融フィルムを抱いて次の移送ロールへと送り出す側のロール。)と第二鏡面ロールとで溶融フィルムを押圧する機構を備えた引巻取機を備えた装置(図4参照)を使用し、2種3層多層樹脂フィルムの両外層((α1)層と(α2)層)として上記(α−1)を、中間層(β層)として住化スタイロンポリカーボネート株式会社の芳香族ポリカーボネート「カリバー302−4(商品名)」を、共押出Tダイから連続的に共押出し、上記(α1)層が第一鏡面ロール側となるように、回転する第一鏡面ロールと第二鏡面ロールとの間に供給投入し、押圧して、全厚み250μm、上記(α1)層の層厚み80μm、上記(β)層の層厚み90μm、上記(α2)層の層厚み80μmの透明樹脂フィルムを得た。このとき設定条件は、Tダイの設定温度260℃、第一鏡面ロールの設定温度120℃;第二鏡面ロールの設定温度110℃、引取速度6.5m/分であった。
上記(a−1)の両面にコロナ放電処理を行った。両面とも濡れ指数は64mN/mであった。次に上記(a−1)の一方の面の上に、ダイ方式の塗工装置を使用して、上記(H2−1)をウェット厚み40μm(硬化後厚み22μm)となるように塗布した。次に炉内温度90℃に設定した乾燥炉を、入口から出口までパスするのに要する時間が1分間となるライン速度でパスさせた後、高圧水銀灯タイプの紫外線照射装置と直径25.4cmの鏡面金属ロールとを対置した硬化装置を使用し(図5参照)、鏡面金属ロールの温度90℃、積算光量80mJ/cm2の条件で処理した。上記(H2−1)のウェット塗膜は、指触乾燥状態の塗膜になった。次に上記(H2−1)の指触乾燥状態の塗膜の上にダイ方式の塗工装置を使用して、上記(H1−1)をウェット厚み4μm(硬化後厚み2μm)となるように塗布した。次に炉内温度80℃に設定した乾燥炉を、入口から出口までパスするのに要する時間が1分間となるライン速度でパスさせた後、高圧水銀灯タイプの紫外線照射装置と直径25.4cmの鏡面金属ロールとを対置した硬化装置を使用し(図5参照)、鏡面金属ロールの温度60℃、積算光量480mJ/cm2の条件で処理し、第1ハードコート、及び第2ハードコートを形成した。続いて、上記(a−1)の他方の面の上に第3ハードコートを、第2ハードコートの形成に用いたのと同じ塗料(例1は上記(H2−1)。)を用い、ダイ方式の塗工装置を使用して、硬化後厚み22μmとなるように形成し、ハードコート積層フィルムを得た。上記試験(イ)〜(ワ)を行った。結果を表6に示す。なお表中において、第1HCとは、第1ハードコートを意味する。同様に第2HCとは、第2ハードコートを意味する。
樹脂フィルムとして、表6に示すものを用いたこと以外は、例1と同様にしてハードコート積層フィルムを得た。上記試験(イ)〜(ワ)を行った。結果を表6に示す。
第1ハードコート形成用塗料として、表6〜8、11、12何れか1に示すものを用いたこと以外は、例1と同様にしてハードコート積層フィルムを得た。上記試験(イ)〜(ワ)を行った。結果を表6〜8、11、12の何れか1に示す。
第2ハードコート形成用塗料として、表8〜10の何れか1に示すものを用いたこと以外は、例1と同様にしてハードコート積層フィルムを得た。上記試験(イ)〜(ワ)を行った。結果を表8〜10の何れか1に示す。
第1ハードコートの厚みを、表10に示すように変更したこと以外は、例1と同様にしてハードコート積層フィルムを得た。上記試験(イ)〜(ワ)を行った。結果を表10に示す。
第2ハードコートの厚みを、表10又は11に示すように変更したこと以外は、例1と同様にしてハードコート積層フィルムを得た。上記試験(イ)〜(ワ)を行った。結果を表10又は11に示す。
上記(a−1)の両面にコロナ放電処理を行った。両面とも濡れ指数は64mN/mであった。次に上記(a−1)の一方の面の上に、ダイ方式の塗工装置を使用して、上記(H1−28)をウェット厚み20μm(硬化後厚み10μm)となるように塗布した。次に炉内温度90℃に設定した乾燥炉を、入口から出口までパスするのに要する時間が1分間となるライン速度でパスさせた後、高圧水銀灯タイプの紫外線照射装置と直径25.4cmの鏡面金属ロールとを対置した硬化装置を使用し(図5参照)、鏡面金属ロールの温度60℃、積算光量480mJ/cm2の条件で処理し、第1ハードコートを形成した。続いて、上記(a−1)の他方の面の上に第3ハードコートを、上記(H1−28)を用い、ダイ方式の塗工装置を使用して、硬化後厚み10μmとなるように形成し、ハードコート積層フィルムを得た。上記試験(イ)〜(ワ)を行った。結果を表12に示す。
2:第2ハードコート
3:上記(α)アクリル系樹脂の層(α1)
4:芳香族ポリカーボネート系樹脂の層(β)
5:上記(α)アクリル系樹脂の層(α2)
6:第3ハードコート
7:溶融樹脂フィルム
8:Tダイ
9:第一鏡面ロール
10:第二鏡面ロール
11:紫外線照射装置
12:鏡面金属ロール
13:ウェブ
14:抱き角
Claims (18)
- 表面側から順に第1ハードコート、及び樹脂フィルムの層を有し、
上記第1ハードコートは、
(A)多官能(メタ)アクリレート 100質量部;及び
(B)撥水剤 0.01〜7質量部;
を含み、かつ無機粒子を含まない塗料からなり;
上記樹脂フィルムは、(α)重合性モノマーに由来する構造単位の総和を100モル%として、メチルメタクリレートに由来する構造単位を50〜95モル%の量で、及びビニルシクロヘキサンに由来する構造単位を50〜5モル%の量で含むアクリル系樹脂の層を少なくとも1層含む;
ハードコート積層フィルム。
- 上記(B)撥水剤が、(メタ)アクリロイル基含有フルオロポリエーテル系撥水剤を含む、請求項1に記載のハードコート積層フィルム。
- 表面側から順に第1ハードコート、第2ハードコート、及び樹脂フィルムの層を有し、
上記第1ハードコートは、
(A)多官能(メタ)アクリレート 100質量部;
(B)撥水剤 0.01〜7質量部;及び
(C)シランカップリング剤 0.01〜10質量部;
を含み、かつ無機粒子を含まない塗料からなり;
上記第2ハードコートは、
(A)多官能(メタ)アクリレート 100質量部;及び
(D)平均粒子径 1〜300nmの無機微粒子 50〜300質量部;
を含む塗料からなり;
上記樹脂フィルムは、(α)重合性モノマーに由来する構造単位の総和を100モル%として、メチルメタクリレートに由来する構造単位を50〜95モル%の量で、及びビニルシクロヘキサンに由来する構造単位を50〜5モル%の量で含むアクリル系樹脂の層を少なくとも1層含む;
ハードコート積層フィルム。
- 上記(B)撥水剤が、(メタ)アクリロイル基含有フルオロポリエーテル系撥水剤を含む、請求項3に記載のハードコート積層フィルム。
- 上記(C)シランカップリング剤が、アミノ基を有するシランカップリング剤、及びメルカプト基を有するシランカップリング剤からなる群から選択される1種以上を含む、請求項3又は4に記載のハードコート積層フィルム。
- 上記第2ハードコートを形成する塗料が、更に(E)レベリング剤 0.01〜1質量部;を含む、請求項3〜5の何れか1項に記載のハードコート積層フィルム。
- 上記第1ハードコートを形成する塗料が、更に(F)平均粒子径 0.5〜10μmの樹脂微粒子0.01〜15質量部;を含む、請求項1〜6の何れか1項に記載のハードコート積層フィルム。
- 表面側から順に第1ハードコート、第2ハードコート、及び樹脂フィルムの層を有し、
上記第1ハードコートは無機粒子を含まない塗料からなり;
上記第2ハードコートは無機粒子を含む塗料からなり;
上記樹脂フィルムは、(α)重合性モノマーに由来する構造単位の総和を100モル%として、メチルメタクリレートに由来する構造単位を50〜95モル%の量で、及びビニルシクロヘキサンに由来する構造単位を50〜5モル%の量で含むアクリル系樹脂の層を少なくとも1層含み;
下記(イ)〜(ハ)を満たすハードコート積層フィルム。
(イ)全光線透過率が85%以上。
(ロ)上記第1ハードコート表面の鉛筆硬度が5H以上。
(ハ)黄色度指数 3以下。
- 更に、下記(ニ)及び(ホ)を満たす請求項8に記載のハードコート積層フィルム。
(ニ)上記第1ハードコート表面の水接触角が100度以上。
(ホ)上記第1ハードコート表面の往復2万回綿拭後の水接触角が100度以上。
- 表面側から順に第1ハードコート、第2ハードコート、及び樹脂フィルムの層を有し、
上記第1ハードコートは無機粒子を含まない塗料からなり;
上記第2ハードコートは無機粒子を含む塗料からなり;
上記樹脂フィルムは、(α)重合性モノマーに由来する構造単位の総和を100モル%として、メチルメタクリレートに由来する構造単位を50〜95モル%の量で、及びビニルシクロヘキサンに由来する構造単位を50〜5モル%の量で含むアクリル系樹脂の層を少なくとも1層含み;
下記(ニ)及び(ホ)を満たすハードコート積層フィルム。
(ニ)上記第1ハードコート表面の水接触角が100度以上。
(ホ)上記第1ハードコート表面の往復2万回綿拭後の水接触角が100度以上。
- 更に、下記(ロ)を満たす、請求項10に記載のハードコート積層フィルム。
(ロ)上記第1ハードコート表面の鉛筆硬度が5H以上。
- 上記第1ハードコートが撥水剤を含み、かつ無機粒子を含まない塗料からなる請求項8〜11の何れか1項に記載のハードコート積層フィルム。
- 上記第1ハードコートが、(A)多官能(メタ)アクリレート 100質量部;及び(B)撥水剤 0.01〜7質量部;を含み、かつ無機粒子を含まない塗料からなる請求項8〜12の何れか1項に記載のハードコート積層フィルム。
- 上記第1ハードコートの厚みが、0.5〜5μmである、請求項3〜13の何れか1項に記載のハードコート積層フィルム。
- 上記第2ハードコートの厚みが、5〜30μmである、請求項3〜14の何れか1項に記載のハードコート積層フィルム。
- 上記樹脂フィルムが、
(α)重合性モノマーに由来する構造単位の総和を100モル%として、メチルメタクリレートに由来する構造単位を50〜95モル%の量で、及びビニルシクロヘキサンに由来する構造単位を50〜5モル%の量で含むアクリル系樹脂の層;
(β)芳香族ポリカーボネート系樹脂の層;、及び
(α)重合性モノマーに由来する構造単位の総和を100モル%として、メチルメタクリレートに由来する構造単位を50〜95モル%の量で、及びビニルシクロヘキサンに由来する構造単位を50〜5モル%の量で含むアクリル系樹脂の層;が、
この順に直接積層された多層樹脂フィルムである;
請求項1〜15の何れか1項に記載のハードコート積層フィルム。
- 上記樹脂フィルムが、
(α)重合性モノマーに由来する構造単位の総和を100モル%として、メチルメタクリレートに由来する構造単位を50〜95モル%の量で、及びビニルシクロヘキサンに由来する構造単位を50〜5モル%の量で含むアクリル系樹脂の層;
(γ)重合性モノマーに由来する構造単位の総和を100モル%として、メチルメタクリレートに由来する構造単位を50〜95モル%の量で、及びビニルシクロヘキサンに由来する構造単位を50〜5モル%の量で含むアクリル系樹脂100質量部とコアシェルゴム1〜100質量部を含む樹脂組成物の層;及び
(α)重合性モノマーに由来する構造単位の総和を100モル%として、メチルメタクリレートに由来する構造単位を50〜95モル%の量で、及びビニルシクロヘキサンに由来する構造単位を50〜5モル%の量で含むアクリル系樹脂の層;が、
この順に直接積層された多層樹脂フィルムである;
請求項1〜15の何れか1項に記載のハードコート積層フィルム。
- 請求項1〜17の何れか1項に記載のハードコート積層フィルムを含む物品。
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