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JP6601474B2 - 車両のトランク周辺構造 - Google Patents
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JP6601474B2 - 車両のトランク周辺構造 - Google Patents

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Description

この発明は、自動車などの車両のトランク周辺構造に関する。
特許文献1に記載のトランク周辺構造では、車体に、トランク開口部と、トランク開口部を開閉可能に覆うトランクリッドとが設けられている。トランク開口部の開口面の周縁部に沿って凹溝部が設けられ、凹溝部の内周縁部に沿って、トランクリッドと凹溝部の内周縁部との隙間を封止するウェザーストリップが設けられている。また、車体には、トランク開口部の前側にリヤガラスが配置され、リヤガラスの下辺部付近には、トランクリッドと凹溝部の前辺を構成する前辺凹溝部の前縁部との隙間を封止するシール部材が設けられている。このように、トランク開口部とトランクリッドとの隙間は、ウェザーストリップとシール部材によって二重に封止されている。
特開昭58−122239号公報
しかしながら、特許文献1に記載のトランク周辺構造では、リヤガラスの表面に沿って流れてきた水滴がシール部材の前側に溜まる。この結果、時間が経過すれば水自身は乾くものの水に含まれるゴミ等はシール部材の前側に溜まり続けるという欠点がある。
そこで、本発明は、上記の問題点を鑑みて、シール部材とウェザーストリップによってトランク開口部を二重に封止しつつ、シール部材の前側に水が溜まることを防止できる車両のトランク周辺構造を提供することを目的とする。
この発明は、車体に設けられたトランク開口部と、前記トランク開口部の周縁部に沿って設けられた凹溝部と、前記トランク開口部及び前記凹溝部を開閉可能に覆うトランクリッドと、前記凹溝部の内周縁部に設けられ、前記トランクリッドと前記トランク開口部の前記周縁部との隙間を封止するウェザーストリップと、前記車体において前記トランク開口部の車両前方側に隣接して設けられたリヤガラスとを備えた車両のトランク周辺構造において、前記トランクリッドの閉状態で、前記リヤガラスの後縁部と前記トランクリッドの前縁部との間の隙間のうち、前記リヤガラスの前記後縁部のうちの両端部以外の部分に重なる範囲を封止するシール部材を備え、前記トランクリッドの閉状態で、前記リヤガラスの前記後縁部の前記両端部に重なる範囲に、前記凹溝部と車体外側とを連通する隙間開口部が形成され、前記シール部材は、前記トランクリッドの裏面に固定される固定壁部と、前記リヤガラスの後縁部と前記トランクリッドの前縁部との隙間を封止する封止壁部とで構成され、前記トランクリッドの閉状態で、前記封止壁部と前記リヤガラスとのなす角のうち上方が鈍角となるように、前記シール部材が配置されるとともに、前記トランクリッドの車両前方側の端部が、前記シール部材の車両前方側の端部よりも車両前方に突出する車両のトランク周辺構造である。
この構成によれば、トランクリッドの閉状態で、リヤガラスの後縁部とトランクリッドの前縁部との間の隙間のうち、リヤガラスの後縁部のうちの両端部以外の部分に重なる範囲を封止するシール部材を備え、トランクリッドの閉状態で、リヤガラスの後縁部の両端部に重なる範囲に、凹溝部と車体外側とを連通する隙間開口部が形成されるため、シール部材の前側に溜まった水を、シール部材の車幅方向の両端に配置した隙間開口部から凹溝部内に流入して車両外側に排水することができる。この結果、シール部材の前側に水が溜まることを防止できる。
従って、シール部材の前側に水が溜まることなく車両外側に排水することができるので、水に含まれるゴミ等がシール部材の前側に溜まり続けることを防止できる。
また、シール部材によって、リヤガラスの表面を流れる走行風が、リヤガラスの後縁部から、トランクリッドの裏面の前縁部とリヤガラスの後縁部との間から凹溝部の前辺凹溝部に流入することが防止される。この結果、走行風が上記の間から凹溝部の前辺凹溝部内に流入することで発生する風切音が発生することを防止できる。
また、この発明の態様として、前記車体に設けられたリヤランプと、前記車体の外面と前記リヤランプの外面との境界に設けられた導出開口部と、前記凹溝部と前記導出開口部とを連通する連通路とを備えてもよい。
この構成によれば、リヤガラスの表面を流れる走行風を、シール部材の両端側に設けられた隙間開口部から、順に凹溝部、連通路及び導出開口部を通じて車両後方に流すことができる。この結果、車体側部の表面に沿って車両後方に流れる走行風の風力特性を改善することができる。
前記車体に設けられた前記トランク開口部と、前記トランク開口部の周縁部に沿って設けられた凹溝部と、前記トランク開口部及び前記凹溝部を開閉可能に覆うトランクリッドと、前記凹溝部の内周縁部に設けられ、前記トランクリッドと前記トランク開口部の前記周縁部との隙間を封止するウェザーストリップと、前記車体において前記トランク開口部の車両前方側に隣接して設けられたリヤガラスとを備えた車両のトランク周辺構造において、前記トランクリッドの閉状態で、前記リヤガラスの後縁部と前記トランクリッドの前縁部との間の隙間のうち、前記リヤガラスの前記後縁部のうちの両端部以外の部分に重なる範囲を封止するシール部材を備え、前記トランクリッドの閉状態で、前記リヤガラスの前記後縁部の前記両端部に重なる範囲に、前記凹溝部と車体外側とを連通する隙間開口部が形成され、前記車体に設けられたリヤランプと、前記車体の外面と前記リヤランプの外面との境界に設けられた導出開口部と、前記凹溝部と前記導出開口部とを連通する連通路とを備えてもよい。
この構成によれば、トランクリッドの閉状態で、リヤガラスの後縁部とトランクリッドの前縁部との間の隙間のうち、リヤガラスの後縁部のうちの両端部以外の部分に重なる範囲を封止するシール部材を備え、トランクリッドの閉状態で、リヤガラスの後縁部の両端部に重なる範囲に、凹溝部と車体外側とを連通する隙間開口部が形成されるため、シール部材の前側に溜まった水を、シール部材の車幅方向の両端に配置した隙間開口部から凹溝部内に流入して車両外側に排水することができる。この結果、シール部材の前側に水が溜まることを防止できる。
従って、シール部材の前側に水が溜まることなく車両外側に排水することができるので、水に含まれるゴミ等がシール部材の前側に溜まり続けることを防止できる。
加えて、この構成によれば、リヤガラスの表面を流れる走行風を、シール部材の両端側に設けられた隙間開口部から、順に凹溝部、連通路及び導出開口部を通じて車両後方に流すことができる。この結果、車体側部の表面に沿って車両後方に流れる走行風の風力特性を改善することができる。
また、この発明の態様として、前記凹溝部は、前記トランク開口部の前辺部に沿って設けられた前辺凹溝部と、前記トランク開口部の左辺部及び右辺部に沿って設けられ、前記前辺凹溝部の両端に連通した左辺凹溝部及び右辺凹溝部とを有し、前記隙間開口部は、前記凹溝部の前記左辺凹溝部及び前記右辺凹溝部の各々の前端部に配置されてもよい。
この構成によれば、隙間開口部に流入した水を、スムーズに、凹溝部の左辺凹溝部及び右辺凹溝部に流すことができる。
また、この発明の態様として、前記シール部材は、固定用部品を用いて前記トランクリッドの裏面に固定されてもよい。
この構成によれば、固定用部品を用いた簡単な固定作業で(即ち、モールド固定や両面テープを用いない固定方法で)、シール部材をトランクリッドの裏面に固定できる。また、シール部材の前側に水が溜まることを防止できるため、シール部材をトランクリッド側に固定しても、トランクリッドが開けられたときに、シール部材の前側に溜まった水が直接トランクルーム内に流入することを防止できる。
また、この発明の態様として、前記シール部材には、貫通孔が設けられ、前記トランクリッドの裏面には、被係止孔が設けられ、前記固定用部品は、係止部を有し、前記固定用部品の前記係止部が前記貫通孔を挿通して前記被係止孔に係止されることで、前記固定用部品によって、前記シール部材が前記トランクリッドの裏面に固定されてもよい。
この構成によれば、固定用部品の係止部をシール部材の貫通孔を挿通してトランクリッドの裏面の被係止孔に係止するだけで簡単に、シール部材をトランクリッドの裏面に固定することができる
た、この発明の態様として、前記リヤガラスの後辺の両端は、車幅方向外側ほど、前記リヤガラスの前辺側に湾曲する形状であってもよい。
この構成によれば、前記リヤガラスの後辺の両端が、車幅方向外側ほどリヤガラスの前辺側に湾曲する形であっても、上記の効果を得ることができる。
この発明によれば、シール部材とウェザーストリップによってトランク開口部を二重に封止しつつ、シール部材の前側に水が溜まることを防止できる車両のトランク周辺構造を提供できる。
車体後部の左側部分を後方斜め方向から見た斜視図。 トランクリッドを透視した状態の車体後部を示す斜視図。 車体後部を後側から見た正面図。 車体後部を上側から見た平面図。 (a)は図3のA−A断面図、(b)は(a)の部分拡大図。 図3のB−B断面図。 図4のC−C断面図。 トランクリッドを左前方斜め方向から見た斜視図。 トランクリッドを前側から見た正面図。 トランクリッドを下側から見た平面図。 (a)はシール部材を示す斜視図、(b)は(a)のD−D断面図。 車体後部の右側部分を後方から見た斜視図。 車体後部の要部を拡大して示した斜視図。 車体後部の要部を示す右側面図。 車体後部の右側部分を示す平面図。 図14のE−E断面図。 図14のF−F断面図。 図15のG−G断面図。 図14のH−H断面図。 (a)は遮蔽部材を取り外した状態の図14のI−I断面図、(b)は(a)は図15のJ−J断面図。 リヤガラスの変形例を示す平面図。
<実施形態>
図1〜図20を参照して、この発明の実施形態を説明する。
図1及び図2に示すように、この実施形態に係る車両のトランク周辺構造1は、車体後部V(車体)に設けられたトランク開口部1Aと、トランク開口部1Aを開閉可能に覆うトランクリッド2と、車体後部Vにおけるトランク開口部1Aの車両前方側に隣接して配置されたリヤガラス17とを備えている。
図2〜図4に示すように、トランク開口部1Aは、車体後部Vのアウタパネル5によって形成されており、車体後部Vの内部に設けられたトランクルーム8に連通している。トランク開口部1Aは、例えば略矩形状に形成され、車体後部Vの上面から後面に跨って設けられている。即ち、トランク開口部1Aの前半部1Aaは、車体後部Vの上面に設けられ、トランク開口部1Aの後半部1Abは、車体後部Vの後面に設けられている。車体後部Vにおけるトランク開口部1Aの周縁部には、トランク開口部1Aを取り囲むように、断面略U字状の凹溝部3が設けられている。
凹溝部3は、トランク開口部1Aの周縁部からトランクルーム8内への水の侵入を防止するものである。
凹溝部3は、トランク開口部1Aの前辺部に沿って設けられた前辺凹溝部3Fと、トランク開口部1Aの後辺部に沿って設けられた後辺凹溝部3Bと、トランク開口部1Aの左辺部に沿って設けられ、前辺凹溝部3Fの左端部と後辺凹溝部3Bとの左端部とを連通する左辺凹溝部3Lと、トランク開口部1Aの右辺部に沿って設けられ、前辺凹溝部3Fの右端部と後辺凹溝部3Bとの右端部とを連通する右辺凹溝部3Rとで構成されている。凹溝部3のU字断面は、前辺凹溝部3F、左辺凹溝部3L及び右辺凹溝部3Rでは上方が開放する断面形状であり、一方、後辺凹溝部3Bは後方が開放する断面形状になっている。従って、凹溝部3の前辺凹溝部3F、左辺凹溝部3L及び右辺凹溝部3Rから侵入した水は、凹溝部3の後辺凹溝部3Bからリヤバンパ7との隙間を通って車外に排出される。
図5及び図7に示すように、凹溝部3は、車体後部Vにおけるトランク開口部1Aの周縁部から延設されたフランジ部が断面略U字状に曲げ加工されて形成されている。凹溝部3の内周壁部(即ち内周縁部)3aには、ウェザーストリップ4が設けられている。
ウェザーストリップ4は、トランク開口部1Aの周縁部とトランクリッド2との間の隙間を封止する封止部材である。ウェザーストリップ4は、例えばゴム弾性部材によって形成されると共に、トランク開口部1Aの周方向に沿って周壁状に形成されている。ウェザーストリップ4の下端面には、凹溝部3の内周壁部3aが挿入される装着用凹部4aが形成されている。装着用凹部4aは、ウェザーストリップ4の周方向に沿って環状に設けられている。装着用凹部4aの内部の内周面及び外周面にはそれぞれ、内周壁部3aを狭持するためのヒダ部4bが設けられている。凹溝部3の内周壁部3aが装着用凹部4aの内部に挿入されることで、ウェザーストリップ4は凹溝部3の内周壁部3aに装着される。
また、ウェザーストリップ4の下端面には、トランクルーム8の左右の側壁部8a(図7参照)の上端部が挿入する挿入用凹部4cが設けられている。挿入用凹部4cは、装着用凹部4aの内周側に配置され、ウェザーストリップ4の周方向に沿って環状に設けられている。
図1及び図2に示すように、車体後部Vにおけるトランク開口部1Aの車両前方側には、例えば略矩形のリヤ窓枠部9が設けられており、リヤ窓枠部9には、略矩形のリヤガラス17が設けられている。リヤ窓枠部9は、車両後方ほど下方に傾斜しており、リヤガラス17も車両後方ほど下方に傾斜している。
図4及び図5に示すように、リヤ窓枠部9の下辺部は、開放しており、トランク開口部1Aの凹溝部3の外周壁部を構成する前壁部3bの上端面に沿って凹溝部3に連通している。図4に示すように、リヤ窓枠部9の開放下辺部における車幅方向の長さは、凹溝部3の左辺凹溝部3Lの左辺3Laと右辺凹溝部3Rの右辺3Rbとの間隔と略同じ大きさである。即ち、リヤ窓枠部9の左辺9a及びリヤガラス17の左辺17aは、凹溝部3の左辺凹溝部3Lの左辺3Laに滑らかな曲線状又は直線状に繋がっており、リヤ窓枠部9の右辺9b及びリヤガラス17の右辺17bは、凹溝部3の右辺凹溝部3Rの右辺3Rbに滑らかな曲線状又は直線状に繋がっている。
図5に示すように、リヤ窓枠部9の開放下辺部の下側には、リヤパッケージメンバ70が配置されている。リヤパッケージメンバ70は、閉断面(即ち車幅方向に直交する断面)を有する骨格部材であり、車幅方向に延びており、リヤ窓枠部9の左辺9aと右辺9bとの間に跨っている。リヤパッケージメンバ70の上面の後縁部には、リヤガラス17の後縁部17rを支持する支持部71が設けられている。支持部71は、リヤパッケージメンバ70の上面から上方に段状に突出している。支持部71の上面71aは、リヤガラス17に沿って傾斜しており、支持部71の上面71aに、弾性部材(例えばウレタン又はゴム)29及びスペーサ(例えば樹脂部材)28を介して、リヤガラス17の後縁部17rが載置される。弾性部材29は、弾性部材29は、例えば、リヤガラス17の後縁部17rの長手方向全体に配置され、スペーサ28は、例えば、リヤガラス17の後縁部17rの長手方向の両端部及び中央のみ配置されている。
リヤパッケージメンバ70は、リヤパッケージメンバ70の上半部を構成するアッパーパネル112と、リヤパッケージメンバ70の下半部を構成するアンダーパネル113とを構成されている。アッパーパネル112の断面形状(即ち車幅方向に直交する断面形状)は、下側に開いたハット形状であり、アッパーパネル112の前縁部及び後縁部にはそれぞれ、車両前方に延設された前側フランジ部112a及び車両後方に延設された後側フランジ部112bが設けられている。アンダーパネル113の断面形状(即ち車幅方向に直交する断面形状)は、上側に開いたハット形状であり、アンダーパネル113の前縁部及び後縁部にはそれぞれ、車両前方に延設された前側フランジ部113a及び車両後方に延設された後側フランジ部113bが設けられている。
アッパーパネル112及びアンダーパネル113は、それらの前側フランジ部112a,113a同士が互いに重畳されて接合されると共にそれらの後側フランジ部112b,112b同士が互いに重畳されて接合されることで、互いに連結されている。互いに接合された後側フランジ部112b,113bのうちの一方のフランジ部(例えば112b)の先端部は、上方に屈曲して延びている。アッパーパネル112の後面112cと上記の一方のフランジ部(例えば112b)とで、凹溝部3の前辺凹溝部3Fが構成されている。また、アッパーパネル112の後面112cで前辺凹溝部3Fの前壁部3bが構成されている。
図1及び図2に示すように、トランクリッド2は、トランク開口部1A及び凹溝部3の開口面を開閉可能に覆う部材であり、凹溝部3の外周輪郭と略同形同大のパネル状に形成されている。より詳細には、図1、図8〜図10に示すように、トランクリッド2は、トランク開口部1Aの前半部1Aaを覆うリッド上部2aと、リッド上部2aの後端部から下方に延びて、トランク開口部1Aの後半部1Abを覆うリッド後部2bとを備えている。トランクリッド2は、トランク開口部1Aの前辺部付近を中心にして回動して開閉するように、車体後部Vに取り付けられている。
図5〜図7に示すように、トランクリッド2は、トランクリッド2の外側面(即ち意匠面)を構成するアウタパネル2Aと、トランクリッド2の内側面(即ち裏面)を構成するインナパネル2Bとを備えている。アウタパネル2Aとインナパネル2Bとは、それらの周縁部2Aa,2Baが互いに重畳されて接合されることで、互いに連結されている。
図8〜図10に示すように、インナパネル2B(即ちトランクリッド2の裏面)には、ウェザーストリップ4の上端部が当接するウェザーストリップ当接部15が設けられている。ウェザーストリップ当接部15は、インナパネル2Bの周縁部2Baの内周側に設けられており、周縁部2Baよりも段状に盛り上がると共に周縁部2Baの周方向全体に渡って設けられている。周縁部2Baの前縁部2Baaとウェザーストリップ当接部15との間は、周縁部2Baに対して傾斜した段差面2Bcが設けられている。
図5、図8〜図10に示すように、トランクリッド2の裏面の前縁部2Baaの付近の所定箇所(例えば段差面2Bc)には、シール部材18が設けられている。シール部材18は、トランクリッド2の閉状態で、リヤガラス17の後縁部17rとトランクリッド2の前縁部2Baaとの間の隙間のうち、リヤガラス17の後縁部17rのうちの両端部17r1以外の部分17r2に重なる範囲を封止するものである(図4参照)。シール部材18は、段差面2Bcのうちの車幅方向の両端部2Bc1を除く部分2Bc2に渡って設けられている(図8及び図9参照)。
図4に示すように、シール部材18は、トランクリッド2の閉状態では、リヤガラス17の後縁部17rのうち両端部17r1を除く部分17r2に当接する。この結果、シール部材18は、トランクリッド2の閉状態では、リヤガラス17の後縁部17rとトランクリッド2の裏面の前縁部2Baaとの間の隙間のうち、リヤガラス17の後縁部17rのうちの両端部17r1以外の部分17r2に重なる範囲を封止し(図5参照)、リヤガラス17の後縁部17rの両端部17r1には、凹溝部3と車体外側とを連通する隙間開口部14が形成される(図2及び図6参照)。隙間開口部14は、凹溝部3の左辺凹溝部3L及び右辺凹溝部3Rの各々の前端部に形成されている。
図11(a)に示すように、シール部材18は、弾性部材(例えばゴム弾性部材)によって、車幅方向に沿って細長状に形成されている。シール部材18の断面形状(即ち長手方向に直交する断面形状)は、例えば略L字状に形成されており、固定壁部181と封止壁部182とを備えている。
図11(a)(b)に示すように、固定壁部181は、トランクリッド2の裏面の所定箇所(例えば段差面2Bc)に固定される部分であり、固定壁部181には、固定用部品16が挿通される貫通孔181aが複数設けられている。各貫通孔181aは、シール部材18の長手方向に沿って互いに間隔を空けて並んでいる。封止壁部182は、トランクリッド2の裏面の前縁部2Baaとリヤガラス17の後縁部17rとの間の隙間を封止する部分であり、固定壁部181の上端部から、固定壁部181の一方主面の側に突出するように設けられている。
固定壁部181は、防水用パッキン183を挟んでトランクリッド2の裏面の所定箇所(例えば段差面2Bc)に配置されている。防水用パッキン183は、固定壁部181の両側主面と略同形同大に形成されており、固定壁部181の貫通孔181aと重なる部位に貫通孔183aが設けられている。
図11(b)に示すように、固定用部品16は、例えば係止ピンであり、軸部16aと、頭部16bと、係止部16cとを備えている。軸部16aの基端部側の直径は、シール部材18の貫通孔181aと略同径であり、軸部16aの先端部側の直径は、例えば、軸部16aの基端部側の直径よりも細くなっている。頭部16bは、軸部16aの基端部に設けられ、軸部16aの径方向外側に張り出している。係止部16cは、軸部16aの先端部に設けられ、軸部16aの径方向外側且つ頭部16b側に傾斜して張り出している。
トランクリッド2の裏面の段差面2Bcには、固定用部品16の軸部16aが挿通される被係止孔2Bdが複数設けられている。各被係止孔2Bdは、車幅方向に沿って互いに間隔を空けて並んでいる。シール部材18は、固定壁部181が防水用パッキン183を介してトランクリッド2の段差面2Bcに配置された状態で、固定用部品16の軸部16aがシール部材18の貫通孔181a、防水用パッキン183の貫通孔183a及び段差面2Bcの被係止孔2Bdに順に挿通され、固定用部品16の係止部16cが被係止孔2Bdの裏面側周縁部に係止することで、シール部材18は、トランクリッド2の裏面の段差面2Bcに固定されている。
この固定状態で、シール部材18の封止壁部182は、トランクリッド2の裏面の前縁部2Baaの下側に配置しており、封止壁部182の先端側ほど前縁部2Baaから離れるように傾斜している。
図5に示すように、トランクリッド2の閉状態では、トランクリッド2がトランク開口部1A及び凹溝部3を覆っている。そして、ウェザーストリップ4の上端部がトランクリッド2の裏面のウェザーストリップ当接部15に当接し、これにより、トランク開口部1Aの周縁部とトランクリッド2との間が密閉されて、トランク開口部1A内への水の侵入が防止されている。
また、トランクリッド2の閉状態では、トランクリッド2の裏面の前縁部2Baaがリヤガラス17の後縁部17rの上方側を覆うように配置すると共に、トランクリッド2の裏面の段差面2Bcがリヤガラス17の後縁部17rの後方側に接近して配置している。この配置状態で、シール部材18の封止壁部182の先端部は、シール部材18の弾性力で、リヤガラス17の後縁部17rのうちの両端部17r1以外の部分17r2に圧接されている(図4参照)。
このように封止壁部182がリヤガラス17に圧接されることで、図4及び図5に示すように、リヤガラス17の後縁部17rとトランクリッド2の前縁部2Baaとの間の隙間のうち、リヤガラス17の後縁部17rのうちの両端部17r1以外の部分17r2に重なる範囲が、シール部材18によって封止されている。この封止状態では、リヤガラス17の後縁部17rとトランクリッド2の裏面の前縁部2Baaとの間の隙間のうち、リヤガラス17の後縁部17rの両端部17r1に重なる範囲に(即ちシール部材18の両端側に)、上述の隙間開口部14が形成されている(図2及び図6参照)。
このように、トランクリッド2の閉状態で、シール部材18の両端側に隙間開口部14が形成されることで、図2に示すように、リヤガラス17の表面に沿って流れて来るなどしてシール部材18の前側に溜まった水Qは、シール部材18の両端側の隙間開口部14から凹溝部3内に流入して、凹溝部3の後辺凹溝部3Bにおける後方を向いた開口(即ち後辺凹溝部3Bとリヤバンパ7との隙間)を通って車両外側に排水される。この結果、シール部材18の前側に水が溜まることが防止される。その際、各隙間開口部14は、凹溝部3の左辺凹溝部3L及び右辺凹溝部3Rの各々の前端部の正面に形成されているため、各隙間開口部14に流入した水は、スムーズに、各隙間開口部14から左辺凹溝部3L及び右辺凹溝部3Rに流れて後辺凹溝部3Bに到達する。
また、図12に示すように、車体後部Vは、リヤランプ10と、車体後部Vの外面とリヤランプ10の外面との境界に設けられた導出開口部23と、凹溝部3と導出開口部23とを連通する連通路50(図16参照)とを備えている。この構成により、リヤガラス17の表面の左右の縁部に沿って流れた走行風w2は、隙間開口部14から凹溝部3内に流入し、連通路50を通って導出開口部23から流出する。
リヤランプ10は、車体後部Vの左右各部に左右対称に設けられている。左右の各リヤランプ10はそれぞれ、車体後部V側とトランクリッド2側とに跨るように車幅方向に延設されている。
ここで、本実施形態では、車体後部Vのアウタパネル5は、リヤフェンダパネル6(「サイドアウタパネル」ともいう。)と、リヤバンパ7とで構成されている。リヤフェンダパネル6は、リッド上部2aに対して左右各側に設けられるとともに、前後方向に延びるリヤフェンダ60のアウタパネルである。リヤバンパ7は、リッド後部2bに対して左右各側及び下方に設けられ、車幅方向に延びている。リヤバンパ7は、リヤランプ10及びリッド後部2bよりも下側の下側部位が、これらリヤランプ10及びリッド後部2bよりも後方に膨出するとともに、リヤランプ10よりも車幅方向外側に膨出するように形成されている。
図12及び図14に示すように、リヤランプ10は、トランクリッド2側に配設されたリッド側ランプユニット10Aと、車体後部V側に配設された車体側ランプユニット10Bとを備えている。リヤランプ10は、車幅方向に略連続して形成されており、これら両ランプユニット10A,10Bを分断するように、左辺凹溝部3L又は右辺凹溝部3Rが上下方向に延びている。
リッド側ランプユニット10Aは、リッド後部2bの左右各端部に配設されるとともに、車体側ランプユニット10Bは、車体後部Vの左右各コーナー部C,Cに配設されている。
車体側ランプユニット10Bは、不図示の灯具と、灯具を内包する樹脂製のランプハウジング12と、車体側ランプユニット10Bの外表面を形成するようにランプハウジング12に外嵌装着され、ランプハウジング12と共に内部に灯室を形成する透明樹脂製のカバーレンズ部材13とを備えている。
車体側ランプユニット10Bは、リヤバンパ7の意匠面7sの左右各上縁と左右のリヤフェンダパネル6の意匠面6sの後端との間に配置されており、車体後部Vのコーナー部Cに沿って車体後部Vの後面から側面に沿って湾曲している(図12参照)。
図13、図16及び図18に示すように、車体後部Vの左右各コーナー部Cには、車体側ランプユニット10Bが取り付けられる取付凹部11が、車体内部に向けて凹設形成されている。取付凹部11は、リヤフェンダパネル6の裏側に設けられ、リヤフェンダ60の一部を構成している。取付凹部11は、下面部11aと、上面部11b(図16、図18参照)と、車幅方向内面かつ奥面を形成する奧壁部11cとを有している。
図13及び図20(a)に示すように、取付凹部11の奧壁部11cには、不図示の灯具等が挿通する挿通孔11dが貫通形成されるとともに、車体側ランプユニット10Bをビス等で取り付けるための取付孔11eが適宜設けられている(図13参照)。
図13に示すように、取付凹部11には、取付凹部11の内部空間(リヤランプ配設空間)60Bと凹溝部3の左辺凹溝部3L又は右辺凹溝部3Rとを連通する切欠部Paが設けられている。切欠部Paは、取付凹部11の奧壁部11cにおける車幅方向内側の壁部の後端部11fが取付凹部11の開口面から車両前方側に後退する形で形成されている。即ち、切欠部Paは、取付凹部11の内部空間60Bにおける車幅方向の内側かつ後側に位置している。
図12、図14及び図18に示すように、リヤバンパ7の意匠面7sの左右各上縁は、車体側ランプユニット10Bの下縁辺に沿って形成されており、このリヤバンパ7の意匠面7sの左右各上縁には、前後方向に沿って上端フランジ部7aが車幅方向内側へ延出されている(図13、図14、図18参照)。
図17及び図19に示すように、取付凹部11の切欠部Paには、切欠部Paを塞ぐように、樹脂製のエア導入部材20が配置されている。エア導入部材20は、ランプハウジング12の内側側面部に設けられている。エア導入部材20は、凹溝部3の左辺凹溝部3L又は右辺凹溝部3Rと取付凹部11の内部空間60Bとの間に介在する板状のエア導入縦壁部21を備えている。
エア導入縦壁部21には、導入開口部22が形成されている。導入開口部22は、エア導入縦壁部21の横幅方向(即ち車両前後方向)に略水平に延びるスリット状の導入開口スリット22aがエア導入縦壁部21の上下方向に複数設けられることによって形成されている。導入開口部22は、凹溝部3の左辺凹溝部3L又は右辺凹溝部3Rと取付凹部11の内部空間とを連通するように、エア導入縦壁部21の板厚方向に貫通形成されている。
即ち、取付凹部11の内部空間60Bと凹溝部3の左辺凹溝部3L又は右辺凹溝部3Rとは、取付凹部11の切欠部Paに配置されたエア導入縦壁部21を介して車幅方向に隣接し、導入開口部22を介して互いに連通している。
図12、図13、図14〜図17に示すように、取付凹部11の開口面の周縁部の下辺前端部Pb(即ち車体後部の外表面と車体側ランプユニット10Bの外表面との境界)には、取付凹部11の内部空間60Bと車両外側とを連通する導出開口部23が設けられている。
具体的には、導出開口部23は、カバーレンズ部材13の外側前部の下縁を上方に切欠状に形成されたカバーレンズ下縁外側前部13dと、カバーレンズ下縁外側前部13dに下方で対向するリヤバンパ7の上端フランジ部7aとで囲まれた部分であり、車幅方向に延びるスリット状に開口形成されている(図17参照)。
図13、図16及び図18に示すように、取付凹部11の下面部11aとリヤバンパ7の上端フランジ部7aとの間には、前後方向に延びた隙間Zが存在しており、隙間Zを遮蔽するように、板状の遮蔽部材30が配設されている。遮蔽部材30は、取付凹部11の下面部11aとリヤバンパ7の上端フランジ部7aとの間に跨って配設されている。
遮蔽部材30は、前後方向に延びた底面を有する底浅皿状に形成されている。遮蔽部材30の車両外側の縁部には、リヤバンパ7の上端フランジ部7aに取り付けられるリヤバンパ取付フランジ部34が、車両外側に張り出すように設けられている。リヤバンパ取付フランジ部34には、上端フランジ部7aを取り付けるための取付孔34aが設けられている(図13参照)。
図13、図16〜図18に示すように、リヤバンパ7の上端フランジ部7aには、取付孔7bが設けられており、リヤバンパ取付フランジ部34及び上端フランジ部7aの各取付孔34a,7bにファスナ41が装着されることで、遮蔽部材30は、リヤバンパ7に取り付けられている。
図13及び図18に示すように、遮蔽部材30の車両内部側の縁部には、車両内部側に向けて突設された係止爪42aを有するクリップ部材42が設けられている。取付凹部11の奧壁部11cには、取付孔11eが設けられている(図18参照)。クリップ部材42の係止爪42aが取付凹部11の取付孔11eに挿着されることで、遮蔽部材30は、取付凹部11の奧壁部11c(即ちリヤフェンダ60)に取り付けられている。
図16及び図81に示すように、遮蔽部材30の底部31の外面のコーナー部35と、取付凹部11の内面のコーナー部11gとの間には、ゴムやウレタン等で形成された弾性支持部材43が介在されている。遮蔽部材30は、弾性支持部材43を介して取付凹部11に弾性支持されている。
このように、遮蔽部材30は、取付凹部11とリヤバンパ7とに跨るように配設された状態において、車体側ランプユニット10Bのランプハウジング12の下側に離間して配置されている。遮蔽部材30とランプハウジング12との間には、導入開口部22と導出開口部23とを連通する空間が確保されており、この空間によって導入開口部22と導出開口部23とを連通する連通路50が構成されている。
図12に示すように、車体後部Vのリヤガラス17の表面を流れる走行風wのうち、リヤガラス17の表面の車幅方向中央を流れる走行風w1は、リヤガラス17の後縁部でトランクリッド2の上側に乗り上げてリッド上部2aの上面を流れて車両後方に流れる。その際、トランクリッド2の裏面の前縁部2Baaとリヤガラス17の後縁部との間には、シール部材18が設けられているため(図2〜図3参照)、走行風w1が上記の間から凹溝部3の前辺凹溝部3F内に流入することが防止される。この結果、走行風w1が上記の間から前辺凹溝部3Fに進入することで発生する風切音の発生が防止される。
他方、車体後部Vのリヤガラス17の表面を流れる走行風wのうち、リヤガラス17の表面の左縁及び右縁を流れる走行風w2はそれぞれ、リヤガラス17の後縁部17rで、トランクリッド2の裏面の前縁部2Baaとリヤガラス17の後縁部17rとの間におけるシール部材18の両端側(即ちリヤガラス17の後縁部17rの両端部17r1)に確保された隙間開口部14から凹溝部3の左辺凹溝部3L及び右辺凹溝部3Rの内部に流入し(図4及び図6参照)、左辺凹溝部3L及び右辺凹溝部3Rに設けられた導入開口部22から連通路50を通って、車体後部Vの外表面と左右各リヤランプ10の外表面との境界に設けられた導出開口部23から車両外側に流出する。この結果、車体側部の表面に沿って車両後方に流れる走行風の風力特性を改善することができる。
<主要な効果>
以上、この実施形態に係る車両のトランク周辺構造1によれば、車体後部(車体)Vに設けられたトランク開口部1Aと、トランク開口部1Aの周縁部に沿って設けられた凹溝部3と、トランク開口部1A及び凹溝部3を開閉可能に覆うトランクリッド2と、凹溝部3の内周縁部3aに設けられ、トランクリッド2とトランク開口部1Aの周縁部との隙間を封止するウェザーストリップ4と、車体後部Vにおいてトランク開口部1Aの車両前方側に隣接して設けられたリヤガラス17とを備えた車両のトランク周辺構造1において、トランクリッド2の閉状態で、リヤガラス17の後縁部17rとトランクリッド2の前縁部2Baaとの間の隙間のうち、リヤガラス17の後縁部17rのうちの両端部17r1以外の部分17r2に重なる範囲を封止するシール部材18を備え、トランクリッド2の閉状態で、リヤガラス17の後縁部17rの両端部17r1に重なる範囲に、凹溝部3と車体外側とを連通する隙間開口部14が形成されている。
この構成によれば、トランクリッド2の閉状態で、リヤガラス17の後縁部とトランクリッド2の前縁部2Baaとの間の隙間のうち、リヤガラス17の後縁部のうちの両端部以外の部分に重なる範囲を封止するシール部材18を備え、トランクリッド2の閉状態で、リヤガラス17の後縁部の両端部に重なる範囲に、凹溝部3と車体外側とを連通する隙間開口部14が形成されるため、シール部材18の前側に溜まった水を、シール部材18の車幅方向の両端に配置した隙間開口部14から凹溝部3内に流入して車両外側に排水することができる。この結果、シール部材18の前側に水が溜まることを防止できる。
従って、シール部材18の前側に水が溜まることなく車両外側に排水することができるので、水に含まれるゴミ等がシール部材の前側に溜まり続けることを防止できる。
また、シール部材18によって、リヤガラス17の表面を流れる走行風wが、リヤガラス17の後縁部17rから、トランクリッド2の裏面の前縁部2Baaとリヤガラス17の後縁部17rとの間から凹溝部3の前辺凹溝部3Fに流入することが防止される。この結果、走行風wが上記の間から凹溝部3の前辺凹溝部3F内に流入することで発生する風切音が発生することを防止できる。
また、凹溝部3は、トランク開口部1Aの前辺部に沿って設けられた前辺凹溝部3Fと、トランク開口部1Aの左辺部及び右辺部に沿って設けられ、前辺凹溝部3Fの両端に連通した左辺凹溝部3L及び右辺凹溝部3Rとを有し、隙間開口部14は、凹溝部3の左辺凹溝部3L及び右辺凹溝部3Rの各々の前端部に配置されているため、隙間開口部14に流入した水Qを、スムーズに、凹溝部3の左辺凹溝部3L及び右辺凹溝部3Rに流すことができる。
また、シール部材18は、固定用部品16を用いてトランクリッド2の裏面に固定されるため、固定用部品16を用いた簡単な固定作業で(即ち、モールド固定や両面テープを用いない固定方法で)、シール部材18をトランクリッド2の裏面に固定できる。また、シール部材18の前側に水が溜まることを防止できるため、シール部材18をトランクリッド2側に固定しても、トランクリッド2が開けられたときに、シール部材18の前側に溜まった水が直接トランクルーム内に流入することを防止できる。
また、シール部材18には、貫通孔181aが設けられ、トランクリッド2の裏面には、被係止孔2Bdが設けられ、固定用部品16は、係止部16cを有し、固定用部品16の係止部16cが貫通孔181aを挿通して被係止孔2Bdに係止されることで、固定用部品16によって、シール部材18がトランクリッド2の裏面に固定される。このため、固定用部品16の係止部16cをシール部材18の貫通孔181aを挿通してトランクリッド2の裏面の被係止孔2Bdに係止するだけで簡単に、シール部材18をトランクリッド2の裏面に固定することができる。
また、車体後部Vに設けられたリヤランプ10と、車体後部Vの外表面とリヤランプ10の外表面との境界に設けられた導出開口部23と、凹溝部3と導出開口部23とを連通する連通路50とを備えるため、リヤガラス17の表面を流れる走行風w2を、シール部材18の両端側に設けられた隙間開口部14から、順に凹溝部3、連通路50及び導出開口部23を通じて車両後方に流すことができる。この結果、車体側部の表面に沿って車両後方に流れる走行風の風力特性を改善することができる。
<変形例>
上記の実施形態では、リヤガラス17の後辺は、車幅方向に略直線的に延びた形状であったが、図21に示すように、リヤガラス17の後辺17sの両端部17tは、車幅方向外側ほどリヤガラス17の前辺側に湾曲する形状であってもよい。このようなリヤガラス17の後辺17sの形状であっても、上記の実施形態と同様の効果を奏することができる。このようなリヤガラス17の後辺17sの形状は、例えばスポーツカーへの適用に最適である。
この発明は、上述の実施形態及び変形例の構成に限定されるものではなく、上述の実施形態及び変形例の組合せの構成も含む。
1…トランク周辺構造
1A…トランク開口部
2…トランクリッド
2Baa…トランクリッドの前縁部
2Bd…被係止孔
2Bd…被係止孔
3…凹溝部
3F…前辺凹溝部
3L…左辺凹溝部
3R…右辺凹溝部
4…ウェザーストリップ
10…リヤランプ
14…隙間開口部
16…固定用部品
16c…係止部
17…リヤガラス
17r…リヤガラスの後縁部
17r1…リヤガラスの後縁部の両端部
17r2…リヤガラスの後縁部のうちの両端部以外の部分
17t…リヤガラスの後辺の両端部
18…シール部材
23…導出開口部
50…連通路
181a…貫通孔

Claims (7)

  1. 車体に設けられたトランク開口部と、
    前記トランク開口部の周縁部に沿って設けられた凹溝部と、
    前記トランク開口部及び前記凹溝部を開閉可能に覆うトランクリッドと、
    前記凹溝部の内周縁部に設けられ、前記トランクリッドと前記トランク開口部の前記周縁部との隙間を封止するウェザーストリップと、
    前記車体において前記トランク開口部の車両前方側に隣接して設けられたリヤガラスとを備えた車両のトランク周辺構造において、
    前記トランクリッドの閉状態で、前記リヤガラスの後縁部と前記トランクリッドの前縁部との間の隙間のうち、前記リヤガラスの前記後縁部のうちの両端部以外の部分に重なる範囲を封止するシール部材を備え、
    前記トランクリッドの閉状態で、前記リヤガラスの前記後縁部の前記両端部に重なる範囲に、前記凹溝部と車体外側とを連通する隙間開口部が形成され
    前記シール部材は、前記トランクリッドの裏面に固定される固定壁部と、前記リヤガラスの後縁部と前記トランクリッドの前縁部との隙間を封止する封止壁部とで構成され、
    前記トランクリッドの閉状態で、前記封止壁部と前記リヤガラスとのなす角のうち上方が鈍角となるように、前記シール部材が配置されるとともに、
    前記トランクリッドの車両前方側の端部が、前記シール部材の車両前方側の端部よりも車両前方に突出する
    車両のトランク周辺構造。
  2. 前記車体に設けられたリヤランプと、
    前記車体の外面と前記リヤランプの外面との境界に設けられた導出開口部と、
    前記凹溝部と前記導出開口部とを連通する連通路とを備えた
    請求項1に記載の車両のトランク周辺構造。
  3. 前記車体に設けられた前記トランク開口部と、
    前記トランク開口部の周縁部に沿って設けられた凹溝部と、
    前記トランク開口部及び前記凹溝部を開閉可能に覆うトランクリッドと、
    前記凹溝部の内周縁部に設けられ、前記トランクリッドと前記トランク開口部の前記周縁部との隙間を封止するウェザーストリップと、
    前記車体において前記トランク開口部の車両前方側に隣接して設けられたリヤガラスとを備えた車両のトランク周辺構造において、
    前記トランクリッドの閉状態で、前記リヤガラスの後縁部と前記トランクリッドの前縁部との間の隙間のうち、前記リヤガラスの前記後縁部のうちの両端部以外の部分に重なる範囲を封止するシール部材を備え、
    前記トランクリッドの閉状態で、前記リヤガラスの前記後縁部の前記両端部に重なる範囲に、前記凹溝部と車体外側とを連通する隙間開口部が形成され、
    前記車体に設けられたリヤランプと、
    前記車体の外面と前記リヤランプの外面との境界に設けられた導出開口部と、
    前記凹溝部と前記導出開口部とを連通する連通路とを備えた
    車両のトランク周辺構造。
  4. 前記凹溝部は、前記トランク開口部の前辺部に沿って設けられた前辺凹溝部と、前記トランク開口部の左辺部及び右辺部に沿って設けられ、前記前辺凹溝部の両端に連通した左辺凹溝部及び右辺凹溝部とを有し、
    前記隙間開口部は、前記凹溝部の前記左辺凹溝部及び前記右辺凹溝部の各々の前端部に配置された
    請求項1乃至請求項3のうちの一項に記載の車両のトランク周辺構造。
  5. 前記シール部材は、固定用部品を用いて前記トランクリッドの裏面に固定された
    請求項1乃至請求項4のうちの一項に記載の車両のトランク周辺構造。
  6. 前記シール部材には、貫通孔が設けられ、
    前記トランクリッドの裏面には、被係止孔が設けられ、
    前記固定用部品は、係止部を有し、
    前記固定用部品の前記係止部が前記貫通孔を挿通して前記被係止孔に係止されることで、前記固定用部品によって、前記シール部材が前記トランクリッドの裏面に固定される
    請求項5に記載の車両のトランク周辺構造。
  7. 前記リヤガラスの後辺の両端は、車幅方向外側ほど、前記リヤガラスの前辺側に湾曲する形状である
    請求項1から請求項6のうちの一項に記載の車両のトランク周辺構造。
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