JP6603528B2 - 塗布剤、現像装置、プロセスカートリッジ - Google Patents
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Description
そこで、本発明の目的は、高画質化を図っても、スジ、カブリの問題が発生しにくい塗布剤、現像装置、プロセスカートリッジを提供することにある。
トナーを現像領域に搬送する現像ローラの表面、または該現像ローラ表面に当接配置されたトナー規制部材の表面に、該現像ローラの初期使用前に塗布される塗布剤であって、
該塗布剤が無機微粒子で表面処理されたシリコーン樹脂微粒子であり、
後述の測定方法で測定される該塗布剤の凝集度が18.0%以上37.0%以下であり、
該塗布剤の帯電量が−23.0mC/kg以上−4.5mC/kg以下であることを特徴とする塗布剤が提供される。
トナーを現像領域に搬送する現像ローラと、該現像ローラの表面に当接配置されたトナー規制部材とを備えた現像室と、
トナーを収容するトナー容器と
を備えた現像装置であって、
該現像装置は、該現像室と該トナー容器とを連通する開口部を有し、
該開口部は、該トナー容器に収容された該トナーが該現像室に流入しないようにシール部材でシールされており、
該現像ローラと該トナー規制部材との当接部に本発明の塗布剤が存在していることを特徴とする現像装置が提供される。
以下、好適な実施の形態を挙げて本発明を詳細に説明する。
本発明における塗布剤は、現像ローラとトナー規制部材の当接部に介在させることが重要である。現像ローラ表面に塗布剤をコートする方法、トナー規制ブレードの表面(特に現像ローラと接触する先端部分)に付着させる方法、または直接現像ローラとトナー規制部材の当接部に塗布剤を塗布する方法の何れかの方法により、現像ローラとトナー規制部材の当接部に塗布剤を介在させることができる。
現像ローラと規制ブレードの摺擦を軽減すると同時に、様々な保管環境及び物流状況下で保管された際の画像欠陥を抑制するには好ましい材料である。
本発明における表面処理とは、熱処理により固着させる方法、化学的に結合させる方法、混合により表面に付着させる方法が挙げられ、何れの方法を用いても良い。
その中でも、シリコーン樹脂粒子と無機微粒子の摩擦により帯電性をコントロールできるという観点からヘンシェルミキサーなどの混合装置を用いて、シリコーン樹脂粒子の表面に無機微粒子を付着させる方法が好ましい。
一方、シリコーン樹脂粒子を無機微粒子で表面処理した塗布剤を用いた場合、無機微粒子がスペーサー的な効果を発揮し、シリコーン樹脂粒子が現像ローラへ強固に付着することを抑制し、印字時にシリコーン樹脂粒子を効率的に消費させることが可能となる。
塗布剤である無機微粒子で表面処理されたシリコーン樹脂微粒子の凝集度は、18.0%以上37.0%以下であることが好ましい。凝集度が18.0%より小さい場合、流動性は良好である一方で、多層に重なってコートされる塗布剤が粒子間の凝集力が弱いために、現像ローラ、トナー規制ブレードから剥がれやすくなるため、コート性が不十分となってしまう。
また、凝集度が37.0%より大きい場合、流動性が悪い点に加え、塗布剤が凝集体を形成してしまい、均一なコート性が達成できない。また、粒子間の凝集力が大きく剥がれにくくなるため、印字時に塗布剤を速やかに消費させることが難しくなる。
また、−4.5mC/kgより大きい場合、静電的な付着力が低下するため、現像ローラやトナー規制ブレードへの塗布剤のコート性が低下してしまうため、好ましくない。
本発明に使用する無機微粒子は、負帯電性の無機微粒子を用いることが好ましい。
正帯電性の無機微粒子を用いた場合、シリコーン樹脂粒子が高く負帯電(チャージアップ)してしまう。それにより、現像ローラへの静電的な付着力が強くなりすぎるため、好ましくない。
本発明で使用する無機微粒子は、酸化チタン微粒子を使用することがより好ましい。中でも、シラン化合物処理で表面を疎水化処理した酸化チタン微粒子を用いることが、高湿下の環境でも帯電量が安定するという観点から好ましい。酸化チタン微粒子は、負帯電性の無機微粒子であり、例えば、トナーの外添剤として主に使用されるシリカ微粒子に比べ、帯電能力が低く抑えられている。そのため、帯電量が極度に上がり過ぎるチャージアップ抑制の効果や帯電性を均質化する効果があり、上記凝集度及び帯電量の範囲内に塗布剤をコントロールすることが容易である。
シリコーンオイル処理の方法は、無機微粒子とシリコーンオイルとをヘンシェルミキサー等の混合機を用いて直接混合しても良いし、ベースとなる無機微粒子へシリコーンオイルを噴射する方法によっても良い。或いは適当な溶剤にシリコーンオイルを溶解或いは分散させた後、ベースの無機微粒子と混合し、溶剤を除去して作製しても良い。
また、0.8μmより小さい場合、凝集性が高く均質に無機微粒子を付着させることが難しくなるため、好ましくない。
本発明におけるシリコーン樹脂粒子は、新球状のものが好ましい。不定形のシリコーン樹脂粒子は流動性が悪く、真球状のシリコーン樹脂粒子と比べ流動性が悪いため、本発明の最適な凝集度の範囲にコントロールすることが難しい。
未使用の現像装置(シール部材105未開封)の、現像室102内に塗布剤を5g充填し、現像ローラ106を147rpmで1分間回転させ現像ローラ106にコートされる。現像寸前位置における現像ローラ上の単位質量あたりの塗布剤の帯電量をQ/M(mC/kg)と定義し、Q/Mを測定した。
後述する実施例、比較例では、フィルター44は、THIMBLE FILTER(ADVANTEC社製)内径17mm 外径20mm 長さ90mmを使用した。
なお、吸引圧は、−15kPaで吸引を行った。圧力は、吸引ラインの中の圧力を測定した。
本発明における塗布剤の円相当径は、フロー式粒子像分析装置「FPIA−3000型」(シスメックス製)を用い、該装置の操作マニュアルに従い測定した。上記装置の測定原理は、流れている粒子を静止画像として撮像し、画像解析を行うというものである。試料チャンバーへ加えられた試料は、試料吸引シリンジによって、フラットシースフローセルに送り込まれる。フラットシースフローに送り込まれた試料は、シース液に挟まれて扁平な流れを形成する。フラットシースフローセル内を通過する試料に対しては、1/60秒間隔でストロボ光が照射されており、流れている粒子を静止画像として撮影することが可能である。また、扁平な流れであるため、焦点の合った状態で撮像される。粒子像はCCDカメラで撮像され、撮像された画像は512×512の画像処理解像度(一画素あたり0.37μm×0.37μm)で画像処理され、各粒子像の輪郭抽出を行い、粒子像の投影面積や周囲長等が計測される。
具体的な測定方法としては、予め不純固形物などを除去したイオン交換水10mLを容器中に用意し、その中に分散剤としてアルキルベンゼンスルホン酸塩を加えた後、更に測定試料0.02gを加え、均一に分散させた。分散手段としては、超音波分散機UH−50型(エスエムテー製)に振動子として直径5mmのチタン合金チップを装着したものを用い、5分間分散処理を行い、測定用の分散液とした。その際、該分散液の温度が40度以上にならないように適宜冷却した。測定には、標準対物レンズ(10倍)を搭載した上記フロー式粒子像分析装置を用い、シース液にはパーティクルシース「PSE−900A」(シスメックス(株)製)を使用した。上記手順に従い調製した分散液を上記フロー式粒子像分析装置に導入し、HPF測定モードで、トータルカウントモードにて10000個の塗布剤の円相当径を計測する。
なお、本願実施例では、シスメックス(株)が発行する校正証明書の発行を受けたフロー式粒子像分析装置を使用し、校正証明を受けた時の測定及び解析条件で測定を行った。
凝集度の測定装置としては、例えば、「パウダテスタ(登録商標)」(ホソカワミクロン(株)製)の振動台側面部分に、デジタル表示式振動計「デジバイブロ MODEL 1332A」(昭和測器(株)製)を接続したものを用いる。下から順に、目開き20μm(635メッシュ)の篩、目開き38μm(400メッシュ)の篩、目開き75μm(200メッシュ)の篩を重ね、これを上記装置の振動台にセットする。測定は、温度23.0℃,相対湿度60%の環境下で、以下の様にして行う。
(2)塗布剤を、最上段の目開き75μmの篩上に静かにのせ、その塗布剤の質量を測定する。
凝集度(%)={(目開き75μmの篩上の試料質量(g))/5(g)}×100
+{(目開き38μmの篩上の試料質量(g))/5(g)}×100×0.6
+{(目開き20μmの篩上の試料質量(g))/5(g)}×100×0.2
無機微粒子の帯電量は、無機微粒子0.4gに対し、磁性キャリア19.2gを混合したものを、温度15℃、相対湿度10%の環境下で24時間静置後、(株)ヤヨイ製YS−8D型により150rpmの条件で1分間振とうした後、下記の要領で測定した。磁性キャリアとしては、日本画像学会が販売するトナー帯電量測定用標準キャリア(Standard Carrier For q/m Measurement N−01)を用いた。
図5に、無機微粒子の帯電量を測定する帯電量測定装置の説明図を示した。まず、底に500メッシュのスクリーン123を有する金属製の測定容器122に、帯電量を測定しようとする顔料とキャリアの混合物約0.4gを入れ、金属製のフタ124をする。このときの測定容器122全体の質量を秤り、その値をW1(g)とする。次に、吸引機121(測定容器122と接する部分は少なくとも絶縁体)において、吸引口127から吸引し、風量調節弁126を調整して真空計125の圧力を200mmAqとする。この状態で充分、好ましくは1分間吸引を行って無機微粒子を吸引除去する。このときの電位計129の電位をV(ボルト)とする。コンデンサー128の静電容量をC(μF)とする。次に、吸引後の測定容器全体の質量を秤りW2(g)とする。この無機微粒子の帯電量(mC/kg)は、上記で測定した値を用いて下式の如く計算される。
無機微粒子の帯電量=(C×V)/(W1−W2)
以下に図面を参照して、この発明の現像装置の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。本発明による現像装置の断面図の一例を図1に示す。
現像装置は、初期使用前のものであるため、現像室102とトナー容器104とを連通する開口部は、トナー容器104のトナー103が現像室102に流入しないようにシール部材105で仕切られている。なお、このシール部材105は現像装置の使用開始時に前記開口部から除去される。
塗布剤120は、無機微粒子131で表面処理されたシリコーン樹脂微粒子132である。
なお、「スラストメモリ」とは、トナー規制部材とのスラスト方向(回転軸と平行な方向)での摺動によって生じた静電メモリを意味し、「静電メモリ」とは現像ローラの表面に生じた、電子写真画像の品位に影響を与えるような変化を意味する。
現像動作時、シール部材105を現像装置から取り除くことで、トナー容器104と現像室102を一つの空間とし、このとき初めてトナー容器104内のトナー103が現像室102におくられることが可能となり、使用が可能となる。
搬送部材107は仕切り壁を越えて、トナー103をトナー供給部材108に向けて搬送し、トナー103はトナー供給部材108によって現像ローラ106に塗布される。現像ローラ106は図中矢印で示す方向(反時計回り方向)に回転され、この現像ローラ106に担持されているトナー103はトナー規制部材109で所定の層厚に規制された後、像担持体101と対向する現像領域に送られる。
本発明に係る電子写真装置は、以下の構成を有する。
・静電潜像を担持するための像担持体
・該像担持体を一次帯電するための帯電装置
・一次帯電された像担持体に静電潜像を形成するための露光装置
・該静電潜像をトナーにより現像してトナー画像を形成するための現像装置
・該トナー画像を転写材に転写するための転写装置
・該転写材に転写されたトナー像を定着するための定着装置
そして、該現像装置が、上記のような本発明に係る現像装置であることを必要とする。
図3は、図2の電子写真装置に装着されるプロセスカートリッジの拡大断面図である。このプロセスカートリッジは、像担持体としての像担持体101と、帯電部材111を具備する帯電装置と、現像ローラ106を具備する現像装置と、クリーニング部材112を具備するクリーニング装置とを内蔵している。そして、プロセスカートリッジは、図2の電子写真装置の本体に着脱可能に構成されている。
<塗布剤>
実施例、比較例に用いた塗布剤を表1に記載する。塗布剤1〜5を実施例1〜5に、塗布剤6〜13を比較例1〜8に使用した。
シリコーン樹脂粒子への無機微粒子の表面処理方法は、シリコーン樹脂粒子100部に対し、表1に示す無機微粒子の添加部数を添加し、ヘンシェルミキサー(日本コークス工業(株))FM10Cで10分間混合することにより塗布剤を得た。
表1に記載の無機微粒子添加量(部)は、シリコーン樹脂粒子100部に対する添加部数である。
シリコーン樹脂粒子の円相当径の個数平均粒径(D1)、塗布剤の帯電量、凝集度は前記方法にて測定を行った。
また、無機微粒子の帯電性が正帯電か負帯電かの判別は、前記<無機微粒子の帯電量の測定方法>により測定を行った。
<無機微粒子の作製方法1>
第一処理工程として、ルチル型の一次粒子の個数平均粒径15nmの酸化チタン微粒子100質量部に対し、10質量部のイソブチルトリメトキシシランを内部に噴霧し、チタンの流動化状態でシラン化合物処理を行った。この反応を60分間継続した後、反応を終了した。
第二処理工程として、第一処理工程によって生成したチタン微粒子に対し、10質量部のジメチルシリコーンオイルを噴霧し、30分間攪拌を続けた。その後、攪拌しながら温度を190℃まで昇温させてさらに3時間攪拌することによって、ジメチルシリコーンオイルを酸化チタン表面に焼き付け、反応を終了した。その後、酸化チタンの凝集体が無くなるまでジェットミルで繰り返し解砕処理を行い、酸化チタン微粒子1を得た。
アナターゼ型の一次粒子の個数平均粒径30nmの酸化チタン微粒子100質量部に対し、10質量部のイソブチルトリメトキシシランを内部に噴霧し、チタンの流動化状態でシラン化合物処理を行った。この反応を60分間継続した後、反応を終了した。その後、酸化チタンの凝集体が無くなるまでジェットミルで繰り返し解砕処理を行い、酸化チタン微粒子2を得た。
攪拌機付きオートクレーブに、未処理の乾式シリカ(平均1次粒径=8nm、BET比表面積300m2/g)を投入し、攪拌による流動化状態において、250℃に加熱した。
反応器内部を窒素ガスで置換して反応器を密閉し、シリカ原体100質量部に対し、シリコーンオイル(A)として20質量部のジメチルシリコーンオイルと水蒸気を噴霧し、2時間攪拌を続け、シリコーンオイル処理を終了し、シリカ微粒子1を得た。
表1に記載のハイドロタルサイト化合物は、DHT−4A(協和化学工業(株)製)を使用した。
塗布剤の各種評価方法を以下に示す。また、実施例、比較例に挙げる塗布剤の評価結果を表2に記載する。
カラーレーザプリンタLBP7200C(キヤノン(株)製)を現像装置、電子写真プロセスカートリッジ、電子写真装置として使用した。
未使用のシアン用プロセスカートリッジAの現像装置A(シール部材105未開封)の現像ローラ106とトナー規制部材109を取り外し、現像ローラ106とトナー規制部材109をエアブローで清掃した。この現像ローラ106の質量W1を測定した。
現像ローラ106への塗布剤のコート量(mg)は、コート量(mg)=W4−W1から算出した。コート性の評価基準を以下に示す。評価結果を表2に示す。
B;現像ローラへの塗布剤のコート量が7mg以上10mg未満
C;現像ローラへの塗布剤のコート量が5mg以上7mg未満
D;現像ローラへの塗布剤のコート量が5mg未満
上記塗布剤がコートされた現像ローラ(質量W4を測定した現像ローラ)を、トナー供給部材108を取り除いた別の未使用の現像装置C(シール部材105は除去されていない)に設置し、現像装置Cを含んだプロセスカートリッジを用意した。
現像ローラ上の塗布剤の残量(mg)=W5−W1
塗布剤の消費のされやすさの評価基準を以下に示す。評価結果を表2に示す。
B;現像ローラ上の塗布剤の残量が0.5mg以上1.0mg未満
C;現像ローラ上の塗布剤の残量が1.0mg以上2.0mg未満
D;現像ローラ上の塗布剤の残量が2.0mg以上
上記塗布剤がコートされた現像ローラ(質量W4を測定した現像ローラ)を未使用の現像装置に設置し、プロセスカートリッジを用意した。次いで、シール部材105を除去し、トナー供給を行った状態で評価を行った。
評価方法としては、上記カラーレーザプリンタにプロセスカートリッジをセットした状態で、低温低湿環境下(温度15℃、相対湿度10%)において2日間静置後、印字率3%の画像を100枚出力した。その後、トナーの載り量が0.45mg/cm2であるベタ画像を2枚印刷し、下記判断基準で現像スジの評価を行った。評価紙にはキヤノン(株)製Office70(坪量70g/m2)を用いた。評価結果を表2に示す。
B:現像ローラの両端に周方向の細いスジが1〜5本あるものの、ベタ画像上に縦スジは見られない。
C:現像ローラの両端に周方向の細いスジが数本あり、ベタ画像上にも1〜5本の細かいスジが数本見られる。しかし、画像処理で消せるレベル。
D:現像ローラ上とベタ画像上に数本の太いスジが見られ、画像処理でも消せない。
上記塗布剤がコートされた現像ローラ(質量W4を測定した現像ローラ)を未使用の現像装置に設置し、プロセスカートリッジを用意した。次いで、シール部材105を開封し、トナー供給を行った状態で評価を行った。評価方法としては、上記カラーレーザプリンタにプロセスカートリッジをセットした状態で高温高湿環境(温度30℃、相対湿度80%)において3日間静置した。静置後、同環境下で印字率3%の画像を100枚出力後、白地部分を有する画像を出力し、「REFLECTMETER MODEL TC−6DS」((有)東京電色製)により出力画像の白地部分の白色度と評価紙の白色度とを測定した。測定後、出力画像の白地部分の白色度と評価紙の白色度との差から、カブリ濃度(%)を算出し、画像カブリを評価した。フィルターはアンバーライトフィルターを用いた。評価結果を表2に示す。
B:1.0%以上2.0%未満
C:2.0%以上3.0%未満
D:3.0%以上
また、塗布剤のコート性が不十分であると、現像ローラとトナー規制ブレードの摺擦により、現像ローラに傷が入り、スジを発生させる要因となることも示唆された。
なお、比較例1、4、5、6、9で用いた現像ローラをエアブローし、表面を観察したところ摺擦による傷が確認された。
102:現像室
103:トナー
104:トナー容器
105:シール部材
106:現像ローラ
107:搬送部材
108:トナー供給部材
109:トナー規制部材
110:吹き出し防止シート
111:帯電部材
112:クリーニング部材
113:露光光
114:中間転写ベルト
115:1次転写部材
116:2次転写部材
117:記録用紙の搬送ルート
118:定着装置
120:塗布剤
121:吸引機
122:測定容器
123:スクリーン
124:フタ
125:真空計
126:風量調整弁
127:吸引口
Claims (6)
- トナーを現像領域に搬送する現像ローラの表面、または該現像ローラ表面に当接配置されたトナー規制部材の表面に、該現像ローラの初期使用前に塗布される塗布剤であって、
該塗布剤が無機微粒子で表面処理されたシリコーン樹脂微粒子であり、
下記測定方法で測定される該塗布剤の凝集度が18.0%以上37.0%以下であり、
該塗布剤の帯電量が−23.0mC/kg以上−4.5mC/kg以下である
ことを特徴とする塗布剤。
<塗布剤の凝集度の測定方法>
凝集度の測定装置としては、振動台の側面部分に、デジタル表示式振動計を接続したものを用いる。下から順に、目開き20μm(635メッシュ)の篩、目開き38μm(400メッシュ)の篩、目開き75μm(200メッシュ)の篩を重ね、これを上記振動台にセットする。測定は、温度23.0℃,相対湿度60%の環境下で、以下の様にして行う。
(1)デジタル表示式振動計の変位の値を0.60mm(peak−to−peak)になるように振動台の振動幅を予め調整する。
(2)塗布剤を、最上段の目開き75μmの篩上に静かにのせ、その塗布剤の質量を測定する。
(3)振動台を15秒間振動させた後、各篩上に残った塗布剤の質量を測定し、下式にもとづいて凝集度A(%)を算出する。
凝集度(%)={(目開き75μmの篩上の試料質量(g))/5(g)}×100
+{(目開き38μmの篩上の試料質量(g))/5(g)}×100×0.6
+{(目開き20μmの篩上の試料質量(g))/5(g)}×100×0.2 - 前記無機微粒子が酸化チタン微粒子である請求項1に記載の塗布剤。
- 前記無機微粒子が負帯電性の無機微粒子である請求項1又は2に記載の塗布剤。
- 前記シリコーン樹脂微粒子の円相当径の個数平均粒径(D1)が0.8μm以上6.0μm以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載の塗布剤。
- トナーを現像領域に搬送する現像ローラと、該現像ローラの表面に当接配置されたトナー規制部材とを備えた現像室と、
トナーを収容するトナー容器とを備えた現像装置であって、
該現像装置は、該現像室と該トナー容器とを連通する開口部を有し、
該開口部は、該トナー容器に収容された該トナーが該現像室に流入しないようにシール部材でシールされており、
該現像ローラと該トナー規制部材との当接部に請求項1〜4のいずれか1項に記載の塗布剤が存在していることを特徴とする現像装置。 - 静電潜像を担持するための像担持体と、該静電潜像をトナーにより現像してトナー画像を形成するための現像装置とを備え、電子写真装置の本体に着脱可能に構成されているプロセスカートリッジであって、
該現像装置が請求項5に記載の現像装置であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
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