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JP6603587B2 - トラクタ - Google Patents
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JP6603587B2 - トラクタ - Google Patents

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本発明は、作業機を連結して使用されるトラクタに関する。
一般的な農用トラクタは、単一のトップリンク及び左右のロワリンクからなる三点リンク機構を介して作業機を昇降自在に支持するとともに、左右のリフトロッドを介して左右のロワリンクを吊持するリフトアームの油圧動作に応じて作業機を昇降させるように構成されている。
この種のトラクタは、機体後部に左右のロワリンク支軸を備えている。左右のロワリンク支軸は、左右のロワリンクを介して作業機を支持するので、作業機の牽引負荷に耐え得る支持強度を確保することが要求される。例えば、特許文献1、2には、ロワリンク支軸を両持ち支持したトラクタが記載されている。
特許第5204515号公報 特許第4745132号公報
しかしながら、特許文献1、2に記載されたトラクタでは、ロワリンク支軸を両持ち支持するにあたり、ミッションケースの後端部でロワリンク支軸の一端側を支持する一方、ミッションケースの後部から左右外側方に突設される左右のリヤアクスルケースでロワリンク支軸の他端側を支持しているので、ミッションケースとリヤアクスルケースとの間に生じる寸法誤差や歪みの影響を受ける虞があった。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、ミッションケースと、前記ミッションケースの後部から左右外側方に突設され、左右の後輪を支持する左右のリヤアクスルケースと、機体後部に設けられ、左右のロワリンクを介して作業機を支持する左右のロワリンク支軸と、を備えるトラクタであって、前記ミッションケースの後端部と左右の前記リヤアクスルケースとを連結する補強部材を備え、左右の前記ロワリンク支軸は、前記補強部材に設けられるロワリンクブラケットで両持ち支持されていることを特徴とするトラクタである。
また、請求項2の発明は、前記補強部材は、前記ミッションケースの後端部と左右の前記リヤアクスルケースとを1本のフレーム部材を介して連結させることを特徴とする請求項1に記載のトラクタである。
また、請求項3の発明は、前記補強部材は、左側の前記リヤアクスルケースと前記ミッションケースの後端部とを連結する左側フレーム部材と、右側の前記リヤアクスルケースと前記ミッションケースの後端部とを連結する右側フレーム部材とを備えた補強部材に分割されていることを特徴とする請求項1に記載のトラクタである。
また、請求項4の発明は、前記補強部材は、左右の前記リヤアクスルケースに固定するための左右のリヤアクスル固定部材が前記フレーム部材に対して着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載のトラクタである。
請求項1の発明によれば、ミッションケースの後端部と左右のリヤアクスルケースとを連結する補強部材を備え、該補強部材に設けられるロワリンクブラケットで左右のロワリンク支軸を両持ち支持したので、ミッションケースとリヤアクスルケースとの間に生じる寸法誤差や歪みの影響を排除しつつ、ロワリンク支軸の支持強度を高めることができる。
また、請求項2の発明によれば、補強部材は、ミッションケースの後端部と左右のリヤアクスルケースとを1本のフレーム部材を介して連結させるので、安価かつ簡素な構成で連結強度を高めることができる。
また、請求項3の発明によれば、補強部材は、左側のリヤアクスルケースとミッションケースの後端部とを連結する左側フレーム部材と、右側のリヤアクスルケースとミッションケースの後端部とを連結する右側フレーム部材とを備えた補強部材に分割されているので、ミッションケースと左右のリヤアクスルケースとを1つの補強部材で連結する場合に比べ、ミッションケースと左右のリヤアクスルケースとの間に存在する寸法誤差の影響を低減することができる。
また、請求項4の発明によれば、ミッションケースと左右のリヤアクスルケースとの間に寸法誤差が存在したとしても、着脱自在なリヤアクスル固定部材とフレーム部材との連結部分で寸法誤差を吸収することができる。例えば、当該連結部分を左右方向に長い長孔を貫通するボルトの締結固定とすれば、左右方向の寸法誤差を吸収することが可能になる。
本発明の実施形態に係るトラクタの側面図である。 本発明の実施形態に係るトラクタの機体後部を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るトラクタの補強部材、ロワリンク及びチェックチェンを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るトラクタの補強部材及びドローバを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るトラクタの補強部材を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るトラクタの補強部材を示す図であり、(A)は正面図、(B)は背面図、(C)は側面図である。 本発明の第2実施形態に係るトラクタの補強部材を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るトラクタの補強部材を示す図であり、(A)は正面図、(B)は背面図、(C)は側面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1及び図2において、1はトラクタの走行機体であって、該走行機体1は、機体前部に搭載されるエンジン(図示せず)と、エンジン動力を変速するミッションケース2と、左右の前輪3をフロントアクスルケース(図示せず)と、左右の後輪4を支持する左右のリヤアクスルケース5と、オペレータが乗車する運転部6と、作業機(図示せず)が連結される作業機連結部7と、を備えている。ミッションケース2は、機体下部の左右中央部に前後方向に沿って設けられており、その後部両側面から左右外側方に突出するように左右のリヤアクスルケース5が設けられている。
図2に示すように、作業機連結部7は、単一のトップリンク8及び左右のロワリンク9を介して作業機を昇降自在に支持する三点リンク機構を構成しており、機体後部の上側に設けられ、トップリンク支軸10を介してトップリンク8を上下回動自在に支持するトップリンクブラケット11と、機体後部の下側に設けられ、左右のロワリンク支軸12を介して左右のロワリンク9を上下回動自在に支持する左右のロワリンクブラケット13と、機体後部の上側に上下回動可能に設けられ、左右のリフトロッド14を介して左右のロワリンク9を吊持する左右のリフトアーム15と、リフトアーム15を上下回動させるリフトシリンダ(図示せず)と、を備え、該リフトシリンダの油圧伸縮作動に応じて作業機が昇降されるようになっている。なお、図2において、符号16で示される部材は、牽引作業機を連結するために作業機連結部7に設けられるドローバである。
図2に示すように、走行機体1の後部には、ミッションケース2の後端部と左右のリヤアクスルケース5とを連結して補強する補強部材17が設けられている。図2〜図6に示すように、補強部材は17は、ミッションケース2の後端部にボルト固定されるミッション固定部材18と、左右のリヤアクスルケース5の内側面部にボルト固定される左右のリヤアクスル固定部材19と、ミッション固定部材18と左右のリヤアクスル固定部材19とを連結するフレーム部材20と、を備える。
本実施形態の補強部材17は、ミッションケース2の後端部と左右のリヤアクスルケース5とを1本のフレーム部材20を介して連結させる。具体的には、四角筒形状のパイプ部材でフレーム部材20を構成し、その左右両端部にリヤアクスル固定部材19を設け、左右中間部にミッション固定部材18を設けている。これにより、安価かつ簡素な構成でミッションケース2と左右のリヤアクスルケース5との連結強度を高めることが可能になる。
ミッション固定部材18は、側面視L字状のプレート部材であり、フレーム部材20の左右中央部に一体的に溶着され、ミッションケース2の後端面及び後端部下面に対してボルト固定される。
リヤアクスル固定部材19は、側面視三角形状のプレート部材であり、フレーム部材20の左右両端部に一体的に固定され、左右のリヤアクスルケース5の内側面にボルト固定される。なお、本実施形態のリヤアクスル固定部材19は、ロワリンク9の横ブレを規制するチェックチェン21の取付部材に兼用されている。
本実施形態のリヤアクスル固定部材19は、フレーム部材20の端部と嵌合可能な側面視冂字状のフレーム連結部19aを有し、該フレーム連結部19a及びフレーム部材20を前後方向に貫通するボルト19bと、該ボルト19bに螺合するナット19cとを用いてフレーム部材20に着脱自在に連結されている。これにより、ミッションケース2と左右のリヤアクスルケース5との間に寸法誤差が存在したとしても、着脱自在なリヤアクスル固定部材19とフレーム部材20との連結部分で寸法誤差を吸収することが可能になる。例えば、フレーム部材20のボルト貫通孔を左右方向に長い長孔にすれば、ミッションケース2と左右のリヤアクスルケース5との間に存在する左右方向の寸法誤差を吸収することが可能になる。
補強部材17には、左右のロワリンク支軸12を支持する左右のロワリンクブラケット13が設けられている。ロワリンクブラケット13は、ミッション固定部材18の左右両端部に位置し、ミッション固定部材18及びフレーム部材20に溶着される内側プレート22と、所定の間隔を存して内側プレート22の外側方に並び、フレーム部材20に溶着される外側プレート23と、を備えており、両プレート22、23間でロワリンク支軸12が両持ち支持される。
つまり、ミッションケース2と左右のリヤアクスルケース5とを連結する補強部材17に左右のロワリンクブラケット13を設け、該ロワリンクブラケット13で左右のロワリンク支軸12を両持ち支持したことにより、ミッションケース2とリヤアクスルケース5との間に生じる寸法誤差や歪みの影響を排除しつつ、ロワリンク支軸12の支持強度が高められる。
ちなみに、本実施形態のロワリンク支軸12は、両プレート22、23の先端部に形成される取付孔22a、23aを貫通する軸部12aと、該軸部12aの一端部に溶着されるストッパプレート12bと、軸部12aの他端部に抜き差し自在に装着される抜け止めピン12cと、を備え、抜け止めピン12cの抜き差しに応じてロワリンクブラケット13に対する着脱が可能となっている。
叙述の如く構成された本実施形態によれば、ミッションケース2と、ミッションケース2の後部から左右外側方に突設され、左右の後輪4を支持する左右のリヤアクスルケース5と、機体後部に設けられ、左右のロワリンク9を介して作業機を支持する左右のロワリンク支軸12と、を備えるトラクタであって、ミッションケース2の後端部と左右のリヤアクスルケース5とを連結する補強部材17を備え、左右のロワリンク支軸12は、補強部材17に設けられるロワリンクブラケット13で両持ち支持されているので、ミッションケース2とリヤアクスルケース5との間に生じる寸法誤差や歪みの影響を排除しつつ、ロワリンク支軸12の支持強度を高めることができる。
また、補強部材17は、ミッションケース2の後端部と左右のリヤアクスルケース5とを1本のフレーム部材20を介して連結させるので、安価かつ簡素な構成で連結強度を高めることができる。
また、補強部材17は、ミッションケース2に固定されるミッション固定部材18と、左右のリヤアクスルケース5に固定される左右のリヤアクスル固定部材19と、ミッション固定部材18と左右のリヤアクスル固定部材19とを連結するフレーム部材20と、左右のロワリンク支軸12を支持する左右のロワリンクブラケット13と、を備え、リヤアクスル固定部材19がフレーム部材20に対して着脱自在なので、ミッションケース2と左右のリヤアクスルケース5との間に寸法誤差が存在したとしても、着脱自在なリヤアクスル固定部材19とフレーム部材20との連結部分で寸法誤差を吸収することができる。
つぎに、本発明の第2実施形態に係る補強部材17Bについて、図7及び図8を参照して説明する。ただし、前記実施形態と共通する構成については、前記実施形態と同じ符号を用いることにより、前記実施形態の説明を援用する。
図7及び図8に示すように、第2実施形態の補強部材17Bは、左側のリヤアクスルケース5とミッションケース2の後端部とを連結する左側補強部材17Lと、右側のリヤアクスルケース5とミッションケース2の後端部とを連結する右側補強部材17Rとに分割されている点が前記実施形態と相違している。具体的には、ミッション固定部材18がその左右中央位置で左側ミッション固定部材18Lと右側ミッション固定部材18Rに分割されるとともに、フレーム部材20がその左右中央位置で左側フレーム部材20Lと右側フレーム部材20Rとに分割されており、その他の部分は前記実施形態と同様である。
このような補強部材17Bによれば、ミッションケース2と左右のリヤアクスルケース5とを1つの補強部材17で連結する場合に比べ、ミッションケース2と左右のリヤアクスルケース5との間に存在する寸法誤差の影響を低減することができる。
1 走行機体
2 ミッションケース
3 前輪
4 後輪
5 リヤアクスルケース
7 作業機連結部
9 ロワリンク
12 ロワリンク支軸
13 ロワリンクブラケット
17 補強部材
17B 補強部材
17L 左側補強部材
17R 右側補強部材
18 ミッション固定部材
19 リヤアクスル固定部材
20 フレーム部材

Claims (4)

  1. ミッションケースと、
    前記ミッションケースの後部から左右外側方に突設され、左右の後輪を支持する左右のリヤアクスルケースと、
    機体後部に設けられ、左右のロワリンクを介して作業機を支持する左右のロワリンク支軸と、を備えるトラクタであって、
    前記ミッションケースの後端部と左右の前記リヤアクスルケースとを連結する補強部材を備え、
    左右の前記ロワリンク支軸は、前記補強部材に設けられるロワリンクブラケットで両持ち支持されていることを特徴とするトラクタ。
  2. 前記補強部材は、前記ミッションケースの後端部と左右の前記リヤアクスルケースとを1本のフレーム部材を介して連結させることを特徴とする請求項1に記載のトラクタ。
  3. 前記補強部材は、左側の前記リヤアクスルケースと前記ミッションケースの後端部とを連結する左側フレーム部材と、右側の前記リヤアクスルケースと前記ミッションケースの後端部とを連結する右側フレーム部材とを備えた補強部材に分割されていることを特徴とする請求項1に記載のトラクタ。
  4. 前記補強部材は、
    左右の前記リヤアクスルケースに固定するための左右のリヤアクスル固定部材が前記フレーム部材に対して着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載のトラクタ。
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