JP6604960B2 - バイオマーカー陽性の腫瘍細胞を識別するための医用画像解析 - Google Patents
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Description
− 第1のデジタル画像および第2のデジタル画像をメモリ中に読み込むステップであって、
第1および第2のデジタル画像は、第1のスライドグラスの同じエリアを描写し、
第1のスライドグラスは、第1の染色剤によって、および第2の染色剤によって染色されている多数の腫瘍細胞を含み、
第1の染色剤は、選択的に細胞核を染色し、第2の染色剤は、選択的に特定のバイオマーカーを染色し、
腫瘍細胞中のバイオマーカーの有無および/またはその量は、特定のがんサブタイプに属する腫瘍細胞を示し、
第1のデジタル画像の光強度値は、腫瘍細胞中の第1の染色剤の量と相関し、
第2のデジタル画像の光強度値は、腫瘍細胞中の第2の染色剤の量と相関する、ステップと、
− 第1のデジタル画像中で光強度を解析することによって複数の細胞核および前記細胞核の位置情報を識別するステップと、
− 第2のデジタル画像中で光強度を解析することによって、および識別された細胞核の位置情報を解析することによってバイオマーカーを含む細胞膜を識別するステップであって、
たとえば、位置情報は、識別された細胞核の近くに位置しない細胞膜を識別するために、および識別された細胞核を囲繞していない前記識別された細胞膜を除去する、またはそれらをさらに処理しないようにするために使用することができる、ステップと、
− 前記エリア中のバイオマーカー陽性の腫瘍細胞を識別するステップであって、
バイオマーカー陽性の腫瘍細胞は、1つの識別された細胞核とその識別された細胞核を囲繞する1つの識別された細胞膜の組み合わせである、ステップとを含む。
− 前記エリア中に含まれる識別されたバイオマーカー陽性の腫瘍細胞を自動的にカウントするステップと、
− カウント結果を出力するステップとを含む。所与の組織サンプル中のバイオマーカー陽性の腫瘍細胞の数も、がんサブタイプ分けおよび/または予後に関する貴重な情報をもたらすことができる。
実施形態によれば、第1の染色剤は、選択的に核酸を染色する染色剤である。たとえば、第1の染色剤は、ヘマトキシリンとすることができる。ヘマトキシリンは、第1のスライドグラスの腫瘍細胞がそれから導かれた組織サンプルに、ヘマトキシリン染料含有溶液として適用することができる。具体的には、ヘマトキシリン染料含有溶液は、ヘマトキシリンおよびエオシン染料含有溶液とすることができる。
実施形態によれば、バイオマーカーは、細胞膜中に、および/または細胞膜の細胞質ゾル側にもっぱら、または主に含まれるタンパク質である。たとえば、バイオマーカーは、膜タンパク質、膜タンパク質の膜貫通領域または膜タンパク質の細胞質ゾル領域になり得る。
− 第1のスライドグラスから画像データを取得するステップであって、
画像データは、マルチスペクトル未処理ピクセルを含み、
たとえば、画像データは、スライドグラスのエリアから取られたRGB生画像であり得る、ステップと、
− スペクトルデコンボリューション演算を適用することによってマルチスペクトル未処理ピクセルのスペクトル分離を実施し、それによって第1のデジタル画像および第2のデジタル画像を生成するステップとをさらに含む。第1のデジタル画像は、第1の染色剤、たとえばヘマトキシリンによって染色された細胞核を強調する。第1のデジタル画像は、HTXチャネル画像ともいうことができる。第2のデジタル画像は、第2の染色剤、たとえばDABによって染色されたバイオマーカーを含む細胞膜およびいずれかの細胞質ゾル構造を強調する。それゆえ、第2のデジタル画像は、「DABチャネル画像」ともいうことができる。
隆起検出ベースの細胞膜検出およびマスクベースの改善
実施形態によれば、細胞膜の同定は、
− 第2のデジタル画像物体中でバイオマーカーを含む物体を識別し、中間画像を出力するために、第2のデジタル画像に対して隆起検出アルゴリズムを適用するステップであって、
中間画像は、バイオマーカーを含む識別された物体を示し、
たとえば、バイオマーカーを含むいずれかの種類の物体は、形状が隆起状であって任意選択で予め定めた閾値を超える光強度を有する隆起検出オブジェクトによって検出することができ、
たとえば、隆起検出は、第2のデジタル画像中で局所的強度の最大値を取り出し、それらを結合して連続線を形成することに基づくことができ、
用語「隆起検出」および「ストローク検出」は、本明細書で同義語として使用する、ステップと、
− 第2のデジタル画像に対して閾ベースのセグメンテーションアルゴリズムを適用することによって、第2のデジタル画像および識別された細胞核の位置情報から2進法改善マスクを生成するステップであって、
2進法改善マスクでは、その強度がセグメンテーションアルゴリズムの閾より小さく、識別された細胞核のいずれかの1つからの最大距離の外側に位置するすべてのピクセルは、マスクピクセルであり、
たとえば、閾ベースのセグメンテーションアルゴリズムは、Otsu閾値化アルゴリズムとすることができる、ステップと、
− 中間画像に対して2進法改善マスクをマッピングして適用し、それによってマスクピクセルにマッピングされた中間画像中のピクセルのすべての強度値が除去される、またはマスクされるステップであって、
マスクを適用するステップの結果は、マスクされた画像の生成であり、
マスクされた画像は、バイオマーカーを含み、識別された細胞核のいずれかからの最大距離(たとえば12μm)内に位置する物体を選択的に示す、ステップと、
− 細胞膜を識別するために、マスクされた画像に対して流域セグメンテーションアルゴリズムを適用し、それによってマスクされていないピクセルの強度値を入力として選択的に取るステップとを含む。
− 第2のデジタル画像中で、または第2のデジタル画像の改善されたバージョン中でほぼ細胞サイズの細胞状斑点を識別し、前記識別された細胞状斑点の幾何学的中心を決定し、決定された幾何学的中心を追加で識別された細胞核として使用するステップと、および/または
− 非腫瘍細胞の細胞核から生じた細胞核の斑点を識別するために、第1のデジタル画像中で細胞核の斑点の形態学的な解析を実施し、前記識別された細胞核の斑点から導かれたすべての識別された細胞核を除去するステップであって、
たとえば、前記非腫瘍細胞核のすべてのピクセルは、マスクピクセルにすることができ、
それに加えて、または別法として、前記識別された細胞核は、第1のデジタル画像を解析することによって識別されている細胞核の全体から取り除くことができる、ステップと、および/または
− そのサイズが解析される腫瘍細胞の通常の細胞核の直径の予め定めた割合、たとえば80%より小さいサイズに相当する細胞核の斑点を識別するために、第1のデジタル画像中で細胞核の斑点のサイズ解析を実施するステップであって、
多くの腫瘍細胞について、通常の細胞核直径は、1〜2μmであり、
前記識別された細胞核の斑点から導かれたすべての識別された細胞核を除去し、
たとえば、前記のより小さい細胞核のすべてのピクセルは、マスクピクセルにすることができ、
それに加えて、または別法として、前記識別されたより小さい細胞核は、第1のデジタル画像を解析することによって識別されている細胞核の全体から取り除くことができる、ステップと、および/または
− 前記細胞核の斑点が、その全光強度が第1の強度閾より低い第1のデジタル画像の第1の画像区画中に位置する場合、さらに、第2のデジタル画像の対応する第2の画像区画の全光強度が第2の強度閾より低い場合、第1のデジタル画像中で識別された細胞核の斑点から導かれたすべての識別された細胞核を除去するステップであって、
たとえば、スライドグラス中の前記区画のサイズは、100μm×100μmまたはそれより大きく、たとえば200μm×200μmになり得る、ステップとを含む。この除去するステップは、十分な強度の信号を欠いているより広い画像領域中で、すなわち細胞核が十分に染色された細胞を含まないより広い画像領域中で強度信号を除去することを可能にし得る。前記第1の画像区画のすべてのピクセルは、マスクピクセルになる。
− 中間画像上に第1のデジタル画像中で識別された細胞核をマッピングするステップと、
− マッピングされ識別された細胞核のそれぞれのまわりで整合したリングまたはダム構造を識別する目的でマーカーベースの流域セグメンテーションアルゴリズムをマスクされていないピクセルに対して適用するために、流域マーカーとしてマッピングされ識別された細胞核のそれぞれを使用するステップと、
− 識別されたリングまたはダム構造を識別された細胞膜として使用するステップとを含む。
− デジタル画像中で流域マーカーを識別するための前処理するステップと、
− 識別された流域マーカーが地域の最低点と唯一認められたものであるという制限の下で、流域セグメンテーションアルゴリズムをデジタル画像に対して適用するステップとを含む。たとえば、識別された細胞核は、流域マーカーとして、すなわち上記で述べた流域セグメンテーション手続きによってそのまわりで分水界線を識別することができる局所的最低点と唯一認められたものとして使用することができる。前処理するステップは、
− 第1のデジタル画像中で識別された細胞核を中間画像にマッピングするステップと、
− マッピングされ識別された細胞核のそれぞれを流域マーカーとして使用するステップとを含む。次いで、流域セグメンテーションアルゴリズムは、識別された細胞核が地域の最低点と唯一認められたものであるという制限の下で、中間デジタル画像に対して適用される。
− 第2のデジタル画像中の各ピクセルPについて、1セットの隣接するピクセルp1〜p8の強度値を識別するステップと、
− ピクセルPの強度が、1セットの隣接するピクセルp1〜p8の強度値に関し、局所的最大値である場合、ピクセルPは、バイオマーカーを含む物体を表すと決定するステップとを含む。バイオマーカーが染色された細胞膜として識別されているピクセルPの全体は、識別された細胞膜を構成することができる。
スポークベースの膜検出
実施形態によれば、細胞膜の同定は、スポーク検出アプローチとして実施される。スポーク検出アプローチは、
− 第1のデジタル画像中で識別された細胞核を第2のデジタル画像にマッピングするステップと、
− 第2のデジタル画像中にマッピングされ識別された細胞核のそれぞれについて、前記マッピングされ識別された細胞核の細胞膜を識別するために、第2のデジタル画像においてマッピングされた細胞核の中心と前記中心から放射状に延びる線に沿ったピクセルとの間の相対強度差を評価するステップとを含む。
− ベクトルともいわれる1セットの線を識別されマッピングされた細胞核の中心にマッピングするステップであって、
前記線のそれぞれが前記中心から始まり、最大長さの閾まで外側に放射状に延び、
たとえば、最大長さの閾は、腫瘍細胞の最大の期待される半径に設定することができ、
たとえば、最大長さの閾は、12μmまたは10μmとすることができ、
前記閾は、腫瘍細胞が放射相称でないことがある可能性に対処するために、多くの腫瘍細胞の平均半径より大きくすることができ、
細胞核の中心から延びる、4、優先的に16または32本より多い線があり得、
2つの隣接する線の間の角度が、0〜360度の間で均一に、たとえば16本の線について22.5°でサンプルされることがある、ステップと、
− 第1の強度閾T1および第2の強度閾T2を設けるステップであって、
前記値は、バイオマーカーおよび/または第2の染色剤の特定の組み合わせが使用されるとき受け取られる既知の通常の強度値に基づき、ユーザが設定することができる、ステップと、
− 前記線のそれぞれについて、第2のデジタル画像中で最大強度値を決定するステップであって、
通常高い強度値も有する前記最大強度値のピクセルに隣接する1セットの接続されたピクセルは、膜領域の候補として識別することができる、ステップと、
− 前記細胞核の中心から延びるすべての線について識別されたすべての最大強度値のメジアンMedianMax_Iを決定するステップと、
− 前記線のそれぞれについて、第2のデジタル画像中の最小強度値を決定するステップと、
− 前記細胞核の中心から延びるすべての線について識別されたすべての最小強度値のメジアンMedianMin_Iを決定するステップと、
− 第2のデジタル画像中でマッピングされ識別された細胞核の中心の強度Center_Iを決定するステップと、
− 前記線のそれぞれ中で、MedianMax_Iが中心の決定された強度(Center_I)より大きい少なくとも第1の強度閾(T1)である場合、かつすべての最小強度値のメジアンが中心の決定された強度(Center_I)より小さいせいぜい第2の強度閾(T2)である場合だけ、前記線内で最大強度値を有する隣接する1セットのピクセル(上記で言及した候補の膜領域ピクセル)を細胞膜の部分として識別するステップと、
− 細胞膜の部分であると識別された1セットのピクセルを追加のピクセルによって補完するステップであって、
追加のピクセルは、識別された1セットのピクセルの未接続のサブセットを接続し、
それゆえ、追加のピクセルは、細胞核のマッピングされた中心から延びる線のそれぞれ内で候補の膜領域を接続することができ、それによって識別するものとする細胞膜を表すピクセルの接続されたリングを生成する、ステップと、
− 補完された1セットのピクセルを前記マッピングされ識別された細胞核の識別された細胞膜として戻すステップとを含む。
− 第2のデジタル画像中で、かつそれぞれの識別されたバイオマーカー陽性の腫瘍細胞それぞれについて、ピクセルの周辺ベルトを識別するステップであって、
ピクセルの周辺ベルトは、識別された細胞膜に沿って中心を置き、
たとえば、ピクセルのベルトは、前記細胞の識別された細胞膜中に含まれるすべてのピクセルをピクセルの予め定めた数、たとえば2ピクセルだけ、細胞中心の方向および細胞外空間の方向の両方で拡大することによって識別することができ、
識別された細胞膜は、ストロークベースのアプローチを介して、または上記に述べたスポークベースのアプローチを介して識別している可能性がある、ステップと、
− 第2のデジタル画像中で、かつ各識別されたバイオマーカー陽性の腫瘍細胞について、その光強度が強度閾値を超えるピクセルのベルト中のピクセルの割合を決定するステップであって、
割合は、識別された膜の完全性を示す、ステップと、
− その決定された割合が、前記細胞の細胞膜が不完全に識別されたことを示す場合、識別されたバイオマーカー陽性の腫瘍細胞を任意選択で除去するステップとを含む。
− 第2のデジタル画像中で、かつ各識別されたバイオマーカー陽性の腫瘍細胞それぞれについて、前記識別されたバイオマーカー陽性の腫瘍細胞の識別された細胞膜内に位置決められる、および/または識別されたバイオマーカー陽性の腫瘍細胞の前記識別された細胞膜によって囲繞された細胞質の領域内に位置するすべてのピクセルの光強度を測定するステップと、
− 腫瘍細胞が属するがんタイプを予測するために、および/または病気の進行を予測するために、すべての識別されたバイオマーカー陽性の腫瘍細胞の少なくとも1つの予め定めた割合、たとえば50%について測定された光強度を1つまたは複数の閾値と比較するステップとを含む。
− 第1のデジタル画像および第2のデジタル画像をメモリ中に読み込むことであって、
第1および第2のデジタル画像は、第1のスライドグラスの同じエリアを描写し、
第1のスライドグラスは、第1の染色剤によって、および第2の染色剤によって染色されている多数の腫瘍細胞を含み、
第1の染色剤は、細胞核を選択的に染色し、
たとえば、第1の染色剤は、いずれかの種類の細胞の細胞核を非特異的に染色することができ、それゆえ腫瘍細胞さらにまた非腫瘍細胞を染色することができ、
第2の染色剤は、特定のバイオマーカーを選択的に染色し、腫瘍細胞中のバイオマーカーの有無および/または量が特定のがんサブタイプに属する腫瘍細胞を示し、
第1のデジタル画像の光強度値が、腫瘍細胞中の第1の染色剤の量と相関し、
第2のデジタル画像の光強度値が、腫瘍細胞中の第2の染色剤の量と相関する、読み込むことと、
− 第1のデジタル画像中で光強度を解析することによって複数の細胞核および前記細胞核の位置情報を識別することと、
− 第2のデジタル画像中で光強度を解析することによって、および識別された細胞核の位置情報を解析することによってバイオマーカーを含む細胞膜を識別することと、
− 前記エリア中でバイオマーカー陽性の腫瘍細胞を識別することであって、
バイオマーカー陽性の腫瘍細胞は、1つの識別された細胞核とその識別された細胞核を囲繞する1つの識別された細胞膜の組み合わせである、識別することとを含む。
− 画像の一部分中で複数の細胞核を識別することと、
− 複数の細胞核の中の1つまたは複数の細胞核のいずれかの囲繞領域を膜と関連付けることができるのかどうかを決定することであって、
前記1つまたは複数の細胞核と膜とに明らかな関連があると、ポジティブに染色された細胞があると決定される、決定することとを含む。
実施形態によれば、注釈付きの領域は、マーカー間登録アルゴリズムを使用して対応するひと続きの切片のcMET画像にマッピングされる。
実施形態によれば、画像の一部分は、cMET画像上の注釈付きの視野である。
実施形態によれば、前記1つまたは複数の細胞核の囲繞領域を膜と関連付けることができるのかどうかを決定することは、ストローク検出動作を実施することを含む。
− 中心ピクセルのまわりにピクセルのアレイを有する前記中心ピクセルの相対強度を測定することと、
− 相対強度を閾と比較することであって、
その閾を満足させる、または超えると、ピクセルは、膜と関連付けられる、比較することとを含む。
実施形態によれば、動作は、細胞核の検出および膜の決定を改善することをさらに含む。
実施形態によれば、改善することは、
− 検出された細胞核および決定された膜の1つまたは複数にマスクを適用することと、
− マスクの適用に基づきいずれかの検出された細胞核および膜を取り除くこととをさらに含む。
実施形態によれば、動作は、強度スコアまたは完全性スコアに基づき全スコアに依存したカテゴリ中に画像をビニングすることをさらに含む。
さらなる態様では、本発明は、アッセイを採点するためのシステムに関する。このシステムは、プロセッサおよびプロセッサに結合されるメモリを含む。メモリは、プロセッサによって実行されたとき、プロセッサに動作を実施させる命令を格納するために使用され、その動作は、
− IHC画像の視野中で識別された腫瘍細胞核の範囲内で検出された構造が膜または細胞質の特徴と関連するのかどうか決定することであって、
前記検出された構造が膜または細胞質の特徴と関連するとき、識別された腫瘍細胞核は、ポジティブに染色された細胞であると見なされる、決定することと、
− 強度特徴または完全性特徴の少なくとも1つに基づき複数のポジティブに染色された細胞に基づきIHC画像を採点することとを含む。
実施形態によれば、動作は、識別された腫瘍細胞核の範囲内で構造を検出するために、スポーク検出動作を使用することをさらに含む。
さらなる態様では、本発明は、動作を実施するプロセッサによって実行されるコードを格納する有形の非一時的な記憶媒体に関し、その動作は、
− IHC画像中で識別された細胞核の近辺内でいくつかの膜特徴を識別することであって、
細胞核は、IHC画像からデコンボリューションされたヘマトキシリンチャネル中で識別され、
いくつかの膜特徴は、前記IHC画像からデコンボリューションされたDABチャネル中で識別される、識別することと、
− 識別された、いくつかの膜特徴に基づきIHC画像を採点することとを含む。画像は、スコアに基づき、4つのカテゴリの1つにビンニングされる。
− 画像の一部分中で複数の細胞核を識別することと、
− 複数の細胞核の中の1つまたは複数の細胞核のいずれかの囲繞領域を膜と関連付けることができるのかどうかを決定することであって、
前記1つまたは複数の細胞核と膜とに明らかな関連があると、細胞は、ポジティブに染色されていると決定される、決定することとを含む。
− IHC画像の視野中で識別された腫瘍細胞核の範囲内で検出された構造が膜または細胞質の特徴と関連しているのかどうかを決定することであって、
前記検出された構造が膜または細胞質の特徴と関連しているとき、識別された腫瘍細胞核は、ポジティブに染色された細胞と見なされる、決定することと、
− 強度特徴または完全性特徴の少なくとも1つに基づき複数のポジティブに染色された細胞に基づきIHC画像を採点することとを含む。
− IHC画像中で識別された細胞核の近辺内でいくつかの膜特徴を識別することであって、
細胞核は、IHC画像からデコンボリューションされたヘマトキシリンチャネル中で識別され、
いくつかの膜特徴は、前記IHC画像からデコンボリューションされたDABチャネル中で識別される、識別することと、
− 識別された、いくつかの膜特徴に基づきIHC画像を採点することであって、
画像は、スコアに基づき4つのカテゴリの1つにビニングされる、採点することとを含む。
− 単一患者の隣接する組織切片の1セットのデジタル画像から第1の組織切片の第1のデジタル画像を選択するステップと、
− そのセットから第2の組織切片の第2のデジタル画像を選択するステップと、
− 第1のデジタル画像と第2のデジタル画像の間で組織構造をマッチングするステップと、
− 第1のデジタル画像に対して出された注釈を第2のデジタル画像に自動的にマッピングするステップとを含む。
− デジタル画像から第1のグレーレベル組織の前景画像を生成し、別のデジタル画像から第2のグレーレベル組織の前景画像を生成するステップと、
− 第1のグレーレベル組織の前景画像から第1の組織の2進法エッジマップを計算し、第2のグレーレベル組織の前景画像から第2の組織の2進法エッジマップを計算するステップと、
− 第1の2進法エッジマップと第2の2進法エッジマップを位置合わせするための大域的な変換パラメータを計算するステップと、
− 第1のデジタル画像および第2のデジタル画像を、第1および第2のグレーレベル組織の前景画像が、大域的な変換パラメータに基づきそれから生成された両方のデジタル画像を包含する共通の大きいグリッドにマッピングするステップとを含む。たとえば、第1のグレーレベル組織の前景画像がそれから生成されたデジタル画像は、第1のスライドグラスのデジタル画像とすることができ、以下では「第1のスライドグラスのデジタル画像」という。他のデジタル画像は、第2のスライドグラスのデジタル画像とすることができ、以下では「第2のスライドグラスのデジタル画像」という。大域的な変換パラメータを計算するステップは、第1の2進法エッジマップと第2の2進法エッジマップの間のアフィンマッピングを生成するために、モーメントベースのマッピング方法を使用するステップをさらに含むことができる。第1のデジタル画像と第2のデジタル画像の位置合わせを改善するために、微登録モードを使用することができる。微登録モードは、
− 第1のグレーレベル組織の前景画像がそれから生成されたデジタル画像に注釈を付けるステップと、
− 第2のグレーレベル組織の前景画像がそれから生成されたデジタル画像中の対応する場所に共通の大きいグリッドに対する注釈をマッピングするステップと、
− 2進法の組織エッジマップに基づき面取り距離をマッチングするステップを使用して場所を更新するステップとを含む。組織エッジの2進法マップの縮小バージョンを使用することができ、その方法は、粗いモード登録に関連するマッチングするステップを向上させる最小コストウィンドウを選択するステップをさらに含むことができる。
図1に戻って参照すると、また、細胞膜に対応するストロークを発見するために、膜または細胞質検出モジュール115を実行することができる。「細胞質検出」は、たとえば細胞膜タンパク質の細胞質の領域の検出に関する。膜検出モジュール115によって実施される動作は、図3A〜3Bに関してさらに述べる。全体的に、細胞膜検出は、DAB(3、3’−ジアミノベンジジン)チャネルに対して実施され、本明細書で「2進法改善マスク」ともいわれる粗マスクによって有効にされ、それは、膜検出が実施される膜質の領域を識別する、DABチャネルに対するOtsuセグメンテーション(これは本技術分野で既知である)を介して生成される。言い換えると、膜検出は、膜質の構造を検出するために、DABチャネルの画像閾値化に基づきスポークまたはストロークモデルを使用している。代替の実施形態では、DABチャネルの代わりに、膜検出は、入力RGB画像中のレッドチャネルの反転バージョンに対して、またはブラウンチャネル画像のいずれかの他の推定に対して実施することができる。ブラウンチャネル画像は、「第2のデジタル画像」の例とすることができる。
膜検出(S303)は、各細胞のDABで染色されたMETマーカー陽性の膜および細胞質の区画を検出する。膜検出(S303)は、図4A〜4Cに関してさらに述べるように、DABチャネル中で選択されたピクセルのまわりのピクセル内で膜ストロークを検出するステップを含む。バイオマーカーを含む膜質および細胞質の構造は、ポジティブ染色チャネル画像(たとえば「DABチャネル画像」または「第2のデジタル画像」の別の例)中で検出される。この方法の例示の実施形態は、ステップ(S301)でのようにDABチャネルの画像閾値化に基づき、いずれかのポジティブに染色された細胞を求めて膜質の構造および細胞質の領域を検出するために、スポークモデルまたはストロークモデルを使用している。この動作は、識別された細胞核を細胞と関連付けるために、ヘマトキシリンチャネル画像(これは「第1のデジタル画像」の例とすることができる)中で検出された細胞核(S302)を囲繞する膜質および細胞質の検出と関連付けるステップをさらに含む。たとえば、このステム(stem)は、識別された細胞核を細胞膜と関連付け、それによってバイオマーカー陽性の腫瘍細胞を識別するために、第1のデジタル画像中で検出された細胞核を、第2の染色剤によって染色された膜タンパク質の細胞質ゾルの領域を含むいずれかの識別された細胞膜と関連付けるステップを含むことができる。
− 画像中の局所的最大値を取り出すことによってDABチャネル中で膜ストロークを検出するステップと、
− 検出された細胞核シードを囲繞する膜質および細胞質の領域の検出と関連付けるために、流域マーカーベースのアプローチを使用するステップとを含む。
− 第2のデジタル画像中で局所的最大値を取り出すことによってDABチャネル画像(前記第2のデジタル画像)中で細胞膜ストロークを検出するステップと、
− 第1のデジタル画像中で識別された細胞核を第2のデジタル画像にマッピングするステップであって、
識別された細胞核は、流域マーカーとして使用される、ステップと、
− 検出された(または「識別された」)細胞核を第2のデジタル画像から生成された流域トポロジ―の局所的なトポロジ―の最小値と関連付けるために、および識別するものとする細胞膜の囲繞する膜質および細胞質の領域を表す分水界線を識別するために、マーカーベースの流域画像セグメンテーションアプローチを使用するステップとを含む。実施形態に依存して、マーカーベースの流域セグメンテーションアルゴリズムは、元の第2のデジタル画像に対して直接適用する、またはより好ましくは、第2のデジタル画像の改善されたバージョン(2進法改善マスクによって生成される)に適用される。さらに、元の第2のデジタル画像またはデジタル画像の改善されたバージョンは、マーカーベースの流域アルゴリズムを適用する前に、平滑化アルゴリズムによって平滑化することができる。
− ステップ(S302)で検出された細胞核シードをマーカーとして使用するステップと、
− 膜ストローク画像を改善するステップ(図4Cに示すように)と、
− それを異なる細胞にセグメンテーションするステップと、
− 図3Cに例示するような最終細胞膜検出マスクを出力するステップとを含む改善動作(S304)の一部とすることができる。
いくつかの他の実施形態によれば、細胞核シードを何ら取り囲んでいない、および/または識別されマッピングされた細胞核を何ら取り囲んでいない、2進法マスク中の閉じた斑点領域(たとえば識別された細胞膜内のエリア)について、斑点の幾何学的中心(それは、たとえば2進法改善マスク中の識別された細胞膜の幾何学的中心とすることができる)が追加の細胞核シードとして加えられる。たとえば、追加のシードは、既に識別された細胞核の全体に加えられる、追加して識別された細胞核である。
− 検出された結果、具体的には検出された細胞膜の完全性および強度を計算するステップと、
− 閾に基づきスコアを1つまたは複数のスコアカテゴリ中にビニングするステップとを含む。
膜完全性スコア
膜完全性は、ポジティブに染色された細胞核領域のまわりで円周の領域のまわりの膜質の領域の広さを測定し、円周の詰まり方に対する2つの閾に基づき、これらの3つの可能な順序ラベル(「完全」、「部分的に完全」、「なし」)の1つが割り当てられる。
膜完全性は、前に述べたようなメジアン強度値に基づき前記細胞について計算されている強度閾より高い強度を有するピクセルのベルト内でピクセルの割合として測定することができる。ピクセルのベルトは、前記識別されたバイオマーカー陽性の細胞の識別された細胞核を囲繞し、前記識別された細胞核を囲繞する識別された細胞膜に沿って中心を置いている。識別された細胞膜中のDABで染色されたバイオマーカーの量が多いほど、前記ピクセルのベルト内のピクセルの強度値がより高くなる。各識別されたバイオマーカー陽性の腫瘍細胞は、円周の詰まり方に対する2つの閾に基づきこれらの3つの可能な順序ラベル(「完全」、「部分的に完全」、「なし」)の1つが割り当てられる。採点は、次のロジック、
− if 円周の詰まり方のパーセンテージ(「割合」)>「完全の閾」 then 完全性=「完全」;
− Else if 円周の詰まり方のパーセンテージ>「部分的な完全の閾」 then 完全性=「部分的」;
− Else 完全性=「なし」
を使用することができる。
膜強度スコア
膜強度は、腫瘍細胞の膜および細胞質の領域中でポジティブマーカー染色の測定値であり、ポジティブマーカー強度値(DABピクセル値、0〜255のスケールに基づく)を平均し、3つの強度閾、すなわち強い、中間、弱いを使用することによって計算され、その強度閾に基づき膜強度がビニングされる。
− if(膜強度>強い強度閾) then 膜強度=強い;
− Else if(膜強度>中間の強度閾) then 膜強度=中間;
− Else if(膜強度>弱い強度閾) then 膜強度=弱い;
− Else 膜強度=染色なし
を使用することができる。例示の実装形態では、学習用データセット中で見られる染色および組織の変動性に基づき、使用されるこれらの閾値は、強い強度閾=150、中間強度閾=75および弱い強度閾=30である。
Claims (24)
- バイオマーカー陽性の腫瘍細胞を識別するための医用画像解析方法であって、
第1のデジタル画像(223)および第2のデジタル画像(222)をメモリ中に読み込むステップであって、
前記第1および第2のデジタル画像は、第1のスライドグラスの同じエリアを描写し、
前記第1のスライドグラスは、第1の染色剤によって、および第2の染色剤によって染色されている多数の腫瘍細胞を含み、
前記第1の染色剤は、細胞核を選択的に染色し、
前記第2の染色剤は、特定のバイオマーカーを選択的に染色し、腫瘍細胞中の前記バイオマーカーの有無および量が、特定のがんサブタイプに属する腫瘍細胞を示し、
前記第1のデジタル画像の光強度値が、前記腫瘍細胞中の前記第1の染色剤の量と相関し、
前記第2のデジタル画像の光強度値が、前記腫瘍細胞中の前記第2の染色剤の量と相関する、ステップと、
複数の細胞核および前記細胞核の位置情報を前記第1のデジタル画像中の前記光強度を解析することによって識別するステップと、
前記バイオマーカーを含む細胞膜を、前記第2のデジタル画像中の前記光強度を解析することによって、および前記識別された細胞核の前記位置情報を解析することによって識別するステップと、
前記エリア中でバイオマーカー陽性の腫瘍細胞を識別するステップであって、
バイオマーカー陽性の腫瘍細胞は、1つの識別された細胞核と前記識別された細胞核を囲繞する1つの識別された細胞膜の組み合わせである、ステップと、
第2のスライドグラスのさらなるデジタル画像をメモリ中に読み込むステップであって、
前記第1のスライドグラスは、腫瘍組織の第1の組織切片中に含まれた腫瘍細胞を含み、
前記第2のスライドグラスの腫瘍細胞は、前記腫瘍組織の第2の組織切片中に含まれ、
前記第1および第2の組織切片は、隣接したひと続きの組織切片であり、
前記さらなるデジタル画像は、医療注釈を含む、ステップと、
前記さらなるデジタル画像を前記第1および/または第2のデジタル画像に自動的にマッピングするために、前記さらなるデジタル画像の光学的特徴を前記第1または第2のデジタル画像の光学的特徴と自動的に比較するステップと、
前記さらなるデジタル画像の前記注釈を前記マッピングされた第1および/または第2のデジタル画像中の対応する領域に自動的に移動させるステップと
を含む、医用画像解析方法。 - 前記方法は、がんサブタイプ分けのために使用され、
前記方法は、
スコアを計算するステップであって、前記スコアは、前記エリア中に含まれる識別されたバイオマーカー陽性の腫瘍細胞に属する識別された細胞膜の光強度値の導関数であり、前記スコアは、前記識別されたバイオマーカー陽性の腫瘍細胞中の前記バイオマーカーの量を示す、ステップと、前記スコアを出力するステップとをさらに含む、および/または
前記エリア中に含まれる前記識別されたバイオマーカー陽性の腫瘍細胞を自動的にカウントするステップと、前記カウント結果を出力するステップとをさらに含む、請求項1に記載の方法。 - 前記計算されたスコアは、識別された細胞膜の光強度値および細胞質構造の光強度値の導関数である、請求項2に記載の方法。
- 前記第1のスライドグラスの前記エリアは、前記第1のスライドグラスの全部の表面である、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
- 前記第1のスライドグラスの前記エリアは、前記第1のスライドグラスの1つまたは複数の手作業で、または自動的に選択される部分からなる、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記第1のスライドグラスは、全腫瘍組織切片を含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
- 前記第1の染色剤は、核酸を選択的に染色する染色剤、たとえばヘマトキシリンである、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
- 前記第2の染色剤は、3、3’−ジアミノベンジジン(DAB)である、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
- 前記バイオマーカーは、肝細胞成長因子受容体(cMET)またはHER2またはEGFRである、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
- 前記第1のスライドグラスから画像データを取得するステップであって、
前記画像データは、マルチスペクトル未処理ピクセルを含む、ステップと、
スペクトルデコンボリューション演算を適用することによって前記マルチスペクトル未処理ピクセルをスペクトル分離し、それによって前記第1のデジタル画像および前記第2のデジタル画像を生成するステップとをさらに含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。 - 非腫瘍細胞の細胞核を識別するために、前記第1のデジタル画像中で前記識別された細胞核のスペクトルおよび/または形状特徴を自動的に解析するステップ、および/または非腫瘍細胞の細胞膜を識別するために、前記第2のデジタル画像中で前記識別された細胞膜のスペクトルおよび/または形状特徴を自動的に解析するステップと、
前記識別されたバイオマーカー陽性の腫瘍細胞についてスコアを計算する前に、および/またはその数をカウントする前に、その細胞核または細胞膜が非腫瘍細胞の構成要素と識別されたすべての識別されたバイオマーカー陽性の腫瘍細胞を除去するステップとをさらに含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。 - 第1のデジタル画像中の前記光強度を解析することによる前記細胞核の同定は、
セグメンテーション、閾値化および/または放射相称ベースの細胞核検出アルゴリズムを前記第1のデジタル画像中の前記光強度に対して自動的に適用するステップを含む、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。 - 前記細胞膜の同定は、
前記第2のデジタル画像中で前記バイオマーカーを含む物体を識別するために、および前記バイオマーカーを含む前記識別された物体を示す中間画像(324)を出力するために、前記第2のデジタル画像に対して隆起検出アルゴリズムを適用するステップと、
前記第2のデジタル画像に対して閾ベースのセグメンテーションアルゴリズムを適用することによって前記第2のデジタル画像(222)から、および前記識別された細胞核の前記位置情報から2進法改善マスク(333)を生成するステップであって、
前記2進法改善マスク中で、その強度が前記セグメンテーションアルゴリズムの閾より小さく、かつ前記識別された細胞核のいずれかの1つからの最大距離の外側に位置するすべてのピクセルが、マスクピクセルである、ステップと、
前記中間画像に前記2進法改善マスクをマッピングし適用し、それによってマスクピクセルにマッピングされた前記中間画像中のピクセルのすべての強度値を取り除く、またはマスクするステップであって、
前記マスクの前記適用の結果は、前記バイオマーカーを含み、かつ前記識別された細胞核のいずれかからの最大距離内に位置する物体を選択的に示す、マスクされた画像の生成である、ステップと、
前記細胞膜を識別するために前記マスクされた画像に対して流域セグメンテーションアルゴリズムを適用し、それによってマスクされていないピクセルの強度値を入力として選択的に取る、ステップと、
改善された画像(335)を任意選択で出力するステップであって、
前記改善された画像は、前記中間画像(324)の派生物であり、前記識別された細胞膜を含む、ステップとを含む、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。 - 前記流域セグメンテーションアルゴリズムの適用は、
前記中間画像(324)に前記第1のデジタル画像中で前記識別された細胞核をマッピングするステップと、
前記マッピングされ識別された細胞核のまわりで整合したリングまたはダム構造を識別する目的でマスクされていないピクセルに対してマーカーベースの流域セグメンテーションアルゴリズムを適用するために、流域マーカーとして前記マッピングされ識別された細胞核のそれぞれを使用し、前記識別されたリングまたはダム構造を前記識別された細胞膜として使用するステップとを含む、請求項13に記載の方法。 - 前記バイオマーカーを含むいずれかの種類の物体を識別するための前記隆起検出アルゴリズムは、
前記第2のデジタル画像中の各ピクセル(P)について、1セットの隣接するピクセルの強度値を識別するステップと、
前記ピクセル(P)の前記強度が前記1セットの隣接するピクセルの前記強度値に関して局所的最大値である場合、前記ピクセル(P)が前記バイオマーカーを含む物体を表すと決定するステップとを含む、請求項13から14のいずれか一項に記載の方法。 - 前記閾ベースのセグメンテーションアルゴリズムは、Otsuセグメンテーションアルゴリズムである、請求項13から15のいずれか一項に記載の方法。
- 前記2進法改善マスク(333)の生成は、
前記第2のデジタル画像中で近似の細胞サイズの細胞の斑点を識別し、前記識別された細胞の斑点の幾何学的中心を決定し、前記決定された幾何学的中心を追加で識別された細胞核として使用するステップと、および/または
非腫瘍細胞の細胞核から生じた細胞核の斑点を識別するために、前記第1のデジタル画像中で細胞核の斑点の形態学的な解析を実施し、前記識別された細胞核の斑点から導かれたすべての識別された細胞核を除去するステップと、および/または
そのサイズが解析される腫瘍細胞の通常の細胞核の直径の予め定めた割合より小さい直径に相当する細胞核の斑点を識別するために、前記第1のデジタル画像中で前記細胞核の斑点のサイズ解析を実施し、前記識別された細胞核の斑点から導かれたすべての識別された細胞核を除去するステップと、および/または
前記細胞核の斑点が、その全光強度が第1の強度閾より低い前記第1のデジタル画像の第1の画像区画中に位置する場合、さらに、前記第2のデジタル画像の対応する第2の画像区画の全光強度が第2の強度閾より低い場合、前記第1のデジタル画像中で識別された細胞核の斑点から導かれたすべての識別された細胞核を除去するステップとを含む、請求項13から16のいずれか一項に記載の方法。 - 前記細胞膜の同定は、スポーク検出アプローチとして実施され、
前記スポーク検出アプローチは、
前記第1のデジタル画像中で識別された前記細胞核を前記第2のデジタル画像にマッピングするステップと、
前記第2のデジタル画像中で前記マッピングされ識別された細胞核のそれぞれについて、前記第2のデジタル画像中において前記マッピングされた細胞核の中心と前記中心から放射状に延びる線に沿ったピクセルとの間で相対強度差を評価するステップであって、
前記評価は、前記マッピングされ識別された細胞核の前記細胞膜を識別するために実行される、ステップとを含む、請求項1から17のいずれか一項に記載の方法。 - 前記マッピングされ識別された細胞核のそれぞれについての前記細胞膜の同定は、
1セットの線を前記識別されマッピングされた細胞核の前記中心にマッピングするステップであって、
前記線のそれぞれが前記中心から始まり、最大長さの閾まで外側に放射状に延びる、ステップと、
第1の強度閾(T1)および第2の強度閾(T2)を設けるステップと、
前記線のそれぞれについて、前記第2のデジタル画像中で最大強度値を決定するステップと、
前記細胞核の前記中心から延びるすべての線に関して識別されたすべての最大強度値のメジアン(MedianMax_I)を決定するステップであって、
前記線のそれぞれについて、前記第2のデジタル画像中で最小強度値を決定し、
前記細胞核の前記中心から延びるすべての線について識別されたすべての最小強度値のメジアン(MedianMin_I)を決定し、
前記第2のデジタル画像中で前記マッピングされ識別された細胞核の前記中心の強度(Center_I)を決定する、ステップと、
MedianMax_Iが前記中心の前記決定された強度(Center_I)より大きい少なくとも前記第1の強度閾(T1)である場合、かつすべての最小強度値の前記メジアンが、前記中心の前記決定された強度(Center_I)より小さいせいぜい前記第2の強度閾(T2)である場合のみ、前記線のそれぞれの中で、前記線内で最大強度値を有する隣接する1セットのピクセルを細胞膜の一部分として識別するステップと、
前記細胞膜の一部分として識別された前記1セットのピクセルを追加のピクセルで補完するステップであって、
前記追加のピクセルは、前記識別された1セットのピクセルの未接続サブセットを接続する、ステップと、
前記補完された1セットのピクセルを前記マッピングされ識別された細胞核の前記識別された細胞膜として戻すステップとを含む、請求項18に記載の方法。 - 前記スコアは、膜完全性スコアであり、
前記膜完全性スコアの計算は、
前記第2のデジタル画像中で各識別されたバイオマーカー陽性の腫瘍細胞それぞれについて、ピクセルの周辺ベルトを識別するステップであって、
前記ピクセルの周辺ベルトは、前記識別された細胞膜に沿って中心を置く、ステップと、
前記第2のデジタル画像中で各識別されたバイオマーカー陽性の腫瘍細胞について、その光強度が強度閾値を超えるピクセルの前記ベルト中のピクセルの割合を決定するステップであって、
前記割合は、前記識別された膜の完全性を示す、ステップと、
その決定された割合が、前記細胞の前記細胞膜が不完全であると識別されたことを示す場合、前記識別されたバイオマーカー陽性の腫瘍細胞を任意選択で除去するステップとを含む、請求項2から19のいずれか一項に記載の方法。 - 前記ベルトの厚さが前記第1のスライドグラスの1μmをカバーするように、ピクセルの予め定めた数が選ばれる、請求項20に記載の方法。
- 前記スコアは、膜強度スコアであり、
前記膜強度スコアの計算は、
前記第2のデジタル画像中で各識別されたバイオマーカー陽性の腫瘍細胞それぞれについて、前記識別されたバイオマーカー陽性の腫瘍細胞の前記識別された細胞膜内に位置決めされた、および/または前記識別されたバイオマーカー陽性の腫瘍細胞の前記識別された細胞膜によって囲繞された細胞質の領域内に位置するすべてのピクセルの光強度を測定するステップと、
前記腫瘍細胞が属するがんタイプを予測するために、および/または病気進行を予測するために、すべての前記識別されたバイオマーカー陽性の腫瘍細胞の少なくとも1つの予め定めた割合の前記測定された光強度を1つまたは複数の閾値と比較するステップとを含む、請求項2から19のいずれか一項に記載の方法。 - 請求項1から22のいずれか一項に記載の方法を実施するプロセッサによって実行可能なデジタル的にコード化された命令を格納する有形の非一時的な記憶媒体。
- プロセッサと、
前記プロセッサに結合されるメモリであって、
前記メモリは、前記プロセッサによって実行されるとき、前記プロセッサに動作を実施させるコンピュータ可読命令を格納するものである、メモリとを含み、
前記動作は、
第1のデジタル画像および第2のデジタル画像をメモリ中に読み込むことであって、
前記第1および第2のデジタル画像は、第1のスライドグラスの同じエリアを描写し、
前記第1のスライドグラスは、第1の染色剤によって、および第2の染色剤によって染色された多数の腫瘍細胞を含み、
前記第1の染色剤は、細胞核を選択的に染色し、
前記第2の染色剤は、特定のバイオマーカーを選択的に染色し、
腫瘍細胞中の前記バイオマーカーの有無および/または量は、特定のがんサブタイプに属する腫瘍細胞を示し、
前記第1のデジタル画像の光強度値が、前記腫瘍細胞中の前記第1の染色剤の量と相関し、
前記第2のデジタル画像の光強度値が、前記腫瘍細胞中の前記第2の染色剤の量と相関する、読み込むことと、
前記第1のデジタル画像中で前記光強度を解析することによって複数の細胞核および前記細胞核の位置情報を識別することと、
前記第2のデジタル画像中で前記光強度を解析することによって、および前記識別された細胞核の前記位置情報を解析することによって、前記バイオマーカーを含む細胞膜を識別することと、
前記エリア中でバイオマーカー陽性の腫瘍細胞を識別することであって、
バイオマーカー陽性の腫瘍細胞は、1つの識別された細胞核と前記識別された細胞核を囲繞する1つの識別された細胞膜の組み合わせである、識別することと、
第2のスライドグラスのさらなるデジタル画像をメモリ中に読み込むことであって、
前記第1のスライドグラスは、腫瘍組織の第1の組織切片中に含まれた腫瘍細胞を含み、
前記第2のスライドグラスの腫瘍細胞は、前記腫瘍組織の第2の組織切片中に含まれ、
前記第1および第2の組織切片は、隣接したひと続きの組織切片であり、
前記さらなるデジタル画像は、医療注釈を含む、読み込むことと、
前記さらなるデジタル画像を前記第1および/または第2のデジタル画像に自動的にマッピングするために、前記さらなるデジタル画像の光学的特徴を前記第1または第2のデジタル画像の光学的特徴と自動的に比較することと、
前記さらなるデジタル画像の前記注釈を前記マッピングされた第1および/または第2のデジタル画像中の対応する領域に自動的に移動させることと
を含む、医用画像解析システム。
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