JP6607533B2 - 建物外面に対する作業方法 - Google Patents
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Description
建物の屋上から作業者が安全ロープに吊り下がりながら建物外面に対する作業を行う方法であって、
建物屋上のパラペットに固定した支持具から垂らした吊り下げロープに、建物外面に沿って昇降自在で、上方が開口した箱形の吊り下げ式養生装置を吊り下げ、
この吊り下げ式養生装置は吊り下げロープに登降自在に取り付けたロープ牽引装置により吊持するようにし、
作業者は安全ロープに体重を支持された状態で吊り下げ式養生装置の中または上方で建物外面に対する作業をし、
作業者が作業位置を上または下に移動するに連れて、ロープ牽引装置により吊り下げ式養生装置を上または下に移動するようにし、
ロープ牽引装置は、回転式電動工具の回転力を受けて登高動作可能とし、
更に、ロープ牽引装置は、
回転式電動工具の出力軸を着脱自在に連結可能な入力軸と、吊り下げロープを着脱自在に巻き掛け可能なプーリと結合された出力軸を有し、入力軸に加えられた回転を減速して出力軸に伝達する差動減速式の減速手段と、
減速手段が装着された支持体と、
支持体に設けられて、プーリに巻き掛けられる吊り下げロープの入口と出口を形成する入口部及び出口部と、
減速手段または支持体に設けられて、吊り下げロープ入口側の外部への引き出しの制限・制限解除をする制限手段と、
を備えたこと、
を特徴としている。
請求項2記載の発明では、
建物の屋上から作業者が安全ロープに吊り下がりながら建物外面に対する作業を行う方法であって、
建物屋上のパラペットに固定した支持具から垂らした吊り下げロープに、建物外面に沿って昇降自在で、上方が開口した箱形の吊り下げ式養生装置を吊り下げ、
この吊り下げ式養生装置は吊り下げロープに登降自在に取り付けたロープ牽引装置により吊持するようにし、
作業者は安全ロープに体重を支持された状態で吊り下げ式養生装置の中または上方で建物外面に対する作業をし、
作業者が作業位置を上または下に移動するに連れて、ロープ牽引装置により吊り下げ式養生装置を上または下に移動するようにし、
ロープ牽引装置は、回転式電動工具の回転力を受けて登高動作可能とし、
更に、ロープ牽引装置は、
回転式電動工具の出力軸を着脱自在に連結可能な入力軸と、ロープを着脱自在に巻き掛け可能なプーリと結合された出力軸を有し、入力軸に加えられた回転を減速して出力軸に伝達する差動減速式の減速手段と、
減速手段が装着された支持体と、
支持体に設けられて、プーリに巻き掛けられるロープの入口と出口を形成する入口部及び出口部と、
入口部及び出口部とプーリの間に設けられて、入口側ロープと出口側ロープを分離する分離部と、
減速手段または支持体に設けられて、吊り下げロープ入口側の外部への引き出しの制限・制限解除をする制限手段と、
を備え、
入口部と出口部には入口通路部と出口通路部が形成されるとともに、入口通路部と出口通路部が対向するようにして、入口部と出口部が間隔を開けて対向配置されており、
入口部と出口部の間隔を開けた隙間を通して、外部と入口通路部の間でロープを出し入れしたり、外部と出口通路部の間でロープを出し入れ可能に形成されていること、
を特徴としている。
請求項1、2において、入口部と出口部に形成された入口通路部と出口通路部は半割円柱状としても良い。また請求項2において、分離部をプーリのロープを巻き掛ける溝の中に遊挿させても良い。
請求項3記載の発明では、
建物の屋上から作業者が安全ロープに吊り下がりながら建物外面に対する作業を行う方法であって、
建物屋上のパラペットに固定した支持具から垂らした吊り下げロープに、建物外面に沿って昇降自在で、上方が開口した箱形の吊り下げ式養生装置を吊り下げ、
この吊り下げ式養生装置は吊り下げロープに登降自在に取り付けたロープ牽引装置により吊持するようにし、
作業者は安全ロープに体重を支持された状態で吊り下げ式養生装置の中または上方で建物外面に対する作業をし、
作業者が作業位置を上または下に移動するに連れて、ロープ牽引装置により吊り下げ式養生装置を上または下に移動するようにし、
ロープ牽引装置は、回転式電動工具の回転力を受けて登高動作可能とし、
更に、ロープ牽引装置は、
回転式電動工具の出力軸を着脱自在に連結可能な入力軸と、ロープを着脱自在に巻き掛け可能なプーリと結合された出力軸を有し、入力軸に加えられた回転を減速して出力軸に伝達する差動減速式の減速手段と、
減速手段が装着された支持体と、
支持体に設けられて、プーリに巻き掛けられるロープの入口と出口を形成する入口部及び出口部と、
減速手段または支持体に設けられて、吊り下げロープ入口側の外部への引き出しの制限・制限解除をする制限手段と、
を備え、
制限手段は、
プーリと出口部の間のロープが通る経路に配備されてロープが当接するロープ当接部と、
ロープが入口部から外側に引き出される方向へ移動しようとするとき、ロープ当接部に当接したロープに食い込んで移動を制限し、反対方向へ移動しようとする際は、ロープから離間して移動を許容するように構成されたカムと、
カムをロープに食い込む方向へ付勢する付勢手段と、
カムをロープから離間させて制限を解除する解除手段と、
を含み、
ロープ当接部がプーリのロープを巻き掛ける溝の中に遊挿されていること、
を特徴としている。
請求項3において、ロープ当接部のロープが当接する外側面にロープ溝を形成しても良い。また、入口部と出口部に形成した入口通路部と出口通路部が対向するようにして、入口部と出口部を間隔を開けて対向配置し、入口部と出口部の間隔を開けた隙間を通して、外部と入口通路部の間でロープを出し入れしたり、外部と出口通路部の間でロープを出し入れ可能に形成しても良い。また、入口部と出口部に形成した入口通路部と出口通路部を半割円柱状としても良い。また、入口部及び出口部とプーリの間に、入口側ロープと出口側ロープを分離する分離部を設け、このロープ当接部を分離部と一体にして備えても良い。
請求項4記載の発明では、
建物の屋上から作業者が安全ロープに吊り下がりながら建物外面に対する作業を行う方法であって、
建物屋上のパラペットに固定した支持具から垂らした吊り下げロープに、建物外面に沿って昇降自在で、上方が開口した箱形の吊り下げ式養生装置を吊り下げ、
この吊り下げ式養生装置は吊り下げロープに登降自在に取り付けたロープ牽引装置により吊持するようにし、
作業者は安全ロープに体重を支持された状態で吊り下げ式養生装置の中または上方で建物外面に対する作業をし、
作業者が作業位置を上または下に移動するに連れて、ロープ牽引装置により吊り下げ式養生装置を上または下に移動するようにし、
ロープ牽引装置は、回転式電動工具の回転力を受けて登高動作可能とし、
更に、ロープ牽引装置は、
回転式電動工具の出力軸を着脱自在に連結可能な入力軸と、ロープを着脱自在に巻き掛け可能なプーリと結合された出力軸を有し、入力軸に加えられた回転を減速して出力軸に伝達する差動減速式の減速手段と、
減速手段が装着された支持体と、
支持体に設けられて、プーリに巻き掛けられるロープの入口と出口を形成する入口部及び出口部と、
減速手段または支持体に設けられて、吊り下げロープ入口側の外部への引き出しの制限・制限解除をする制限手段と、
入口部及び出口部とプーリの間に設けられて、入口側ロープと出口側ロープを分離する分離部と、
支持体に設けられて、プーリの前面または前面と側面を開閉自在に覆うプーリカバーと、
プーリカバーを閉状態にロックしたり、ロック解除したりするロック手段と、を備え、
入口部と出口部には入口通路部と出口通路部が形成されるとともに、入口通路部と出口通路部が対向するようにして、入口部と出口部が間隔を開けて対向配置されており、
入口部と出口部の間隔を開けた隙間を通して、外部と入口通路部の間でロープを出し入れしたり、外部と出口通路部の間でロープを出し入れ可能に形成されており、
プーリカバーは、プーリの入口部及び出口部とは反対側を開閉軸として、入口部及び出口部側を開閉可能になっており、
プーリカバーに、閉状態にロックされたとき入口部と出口部の間の隙間に入り、ロープが入口通路部または出口通路部から外れるのを邪魔する邪魔部を設けたこと、
を特徴としている。
請求項4において、入口部と出口部に形成された入口通路部と出口通路部は半割円柱状としても良い。
請求項5記載の発明では、
建物の屋上から作業者が安全ロープに吊り下がりながら建物外面に対する作業を行う方法であって、
建物屋上のパラペットに固定した支持具から垂らした吊り下げロープに、建物外面に沿って昇降自在で、上方が開口した箱形の吊り下げ式養生装置を吊り下げ、
ロープ昇降装置により吊り下げロープを昇降させて吊り下げ式養生装置を昇降可能とし、
作業者は安全ロープに体重を支持された状態で吊り下げ式養生装置の中または上方で建物外面に対する作業をし、
作業者の作業位置が上または下に移動するに連れて、ロープ昇降装置により吊り下げ式養生装置を上または下に移動するようにし、
ロープ昇降装置は、回転式電動工具の回転力を受けて吊り下げロープの上昇を可能とし、
更に、ロープ昇降装置は、
回転式電動工具の出力軸を着脱自在に連結可能な入力軸と、吊り下げロープを着脱自在に巻き掛け可能なプーリと結合された出力軸を有し、入力軸に加えられた回転を減速して出力軸に伝達する差動減速式の減速手段と、
減速手段が装着された支持体と、
支持体に設けられて、プーリに巻き掛けられる吊り下げロープの入口と出口を形成する入口部及び出口部と、
減速手段または支持体に設けられて、吊り下げロープ入口側の外部への引き出しの制限・制限解除をする制限手段と、
を備えたこと、
を特徴としている。
請求項6記載の発明では、
建物の屋上から作業者が安全ロープに吊り下がりながら建物外面に対する作業を行う方法であって、
建物屋上のパラペットに固定した支持具から垂らした吊り下げロープに、建物外面に沿って昇降自在で、上方が開口した箱形の吊り下げ式養生装置を吊り下げ、
ロープ昇降装置により吊り下げロープを昇降させて吊り下げ式養生装置を昇降可能とし、
作業者は安全ロープに体重を支持された状態で吊り下げ式養生装置の中または上方で建物外面に対する作業をし、
作業者の作業位置が上または下に移動するに連れて、ロープ昇降装置により吊り下げ式養生装置を上または下に移動するようにし、
ロープ昇降装置は、回転式電動工具の回転力を受けて吊り下げロープの上昇を可能とし、
更に、ロープ昇降装置は、
回転式電動工具の出力軸を着脱自在に連結可能な入力軸と、ロープを着脱自在に巻き掛け可能なプーリと結合された出力軸を有し、入力軸に加えられた回転を減速して出力軸に
伝達する差動減速式の減速手段と、
減速手段が装着された支持体と、
支持体に設けられて、プーリに巻き掛けられるロープの入口と出口を形成する入口部及び出口部と、
入口部及び出口部とプーリの間に設けられて、入口側ロープと出口側ロープを分離する分離部と、
減速手段または支持体に設けられて、吊り下げロープ入口側の外部への引き出しの制限・制限解除をする制限手段と、
を備え、
入口部と出口部には入口通路部と出口通路部が形成されるとともに、入口通路部と出口通路部が対向するようにして、入口部と出口部が間隔を開けて対向配置されており、
入口部と出口部の間隔を開けた隙間を通して、外部と入口通路部の間でロープを出し入れしたり、外部と出口通路部の間でロープを出し入れ可能に形成されていること、
を特徴としている。
請求項5、6において、入口部と出口部に形成された入口通路部と出口通路部は半割円柱状としても良い。また請求項6において、分離部をプーリのロープを巻き掛ける溝の中に遊挿させても良い。
請求項7記載の発明では、
建物の屋上から作業者が安全ロープに吊り下がりながら建物外面に対する作業を行う方法であって、
建物屋上のパラペットに固定した支持具から垂らした吊り下げロープに、建物外面に沿って昇降自在で、上方が開口した箱形の吊り下げ式養生装置を吊り下げ、
ロープ昇降装置により吊り下げロープを昇降させて吊り下げ式養生装置を昇降可能とし、
作業者は安全ロープに体重を支持された状態で吊り下げ式養生装置の中または上方で建物外面に対する作業をし、
作業者の作業位置が上または下に移動するに連れて、ロープ昇降装置により吊り下げ式養生装置を上または下に移動するようにし、
ロープ昇降装置は、回転式電動工具の回転力を受けて吊り下げロープの上昇を可能とし、
更に、ロープ昇降装置は、
回転式電動工具の出力軸を着脱自在に連結可能な入力軸と、ロープを着脱自在に巻き掛け可能なプーリと結合された出力軸を有し、入力軸に加えられた回転を減速して出力軸に伝達する差動減速式の減速手段と、
減速手段が装着された支持体と、
支持体に設けられて、プーリに巻き掛けられるロープの入口と出口を形成する入口部及び出口部と、
減速手段または支持体に設けられて、吊り下げロープ入口側の外部への引き出しの制限・制限解除をする制限手段と、
を備え、
制限手段は、
プーリと出口部の間のロープが通る経路に配備されてロープが当接するロープ当接部と、
ロープが入口部から外側に引き出される方向へ移動しようとするとき、ロープ当接部に当接したロープに食い込んで移動を制限し、反対方向へ移動しようとする際は、ロープから離間して移動を許容するように構成されたカムと、
カムをロープに食い込む方向へ付勢する付勢手段と、
カムをロープから離間させて制限を解除する解除手段と、
を含み、
ロープ当接部がプーリのロープを巻き掛ける溝の中に遊挿されていること、
を特徴としている。
請求項7において、ロープ当接部のロープが当接する外側面にロープ溝を形成しても良い。また、入口部と出口部に形成した入口通路部と出口通路部が対向するようにして、入口部と出口部を間隔を開けて対向配置し、入口部と出口部の間隔を開けた隙間を通して、外部と入口通路部の間でロープを出し入れしたり、外部と出口通路部の間でロープを出し入れ可能に形成しても良い。また、入口部と出口部に形成した入口通路部と出口通路部を半割円柱状としても良い。また、入口部及び出口部とプーリの間に、入口側ロープと出口側ロープを分離する分離部を設け、このロープ当接部を分離部と一体にして備えても良い。
請求項8記載の発明では、
建物の屋上から作業者が安全ロープに吊り下がりながら建物外面に対する作業を行う方法であって、
建物屋上のパラペットに固定した支持具から垂らした吊り下げロープに、建物外面に沿って昇降自在で、上方が開口した箱形の吊り下げ式養生装置を吊り下げ、
ロープ昇降装置により吊り下げロープを昇降させて吊り下げ式養生装置を昇降可能とし、
作業者は安全ロープに体重を支持された状態で吊り下げ式養生装置の中または上方で建物外面に対する作業をし、
作業者の作業位置が上または下に移動するに連れて、ロープ昇降装置により吊り下げ式養生装置を上または下に移動するようにし、
ロープ昇降装置は、回転式電動工具の回転力を受けて吊り下げロープの上昇を可能とし、
更に、ロープ昇降装置は、
回転式電動工具の出力軸を着脱自在に連結可能な入力軸と、ロープを着脱自在に巻き掛け可能なプーリと結合された出力軸を有し、入力軸に加えられた回転を減速して出力軸に伝達する差動減速式の減速手段と、
減速手段が装着された支持体と、
支持体に設けられて、プーリに巻き掛けられるロープの入口と出口を形成する入口部及び出口部と、
減速手段または支持体に設けられて、吊り下げロープ入口側の外部への引き出しの制限・制限解除をする制限手段と、
入口部及び出口部とプーリの間に設けられて、入口側ロープと出口側ロープを分離する分離部と、
支持体に設けられて、プーリの前面または前面と側面を開閉自在に覆うプーリカバーと、
プーリカバーを閉状態にロックしたり、ロック解除したりするロック手段と、を備え、
入口部と出口部には入口通路部と出口通路部が形成されるとともに、入口通路部と出口通路部が対向するようにして、入口部と出口部が間隔を開けて対向配置されており、
入口部と出口部の間隔を開けた隙間を通して、外部と入口通路部の間でロープを出し入れしたり、外部と出口通路部の間でロープを出し入れ可能に形成されており、
プーリカバーは、プーリの入口部及び出口部とは反対側を開閉軸として、入口部及び出口部側を開閉可能になっており、
プーリカバーに、閉状態にロックされたとき入口部と出口部の間の隙間に入り、ロープが入口通路部または出口通路部から外れるのを邪魔する邪魔部を設けたこと、
を特徴としている。
請求項8において、入口部と出口部に形成された入口通路部と出口通路部は半割円柱状としても良い。
また、ロープ牽引装置は作業者が携帯する電動工具により登高動作をさせることができ、作業者が手動で吊り上げ式養生装置を上昇させなくて済み、作業負担が少ない。
また、ロープ牽引装置またはロープ昇降装置に、小型で減速比の大きな差動減速式の減速手段を用いたことにより、制限手段を解除した状態でプーリを逆転させながら吊り下げロープを入口側から外側に引き出す際、緩行動作を行わせることができる。
また他の発明によれば、ロープ牽引装置またはロープ昇降装置の入口部及び出口部とプーリの間に吊り下げロープの入口側ロープと出口側ロープを分離する分離部を設けたので、プーリの正転時に出口側ロープがプーリの入口側に巻き込まれたり、プーリの逆転時に入口側ロープがプーリの出口側に巻き込まれるのを防止できる。また、入口部と出口部に入口通路部と出口通路部を形成し、入口通路部と出口通路部が対向するようにして、入口部と出口部を間隔を開けて対向配置し、入口部と出口部の間隔を開けた隙間を通して外部と入口通路部の間で吊り下げロープを出し入れしたり、外部と出口通路部の間で吊り下げロープを出し入れ可能に形成したので、プーリへの吊り下げロープの装填・取り外しが容易になる。
また他の発明によれば、プーリの前面または前面と側面を開閉自在に覆うプーリカバーを備えた場合に、プーリカバーに、閉状態にロックされたとき入口部と出口部の間の隙間に入り吊り下げロープが入口部または出口部から外れるのを邪魔する邪魔部を設けたので、使用中に吊り下げロープが入口部または出口部から外れてプーリカバーを不用意に開放するのを防止できる。
図1において、100は建物であり、二人の作業者A、Bが安全ロープに吊り下げられながら建物100の外面に対する塗装等の保守・修繕作業を行う(「ロープアクセス技術」と呼ばれる)。101と102は一端側が建物1の屋上に支点確保されるとともに、他端側がパラペット103を越えて屋上から垂下されたメイン側とバックアップ側の安全ロープであり、メイン側の安全ロープ101に取り付けた図示しない昇降器具(アッセンダー、ディッセンダーなど)に作業者Aの装着した安全帯から延設されたメイン側のランヤード先端のフックが掛着されて作業者Aの荷重が支持される。一方、バックアップ側の安全ロープ102に取り付けた図示しない墜落防止器具(アサップなど)に作業者Aの装着した安全帯から延設されたバックアップ側のランヤード先端のフックが掛着されて作業者Aの墜落防止が図られる。
背面シート養生部128はヒンジ127を介して背面壁126に装着された鋼製またはアルミ製の枠体133と枠体133に張設された養生シート(メッシュシート)134からなり、左面シート養生部130はヒンジ127を介して左側面壁129に装着された鋼製またはアルミ製の枠体135と枠体135に張設された養生シート(メッシュシート)136からなり、右面シート養生部132はヒンジ127を介して右側面壁131に装着された鋼製またはアルミ製の枠体137と枠体137に張設された養生シート(メッシュシート)138からなる。
一方、左側の支持具110から懸吊された吊り下げロープ112の内、吊り下げ式養生装置120の左端の上端近くに登降装置1が取り付けられており、この登降装置1に着脱自在に掛着したカラビナ2に懸吊された2本のロープ(繊維ロープまたはワイヤロープ)3、4が左側のロープ取り付け板145、146のロープ取り付け孔149に取り付けられている。同様に、右側の支持具111から懸吊された吊り下げロープ113の内、吊り下げ式養生装置20の右端の上端近くに、登降装置5が取り付けられており、この登降装置5に着脱自在に掛着したカラビナ6に懸吊された2本のロープ7、8が右側のロープ取り付け板147、148のロープ取り付け孔149に取り付けられている。
図3は登降装置1の前面を開放した状態を示す正面図、図4は図3の登降装置1の背面図、図5は図3の登降装置1の左側面図、図6は図3の登降装置1の前面を閉塞した状態を示す正面図、図7は図3中のカムの組み立て図である。
これらの図において、1は動力式の登降装置であり、作業者A、Bが携帯する充電式の電動ドライバにより駆動力を得て吊り下げロープ112(図12参照)を任意の高さ位置に登高可能になっている。
ロープ接触部51の窪んだロープ接触面51Aには吊り下げロープ112がプーリ16とともに時計方向へ移動しようとする際にロープ表面に刺さって移動を阻止する多数の歯52が突設されている(図5参照)。カム50の支軸41寄りの内周部には部分円環状の溝50Aが刻設されており、この溝50Aにカム50を常時、図3の反時計方向でプーリ16に接近する方向へ付勢する付勢手段としての引っ張りコイルバネ50Bが内蔵されている。引っ張りコイルバネ50Bは図3の左端が支軸41に固定されており、右端がカム50に固定されている。固定プレート10の背面部11には引っ張りコイルバネ50Bに付勢されたカム50の復帰方向移動を制限するストッパピン53が植設されており、ロープ接触部51の先端部がプーリ16の内径に接する位置以上には図3の反時計方向へ回動しないようになっている。
スライド案内部55の長孔56にはピン57と長孔56の後端の間に圧縮コイルバネ58(図3参照)が介装されており、操作部材54を常時、ロープ接触部51の先端部寄りに付勢している。操作部材54は先端側に設けられた指掛け部59に親指を掛け、支軸41を中心とする図3の時計方向へ押圧することでカム50をプーリ16から離間する方向に回動させたり、指掛け部59をスライド案内部55に沿ってロープ接触部51の先端部から見て垂直な後方へ押圧することで、カム50に対し操作部材54を後方(図3の斜め下方、図7(2)の矢印A参照)へスライドさせたりできる。
係止状態から、操作部材54をスライド案内部55に沿ってロープ接触部51の先端部から見て垂直な後方へ押圧することで係止状態を解除することができ(図11参照)、操作部材54をスライド案内部55の前端側に戻し、指を放すことで引っ張りコイルバネ50Bによりカム50を図3の反時計方向へ復帰させることができる(図12参照)。スライド案内部55、長孔56、ピン57、圧縮コイルバネ58、案内孔60、直線案内部61、ピン係止部62により、カム50をプーリ16からの離間位置にロックしたり、ロック解除したりするロック手段が構成されている。
登降装置1の支軸41のカラビナ掛着用の穴40にカラビナ2を着脱自在に掛装し、カラビナ2にワイヤロープ3と4の一端側のフック(図示せず)を懸吊し、ワイヤロープ3と4の他端側のフック(図示せず)を吊り下げ式養生装置120の装置本体121の左上端部に固着したロープ取り付け板145、146に掛着する(図2参照)。同様に登降装置5の支軸41のカラビナ掛着用の穴40にカラビナ6を着脱自在に掛装し、カラビナ6にワイヤロープ3と4の一端側のフック(図示せず)を懸吊し、ワイヤロープ7と8の他端側のフック(図示せず)を吊り下げ式養生装置120の装置本体121の右上端部に固着したロープ取り付け板147、148に掛着することにより(図2参照)、一組の登降装置1、5を用いて吊り下げ式養生装置120の昇降が可能となる。
なお、カラビナ2、6は上下に長いタイプとし、操作部材54の操作等のためにガードプレート42を開ける場合に、カラビナ2、6の内側の隙間を通しながらガードプレート42を大きく回転させて、操作部材54の指掛け部59に指掛け可能とする。
これにより、作業者A、Bは吊り下げ式養生装置120をほぼ水平に保ちながら吊り下げロープ112、113に沿って上昇させることができる。所望の高さ位置で電動ドライバ150を停止させれば、上昇を止めることができる。このとき吊り下げ式養生装置120の荷重で吊り下げロープ112の上側112aと113の上側113aに張力が掛かってプーリ16に時計方向の回転力が生じるが、カム50のロープ接触部51がロープ2を挟圧してプーリ16の回転が拘束される。このため、吊り下げロープ112、113に対し登降装置1、5が下降することはない。
なお、作業者AとBが交互に電動ドライバ150により登降装置1と5を登高させても良い。
これにより、作業者A、Bは吊り下げ式養生装置120をほぼ水平に保ちながら吊り下げロープ112、113に沿って下降させることができる。所望の高さ位置で操作部材54を解放し、カム50により吊り下げロープ112、113を挟圧させれば、下降を止めることができる。
なお、作業者AとBが交互に登降装置1と5を下降させても良い。
予め、建物100の屋上のパラペット103に、吊り下げ式養生装置120の横幅と同じ間隔で2つの支持具110、111が装着されており、各先端部に懸吊された吊り下げロープ112、113が地上まで垂れ下がっており、また、屋上に支点確保された作業者A用のメイン側とバックアップ側の安全ロープ101と102、作業者B用のメイン側とバックアップ側の安全ロープ104と105がパラペット103を乗り越えて地上近くまで垂れ下がっているものとする。
以下、同様にして、吊り下げ式養生装置120に囲まれた中での建物100の外面に対する補修等の作業と、作業者A、Bの登高及び吊り下げ式養生装置120の上昇とを繰り返しながら、建物100の外面に対する補修等の作業を地上側から屋上まで行っていく。
また、吊り下げ式養生装置120には作業者A、Bの体重が掛からない為、吊り下げ式養生装置120や支持具110、111を頑強にする必要がなく登降装置1、5などを含めた設備負担が少なくて済む。
また、登降装置1、5は作業者A、Bが携帯する電動ドライバ150により登高動作をさせることができ、作業者A、Bが手動で吊り上げ式養生装置120を登高させなくて済み、作業負担が少ない。電動ドライバ150は各種作業用に携帯する通常工具であり、特別な駆動源を用意したり携帯したりする負担もない。電動ドライバ150は充電式なので、電源コードを引き回す煩わしさもない。また、建物100の屋上や支持具110、111へのロープ昇降装置の設置が不要となる。
また、囲い養生部は、養生シートに代えて養生ネットを枠体に張設して形成しても良く、或いは、囲い養生部自体を省略しても良い。
また、上記した実施例では登降装置を駆動する電動工具として電動ドライバを例に挙げたが、本発明は何らこれに限定されず、電動ドリルなど、他の回転式電動工具であっても良い。また、充電式でない電動工具を用いても良い。また、操作部材はスライド案内部に沿ってスライド自在としたが、カムに固定した構成としても良い。また、入力軸に六角ビットを着脱自在に結合可能な六角ビット穴を形成しておき、六角ビット付の回転式電動工具を用いて六角ビットを回転式電動工具の出力軸として入力軸に結合して回転させるようにしても良い。
図16乃至図20はロープ牽引装置の外観斜視図、正面図、側面図、平面図、背面図、図21はロープ牽引装置のプーリカバーとヒンジ部を省略した斜視図、図22はロープ牽引装置のプーリカバーを省略した側面図、図23はロープ牽引装置のプーリカバーとプーリを省略した斜視図、図24(1)はプーリカバーをロックするロック部材の斜視図、(2)は正面図、(3)は平面図、(4)は側面図、図25はロープ牽引装置中の制限手段の構成図、図26は制限手段の一部省略した拡大図、図27は制限手段の作用説明図である。
反対に、ラチェット機構560による回転方向の制限を解除したい場合、操作つまみ571を第2のポジションP2に回動すると押圧部572が被押圧部567を押圧するとともに係合突起574が係合凹部576に係合し、操作つまみ571から手を離しても、操作つまみ571、押圧部材569は第2のポジションP2に固定される。歯止め564は先端部がラチェット歯車562から退避し、入力軸507の回転制限が解除されて、正逆いずれにも回転が許容される(図27の矢印g、h参照)。
図16に示すロープ牽引装置501では支持体502、密閉ケース509、外蓋511、プーリ520、ロープガイド530、巻き掛け部580、581はアルミ製としたが、ステンレス鋼など他の金属製としても良い。
吊り下げロープ112に対する登降装置1の代わりのロープ牽引装置501の装填方法を説明すると、プーリカバー550が閉じ、操作つまみ571が第1のポジションP1に固定したロープ牽引装置501のロック部材53を図17の下方(図24(1)矢印b方向)へ押し下げ、係合爪558を係合溝538、539から離間してロックを外し、プーリカバー550を図18の矢印c方向へ開放する。
吊り下げ式養生装置120を地上から数十cm乃至1m程度浮かして荷重が左右のロープ牽引装置501に掛かるようにすると、吊り下げロープ112、113の入口側ロープ112a、113aに入口部532から上方外側へ引っ張る方向の力が掛かり、プーリ520が逆転方向に回転しようとするが、ラチェット機構560の歯止め564の先端部がラチェット歯車562に係合して入力軸507の回転を制限するので、プーリ520は回転せず、吊り下げロープ112、113の入口側ロープ112a、113aが外部に引き出され、ロープ牽引装置501、吊り下げ式養生装置120が降下するのが阻止される。
建物100に対し、今回作業時の1つ上の作業範囲へ移動する場合、作業者A、Bは安全ロープ101と102、104と105に取り付けた昇降器具と墜落防止器具の位置を上方へ少し移動し登高する。そして、作業者A、Bは各々が携帯する充電式電動ドライバ515により左右のロープ牽引装置501の入力軸507を正転駆動し、吊り下げ式養生装置120を吊り下げロープ112、113に沿って少し上昇させ、1つ上の作業範囲に移動させる(両手が落下防止板125の上で囲い養生部122の建物側開口の高さ位置に来るようにする)。
ロープ牽引装置501ではラチェット機構560が入力軸507の正転を許容しているので、入力軸507が正転し、減速装置本体506で減速されて出力軸508に伝達され、出力軸508に結合されたプーリ520が図30の反時計方向へ回転する。これにより、吊り下げロープ112(113)の入口側が入口通路部534と分離部540の左側を通ってプーリ520の左上部に引き込まれ、一周弱回ってプーリ520の右上部から分離部540の右側と出口通路部535を通って外部に出る。この結果、吊り下げ式養生装置120は地上近くから上昇していく。
以下、同様にして、吊り下げ式養生装置120に囲まれた中での建物100の外面に対する補修等の作業と、作業者A、Bの登高及び吊り下げ式養生装置120の上昇とを繰り返しながら、建物100の外面に対する補修等の作業を地上側から屋上まで行っていく。
具体的には、まず吊り下げロープ112(113)の出口側ロープ112b(113b)を掛け止め部580、581に巻き掛けてプーリ側に引き戻されないように固定する。次に、ロープ牽引装置501のラチェット機構560による回転制限を解除するため、操作つまみ571を第2のポジションP2へ回して係合突起574を係合凹部576に係合させて固定させるのであるが、ロープ牽引装置501、吊り下げ式養生装置501の荷重によりロープ牽引装置501から見て上方へ強く引っ張られた入口側ロープ112a(113a)がプーリ520を時計方向へ付勢しているため、ラチェット歯車562が歯止め564の先端部を強く押圧し、歯止め564が回動し難くなっている。
所望高さまで下がったところで、出口側ロープ112b(113b)を掛け止め部580、581に掛け止め、操作つまみ571を第1のポジションP1に変える。下降高さが足りないときは、作業者A、Bの降下と吊り下げ式養生装置120の降下を何度か繰り返せば良い。そして、建物100の外面の内、前回作業時の少し下側に対して補修等の作業を行う。
なお最初に、吊り下げ式養生装置120を屋上近くまで上昇させておけば、建物100の外面に対する補修等の作業と、作業者A、Bの降下及び吊り下げ式養生装置120の降下とを繰り返しながら、建物100の外面に対する補修等の作業を屋上側から行うこともできる。
また、小型で減速比の大きな差動減速式の減速装置本体506を用いたことにより、制限手段510を解除した状態でプーリ520を逆転させながら吊り下げロープ112、113を入口部532から外側に引き出させ、吊り下げ式養生装置120を下降させる際、緩行動作を行わせることができる。
また、ロープ出入口部531を間隔を開けて対向配置された入口部532及び出口部533から構成し、入口部532と出口部533の間の隙間544を通して外部と入口部532の間で吊り下げロープ112、113を出し入れしたり、外部と出口部533の間で吊り下げロープ112、113を出し入れ可能に形成したので、プーリ520への吊り下げロープ112、113の装填・取り外しが容易になる。
また、ロープ出入口部531をプーリ520から間隔を開けて設けるとともに、ロープ出入口部531とプーリ520の間に入口側ロープ112a、113aと出口側ロープ112b、113bを分離する分離部540を設けたので、プーリ520の正転時に出口側ロープ112b、113bがプーリ520の入口側に巻き込まれたり、プーリ520の逆転時に入口側ロープ112a、113aがプーリ520の出口側に巻き込まれるのを防止できる。
また、支持体502に、吊り下げロープ112、113を巻き掛けて止める掛け止め部580、581を備えたので、吊り下げロープ112、113の入口側に張力が掛かった状態で制限手段510による制限を解除し、入口側ロープ112a、113aを入口部532から上方外側へ移動させて吊り下げ式養生装置120を下降させたい場合に、予め、出口側ロープ112b、113bを掛け止め部580、581に巻き掛けて掛け止めておくことにより、制限手段510を解除した際に急に入口側ロープ112a、113aが入口部532から上方外側へ引き出されないようにできる。また、掛け止め部580、581に摺接させながら移動させることで、摩擦ブレーキを効かせることもできる。
また、制限手段510による入口部532から上方外側へのロープ移動の制限を解除したい場合に、手動式回転工具590を用いて減速装置本体506の入力軸507を手動で正転させてプーリ520をゆっくり正転させながら操作つまみ571により解除操作をすることで、容易に解除することができる。
また図16に示したロープ牽引装置では、吊り下げロープの装填後、入口部と出口部の間には隙間が空いているが、図31、図32のロープ牽引装置501Aに示す如く、プーリカバー550Aの嵌合部を上方へ延設して、入口部532Aと出口部533Aの上端まで嵌合可能とし、プーリカバー550Aの上方延長部の背面側に、入口部532Aと出口部533Aの間の隙間544Aを塞ぎ、入口部532Aの入口通路部534に挿入された入口側ロープが隙間544Aへずれるのを邪魔したり、出口部533Aの出口通路部535に挿入された出口側ロープが隙間544Aへずれるのを邪魔する邪魔部586を突設しても良い。邪魔部586により、ロープ牽引装置501Aの使用中に、吊り下げロープが入口部532Aと出口部533Aの隙間544Aにずれ、プーリカバー550Aの上端部背面に衝突して不用意に開放させてしまうのを防止できる。
また図16のロープ牽引装置では、歯止めを圧縮コイルバネによりラチェット歯車の方向へ付勢するようにしたが、板バネ、トーションバネなどにより付勢するようにしても良い。また、装填された吊り下げロープが入口側から引き戻されるのを制限する制限手段を差動減速装置本体の入力軸側に設ける場合を例に挙げて説明したが、出力軸側に設けるようにしても良い。
吊り下げロープ112(113)の牽引を停止したい場合、充電式電動ドライバ515による入力軸507の駆動を停止する。吊り下げ式養生装置120とロープ牽引装置501Bの自重によりロープ挿通部602の入口側でロープ牽引装置501Bから見て吊り下げロープ112(113)が上方へ引っ張られると、カム608に時計方向の外力が加わるが、外周部606が吊り下げロープ112(113)に接近する方向なのでカム608は吊り下げロープ112(113)に食い込んで移動を制限する。従って、出口側ロープ112b(113b)が入口側に引き戻されてロープ牽引装置501B、吊り下げ式養生装置120が下降することはない。
ロープ牽引装置501Bと吊り下げ式養生装置120の自重を受けて入口側ロープ112a(113a)がロープ牽引装置501Bから見て図35の上方へ引っ張られた状態で、引っ張られている方向へ引き戻してロープ牽引装置501B、吊り下げ式養生装置120を下降させたい場合、出口側ロープ112b(113b)を掛け止め部580、581に巻き掛けて掛け止めておき、入力軸507に手動式回転工具590を結合して正転し、吊り下げロープ112(113)に対するカム608の食い込みをゆるめ、制限手段600の操作突起611を指で操作し、カム608の回動と解除操作部材610の回動を平行して行い、図34の如く係合部612を折り曲げ部605の外側に係合する。そして、掛け止め部580、581から外した出口側ロープ112b(113b)を把持する把持力を弱めると、入口側ロープ112a(113a)の引っ張り力でプーリ520が逆転し、出口側ロープ112b(113b)が入口側へ引き戻されていき、吊り下げロープ112(113)をロープ牽引装置501B、吊り下げ式養生装置120が下降していく。
吊り下げロープ112(113)の牽引を停止したい場合、充電式電動ドライバ515による入力軸507の駆動を停止する。吊り下げ式養生装置120、ロープ牽引装置501Cの自重により、入口側ロープ112a(113a)がロープ牽引装置501Cから見て入口部532の上方へ引っ張られると、ロープ当接部545のロープ溝546に嵌った出口側ロープ112b(113b)はプーリ520の方向へ引っ張られてカム708に反時計方向の外力が加わるが、外周部706が吊り下げロープ112(113)に接近する方向なのでカム708は吊り下げロープ112(113)に食い込んで移動を制限する。従って、出口側ロープ112b(113b)が入口側に引き戻されてロープ牽引装置501C、吊り下げ式養生装置120が下降することはない。
ロープ牽引装置501C、吊り下げ式養生装置120の自重を受けて入口側ロープ112a(113a)が図39の上方へ引っ張れた状態で、引っ張られている方向へ引き戻してロープ牽引装置501Cを下降させたい場合、出口側ロープ112b(113b)を掛け止め部580、581に巻き掛けて掛け止めておき、入力軸507に手動式回転工具590を結合して正転し、吊り下げロープ112(113)に対するカム708の食い込みをゆるめ、制限手段700の操作突起711を指で操作し、カム708の回動と解除操作部材710の回動を平行して行い、図38の如く係合部712を折り曲げ部705の外側に係合する。そして、掛け止め部580、581から外した出口側ロープ112b(113b)を把持する把持力を弱めると、入口側ロープ112a(113a)の引っ張り力でプーリ520が逆転し、出口側ロープ112b(113b)が入口側へ引き戻されていき、吊り下げロープ112(113)をロープ牽引装置501C、吊り下げ式養生装置120が下降していく。
なお、制限手段700を入口部532とプーリ520の間に装備するようにしても良い(この場合、分離部の図36、図37における左側を斜め下方向へ延設してロープ当接部とすれば良い)。
例えば図16に示すロープ牽引装置501を2台、屋上に配備する場合、図40、図41に示す如く、建物100の屋上の内、補修対象側のパラペット103に2つの支持具201、207を設置し、パラペット103と反対側のパラペット900に4つのロープ固定具901乃至904を設置しておく(なお、図40では安全ロープ101、102、104、105は省略してある)。屋上に配置した第3の作業者はプーリカバー550が閉じ、操作つまみ571がP1ポジションに固定した2つのロープ牽引装置501−1と501−2、2本の吊り下げロープ200、206を用意し、ロープ牽引装置501−1のロック部材553を図17の下方(図24(1)矢印a方向)へ押し下げ、係合爪558を係合溝538、539から離間してロックを外し、プーリカバー550を図18の矢印c方向へ開放する。
吊り下げロープ206も同様にしてロープ牽引装置501−2に装填する。
地上側の作業者は、吊り下げロープ200の下端にカラビナ205を介して二本のロープ3、4の一端側を連結し、ロープ3、4の他端側を吊り下げ式養生装置120の装置本体121の左側の2つのロープ取り付け板145、146に取着する。同様に吊り下げロープ206の下端にカラビナ211を介して二本のロープ7、8の一端側を連結し、ロープ7、8の他端側を装置本体121の右側の2つのロープ取り付け板147、148に取着する。
図40、41のようにしても、作業者A、Bは吊り下げ式養生装置120に作業者の体重を掛けないようにして作業できるので、吊り下げ式養生装置120、支持具201、207、ロープ牽引装置501−1、501−2をそれほど大型・頑強にする必要がなく、設備負担が少なくて済む。また、商用電源の無い屋上でも吊り下げロープ200、206の牽引が可能である。
なお、ロープ牽引装置501−1、501−2は図31、図33、図36のロープ牽引装置501A、501B、501Cとしても良い。また、ウインチ等、他のロープ昇降装置に置き換えても良い。
また、2つのロープ牽引装置を一台で2本の吊り下げロープ200、206を連動して繰り出し、引き上げ可能なロープ牽引装置等のロープ昇降装置に置き換えても良い。
このように、ロープ昇降装置を用いて吊り下げロープを昇降可能とすることにより、第1実施例の如く登降装置と電動工具の組み合わせで昇降させるよりも作業者の負担が軽減する。また建物外面に対する作業を屋上側から行いたい場合に、迅速に吊り下げ式養生装置を地上から上昇させて屋上近くに設置することができる。
第1実施例では吊り下げ式養生装置だけ用いて養生を行う場合を説明したが、第2実施例は吊り下げ式養生装置と吊り下げ式の養生シートを組み合わせ、吊り下げ式養生装置と吊り下げ式の養生シートを別々に、吊り下げロープを手で操作して上下に昇降可能としたものである。例えば吊り下げ式養生装置を地上近くに設置し、建物の屋上近くから吊り下げ式養生装置まで建物との間に作業空間を空けて吊り下げ式の養生シートを配設し、作業者は屋上から建物と吊り下げ式の養生シートの間に入って、かつ吊り下げ式養生装置の中または上方でロープアクセス技術により建物外面に対する作業を行うことができる。
ここでは建物100は5、6階建てであり、吊り下げ式養生装置120を地上より高い位置(例えば2階の高さ)に設置して吊り下げ式養生装置120の下を人が通れるようにし、作業者が屋上側から吊り下げ式養生装置120の高さまでロープアクセス技術により補修等の作業を行う場合を例にして説明する。
予め建物100の屋上のパラペット103に、吊り下げ式養生装置120の横幅と同じ間隔で装着された2つの支持具220、221の各先端近くと先端に懸吊した滑車222と223、224と225に吊り下げロープ226と228、227と229が巻装済みであり、屋上に支点確保された4本の安全ロープ101、102、104、105がパラペット103を超えて地上近くまで垂れ下がっているものとする。
作業者A、Bは地上で吊り下げ式養生装置装置120を支持具220、221の直下へ移動し、吊り下げロープ226の一方の下端にカラビナ205を掛着し、2本のロープ3、4の上端をカラビナ205に掛着し、下端をロープ取り付け板145、146に掛着する。同様に、吊り下げロープ227の一方の下端にカラビナ211を掛着し、2本のロープ7、8の上端をカラビナ211に掛着し、下端をロープ取り付け板147、148に掛着する(図43参照)。
この後、作業者A、Bは屋上へ移動し、養生シート250の左上隅と右上隅を各々支持具220、221の内、建物100寄りに取着する。これにより、建物100の外面の外側で吊り下げ式養生装置120の上方の空間が養生シート250に囲まれるようにして養生される(図47参照)。
屋上で作業者Aは自身に装着した安全帯のメイン側のランヤードを安全ロープ101に取着した昇降器具(図示せず)に掛着し、バックアップ側のランヤードを安全ロープ102に取着した墜落防止器具(図示せず)に掛着し、吊り下げ式養生装置120の上方でパラペット103を乗り越え、建物100の外面と養生シート250の間の空間に入り、安全ロープ101に吊り下がりながら建物100の屋上側から吊り下げ式養生装置120まで順に外面に対する補修等の作業を行っていく。作業者Bも自身に装着した安全帯のメイン側のランヤードを安全ロープ104に取着した昇降器具(図示せず)に掛着し、バックアップ側のランヤードを安全ロープ105に取着した墜落防止器具(図示せず)に掛着し、吊り下げ式養生装置120の上方位置でパラペット103を乗り越え、建物100の外面と養生シート250の間の空間に入り、安全ロープ104に吊り下がりながら建物100の屋上側から吊り下げ式養生装置120まで順に外面に対する補修等の作業を行っていく(図42参照)。
なお、作業が吊り下げ式養生装置120に近づいた場合でも、作業者A、Bは体重が吊り下げ式養生装置120に殆ど掛からないようにする。
作業が終われば、作業者A、Bは吊り下げ式養生装置120の脇から地上へ降り、吊り下げロープ226、227の地上側の固定を外して吊り下げ式養生装置120を地上に降ろし、吊り下げロープ228、229の地上側の固定を外して養生シート250を吊り下げ式養生装置120に降ろす。
また、補修等の作業中に吊り下げ式養生装置120を昇降させないので、作業を迅速に進めることができる。
また、吊り下げ式養生装置120には作業者A、Bの体重が掛からない為、吊り下げ式養生装置120や支持具220、221を頑強にする必要がなく、また吊り下げ式養生装置120の重量が軽量で済むので手動で昇降することができ、設備負担が少なくて済む。
また、吊り下げ式養生装置を建物の地上寄りに設置する場合を例に挙げて説明したが、建物の屋上寄りや、高さ方向の中ほどに設置し、養生シートを屋上近くから吊り下げ式養生装置まで配設するようにしても良い。
また、作業対象範囲が屋上より下方の場合などには、養生シートの上端を必ずしも屋上近くまで上昇させる必要はなく、建物外面との間に作業空間を空けながら、吊り下げ式養生装置の上方の所望高さから吊り下げ式養生装置まで配設するようにしても良い。また、養生シートの下端側を吊り下げ式養生装置の中に固定する代わりに、吊り下げ式養生装置の外に出し、地上近くまたは地上から一定高さ位置に固定するようにしても良い。
建物の外面に対する作業空間を確保しながら吊り下げ式養生装置の上方から吊り下げ式養生装置近くまで、または吊り下げ式養生装置の上方から吊り下げ式養生装置の下方まで養生シートまたは養生ネットを配設することにより、吊り下げ式養生装置の上方で作業しているときに壁や補修部材等の破片や作業道具等を落下させても、建物の周囲への飛散を防止できる。
4台のロープ昇降装置を屋上に設置する場合、例えば図48に示す如く、一端側を左側用の第1のロープ昇降装置(図示せず)に接続した左側の吊り下げロープ300を左側の支持具301の立設支柱302に設けたシーブ303と先端近くに設けたシーブ304に巻き掛けながら下方へ垂下し、吊り下げロープ300の下端にカラビナ205を介して二本のロープ3、4の一端側を連結し、ロープ3、4の他端側を装置本体121の左側の2つのロープ取り付け板145、146に取着する。同様に一端側を右側用の第2のロープ昇降装置(図示せず)に接続した右側の吊り下げロープ305を右側の支持具306の立設支柱307に設けたシーブ308と先端に設けたシーブ309に巻き掛けながら下方へ垂下し、吊り下げロープ305の下端にカラビナ211を介して二本のロープ7、8の一端側を連結し、ロープ7、8の他端側を装置本体121の右側の2つのロープ取り付け板147、148に取着する。
このようにしても、作業者A、Bは吊り下げ式養生装置に作業者の体重を掛けないようにできるので、吊り下げ式養生装置120、支持具301、306、第1乃至第4のロープ昇降装置をそれほど大型・頑強にする必要がなく、設備負担が少なくて済む。
なお、第1、第2のロープ昇降装置に代えて一台で2本の吊り下げロープ300、305を連動して繰り出し、引き上げ可能なロープ昇降装置を用いても良く、第3、第4のロープ昇降装置に代えて一台で2本の吊り下げロープ311、314を連動して繰り出し、引き上げ可能なロープ昇降装置を用いても良い。
また、高層の建物の屋上側からの作業の進行に連れて吊り下げ式養生装置を順次降下させたい場合も、ロープ昇降装置を用いることにより、吊り下げ式養生装置に養生シートを載せて屋上近くへ迅速に上昇させたあと、建物外面に対する補修作業の進行とともに、養生シートの上端は支持具の近くに維持したまま吊り下げ式養生装置を降下させることで、養生シートの下部が吊り下げ式養生装置から引き出されて自然に屋上近くから吊り下げ式養生装置までの範囲に養生シートが配設させることができる。この場合も、養生シートの下部を吊り下げ式養生装置の外に出しておき、下端を地上近くに固定しておいても良い。
100建物
101、102、104、105 安全ロープ
103 パラペット
110、111 支持具
112、113 吊り下げロープ
120 吊り下げ式養生装置
Claims (8)
- 建物の屋上から作業者が安全ロープに吊り下がりながら建物外面に対する作業を行う方法であって、
建物屋上のパラペットに固定した支持具から垂らした吊り下げロープに、建物外面に沿って昇降自在で、上方が開口した箱形の吊り下げ式養生装置を吊り下げ、
この吊り下げ式養生装置は吊り下げロープに登降自在に取り付けたロープ牽引装置により吊持するようにし、
作業者は安全ロープに体重を支持された状態で吊り下げ式養生装置の中または上方で建物外面に対する作業をし、
作業者が作業位置を上または下に移動するに連れて、ロープ牽引装置により吊り下げ式養生装置を上または下に移動するようにし、
ロープ牽引装置は、回転式電動工具の回転力を受けて登高動作可能とし、
更に、ロープ牽引装置は、
回転式電動工具の出力軸を着脱自在に連結可能な入力軸と、吊り下げロープを着脱自在に巻き掛け可能なプーリと結合された出力軸を有し、入力軸に加えられた回転を減速して出力軸に伝達する差動減速式の減速手段と、
減速手段が装着された支持体と、
支持体に設けられて、プーリに巻き掛けられる吊り下げロープの入口と出口を形成する入口部及び出口部と、
減速手段または支持体に設けられて、吊り下げロープ入口側の外部への引き出しの制限・制限解除をする制限手段と、
を備えたこと、
を特徴とする建物外面に対する作業方法。 - 建物の屋上から作業者が安全ロープに吊り下がりながら建物外面に対する作業を行う方法であって、
建物屋上のパラペットに固定した支持具から垂らした吊り下げロープに、建物外面に沿って昇降自在で、上方が開口した箱形の吊り下げ式養生装置を吊り下げ、
この吊り下げ式養生装置は吊り下げロープに登降自在に取り付けたロープ牽引装置により吊持するようにし、
作業者は安全ロープに体重を支持された状態で吊り下げ式養生装置の中または上方で建物外面に対する作業をし、
作業者が作業位置を上または下に移動するに連れて、ロープ牽引装置により吊り下げ式養生装置を上または下に移動するようにし、
ロープ牽引装置は、回転式電動工具の回転力を受けて登高動作可能とし、
更に、ロープ牽引装置は、
回転式電動工具の出力軸を着脱自在に連結可能な入力軸と、ロープを着脱自在に巻き掛け可能なプーリと結合された出力軸を有し、入力軸に加えられた回転を減速して出力軸に伝達する差動減速式の減速手段と、
減速手段が装着された支持体と、
支持体に設けられて、プーリに巻き掛けられるロープの入口と出口を形成する入口部及び出口部と、
入口部及び出口部とプーリの間に設けられて、入口側ロープと出口側ロープを分離する分離部と、
減速手段または支持体に設けられて、吊り下げロープ入口側の外部への引き出しの制限・制限解除をする制限手段と、
を備え、
入口部と出口部には入口通路部と出口通路部が形成されるとともに、入口通路部と出口通路部が対向するようにして、入口部と出口部が間隔を開けて対向配置されており、
入口部と出口部の間隔を開けた隙間を通して、外部と入口通路部の間でロープを出し入れしたり、外部と出口通路部の間でロープを出し入れ可能に形成されていること、
を特徴とする建物外面に対する作業方法。 - 建物の屋上から作業者が安全ロープに吊り下がりながら建物外面に対する作業を行う方法であって、
建物屋上のパラペットに固定した支持具から垂らした吊り下げロープに、建物外面に沿って昇降自在で、上方が開口した箱形の吊り下げ式養生装置を吊り下げ、
この吊り下げ式養生装置は吊り下げロープに登降自在に取り付けたロープ牽引装置により吊持するようにし、
作業者は安全ロープに体重を支持された状態で吊り下げ式養生装置の中または上方で建物外面に対する作業をし、
作業者が作業位置を上または下に移動するに連れて、ロープ牽引装置により吊り下げ式養生装置を上または下に移動するようにし、
ロープ牽引装置は、回転式電動工具の回転力を受けて登高動作可能とし、
更に、ロープ牽引装置は、
回転式電動工具の出力軸を着脱自在に連結可能な入力軸と、ロープを着脱自在に巻き掛け可能なプーリと結合された出力軸を有し、入力軸に加えられた回転を減速して出力軸に伝達する差動減速式の減速手段と、
減速手段が装着された支持体と、
支持体に設けられて、プーリに巻き掛けられるロープの入口と出口を形成する入口部及び出口部と、
減速手段または支持体に設けられて、吊り下げロープ入口側の外部への引き出しの制限・制限解除をする制限手段と、
を備え、
制限手段は、
プーリと出口部の間のロープが通る経路に配備されてロープが当接するロープ当接部と、
ロープが入口部から外側に引き出される方向へ移動しようとするとき、ロープ当接部に当接したロープに食い込んで移動を制限し、反対方向へ移動しようとする際は、ロープから離間して移動を許容するように構成されたカムと、
カムをロープに食い込む方向へ付勢する付勢手段と、
カムをロープから離間させて制限を解除する解除手段と、
を含み、
ロープ当接部がプーリのロープを巻き掛ける溝の中に遊挿されていること、
を特徴とする建物外面に対する作業方法。 - 建物の屋上から作業者が安全ロープに吊り下がりながら建物外面に対する作業を行う方法であって、
建物屋上のパラペットに固定した支持具から垂らした吊り下げロープに、建物外面に沿って昇降自在で、上方が開口した箱形の吊り下げ式養生装置を吊り下げ、
この吊り下げ式養生装置は吊り下げロープに登降自在に取り付けたロープ牽引装置により吊持するようにし、
作業者は安全ロープに体重を支持された状態で吊り下げ式養生装置の中または上方で建物外面に対する作業をし、
作業者が作業位置を上または下に移動するに連れて、ロープ牽引装置により吊り下げ式養生装置を上または下に移動するようにし、
ロープ牽引装置は、回転式電動工具の回転力を受けて登高動作可能とし、
更に、ロープ牽引装置は、
回転式電動工具の出力軸を着脱自在に連結可能な入力軸と、ロープを着脱自在に巻き掛け可能なプーリと結合された出力軸を有し、入力軸に加えられた回転を減速して出力軸に伝達する差動減速式の減速手段と、
減速手段が装着された支持体と、
支持体に設けられて、プーリに巻き掛けられるロープの入口と出口を形成する入口部及び出口部と、
減速手段または支持体に設けられて、吊り下げロープ入口側の外部への引き出しの制限・制限解除をする制限手段と、
入口部及び出口部とプーリの間に設けられて、入口側ロープと出口側ロープを分離する分離部と、
支持体に設けられて、プーリの前面または前面と側面を開閉自在に覆うプーリカバーと、
プーリカバーを閉状態にロックしたり、ロック解除したりするロック手段と、を備え、
入口部と出口部には入口通路部と出口通路部が形成されるとともに、入口通路部と出口通路部が対向するようにして、入口部と出口部が間隔を開けて対向配置されており、
入口部と出口部の間隔を開けた隙間を通して、外部と入口通路部の間でロープを出し入れしたり、外部と出口通路部の間でロープを出し入れ可能に形成されており、
プーリカバーは、プーリの入口部及び出口部とは反対側を開閉軸として、入口部及び出口部側を開閉可能になっており、
プーリカバーに、閉状態にロックされたとき入口部と出口部の間の隙間に入り、ロープが入口通路部または出口通路部から外れるのを邪魔する邪魔部を設けたこと、
を特徴とする建物外面に対する作業方法。 - 建物の屋上から作業者が安全ロープに吊り下がりながら建物外面に対する作業を行う方法であって、
建物屋上のパラペットに固定した支持具から垂らした吊り下げロープに、建物外面に沿って昇降自在で、上方が開口した箱形の吊り下げ式養生装置を吊り下げ、
ロープ昇降装置により吊り下げロープを昇降させて吊り下げ式養生装置を昇降可能とし、
作業者は安全ロープに体重を支持された状態で吊り下げ式養生装置の中または上方で建物外面に対する作業をし、
作業者の作業位置が上または下に移動するに連れて、ロープ昇降装置により吊り下げ式養生装置を上または下に移動するようにし、
ロープ昇降装置は、回転式電動工具の回転力を受けて吊り下げロープの上昇を可能とし、
更に、ロープ昇降装置は、
回転式電動工具の出力軸を着脱自在に連結可能な入力軸と、吊り下げロープを着脱自在に巻き掛け可能なプーリと結合された出力軸を有し、入力軸に加えられた回転を減速して出力軸に伝達する差動減速式の減速手段と、
減速手段が装着された支持体と、
支持体に設けられて、プーリに巻き掛けられる吊り下げロープの入口と出口を形成する入口部及び出口部と、
減速手段または支持体に設けられて、吊り下げロープ入口側の外部への引き出しの制限・制限解除をする制限手段と、
を備えたこと、
を特徴とする建物外面に対する作業方法。 - 建物の屋上から作業者が安全ロープに吊り下がりながら建物外面に対する作業を行う方法であって、
建物屋上のパラペットに固定した支持具から垂らした吊り下げロープに、建物外面に沿って昇降自在で、上方が開口した箱形の吊り下げ式養生装置を吊り下げ、
ロープ昇降装置により吊り下げロープを昇降させて吊り下げ式養生装置を昇降可能とし、
作業者は安全ロープに体重を支持された状態で吊り下げ式養生装置の中または上方で建物外面に対する作業をし、
作業者の作業位置が上または下に移動するに連れて、ロープ昇降装置により吊り下げ式養生装置を上または下に移動するようにし、
ロープ昇降装置は、回転式電動工具の回転力を受けて吊り下げロープの上昇を可能とし、
更に、ロープ昇降装置は、
回転式電動工具の出力軸を着脱自在に連結可能な入力軸と、ロープを着脱自在に巻き掛け可能なプーリと結合された出力軸を有し、入力軸に加えられた回転を減速して出力軸に
伝達する差動減速式の減速手段と、
減速手段が装着された支持体と、
支持体に設けられて、プーリに巻き掛けられるロープの入口と出口を形成する入口部及び出口部と、
入口部及び出口部とプーリの間に設けられて、入口側ロープと出口側ロープを分離する分離部と、
減速手段または支持体に設けられて、吊り下げロープ入口側の外部への引き出しの制限・制限解除をする制限手段と、
を備え、
入口部と出口部には入口通路部と出口通路部が形成されるとともに、入口通路部と出口通路部が対向するようにして、入口部と出口部が間隔を開けて対向配置されており、
入口部と出口部の間隔を開けた隙間を通して、外部と入口通路部の間でロープを出し入れしたり、外部と出口通路部の間でロープを出し入れ可能に形成されていること、
を特徴とする建物外面に対する作業方法。 - 建物の屋上から作業者が安全ロープに吊り下がりながら建物外面に対する作業を行う方法であって、
建物屋上のパラペットに固定した支持具から垂らした吊り下げロープに、建物外面に沿って昇降自在で、上方が開口した箱形の吊り下げ式養生装置を吊り下げ、
ロープ昇降装置により吊り下げロープを昇降させて吊り下げ式養生装置を昇降可能とし、
作業者は安全ロープに体重を支持された状態で吊り下げ式養生装置の中または上方で建物外面に対する作業をし、
作業者の作業位置が上または下に移動するに連れて、ロープ昇降装置により吊り下げ式養生装置を上または下に移動するようにし、
ロープ昇降装置は、回転式電動工具の回転力を受けて吊り下げロープの上昇を可能とし、
更に、ロープ昇降装置は、
回転式電動工具の出力軸を着脱自在に連結可能な入力軸と、ロープを着脱自在に巻き掛け可能なプーリと結合された出力軸を有し、入力軸に加えられた回転を減速して出力軸に伝達する差動減速式の減速手段と、
減速手段が装着された支持体と、
支持体に設けられて、プーリに巻き掛けられるロープの入口と出口を形成する入口部及び出口部と、
減速手段または支持体に設けられて、吊り下げロープ入口側の外部への引き出しの制限・制限解除をする制限手段と、
を備え、
制限手段は、
プーリと出口部の間のロープが通る経路に配備されてロープが当接するロープ当接部と、
ロープが入口部から外側に引き出される方向へ移動しようとするとき、ロープ当接部に当接したロープに食い込んで移動を制限し、反対方向へ移動しようとする際は、ロープから離間して移動を許容するように構成されたカムと、
カムをロープに食い込む方向へ付勢する付勢手段と、
カムをロープから離間させて制限を解除する解除手段と、
を含み、
ロープ当接部がプーリのロープを巻き掛ける溝の中に遊挿されていること、
を特徴とする建物外面に対する作業方法。 - 建物の屋上から作業者が安全ロープに吊り下がりながら建物外面に対する作業を行う方法であって、
建物屋上のパラペットに固定した支持具から垂らした吊り下げロープに、建物外面に沿って昇降自在で、上方が開口した箱形の吊り下げ式養生装置を吊り下げ、
ロープ昇降装置により吊り下げロープを昇降させて吊り下げ式養生装置を昇降可能とし、
作業者は安全ロープに体重を支持された状態で吊り下げ式養生装置の中または上方で建物外面に対する作業をし、
作業者の作業位置が上または下に移動するに連れて、ロープ昇降装置により吊り下げ式養生装置を上または下に移動するようにし、
ロープ昇降装置は、回転式電動工具の回転力を受けて吊り下げロープの上昇を可能とし、
更に、ロープ昇降装置は、
回転式電動工具の出力軸を着脱自在に連結可能な入力軸と、ロープを着脱自在に巻き掛け可能なプーリと結合された出力軸を有し、入力軸に加えられた回転を減速して出力軸に伝達する差動減速式の減速手段と、
減速手段が装着された支持体と、
支持体に設けられて、プーリに巻き掛けられるロープの入口と出口を形成する入口部及び出口部と、
減速手段または支持体に設けられて、吊り下げロープ入口側の外部への引き出しの制限・制限解除をする制限手段と、
入口部及び出口部とプーリの間に設けられて、入口側ロープと出口側ロープを分離する分離部と、
支持体に設けられて、プーリの前面または前面と側面を開閉自在に覆うプーリカバーと、
プーリカバーを閉状態にロックしたり、ロック解除したりするロック手段と、を備え、
入口部と出口部には入口通路部と出口通路部が形成されるとともに、入口通路部と出口通路部が対向するようにして、入口部と出口部が間隔を開けて対向配置されており、
入口部と出口部の間隔を開けた隙間を通して、外部と入口通路部の間でロープを出し入れしたり、外部と出口通路部の間でロープを出し入れ可能に形成されており、
プーリカバーは、プーリの入口部及び出口部とは反対側を開閉軸として、入口部及び出口部側を開閉可能になっており、
プーリカバーに、閉状態にロックされたとき入口部と出口部の間の隙間に入り、ロープが入口通路部または出口通路部から外れるのを邪魔する邪魔部を設けたこと、
を特徴とする建物外面に対する作業方法。
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