JP6607746B2 - ラマン分光分析用プローブおよびそれを用いたイメージング方法 - Google Patents
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Description
(1)光活性化型ラマン標識ユニットと親水性ユニットとを繰り返し単位として少なくとも含んでなる共重合体と、表面増強ラマン散乱活性を有する金属粒子との複合体からなる光活性化型ラマン分光分析用プローブ。
(2)光活性化型ラマン標識ユニットが式(a):
R1は水素原子またはC1−4アルキルを表し、
R2は式(i):
を表す)
で表される、上記(1)に記載の光活性化型ラマン分光分析用プローブ。
(3)親水性ユニットが式(b):
R3は水素原子またはC1−4アルキルを表し、
R4は水素原子、水酸基またはC1−6アルキル基(このアルキル基は1個または2個以上の水酸基、カルボキシル基および/またはアミノ基により置換されていてもよい)を表す)
で表される、上記(1)または(2)に記載の光活性化型ラマン分光分析用プローブ。
(4)共重合体がアクリル系共重合体またはメタクリル系共重合体である、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の光活性化型ラマン分光分析用プローブ。
(5)共重合体の数平均分子量が4,000〜800,000である、上記(1)〜(4)のいずれかに記載の光活性化型ラマン分光分析用プローブ。
(6)共重合体が末端に金属粒子表面修飾ユニットをさらに含む、上記(1)〜(5)のいずれかに記載の光活性化型ラマン分光分析用プローブ。
(7)金属粒子表面修飾ユニットが式(c):
で表される、上記(6)に記載の光活性化型ラマン分光分析用プローブ。
(8)共重合体が末端に標的結合ユニットをさらに含む、上記(1)〜(7)のいずれかに記載の光活性化型ラマン分光分析用プローブ。
(9)標的結合ユニットが式(d):
水素原子、
シアノ、カルボキシル基、N−ヒドロキシコハク酸イミドエステル基、パラニトロフェニルエステル基、アミノ基、−CH2NH2、チオール基、−N−C(=NH2 +Cl−)CH2CH2CH2SH、マレイミド基、ヨードアセトアミド基、アジド基、アルキン基、ジベンゾシクロオクチン基、ケトン基、アルデヒド基、ヒドラジン基、ヒドロキシアミン基、ジアジリン基、ベンゾフェノン基、ビオチン基、イミノビオチン基、ハロゲン化アルキル基、シトシニルメチルフェニル基およびグアニルメチルフェニル基からなる群(以下「官能基群A」という)から選択される官能基、
C1−6アルキル基(このアルキル基は同一または異なっていてもよく前記官能基群Aから選択される1種または2種以上の官能基により置換されていてもよい)、または
−Q1−Q2−C1−6アルキル(Q1は結合またはC1−6アルキレンであり、Q2は−NHCO−または−CONH−であり、C1−6アルキル基は、同一または異なっていてもよく前記官能基群Aから選択される1種または2種以上の官能基により置換されていてもよい)を表し、
R31、R32およびR33の少なくとも一つが前記官能基群Aから選択される官能基または官能基群Aから選択される官能基により置換されたC1−6アルキル基あるいは前記官能基群Aから選択される官能基により置換された基−Q1−Q2−C1−6アルキルを表す。)
で表される、上記(8)に記載の光活性化型ラマン分光分析用プローブ。
(10)共重合体が、上記(2)に記載の式(a)の光活性化型ラマン標識ユニットと、上記(3)に記載の式(b)の親水性ユニットとを繰り返し単位として少なくとも含んでなるものである、上記(1)に記載の光活性化型ラマン分光分析用プローブ。
(11)共重合体が、下記式(Ia):
で表される共重合体である、上記(1)または(10)に記載の光活性化型ラマン分光分析用プローブ。
(12)共重合体が、その一方の末端に上記(7)に記載の式(c)の金属粒子表面修飾ユニットを有し、もう一方の末端に上記(9)に記載の式(d)の標的結合ユニットを有するものである、上記(10)または(11)に記載の光活性化型ラマン分光分析用プローブ。
(13)共重合体が、下記式(I):
で表される共重合体である、上記(1)または(12)に記載の光活性化型ラマン分光分析用プローブ。
(14)(a)上記(1)〜(13)のいずれか一項に記載の光活性化型ラマン分光分析用プローブを試料と接触させる工程と、
(b)前記試料に光照射し、試料からの光活性化ラマンスペクトルを検出する工程を含んでなる、試料をイメージングする方法。
(15)試料が細胞を含有し、細胞内および/または細胞外の分析対象の存在をイメージングする、上記(14)に記載の方法。
(16)試料が細胞を含有し、細胞および/または細胞小器官をイメージングする、上記(14)または(15)に記載の方法。
(17)工程(a)の前に、(c)細胞内移行物質および/または分析対象と相互作用する物質を光活性化型ラマン分光分析用プローブに連結する工程をさらに含んでなる、上記(14)〜(16)のいずれかに記載の方法。
(18)光照射およびラマンスペクトルの検出をレーザーラマン顕微鏡を用いて行う、上記(14)〜(17)のいずれかに記載の方法。
本明細書において「C1−6アルキル基」は、炭素数1〜6のアルキル基を表し、好ましくは炭素数1〜4のアルキル基、すなわち、C1−4アルキル基である。基または基の一部としての「アルキル基」は、直鎖、分岐鎖または環状の炭素数1〜6のアルキル基を意味する。「C1−6アルキル基」の例としては、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、s−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、ネオペンチル、i−ペンチル、t−ペンチル、n−ヘキシル、i−ヘキシル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等が挙げられる。
本発明の光活性化型ラマン分光分析用プローブ(以下、「本発明のプローブ」ということがある。)は、光活性化型ラマン標識ユニットと親水性ユニットとを少なくとも含んでなる共重合体と、表面増強ラマン散乱活性を有する金属粒子との複合体からなる。
・Zが−C(=S)−を表し、R21がフェニルを表すもの、
・Zが−CH(−SH)−を表し、R21がフェニルを表すもの、
・Zが−C(=S)−を表し、R21が基−S−R22(R22は炭素数10〜14のアルキル基を表す)を表すもの、
・Zが−CH(−SH)−を表し、R21が基−S−R22(R22は炭素数10〜14のアルキル基を表す)を表すもの
が挙げられる。
R31、R32およびR33がそれぞれ独立して
水素原子、
シアノ、カルボキシル基、N−ヒドロキシコハク酸イミドエステル基、パラニトロフェニルエステル基、アミノ基、−CH2NH2、チオール基および−N−C(=NH2 +Cl−)CH2CH2CH2SHからなる群(以下「官能基群B」という)から選択される官能基、
C1−4アルキル基(このアルキル基は同一または異なっていてもよく前記官能基群Bから選択される1種または2種以上の官能基により置換されていてもよい)、または
−Q1−Q2−C1−6アルキル(Q1は結合またはC1−4アルキレンであり、Q2は−NHCO−または−CONH−であり、C1−6アルキル基は、同一または異なっていてもよく前記官能基群Aから選択される1種または2種以上の官能基により置換されていてもよい)を表し、
R31、R32およびR33の少なくとも一つが前記官能基群Bから選択される官能基または官能基群Bから選択される官能基により置換されたC1−4アルキル基あるいは前記官能基群Aから選択される官能基により置換された基−Q1−Q2−C1−6アルキルを表す
ものが挙げられる。
R31、R32およびR33がそれぞれ独立して
水素原子、
シアノ、カルボキシル基、−CH2NH2および−N−C(=NH2 +Cl−)CH2CH2CH2SHからなる群(以下「官能基群C」という)から選択される官能基、
C1−4アルキル基(このアルキル基は同一または異なっていてもよく前記官能基群Cから選択される1種または2種以上の官能基により置換されていてもよい)、または
−Q1−Q2−C1−6アルキル(Q1は結合またはC1−4アルキレンであり、Q2は−NHCO−または−CONH−であり、C1−6アルキル基は、同一または異なっていてもよく前記官能基群Aから選択される1種または2種以上の官能基により置換されていてもよい)を表し、
R31、R32およびR33の少なくとも一つが前記官能基群Cから選択される官能基または官能基群Cから選択される官能基により置換されたC1−4アルキル基あるいは前記官能基群Aから選択される官能基により置換された基−Q1−Q2−C1−6アルキルを表す
ものが挙げられる。
本発明のプローブは共重合体部分を製造し、該共重合体を金属粒子と複合化することで製造することができる。
本発明のプローブはラマン分光分析の標識剤として用いることができ、試料をラマンスペクトルによりイメージングすることができる。ここで、「イメージング」とは分析対象を可視化することを意味する。
1H NMR(600MHz,CDCl3):δ 1.57(brs,2H),2.77(dd,1H),2.97(dd,1H),3.78(s,3H),3.92(s,3H),4.16(dd,1H),6.72−6.96(m,6H),7.20(m,2H)
1H NMR(600MHz,CDCl3):δ 3.11(d,2H),3.72(s,3H),3.78(s,3H),5.21(q,1H),6.49(brs,1H),6.56−6.85(m,6H),7.16(t,1H),7.28(t,1H)
1H NMR(600MHz,DMSO−d6):δ 2.90(d,1H),3.41(dd,1H),3.82(s,6H),4.84(brs,1H),6.94(s,1H),7.09(m,3H),7.89(m,2H),10.46(d,1H)
1H NMR(600MHz,DMSO−d6):δ 1.04(d,2H),3.10(s,1H),3.30(s,1H),3.91(s,6H),4.42(brs,1H),7.12(m,1H),7.18(s,1H),7.26(s,2H),7.88(brs,1H),7.92(s,1H)
金ナノ粒子(GNP)(シグマアルドリッチ社製)とクエン酸緩衝液をスクリュー瓶に入れて、室温で撹拌を行った。得られたGNP溶液(0.032nM、400μL)に化合物9のPBS溶液(44μL)を加え、室温で30分間撹拌を行い、化合物9と金ナノ粒子との複合体を作製した(化合物9:200μM、GNP:0.03nM)。これを本発明の光活性化型ラマン分光分析用プローブとした。
実施例1(6)で作製された化合物9にPBSを加え、2mMおよび200μMの溶液を調製した。これらの溶液に対して365nmの光照射(2.4mW/cm2)を行い、光活性化を行った(785nm励起)。光照射前後の溶液について、inVia共焦点ラマンマイクロスコープ(レニショー社製)を用いてラマンスペクトル測定を行った。
光活性化型ラマン分光分析用プローブがエンドサイトーシスにより細胞内に導入されるのを可能にするために、光活性化型ラマン分光分析用プローブの生体分子結合ユニットに細胞内導入用の分子デバイス(ポリアルギニンペプチド)を導入したプローブ(細胞内導入用光活性化型ラマン分光分析用プローブ)を作製した。
ペプチド(G3R15GYC(NH2−GGGRRRRRRRRRRRRRRRGYC−COOH)(配列番号1):Mw=2855.3、1.10mg、764μM、1eq.)をPBS(0.5mL)に溶解させた。これにマレイミドアルキン(0.21mg、1eq.)のDMSO溶液(50μL)を加え、室温、遮光下で24時間反応させた。得られた反応溶液にアルゴンバブリングを15分間行ったものを、実施例3(1)で作製されたアジド化された化合物9(4.06mg、1eq.)、硫酸銅五水和物(0.92mg、9.6eq.)、トリス(3−ヒドロキシプロピルトリアゾリルメチル)アミン(THPTA)(1.86mg、11.2eq.)およびアスコルビン酸ナトリウム(7.37mg、93.4eq.)を入れたチューブに移し、振とう器で4日間反応を行った。得られた反応溶液を透析チューブ(分子量分画:3.5kDa)に移し、透析による精製を8時間行い、ポリアルギニンペプチドで修飾された化合物9を得た。
金ナノ粒子をクエン酸緩衝液に溶解させて得られた溶液1.5mL(0.032nM)をマイクロチューブに加え、遠心分離(1500g、4℃、30分)を行った後、上清を除いた。これに、実施例3(2)で作製されたポリアルギニンペプチドで修飾された化合物9の水溶液(1.5mg/mL)1mLを加え、遮光下で4日間振とう器で反応を行った。遠心分離(1500g、4℃、30分)を行った後、上清を除いた。これにmilliQ水を加えて再分散させ、遠心分離(1500g、4℃、30分)を行った後上清を除く操作を2回行い、これを細胞内導入用光活性化型ラマン分光分析用プローブとした。なお、細胞内導入用光活性化型ラマン分光分析用プローブはこのまま保存し、細胞イメージングに用いる直前に、無血清DMEM培地(1mL)を加えて再分散させたものを以下の実施例4で使用した。
石英ガラスボトムディッシュ(直径35mm)を用いて、HeLa細胞(理化学研究所バイオリソースセンターより入手)を血清入りDMEM培地で10時間培養した。培地を除き、PBS溶液で洗浄後、実施例3(3)で作製した細胞内導入用光活性化型ラマン分光分析用プローブ(1mL)を加え、37℃で2時間培養を行った。培養後、波長360nm(4.3J/cm2)の光照射を行うものと、光照射を行わないコントロールのそれぞれについてinVia共焦点ラマンマイクロスコープ(レニショー社製)を用いてラマン顕微鏡観察およびラマンスペクトル測定を行った。なお、ラマン顕微鏡で観察する前に、培地を除き血清入りのDMEM培地(1mL)に交換した。ラマン顕微鏡観察には785nmの励起光を用いた。
Claims (16)
- 光活性化型ラマン標識ユニットと親水性ユニットとを繰り返し単位として少なくとも含んでなる共重合体と、表面増強ラマン散乱活性を有する金属粒子との複合体からなる光活性化型ラマン分光分析用プローブであって、
前記光活性化型ラマン標識ユニットが式(a):
(上記式中、
R 1 は水素原子またはC 1−4 アルキルを表し、
R 2 は式(i):
(上記式中、R 11 〜R 20 は、同一または異なっていてもよく、水素原子、C 1−6 アルキル基、C 1−6 アルコキシ基、アミノ基、ニトロ基、アゾ基、メルカプト基、カルボキシル基、フェニル基、不飽和の5〜7員の単環複素環式基または9〜11員の不飽和の二環複素環式基を表し、R 11 〜R 20 の隣り合う二つの基はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5〜7員の飽和または不飽和の単環炭素環または単環複素環あるいは9〜11員の飽和または不飽和の二環炭素環または二環複素環を形成していてもよく、R 15 およびR 16 は一緒になってC 1−4 アルキレン基を表していてもよく、但し、R 11 〜R 20 、R 11 〜R 20 の隣り合う二つの基が一緒になって形成する炭素環または複素環上の水素原子並びにR 15 およびR 16 が一緒になって表すC 1−4 アルキレン基上の水素原子のいずれか一つは式(a)との結合を表す。)
を表す)
で表される、光活性化型ラマン分光分析用プローブ。 - 共重合体がアクリル系共重合体またはメタクリル系共重合体である、請求項1または2に記載の光活性化型ラマン分光分析用プローブ。
- 共重合体の数平均分子量が4,000〜800,000である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光活性化型ラマン分光分析用プローブ。
- 共重合体が末端に金属粒子表面修飾ユニットをさらに含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の光活性化型ラマン分光分析用プローブ。
- 共重合体が末端に標的結合ユニットをさらに含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の光活性化型ラマン分光分析用プローブ。
- 標的結合ユニットが式(d):
(上記式中、R31、R32およびR33はそれぞれ独立して
水素原子、
シアノ、カルボキシル基、N−ヒドロキシコハク酸イミドエステル基、パラニトロフェニルエステル基、アミノ基、−CH2NH2、チオール基、−N−C(=NH2 +Cl−)CH2CH2CH2SH、マレイミド基、ヨードアセトアミド基、アジド基、アルキン基、ジベンゾシクロオクチン基、ケトン基、アルデヒド基、ヒドラジン基、ヒドロキシアミン基、ジアジリン基、ベンゾフェノン基、ビオチン基、イミノビオチン基、ハロゲン化アルキル基、シトシニルメチルフェニル基およびグアニルメチルフェニル基からなる群(以下「官能基群A」という)から選択される官能基、
C1−6アルキル基(このアルキル基は同一または異なっていてもよく前記官能基群Aから選択される1種または2種以上の官能基により置換されていてもよい)、または
−Q1−Q2−C1−6アルキル(Q1は結合またはC1−6アルキレンであり、Q2は−NHCO−または−CONH−であり、C1−6アルキル基は、同一または異なっていてもよく前記官能基群Aから選択される1種または2種以上の官能基により置換されていてもよい)を表し、
R31、R32およびR33の少なくとも一つが前記官能基群Aから選択される官能基または官能基群Aから選択される官能基により置換されたC1−6アルキル基あるいは前記官能基群Aから選択される官能基により置換された基−Q1−Q2−C1−6アルキルを表す。)
で表される、請求項7に記載の光活性化型ラマン分光分析用プローブ。 - 共重合体が、下記式(Ia):
(上記式中、
R 1 は水素原子またはC 1−4 アルキルを表し、
R 2 は式(i):
(上記式中、R 11 〜R 20 は、同一または異なっていてもよく、水素原子、C 1−6 アルキル基、C 1−6 アルコキシ基、アミノ基、ニトロ基、アゾ基、メルカプト基、カルボキシル基、フェニル基、不飽和の5〜7員の単環複素環式基または9〜11員の不飽和の二環複素環式基を表し、R 11 〜R 20 の隣り合う二つの基はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5〜7員の飽和または不飽和の単環炭素環または単環複素環あるいは9〜11員の飽和または不飽和の二環炭素環または二環複素環を形成していてもよく、R 15 およびR 16 は一緒になってC 1−4 アルキレン基を表していてもよく、但し、R 11 〜R 20 、R 11 〜R 20 の隣り合う二つの基が一緒になって形成する炭素環または複素環上の水素原子並びにR 15 およびR 16 が一緒になって表すC 1−4 アルキレン基上の水素原子のいずれか一つは式(a)との結合を表す。)
を表し、
R 3 は水素原子またはC 1−4 アルキルを表し、
R 4 は水素原子、水酸基またはC 1−6 アルキル基(このアルキル基は1個または2個以上の水酸基、カルボキシル基および/またはアミノ基により置換されていてもよい)を表し、
mおよびnは各繰り返し単位の比を表す0より大きい数であり、mが1のとき、nは1〜1000である。)
で表される共重合体である、請求項1または2に記載の光活性化型ラマン分光分析用プローブ。 - 共重合体が、その一方の末端に式(c):
(上記式中、Zは−C(=S)−または−CH(−SH)−を表し、R 21 は芳香族基、基−S−R 22 (R 22 は炭素数1〜14のアルキル基を表す)、基−O−R 23 (R 23 はC 1−6 アルキル基を表す)または基−N(−R 24 )(−R 25 )(R 24 はC 1−6 アルキル基を表し、R 25 は芳香族基を表す)を表す。)
で表される金属粒子表面修飾ユニットを有し、もう一方の末端に式(d):
(上記式中、R 31 、R 32 およびR 33 はそれぞれ独立して
水素原子、
シアノ、カルボキシル基、N−ヒドロキシコハク酸イミドエステル基、パラニトロフェニルエステル基、アミノ基、−CH 2 NH 2 、チオール基、−N−C(=NH 2 + Cl − )CH 2 CH 2 CH 2 SH、マレイミド基、ヨードアセトアミド基、アジド基、アルキン基、ジベンゾシクロオクチン基、ケトン基、アルデヒド基、ヒドラジン基、ヒドロキシアミン基、ジアジリン基、ベンゾフェノン基、ビオチン基、イミノビオチン基、ハロゲン化アルキル基、シトシニルメチルフェニル基およびグアニルメチルフェニル基からなる群(以下「官能基群A」という)から選択される官能基、
C 1−6 アルキル基(このアルキル基は同一または異なっていてもよく前記官能基群Aから選択される1種または2種以上の官能基により置換されていてもよい)、または
−Q1−Q2−C 1−6 アルキル(Q1は結合またはC 1−6 アルキレンであり、Q2は−NHCO−または−CONH−であり、C 1−6 アルキル基は、同一または異なっていてもよく前記官能基群Aから選択される1種または2種以上の官能基により置換されていてもよい)を表し、
R 31 、R 32 およびR 33 の少なくとも一つが前記官能基群Aから選択される官能基または官能基群Aから選択される官能基により置換されたC 1−6 アルキル基あるいは前記官能基群Aから選択される官能基により置換された基−Q1−Q2−C 1−6 アルキルを表す。)
で表される標的結合ユニットを有するものである、請求項2または9に記載の光活性化型ラマン分光分析用プローブ。 - 共重合体が、下記式(I):
(上記式中、
R 1 は水素原子またはC 1−4 アルキルを表し、
R 2 は式(i):
(上記式中、R 11 〜R 20 は、同一または異なっていてもよく、水素原子、C 1−6 アルキル基、C 1−6 アルコキシ基、アミノ基、ニトロ基、アゾ基、メルカプト基、カルボキシル基、フェニル基、不飽和の5〜7員の単環複素環式基または9〜11員の不飽和の二環複素環式基を表し、R 11 〜R 20 の隣り合う二つの基はそれらが結合している炭素原子と一緒になって5〜7員の飽和または不飽和の単環炭素環または単環複素環あるいは9〜11員の飽和または不飽和の二環炭素環または二環複素環を形成していてもよく、R 15 およびR 16 は一緒になってC 1−4 アルキレン基を表していてもよく、但し、R 11 〜R 20 、R 11 〜R 20 の隣り合う二つの基が一緒になって形成する炭素環または複素環上の水素原子並びにR 15 およびR 16 が一緒になって表すC 1−4 アルキレン基上の水素原子のいずれか一つは式(a)との結合を表す。)
を表し、
R 3 は水素原子またはC 1−4 アルキルを表し、
R 4 は水素原子、水酸基またはC 1−6 アルキル基(このアルキル基は1個または2個以上の水酸基、カルボキシル基および/またはアミノ基により置換されていてもよい)を表し、
Zは−C(=S)−または−CH(−SH)−を表し、
R 21 は芳香族基、基−S−R 22 (R 22 は炭素数1〜14のアルキル基を表す)、基−O−R 23 (R 23 はC 1−6 アルキル基を表す)または基−N(−R 24 )(−R 25 )(R 24 はC 1−6 アルキル基を表し、R 25 は芳香族基を表す)を表し、
R 31 、R 32 およびR 33 はそれぞれ独立して
水素原子、
シアノ、カルボキシル基、N−ヒドロキシコハク酸イミドエステル基、パラニトロフェニルエステル基、アミノ基、−CH 2 NH 2 、チオール基、−N−C(=NH 2 + Cl − )CH 2 CH 2 CH 2 SH、マレイミド基、ヨードアセトアミド基、アジド基、アルキン基、ジベンゾシクロオクチン基、ケトン基、アルデヒド基、ヒドラジン基、ヒドロキシアミン基、ジアジリン基、ベンゾフェノン基、ビオチン基、イミノビオチン基、ハロゲン化アルキル基、シトシニルメチルフェニル基およびグアニルメチルフェニル基からなる群(以下「官能基群A」という)から選択される官能基、
C 1−6 アルキル基(このアルキル基は同一または異なっていてもよく前記官能基群Aから選択される1種または2種以上の官能基により置換されていてもよい)、または
−Q1−Q2−C 1−6 アルキル(Q1は結合またはC 1−6 アルキレンであり、Q2は−NHCO−または−CONH−であり、C 1−6 アルキル基は、同一または異なっていてもよく前記官能基群Aから選択される1種または2種以上の官能基により置換されていてもよい)を表し、
R 31 、R 32 およびR 33 の少なくとも一つが前記官能基群Aから選択される官能基または官能基群Aから選択される官能基により置換されたC 1−6 アルキル基あるいは前記官能基群Aから選択される官能基により置換された基−Q1−Q2−C 1−6 アルキルを表し、
mおよびnは各繰り返し単位の比を表す0より大きい数であり、mが1のとき、nは1〜1000である。)
で表される共重合体である、請求項1または10に記載の光活性化型ラマン分光分析用プローブ。 - (a)請求項1〜11のいずれか一項に記載の光活性化型ラマン分光分析用プローブを試料と接触させる工程と、
(b)前記試料に光照射し、試料からの光活性化ラマンスペクトルを検出する工程を含んでなる、試料をイメージングする方法。 - 試料が細胞を含有し、細胞内および/または細胞外の分析対象の存在をイメージングする、請求項12に記載の方法。
- 試料が細胞を含有し、細胞および/または細胞小器官をイメージングする、請求項12または13に記載の方法。
- 工程(a)の前に、(c)細胞内移行物質および/または分析対象と相互作用する物質を光活性化型ラマン分光分析用プローブに連結する工程をさらに含んでなる、請求項12〜14のいずれか一項に記載の方法。
- 光照射およびラマンスペクトルの検出をレーザーラマン顕微鏡を用いて行う、請求項12〜15のいずれか一項に記載の方法。
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