JP6610958B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
第1ハウジングと、
前記第1ハウジングに対し前方から嵌合可能な第2ハウジングと、
前記第2ハウジングに形成されたロック部と、
前記第1ハウジングに形成され、前記ロック部と係止することで前記第1ハウジングと前記第2ハウジングを正規嵌合状態にロックし、前記ロック部から解離するロック解除方向への弾性変位が可能なロックアームと、
前記ロックアームの後端部に形成された支持部と、
前記支持部に対し一体的にロック解除方向へ弾性変位し得るように取り付けられ、前記支持部に対して初期位置と前記初期位置より前方の検知位置との間での相対移動が可能な嵌合検知部材と、
前記ロックアームに形成され、前後方向において前記支持部より前方の位置に配された前止まり部と、
前記嵌合検知部材のうち前記支持部に支持された本体部から前方へ突出した形態であり、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが未嵌合の状態及び半嵌合の状態では、前記前止まり部に当接することで初期位置の前記嵌合検知部材が検知位置へ移動することを規制可能であり、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが正規嵌合した状態では、前記ロック部との干渉により前記前止まり部から解離する方向へ弾性変位して前記嵌合検知部材が検知位置へ移動することを許容する弾性係止片と、
前記第1ハウジングに形成され、前記ロックアームの湾曲変形に起因して前記弾性係止片が前記前止まり部から解離する方向へ変位したときに、前記嵌合検知部材を当接させることで前記嵌合検知部材が検知位置側へ移動することを規制する移動規制部とを備えているところに特徴を有する。
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図20を参照して説明する。尚、以下の説明において、前後の方向については、図10〜20における左方を前方と定義する。上下の方向については、図1〜4,6〜9,11〜13,16,18〜20にあらわれる向きを、そのまま上方、下方と定義する。左右の方向については、図5,15,17における上方を、右方と定義する。
本実施例1のコネクタは、第1ハウジング10と、第1ハウジング10に対しその前方から嵌合可能な第2ハウジング50とを有する。第2ハウジング50にはロック部54が形成され、第1ハウジング10には、ロック部54と係止することで両ハウジング10,50を正規嵌合状態にロックするロックアーム15が形成されている。ロックアーム15は、ロック部54から解離するロック解除方向への弾性変位が可能である。ロックアーム15の後端部には支持部20が形成され、支持部20には、嵌合検知部材30が一体的にロック解除方向へ弾性変位し得るように取り付けられている。嵌合検知部材30は、支持部20に対して初期位置と、初期位置より前方の検知位置との間で相対的に移動することが可能となっている。
第1ハウジング10は、合成樹脂製のハウジング本体11と、ハウジング本体11の前端部に組み付けられた合成樹脂製のフロントリテーナ12とを備えて構成されている。図12に示すように、ハウジング本体11内には、後方から雌端子金具13が挿入されている。ハウジング本体11の上面には、その前端から後端に亘って凹ませた形態の収容凹部14が形成されている。
嵌合検知部材30は、合成樹脂製であり、図8〜11に示すように、本体部31と、弾性係止片32とを有する単一部品である。本体部31は、平面視形状が略方形をなす基板部33と、基板部33の下面から下方へ突出した形態の板状脚部34とを有している。板状脚部34は、板厚方向を左右方向に向けて、基板部33の左右方向中央部に配されている。
第2ハウジング50は、合成樹脂製であり、端子保持部51と、端子保持部51の外周縁から正面側(図12における右方)へ突出した角筒状のフード部52とを有している。端子保持部51には、複数の雄端子金具53が保持され、雄端子金具53の前端のタブがフード部52により一括して包囲されている。フード部52を構成する上壁部には、ロック部54が形成されている。ロック部54は、上壁部の前端縁から下方(フード部52の内側)へ突出した形態である。このロック部54の突出方向は、上下方向においてロックアーム15のロック解除方向と同じ方向である。フード部52内には、第1ハウジング10が嵌入されるようになっている。フード部52内に第1ハウジング10が正しく嵌入されると、両ハウジング10,50が正規嵌合状態となり、雌端子金具13と雄端子金具53が接続される。
両ハウジング10,50が未嵌合の状態では、初期位置に保持されている嵌合検知部材30の本体部31の後端部が、干渉規制部27よりも後方へ突出しているため、電線等の異物が本体部31の後端部の下面に引っ掛かると、ロックアーム15と嵌合検知部材30が反転方向(上方)へ変位させられる虞がある。しかし、本体部31の前端部の上方には、反転規制部24が僅かな隙間を空けて対向するように配置されているので、ロックアーム15と嵌合検知部材30が反転方向へ大きく変位することはない。
両ハウジング10,50を嵌合する際には、第2ハウジング50のフード部52内に第1ハウジング10を嵌入させる。嵌合の過程では、図13に示すように、ロック突起18がロック部54と干渉してロックアーム15がロック解除方向へ弾性変位し、両ハウジング10,50が半嵌合状態となる。このとき、ロックアーム15の支持部20に取り付けられている本体部31(嵌合検知部材30)が、支持部20と一体的に変位し、弾性係止片32はロック部54と非接触であるから、弾性係止片32が前止まり部19から解離する虞はない。したがって、この半嵌合状態で嵌合検知部材30を前方へ押しても、嵌合検知部材30は検知位置側へ移動することなく、初期位置に保持される。
両ハウジング10,50が正規嵌合され、嵌合検知部材30が検知位置へ押し込まれた状態では、図18に示すように、弾性係止片32の前端部(受圧突起36)がロックアーム15のロック突起18の下に潜り込む。また、図19に示すように、左右一対の前側当接部41が、左右一対の前側変位規制部25の上面に対し僅かな隙間を空けて対向するように位置するとともに、左右一対の後側当接部42が、左右一対の後側変位規制部26の上面に対し僅かな隙間を空けて対向するか、若しくは左右一対の後側変位規制部26の上面に当接する。
両ハウジング10,50を離脱する際には、図18に示すように、指90の先端部を進入許容部57の内側に進入させ、その状態で押圧面30Fを押圧し、嵌合検知部材30を初期位置側となる後方へ向けて移動させる。嵌合検知部材30が初期位置に至ると、図16に示すように、押圧面30Fと移動規制部23のストッパ面23Fとが前後方向に関してほぼ同じ位置に配され、指90の先端部が押圧面30Fに加えて移動規制部23のストッパ面23Fにも当接し、嵌合検知部材30の後方への移動が停止される。したがって、嵌合検知部材30が小型であるにも関わらず、作業者の初期位置への押し込み操作力が大きくなっても、指90の先端部が移動規制部23に当接することにより、嵌合検知部材30を初期位置に確実に停止させることができ、嵌合検知部材30が後方へ不用意に抜け出るのを防止することができる。尚、嵌合検知部材30の押圧面30Fと移動規制部23のストッパ面23Fとが前後方向に関してほぼ同じ位置に配される状態を視認することで、嵌合検知部材30が初期位置にあることを検知することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、移動規制部に反転規制部を形成したが、移動規制部とは別の部位に専用の反転規制部を形成してもよい。
(2)上記実施例では、一対の突当部を形成したが、突当部の数は3つ以上であってもよい。
(3)上記実施例では、嵌合検知部材における移動規制部への当接部位を、リブ状に突出した複数の突当部に分割した形態としたが、移動規制部への当接部位は、単一のブロック状に成形したものとしてもよい。
(4)上記実施例では、一対の突当部がロック解除操作面を幅方向に挟むように配されているが、突当部の少なくとも一部が、ロック解除操作面の形成領域の範囲内に配されていてもよい。
(5)上記実施例では、嵌合検知部材の後端縁部に転向面を形成したが、嵌合検知部材は、転向面が形成されない形態であってもよい。
(6)上記実施例では、移動規制部と一対の側壁部とにより門型をなしていたが、移動規制部は、両側壁部から内側へ互いに対向するように対をなして突出する形態であってもよい。
(7)上記実施例では、嵌合検知部材を検知位置から初期位置へと移動させる際に嵌合検知部材を押圧する押圧手段が作業者の指で構成されていたが、押圧手段は、棒状又はピン状の治具であってもよい。
15…ロックアーム
19…前止まり部
20…支持部
23…移動規制部
23F…ストッパ面
24…反転規制部
30…嵌合検知部材
30F…押圧面
31…本体部
32…弾性係止片
39…突当部
40…ロック解除操作面
43…上部転向面(転向面)
44…下部転向面(転向面)
50…第2ハウジング
54…ロック部
57…進入許容部
90…指
Claims (8)
- 第1ハウジングと、
前記第1ハウジングに対し前方から嵌合可能な第2ハウジングと、
前記第2ハウジングに形成されたロック部と、
前記第1ハウジングに形成され、前記ロック部と係止することで前記第1ハウジングと前記第2ハウジングを正規嵌合状態にロックする一方、前記ロック部から解離するロック解除方向への弾性変位が可能なロックアームと、
前記ロックアームの後端部に形成された支持部と、
前記支持部に対し一体的にロック解除方向へ変位し得るように取り付けられ、前記支持部に対して初期位置と前記初期位置より前方の検知位置との間での相対移動が可能な嵌合検知部材と、
前記ロックアームに形成され、前後方向において前記支持部より前方の位置に配された前止まり部と、
前記嵌合検知部材のうち前記支持部に支持された本体部から前方へ突出した形態であり、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが未嵌合の状態及び半嵌合の状態では、前記前止まり部に当接することで初期位置の前記嵌合検知部材が検知位置へ移動することを規制可能であり、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが正規嵌合した状態では、前記ロック部との干渉により前記前止まり部から解離する前記ロック解除方向へ弾性変位する弾性係止片と、
前記第1ハウジングに形成される移動規制部と、
前記嵌合検知部材の前記本体部に形成される突当部と、を備え、
前記嵌合検知部材が初期位置にあり、かつ前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが未嵌合の状態のとき、前記突当部が前記移動規制部の後方に対向して、前記嵌合検知部材が前記検知位置へ移動することを規制することが可能であり、
前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが正規嵌合した状態で、前記弾性係止片が前記ロック部との干渉により前記前止まり部から解離したとき、前記嵌合検知部材が前記支持部に対し一体的に前記ロック解除方向に変位することで、前記突当部が前記移動規制部から前記ロック解除方向に離れて位置して、前記嵌合検知部材の前記検知位置側への移動を許容するコネクタ。 - 前記移動規制部に形成され、前記ロックアームが前記ロック解除方向とは逆向きの反転方向へ変位することを規制する反転規制部を備えている請求項1記載のコネクタ。
- 前記嵌合検知部材が合成樹脂製であり、
前記突当部は、前記移動規制部に当接可能であってリブ状に突出した形態で複数形成されている請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。 - 前記嵌合検知部材の外面には、前記ロックアームを前記ロック解除方向へ弾性変位させて前記ロック部との係止を解除するためのロック解除操作面が形成され、一対の前記突当部が、前記弾性係止片と前記前止まり部との解離方向と交差する幅方向において前記ロック解除操作面を挟むように配されている請求項3に記載のコネクタ。
- 前記嵌合検知部材の後端縁部には、前記ロック解除方向とは反対側でかつ後方に面するように斜めに配され、後方から前記嵌合検知部材に付与された前向きの押圧力をロック解除方向へ転向させる転向面が形成されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のコネクタ。
- 前記移動規制部が、前記嵌合検知部材を検知位置から初期位置へ戻す際に、前記嵌合検知部材の押圧面を押圧する指又は治具に対して初期位置で当接するストッパ面を有している請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のコネクタ。
- 前記第2ハウジングが、前記第1ハウジングを内嵌可能な筒状のフード部を有し、前記フード部の開口縁には、前記第1ハウジングとの正規嵌合時に前記嵌合検知部材と対向し、前記嵌合検知部材から離れる方向に凹んで前記指又は治具の進入を許容する進入許容部が設けられている請求項6に記載のコネクタ。
- 前記嵌合検知部材が初期位置にあるときに、前記押圧面と前記ストッパ面とが前後方向に関して実質的に同じ位置に配される請求項6又は請求項7に記載のコネクタ。
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