JP6612656B2 - 香辛料検出プライマー - Google Patents
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Description
香辛料と呼ばれる植物種は、クワ科、セリ科、ショウガ科、シソ科、ミカン科、コショウ科、アブラナ科、ナス科、キク科、ユリ科など広範囲にわたり、その種子、花、葉、樹皮等いろいろな部分が利用される。香辛料として生産流通量が多いのは、ワサビ、マスタード、ニンニク、トウガラシ、コショウ、ショウガ、ターメリック等である。単独、または、混合物として様々な食品に使用されている。
これらの症状を有する消費者は、これらの香辛料を避けなければならないが、国内の加工食品においては、複数の香辛料が使用されていても原材料に占める重量の割合が2%以下の場合は、「香辛料」、「香辛料抽出物」とまとめて記載できることとなっており、どの香辛料がその食品に使用されているかは、生産者しか把握できない。また、加工食品生産者においても、これらの香辛料の意図せぬコンタミネーションや配合の違いが、製品の品質を低下させる危険性があり、香辛料として使用される植物種を個別に検出できる試験法を確立する必要がある。
(1) 配列表の配列番号1における塩基番号7〜21の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号2における塩基番号5〜19の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるPCRプライマーセット。
(2) 配列表の配列番号3における塩基番号12〜26の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号4における塩基番号6〜20の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるプライマーセット。
(3) 配列表の配列番号5における塩基番号11〜25の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号6における塩基番号13〜27の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるプライマーセット。
(4) 配列表の配列番号7における塩基番号6〜20の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号8における塩基番号10〜24の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるプライマーセット。
(5) 配列表の配列番号9における塩基番号11〜25の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号10における塩基番号4〜18の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるプライマーセット
(6) 配列表の配列番号11における塩基番号9〜23の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号12における塩基番号11〜25の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるプライマーセット。
(7) 配列表の配列番号13における塩基番号4〜18の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号14における塩基番号10〜24の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるプライマーセット
(8) 配列表の配列番号15における塩基番号11〜25の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号16における塩基番号9〜23の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるプライマーセット
(9) 配列表の配列番号17における塩基番号10〜22の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号18における塩基番号7〜21の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるPCRプライマーセット。
(10) 配列表の配列番号1の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号2の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるプライマーセット
(11) 配列表の配列番号3の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号4の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるプライマーセット
(12) 配列表の配列番号5の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号6の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるプライマーセット
(13) 配列表の配列番号7の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号8の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるプライマーセット
(14) 配列表の配列番号9の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号10の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
とからなるプライマーセット
(15) 配列表の配列番号11の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号12の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるプライマーセット
(16) 配列表の配列番号13の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号14の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるプライマーセット
(17) 配列表の配列番号15の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号16の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるプライマーセット
(18) 配列表の配列番号17の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号18の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるプライマーセット
香辛料検出用PCRプライマーセット
本発明者等は、上記の目的に従い、以下の9種の香辛料検出用PCRプライマーセットを開発した。本発明の香辛料検出用PCRプライマーセットには、コショウに特徴的な塩基配列を有するもの、トウガラシに特徴的な塩基配列を有するもの、ニンニクに特徴的な塩基配列を有するもの、ショウガに特徴的な塩基配列を有するもの、ターメリックに特徴的な塩基配列を有するもの、サンショウに特徴的な塩基配列を有するもの、柑橘類に特徴的な塩基配列を有するもの、マスタード(イエローマスタード)に特徴的な塩基配列を有するもの、マスタード(ブラウンマスタード)に特徴的な塩基配列を有するものがある。
塩基番号 12345678901234567890123456789
配列番号1 (コショウS)GATGCCCATCGAAACAAGACA
配列番号2 (コショウAS) TTCGTCGCTGCCCGACACG
配列番号3 (トウガラシS) ATTGCAGAATCTCGTGAACCATTGAC
配列番号4 (トウガラシAS) CAGTATCCGCCCTGTGATGG
配列番号5 (ニンニクS)GATTTCGATGTTTGCTTTCGTAGCA
配列番号6 (ニンニクAS) TCGAGTTAACGCACGATGTCTCTAATC
配列番号7 (ショウガS)GGTAAAAGTCGGCAGTCGCG
配列番号8 (ショウガAS) CGCAGGGTCTCTTGAGGAATTCAG
配列番号9 (ターメリックS) CATAGAATGATGGATGATTGTGAAC
配列番号10(ターメリックAS) ACCAACATGGGCGGGCTG
配列番号11(サンショウS) GCAGAACGACCCGTGAACTTGTG
配列番号12(サンショウAS) CGTTGCCGAGAGTCGTTATAGATAG
配列番号13(柑橘類S) GGGCGCTCCTCCTTCCCG
配列番号14(柑橘類AS)GTTGCCGAGAGTCGTTTTGGATAC
配列番号15(イエローマスタードS) AGTGTCAAGGAACATTCAACTAGGT
配列番号16(イエローマスタードAS) GACCGACAATATGACGAGGTTAC
配列番号17(ブラウンマスタードS) CCCCGGTTCAAGACTTACTTAG
配列番号18(ブラウンマスタードAS) CGACCGACGATATTACGAGGC
また、本発明が提供する30塩基のDNAからなるプライマーとしては、例えば以下の塩基配列のものを上げることができる。
配列番号19(コショウS)cgacccgatGATGCCCATCGAAACAAGACA
配列番号20(コショウAS) gacgaacgcacTTCGTCGCTGCCCGACACG
配列番号21(トウガラシS) ggtcATTGCAGAATCTCGTGAACCATTGAC
配列番号22(トウガラシAS) cggacgaggtCAGTATCCGCCCTGTGATGG
配列番号23(ニンニクS)acggcaGATTTCGATGTTTGCTTTCGTAGCA
配列番号24(ニンニクAS) tgtTCGAGTTAACGCACGATGTCTCTAATC
配列番号25(ショウガS)cgacggtcggGGTAAAAGTCGGCAGTCGCG
配列番号26(ショウガAS) ggtcgcCGCAGGGTCTCTTGAGGAATTCAG
配列番号27(ターメリックS) caactCATAGAATGATGGATGATTGTGAAC
配列番号28(ターメリックAS) gcaagaacccagACCAACATGGGCGGGCTG
配列番号29(サンショウS) accccggGCAGAACGACCCGTGAACTTGTG
配列番号30(サンショウAS) gggagCGTTGCCGAGAGTCGTTATAGATAG
配列番号31(柑橘類S) atcatgccaagcGGGCGCTCCTCCTTCCCG
配列番号32(柑橘類AS)ccgatgGTTGCCGAGAGTCGTTTTGGATAC
配列番号33(イエローマスタードS) gctccAGTGTCAAGGAACATTCAACTAGGT
配列番号34(イエローマスタードAS) aatgccaGACCGACAATATGACGAGGTTAC
配列番号35(ブラウンマスタードS) acggcgtgCCCCGGTTCAAGACTTACTTAG
配列番号36(ブラウンマスタードAS) gcgcaacacCGACCGACGATATTACGAGGC
配列番号37(ブラウンマスタードS) CCCCGGTTCAAGACTTACTTAG
配列番号38(ブラウンマスタードAS) CCGGGTTGGCGAAAGCAGA
( Sはセンスプライマーを表し、ASはアンチセンスプライマーを表す。)
以下に、本発明について実施例を用いて、さらに、詳細に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定して解釈されるものではない。また、本発明の要旨を逸脱することなく、適宜変更することが可能である。
各種植物由来DNAに対する香辛料検出用PCRプライマーセットの検出特異性の確認
本発明の香辛料検出用PCRプライマーセットを使用したPCR分析法の有効性を確認するために、各種植物由来DNAに対するPCRの検出特異性を調べる実験を、下記のように実施した。
なお、いずれの精製DNAもRNA分解酵素によるRNAの除去操作を実施してある。
香辛料検出用PCRプライマーセットを用いたPCRの検出感度の確認
実施例1で使用した香辛料検出用PCRプライマーセットを用いたPCRの検出感度を調べるために、下記のような実験を実施した。
実施例1で調製したコショウ、トウガラシ、ニンニク、ショウガ、ターメリック、サンショウ、オレンジ、イエローマスタード、ブラウンマスタードの各DNAを滅菌水で希釈し、1 fg/μl、10 fg/μl、100 fg/μl、1 pg/μl、10 pg/μl、100 pg/μl のDNA溶液の希釈系列を作製し、これらの希釈した被験DNA液の1 μLを、実施例1に記載したPCR反応条件で、PCRに供した。PCR反応後、増幅産物の有無をアガロースゲル電気泳動によって確認した。
香辛料検出用PCRプライマーセットを用いたPCRによる香辛料含有食品中の香辛料由来DNAの検出
各種香辛料を原料として含有する市販食品等に対する本発明の香辛料検出用PCRプライマーセットを用いたPCR分析を下記のように行い、本発明の実用性を検討した。
Claims (17)
- 下記の(1)〜(16)のいずれかのプライマーセット。
(1) 配列表の配列番号1における塩基番号7〜21の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号2における塩基番号5〜19の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるPCRプライマーセット。
(2) 配列表の配列番号3における塩基番号12〜26の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号4における塩基番号6〜20の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるプライマーセット。
(3) 配列表の配列番号7における塩基番号6〜20の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号8における塩基番号10〜24の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるプライマーセット。
(4) 配列表の配列番号9における塩基番号11〜25の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号10における塩基番号4〜18の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるプライマーセット
(5) 配列表の配列番号11における塩基番号9〜23の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号12における塩基番号11〜25の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるプライマーセット。
(6) 配列表の配列番号13における塩基番号4〜18の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号14における塩基番号10〜24の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるプライマーセット
(7) 配列表の配列番号15における塩基番号11〜25の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号16における塩基番号9〜23の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるプライマーセット
(8) 配列表の配列番号17における塩基番号10〜22の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号18における塩基番号7〜21の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるPCRプライマーセット。
(9) 配列表の配列番号1の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号2の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるプライマーセット
(10) 配列表の配列番号3の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号4の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるプライマーセット
(11) 配列表の配列番号7の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号8の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるプライマーセット
(12) 配列表の配列番号9の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号10の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
とからなるプライマーセット
(13) 配列表の配列番号11の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号12の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるプライマーセット
(14) 配列表の配列番号13の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号14の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるプライマーセット
(15) 配列表の配列番号15の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号16の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるプライマーセット
(16) 配列表の配列番号17の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマーと、
配列表の配列番号18の塩基配列を3´末端側に含む最大30塩基のDNAからなるPCRプライマー
とからなるプライマーセット - 請求項1の(1)に記載のプライマーセット。
- 請求項1の(2)に記載のプライマーセット。
- 請求項1の(3)に記載のプライマーセット。
- 請求項1の(4)に記載のプライマーセット。
- 請求項1の(5)に記載のプライマーセット。
- 請求項1の(6)に記載のプライマーセット。
- 請求項1の(7)に記載のプライマーセット。
- 請求項1の(8)に記載のプライマーセット。
- 請求項1の(9)に記載のプライマーセット。
- 請求項1の(10)に記載のプライマーセット。
- 請求項1の(11)に記載のプライマーセット。
- 請求項1の(12)に記載のプライマーセット。
- 請求項1の(13)に記載のプライマーセット。
- 請求項1の(14)に記載のプライマーセット。
- 請求項1の(15)に記載のプライマーセット。
- 請求項1の(16)に記載のプライマーセット。
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