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JP6614626B1 - 偏心測定装置 - Google Patents
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JP6614626B1 - 偏心測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フェルールの偏心方向を所定方向に調整する際の精度を向上することが可能な偏心測定装置を提供する。【解決手段】駆動力を生じさせる駆動力発生部27と、駆動力発生部の駆動力によりフェルールFの軸方向に対して交差する交差方向に移動可能な可動部29と、可動部に設けられフェルールの外周に接触して可動部の移動時にフェルールを摩擦力により回転させる摩擦接触部31と、駆動力発生部を制御する制御部とを備え、制御部が駆動力発生部を制御し、可動部を交差方向の一方へ移動させてフェルールを偏心の測定のために回転させ、可動部を交差方向の一方へ更に移動させて偏心方向を所定方向に調整するためにフェルールを回転させる。【選択図】図3

Description

本発明は、光ファイバ用のフェルールの偏心を測定する偏心測定装置に関する。
光ファイバを接続する場合には、光ファイバの端部に取り付けられたフェルールを相互に対向させる。フェルールを対向させる際には、接続損失の低減のため、光ファイバのコア間の中心のずれを小さくすることが望ましい。
フェルールは、中心孔に光ファイバが挿入されるが、その中心孔が外周に対して偏心していることがある。この場合、フェルールに対して光ファイバのコアが偏心することになるため、接続する光ファイバのコア間の中心のずれを小さくするには対向するフェルールの偏心方向を一致させることが肝要である。
これに関し、フェルールの外周に中心孔の偏心方向を示すマーキングを行う技術が知られている(例えば、特許文献1)。この技術によれば、マーキングを一致させることで、フェルールの偏心方向を一致させることが可能になる。
しかし、かかる従来の技術は、マーキングの際、フェルールの外周に当接するローラーによりフェルールを回転させつつ偏心を測定し、この偏心に応じてローラーによりフェルールをさらに回転させて偏心方向を所定方向に調整している。
この場合、ローラーの外周にゴム等の摩擦接触部が必要になるが、摩擦接触部の撓みや伸びの影響等から直径を均一にすることが困難である。結果として、フェルールの偏心方向を所定方向に調整する際の精度が低下するという問題があり、マーキングがフェルールの偏心方向を正確に示すことができないおそれがあった。
特開平11−305068号公報
解決しようとする問題点は、フェルールの偏心方向を所定方向に調整する際の精度が低下していた点である。
本発明の第一態様は、光ファイバ用のフェルールの偏心を測定し、前記測定したフェルールの偏心に応じて前記フェルールの偏心方向を所定方向に調整する偏心測定装置において、駆動力を生じさせる駆動力発生部と、前記駆動力発生部の駆動力により前記フェルールの軸方向に対して交差する交差方向に移動可能な可動部と、前記可動部に設けられ前記フェルールの外周に接触して前記可動部の移動時に前記フェルールを摩擦力により回転させる摩擦接触部と、前記駆動力発生部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記駆動力発生部を制御することで、前記可動部を前記交差方向の一方へ移動させて前記摩擦接触部により前記フェルールを前記偏心の測定のために回転させ、前記偏心の測定のための回転を停止した後、前記可動部を前記交差方向の一方へ更に移動させて前記摩擦接触部により前記偏心方向を前記所定方向に調整するために前記フェルールを回転させる。
また、本発明の第二態様は、光ファイバ用のフェルールの偏心を測定し、前記測定したフェルールの偏心に応じて前記フェルールの偏心方向を所定方向に調整する偏心測定装置において、駆動力を生じさせる駆動力発生部と、前記駆動力発生部の駆動力により前記フェルールの軸方向に対して交差する交差方向に移動可能な可動部と、前記可動部に設けられ前記フェルールの外周に接触して前記可動部の移動時に前記フェルールを摩擦力により回転させる摩擦接触部と、前記駆動力発生部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記駆動力発生部を制御することで、前記可動部を前記交差方向へ移動させて、前記摩擦接触部により、前記フェルールを前記偏心の測定のために回転させ、前記偏心方向を前記所定方向に調整するために前記フェルールを回転させ、前記可動部は、前記交差方向に沿った金属製の支持ブロックを備え、前記摩擦接触部は、前記支持ブロックに支持されたゴム材である。
本発明は、可動部がフェルールの軸方向に対する交差方向に移動することで摩擦接触部がフェルールを回転させるため、摩擦接触部の撓みや伸びの影響を受けにくく、偏心方向を所定方向に調整する際の精度を向上できる。
しかも、本発明の第一態様では、可動部が一方向に移動してフェルールの偏心の測定のための回転と偏心方向を所定方向に調整するための回転とを行わせるため、可動部の動作に遊びを無くした状態で偏心方向を所定方向に調整でき、より確実に偏心方向を所定方向に調整する際の精度を向上できる。
本発明の一実施例に係る偏心測定装置を概略的に示す斜視図である。 図1の偏心測定装置の装置本体を示す斜視図である。 図2の装置本体をマーカーと共に概略的に示す側面図である。 光ファイバ用のフェルールを示す正面図である。 図2の装置本体の回転機構を示す平面図である。 図2の装置本体の回転機構を示す正面図である。 図7(A)及び図7(B)は偏心方向の調整時のフェルール及び可動部の支持ブロックを示す正面図である。
フェルールの偏心方向を所定方向に調整する際の精度を向上するという目的を、以下の偏心測定装置により実現した。
偏心測定装置は、光ファイバ用のフェルールの偏心を測定し、測定したフェルールの偏心に応じてフェルールの偏心方向を所定方向に調整する偏心測定装置において、駆動力を生じさせる駆動力発生部と、駆動力発生部の駆動力によりフェルールの軸方向に対して交差する交差方向に移動可能な可動部と、可動部に設けられフェルールの外周に接触して可動部の移動時にフェルールを摩擦力により回転させる摩擦接触部と、駆動力発生部を制御する制御部とを備える。制御部は、駆動力発生部を制御することで、可動部を交差方向の一方へ移動させて摩擦接触部によりフェルールを偏心の測定のために回転させ、前記偏心の測定のための回転を停止した後、可動部を交差方向の一方へ更に移動させて摩擦接触部により偏心方向を所定方向に調整するためにフェルールを回転させる。
また、偏心測定装置は、光ファイバ用のフェルールの偏心を測定し、測定したフェルールの偏心に応じてフェルールの偏心方向を所定方向に調整する偏心測定装置において、駆動力を生じさせる駆動力発生部と、駆動力発生部の駆動力によりフェルールの軸方向に対して交差する交差方向に移動可能な可動部と、可動部に設けられフェルールの外周に接触して可動部の移動時にフェルールを摩擦力により回転させる摩擦接触部と、駆動力発生部を制御する制御部とを備え、制御部は、駆動力発生部を制御することで、可動部を交差方向へ移動させて、摩擦接触部により、フェルールを偏心の測定のために回転させ、偏心方向を所定方向に調整するためにフェルールを回転させ、可動部は、交差方向に沿った金属製の支持ブロックを備え、摩擦接触部は、支持ブロックに支持されたゴム材である構成であってもよい。
また、偏心測定装置は、フェルールの軸方向の一端を突き当てる位置決め部材を備え、交差方向が、摩擦接触部によってフェルールを回転させる際に、フェルールの軸方向の一端を前記位置決め部材に押し付けるように軸方向に対して傾斜する構成としてもよい。
可動部は、フェルールの軸方向の一端側に交差する構成であってもよい。
また、可動部は、交差方向に沿った支持ブロックを備え、摩擦接触部は、支持ブロックに固着されたゴム材である構成としてもよい。
また、偏心測定装置は、可動部を上昇及び下降させる昇降部を備え、制御部は、昇降部を制御し、可動部を下降させて摩擦接触部をフェルールに接触させ、駆動力発生部及び昇降部を制御し、可動部を交差方向の何れか一方へ移動させつつ上昇させることにより摩擦接触部をフェルールから離間させる構成であってもよい。
駆動力発生部は、ローター及びステーターを有する電動モーターと、電動モーターのローターに設けられた駆動ねじと、可動部と一体に設けられて駆動ねじに螺合し駆動ねじの回転に応じて交差方向に移動する被動ねじとを備えた構成であってもよい。
また、偏心測定装置は、フェルールの偏心方向を所定方向に調整した後に、フェルールの外周に対しフェルールの周方向の一定箇所をマーキングするマーカーを備えた構成としてもよい。
この場合、フェルールの軸方向の他端側の外周にマーキングする構成としてもよい。
制御部は、フェルールの偏心方向を所定方向に調整した後に、可動部の下降を維持することによって摩擦接触部のフェルールへの接触を維持させ、摩擦接触部がフェルールに接触している状態でマーカーにマーキングを行わせる構成としてもよい。
[偏心測定装置の構成]
図1は、本発明の一実施例に係る偏心測定装置を概略的に示す斜視図、図2は、図1の偏心測定装置の装置本体を示す斜視図、図3は、図2の装置本体をマーカーと共に概略的に示す側面図、図4は、光ファイバ用のフェルールを示す正面図である。
偏心測定装置1は、光ファイバ用のフェルールFの偏心を測定し、測定した偏心に応じてフェルールFの偏心方向を所定方向に調整するものである。さらに、本実施例の偏心測定装置1は、フェルールFに偏心方向を示すマーキングを行うようになっている。
フェルールFは、中空円筒状の部材であり、光ファイバ(図示せず)が挿入される中心孔Hを有している。フェルールFの偏心は、フェルールFの外周Pの中心Q(以下、「軸心Q」と称することがある。)と中心孔Hの中心qとのずれ(偏心)をいう。
かかる偏心測定装置1は、複数のフェルールFを連続して供給され、供給されたフェルールFに対し連続して偏心を測定しマーキングする連続機の一部、或いはスタンドアロン型として構成することが可能である。ただし、本実施例では、偏心測定装置1をスタンドアロン型として説明するものとする。
偏心測定装置1は、装置フレーム2上に、装置本体4と、マーカー9と、制御部6と、ユーザーインターフェース8とを備えて構成されている。装置本体4は、装置フレーム2上のハウジング10内に収容されており、ベース3と、撮像部5と、回転機構7とを備えている。
ベース3は、例えば金属板であり、ベース3の上面3aには、撮像部5及び回転機構7等が配置されている。なお、偏心測定装置1が連続機の一部の場合、ベース3を備えない構成とすることもできる。
撮像部5は、フェルール支持部15と、位置決め部材としての基準プレート17と、カメラ19と、光源21とを備えている。
フェルール支持部15は、フェルールFを軸周り回転自在に支持するものである。本実施例のフェルール支持部15は、金属製のVブロックで構成された第1及び第2保持片23a及び23bを備えている。このフェルール支持部15は、第1及び第2保持片23a及び23bのV字状の支持溝25a及び25bにフェルールFを橋渡すように保持する。
このフェルール支持部15は、第1保持片23aに隣接して、基準プレート17が固定されている。基準プレート17は、第1及び第2保持片23a及び23bに保持されたフェルールFの軸方向の一端E1、特に端面EF1を突き当てて位置決めるものである。なお、以下において「軸方向」は、フェルールFの軸方向をいう。
基準プレート17には、貫通孔17aが形成されている。貫通孔17aは、フェルールFの外径よりも小さく、フェルールFの中心孔Hの径よりも大きく形成されている。
なお、フェルール支持部15は、フェルールFを回転自在に支持できるものであればよく、V字状の支持溝25a,25bに限らず、半円形状、多角形状等に形成することもできる。また、支持溝25a,25bは、ブロックに直接形成した溝に限られず、別体のボール等をブロックに取り付けることによって形成することもできる。
カメラ19は、基準プレート17の貫通孔17aを介しフェルールFの一端E1の端面EF1に対向して配置されている。カメラ19の光軸は、フェルールFの軸心Qと一致するように設定されている。
カメラ19は、フェルールFの中心孔Hの端面画像を撮像するものであり、CMOSカメラ、CCDカメラ等で構成されている。中心孔Hの端面画像とは、端面から0〜20μmの範囲の中にあるエッジ部に焦点を当てて撮像する画像であり、フェルールFの一端E1の端面EF1における中心孔Hの画像情報である。本実施例では、中心孔Hを透過する光の画像情報を中心孔Hの端面画像としている。
かかるカメラ19は、制御部6に接続され、制御部6からの指示信号に基づいてフェルールFの中心孔Hの端面画像を撮像し、その撮像画像を制御部6に出力する。制御部6は、入力された撮像画像に基づいて、フェルールFの偏心を判断する。制御部6の詳細は後述する。
光源21は、フェルールFの中心孔Hがテーパー状に開口する、フェルールFの他端E2の端面EF2に対向して配置されている。本実施例の光源21は、フェルールFの軸方向の他端E2の端面EF2から中心孔Hに向けて光を照射するものであり、LED素子等で構成されている。ただし、光源21は、発光によりフェルールFの中心孔Hに光を透過できればよく、LED素子以外のもの、例えばレーザー光等を用いることもできる。
この光源21は、制御部6に接続され、制御部6からの指示信号に基づいてフェルールFの端面の孔に向けて発光し、中心孔Hに光を透過させる。中心孔Hの透過光は、フェルールFの一端E1の端面EF1における中心孔Hからカメラ19に入射される。これにより、カメラ19により中心孔Hの端面画像が透過光を含めて撮像される。
図5は、一部を断面にした回転機構7を示す平面図、図6は、同正面図である。
回転機構7は、図3、図5、及び図6のように、フェルールFをフェルール支持部15に対して押さえ込みながら軸回りに回転させるものであり、駆動力発生部27と、可動部29と、摩擦接触部31と、昇降部33とを備える。
駆動力発生部27は、制御部6に接続され、制御部6からの指示信号に基づいて、フェルールFを回転させるための駆動力を生じさせるものである。本実施例の駆動力発生部27は、後述する昇降部33を介してベース3上に支持されており、電動モーター35と、駆動ねじ37と、被動ねじ39と、エンコーダー41とを備えている。なお、駆動力発生部27は、リニアモーター等の他の装置とすることも可能である。
電動モーター35は、フェルールFの軸方向に交差する交差方向に沿って配置されている。以下において「交差方向」というときは、フェルールFの軸方向に交差する交差方向を意味する。本実施例の交差方向は、可動部29の移動方向の前方に向かって基準プレート17に軸方向で近づくように傾斜して設定されている。
この電動モーター35は、ローター35a及びステーター35bを有する。ローター35aは、電動モーター35のケース35cにベアリング35dによって回転自在に支持され、ステーター35bは、ケース35cに固定されている。ローター35aの内周面には駆動ねじ37が形成されている。
ローター35aの内周面に形成されている駆動ねじ37は、ナットからなり、電動モーター35によって直接軸周りに回転される構成となっている。この駆動ねじ37には、被動ねじ39が螺合している。
被動ねじ39は、ボルトからなり、駆動ねじ37の回転に応じて駆動ねじ37に沿って交差方向に移動する。
被動ねじ39の交差方向の他側は、ケース35cから引き出され、可動部29に結合されている。このため、被動ねじ39は、その移動によって可動部29を移動させるようになっている。従って、可動部29は、駆動力発生部27の駆動力により、交差方向に移動可能な構成となっている。
エンコーダー41は、フェルールFの回転角度を検出する検出部である。本実施例のエンコーダー41は、ディスク42及びセンサー44を備えている。ディスク42は、周方向に複数のスリット42aを有し、ローター35aに取り付けられている。センサー44は、センサー発光部44a及びセンサー受光部44bがディスク42を挟んで対向している。
かかるエンコーダー41は、ディスク42が駆動ねじ37の回転に応じてセンサー44のセンサー発光部44aからセンサー受光部44bに至る光を断続する。この断続によるパルス情報が制御部6に入力され、制御部6で可動部29の移動に基づくフェルールFの回転角度が検出される。なお、検出部としては、エンコーダー41に代えて、可動部29や被動ねじ39の位置を計測するリニアスケールを用いることも可能である。
可動部29は、可動ベース43と、支持ブロック45とを備えている。なお、可動部29は、フェルールFに対して交差方向に移動可能な部材であればよく、他の構成を採用してもよい。
可動ベース43は、電動モーター35に隣接して交差方向に沿って設けられた金属製の板材であり、電動モーター35との間のリニアガイド47によって交差方向に直線的に移動可能に支持されている。可動ベース43の交差方向の一側には、平面視において可動ベース43から突出する突出部43aを有し、この突出部43aに被動ねじ39が固定されている。可動ベース43には、支持ブロック45が取り付けられている。
支持ブロック45は、交差方向に沿って設けられ、フェルールFの軸方向の一端E1側に交差して配置されている。これにより、可動部29は、フェルールFの軸方向の一端E1側に交差する構成となっている。なお、本実施例の支持ブロック45は、金属製の矩形板材であり、長辺が交差方向に沿って、短辺が上下方向に沿っている。
この支持ブロック45は、摩擦接触部31を支持する支持凸部45aを有している。支持凸部45aは、支持ブロック45から下方に突出している。支持凸部45aは、交差方向に沿った長手方向に長く、幅方向に短く形成されている。支持凸部45aは、相対的に支持ブロック45に凹部を区画し、これによって、支持ブロック45は、基準プレート17との干渉を避ける。なお、支持ブロック45の支持位置及び形状によっては、支持ブロック45に凹部を区画する必要はない。
摩擦接触部31は、可動部29に設けられ、フェルールFの外周Pに接触して可動部29の移動時にフェルールFを摩擦力により回転させるものである。本実施例の摩擦接触部31は、支持ブロック45に固着されたゴム材からなる。ここで言うゴム材とは、ゴム単体の他、複合材でも良く、少なくともフェルールFに対する接触面がゴムであればよい。本実施例のゴム材は、樹脂等の心体をカバーゴムで被覆した複合材であり、表面摩擦係数を0.4以上、厚みを1〜3mmとするのが望ましい。
この摩擦接触部31は、シート状又は帯状等に形成され、支持ブロック45の支持凸部45aの下面45aaに接着等されている。下面45aaは、交差方向に沿った平坦面により構成されている。
摩擦接触部31は、支持ブロック45の支持凸部45aと同様、交差方向に沿った長手方向に長く、幅方向に短い。このように、摩擦接触部31は、支持ブロック45に対して固着したシート状又は帯状であり、長手方向に長いため、交差方向での変形や撓みが生じにくいものとなっている。
本実施例の摩擦接触部31は、可動部29の交差方向の一方(一方向)への移動により、接触するフェルールFを偏心の測定のために回転させ、且つ偏心方向を所定方向に調整するために回転させる。なお、可動部29の交差方向の一方への移動は、基準プレート17側に位置する、可動部29の交差方向の一端を前方として行われる。ただし、可動部29の交差方向の一方への移動としては、可動部29の交差方向の他端を前方として行ってもよい。この場合、交差方向の傾斜を逆に設定する。
かかるフェルールFの回転時には、フェルールFの軸方向に対する交差方向の傾斜により、フェルールFを基準プレート17に向けて押し付ける軸方向の力が作用する。このため、フェルールFは、端面E1が基準プレート17に突き当たって位置決められる。
従って、交差方向は、摩擦接触部31によってフェルールFを回転させる際に、フェルールFの軸方向の一端を基準プレート17に押し付けるように軸方向に対して傾斜している構成となっている。なお、交差方向は、フェルールFの軸方向に直行していてもよい。この場合は、基準プレート17を省略することも可能である。
偏心の測定のための回転は、フェルールFを1回転させることで行われる。偏心方向を所定方向に調整するための回転は、フェルールFの偏心方向が所定方向としての上方に一致するまでフェルールFを回転させることで行われ、最大でフェルールFを約1回転させる。また、偏心の測定のための回転の前には、フェルールFの予備回転が行われ、フェルール支持部15上に保持されたフェルールFの一端E1を基準プレート17に当接させて位置決める。
このため、摩擦接触部31は、交差方向での長さが少なくともフェルールFの周長の3倍程度に設定されるのが好ましい。
昇降部33は、制御部6に接続され、制御部6からの指示信号に基づいて、可動部29を上昇及び下降させるものである。従って、昇降部33は、可動部29を下降させて摩擦接触部31をフェルールFに接触させ、可動部29を上昇させて摩擦接触部31をフェルールFから離間させることができる。
本実施例の昇降部33は、駆動力発生部27と同様に構成され、電動モーター49と、被動ねじ53と、昇降ベース55とを備えている。なお、昇降部33は、エアシリンダー装置等で構成してもよい。
電動モーター49は、モーター支持部57によって偏心測定装置1のベース3に上下方向に沿って支持されている。電動モーター49のローター(図示せず)には、電動モーター35と同様、駆動ねじ(図示せず)が同心且つ一体回転するように設けられている。駆動ねじには、被動ねじ53が螺合し、被動ねじ53は、電動モーター49外に引き出されて昇降ベース55に一体に設けられている。
昇降ベース55は、電動モーター49に隣接して上下方向に沿って設けられた板状であり、電動モーター49との間の昇降ガイド59によって上下方向に移動可能に支持されている。昇降ベース55の上下方向の一側(下端)には、突出部55aが設けられ、この突出部55aに被動ねじ53が設けられている。
昇降ベース55の上下方向の他側(上端)には、駆動力発生部27の電動モーター35が支持されている。従って、昇降部33は、駆動力発生部27を介して可動部29を昇降させる構成となっている。
可動部29を上昇させる際には、昇降部33が駆動力発生部27と協働し、可動部29を交差方向の何れか一方へ移動させつつ上昇が行われる。これによって、摩擦接触部31をフェルールFから離間させる。なお、摩擦接触部31をフェルールFが貼り付かない材質で形成した場合は、離間時に交差方向の何れか一方へ移動させなくてもよい。
マーカー9は、フェルールFの偏心方向を所定方向に調整した後に、フェルールFの外周Pに対しフェルールFの周方向の一定箇所をマーキングするものである。すなわち、マーキングMは、フェルールFの軸心Qから中心孔Hの中心qを通って伸びる偏心方向上の線Lが外周Pと交差する点に対して行われる。
なお、マーキングMの位置は、本実施例においてフェルールFの周方向及び軸方向の一定箇所である。ただし、マーキングMの位置である一定箇所は、偏心方向を示すことができればよいので、特に周方向でのものをいい、フェルールFの軸方向において限定されるものではない。また、本実施例のマーキングMは、点や線等とすればよいが、形状に限定はない。
また、マーカー9は、レーザーマーカーからなるが、インクを用いたマーカーや切欠を形成するマーカーであってもよい。また、マーカー9を省略して手書きによるマーキングを行わせることも可能である。
本実施例のマーカー9は、装置本体4のハウジング10上に取り付けられ、これによって可動部29が交差していないフェルールFの他端E2側に臨む上方に配置されている。これにより、マーカー9は、フェルールFの他端E2側の外周Pにマーキングする。なお、マーカー9は、装置本体4のベース3に支持してもよい。また、マーカー9を偏心測定装置1とは別体に設けることも可能であり、マーカー9を省略することも可能である。
マーキングの際は、可動部29の下降の維持によって摩擦接触部31のフェルールFへの接触が維持される。これにより、マーカー9は、摩擦接触部31がフェルールFに接触している状態で安定してマーキングすることができる。
ユーザーインターフェース8は、偏心測定装置1の操作や状態表示を行わせるものである。ユーザーインターフェース8は、例えば、液晶モニター、キーパッド、タッチパネル、キーボード、マウス等によって構成することが可能である。
制御部6は、装置フレーム2内、または別体に配置され、偏心測定装置1の各部の制御や処理に必要なプログラムを実行するプロセッサーやその他のコンピューターである。
本実施例の制御部6は、各部の制御や処理の他、偏心の測定機能、偏心方向の調整機能、マーキング機能を有する。
偏心の測定機能は、フェルールFの偏心方向及び偏心量を測定する機能である。すなわち、制御部6は、可動部29の一方向への移動によりフェルールFを1回転させ、所定の回転角度毎に撮像部5のカメラ19による撮像を行わせる。そして、制御部6は、カメラ19からの撮像画像に基づく中心孔Hの角度毎の回転軌跡により、フェルールFの偏心方向及び偏心量を測定する。測定された偏心量が閾値以内の場合、フェルールFは正常品であり、偏心量が閾値を超える場合、フェルールFは不良品である。
なお、偏心量は、フェルールFの軸心Qと中心孔Hの中心qとの径方向の長さ、偏心方向は、フェルールFの軸心Qから中心孔Hの中心qを通って伸びる径方向の向きをいう。
フェルールFを偏心の測定のために1回転させる際は、制御部6が駆動力発生部27の電動モーター35の通電を制御し、駆動ねじ37を回転させ、被動ねじ39を介して可動部29を移動させる。このとき、制御部6は、エンコーダー41からのパルス情報により、可動部29の移動量をフェルールFを正確に1回転させて静止させるように制御する。
なお、偏心の測定の際には、予め制御部6が昇降部33を制御し、可動部29を下降させて摩擦接触部31をフェルールFに接触させる。
また、偏心方向の調整機能は、フェルールFの偏心方向を所定の方向に調整する機能である。すなわち、制御部6は、電動モーター35の通電を制御し、可動部29を一方向へ更に移動させ、フェルールFの偏心方向を所定方向に調整する。このときも、制御部6は、エンコーダー41からのパルス情報により、フェルールFの偏心方向を正確に所定方向に向けるように可動部29の移動量を制御する。
従って、制御部6は、駆動力発生部27を制御することで、可動部29を交差方向の一方へ移動させて摩擦接触部31によりフェルールFを偏心の測定のために回転させ、可動部29を交差方向の一方へ更に移動させて摩擦接触部31によりフェルールFの偏心方向を所定方向に調整するためにフェルールFを回転させる構成となっている。
また、マーキング機能は、偏心方向を所定方向に調整したフェルールFにマーキングを行う機能である。すなわち、制御部6は、マーカー9を制御し、フェルールFの他端E2側の外周Pにマーキングする。
本実施例の制御部6は、フェルールFの偏心方向を所定方向に調整した後に、可動部29の下降を維持することによって摩擦接触部31のフェルールFへの接触を維持させ、摩擦接触部31がフェルールFに接触している状態でマーカー9にマーキングを行わせる。
マーキング後は、制御部6が駆動力発生部27及び昇降部33を制御し、可動部29を交差方向の何れか一方へ移動させつつ上昇させることにより摩擦接触部31をフェルールFから離間させる。
[偏心測定及びマーキング]
偏心測定装置1では、以下のようにフェルールFの偏心の測定及びマーキングが行われる。
まず、図3のように、撮像部5のフェルール支持部15の支持溝25a及び25bにフェルールFを第1及び第2保持片23a及び23b間に橋渡すように支持させる。フェルールFの支持は、フェルールFの収容部分から搬送することによって行われる。フェルールFの搬送は、搬送装置によって自動的又は手動により行わせることができる。
フェルールFをフェルール支持部15に支持した後は、自動又は手動で偏心の測定を制御部6に指示する。この指示に応じ、可動部29が昇降部33により下降し、摩擦接触部31がフェルールFの一端E1側の外周Pに接触する(図7(A)参照)。
次いで、光源21が発光する。具体的には、LEDが点灯する。光源21は、フェルールFの他端E2の端面EF2の中心孔Hに向けて発光し、中心孔Hに光を透過させる。中心孔Hの透過光は、フェルールFの一端E1の端面EF1における中心孔Hからカメラ19に向かう。
一方で、可動部29が駆動されて交差方向に移動し、フェルールFを軸周り回転させると共にフェルールFの一端E1の端面EF1を基準プレート17に当接させて位置決める。
この位置決めにより、フェルールFは、撮像開始が可能な状態となり、カメラ19にトリガが入れられて撮像が開始される。この撮像が開始されたときのフェルールFの回転位置を撮像開始位置とする。
撮像では、カメラ19により中心孔Hの端面画像が透過光を含めて撮像される。この撮像はエンコーダー41を利用したトリガーモードにて行われ、所定のフェルールFの回転角度毎にカメラ19が撮像を行って中心孔Hの端面画像を取得しており、精度の向上を実現している。
カメラ19が撮像した画像情報は制御部6に送信される。画像情報の取得完了後(フェルールFが一方向に1回転した後)には、制御部6の制御により撮像開始位置と同じ位置でフェルールFの偏心の測定のための回転を停止する。制御部6では計算を実施し、フェルールFの偏心方向を判定する。
偏心方向の判定に際し、カメラ19での撮像中、フェルールFが、回転機構7の可動部29の移動により回転するから、カメラ19から制御部6に入力される中心孔Hの端面画像が回転中の情報となる。
このため、フェルールFの中心孔Hが偏心していると中心孔Hの端面画像はフェルールFの軸心Qの周りに円を描く軌跡となる。このとき、偏心量の増大に応じて円の大きさも増すことになる。これにより、フェルールFの中心孔Hの偏心量及び偏心方向を測定できる。なお、透過光を含む中心孔Hの端面画像から中心孔Hの偏心量に加えて内径を測定してもよい。
測定した偏心量が閾値を越えている場合は、フェルールFが不良品であるため、フェルール支持部15から除去される。フェルールFの除去は、搬送装置等により自動的に又は手動で行わせることができる。
一方、偏心量が閾値以内の場合は、フェルールFが正常品であるため、フェルールFの偏心方向を調整した後、偏心方向を示すマーキングをフェルールFに対して行う。
図7(A)及び(B)は、偏心方向の調整時のフェルールF及び可動部29の支持ブロック45を示す要部正面図である。
偏心方向の調整では、可動部29が交差方向(図7(A)の矢印の方向)へ再度移動され、フェルールFを回転させる。これによって、偏心方向が所定方向としての上方に向けられ、フェルールFの偏心方向上の線Lと外周Pとが交差する点が上方に位置する(図7(B))。
この状態で、可動部29の移動が再度停止され、マーカー9によりフェルールFの外周Pに対し周方向の一定箇所である上方にマーキングMが形成される。このとき、可動部29の下降の維持によって摩擦接触部31のフェルールFへの接触が維持されており、摩擦接触部31がフェルールFに接触している状態で安定して確実にマーキングすることができる。なお、マーカー9の配置によっては、周方向の一定箇所を側方等としてマーキングMを形成してもよい。
マーキングMの形成後は、可動部29が上昇してフェルールFから摩擦接触部31を離間させる。このとき、可動部29が交差方向の何れか一方へ移動しつつ上昇されるため、摩擦接触部31のフェルールFに対する吸着力又は粘着力を可動部29の移動によって減少させつつ摩擦接触部31をフェルールFから確実に離間させることができる。
[実施例の作用効果]
本実施例の偏心測定装置1は、駆動力を生じさせる駆動力発生部27と、駆動力発生部27の駆動力によりフェルールFの軸方向に対して交差する交差方向に移動可能な可動部29と、可動部29に設けられフェルールFの外周Pに接触して可動部29の移動時にフェルールFを摩擦力により回転させる摩擦接触部31と、駆動力発生部27を制御する制御部6とを備えている。
制御部6は、駆動力発生部27の制御により、可動部29を交差方向の一方へ移動させて摩擦接触部31によりフェルールFを偏心の測定のために回転させ、可動部29を交差方向の一方へ更に移動させて摩擦接触部31により偏心方向を所定方向に調整するためにフェルールFを回転させる。
従って、本実施例では、可動部29がフェルールFの軸方向に対する交差方向に移動することで摩擦接触部31がフェルールFを回転させるため、摩擦接触部31の撓みや伸びの影響を受けにくく、偏心方向を所定方向に調整する際の精度を向上できる。
結果として、偏心方向を所定方向に調整後のフェルールFに対してマーキングを行えば、マーキングMによりフェルールFの偏心方向を正確に表示することができ、接続する光ファイバのコア間の中心のずれを小さくすることで接続損失の低減に資することができる。
しかも、本実施例では、可動部29が一方向に移動してフェルールFの偏心の測定のための回転と偏心方向を所定方向に調整するための回転とを行わせるため、可動部29の動作に遊びを無くした状態で偏心方向を所定方向に調整でき、より確実に偏心方向を所定方向に調整する際の精度を向上できる。
さらに、本実施例では、偏心の測定のための回転の前にフェルールFの予備回転が行われるので、可動部29の動作に遊びを無くした状態でフェルールFを偏心の測定のために回転させることができ、より確実に偏心方向を所定方向に調整する際の精度を向上できる。
また、本実施例では、フェルールFの軸方向の一端E1を突き当てる位置決め部材としての基準プレート17を備え、交差方向が、摩擦接触部31によってフェルールFを回転させる際に、フェルールFの軸方向の一端E1を基準プレート17に押し付けるように軸方向に対して傾斜している。
このため、本実施例では、フェルールFを軸方向で位置決めしつつ回転させることができ、正確な偏心の測定を行わせることができ、より確実に偏心方向を所定方向に調整する際の精度を向上できる。
このように構成しても、本実施例では、可動部29が一方向に移動することでフェルールFの偏心の測定のための回転と偏心方向を所定方向に調整するための回転とを行わせるため、フェルールFが偏心方向を所定方向に調整するための回転を行った後に軸方向に移動することを抑制できる。
この結果、偏心方向を所定方向に調整した後のフェルールFの軸方向での位置を一定にすることができ、かかるフェルールFにマーキングさせることにより、形成されたマーキングMの位置精度を向上できる。
さらに、本実施例では、偏心の測定のための回転の前にフェルールFの予備回転が行われてフェルールFの一端E1を基準プレート17に当接させることにより、撮像する画像の焦点位置が安定し、正確な偏心の測定を行わせることができ、より確実に偏心方向を所定方向に調整する際の精度を向上できる。
また、本実施例では、可動部29がフェルールFの軸方向の一端E1側に交差するので、フェルールFの軸方向の他端E2側の外周Pにマーキングを行わせることができる。
特に、可動部29が交差方向に沿った支持ブロックであり、摩擦接触部31が支持ブロック45に固着されたゴム材であるため、フェルールFの軸方向の他端E2側を容易に開放してマーキングを行わせることが可能となる。
また、本実施例の偏心測定装置1は、可動部29を上昇及び下降させる昇降部33を備え、制御部6が昇降部33を制御し、可動部29を下降させて摩擦接触部31をフェルールFに接触させ、制御部6が駆動力発生部27及び昇降部33を制御し、可動部29を交差方向の何れか一方へ移動しつつ上昇を行うことにより摩擦接触部31をフェルールFから離間させる。
従って、摩擦接触部31のフェルールFに対する吸着力又は粘着力を可動部29の移動によって減少させつつ、摩擦接触部31をフェルールFから確実に離間させることができる。従って、摩擦接触部31にゴム材等の吸着力及び摩擦力が本来的に高い材質を用いても、フェルールFが摩擦接触部31に張り付く不具合を抑制できる。
駆動力発生部27は、ローター35a及びステーター35bを有する電動モーター35と、ローター35aの内周面に設けられた駆動ねじ37と、可動部29と一体に設けられて駆動ねじ37に螺合し、駆動ねじ37の回転に応じて交差方向に移動する被動ねじ39とを備えている。
従って、本実施例では、駆動力発生部27を交差方向に沿って配置することができ、スペース的に有利なものとすることができる。また、電動モーター35のトルクを駆動ねじ37と被動ねじ39とで減速して可動部29を交差方向に移動させることにより、フェルールFを正確に且つ安定して回転させることができる。
また、本実施例では、駆動力発生部27がフェルールFの回転角度を検出可能なエンコーダー41を有しているので、フェルールFを偏心の測定及び偏心方向の所定方向への調整のために正確に回転させることができる。結果として、より正確にマーキングMによりフェルールFの偏心方向を表示することが可能となる。
本実施例の偏心測定装置1は、フェルールFの偏心方向を所定方向に調整した後に、フェルールFの外周Pに対しフェルールFの周方向の一定箇所をマーキングするマーカー9を備えている。
従って、本実施例では、フェルールFの偏心方向を正確にマーキングして示すことができる。
可動部29は、フェルールFの偏心方向を所定方向に調整した後に、下降の維持によって摩擦接触部31のフェルールFへの接触を維持し、マーカー9は、摩擦接触部31がフェルールFに接触している状態でマーキングする。
従って、フェルールFの偏心方向を所定方向に調整した状態を保持しながら、安定して確実にマーキングすることができる。
1 偏心測定装置
9 マーカー
17 基準プレート(位置決め部材)
27 駆動力発生部
29 可動部
31 摩擦接触部
33 昇降部
35 電動モーター
37 駆動ねじ
39 被動ねじ
F フェルール
P 外周
E1 一端
E2 他端


Claims (10)

  1. 光ファイバ用のフェルールの偏心を測定し、前記測定したフェルールの偏心に応じて前記フェルールの偏心方向を所定方向に調整する偏心測定装置において、
    駆動力を生じさせる駆動力発生部と、
    前記駆動力発生部の駆動力により前記フェルールの軸方向に対して交差する交差方向に移動可能な可動部と、
    前記可動部に設けられ前記フェルールの外周に接触して前記可動部の移動時に前記フェルールを摩擦力により回転させる摩擦接触部と、
    前記駆動力発生部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記駆動力発生部を制御することで、前記可動部を前記交差方向の一方へ移動させて前記摩擦接触部により前記フェルールを前記偏心の測定のために回転させ、前記偏心の測定のための回転を停止した後、前記可動部を前記交差方向の一方へ更に移動させて前記摩擦接触部により前記偏心方向を前記所定方向に調整するために前記フェルールを回転させる、
    偏心測定装置。
  2. 請求項1の偏心測定装置であって、
    前記フェルールの前記軸方向の一端を突き当てる位置決め部材を備え、
    前記交差方向は、前記摩擦接触部によって前記フェルールを回転させる際に、前記フェルールの前記軸方向の一端を前記位置決め部材に押し付けるように前記軸方向に対して傾斜している、
    偏心測定装置。
  3. 請求項2の偏心測定装置であって、
    前記可動部は、前記フェルールの前記軸方向の一端側に交差する、
    偏心測定装置。
  4. 光ファイバ用のフェルールの偏心を測定し、前記測定したフェルールの偏心に応じて前記フェルールの偏心方向を所定方向に調整する偏心測定装置において、
    駆動力を生じさせる駆動力発生部と、
    前記駆動力発生部の駆動力により前記フェルールの軸方向に対して交差する交差方向に移動可能な可動部と、
    前記可動部に設けられ前記フェルールの外周に接触して前記可動部の移動時に前記フェルールを摩擦力により回転させる摩擦接触部と、
    前記駆動力発生部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記駆動力発生部を制御することで、前記可動部を前記交差方向へ移動させて、前記摩擦接触部により、前記フェルールを前記偏心の測定のために回転させ、前記偏心方向を前記所定方向に調整するために前記フェルールを回転させ、
    前記可動部は、前記交差方向に沿った金属製の支持ブロックを備え、
    前記摩擦接触部は、前記支持ブロックに支持されたゴム材である、
    偏心測定装置。
  5. 請求項1〜4の何れか一項の偏心測定装置であって、
    前記可動部を上昇及び下降させる昇降部を備え、
    前記制御部は、前記昇降部を制御し、前記可動部を下降させて前記摩擦接触部を前記フェルールに接触させ、前記駆動力発生部及び前記昇降部を制御し、前記可動部を前記交差方向の何れか一方へ移動させつつ上昇させることにより前記摩擦接触部を前記フェルールから離間させる、
    偏心測定装置。
  6. 請求項1〜5の何れか一項の偏心測定装置であって、
    前記駆動力発生部は、ローター及びステーターを有する電動モーターと、前記電動モーターのローターに設けられた駆動ねじと、前記可動部と一体に設けられて前記駆動ねじに螺合し前記駆動ねじの回転に応じて前記交差方向に移動する被動ねじとを備えた、
    偏心測定装置。
  7. 請求項1〜6の何れか一項の偏心測定装置であって、
    前記フェルールの前記偏心方向を前記所定方向に調整した後に、前記フェルールの前記外周に対し前記フェルールの周方向の一定箇所をマーキングするマーカーを備えた、
    偏心測定装置。
  8. 請求項7記載の偏心測定装置であって、
    前記フェルールの前記軸方向の他端側の前記外周にマーキングする、
    偏心測定装置。
  9. 請求項7又は8の偏心測定装置であって、
    前記制御部は、前記フェルールの前記偏心方向を前記所定方向に調整した後に、前記可動部の下降を維持することによって前記摩擦接触部の前記フェルールへの接触を維持させ、前記摩擦接触部が前記フェルールに接触している状態で前記マーカーにマーキングを行わせる、
    偏心測定装置。
  10. 請求項1〜3の何れか一項の偏心測定装置であって、
    前記可動部は、前記交差方向に沿った支持ブロックを備え、
    前記摩擦接触部は、前記支持ブロックに固着されたゴム材である、
    偏心測定装置。
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