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JP6614969B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents
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本発明は、キャップユニットおよびインクジェットプリンタに関し、さらに詳細には、光照射ランプを備えたインクジェットヘッドの移動に伴って昇降するキャップユニットおよび当該キャップユニットを備えたインクジェットプリンタに関する。
従来より、マイクロコンピューターによって全体の動作を制御され、メディアとして給紙装置によって所定の方向に搬送された記録紙(以下、記録紙などのメディアが搬送される方向を、「副走査方向」と適宜に称する。)に対して、副走査方向と直交する方向(以下、副走査方向と直交する方向を、「主走査方向」と適宜に称する。)で移動するインクジェットヘッドからインクを吐出して、記録紙上に所定の印刷を行うようにしたインクジェットプリンタが知られている。
こうしたインクジェットプリンタには、インクジェットヘッドを搭載したキャリッジが、メディアへの印刷終了後などの所定のタイミングで位置する待機位置において、インクジェットヘッドに設けられたインクジェットノズルをキャップにより封止する(以下、「キャップによる封止する」を、「キャッピングする」と称する。)キャップユニットが配設されている。
このキャップユニットは、キャリッジが待機位置に位置するときに上昇してインクジェットノズルをキャッピングするとともに、キャリッジが待機位置から離隔するときに下降してインクジェットノズルへのキャッピングを解除する。
なお、キャッピングユニットを昇降する昇降機構としては、例えば、モーターなどの駆動手段により昇降する昇降機構が知られている。
しかしながら、こうした昇降機構では、モーターなどの高価な駆動手段を設けなければならず、製造コストが上昇してしまうことが問題点として指摘されていた。
こうした問題を解決する手法として、キャリッジの移動に伴って昇降するようにしたキャップユニットが知られている。
ここで、図1(a)(b)(c)を参照しながら、キャリッジの移動に伴う昇降機構を備えたキャップユニットによるインクジェットノズルへのキャッピングについて説明する。
インクジェットノズルをキャッピングするために、インクジェットヘッド200を搭載したキャリッジ202を主走査方向において他方側から一方側に移動させて、キャリッジ202を待機位置RPに向かって移動させる(図1(a)を参照する。)。
すると、キャリッジ202が待機位置RPに到達する直前に、キャップユニット100において立設された当接部材102がキャリッジ202の一方側の側面202aと当接する(図1(b)を参照する。)。
そして、キャリッジ202が主走査方向の一方側にさらに移動すると、キャップ108が配設された土台部材110が主走査方向の一方側に押圧されて移動する。
即ち、キャップユニット100では、キャップ108が配設された土台部材110が基台部104に回動可能に支持された支持部材106に固定されているため、キャリッジ202によるキャップユニット100への押圧によって、支持部材106が矢印A方向に回動し、土台部材110は上昇しながら主走査方向の一方側に移動する。
そして、キャリッジ202が待機位置RPに位置したときには、キャップユニット100におけるキャップ108がインクジェットヘッド200におけるインクジェットノズル(図示せず。)を含む所定の領域Sに圧接して、インクジェットノズルをキャッピングする(図1(c)を参照する。)。
キャップユニット100においては、インクジェットノズル(図示せず。)をキャップ108により確実にキャッピングするように、当接部材102のキャリッジ202の側面202aとの当接面102aからキャップ108の主走査方向の一方側の端部108aまでの主走査方向における距離L2が、キャリッジ202の下面のインクジェットノズル(図示せず。)を含む所定の領域Sの主走査方向における端部Saからキャリッジ202の側面202aまでの主走査方向における距離L3と一致するように構成されている(図1(e)(f)を参照する。)。
また、キャリッジ202が主走査方向の他方側に移動して待機位置RPから離隔する際には、付勢手段(図示せず。)の付勢力によって支持部材106が矢印B方向に回動し、これにより、土台部材110が主走査方向の他方側に移動する。
このとき、キャリッジ202が主走査方向の他方側に移動に伴って、土台部材110が下降してインクジェットノズル(図示せず。)へのキャップ108によるキャッピングが解除される。
ところで、インクジェットプリンタには、紫外線の照射により硬化する紫外線硬化インク(以下、「紫外線硬化インク」を、「UVインク」と適宜に称する。)を用いるものが知られている。
このUVインクを使用したインクジェットプリンタでは、記録紙上にインクを吐出するとともに、吐出されたインクに対してキャリッジに設けられた紫外線照射ランプ(以下、「紫外線照射ランプ」を、「UVランプ」と適宜に称する。)から紫外線を照射して記録紙上に吐出されたインクを硬化する。
こうしたUVランプは、キャリッジ202の主走査方向における両端面に配設される。
即ち、図1(d)に示すように、キャリッジ202の主走査方向における一方側の側面202aにUVランプ302が配設され、他方側の側面202bにUVランプ304が配設される。
従って、UVインクを使用したインクジェットプリンタに配設されるキャップユニット100では、UVランプ302の主走査方向における一方側の側面302aを当接部材102の当接面102aに当接させて、キャリッジ202の移動に伴って昇降するように構成される。
この場合、キャップユニット100は、UVランプ302の主走査方向における長さたる幅W1およびキャリッジ202とUVランプ302との接続部分の主走査方向における長さたる接続幅W2を考慮し当接部材102が配設される。
即ち、キャップユニット100では、当接部材102の当接面102aからキャップ108の端部108aまでの距離L3が、所定の領域Sの主走査方向における端部SaからUVランプ302の主走査方向の一方側の側面302aまでの主走査方向における距離L4と一致するように構成されなければならない(図1(g)を参照する。)。
しかしながら、接続幅W2は、UVランプ302とキャリッジ202とを接続する接続部材の部品精度や取り付け精度の影響によってバラツキが生じてしまう。
これにより、所定の領域Sの端部SaからUVランプ302の側面302までの距離Laを一定の値とすることが難しかった。
このため、UVインクを使用したインクジェットプリンタでは、キャリッジ202の移動に伴う昇降機構を用いた場合には、インクジェットノズルを確実にキャッピングすることが容易ではなかった。
従って、UVインクを使用したインクジェットプリンタでは、キャップユニットにおけるキャップをモーターなどの駆動手段により昇降するような昇降機構を用いる必要があり、コスト高を招来してしまっていた。
このため、UVランプを搭載していても、コスト高を招来することなくインクジェットノズルを確実にキャッピングすることができるインクジェットプリンタの提案が望まれていた。
なお、本願出願人が特許出願のときに知っている先行技術は、文献公知発明に係る発明ではないため、本願明細書に記載すべき先行技術文献情報はない。
本発明は、従来の技術の有する上記したような要望に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、UVランプを搭載していても、コスト高を招来することなくインクジェットノズルを確実にキャッピングすることができるキャップユニットおよびそれを備えたインクジェットプリンタを提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明によるキャップユニットは、移動方向たる主走査方向の一方側の側面に光照射手段が配設され、かつ、インクを吐出するインクジェットヘッドを搭載したキャリッジに対して、上記キャリッジの主走査方向の他方側から一方側への移動に伴って上昇してインクジェットノズルをキャッピングするとともに、上記キャリッジの主走査方向の一方側から他方側への移動に伴って下降して上記インクジェットノズルへのキャッピングを解除するキャップユニットであって、上記キャリッジの上記一方側の側面において、上記光照射手段よりも主走査方向と直交する副走査方向の一方側に配設された第1の押当部材と、上記キャリッジの上記一方側の側面において、上記光照射手段よりも副走査方向の他方側に配設された第2の押当部材と、一方の端部が付勢手段により常に所定の方向に付勢された状態で基台部に回動可能に配設された支持部材と、上記支持部材の他方の端部が回動可能に配設されるとともに、上記支持部材への上記付勢手段による付勢力によって主走査方向の他方側から一方側へ向かって付勢され、上面にキャッピングのためのキャップが配設された土台部材と、上記土台部材における主走査方向の一方側の側面において、上方側に延長して形成されて上記第1の押当部材と当接可能な第1の当接部と、上方側に延長して形成されて上記第2の押当部材と当接可能な第2の当接部とを備えた当接部材(発明を実施するための形態の項の当接部材50に相当する。)とを有し、上記当接部材は、副走査方向に延長して上記土台部材に固定される接続部の一方の端部側に上記第1の当接部が形成され、上記接続部の他方の端部側に上記第2の当接部が形成され、上記第1の当接部と上記第2の当接部との間隔は、上記光照射手段の副走査方向における長さよりも長いようにしたものである。
また、本発明によるキャップユニットは、移動方向たる主走査方向の一方側の側面に光照射手段が配設され、かつ、インクを吐出するインクジェットヘッドを搭載したキャリッジに対して、上記キャリッジの主走査方向の他方側から一方側への移動に伴って上昇してインクジェットノズルをキャッピングするとともに、上記キャリッジの主走査方向の一方側から他方側への移動に伴って下降して上記インクジェットノズルへのキャッピングを解除するキャップユニットであって、上記キャリッジの上記一方側の側面において、上記光照射手段よりも主走査方向と直交する副走査方向の一方側に配設された第1の押当部材と、上記キャリッジの上記一方側の側面において、上記光照射手段よりも副走査方向の他方側に配設された第2の押当部材と、一方の端部が付勢手段により常に所定の方向に付勢された状態で基台部に回動可能に配設された支持部材と、上記支持部材の他方の端部が回動可能に配設されるとともに、上記支持部材への上記付勢手段による付勢力によって主走査方向の他方側から一方側へ向かって付勢され、上面にキャッピングのためのキャップが配設された土台部材と、上記土台部材における主走査方向の一方側の側面において、副走査方向の一方側において上方側に延長して形成されて上記第1の押当部材と当接可能な第1の当接部材(発明を実施するための形態の項の当接部材56に相当する。)と、上記土台部材における上記一方側の側面において、副走査方向の他方側において上方側に延長して形成されて上記第2の押当部材と当接可能な第2の押当部材(発明を実施するための形態の項の当接部材58に相当する。)とを有し、前第1の当接部材と上記第2の当接部材とは、上記第1の当接部材が上記第1の押当部材と当接する領域と、上記第2の当接部材が上記第2の押当部材と当接する領域との間隔が、上記光照射手段の副走査方向における長さよりも長いようにしたものである。
また、本発明によるインクジェットプリンタは、 副走査方向に搬送されるメディアに対して、光を照射することにより硬化するインクを吐出して所定の印刷を行うインクジェットプリンタにおいて、副走査方向と直交する主走査方向で移動し、主走査方向の一方側の側面に光照射手段が配設されるとともに、上記光照射手段から照射された光により硬化するインクを吐出するインクジェットヘッドを搭載したキャリッジと、キャリッジが所定のタイミングで位置する待機位置に設けられたキャップユニットとを有し、上記キャップユニットは、上記したキャップユニットであるようにしたものである。
本発明は、以上説明したように構成されているので、UVランプを搭載していても、コスト高を招来することなく、インクジェットノズルを確実にキャッピングすることができるという優れた効果を奏するものである。
図1(a)(b)(c)は、UVランプを備えていないキャリッジの移動に伴って昇降してキャッピングするキャップユニットの動作を示す説明図であり、また、図1(d)は、UVランプを備えたキャリッジを示す説明図であり、また、図1(e)は、キャリッジの概略構成を示す底面説明図であり、また、図1(f)は、キャップユニットの概略を示す平面説明図であり、また、図1(g)は、UVランプを備えたキャリッジの概略構成を示す底面説明図である。 図2は、本発明によるキャップユニットを備えたインクジェットプリンタの概略構成斜視説明図である。 図3(a)は、キャリッジの概略構成を示す正面説明図であり、また、図3(b)は、図3(a)のI矢視図である。 図4(a)は、キャップユニットの概略構成を示す正面説明図であり、また、図4(b)は、図4(a)のII矢視図である。 図5(a)(b)(c)は、本発明によるキャップユニットを備えたインクジェットプリンタにおいて、キャリッジの移動に伴って昇降してキャッピングするキャップユニットの動作を示す説明図である。 図6(a)は、図5(a)のIII矢視図であり、また、図6(b)は、図5(c)のIV矢視図である。 図7は、本発明によるキャップユニットの変形例を示す説明図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明によるキャップユニットを備えたインクジェットプリンタの実施の形態の一例を詳細に説明することとする。
図2には、本発明によるキャップユニットを備えたインクジェットプリンタの概略構成斜視説明図が示されている。
この図2に示すインクジェットプリンタ10は、基台部材12に支持された固定系のベース部材14が主走査方向に延長して配設されている。
そして、ベース部材14の左方側端部および右方側端部にそれぞれ側方部材16L、16Rが配設されている。
この側方部材16側には、マイクロコンピューター(図示せず。)が搭載された側方ユニット18が配設されている。
側方部材16L、16Rを連結するように中央壁20が配設され、この中央壁20の壁面には、ガイドレール22が主走査方向に延設されている。
また、中央壁20の壁面に平行して、ベルト24が主走査方向に移動自在に配設され、ベルト24には、ガイドレール22に摺動自在に装着されたキャリッジ26が固定的に配設されている。
キャリッジ26は、その内部にインクジェットヘッド30が配設されるとともに、主走査方向における右方側にUVランプ32と、主走査方向における左方側にUVランプ34とが配設される。
側方ユニット18内には、印刷終了時などの所定のタイミングでキャリッジ26が位置する待機位置RPが設けられており、この待機位置RPの下方側にはキャップユニット36が設けられている。
キャップユニット36は、UVランプ32、34が配設されたキャリッジ26の移動に伴って昇降してインクジェットヘッド30のインクジェットノズル(図示せず。)が形成されたノズル面30a(図3(a)を参照する。)へのキャッピングおよびキャッピングの解除を行う。
こうしたインクジェットプリンタ10の全体の動作は、側方ユニット18内に搭載されたマイクロコンピューター(図示せず。)によって制御される。
ここで、インクジェットプリンタ10は、UVランプ32、34が配設されたキャリッジ26およびキャリッジ26の移動に伴って昇降するキャップユニット36を備えている点を除き、従来より公知のインクジェットプリンタの技術を適用することができる。
従って、以下の説明においては、キャリッジ26およびキャッピングユニット36についてのみ説明するものとして、従来より公知の技術を適用できるその他の構成ならびに作用に関する詳細な説明は省略する。
図3(a)には、キャリッジの正面説明図が示されており、また、図3(b)には、図3(a)のI矢視図が示されており、また、図4(a)には、キャッピングユニットの正面説明図が示されており、また、図4(b)には、図4(a)のII矢視図が示されている。
キャリッジ26は、右側面26aにUVランプ32が配設され、左側面26bにUVランプ34が配設されている。なお、キャリッジ26に接続されたUVランプ32、34およびキャリッジ26へのUVランプ32、34の接続部分の構成については、従来より公知の技術を適用するため、その詳細な説明は省略する。
また、キャリッジ26の右側面26aの下方側には、キャリッジ26の下面26cよりも下方側に突出する押当部材38と、キャリッジ26の後面26dよりも後方側に突出する押当部材40とが配設されている。
押当部材38は、副走査方向におけるUVランプ32よりも前方側において、キャップユニット36に設けられた当接部材50の当接部52(後述する。)が当接する領域を備えている。
また、押当部材40は、副走査方向におけるUVランプ32よりも後方側において、キャップユニット36に設けられた当接部材50の当接部54(後述する。)が当接する領域を備えている。
キャップユニット36は、待機位置RPの下方側のベース部材14上に固定される基台部42に、支持部材44の一方の端部44aが回動可能に配設されている。
また、支持部材44の他方の端部44bには、上面48aにキャップ46が配設された土台部材48が回動可能に配設されている。
なお、キャップ46については、例えば、キャッピングした際に、インクジェットノズル(図示せず。)を吸引するなどの各種の機能が備えられているが、キャップ46の機能や構成については、従来より公知の技術を適用することができので、その詳細な説明は省略する。
支持部材44は、バネなどの付勢手段(図示せず。)により常に矢印C方向に付勢されている。
従って、土台部材48は、支持部材44における付勢手段(図示せず。)の付勢力によって、主走査方向の右方側から左方側に付勢された状態となっている。
土台部材48の右側面48bには当接部材50が配設されており、この当接部材50は、副走査方向に延長した接続部60において土台部材48の右側面48bに固定され、接続部60の前方側において、上方側に延長して形成されて押当部材38と当接する当接部52が形成され、接続部60の後方側において、上方側に延長して形成されて押当部材40と当接する当接部54が形成されている。
なお、当接部材50の前方側に形成された当接部52と当接部材50の後方側に形成された当接部54とは、副走査方向において間隔g1を空けて形成され、この間隔g1は、UVランプ32の副走査方向における長さL1よりも長い。
この当接部材50に形成された当接部52は、待機位置RP下方側のベース部材14にキャップユニット36が固定された際に、キャリッジ26の右側面26aに設けられた押当部材38と当接可能に形成されている。
また、当接部材50に形成された当接部54は、待機位置RP下方側のベース部材14にキャップユニット36が固定された際に、キャリッジ26の右側面26aに設けられた押当部材40と当接可能に形成されている。
そして、キャップユニット36は、主走査方向で移動するキャリッジ26に配設されたUVランプ32が、当接部52と当接部54との間を通過するようにベース部材14に配設される。
以上の構成において、インクジェットプリンタ10において、キャップユニット36によりインクジェットヘッド30のノズル面30aをキャッピングする場合について説明する。
まず、インクジェットヘッド30のノズル面30aをキャッピングするために、インクジェットヘッド30を搭載したキャリッジ26を主走査方向において左方側から右方側に移動して、キャリッジ26を待機位置RPに向かって移動させる(図5(a)を参照する。)。
このとき、キャップユニット36の当接部材50は、当接部52と当接部54とが、UVランプ32の副走査方向における長さL1よりも長い間隔g1を空けて形成され、かつ、キャップユニット36は、主走査方向で移動するキャリッジ26に配設されたUVランプ32が当接部52と当接部54との間を通過するようにベース部材14に配設されているため、当接部52、54が、UVランプ32に接触することはない(図6(a)を参照する。)。
そして、キャリッジ26が待機位置に到達する直前に、キャップユニット36における当接部材50の当接部52、54がそれぞれ、キャリッジ26の右側面26aに設けられた押当部材38、40と当接する(図5(b)を参照する。)。
キャリッジ26が主走査方向においてさらに左方側から右方側に移動すると、土台部材48が主走査方向の左方側から右方側に押圧されて移動する。
ここで、キャップ46が配設された土台部材48は、基台部42に回動可能に支持された支持部材44により固定されているため、キャリッジ26によるキャップ36への押圧によって、支持部材44が矢印D方向に回動し、土台部材48は上昇しながら主走査方向の右方側に移動する。
そして、キャリッジ26が待機位置RPに位置したときには、キャップユニット36におけるキャップ46がノズル面30aにおけるインクジェットノズル(図示せず。)を含む所定の領域Sに圧接して、インクジェットノズルをキャッピングする(図5(c)、図6(b)を参照する。)。
ここで、インクジェットプリンタ10では、キャップユニット36において、当接部材50の当接部52と当接部54とが、UVランプ32の副走査方向における長さL1よりも長い間隔g1を空けて形成されているため、当接部材50上をUVランプ32が通過しても、当接部材50がUVランプ32に接触することはない。
そして、キャリッジ26の右側面26aに配設された押当部材38、40が、それぞれ当接部材50の当接部52、54に当接するようにしている。
このため、インクジェットプリンタ10においては、UVランプを備えていない従来より公知のインクジェットプリンタと同様に、ノズル面30aのインクジェットノズル(図示せず。)をキャップ46により確実にキャッピングすることができるようになる。
また、キャリッジ26が主走査方向の右方側から左方側に移動して待機位置RPから隔離する際には、付勢手段(図示せず。)の付勢力によって支持部材44が矢印E方向に回動し、これにより、土台部材48が主走査方向の右方側から左方側に移動する。
そして、キャリッジ26が主走査方向の左方側から右方側に移動することにより、土台部材48が下降してノズル面30aの所定の領域Sへのキャップ46によるキャッピングが解除される。
以上において説明したように、本発明によるキャップユニットを備えたインクジェットプリンタ10は、UVランプ32、34が配設されたキャリッジ26に、押当部材38、40を配設するとともに、キャップユニット36の土台部材48に押当部材38、40に当接する当接部52、54が形成された当接部材50を備えるようにした。
そして、押当部材38は、副走査方向におけるUVランプ32よりも前方側で当接部52と当接する領域を備え、押当部材40は、副走査方向におけるUVランプ32よりも後方側で当接部54と当接する領域を備えるようにした。
また、当接部52、54は、UVランプ32の副走査方向における長さL1よりも長い間隔g1を空けて形成されるようにした。
さらに、キャップユニット36は、副走査方向でキャリッジ26が移動する際には、UVランプ32が当接部52と当接部54との間を通過するようにベース部材14に配設するようにした。
これにより、本発明によるキャップユニットを備えたインクジェットプリンタ10は、押当部材38、40がそれぞれ、UVランプ32に接触することなく当接部材50の当接部52、54に当接することが可能となる。
このため、本発明によるキャップユニットを備えたインクジェットプリンタ10においては、キャリッジがUVランプを備えているにもかかわらず、UVランプが備えられていないキャリッジを有する従来より公知のインクジェットプリンタと比較して、同等の精度で、インクジェットヘッドをキャッピングすることができるようになる。
従って、本発明によるキャップユニットを備えたインクジェットプリンタ10によれば、UVランプを備えていながら、コスト高を招来することなく、インクジェットノズルを確実にキャッピングすることができるようになる。
なお、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(5)に示すように変形するようにしてもよい。
(1)上記した実施の形態においては、押当部材38はキャリッジ26の下面26cよりも下方側に突出して配設され、押当部材40はキャリッジ26の後面26dよりも後方側に突出して配設するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、押当部材38をキャリッジ26の前面よりも前方側に突出して配設するようにしてもよいし、押当部材40をキャリッジ26の下面26cよりも下方側に突出して配設するようにしてもよい。
即ち、押当部材38、40は、キャリッジ26に配設されるUVランプ32の形状や大きさなどに応じて、キャリッジ26の右側面26aに配設される。
なお、この場合、押当部材38、40の配設される位置に応じて、当接部材50の当接部52、54の形状も、押当部材38、40に当接可能な形状に変更される。
(2)上記した実施の形態においては、前方側に当接部52が形成され、後方側に当接部54が形成された当接部材50を土台部材48の右側面48aに配設するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、土台部材48の右側面48bの前方側において上方側に延長する当接部材56を配設するとともに、土台部材48の右側面48bの後方側において上方側に延長する当接部材58を配設するようにしてもよい(図7を参照する。)。
なお、このときには、当接部材56の押当部材38と当接する領域と、当接部材58の押当部材40と当接する領域の間隔が、UVランプ32の副走査方向における長さL1よりも長くする。
(3)上記した実施の形態においては、インクジェットプリンタ10では、紫外線により硬化するUVインクを用いるとともに、メディア上に吐出されたUVインクに紫外線を照射するUVランプを用いるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、紫外線とは異なる放射線の可視光や電子線あるいはその他の光を照射するランプを用いるとともに、メディア上に照射される光によって硬化する性質を有する各種のインクを用いるようにしてもよい。
(4)上記した実施の形態においては、主走査方向に沿ってキャリッジ26の両側面にUVランプ32、34を設けるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、キャリッジ26には、UVランプ32のみを設けるようにしてもよい。
(5)上記した実施の形態ならびに上記した(1)および(4)に示す変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよい。
本発明は、光による硬化するインクにより印刷を行うインクジェットプリンタに用いて好適である。
10 インクジェットプリンタ、26、202 キャリッジ、30、200 インクジェットヘッド、32、34、302、304 UVランプ、38、40 押当部材、42、104 基台部、44、106 支持部材、46、108 キャップ、48、110 土台部材、50、56、58、102 当接部材、52、54 当接部

Claims (2)

  1. 副走査方向に搬送されるメディアに対して、光を照射することにより硬化するインクを吐出して所定の印刷を行うインクジェットプリンタにおいて、
    副走査方向と直交する主走査方向で移動し、前記主走査方向の少なくとも一方側の側面に光照射手段が配設されるとともに、前記光照射手段から照射された光により硬化するインクを吐出するインクジェットヘッドを搭載したキャリッジと、
    前記キャリッジが所定のタイミングで位置する待機位置に設けられ、前記キャリッジが前記待機位置へ向かう前記主走査方向における他方側から一方側への移動に伴って上昇して前記インクジェットノズルをキャッピングするとともに、前記キャリッジが前記待機位置から離れる前記主走査方向における一方側から他方側への移動に伴って下降して前記インクジェットノズルへのキャッピングを解除するキャップユニットと
    を有するインクジェットプリンタであって、
    前記キャリッジの前記一方側の側面において、前記光照射手段よりも前記主走査方向と直交する前記副走査方向の一方側に配設された第1の押当部材と、
    前記キャリッジの前記一方側の側面において、前記光照射手段よりも前記副走査方向の他方側に配設された第2の押当部材と、
    一方の端部が付勢手段により常に所定の方向に付勢された状態で基台部に回動可能に配設された支持部材と、
    前記支持部材の他方の端部が回動可能に配設されるとともに、前記支持部材への前記付勢手段による付勢力によって前記主走査方向の他方側から一方側へ向かって付勢され、上面にキャッピングのためのキャップが配設された土台部材と、
    前記土台部材における前記主走査方向の一方側の側面において、上方側に延長して形成されて前記第1の押当部材と当接可能な第1の当接部と、上方側に延長して形成されて前記第2の押当部材と当接可能な第2の当接部とを備えた当接部材と
    を有し、
    前記当接部材は、前記副走査方向に延長して前記土台部材に固定される接続部の一方の端部側に前記第1の当接部が形成され、前記接続部の他方の端部側に前記第2の当接部が形成され、前記第1の当接部と前記第2の当接部との間隔は、前記光照射手段の副走査方向における長さよりも長い
    ことを特徴とするインクジェットプリンタ
  2. 副走査方向に搬送されるメディアに対して、光を照射することにより硬化するインクを吐出して所定の印刷を行うインクジェットプリンタにおいて、
    副走査方向と直交する主走査方向で移動し、前記主走査方向の少なくとも一方側の側面に光照射手段が配設されるとともに、前記光照射手段から照射された光により硬化するインクを吐出するインクジェットヘッドを搭載したキャリッジと、
    前記キャリッジが所定のタイミングで位置する待機位置に設けられ、前記キャリッジが前記待機位置へ向かう前記主走査方向における他方側から一方側への移動に伴って上昇して前記インクジェットノズルをキャッピングするとともに、前記キャリッジが前記待機位置から離れる前記主走査方向における一方側から他方側への移動に伴って下降して前記インクジェットノズルへのキャッピングを解除するキャップユニットと
    を有するインクジェットプリンタであって、
    前記キャリッジの前記一方側の側面において、前記光照射手段よりも前記主走査方向と直交する前記副走査方向の一方側に配設された第1の押当部材と、
    前記キャリッジの前記一方側の側面において、前記光照射手段よりも前記副走査方向の他方側に配設された第2の押当部材と、
    一方の端部が付勢手段により常に所定の方向に付勢された状態で基台部に回動可能に配設された支持部材と、
    前記支持部材の他方の端部が回動可能に配設されるとともに、前記支持部材への前記付勢手段による付勢力によって前記主走査方向の他方側から一方側へ向かって付勢され、上面にキャッピングのためのキャップが配設された土台部材と、
    前記土台部材における前記主走査方向の一方側の側面において、前記副走査方向の一方側において上方側に延長して形成されて前記第1の押当部材と当接可能な第1の当接部材と、
    前記土台部材における前記一方側の側面において、前記副走査方向の他方側において上方側に延長して形成されて前記第2の押当部材と当接可能な第2の当接部材と
    を有し、
    第1の当接部材と前記第2の当接部材とは、前記第1の当接部材が前記第1の押当部材と当接する領域と、前記第2の当接部材が前記第2の押当部材と当接する領域との間隔が、前記光照射手段の副走査方向における長さよりも長い
    ことを特徴とするインクジェットプリンタ
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