JP6640651B2 - ガス絶縁型負荷時タップ切換装置 - Google Patents
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Description
時タップ切換装置が採用されている。ガス絶縁型負荷時タップ切換装置では変圧器タンクの開口部に密閉構造となるガス容器が取付けられており、このガス容器の中に切換開閉器が収納されている。また、ガス容器の下方にはタップ選択器が配置されており、タップリード線を介して変圧器側と接続されている。
(構成)
第1の実施形態に係るガス絶縁型負荷時タップ切換装置について、図1〜3を参照して説明する。図1に示すように、ガス絶縁型負荷時タップ切換装置2には、内部に絶縁ガス3が封入された変圧器タンク1の開口部に、ガス容器2cが取付けられている。ガス容器2cは、絶縁材料で構成され、上端部に開口部が形成された円筒形状の部材である。ガス容器2cの内部には切換開閉器2aが配置される共に、切換開閉器2aの絶縁及び冷却を行う絶縁ガス4が封入されている。絶縁ガス4としては、例えば、絶縁性能に優れ、かつ、不燃性で安定した気体であるSF6ガス等が用いられている。
本実施形態のガス絶縁型負荷時タップ切換装置の作用を、従来例と比較して説明する。図4に示した従来例は、支持絶縁板22に切り欠き22aが形成されていないものである。切り欠き22aが形成されない場合、図4(a)に示すように、支持絶縁板22と内部シールド部材14の曲面部14bとの隙間は極めて小さいものとなり、図4(b)に示すように、内部シールド部材14の下端の曲面部14bと支持絶縁板22の間には、くさび状の空間Sが形成されることになる。このくさび状の空間Sに局部的に電界が集中し、対地絶縁性能が低下するおそれがある。くさび状の空間における電界値は、許容電界値の1.9倍になることがある。
本実施形態のガス絶縁型負荷時タップ切換装置2は、上端部に開口部を形成し内部に切換開閉器2aが配置され、絶縁ガスが封入されたガス容器2cと、ガス容器2cの開口部に嵌合する頭部蓋6と、ガス容器2cと頭部蓋6との間を密閉するシール部材8と、シール部材8を押えるシール押え部材であるシール押えリング7と、シール押えリング7の下端部を覆い、下側に曲面部14bを設けた内部シールド部材14と、切換開閉器2aの外周部に取り付けられ、上端部が内部シールド部材14に隣接して配置され、当該内部シールド部材14の曲面部14bとの間に所定の間隙を形成する切り欠き22aが設けられた支持絶縁板22と、を有する。
第2の実施形態に係るガス絶縁型負荷時タップ切換装置について、図面を参照して説明する。なお、以降の実施形態では、前記の実施形態と同一の部分に関しては同一符号を付して説明は省略する。
第3の実施形態に係るガス絶縁型負荷時タップ切換装置について、図面を参照して説明する。図8に示すように、第3の実施形態は、第2の実施形態と同様に曲面部14bの近傍から支持絶縁板22の上端に至る切り欠き22bを設けている。この切り欠き22bは、支持絶縁板22の内部シールド部材14に対向する側に形成されているが、支持絶縁板22の切り欠き22bが設けられた側の反対側には、ガス容器2c内部側へ張り出す張り出し部22cが設けられている。張り出し部22cは、切り欠き22bと同じ長さと幅を有している。これによって、支持絶縁板22の上端部は、下部と段違いの形状となっている。
第4の実施形態に係るガス絶縁型負荷時タップ切換装置について、図面を参照して説明する。図10に示すように、第4の実施形態は、ガス容器2cの底部外周にガイド部40を設置している。ガイド部40は、ガス容器2cの内壁から支持絶縁板22の設置位置までの距離と同じ長さの幅を有する。図11の拡大図に示すように、支持絶縁板22をガス容器2cの内部に挿入すると、ガイド部40が支持絶縁板22に接触し、支持絶縁板22を位置決めする。支持絶縁板22の位置が安定しないと、切り欠き22aによって設けられた内部シールド部材14と支持絶縁板22の曲面部14bとの隙間dが安定せず、電界が集中してしまうおそれがある。支持絶縁板22を位置決めするガイド部40を設けることによって、支持絶縁板22の位置を安定させ、切り欠き22aを設けた電界集中の緩和の効果を確実にすることができる。
第5の実施形態に係るガス絶縁型負荷時タップ切換装置について、図面を参照して説明する。第1の実施形態において、支持絶縁板22を柔軟性のある紙フェノールで構成することによって、切り欠き22aが内部シールド部材14を損傷することを防ぐことができると説明した。第5の実施形態では、支持絶縁板22を例えばFRP(繊維強化プラスチック)等の硬度の高い材料で構成した場合でも、内部シールド部材14の損傷を防ぐための構成例を説明する。一つの構成例としては、図12に示すように、内部シールド部材14の内周面の、FRP製の支持絶縁板22と対向する部分を、軟質な絶縁物30で被覆している。別の構成例としては、図13に示すように、FRP製の支持絶縁板22の、内部シールド部材14に対向する側を、軟質な絶縁物30で被覆している。図12及び図13に示す軟質な絶縁物30は、特定の材料に限定されないが、支持絶縁板22を構成する材料よりも軟質な材料を用いると良い。そのような軟質な絶縁物30として、例えば、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)を用いても良い。
第6の実施形態に係るガス絶縁型負荷時タップ切換装置について、図面を参照して説明する。図14に示すように、第6の実施形態では、支持絶縁板22に切り欠き22aを設ける代わりに、支持絶縁板22の、内部シールド部材14とは反対側に、第2の内部シールド部材23を支持絶縁板22に隣接して配置している。第2の内部シールド部材23は、内部シールド部材14よりも小さい環状の導電性部材である。第2の内部シールド部材23は、内部シールド部材14と同様に直線部と曲面部を有し、径方向断面視ではJ字を左右反転させた形である。第2の内部シールド部材23は、曲面部をガス容器2aの内部側に向けて、内部シールド部材14と同じ高さ位置に配置される。すなわち、第2の内部シールド部材23は、支持絶縁板22を挟んで内部シールド部材14と径方向断面視で線対称となるように配置されている。
上記の実施形態は、本明細書において一例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図するものではない。すなわち、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことが可能である。これらの実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
2…ガス絶縁型負荷時タップ切換装置
2a…切換開閉器
2b…タップ選択器
2c…ガス容器
3、4…絶縁ガス
6…頭部蓋
7…シール押えリング
8…シール部材
9…上部シールド板
10…下部シールド板
11…第1の外部シールド部材
12…平面部
13…絶縁筒
14…内部シールド部材
14a…直線部
14b…曲面部
15…第2の外部シールド部材
20…蓄勢装置
21…駆動軸
22…支持絶縁板
22a,22b…切り欠き
22c…張り出し部
23…第2の内部シールド部材
30…軟質な絶縁物
40…ガイド部
d…隙間
S…くさび状の空間
Claims (10)
- 上端部に開口部を形成し内部に切換開閉器が配置され、絶縁ガスが封入されたガス容器と、
前記ガス容器の開口部に嵌合する頭部蓋と、
前記ガス容器と前記頭部蓋との間を密閉するシール部材と、
前記シール部材を押えるシール押え部材と、
前記シール押え部材の下端部を覆う曲面部を有する、内部シールド部材と、
前記切換開閉器の外周部に取り付けられ、上端部が前記内部シールド部材に隣接して配置され、当該内部シールド部材の曲面部との間に所定の間隙を形成する切り欠きが設けられた支持絶縁板と、を有することを特徴とするガス絶縁型負荷時タップ切換装置。 - 前記切り欠きは、前記支持絶縁板の前記曲面部の近傍の部分を切り欠いて形成されていることを特徴とする請求項1に記載のガス絶縁型負荷時タップ切換装置。
- 前記切り欠きは、前記支持絶縁板の、前記曲面部の近傍から当該支持絶縁板の上端に至り、当該切り欠きによって前記支持絶縁板の上端部が下端部よりも幅細になっていることを特徴とする請求項2に記載のガス絶縁型負荷時タップ切換装置。
- 前記切り欠きは、前記支持絶縁板の前記内部シールド部材に対向する側に形成され、前記支持絶縁板の、前記切り欠きが設けられた側の反対側には、前記ガス容器内部側へ張り出す張り出し部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のガス絶縁型負荷時タップ切換装置。
- 前記張り出し部は、前記切り欠きと同じ長さと幅を有していることを特徴とする請求項4記載のガス絶縁型負荷時タップ切換装置。
- 前記ガス容器の底部外周側に設けられ、前記支持絶縁板に接触して前記支持絶縁板を位置決めするガイド部を更に有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のガス絶縁型負荷時タップ切換装置。
- 前記支持絶縁板は、紙フェノールで構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のガス絶縁型負荷時タップ切換装置。
- 前記支持絶縁板は繊維強化プラスチックで構成され、前記内部シールド部材の前記支持絶縁板と対向する部分は軟質な絶縁材により被覆されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項の記載のガス絶縁型負荷時タップ切換装置。
- 前記支持絶縁板は繊維強化プラスチックで構成され、前記支持絶縁板の、前記内部シールド部材と対向する側が、軟質な絶縁材により被覆されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のガス絶縁型負荷時タップ切換装置。
- 上端部に開口部を形成し底部に切換開閉器が配置され、絶縁ガスが封入されたガス容器と、
前記ガス容器の開口部に嵌合する頭部蓋と、
前記ガス容器と前記頭部蓋との間を密閉するシール部材と、
前記シール部材を押えるシール押え部材と、
前記シール押え部材の下端部を覆う曲面部を有する内部シールド部材と、
前記切換開閉器の外周部に取り付けられ、上端部が前記内部シールド部材に隣接して配置された支持絶縁板と、
前記支持絶縁板の前記内部シールド部材と反対側に、前記支持絶縁板に隣接して配置された第2の内部シールド部材と、を有することを特徴とするガス絶縁型負荷時タップ切換装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2016100292A JP6640651B2 (ja) | 2016-05-19 | 2016-05-19 | ガス絶縁型負荷時タップ切換装置 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016100292A JP6640651B2 (ja) | 2016-05-19 | 2016-05-19 | ガス絶縁型負荷時タップ切換装置 |
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Family Applications (1)
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| JP2016100292A Active JP6640651B2 (ja) | 2016-05-19 | 2016-05-19 | ガス絶縁型負荷時タップ切換装置 |
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2016
- 2016-05-19 JP JP2016100292A patent/JP6640651B2/ja active Active
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